JP4335585B2 - 引張手段のためのテンション装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、引張手段のためのテンション装置、特にベルトテンション装置であって、収容・取付けハウジングと、該収容・取付けハウジングに旋回可能に結合されたローラキャリヤと、該ローラキャリヤを収容・取付けハウジングに対して支承する軸受けと、ローラキャリヤと収容・取付けハウジングとの間に設けられた、張力を付与するためのばねとが設けられている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車では、車両エンジンによって種々の補機類、たとえばジェネレータ、水冷式の車両エンジンに用いられるウォータポンプ、パワーステアリングを備えた自動車に用いられるサーボポンプ、エアコンディショナに用いられるコンプレッサが駆動される。このことは、車両エンジンのクランクシャフトに装着された主ベルトプーリと、エンドレスの駆動ベルトとによって行われる。この駆動ベルトは一方では主ベルトプーリを巡って走行し、他方では補機類の駆動シャフトに装着された補助ベルトプーリを巡って走行する。補機類の機能性および駆動ベルトの寿命のためには、駆動ベルトの規定のベルトテンションを調節しかつ維持することが特に重要となる。補機類の機能性を改善しかつ駆動ベルトの寿命を向上させるためには、極めて一般的には、ばね負荷されたベルトテンション装置が使用される。このベルトテンション装置は一般に減衰装置を有しているので、スリップや振動を補償するか、もしくは回避することができる。
【0003】
最近では、ベルト駆動型の「ベルトスタータジェネレータ(RSG)」(部分的に「統合型スタータジェネレータ;ISG」とも呼ばれる)がベルト伝動装置において使用される。この場合、ジェネレータは通電されて、電気的な駆動装置として使用される。駆動ベルトを介して、主ベルトプーリが、ひいては車両エンジンのクランクシャフトが、ほぼアイドリング回転数にまで加速され、その後に車両エンジンがスタートされる。このようなスタート段階、つまりジェネレータが電気的な駆動装置として使用される段階は、一般に1秒よりも短い時間しかかからない。
【0004】
冒頭では、本発明が引張手段のためのテンション装置に関するものであることを述べた。そこでまず、引張手段のための特別なテンション装置、つまりベルトテンション装置について詳しく述べる。以下において、本発明に係る引張手段のためのテンション装置を常に「ベルトテンション装置」として説明してゆくが、ただし当然ながら、引張手段のための前記テンション装置は別用途にも使用され得る、つまり必ずしもベルトテンション装置としてのみ使用され得るわけではない。
【0005】
ベルトテンション装置の冒頭で説明した基本的な構造、つまり収容・取付けハウジングと、該収容・取付けハウジングに旋回可能に結合されたローラキャリヤと、該ローラキャリヤを収容・取付けハウジングに対して一般に半径方向と軸方向とで支承する軸受けと、ローラキャリヤと収容・取付けハウジングとの間に設けられた、張力を付与するためのばねと、さらに場合によっては減衰装置とを有する構造は、種々様々な形で知られている。主要な相違点は、特にたいていのベルトテンション装置において実現された減衰装置に関して認められる。
【0006】
ドイツ連邦共和国特許第4243331号明細書に基づき公知の巻掛け伝動装置では、1つの駆動車が歯付ベルトを介して2つのカムシャフトの2つの被駆動車を駆動する。この場合、一般にそうであるように、所要のベルトテンションを発生させるために、ベルトテンショナがベルトのゆるみ側内に配置されている。共振点の範囲における、歯付ベルトに作用するテンションピークを減少させるために、この公知の巻掛け伝動装置では、ベルトの張り側(しばしば「負荷側」とも呼ばれる)に、弾性的に支持された別のテンションローラが設けられている。この第2のテンションローラによって、両方向における歯付ベルトに生じるテンション変動を、制限された範囲内でばね弾性的に減衰することにより、歯付ベルトの迅速な疲労を阻止しようとしている。
【0007】
冒頭で述べたベルトテンション装置は通常運転時では車両エンジンとジェネレータとの間のゆるみ側のベルト区分に位置しているが、このベルトテンション装置がベルトスタータジェネレータと相まって使用される場合、ジェネレータが電気的な駆動装置として使用されることにより、ゆるみ側であったベルト区分が負荷区分もしくは引張区分になる。これにより、ベルトテンション装置は、ばねにより付与された張力に抗して変位させられてしまい、このことは駆動ベルトのテンション減少を招き、ひいてはスリップ発生に基づき、電気的な駆動装置として作動されたジェネレータによる車両エンジンの駆動の悪化を招いてしまう。駆動ベルトの、スタート段階において生じるこのような減じられたテンションを補償するためには、ベルトテンションが全体的に高められなければならないが、その場合にはテンション増大により「通常」のジェネレータ作動時には本来望ましくない、駆動ベルトの高いテンションが生ぜしめられ、このことは駆動ベルト、ベルトプーリおよび補機類の早期摩耗を招いてしまう。
【0008】
【特許文献1】
ドイツ連邦共和国特許第4243331号明細書
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の課題は、冒頭で述べた形式の、引張手段のためのテンション装置、特にベルトテンション装置を改良して、テンション装置がゆるみ側に配置されているのか、それとも短時間に張り側に配置されているのかとは無関係に、引張手段の調節された初期テンションがほぼ不変のままとなるようなテンション装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の構成では、冒頭で述べた形式のテンション装置において、収容・取付けハウジングに対するローラキャリヤの旋回運動を第1の方向では可能にし、第1の方向とは逆向きの第2の方向では制限するか、もしくは阻止するロック装置が設けられているようにした。
【0011】
【発明の効果】
収容・取付けハウジングに対するローラキャリヤの旋回運動が可能となる「第1の方向」とは、ローラキャリヤがばねの張力によっても駆動ベルトに押圧される方向である。
【0012】
したがって、本発明により設けられたロック装置により、ベルトテンショナによる駆動ベルトの、意図された自動的な後張設、つまりテンションの自動的な追従調整が妨げられなくなる。それに対して、逆方向へのローラキャリヤの旋回運動はロック装置によって阻止されるので、ベルトテンション装置は、ベルトスタータジェネレータが電気的な駆動装置として作動される場合に、ばねの張力に抗して引き戻されなくなる。これにより、ベルトテンション装置が張り側に位置する場合でも、ベルトテンションの減少が阻止される。
【0013】
ところで、ロック装置の具体的な構成に関しては多数の可能性が存在している。原則的には、まず2つの手段、つまりロック装置がローラキャリヤと収容・取付けハウジングとの間に形状接続的な係止、つまり係合に基づく嵌合による係止を生ぜしめるか、あるいは摩擦接続的な係止を生ぜしめることが考えられる。
【0014】
摩擦接続的な係止を実現する本発明によるテンション装置の第1の構成では、ロック装置が、収容・取付けハウジングに結合されたカムディスクを有しており、該カムディスクが少なくとも1つのカムを備えており、ローラキャリヤが外側の転動輪もしくは外側のレースに結合されており、該外側のレース内に1つまたは複数の締付け体もしくはスプラグが配置されており、カムディスクとスプラグと外側のレースの内周面との間の摩擦接続により、第2の方向への収容・取付けハウジングに対するローラキャリヤの旋回運動が制限されるか、もしくは阻止される。したがって、外側のレース内にカムディスクとスプラグとを配置することにより、定位置の収容・取付けハウジングと、旋回可能なローラキャリヤとの間に一種のフリーホイールクラッチが実現されている。ただしこの場合、第2の旋回方向では、定位置の収容・取付けハウジングの連行が行われるのではなく、ローラキャリヤの旋回ロックが行われる。
【0015】
本発明によるテンション装置のロック装置の前記第1の択一的な構成の有利な改良形では、スプラグが各1つの孔を有しており、該孔内に各1つの連行体が係合しており、スプラグがカムディスクおよび外側のレースの内周面と摩擦接続により協働するようにスプラグが前記連行体の旋回によって外側のレース内で旋回可能である。これにより、「切換可能な」フリーホイールが実現される。この場合、カムディスクとスプラグと外側のレースとにより実現されたロック装置が自由回転とロック作用との間で切換可能となる。本発明によるベルトテンション装置は「標準的」なベルトテンショナのように、つまりローラキャリヤが、いずれの場合にも制限された角度範囲にわたって、両方向へ収容・取付けハウジングに対して旋回可能に支承されているようなベルトテンショナのように働くか、または固定のテンションローラのように、つまり収容・取付けハウジングに対するローラキャリヤの旋回が阻止されるようなテンションローラのように働く。
【0016】
このことは、冒頭で説明した、テンション装置がベルトスタータジェネレータと協働するベルトテンション装置として形成されている構成では、駆動ベルトが車両エンジンもしくは車両エンジンのクランクシャフトに装着された主ベルトプーリによって駆動される場合にはベルトテンション装置が「標準的」なベルトテンショナとして働くことを意味し、つまりベルトテンション装置がゆるみ側に位置することを意味する。それに対して、ベルトスタータジェネレータが電気的な駆動装置として使用され、これによってジェネレータに所属するベルトプーリが駆動ベルトを駆動し、ひいてはベルトテンション装置が張り側に位置することになる場合には、ベルトテンション装置が固定のテンションローラとして働く。
【0017】
したがって、本発明の有利な構成によるベルトテンション装置は「インテリジェント」なベルトテンショナとなる。すなわち、この場合にベルトテンション装置はベルトスタータジェネレータが電気的な駆動装置として使用される、時間的に短いフェーズにおいてのみ固定のテンションローラの機能を引き受け、その他の状況では「標準的」なベルトテンショナとして機能する。
【0018】
形状接続的に作用するロック機構を備えた本発明によるテンション装置の有利な構成では、ロック装置が、ローラキャリヤと収容・取付けハウジングとの間で作用する、2つの部分から成る歯列によって実現されている。この場合、両歯列部分は、対応し合う歯が互いに噛み合っていない第1の位置から、対応し合う歯が互いに噛み合っている第2の位置へ移動可能である。このような2つの部分から成る歯列では、一方の歯列部分が収容・取付けハウジングに位置固定的に結合されており、他方の歯列部分が収容・取付けハウジングに対して相対的に旋回可能にローラキャリヤに結合されている。両歯列部分を互いに噛み合わせ、ひいては歯列を作動させるか、もしくは噛合い・噛合い解除を切り換えるための手段は、一方の歯列部分が電磁石によって他方の歯列部分に対して相対的に移動可能であることにある。
【0019】
ところで、このような歯列を具体的に実現するためには複数の可能性が存在している。以下に、このような歯列の3つの実施態様について簡単に説明する。これらの実施態様については、あとで図面につき詳しく説明する。
【0020】
第1の実施態様では、前記歯列が、内歯列を備えた、軸方向に移動可能なスリーブと、ローラキャリヤに配置された外歯列とを有しており、前記スリーブが収容・取付けハウジングに支承されている。収容・取付けハウジングに支承されたスリーブは位置固定の歯列部分を形成しており、ローラキャリヤに配置された外歯列はローラキャリヤと共に収容・取付けハウジングに対して相対的に、つまりスリーブに対して相対的に、旋回可能である。スリーブが第2の位置へもたらされて、外歯列の歯と内歯列の歯とが互いに噛み合わされると、これによってローラキャリヤが係止されるので、本発明によるテンション装置はこの場合に固定のテンションローラとしてのみ働くようになる。
【0021】
本発明によるテンション装置の前記歯列の第2の実施態様では、前記歯列が、収容・取付けハウジングに配置された外歯列と、ローラキャリヤに結合された、対応する内歯列を備えた、軸方向移動可能なポット状のスリーブとを有している。この内歯列は有利にはポット状のスリーブの縁部に形成されているので、ローラキャリヤに結合されたポット状のスリーブもしくはこのスリーブに設けられた内歯列が収容・取付けハウジングに配置された外歯列と噛み合わされることによってローラキャリヤのロックを達成することができる。
【0022】
第3の実施態様では、収容・取付けハウジングの、ローラキャリヤに面した側の端面に第1の歯付板が形成されており、ローラキャリヤに、対応する第2の歯付板が軸方向移動可能に結合されている。したがって、収容・取付けハウジングに形成された第1の歯付板は固定の歯列を成しており、両歯付板が互いに噛み合っていない限りは、この歯列に対して、ローラキャリヤに結合された第2の歯付板が旋回可能となる。しかし、軸方向移動可能な第2の歯付板が、たとえば電磁石によって第1の歯付板の方向へ引き付けられると、これによりローラキャリヤの係止が行われる。
【0023】
本発明によるテンション装置の最後の有利な構成では、公知先行技術において自体公知であるように、減衰装置が設けられている。この場合、この減衰装置は減衰ブシュを有しており、摩擦によって、張設力増大方向における減衰力が張設力低下方向における減衰力よりも大きくなるようにローラキャリヤと収容・取付けハウジングとの間の運動を減衰する。このような減衰装置を備えたベルトテンション装置は、たとえば欧州特許第0294919号明細書に基づき公知である。この公知の構成では、減衰装置が減衰ブシュと、この減衰ブシュに巻き付けられた帯状体(Band)とから成っており、この帯状体の第1の端部は収容・取付けハウジングに固く結合されており、他方の端部はばね力で負荷されている。
【0024】
しかし、減衰装置が、ドイツ連邦共和国特許出願公開第10131916号明細書に記載されているように構成されていると有利である。すなわち、減衰ブシュに摩擦力を付与するために帯状ばね(Bandfeder)が設けられており、この場合、この帯状ばねの第1の端部は収容・取付けハウジングまたはローラキャリヤに相対回動不能に固定されており、第2の端部は減衰ブシュに相対回動不能に固定されている。
【0025】
ところで、本発明によるベルトテンション装置を構成しかつ改良するためには多数の可能性が存在している。これらの可能性は請求項2以下ならびに発明の実施の形態に詳しく記載されている。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面につき詳しく説明する。
【0027】
図面には、引張手段のためのテンション装置、つまりベルトテンション装置1が示されている。このベルトテンション装置1には、まず収容・取付けハウジング2と、この収容・取付けハウジング2に旋回可能に結合された、ローラ30を備えたローラキャリヤ3と、このローラキャリヤ3を収容・取付けハウジング2に対して半径方向と軸方向とで支承する軸受け4と、ローラキャリヤ3と収容・取付けハウジング2との間に設けられた、張力を付与するためのコイルばねの形のばね5とが属している。たとえば図3から判るように、ローラキャリヤ3を収容・取付けハウジング2に対して半径方向と軸方向とで支承する軸受け4は、ローラキャリヤ3に結合された軸受けブシュ6と、収容・取付けハウジング2に結合された軸受けピン7とから成っている。軸受けブシュ6は、半径方向の支承のために働く軸受けスリーブ(詳しくは図示しない)と、軸方向の支承のために働く軸受けつば8とから成っている。
【0028】
図1に概略的に図示したベルト伝動装置は、車両エンジンのクランクシャフトに装着された主ベルトプーリ9と、クランクシャフトを介してベルトスタータジェネレータに結合された第2のベルトプーリ10と、2つの別のベルトプーリ11,12とを有しており、これら2つのベルトプーリ11,12は別の補機に結合されている。これらの補機は、たとえばウォータポンプまたはサーボポンプであってよい。個々のベルトプーリ9,10,11,12は1つのエンドレスな駆動ベルト13を介して互いに結合されており、この場合、自動車の通常運転において車両エンジンもしくは主ベルトプーリ9を介して駆動される駆動ベルト13が、残りのベルトプーリ10,11,12を駆動するようになっている。したがって、自動車の通常運転時、つまり車両エンジンの主ベルトプーリ9が駆動ベルト13を駆動する場合には、ベルトテンション装置(概略的にのみ図示する)1は駆動ベルト13のゆるみ側(Leertrum)14に位置している。この運転状態では、ローラキャリヤ3がばね5により緊定されて、ローラキャリヤ3が駆動ベルト13を第1の方向15へ押圧することにより、ベルトテンション装置1によって駆動ベルト13の張設が行われる。
【0029】
車両エンジンをスタートさせるためにベルト駆動型のベルトスタータジェネレータが電気的な駆動装置として使用され、そして駆動ベルト13が第2のベルトプーリ10によって駆動されると、ベルトテンション装置1は駆動ベルト13の張り側16に位置することになる。これにより、ベルトテンション装置1はばね5のばね力に抗して駆動ベルト13によって、第1の方向15とは逆向きの第2の方向17へ引っ張られ、これにより駆動ベルト13のテンションは減少する。
【0030】
ところで、本発明の構成では、ベルトテンション装置1がロック装置を有している。このロック装置は収容・取付けハウジング2に対するローラキャリヤ3の旋回運動を第1の方向15では可能にするが、第1の方向15とは逆向きの第2の方向17では制限するか、もしくは阻止する。
【0031】
図2および図3には、このようなベルトテンション装置1の第1実施例が示されている。第1実施例では、収容・取付けハウジング2とローラキャリヤ3との間に摩擦接続的なロック機構が実現されている。このロック装置は、収容・取付けハウジング2に結合された、合計4つのカム19を備えたカムディスク18と、ローラキャリヤ3に結合された外側の転動輪もしくは外側のレース20とから成っている。この外側のレース20内には4つの締付け体もしくはスプラグ21が配置されている。カムディスク18と外側のレース20の内周面22との間に転動体として形成された4つのスプラグ21を配置することにより、第1の方向15へのローラキャリヤ3の旋回は可能になるが、ローラキャリヤ3が第2の方向17へ旋回しようとすると、カムディスク18とスプラグ21と外側のレース20の内周面22との間に摩擦接続(Kraftschluss)が生じる。
【0032】
したがって、この実施例において実現された摩擦接続式のロック機構は、一種のフリーホイール(一方向クラッチ)として機能する。ただしこの場合、ローラキャリヤ3が第2の方向17へ旋回しようとしても、収容・取付けハウジング2が位置固定に配置されているので、収容・取付けハウジング2の連行が行われず、これにより第2の方向17への旋回時にはローラキャリヤ3のロックが生じる。図2および図3に示したロック機構をフリーホイールクラッチと比較してみると、このロック機構はラジアル−アウタフリーホイール(Radial−Aussenfreilauf)とも呼ぶことができ、その場合、カムディスク18は外側星形車(Aussenstern)と呼ぶことができる。
【0033】
図1に示したベルト伝動装置が、電気的な駆動装置として使用されるベルトスタータジェネレータによって駆動されると、ロック機構は、ベルトテンション装置1がばね5の初張力(Vorspannkraft)に抗して第2の方向17へ引っ張られることを阻止する。
【0034】
図2に示したスプラグ21はそれぞれ1つの孔23を有している。孔23内には、それぞれ1つのピン状の連行体24が係合している。合計4つの連行体24は、図3に示したカバー25に配置されており、このカバー25はローラキャリヤ3に対して相対的に旋回可能に軸受けピン7に案内されている。カバー25の旋回、ひいてはピン状の連行体24の旋回は、たとえば電磁石(図示しない)を用いて制御することができる。この電磁石はカバーに固定されたアーム26に作用する。これにより、前記ロック機構は接続・遮断可能となる。
【0035】
ベルト伝動装置の通常運転時、つまり駆動ベルト13が車両エンジンの主ベルトプーリ9によって駆動される場合には、孔23内に係合した連行体24により、第1の方向15へのローラキャリヤ3の旋回が可能になるようにスプラグ21がカムディスク18と外側のレース20の内周面22との間に位置決めされるようにカバー25が旋回させられている。第1の方向15へのローラキャリヤ3の旋回が可能になる理由は、スプラグ21が外側のレース20の内周面22に沿って転動し、カムディスク18とスプラグ21と外側のレース20との間に摩擦接続が生じないことにある。それどころか、スプラグ21の寸法および位置に応じて、いずれの場合にも小さな旋回角度に関してではあるが、第1第2の両方向15,17への旋回が可能になる。したがって、ロック機構は働いていないので、ベルトテンション装置1は「標準的なベルトテンショナ」として働く。それに対して、ベルト伝動装置がベルトスタータジェネレータのベルトプーリ10によって駆動されると、カバー25が旋回させられ、この場合、スプラグ21は、ローラキャリヤ3が駆動ベルト13によって第2の方向17へ引っ張られると、カムディスク18とスプラグ21と外側のレース20との間に摩擦接続が生じるようにカムディスク18と外側のレース20の内周面22との間に配置される。その場合、ベルトテンション装置1は「固定のテンションローラ」として働く。
【0036】
図4a、図4b、図5a、図5b、図6aおよび図6bには3つの変化実施例が示されている。この場合、各1つの形状接続式のロック機構が実現されている。ロック装置はそれぞれ、ローラキャリヤ3と収容・取付けハウジング2との間で作用する、2つの部分から成る歯列により実現されており、この場合、両歯列部分は、対応し合う歯が互いに噛み合っていない第1の位置から、対応し合う歯が互いに噛み合っている第2の位置へもたらすことができる。
【0037】
図4aおよび図4bに示した本発明によるベルトテンション装置1の第2の実施例では、2つの部分から成る歯列が、収容・取付けハウジング2に支承された、軸方向に移動可能なスリーブ27によって実現される。このスリーブ27は軸方向に突出した区分28を有しており、この区分28は内歯列29を備えている。この内歯列29はローラキャリヤ3に配置された外歯列31と協働する。図4aには、係止された状態が示されており、この状態では、ローラキャリヤ3に設けられた外歯列31が内歯列29に噛み合うまでスリーブ27が上方へ向かって移動させられている。これにより、ローラキャリヤ3は係止される。それに対して図4bに示した位置では、外歯列31と内歯列29とが互いに噛み合わなくなるまでスリーブ27が下方へ向かって移動させられている。これにより、収容・取付けハウジング2に対するローラキャリヤ3の旋回運動が可能になる。
【0038】
図5aおよび図5bに示したベルトテンション装置1の第3の実施例では、歯列が、収容・取付けハウジング2に配置されたか、もしくは形成された外歯列32と、ポット状のスリーブ33とによって実現されている。この場合、ポット状のスリーブ33はローラキャリヤ3に軸方向移動可能に結合されていて、外歯列32に対応する内歯列34を有している。軸方向のガイドロッド35を介して、ポット状のスリーブ33を、図5bに示した係止解除された位置から、ばね38のばね力に抗して下方へ向かって、図5aに示した係止された位置にまで引っ張ることができる。たとえばリングギヤにより形成された外歯列32と内歯列34との、大きな円周範囲にわたって作用する歯列に基づき、この実施例ではベルトテンション装置1の係止された位置において大きなトルクの伝達が可能となる。
【0039】
本発明によるベルトテンション装置1の図6aおよび図6bに示した第4の実施例では、収容・取付けハウジング2の、ローラキャリヤ3に面した側の端面に第1の歯付板36が配置されており、さらにローラキャリヤ3に第2の歯付板37が軸方向移動可能に結合されている。図5aおよび図5bの実施例の場合と同様に、この実施例の場合でも軸方向のガイドロッド35が設けられている。このガイドロッド35はローラキャリヤ3に結合された第2の歯板37を、図6bに示した係止解除された位置から下方へ向かって引き下げることができるので、図6aに示した係止された位置が達成される。係止解除された位置における第2の歯車37の保持は、この実施例の場合にも、ローラキャリヤ3と第2の歯付板37との間にばね(図示しない)、特に皿ばねを配置することによって実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車におけるベルト伝動装置を示す概略図である。
【図2】本発明によるベルトテンション装置の第1の有利な実施例を、部分組付けされた状態で示す平面図である。
【図3】図2に示したベルトテンション装置の縦断面図である。
【図4a】本発明によるベルトテンション装置の第2の実施例の一部を、係止された状態で示す概略図である。
【図4b】本発明によるベルトテンション装置の第2の実施例の一部を、係止解除された状態で示す概略図である。
【図5a】本発明によるベルトテンション装置の第3の実施例の一部を、係止された状態で示す概略図である。
【図5b】本発明によるベルトテンション装置の第3の実施例の一部を、係止解除された状態で示す概略図である。
【図6a】本発明によるベルトテンション装置の第4の実施例の一部を、係止された状態で示す概略図である。
【図6b】本発明によるベルトテンション装置の第4の実施例の一部を、係止解除された状態で示す概略図である。
【符号の説明】
1 ベルトテンション装置、 2 収容・取付けハウジング、 3 ローラキャリヤ、 4 軸受け、 5 ばね、 6 軸受けブシュ、 7 軸受けピン、8 軸受けつば、 9 主ベルトプーリ、 10,11,12 ベルトプーリ、 13 駆動ベルト、 14 ゆるみ側、 15 第1の方向、 16 張り側、 17 第2の方向、 18 カムディスク、 19 カム、 20 外側のレース、 21 スプラグ、 22 内周面、 23 孔、 24 連行体、25 カバー、 26 アーム、 27 スリーブ、 28 区分、 29 内歯列、 30 ローラ、 31 外歯列、 32 外歯列、 33 スリーブ、 34 内歯列、 35 ガイドロッド、 36 第1の歯付板、 37 第2の歯付板、 38 ばね
Claims (8)
- 引張手段のためのテンション装置であって、収容・取付けハウジング(2)と、該収容・取付けハウジング(2)に旋回可能に結合されたローラキャリヤ(3)と、該ローラキャリヤ(3)を収容・取付けハウジング(2)に対して支承する軸受け(4)と、ローラキャリヤ(3)と収容・取付けハウジング(2)との間に設けられた、張力を付与するためのばね(5)とが設けられている形式のものにおいて、軸受け(4)が、ローラキャリヤ(3)に結合された軸受けブシュ(6)と、収容・取付けハウジング(2)に結合された軸受けピン(7)とから成っており、収容・取付けハウジング(2)に対するローラキャリヤ(3)の旋回運動を第1の方向(15)では可能にし、第1の方向とは逆向きの第2の方向(17)では制限するか、もしくは阻止するロック装置が設けられており、該ロック装置が、収容・取付けハウジング(2)に結合されたカムディスク(18)を有しており、該カムディスク(18)が少なくとも1つのカム(19)を備えており、ローラキャリヤ(3)が外側のレース(20)に結合されており、該外側のレース(20)内に1つまたは複数のスプラグ(21)が配置されており、カムディスク(18)とスプラグ(21)と外側のレース(20)の内周面(22)との間の摩擦接続により、第2の方向(17)への収容・取付けハウジング(2)に対するローラキャリヤ(3)の旋回運動が制限されるか、もしくは阻止されるようになっており、さらにカバー(25)が設けられており、該カバー(25)が、ローラキャリヤ(3)に対して相対的に旋回可能に軸受けピン(7)に案内されており、前記カバー(25)が、ピン状の連行体(24)を備えており、カバー(25)および前記連行体(24)の旋回が、電磁石を用いて制御可能であり、スプラグ(21)が各1つの孔(23)を有しており、該孔(23)内に各1つの連行体(24)が係合しており、スプラグ(21)がカムディスク(18)および外側のレース(20)の内周面(22)と摩擦接続により協働するようにスプラグ(21)が前記カバー(25)の旋回、ひいては前記連行体(24)の旋回によって外側のレース(20)内で旋回可能であることを特徴とする、引張手段のためのテンション装置。
- スプラグ(21)が転動体として形成されている、請求項1記載のテンション装置。
- 引張手段のためのテンション装置であって、収容・取付けハウジング(2)と、該収容・取付けハウジング(2)に旋回可能に結合されたローラキャリヤ(3)と、該ローラキャリヤ(3)を収容・取付けハウジング(2)に対して支承する軸受け(4)と、ローラキャリヤ(3)と収容・取付けハウジング(2)との間に設けられた、張力を付与するためのばね(5)とが設けられている形式のものにおいて、収容・取付けハウジング(2)に対するローラキャリヤ(3)の旋回運動を第1の方向(15)では可能にし、第1の方向とは逆向きの第2の方向(17)では制限するか、もしくは阻止するロック装置が設けられており、該ロック装置が、収容・取付けハウジング(2)とローラキャリヤ(3)との間で作用する、2つの部分から成る歯列により実現されており、両歯列部分が第1の位置から第2の位置へ移動可能であり、ただし第1の位置では対応し合う歯が互いに噛み合っておらず、第2の位置では対応し合う歯が互いに噛み合っており、前記歯列が、内歯列(29)を備えた、軸方向に移動可能なスリーブ(27)と、ローラキャリヤ(3)に配置された外歯列(31)とを有しており、前記スリーブ(27)が収容・取付けハウジング(2)に支承されていることを特徴とする、引張手段のためのテンション装置。
- 引張手段のためのテンション装置であって、収容・取付けハウジング(2)と、該収容・取付けハウジング(2)に旋回可能に結合されたローラキャリヤ(3)と、該ローラキャリヤ(3)を収容・取付けハウジング(2)に対して支承する軸受け(4)と、ローラキャリヤ(3)と収容・取付けハウジング(2)との間に設けられた、張力を付与するためのばね(5)とが設けられている形式のものにおいて、収容・取付けハウジング(2)に対するローラキャリヤ(3)の旋回運動を第1の方向(15)では可能にし、第1の方向とは逆向きの第2の方向(17)では制限するか、もしくは阻止するロック装置が設けられており、該ロック装置が、収容・取付けハウジング(2)とローラキャリヤ(3)との間で作用する、2つの部分から成る歯列により実現されており、両歯列部分が第1の位置から第2の位置へ移動可能であり、ただし第1の位置では対応し合う歯が互いに噛み合っておらず、第2の位置では対応し合う歯が互いに噛み合っており、前記歯列が、収容・取付けハウジング(2)に配置された外歯列(32)と、ローラキャリヤ(3)に結合された、対応する内歯列(34)を備えた、軸方向移動可能なポット状のスリーブ(33)とを有していることを特徴とする、引張手段のためのテンション装置。
- 前記歯列の一方の歯列部分が電磁石によって他方の歯列部分に対して相対的に移動可能である、請求項3または4記載のテンション装置。
- 前記歯列の両歯列部分が第1の位置で少なくとも1つのばね(38)によって互いに間隔を置いた状態に保持されている、請求項3から5までのいずれか1項記載のテンション装置。
- 減衰装置が設けられていて、該減衰装置が減衰ブシュを有しており、張力増大方向での減衰が張力低下方向での減衰よりも大きくなるように前記減衰装置が摩擦によってローラキャリヤ(3)と収容・取付けハウジング(2)との間の運動を減衰する、請求項1から6までのいずれか1項記載のテンション装置。
- 前記減衰ブシュに摩擦力を付与するために、帯状ばねが設けられており、該帯状ばねの第1の端部が収容・取付けハウジング(2)またはローラキャリヤ(3)に相対回動不能に固定されており、前記帯状ばねの第2の端部が前記減衰ブシュに相対回動不能に固定されている、請求項7記載のテンション装置。
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