JP4334840B2 - ケーブル式操作装置の連結部材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内索ケーブルを導管により被包したコントロールケーブルにより操作杆と変速機を連結したケーブル式操作装置の連結部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、トラック等の車両における変速機の操作装置として、操作杆と変速機に設けられたフォーク操作軸とを2本のコントロールケーブルで連結するケーブル式操作装置が知られている。コントロールケーブルは操作杆の操作により長手方向に移動する内索ケーブルとこの内索ケーブルを被包する導管を備え、このケーブル式操作装置では、操作杆の操作による内索ケーブルの長手方向の移動を変速機近傍においてフォーク操作軸の摺動或いは回転運動に変換している。
しかし、従来のケーブル式操作装置では、操作杆と変速機とをコントロールケーブルで直接連結することから、運転者が操作杆をその手で把持して操作しようとすると、変速機の内部で発生する振動がそのコントロールケーブルを介して操作杆に伝達され、その操作杆の振動によりそれを把持する運転者が違和感を感じる不具合がある。この点を解消するために、変速機から伝達される振動を遮断するための弾性体をコントロールケーブルと操作杆の間に介在させ、その弾性範囲内で通常の操作を行わせるようにすることが考えられる(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭60−128019号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、変速機のフォーク操作軸は操作軸方向に摺動することにより変速機内部の変速ギヤを選択し、その状態でフォーク操作軸がその軸心回りに回転することにより選択された変速ギヤを歯合させるようになっている。このため、弾性体を介してコントロールケーブルを操作杆に接続してその弾性範囲内で通常の操作を行わせるようにしたとしても、急変速させなければならないような特別な事情が生じた場合に、操作杆を比較的素早くかつ比較的大きな力で操作杆を操作すると、弾性体が弾性限度を超えて変形し、その弾性体が破損するおそれがある。また、弾性体が破損しない場合であっても、その弾性体の変形量が通常の操作時における変形量に比較して増大し、十分に弾性変形した後でなければ操作杆の操作が内索ケーブルの移動に結びつかず、操作杆の操作ストロークが通常の操作におけるストロークに比較して異常に拡大する不具合がある。
本発明の目的は、操作杆の操作時における変速機から伝達される振動を有効に遮断するとともに、急変速時にあっても操作杆の操作ストロークを異常に拡大させないケーブル式操作装置の連結部材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、図1,図5及び図6に示すように、一端が変速機13に連結され導管18bに被包されて車体10b,12に配索された内索ケーブル18aの他端と、車室内に設けられた操作杆17とを連結するケーブル式操作装置の連結部材である。
その特徴ある構成は、図1及び図2に示すように、円筒体31aと円筒体31aに重なるように円筒体31aに挿入された内筒部材31dと円筒体31aの両端を閉じるヘッド板31bとボトム板31cにより構成されヘッド板31bが内索ケーブル18aの他端又は操作杆17に取付けられたシリンダ31と、ボトム板31cの中央に形成された孔31eに挿通され操作杆17又は内索ケーブル18aの他端に基端が取付けられたピストンロッド32と、ピストンロッド32の先端に設けられてシリンダ31に収容されたピストン33と、ピストン33の周囲とシリンダ31の内周面の間に介在しピストン33をシリンダ31の略中央に維持するリング状の弾性体34とを備え、円筒体31aの一端にヘッド板31bが一体的に形成され、ピストンロッド32が挿通可能なガイドパイプ36の端部にボトム板31cが形成され、円筒体31aの他端にボトム板31cが内筒部材31dの端部に当接するように挿入され、ボトム板31cが内筒部材31dの端部とかしめられた円筒体31aの他端とにより挟持され、ピストンロッド32の軸方向の移動によりピストン33がシリンダのヘッド板31b又はボトム板31cに当接するように弾性体34が弾性変形可能に構成されたところにある。
【0006】
この請求項1に係る発明では、操作杆17の操作時における変速機13の振動はコントロールケーブル18の内索ケーブル18aを介して伝達され、その内索ケーブル18aの他端からシリンダ31又はピストン33に伝達されてそのシリンダ31又はピストン33は振動する。一方、ピストン33の周囲とシリンダ31の内周面の間に介在する弾性体34は変形することによりその振動を吸収し、操作杆17の操作時における変速機13の振動が操作杆17に直接伝達されることを防止する。
一方、急変速させなければならないような特別な事情が生じた場合に、操作杆17を比較的素早くかつ比較的大きな力で操作杆17を操作すると、ピストン33はシリンダ31内で移動してシリンダ31のヘッド板31b又はボトム板31cに直接当接する。当接した以後における操作は内索ケーブル18aを導管18b内部で移動させて操作杆17における操作を変速機13に伝える。この結果、操作杆17の操作ストロークが異常に拡大することを防止するとともに、弾性体34が弾性限度を超える変形により破損することを回避する。
【0007】
また、円筒体31aの他端にボトム板31cが内筒部材31dの端部に当接するように挿入して円筒体31aの他端をかしめるだけの比較的簡単な作業で、本発明の連結部材を得ることができる。そして、ガイドパイプ36の端部にボトム板31cを形成することにより、ピストンロッド32とシリンダ31を比較的容易に同軸上に維持させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図6に示すように、車両10にはこの車両10を走行させるためのエンジン11を備える。この実施の形態における車両はキャブオーバトラック10であって、エンジン11はキャブ10a下方の車体である一対のサイドメンバ12(一方のみ示す)の間に取付けられる。エンジン11には車両10の走行状態に応じてそのエンジン11の出力を有効に発揮するための変速機13を備える。図5に示すように、この変速機13内部には図示しないが主軸に複数の変速ギヤが配設され、シフタレバー13aにより所望の変速ギヤを選択することができるようになっている。シフタレバー13aはフォーク操作軸14により操作され、このフォーク操作軸14は軸方向に摺動し、かつ軸心回りに回動可能に変速機13に取付けられ、摺動又は回動することでシフタレバー13aを介して変速ギヤの選択を行うように構成される。
【0009】
操作軸14にはこの操作軸14を軸心回りに回動させるための第1レバー14aが固着部14dを介して固着され、この第1レバー14aの先端を前後に動かすことにより操作軸14は回動するようになっている。また、固着部14dの対面には第1レバー14aと同軸に補助レバー14eが立設され、その先端にはパワーシリンダ14fのロッドが連結される。パワーシリンダ14fは第1レバー14aを介して操作軸14を回転させようとする場合に、回転させようとする方向にシリンダ14fのロッドを伸ばし、又は縮めることにより操作を確実にし、操作する者の負担を軽減するようになっている。
【0010】
変速機13には操作軸14を軸方向に摺動するための第2レバー16が設けられる。第2レバー16はL字状に加工され、そのほぼ中央が変速機13に設けられた枢支部材13cに枢支される。操作軸14にはこの軸周りに回転可能で軸方向に移動不能なスタッド14gが設けられ、第2レバー16の先端にはこのスタッド14gに嵌着する嵌着部16aが形成される。この第2レバー16は回転することにより移動する嵌着部16aがそのスタッド14gを移動させ、操作軸14を摺動可能に構成される。
【0011】
図5及び図6に示すように、キャブ10a内部の車室内には操作軸14を軸方向に摺動する方向のセレクト方向と軸心回りに回動させる方向のシフト方向に操作するための操作杆17が設けられる。操作杆17は2本のコントロールケーブル18を介して変速機13に連結される。コントロールケーブル18は操作杆17の操作により実際に長手方向に移動する内索ケーブル18aと(図5)、この内索ケーブル18aを被包する導管18bをそれぞれ備え(図1)、それぞれのコントロールケーブル18はキャブ10aの前部において緩やかに折り返されて車体に配索される。
【0012】
コントロールケーブル18の内索ケーブル18aの一端は第1レバー14aの先端と第2レバー16の一端に接続され、それぞれ内索ケーブル18aの他端は操作杆17にそれぞれ接続される。操作杆17は図5の破線矢印で示すようにセレクト方向である車幅方向Fに動かすと、一方のコントロールケーブル18における内索ケーブル18aが導管の内部を長手方向に移動して第2レバー16を回転させ、この第2レバー16の回転により操作軸14が摺動可能に構成される。また、操作杆17をシフト方向である前後方向Gに動かすと、他方のコントロールケーブル18における内索ケーブル18aが導管18bの内部を長手方向に移動して第1レバー14aを回転させ、この第1レバー14aの回転により操作軸14が回動するように構成される。
【0013】
図1に示すように、操作杆17は操作杆支持ブラケット21を介してキャブ10aのフロアパネル10bに取付けられる。この操作杆支持ブラケット21は、キャブ10aのフロアパネル10bに取付られる板状の取付部21aと、その取付部21aの後部に形成され操作杆17の下部を支持する支持部21bと、取付部21aの前端に形成されコントロールケーブル18の導管18bの端部が係止される被係止部21cとがいわゆるアルミダイキャストにより一体的に形成される。この支持ブラケット21における支持部21bは操作杆17の下部を支持するとともに、この支持部21bには操作杆17をセレクト方向に動かした場合にコントロールケーブル18の内索ケーブル18aを導管18bの内部で移動させるためのL型クランク22が枢支される。このL型クランク22の一端は操作杆17の側部に位置してその操作杆17に設けられた操作ピン17bが枢支される。
【0014】
一方、被係止部21cは、取付部21aの前端に立ち上がるように形成されたフランジであり、この被係止部21cに形成された溝21dにコントロールケーブル18の導管18bに圧着された係止部材24を係止させることにより、その導管18bの端部が係止されるように構成される。そして、L型クランク22の他端に一方のコントロールケーブル18における内索ケーブル18aの基端が枢支され、操作杆17に他方のコントロールケーブル18における内索ケーブル18aの他端が枢支される(図5)。ここで、それぞれの内索ケーブル18aの他端とL型クランク22及び操作杆17とはそれぞれ同一構造の連結部材30により連結され、L型クランク22の他端と内索ケーブル18aの基端の間に介在する連結部材30を以下に代表して説明する。
【0015】
図1及び図2に示すように、連結部材30は、シリンダ31と、ピストンロッド32の先端に設けられてシリンダ31に収容されたピストン33と、ピストン33の周囲とシリンダ31の内周面の間に介在しピストン33をシリンダ31の略中央に維持するリング状の弾性体34とを備える。シリンダ31は、円筒体31aとその円筒体31aの両端を閉じるヘッド板31bとボトム板31cにより構成され、この実施の形態におけるシリンダ31は、円筒体31aに重なるようにその円筒体31aに挿入された内筒部材31dが更に備えられる(図2)。円筒体31a、内筒部材31d、ヘッド板31b及びボトム板31cはそれぞれ鉄鋼により作られ、ヘッド板31bは円筒体31aの一端に一体的に形成される。一方、ボトム板31cはピストンロッド32が挿通可能なガイドパイプ36の端部に形成され、円筒体31aの他端にボトム板31cが内筒部材31dの端部に当接するように挿入される。そして、円筒体31aの他端がかしめられ、ボトム板31cは内筒部材31dの端部とかしめられた円筒体31aの他端とにより挟持されてその円筒体31aに取付けられる。
【0016】
図1に示すように、シリンダ31におけるヘッド板31bは連結ロッド37を介して内索ケーブル18aの他端に取付けられる。連結ロッド37の一端はそのヘッド板31bの中央に垂直に溶接される。連結ロッド37の他端は管状に形成されて内索ケーブル18aの他端が挿入され、内索ケーブル18aの他端が挿入された状態で周囲から六角形状にかしめられることにより、その連結ロッド37の他端は内索ケーブル18aの他端に圧着される。係止部材24にはこの連結ロッド37を包囲してその連結ロッド37の軸方向の移動を許容する案内筒38の基端が導管18bの他端と同軸に固着され、案内筒38の先端には連結ロッド37に嵌入されたキャップ39が埃の内部侵入を防止するために設けられる。
【0017】
ピストンロッド32はボトム板31cの中央に形成された孔31e及びそのボトム板31cが端部に形成されたガイドパイプ36に挿通され、その基端に枢支部材41が螺着される。その枢支部材41が操作杆17の動きに連動するL型クランク22に枢支されることにより、ピストンロッド32の基端は枢支部材41及びL型クランク22を介して操作杆17に取付けられる。ピストンロッド32の先端に設けられたピストン33とシリンダ31である内筒部材31dの内周面の間に介在するリング状の弾性体34は、ピストン33より幅が狭いリング状に形成される。この弾性体34は、ピストン33をシリンダ31の略中央に維持するように内周がピストン33の外周に接着され、その外周がシリンダ31である内筒部材31dの内周に接着される。
【0018】
ここで、図2に示すように、ピストン33とヘッド板31bとの間の隙間t1及びピストン33とボトム板31cとの間の隙間t2は、その弾性体34により吸収しようとする振動の振幅及び操作杆17を操作する場合におけるいわゆる遊びの関係により定められる。そして弾性体34は、ピストンロッド32の軸方向の移動によりピストン33が図3に示すようにシリンダ31のヘッド板31bに当接するように弾性変形可能に、又は図4に示すようにシリンダ31のボトム板31cに当接するように弾性変形可能に構成される。
【0019】
このように構成されたケーブル式操作装置の連結部材の動作を説明する。
運転者は車速に応じて変速ギヤの変更が生じた場合に、運転席に設けられた操作杆17を所望の位置に図示しないクラッチを踏込んだ状態で移動させる。操作杆17は変速機13とコントロールケーブル18で連結されており、変速機13で発生する振動はそのコントロールケーブル18に伝達される。具体的にこの振動は内索ケーブル18aに伝達され、その内索ケーブル18aの他端から連結ロッド37にその振動が伝達され、図2の実線矢印で示すようにシリンダ31を振動させる。一方、ピストン33の周囲とシリンダ31の内周面の間にそのピストン33をシリンダ31の略中央に維持するリング状の弾性体34を介在させたので、シリンダ31の実線矢印で示すような振動はその弾性体34が変形することにより吸収され、ピストン33にほとんど伝達されることはない。即ち、操作杆17を通常に操作した場合における変速機13の振動は操作杆17に直接伝達されることはなく、操作杆17の振動に起因する違和感を運転者が感じることはない。
【0020】
一方、急変速させなければならないような特別な事情が生じた場合に、操作杆を比較的素早くかつ比較的大きな力で操作杆を操作すると、その操作杆17に連結されたピストンロッド32が軸方向に移動し、その先端に設けられたピストン33がシリンダ31内で移動する。弾性体34はこのピストン33の移動により弾性変形するけれども、変速機13の振動振幅を超えるような移動をするピストン33は、図3に示すようにシリンダ31のヘッド板31bに直接当接するか、或いは図4に示すようにボトム板31cに直接当接する。そして操作杆17を更に移動させると、その操作杆17の動きは内索ケーブル18aの導管18b内部における移動に結びつき、変速機13に伝えられる。この結果、弾性体34が弾性限度を超える変形により破損することは回避され、また、操作杆17の操作ストロークが異常に拡大することが防止される。
【0021】
なお、上述した実施の形態では、シリンダ31におけるヘッド板31bが内索ケーブル18aの他端に取付けられ、操作杆17にピストンロッド32の基端を取付けた例を示したが、シリンダ31におけるヘッド板31bを操作杆17に取付けられ、ピストンロッド32の基端を内索ケーブル18aの他端に取付けても良い。
また、上述した実施の形態では、ピストン33より幅が狭いリング状に形成された弾性体34を用いて説明したが、ピストン33の周囲とシリンダ31の内周面の間に介在してピストン33をシリンダ31の略中央に維持するものであるかぎり、弾性体34は、図7に示すようにシリンダ31の内周の全てを覆うリング状のものであっても、図8に示すようにシリンダ31の両側における内周をそれぞれ覆う一対のリング状のものであっても良い。
更に、上述した実施の形態では、車両としてキャブオーバトラック10を用いて説明したが、車両はケーブル式操作装置を用いるものボンネット車両やその他の車両であっても良い。
【0022】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ヘッド板が内索ケーブルの他端又は操作杆に取付けられたシリンダと、ボトム板の中央に形成された孔に挿通され操作杆又は内索ケーブルの他端に基端が取付けられたピストンロッドと、ピストンロッドの先端に設けられてシリンダに収容されたピストンと、ピストンの周囲とシリンダの内周面の間に介在しピストンをシリンダの略中央に維持するリング状の弾性体とを備えたので、操作杆の操作時における内索ケーブルを介して伝達される変速機の振動を弾性体が変形することにより吸収することができる。
一方、操作杆を素早くかつ比較的大きな力で操作すると、ピストンはシリンダヘッド板又はボトム板に直接当接して内索ケーブルを導管内部で移動させて変速機に伝える。この結果、操作杆の操作ストロークが異常に拡大することを防止するとともに、弾性体が弾性限度を超える変形により破損することを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル式操作装置の連結部材を示す一部断面図。
【図2】その連結部材の拡大図。
【図3】ピストンがヘッド板に当接した状態を示す図2に対応する断面図。
【図4】ピストンがボトム板に当接した状態を示す図2に対応する断面図。
【図5】そのコントロールケーブルの取付状態を示す概念図。
【図6】そのケーブル式操作装置を有する車両の側面図。
【図7】本発明の他の連結部材を示す図2に対応する断面図。
【図8】本発明の更に他の連結部材を示す図2に対応する断面図。
【符号の説明】
10b フロアパネル(車体)
12 サイドメンバ
13 変速機
17 操作杆
18a 内索ケーブル
18b 導管
31 シリンダ
31a 円筒体
31b ヘッド板
31c ボトム板
31d 内筒部材
31e 孔
32 ピストンロッド
33 ピストン
34 弾性体
36 ガイドパイプ

Claims (1)

  1. 一端が変速機(13)に連結され導管(18b)に被包されて車体(10b,12)に配索された内索ケーブル(18a)の他端と、車室内に設けられた操作杆(17)とを連結するケーブル式操作装置の連結部材であって、
    円筒体(31a)と前記円筒体(31a)に重なるように前記円筒体(31a)に挿入された内筒部材(31d)と前記円筒体(31a)の両端を閉じるヘッド板(31b)とボトム板(31c)により構成され前記ヘッド板(31b)が前記内索ケーブル(18a)の他端又は前記操作杆(17)に取付けられたシリンダ(31)と、
    前記ボトム板(31c)の中央に形成された孔(31e)に挿通され前記操作杆(17)又は前記内索ケーブル(18a)の他端に基端が取付けられたピストンロッド(32)と、
    前記ピストンロッド(32)の先端に設けられて前記シリンダ(31)に収容されたピストン(33)と、
    前記ピストン(33)の周囲と前記シリンダ(31)の内周面の間に介在し前記ピストン(33)を前記シリンダ(31)の略中央に維持するリング状の弾性体(34)と
    を備え、
    前記円筒体(31a)の一端に前記ヘッド板(31b)が一体的に形成され、
    前記ピストンロッド(32)が挿通可能なガイドパイプ(36)の端部にボトム板(31c)が形成され、
    前記円筒体(31a)の他端に前記ボトム板(31c)が前記内筒部材(31d)の端部に当接するように挿入され、
    前記ボトム板(31c)が前記内筒部材(31d)の端部とかしめられた前記円筒体(31a)の他端とにより挟持され、
    前記ピストンロッド(32)の軸方向の移動により前記ピストン(33)が前記シリンダのヘッド板(31b)又はボトム板(31c)に当接するように前記弾性体(34)が弾性変形可能に構成さた
    ことを特徴とするケーブル式操作装置の連結部材。
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