JP2001203565A - 近接センサ - Google Patents

近接センサ

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JP2001203565A
JP2001203565A JP2000012727A JP2000012727A JP2001203565A JP 2001203565 A JP2001203565 A JP 2001203565A JP 2000012727 A JP2000012727 A JP 2000012727A JP 2000012727 A JP2000012727 A JP 2000012727A JP 2001203565 A JP2001203565 A JP 2001203565A
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detection plate
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Tadanori Akagi
忠則 赤木
Kazuhisa Iwata
和久 岩田
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Honda Electron Co Ltd
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Honda Electron Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発振回路をその不安定領域で使用する必要が
なく、しかも発振回路に対して検知板を例えば同軸ケー
ブルなどを介して接続して使用可能とする。 【解決手段】 一対の電極構造からなる検知板22を有
し、人体の接近をその静電容量変化として検知するにあ
たって、所定周波数の測定信号ISを発生する発振回路
10と、VSWRブリッジ回路20と、VSWRブリッ
ジ回路20の出力信号ILと発振回路10からの測定信
号ISとの位相差を検出する位相比較回路30と、その
出力に基づいて人体接近の有無を判断する制御手段40
とを備え、VSWRブリッジ回路20の被測定辺に、検
知板22の静電容量成分C0と所定の抵抗成分R0およ
びコイルのインダクタンス成分L0とを含む直列共振回
路21(もしくは並列共振回路)を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動ドアの
開閉制御スイッチなどに用いられる近接センサに関し、
さらに詳しく言えば、設置される周囲環境に対して信頼
性の高い安定した検知能力を有する近接センサに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近接センサは、人体やその他の物体(例
えば車両など)の接近を検知するセンサとして広範囲の
分野で用いられているが、その内で人体検知用の多く
は、人体の接近をコンデンサ成分(C成分)の変化とし
て捉えるように構成されており、図6にはその一例とし
ての等価回路が示されている。
【0003】すなわち、この種の近接センサは、基本的
にはLCによるコルピッツ型発振回路を備え、LC共振
回路のC成分の変化を発振回路の帰還量に反映させて、
人体の接近を検知するようにしている。この場合、C成
分は一対の電極を誘電体を介して対向的に配置した検知
板(感知板)より与えられる。
【0004】この発振回路は、図7の発振波形に示され
ているように、本来、時間が経つとともに発振が安定し
てレベル変化が生じなくなるが、近接センサの場合に
は、C成分の変化により発振起動状態のもっとも利得の
高いところで発振レベルの変化を検知するようにしてい
る。
【0005】より具体的に説明すると、図6の等価回路
において、増幅器に−Aが付されているのは、この増幅
器が反転増幅器であることを意味している。この増幅器
の出力電圧VOUTはコンデンサC33とC34とで分
圧される。そして、分圧された出力が入力に帰還され、
増幅器で反転増幅されて出力され、再び分圧されて入力
に帰還される。この繰り返しにより振幅が電源電圧まで
達すると、そこで発振動作が安定になる。
【0006】この発振回路の発振条件は次のとおり。 出力電圧VOUTをC33とC34とで分圧した値×
(−A)≧2 また、発振周波数は、C33,C34,C31および検
知板のCとコイルL1で決まる。
【0007】人体が検知板に近づくと、検知板の静電容
量およびリアクタンス(1/jωC)が変化し、この変
化が検知板自身の静電容量CとコンデンサC31でステ
ップアップされ、検知板C,コンデンサC31,C3
3,C34とコイルL1で構成される共振回路の共振イ
ンピーダンスを下げる方向へと働く。
【0008】共振インピーダンスが下がることにより、
反転増幅器の出力電圧VOUTが下がり、入力への帰還
量も下がる。したがって、発振回路が発振レベル飽和点
の直前ぎりぎりのところでその出力を維持しているとす
ると、出力電圧VOUTの低下により発振回路は発振起
動時のレベルにまで低下することになる。このレベル変
化を捉えて、人体の接近を検知する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の近接
センサは、検査板の静電容量変化により、コルピッツ発
振回路における帰還量を減少させ、発振レベル飽和点の
直前ぎりぎりのところの不安定領域を利用して人体の接
近を検知するようにしているが、これには次のような課
題があった。
【0010】すなわち、上記コルピッツ発振回路におい
て、安定領域(出力レベルが飽和して帰還によるレベル
の増大が抑えられている領域)に比べて、その安定領域
に移行するまでの不安定領域は、帰還量による出力レベ
ルの飽和が起きていないリニアな領域で、確かに帰還量
によるレベル変動は大きいが、すぐに安定領域に移行し
てしまう。
【0011】このため、人体の接近に対してレベル変動
を大きく確保しようとすると、発振回路を安定領域の少
し手前の不安定領域にとどめておく必要がある。また、
発振回路のコイルと検知板を含むコンデンサとからなる
共振回路のQ(先鋭さ)の値を大きく、すなわち共振イ
ンピーダンスを高くする必要がある。
【0012】このことは、設置する周囲の環境条件など
を考慮して、その現場に応じて発振条件などの調整が必
要であることを意味する。この調整は、より豊富な経験
と熟練を要し容易ではない。
【0013】そこで、この調整を少しでも行ないやすく
するため、発振回路を検知板のごく近くに配置すること
により、発振回路のコイルと検知板を含むコンデンサと
からなる共振回路のQ(先鋭さ)の値を大きくするよう
にしている。
【0014】しかしながら、Qが大きくなるように検知
板を設計したとしても、その検知板が埋設されて使用さ
れる場合、埋設によりQがダンピング(低下)するた
め、レベル変化量が減少してしまう。また、発振回路も
検知板とともに埋設されるため、その耐水性の問題もあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するためになされたもので、その目的は、設置
環境を考慮して発振条件などを調整する必要がなく、し
かも発振回路に対して検知板を例えば同軸ケーブルなど
を介して接続して使用することができる信頼性の高い近
接センサを提供することにある。
【0016】上記目的を達成するため、本発明は、一対
の電極構造からなる検知板を有し、人体の接近を上記検
知板の静電容量変化として検知する近接センサにおい
て、所定周波数の測定信号を発生する発振回路と、上記
発振回路に接続されたVSWRブリッジ回路と、上記V
SWRブリッジ回路の出力信号と上記発振回路からの上
記測定信号との位相差を検出する位相比較回路と、上記
位相比較回路の出力に基づいて人体接近の有無を判断す
る制御手段とを備え、上記VSWRブリッジ回路の被測
定辺には、上記検知板の静電容量成分と所定の抵抗成分
およびコイルのインダクタンス成分とを含む共振回路が
接続されていることを特徴としている。
【0017】上記VSWR(Voltage Stan
ding Wave Ratio)ブリッジ回路は、原
理的にはホイートストンブリッジ回路と同じである。本
発明においては、このVSWRブリッジ回路の被測定辺
に上記検知板の静電容量成分と所定の抵抗成分およびコ
イルのインダクタンス成分とを含む共振回路が接続され
る。共振回路は直列共振回路もしくは並列共振回路のい
ずれであってもよい。
【0018】この場合、共振回路の抵抗成分をR0、こ
れと対向する比例辺の抵抗成分をR1,残りの2辺の抵
抗成分をそれぞれR2,R3とすると、共振回路の抵抗
成分R0は、 R0=(R2×R3)/R1 なる値に選ばれる。
【0019】したがって、発振回路からの測定信号の周
波数に対して上記共振回路が理想的に共振したとする
と、直列共振回路においては共振インピーダンスはゼロ
になり、また、並列共振回路の場合には共振インピーダ
ンスが無限大となり、いずれにしても抵抗成分のみが残
る。したがって、ホイートストンブリッジ回路と同様、
VSWRブリッジ回路の出力側に電流が流れない。すな
わち、その出力レベルは変動しない。
【0020】これに対して、上記共振回路が共振時以外
のときはVSWRブリッジ回路が不整合状態(不平衡状
態)となるため、その出力端にレベル変化が生ずる。ま
た、共振時以外のときは、上記共振回路はL(インダク
タンス)とC(キャパシタンス)の単同調回路とみなさ
れ、測定信号の周波数に対して0〜180゜の位相変化
が生ずる。したがって、位相比較回路でその位相変化を
検出することにより人体の接近を検知することができ
る。
【0021】また、人体の接近による検知板の容量変化
およびQのダンピングは、位相変化のみならずVSWR
ブリッジ回路の出力レベル変化として現れるため、信頼
性をより高めるには、レベル比較回路を設けてレベル変
化をも捉えるようにすることが好ましい。
【0022】なお、上記位相比較回路は、二重平衡変調
器(DBM)であることが好ましく、これによれば、別
途にレベル比較回路を設ける必要がなく、DBMのみで
位相変化とレベル変化を同時に検出することができる。
【0023】本発明によると、VSWRブリッジ回路を
低抵抗、例えば50Ω系で構成することにより、ブリッ
ジと検知板との間を例えば同軸ケーブルを介して長くす
ることができる。したがって、検知板を埋設する場合、
発振回路をそれとは別の場所に設置することができる。
【0024】また、上記発振回路を、その発振周波数が
上記制御手段により所定に切り替えられる可変周波数型
発振回路とするとともに、上記VSWRブリッジ回路の
被測定辺に、共振周波数が異なる複数の上記共振回路を
並列的に接続することにより、複数の検知板に対して発
振回路を共用することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実施例により説明
する。図1は、この実施例に係る近接センサの全体的な
回路図である。これによると、この近接センサは発振回
路10と、VSWRブリッジ回路20と、位相およびレ
ベル検出器としての二重平衡変調器(DBM)30と、
制御手段としてのCPU40とを備えている。
【0026】この実施例において、発振回路10は水晶
発振器11と、その発振周波数を1/Mに分周する第1
分周器12と、分周比が1/Nの第2分周器13と、第
1分周器12および第2分周器13の各出力信号間に位
相を比較する位相比較器14と、位相比較器14にラグ
リードフィルタ15を介して接続された電圧制御発振器
(VCO)16とを備えている。
【0027】この場合、電圧制御発振器16の出力信号
が第2分周器13にフィードバックされるとともに、第
1分周器12および第2分周器13の各分周比がCPU
40により制御される。すなわち、水晶発振器11、第
1および第2分周器12,13そして位相比較器14に
より一種のPLL回路が構成されている。
【0028】電圧制御発振器16の出力段に、広帯域増
幅器17を介してVSWRブリッジ回路20が接続され
ている。このVSWRブリッジ回路20は、図2に示さ
れているように、3つの比例辺にそれぞれ抵抗値が既知
の抵抗R1,R2,R3を有し、残された被測定辺であ
る抵抗R1の対向辺に共振回路、この実施例では直列共
振回路21が接続されている。また、VSWRブリッジ
回路20の出力側には、バランス回路をアンバランス回
路に変換する広帯域トランス23が接続されている。
【0029】この直列共振回路21は、抵抗R0とコン
デンサC0とコイルL0とを含み、この場合、コンデン
サC0は例えば自動ドアの近傍に設置される検知板22
である。検知板22は一対の電極を誘電体を介して対向
して配置したものであればよく、特にその形状は問わな
い。したがって、検知板22は対面する2つの電極が存
在するならば、例えばテレビアンテナの引き込みなどに
用いられている平行2線コードであってもよい。
【0030】抵抗R0の抵抗値は、抵抗R1,R2,R
3との関係で決められる。すなわち、直列共振回路21
の共振インピーダンスがゼロであるときに、VSWRブ
リッジ回路20が平衡状態となるような値に設定され
る。よって、R0×R1=R2×R3の関係が成り立て
ばよいが、この実施例では、もっとも簡単にR0=R1
=R2=R3としている。
【0031】二重平衡変調器30には、電圧制御発振器
16からの測定信号ISと、VSWRブリッジ回路20
から広帯域トランス23を介して出力される出力信号I
Lとが入力され、二重平衡変調器30の出力はローパス
フィルタ31および直流増幅器32を介してCPU40
に与えられる。
【0032】また、この実施例においては、直列共振回
路21の共振点を検出するため、同ブリッジ回路20の
出力信号ILを検波してCPU40に与えるダイオード
検波器33が設けられている。
【0033】次に、この近接センサの動作について説明
する。まず、発振回路10と直列共振回路21の調整を
行なう。すなわち、発振回路10の発振周波数を直列共
振回路21の共振周波数と同じとなるように調整する
か、もしくは直列共振回路21の共振周波数が発振回路
10の発振周波数と同じとなるように、そのL成分とC
成分を調整する。
【0034】そして、発振回路10を動作させて、その
電圧制御発振器16から広帯域増幅器17を介してVS
WRブリッジ回路20に測定信号ISを与える。なお、
この測定信号ISは二重平衡変調器30の一方の入力端
子にも与えられる。
【0035】人体の接近がなく、検知板22(コンデン
サC0)の静電容量に変化が見られない場合には、測定
信号ISの周波数に直列共振回路21が共振し、その共
振インピーダンスがほぼゼロになるため、この直列共振
回路21には抵抗成分は抵抗R0のみが残される。
【0036】この実施例において、抵抗R0は他の3つ
の抵抗R1,R2,R3と同じ抵抗値であるため、VS
WRブリッジ回路20は平衡状態となり、VSWRブリ
ッジ回路20の出力信号(電流)ILはゼロとなる。
【0037】これに対して、検知板22に人体が接近し
てその静電容量が変化すると、直列共振回路21の共振
状態が崩れ、その共振インピーダンスがゼロではなくな
る。したがって、VSWRブリッジ回路20のブリッジ
がアンバランスとなり、その出力側には、測定信号IS
から同ブリッジ回路20における損失分が差し引かれた
大きさの出力信号ILが現れる。
【0038】図3に測定信号ISを実線で、出力信号I
Lを鎖線で示すが、人体の接近による検知板22の静電
容量変化により、出力信号ILは測定信号ISに対して
位相とレベルの双方が変化する。
【0039】この出力信号ILは、二重平衡変調器30
の他方の入力端子に与えられ、同二重平衡変調器30に
て位相変化およびレベル変化が検出される。CPU40
は、これらの検出信号と所定の閾値とを比較して、人体
接近の有無を判断する。また、出力信号ILはダイオー
ド検波器33にも入力され、その検波出力により、CP
U40はレベルの最小点(もしくは最大点)を求める。
【0040】このように、本発明によれば、人体の接近
をVSWRブリッジ回路20に対するインピーダンス変
化として捉え、従来のように発振回路をその不安定領域
で用いるものでないため、設置環境に対してかなり安定
した回路構成とすることができるとともに、位相変化と
レベル変化を同時に検出することにより、大きな変化量
が安定に得られる。
【0041】検知板22を埋設する場合においても、発
振回路の発振周波数と、検知板22に直列に接続される
抵抗R0を調整することにより、全体の系の整合を簡単
にとることができる。さらには、VSWRブリッジ回路
20を低抵抗、例えば50Ω系で構成すれば、VSWR
ブリッジ回路20と検知板22との間を同軸ケーブルを
用いて長い距離はなすことができる。したがって、検知
板22を埋設する場合、それとともに発振回路10およ
びVSWRブリッジ回路20を埋設する必要はない。
【0042】また、他の実施例として、発振回路10に
所定の周波数範囲にわたって掃引可能な可変周波数型発
振回路を用いるとともに、VSWRブリッジ回路20の
被測定辺に、図4に示されているように、共振周波数が
異なる複数(この例では3つ)の直列共振回路、すなわ
ち、コイルL1とコンデンサC1(第1検知板)からな
る第1直列共振回路、コイルL2とコンデンサC2(第
2検知板)からなる第2直列共振回路およびコイルL3
とコンデンサC3(第3検知板)からなる第3直列共振
回路をそれぞれ抵抗R0を共通として並列的に接続する
ことにより、複数の検知板に対して発振回路を共用する
ことができる。
【0043】上記実施例では、VSWRブリッジ回路2
0に接続される共振回路を直列共振回路21としている
が、共振回路は図5に示されているような並列共振回路
21aであってもよい。
【0044】すなわち、抵抗R0とコンデンサC0(検
知板22)とコイルL0とを並列に接続して共振回路を
形成してもよい。この並列共振回路21aの場合、共振
時はその共振インピーダンスが無限大となるため、直列
共振回路21と同じく抵抗R0のみが残される。
【0045】なお、上記実施例では、二重平衡変調器3
0を用いて測定信号ISと出力信号ILの位相差とレベ
ル差の双方を検出するようにしているが、単機能的な位
相比較回路を用い、測定信号ISと出力信号ILの位相
差のみを検出するようにしてもよい。また、上記実施例
において、ダイオード検波器33は任意的構成要素であ
る。さらに、発振回路10も上記実施例に限定されるも
のではない。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
人体の接近をVSWRブリッジ回路に対するインピーダ
ンス変化として捉えるようにしたことにより、従来のよ
うに発振回路をその不安定領域で使用する必要がなく、
しかも発振回路に対して検知板を例えば同軸ケーブルな
どを介して接続して使用することができる信頼性の高い
近接センサが得られる。
【0047】また、検知板の形状に特に制限が課せられ
ず、例えば平行2線コードなどを検知板として用いるこ
とができるため、検知板を床面や壁面に沿って沿わせる
こともできる。
【0048】さらには、発振回路に所定の周波数範囲に
わたって掃引可能な可変周波数型発振回路を用いるとと
もに、VSWRブリッジ回路の被測定辺に、共振周波数
が異なる複数の直列もしくは並列の共振回路をそれぞれ
並列的に接続することにより、複数の検知板に対して発
振回路を共用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による近接センサの一実施例を示した回
路図。
【図2】上記近接センサに用いられているVSWRブリ
ッジ回路の構成図。
【図3】上記実施例における測定信号と出力信号とを示
した部分的な波形図。
【図4】本発明の他の実施例の要部を示した模式図。
【図5】本発明に用いられる共振回路の別の例(並列共
振回路)を示した模式図。
【図6】従来の近接センサを示した模式的な回路構成
図。
【図7】上記従来の近接センサにおける発振回路の発振
波形図。
【符号の説明】
10 発振回路 11 水晶発振器 12,13 分周器 14 位相比較器 16 電圧制御発振器 20 VSWRブリッジ回路 21 直列共振回路 21a 並列共振回路 22 検知板 23 広帯域トランス 30 位相比較器(二重平衡変調器) 40 制御手段(CPU)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の電極構造からなる検知板を有し、
    人体の接近を上記検知板の静電容量変化として検知する
    近接センサにおいて、 所定周波数の測定信号を発生する発振回路と、上記発振
    回路に接続されたVSWRブリッジ回路と、上記VSW
    Rブリッジ回路の出力信号と上記発振回路からの上記測
    定信号との位相差を検出する位相比較回路と、上記位相
    比較回路の出力に基づいて人体接近の有無を判断する制
    御手段とを備え、上記VSWRブリッジ回路の被測定辺
    には、上記検知板の静電容量成分と所定の抵抗成分およ
    びコイルのインダクタンス成分とを含む共振回路が接続
    されていることを特徴とする近接センサ。
  2. 【請求項2】 上記共振回路が直列共振回路である請求
    項1に記載の近接センサ。
  3. 【請求項3】 上記共振回路が並列共振回路である請求
    項1に記載の近接センサ。
  4. 【請求項4】 上記上記VSWRブリッジ回路の出力信
    号と上記発振回路からの上記測定信号とのレベルを比較
    するレベル比較回路をさらに備え、上記制御手段は上記
    レベル比較回路と上記位相比較回路との出力に基づいて
    人体接近の有無を判断する請求項1,2または3に記載
    の近接センサ。
  5. 【請求項5】 上記位相比較回路として、二重平衡変調
    器(DBM)が用いられている請求項1ないし4のいず
    れか1項に記載の近接センサ。
  6. 【請求項6】 上記発振回路は、その発振周波数が上記
    制御手段により所定に切り替えられる可変周波数型発振
    回路であるとともに、上記VSWRブリッジ回路の被測
    定辺には、共振周波数が異なる複数の上記共振回路が並
    列的に接続されている請求項1ないし5のいずれか1項
    に記載の近接センサ。
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