JP4335941B2 - ベルト式無段変速機及びそのプーリ - Google Patents

ベルト式無段変速機及びそのプーリ Download PDF

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Description

本発明は、プーリにベルトが巻き掛けられたベルト式無段変速機、及びそのプーリに関する。
この種のベルト式無段変速機の関連技術が下記特許文献1に開示されている。特許文献1によるベルト式無段変速機は、駆動側の回転シャフトに設けられたプライマリプーリと、従動側の回転シャフトに設けられたセカンダリプーリとを有し、両方のプーリにはベルトが掛け渡されている。回転シャフトは、コーン面を有する第1フランジ部が一体となった第1シャフト部と、第1フランジ部と一体となって固定側プーリを形成する第2フランジ部が一体となり中空孔を有する第2シャフト部とにより形成されている。第1シャフト部には第1軸接合端面が形成され、第2シャフト部には第2軸接合端面が形成され、第1フランジ部には環状接合面が形成され、第2フランジ部には環状接合面が形成されて、それぞれは摩擦溶接により接合されている。これによって、充分な剛性を確保しつつプーリを有するシャフトの重量を低減している。
特開2002−106659号公報
特許文献1では、固定側プーリの内周部が回転シャフトに固定されているため、ベルトを挟圧するときの固定側プーリの変形状態が、中心部を固定された円板の曲げに相当する変形状態となる。そのため、ベルトを挟圧するときの固定側プーリの軸方向変位は、半径の小さい内周部で小さく、半径の大きい外周部で大きくなりやすい。その結果、ベルトとプーリとの接触状態は、径方向内側が径方向外側よりも強く当たる状態(下当たり)となりやすい。ベルトとプーリとの接触が下当たりとなると、騒音・振動の増大や、ベルトの摩耗や、動力伝達効率の低下を招きやすくなる。
本発明は、ベルトとプーリとの接触が下当たりとなるのを抑止することができるベルト式無段変速機及びそのプーリを提供することを目的とする。
本発明に係るベルト式無段変速機及びそのプーリは、上述した目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明に係るベルト式無段変速機のプーリは、固定側コーン面が形成された固定側プーリであって、その中心部に回転シャフトが固定された固定側プーリと、回転シャフトの軸線方向に移動可能な可動側プーリであって、当該軸線方向において固定側コーン面と対向する可動側コーン面が形成された可動側プーリと、を備え、固定側コーン面と可動側コーン面との間でベルトを挟圧するベルト式無段変速機のプーリであって、固定側プーリは、固定側コーン面が形成された挟圧プーリ部と、前記軸線方向において挟圧プーリ部を挟んで可動側コーン面と対向配置され、挟圧プーリ部を支持する支持プーリ部であって、その中心部に回転シャフトが固定された支持プーリ部と、を含み、支持プーリ部は、挟圧プーリ部の外周部の軸線方向変位を拘束するよう挟圧プーリ部の外周部を支持し、挟圧プーリ部と支持プーリ部との間には、挟圧プーリ部の外周部と支持プーリ部の外周部との間を除いて空隙が形成されており、挟圧プーリ部は、その内周部が回転シャフトに対し前記軸線方向に変位可能であるとともに、回転シャフト及び支持プーリ部のいずれか1つ以上に対しトルク伝達を行うことが可能であることを要旨とする。
本発明の一態様では、回転シャフトに対する挟圧プーリ部の内周部の軸線方向変位を許容しつつ、回転シャフトに対する挟圧プーリ部の内周部の回転方向変位を拘束することで、挟圧プーリ部と回転シャフトとの間のトルク伝達を行う第1のトルク伝達機構が設けられていることが好適である。
本発明の一態様では、挟圧プーリ部の内周部と回転シャフトとの間に空隙が形成されていることが好適である。
本発明の一態様では、支持プーリ部に対する挟圧プーリ部の外周部の回転方向変位を拘束することで、挟圧プーリ部と支持プーリ部との間のトルク伝達を行う第2のトルク伝達機構が設けられていることが好適である。
本発明の一態様では、挟圧プーリ部の外周部が支持プーリ部と接合されていることが好適である。
本発明の一態様では、挟圧プーリ部の内周部と支持プーリ部との間に空隙が形成されていることが好適である。
また、本発明に係るベルト式無段変速機は、プーリにベルトが巻き掛けられたベルト式無段変速機であって、前記プーリが、本発明に係るベルト式無段変速機のプーリであることを要旨とする。
本発明によれば、支持プーリ部が挟圧プーリ部の外周部の軸線方向変位を拘束するよう挟圧プーリ部の外周部を支持するとともに、挟圧プーリ部の内周部が回転シャフトに対しその軸線方向に変位可能であることで、ベルトとプーリとの接触が下当たり(径方向内側が径方向外側よりも強く当たる接触状態)となるのを抑止することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下実施形態という)を図面に従って説明する。
「基本構成」
図1〜4は、プーリを備えるベルト式無段変速機1の基本構成の概略を示す図である。図1はプーリの回転シャフト15の軸線方向と平行な方向から見たベルト式無段変速機1の概略構成を示し、図2はプーリの回転シャフト15の軸線方向と直交する方向から見たベルト式無段変速機1の構成の一部を示し、図3はプーリの回転シャフト15の軸線方向と平行な方向から見た無端ベルト12の構成の一部を示し、図4は固定側プーリ16の構成の斜視図を示す。図4では、回転シャフト15及び固定側プーリ16を半分に切断した状態を図示している。ベルト式無段変速機1においては、動力伝達用の無端ベルト12が駆動プーリ(プライマリプーリ)10及び従動プーリ(セカンダリプーリ)11に巻き掛けられており、駆動プーリ10の回転が無端ベルト12を介して従動プーリ11へ伝達される。
駆動プーリ10は、中心部に回転シャフト15が固定された固定側プーリ16と、回転シャフト15の軸線方向(以下、単に軸線方向とする)に沿って移動可能な可動側プーリ14とを含んで構成されている。固定側プーリ16に形成された固定側プーリ面16aと可動側プーリ14に形成された可動側プーリ面14aとが軸線方向において対向配置されており、無端ベルト12を介してトルクを伝達するために、固定側プーリ面16aと可動側プーリ面14aとの間で無端ベルト12が挟圧されている。ここでの固定側プーリ面16a及び可動側プーリ面14aは、プーリ径方向に対し傾斜したコーン面(円錐面)であり、プーリ面14a,16a同士の間隔がプーリ径方向内側ほど狭く(プーリ径方向外側ほど広く)なっている。なお、従動プーリ11についても駆動プーリ10と同様の構成であり、固定側プーリ16と可動側プーリ14とを含んで構成されている。
無端ベルト12は、一対の無端バンド(積層バンド)24と、この一対の無端バンド24にその周方向に沿って並べられて支持された複数のエレメント26と、を備える。駆動プーリ10が回転して無端ベルト12が駆動されるのに伴って、各エレメント26は、その側面26aにて可動側プーリ面14a及び固定側プーリ面16aと接触し、固定側プーリ面16aと可動側プーリ面14aとの間で挟圧される。図3に示すように、各エレメント26の下側(プーリ径方向内側)の厚さが徐々に薄くなっていることで、各エレメント26にはロッキングエッジ35がベルト駆動方向前方(ベルト駆動方向の一方)に隣接するエレメント26と対向して形成されている。各エレメント26のロッキングエッジ35は、エレメント26の幅方向に沿って延びている。各エレメント26は、ベルト駆動方向後方(ベルト駆動方向の他方)に隣接するエレメント26のロッキングエッジ35を支点として揺動(ピッチング)可能である。
可動側プーリ14には、供給される油圧力によって軸線方向の推力が作用する。この推力によって、可動側プーリ14が軸線方向に移動することで、可動側プーリ面14aと固定側プーリ面16aとの間隔が変化する。それとともに、無端ベルト12がプーリ面14a,16aに対しプーリ径方向に摺動する。この無端ベルト12のプーリ径方向の摺動によって、無端ベルト12の駆動プーリ10及び従動プーリ11への掛かり径が連続的に変化することで、ベルト式無段変速機1の変速比が連続的に変化する。
「実施形態」
図5,6は、本発明の実施形態に係るベルト式無段変速機のプーリの概略構成を示す図であり、固定側プーリ66の概略構成を示す。図5は軸線方向と直交する方向から見た固定側プーリ66の概略構成を示す図であり、図6は固定側プーリ66の構成の一部を示す斜視図である。図6では、回転シャフト15及び固定側プーリ66を半分に切断した状態を図示している。図1〜4に示す基本構成の固定側プーリ16を以下に説明する構成の固定側プーリ66に置き換えることで、本実施形態に係るプーリを備えるベルト式無段変速機が得られる。その場合には、駆動プーリ10の固定側プーリ16を固定側プーリ66に置き換えてもよいし、従動プーリ11の固定側プーリ16を固定側プーリ66に置き換えてもよいし、駆動プーリ10及び従動プーリ11の両方の固定側プーリ16を固定側プーリ66に置き換えてもよい。以下の実施形態の説明では、図1〜4に示した基本構成と同様の構成または対応する構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
固定側プーリ66は、固定側プーリ面66aが形成された挟圧プーリ部68と、この挟圧プーリ部68を支持する支持プーリ部70とを含んで構成されている。ここでの固定側プーリ面66aも、固定側プーリ面16aと同様に、軸線方向において可動側プーリ面14aと対向配置されており、可動側プーリ面14aとの間隔がプーリ径方向内側ほど狭くなるようプーリ径方向に対し傾斜したコーン面(円錐面)である。無端ベルト12(エレメント26)は、固定側プーリ面66aと可動側プーリ面14aとの間で挟圧される。支持プーリ部70は、軸線方向において挟圧プーリ部68を挟んで可動側プーリ面14aと対向配置されており、挟圧プーリ部68の背面68a(固定側プーリ面66aと反対側の面)に当接することで挟圧プーリ部68を支持する。支持プーリ部70の中心部には回転シャフト15が固定されている。ここでは、支持プーリ部70と回転シャフト15を一体の部品とすることもできるし、支持プーリ部70と回転シャフト15を別体の部品とし、圧入等により後から一体化することもできる。
本実施形態では、支持プーリ部70の外周部70bが挟圧プーリ部68(背面68a)の外周部68bに当接することで、支持プーリ部70は、挟圧プーリ部68(固定側プーリ面66a)の外周部68bの軸線方向変位を拘束するように、その外周部70bで挟圧プーリ部68の外周部68bを支持する。そして、支持プーリ部70の内周部70cと挟圧プーリ部68(背面68a)の内周部68cとの間には空隙72が形成されており、支持プーリ部70は挟圧プーリ部68の内周部68cを支持していない(内周部68cの軸線方向変位を拘束していない)。図5,6に示す例では、挟圧プーリ部68と支持プーリ部70との間には、外周部68b,70b間を除いて空隙72が形成されている。さらに、挟圧プーリ部68の内周部68cには、歯幅方向が軸線方向に一致(あるいはほぼ一致)するスプライン(歯)88が回転シャフト15へ向けて突出して設けられており、回転シャフト15の外周部には、歯幅方向が軸線方向に一致(あるいはほぼ一致)するスプライン(歯)90が挟圧プーリ部68の内周部68cへ向けて突出して設けられている。挟圧プーリ部68のスプライン88と回転シャフト15のスプライン90とが互いに噛み合っていることで、回転シャフト15に対する挟圧プーリ部68の内周部68cの回転方向変位(相対変位)が拘束されている。そのため、挟圧プーリ部68と回転シャフト15との間でトルク伝達を行うことができ、挟圧プーリ部68と回転シャフト15及び支持プーリ部70とが一体となって回転する。一方、スプライン90に対するスプライン88の軸線方向変位(相対変位)は許容されているため、回転シャフト15は挟圧プーリ部68の内周部68cの軸線方向変位を拘束しておらず、回転シャフト15に対する挟圧プーリ部68の内周部68cの軸線方向変位(相対変位)は許容されている。このように、互いに噛み合うスプライン88,90がトルク伝達機構として機能し、挟圧プーリ部68の内周部68cは、回転シャフト15に対し軸線方向に相対変位可能である。
固定側プーリ面66aと可動側プーリ面14aとの間で無端ベルト12(エレメント26)を挟圧する際には、挟圧プーリ部68は、支持プーリ部70側への推力をエレメント26から受けることで軸線方向に(支持プーリ部70側へ)変位しようとする。支持プーリ部70は、挟圧プーリ部68からの推力を外周部70bで受けることにより、挟圧プーリ部68の外周部68bを支持して挟圧プーリ部68の軸線方向の変位を有限の量(または範囲)に抑える。
図1〜4に示す基本構成では、固定側プーリ16の内周部が回転シャフト15に固定されているため、無端ベルト12(エレメント26)を挟圧するときの固定側プーリ16の変形状態が、図7,8に示すように、中心部を固定された円板の曲げに相当する変形状態となる。ここで、図7は、エレメント26が固定側プーリ面16aの外周部と接触してエレメント26からの荷重が固定側プーリ面16aの外周部に作用する場合の固定側プーリ16の変形状態を示し、図8は、エレメント26が固定側プーリ面16aの中央部と接触してエレメント26からの荷重が固定側プーリ面16aの中央部に作用する場合の固定側プーリ16の変形状態を示す。このとき、固定側プーリ16(固定側プーリ面16a)の軸線方向変位は、図9,10に示すように、半径の小さい内周部で小さく、半径の大きい外周部で大きくなる傾向にある。ここで、図9は、エレメント26からの荷重が固定側プーリ面16aの外周部に作用する場合の固定側プーリ面16aの軸線方向変位を計算により調べた結果を示し、図10は、エレメント26からの荷重が固定側プーリ面16aの中央部に作用する場合の固定側プーリ面16aの軸線方向変位を計算により調べた結果を示す。そのため、エレメント26の側面26aとプーリ面14a,16aとの間の面圧は、径方向内側で高く、径方向外側で低くなりやすい。すなわち、エレメント26とプーリ面14a,16aとの接触状態は、図11に示すように、プーリ径方向内側がプーリ径方向外側よりも強く当たる下当たり状態となりやすい。特に、エレメント26とプーリ面14a,16aとの接触位置がプーリ径方向外側であるほど、エレメント26の下側がプーリ面14a,16aと強く当たる。エレメント26の下側(プーリ径方向内側)は、上側(プーリ径方向外側)と比べて板厚が薄く剛性が低いため、エレメント26とプーリ面14a,16aとの接触が下当たりになると、エレメント26の変形量が増大する。さらに、エレメント26とプーリ面14a,16aとの接触が下当たりになると、例えば図12に示すように、プーリ面14a,16aからエレメント26の下側に作用する摩擦力Fにより、エレメント26にモーメントMが作用してピッチングが生じることで、エレメント26の姿勢が悪化する。その結果、騒音・振動の増大や、エレメント26の摩耗増大や、動力伝達効率の低下を招くことになる。なお、図12では、エレメント26に後傾方向のモーメントMが作用して後傾ピッチングが生じる場合を説明しているが、プーリ面14a,16aからエレメント26の下側に作用する摩擦力Fの向きが図12と逆の場合は、エレメント26に前傾方向のモーメントMが作用して前傾ピッチングが生じる。
これに対して本実施形態では、挟圧プーリ部68の内周部68cの軸線方向変位が許容されているため、無端ベルト12(エレメント26)を挟圧するときの挟圧プーリ部68の変形状態が、図13,14に示すように、外周部68bを固定された円板の曲げに相当する変形状態となる。ここで、図13は、エレメント26が固定側プーリ面66aの外周部と接触してエレメント26からの荷重が固定側プーリ面66aの外周部に作用する場合を示し、図14は、エレメント26が固定側プーリ面66aの中央部と接触してエレメント26からの荷重が固定側プーリ面66aの中央部に作用する場合を示す。そのため、挟圧プーリ部68(固定側プーリ面66a)の軸線方向変位は、図15,16に示すように、半径の小さい内周部で大きく、半径の大きい外周部で小さくなる傾向にある。ここで、図15は、エレメント26からの荷重が固定側プーリ面66aの外周部に作用する場合の固定側プーリ面66aの軸線方向変位を計算により調べた結果を示し、図16は、エレメント26からの荷重が固定側プーリ面66aの中央部に作用する場合の固定側プーリ面66aの軸線方向変位を計算により調べた結果を示す。そのため、エレメント26の側面26aとプーリ面14a,66aとの間の面圧は、径方向内側で低く、径方向外側で高くなる。すなわち、エレメント26とプーリ面14a,66aとの接触状態は、図17に示すように、プーリ径方向外側がプーリ径方向内側よりも強く当たる上当たり状態となり、エレメント26とプーリ面14a,66aとの接触が下当たりとなるのを抑止することができる。エレメント26の上側(プーリ径方向外側)は、下側(プーリ径方向内側)と比べて板厚が厚く剛性が高いため、エレメント26とプーリ面14a,66aとの接触を上当たりとすることで、エレメント26の変形量を減少させることができる。さらに、プーリ面14a,16aからエレメント26の上側に摩擦力が作用することで、エレメント26に後傾または前傾方向のモーメントが作用するのを抑制することができ、エレメント26の姿勢悪化を抑えることができる。その結果、騒音・振動の低減、エレメント26の摩耗低減、及び動力伝達効率の向上を実現することができる。
次に、本実施形態における固定側プーリ66の他の構成例について説明する。
図18に示す構成例では、支持プーリ部70の内周部70cと挟圧プーリ部68(背面68a)の内周部68cとの間に空隙72が形成されており、支持プーリ部70の内周部70cと回転シャフト15との間に空隙74が形成されている。そのため、回転シャフト15及び支持プーリ部70は挟圧プーリ部68の内周部68cの軸線方向変位を拘束しておらず、挟圧プーリ部68の内周部68cは、回転シャフト15に対し軸線方向に相対変位可能である。図18に示す例では、挟圧プーリ部68と支持プーリ部70との間には、外周部68b,70b間を除いて空隙72が形成されている。さらに、挟圧プーリ部68(背面68a)の外周部68bには、歯幅方向がプーリ径方向に一致(あるいはほぼ一致)する歯78が支持プーリ部70の外周部70bへ向けて突出して設けられており、支持プーリ部70の外周部70bには、歯幅方向がプーリ径方向に一致(あるいはほぼ一致)する歯80が挟圧プーリ部68の外周部68bへ向けて突出して設けられている。挟圧プーリ部68の歯78と支持プーリ部70の歯80とが互いに噛み合っていることで、支持プーリ部70に対する挟圧プーリ部68の外周部68bの回転方向変位(相対変位)が拘束されている。そのため、挟圧プーリ部68と支持プーリ部70との間でトルク伝達を行うことができ、挟圧プーリ部68と支持プーリ部70とが一体となって回転シャフト15とともに回転する。このように、互いに噛み合う歯78,80がトルク伝達機構として機能する。
また、図19に示す構成例では、図18に示す構成例と比較して、挟圧プーリ部68の外周部68bと支持プーリ部70の外周部70bとが接合されている。そのため、挟圧プーリ部68と支持プーリ部70との間でトルク伝達を行うことができ、挟圧プーリ部68と支持プーリ部70とが一体となって回転シャフト15とともに回転する。
図18,19に示す構成例でも、挟圧プーリ部68の内周部68cの軸線方向変位が許容されているため、無端ベルト12(エレメント26)を挟圧するときの挟圧プーリ部68(固定側プーリ面66a)の軸線方向変位は、半径の小さい内周部で大きく、半径の大きい外周部で小さくなる傾向にある。そのため、エレメント26とプーリ面14a,66aとの接触が上当たりとなり、エレメント26とプーリ面14a,66aとの接触が下当たりとなるのを抑止することができる。
なお、図18,19に示す構成例においても、挟圧プーリ部68の内周部68cにスプライン88を設けるとともに回転シャフト15の外周部にスプライン90を設け、これらのスプライン88,90を互いに噛み合わせることもできる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。例えば、無端バンド24の積層数は、図に示す3層に限られるものではなく、必要強度等に応じて6層としたり、9層としてもよい。
プーリを備えるベルト式無段変速機の基本構成の概略を示す図である。 プーリを備えるベルト式無段変速機の基本構成の概略を示す図である。 プーリを備えるベルト式無段変速機の基本構成の概略を示す図である。 プーリを備えるベルト式無段変速機の基本構成の概略を示す図である。 本発明の実施形態に係るベルト式無段変速機のプーリの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るベルト式無段変速機のプーリの概略構成を示す図である。 基本構成において、エレメント26からの荷重が固定側プーリ面16aの外周部に作用する場合の固定側プーリ16の変形状態を示す図である。 基本構成において、エレメント26からの荷重が固定側プーリ面16aの中央部に作用する場合の固定側プーリ16の変形状態を示す図である。 基本構成において、エレメント26からの荷重が固定側プーリ面16aの外周部に作用する場合の固定側プーリ面16aの軸線方向変位を計算により調べた結果を示す図である。 基本構成において、エレメント26からの荷重が固定側プーリ面16aの中央部に作用する場合の固定側プーリ面16aの軸線方向変位を計算により調べた結果を示す図である。 基本構成において、エレメント26とプーリ面14a,16aとの接触が下当たりとなる状態を説明する図である。 基本構成において、エレメント26に作用する後傾方向のモーメントを説明する図である。 本発明の実施形態において、エレメント26からの荷重が固定側プーリ面66aの外周部に作用する場合の固定側プーリ66の変形状態を示す図である。 本発明の実施形態において、エレメント26からの荷重が固定側プーリ面66aの中央部に作用する場合の固定側プーリ66の変形状態を示す図である。 本発明の実施形態において、エレメント26からの荷重が固定側プーリ面66aの外周部に作用する場合の固定側プーリ面66aの軸線方向変位を計算により調べた結果を示す図である。 本発明の実施形態において、エレメント26からの荷重が固定側プーリ面66aの中央部に作用する場合の固定側プーリ面66aの軸線方向変位を計算により調べた結果を示す図である。 本発明の実施形態において、エレメント26とプーリ面14a,66aとの接触が上当たりとなる状態を説明する図である。 本発明の実施形態に係るベルト式無段変速機のプーリの他の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るベルト式無段変速機のプーリの他の概略構成を示す図である。
符号の説明
1 ベルト式無段変速機、10 駆動プーリ、11 従動プーリ、12 無端ベルト、14 可動側プーリ、14a 可動側プーリ面、15 回転シャフト、16,66 固定側プーリ、16a,66a 固定側プーリ面、24 無端バンド、26 エレメント、26a 側面、68 挟圧プーリ部、68a 背面、68b,70b 外周部、68c,70c 内周部、70 支持プーリ部、72,74 空隙、78,80 歯、88,90 スプライン。

Claims (6)

  1. 固定側コーン面が形成された固定側プーリであって、その中心部に回転シャフトが固定された固定側プーリと、
    回転シャフトの軸線方向に移動可能な可動側プーリであって、当該軸線方向において固定側コーン面と対向する可動側コーン面が形成された可動側プーリと、
    を備え、
    固定側コーン面と可動側コーン面との間でベルトを挟圧するベルト式無段変速機のプーリであって、
    固定側プーリは、
    固定側コーン面が形成された挟圧プーリ部と、
    前記軸線方向において挟圧プーリ部を挟んで可動側コーン面と対向配置され、挟圧プーリ部を支持する支持プーリ部であって、その中心部に回転シャフトが固定された支持プーリ部と、
    を含み、
    支持プーリ部は、挟圧プーリ部の外周部の軸線方向変位を拘束するよう挟圧プーリ部の外周部を支持し、
    挟圧プーリ部と支持プーリ部との間には、挟圧プーリ部の外周部と支持プーリ部の外周部との間を除いて空隙が形成されており、
    挟圧プーリ部は、その内周部が回転シャフトに対し前記軸線方向に変位可能であるとともに、回転シャフト及び支持プーリ部のいずれか1つ以上に対しトルク伝達を行うことが可能である、ベルト式無段変速機のプーリ。
  2. 請求項1に記載のベルト式無段変速機のプーリであって、
    回転シャフトに対する挟圧プーリ部の内周部の軸線方向変位を許容しつつ、回転シャフトに対する挟圧プーリ部の内周部の回転方向変位を拘束することで、挟圧プーリ部と回転シャフトとの間のトルク伝達を行う第1のトルク伝達機構が設けられている、ベルト式無段変速機のプーリ。
  3. 請求項1に記載のベルト式無段変速機のプーリであって、
    挟圧プーリ部の内周部と回転シャフトとの間に空隙が形成されている、ベルト式無段変速機のプーリ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1に記載のベルト式無段変速機のプーリであって、
    支持プーリ部に対する挟圧プーリ部の外周部の回転方向変位を拘束することで、挟圧プーリ部と支持プーリ部との間のトルク伝達を行う第2のトルク伝達機構が設けられている、ベルト式無段変速機のプーリ。
  5. 請求項1〜3のいずれか1に記載のベルト式無段変速機のプーリであって、
    挟圧プーリ部の外周部が支持プーリ部と接合されている、ベルト式無段変速機のプーリ。
  6. プーリにベルトが巻き掛けられたベルト式無段変速機であって、
    前記プーリが、請求項1〜5のいずれか1に記載のプーリである、ベルト式無段変速機。
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