JP4333428B2 - 近接位置入力装置 - Google Patents

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Description

本発明はPC(パーソナル コンピュータ)等の情報端末装置の入力装置に係り、特に操作者の指先等の位置を検出する近接位置入力装置に関する。
PC等に用いられる被接触型のユーザ入力装置の例が、特許文献1に記載されている。この公報に記載の入力装置では、2点以上の位置情報や接近する物体の形状や物体までの距離情報等を認識させるために、入力装置が複数の送信電極と、発信器と、複数の受信電極と受信電極を流れる交流電流を受信する受信器とを備えている。そして、発信器は、複数の送信電極の各々に送信用の交流電流を供給し、複数の受信電極は各送信電極と接触しないように配置されている。
この入力装置では、送信電極と受信電極の各交差点に第1のコンデンサ等価回路が仮想的に形成され、ユーザの指先などの導電性物体が接近すると、第1のコンデンサ等価回路と並列に第2のコンデンサ等価回路が仮想的に形成される。第2のコンデンサ等価回路の静電容量は、導電性物体との接近量に応じて変化する。
従来の位置検出装置の他の例が、特許文献2に記載されている。この公報に記載の検出装置は、信号処理をシンプル化し、耐ノイズ性や操作性の向上を図って、電圧振動系をセンサーパネルまたはセンサー導体アレイ、シールド板、信号プロセス回路、グランドおよび電流をも含めて形成している。そして、静電容量結合を介して被検出導体から等価的に受信する電気振動を対グランド信号プロセスし、処理結果をアイソレータを介して非振動系に伝達している。
特開2002−342033号公報
特開2000−020229号公報
上記特許文献1に記載の入力装置では、入力装置と指先までの距離の計測または指先の入力装置への接触の検出が可能である。しかしながら、交流電流を印加する送信電極(m個:mは任意数)と信号を受信する受信電極(n個:nは任意数)を分離しているので、入力装置に接近する指先等の物体の形状や物体までの距離情報を検出するのに、m×n回だけ信号を取得せざるを得ない。その結果、検出時間が長くなる。また、送信電極及び受信電極の数を増すと検出精度が向上するが、電極数の増大は検出時間を長引かせ、操作者に反応時間の遅さを感じさせる。
上記特許文献2に記載の検出装置では、センサー導体アレイに指が近づいたのを検出できる。しかしながら、静電容量方式で検出しているので、環境によってX方向またはY方向の受信信号の信号レベルが変化することがある。したがって、X方向またはYほうこうの受信信号の信号レベルだけを用いて近接位置を求めると、環境変化を考慮していないので、誤検出する恐れがある。
本発明は上記従来技術の不具合に鑑みなされたものであり、その目的は近接位置入力装置において多点検出を可能にすることにある。本発明の他の目的は、近接位置入力装置のける検出時間を低減することにある。本発明のさらに他の目的は、近接位置入力装置を簡素化することにある。本発明のさらに他の目的は、近接位置入力装置が、環境が変化しても正確に人体の近接を検出することにある。
上記目的は、ほぼ平行に配置した多数の第1のアンテナと、この第1のアンテナに交差する方向にほぼ平行に配置した多数の第2のアンテナと、第1および第2のアンテナに交流電圧を印加する手段と、前記第1および第2のアンテナからの出力を信号処理する信号処理回路と、前記第1および第2のアンテナからの出力を選択的に前記信号処理回路に送信する切替スイッチと、前記切替スイッチを切替える信号を出力する演算装置とを有し、前記信号処理回路は前記第1または第2のアンテナから送信された信号から所定の周波数以上の周波数の信号を取り出すハイパスフィルタと、このハイパスフィルタでフィルタリングされた信号を全波検出する全波検出回路と、この全波検出回路から出力される信号を積分する積分回路と、この積分回路で積分された信号をアナログ/デジタル変換するAD変換器とを備えてなり、前記切替スイッチは同時には1個のアンテナの出力しか前記信号処理回路に送信しないようにアンテナを選択してなることにより達成される。
また上記目的は、前記信号処理回路は、前記第1のアンテナから出力された信号と前記第2のアンテナから出力された信号とについて予め求めたそれぞれのアンテナの基準値を差し引いた差分値が、予め定めた値以上であれば人間等が接近したことを判断することにより達成される。
また上記目的は、前記信号処理装置は、前記差分値が予め定めた値以上になる第1のアンテナと、前記差分値が予め定めた値以上になる第2のアンテナとの交点を人間等が接近した点と判断することにより達成される。
また上記目的は、前記第1のアンテナの個数をn(nは正の整数)、第2のアンテナの個数をm(mは正の整数)としたときに、前記切替スイッチは(n+m)回の切替を単位として人間等の近接を検出することにより達成される。
また上記目的は、前記切替スイッチは、n本の第1のアンテナを順次切替えたあとに、m本の第2のアンテナを順次切替えることにより達成される。
また目的は、前記第1のアンテナと第2のアンテナ間に絶縁物を配置したことにより達成される
本発明によれば、2次元的に配置されたアンテナを、X方向とY方向に選択的に入出力可能にしたので、近接位置入力装置は、指先等の人体の複数点を検出することや絶縁物を介して物体を検出することができる。また、少ない信号取得回数で人体の位置を検出できるので、検出時間を短縮できる。さらに、近接位置入力装置を小型化および簡素化できる。
以下、本発明に係る近接位置入力装置のいくつかの実施例を、図面を用いて説明する。図1は、近接位置入力装置50のブロック図である。近接位置入力装置50では、ほぼ直交する2方向であるX方向およびY方向に、多数のアンテナ1x、1x、…、1y、1y、…を格子状に配置してアンテナ部2を形成している。X方向の各アンテナ1x、1x、…には、それぞれコンデンサ5、5、…が接続されている。各コンデンサ5、5、…の反アンテナ1x側は、それぞれ抵抗器6、6、…を介して1個の発信回路3に接続されている。この抵抗器6および発信回路6と並列に、切替スイッチ素子4aに接続されている。各切替スイッチ素子4aはまとめられて切替スイッチ4を構成する。
各切替スイッチ素子4aの他端側はまとめられて、信号処理回路15を形成するハイパスフィルタ7、全波検出回路8、積分回路9、AD変換器10と、CPU11に順に接続されている。Y方向についても同様の構成であり、各Y方向アンテナ1yは、コンデンサ5、抵抗器6、発信回路3のラインと、コンデンサ5後に並列に設けた切替スイッチ素子4a、および信号処理回路15とCPU11のラインとを有する。そして、X方向アンテナ1xのラインとY方向アンテナ1yのラインは、発信回路3と抵抗器6間、およびハイパスフィルタ7とスイッチ素子4a間で接続されている。
このように構成した近接位置入力装置50の各部の動作は、以下のとおりである。発信回路3は、アンテナ部2に高周波数の正弦波を印加する。切替スイッチ素子4aは、アンテナ部2と信号処理回路15との接続を順次切り替える。コンデンサ5は、アンテナ1x、1yが受信した信号から、直流成分を除去する。ハイパスフィルタ7は、所定の周波数以上の信号のみを通過させる。その際、発振回路3の発振周波数近傍の信号を全波検出回路8に送るようにしたので、低周波数のノイズもハイパスフィルタ7で除去する。
全波検出回路は8、信号を絶対値化するとともに整流する。ハイパスフィルタ7からの信号は正弦波であり、プラスレンジおよびマイナスレンジに振動する。AD変換器10に信号を入力可能なように、全波検出回路8でマイナスレンジの信号をプラスレンジに絶対値変換する。積分回路は、ゲインを調整するとともにオフセット調整する。オフセット調整およびゲイン調整は、人体の接近の有無を検出する際の感度の調整であり、検出感度が大きくなるように調整する。AD変換器10は、積分回路9からのアナログ信号をデジタル信号に変換する。CPU12は、切替スイッチ4が有する複数の切替スイッチ素子4aの選択信号を送信するとともに、AD変換器10から出力された信号を受信する。さらにアンテナ部2の出力信号に基づいて人体の近接位置を算出する。
図2および図3に、アンテナ部2の詳細を示す。アンテナ部2は、多数のX方向アンテナ1xとY方向アンテナ1yとを備え、各アンテナ1x、1yは格子状に配置されている。X方向アンテナ1xとY方向アンテナ1yが交差する位置で、各アンテナ1x、1yが直接触れないように、X方向アンテナ1xとY方向アンテナ1yの間に絶縁物12を挿入する。
図2に示した例では、絶縁物12はアンテナ1x、1yの全交点を覆う大きさであり、X方向アンテナ1xとY方向アンテナ1y間に配設される。絶縁物12の下側に配置するアンテナの感度は、人体とアンテナ1との距離が大きくなるので、絶縁物12の上側に配置するアンテナ(図2の例ではY方向アンテナ1y)の感度より若干低下する。そこで、絶縁物12とこの絶縁物12の上側に配置するアンテナ、図2の例ではY方向アンテナ1yにより低下する感度の量を予め補正する。
絶縁物12の他の例を、図3に示す。X方向アンテナ1xとY方向アンテナ1yの各交点ごとに、その交点を覆う大きさの絶縁物を配置する。絶縁物12が位置している部分と位置していない部分とでは、絶縁物12の下側に配置するアンテナ、図3の例ではX方向アンテナ1xの感度が若干異なる。そこで、この形式の場合には、X方向アンテナ1xとY方向アンテナ1yの交点の座標位置を検出するのに用いるのが好ましい。
アンテナ1x、1yは導体であり、銅箔等を用いる。なお、導体であればITO(インジウム錫酸化物)やNESA(酸化錫)といった透明な材料を用いることもできる。そしてアンテナ部2の形状は平面でも曲面でもよく、樹脂等の硬い部材上にアンテナ部2を設けるかゴム等の柔軟部材上に設ける。発振回路3は、抵抗器6とコンデンサ5を介して全てのアンテナ1x、1yに接続されており、高周波数の正弦波を発生する。なおコンデンサ5は、必要に応じて設けられる。
切替スイッチ4では、CPU11から送信された制御信号に応じて、各アンテナ1x、1yと信号処理回路15とをON/OFFする。その際、信号処理回路15にX方向アンテナ1xとY方向アンテナ1yとの全ての中から1本のアンテナしか接続されないように切替える。これにより、信号処理回路15は1個だけ必要となり、部品点数が減る。したがって、近接位置入力装置50が小型化し、低コスト化が図られる。切替スイッチ4には、アナログスイッチ等を用いる。なお、アンテナ1x、1yをコンデンサ5から離して設置するときは、外部ノイズの影響を低減するためにアンテナ1x、1yとコンデンサ5間をシールド線で接続する。
次に近接位置入力装置50が人体の接近または指等の接触を検出する原理を、図4を用いて説明する。図4に、アンテナ1x、1yの中から1本のアンテナ1だけを選んで等価回路で示す。その他のアンテナも、同様に構成されている。図4では、切替スイッチ4以降の回路を省いている。アンテナ1には、発信回路3から正弦波の交流電圧Vが印加されている。一方、アンテナ1からは出力信号Voutが、図示しない切替スイッチ4aに出力される。
アンテナ1と発信回路3間には、コンデンサC1および抵抗器R1が設けられている。コンデンサC1は図1のコンデンサ5に、抵抗器R1は図1の抵抗器6に相当する。近接位置入力装置50に人体またはその一部が接近すると、人体は仮想的なアースを形成し、アンテナ1と人体間に仮想的なコンデンサを形成する。アンテナ1に接近したときの人体の静電容量をC2とし、アンテナ1の浮遊容量をC3とする。
図5に、手がアンテナ1から離れているときの等価回路を、図6に手がアンテナ1に近づいているときの等価回路を示す。手がアンテナ1から離れているときには、人体の静電容量C2は、このアンテナ1の等価回路に接続されていない。これに対して、手をアンテナ1に近づけると、人体の静電容量C2が回路に接続される。これら両図から分かるように、アンテナ1に交流電圧を印加すると、図6に示した回路の出力電圧Vout2の方が、人体を介して流れ込む電流量だけ、図5に示した回路の出力電圧Vout1より小さい。
図7に、図5および図6に示した等価回路の出力電圧Voutの時間変化を示す。同図(1)が図5の場合であり、同図(2)が図6の場合である。これら2つの図を比較すると、手がアンテナ1から離れている時よりも手をアンテナに近づけたときの方が出力電圧の振幅が小さい。人体の静電容量C2が等価回路に接続されているか否かにより、出力電圧Voutに差が生じる。そこで、出力電圧Voutを計測して、人体が接近しているか否かを検出する。
近接位置入力装置50は、等価回路に人体の静電容量C2が接続されているか否かにより出力電圧Voutの差が大きくなるようにすると、検出感度が良くなる。人体の静電容量C2は小さく、アンテナ1と発信回路3間に設けたコンデンサ5(C1)や浮遊容量C3は、人体の静電容量C2の有無にかかわらずほぼ一定と考えられる。等価回路の出力電圧の基礎となるインピーダンスは、発信回路3の周波数に依存する。発振回路3の周波数を大きくすれば出力電圧Voutの差が大きくなるが、周波数が大き過ぎると出力電圧Vout1が小さくなりすぎる。そこで、発振回路3の周波数を適度に調整する。本実施例では、発振回路3の周波数を、800kHz程度に設定している。
人体の静電容量C2は、アンテナ1との距離に応じて変化する。アンテナ1との距離が近いほど静電容量は大きい。したがって、人体がアンテナ1に接近するにしたがい、出力電圧Voutは小さくなる。本実施例では、近接位置入力装置50にアナログ信号を用いているので、アナログ信号の振幅を計測することにより人体とアンテナ1との距離を測定できる。
アンテナ1と人体間に絶縁物12を介在させると、アンテナ1と人体との距離が大きくなるので、人体による静電容量C2が低下する。そのため、人体のインピーダンスが低下し、等価回路の出力電圧Voutの差が小さくなる。そこでインピーダンスの低下を補償するために、アンテナ部2に発振回路3から高周波数の正弦波を印加する。これにより人体のインピーダンスの低下が抑制され、アンテナ1と人体間に絶縁物12を介在させても人体を検出できる。したがって、アンテナ部2の表面にシート状の絶縁物を設けてアンテナ部2を保護しても、操作者が手袋をはめていても、指位置を検出できる。本実施例によれば、送信信号を印加する発振回路3と、受信信号を受信する信号処理回路15とをアンテナ1に接続したので、同一のアンテナ1で送受信することができる。
次に近接位置入力装置50の検出アルゴリズムを、図8に示すフローチャートおよび図9に示すアンテナ部2の詳細図を用いて説明する。図9に示すアンテナ部2は、X方向アンテナ1x(ch1〜ch5)が5チャンネル、Y方向アンテナ1y(ch6〜ch10)が5チャンネルの5×5のマトリックスで構成される。図9中の丸囲み数字は、交点の番号を示す。X方向アンテナ1xおよびY方向アンテナ1yを構成する各アンテナを等間隔に設置しなくてもよい。また、X方向アンテナ1xとY方向アンテナ1yとは、直交していなくてもよい。
図8に示すように、ステップ101においてCPU11が近接位置入力装置50の制御開始命令が出されているか否かを判断する。制御開始命令が出されているときは、ステップ102で、X方向アンテナ1x、次いでY方向アンテナ1yの各アンテナに該当するch1〜ch10について、詳細を後述するアンテナ出力の基準値を取得する。基準値を取り終えたら、ステップ103においてアンテナ1を切替える。具体的には、CPU11から切替スイッチ4に制御信号を送り、ch1〜ch10に含まれる10本のアンテナから1本のアンテナを選択する。選択されたアンテナの出力信号を、ステップ104でCPU11が受信する。
ステップ105において、ch1〜ch10の全てのアンテナの出力信号を取得したか否かを判断する。まだch1〜ch10までの全部のアンテナの出力信号を取得していないときには、ステップ102に戻る。そして、スイッチ4が出力信号を取り終えていないアンテナに切替え、出力信号を継続して取得する。ch1〜ch10の全てのアンテナの出力信号をとり終えているときは、ステップ106に進む。このステップ106では、各アンテナまたは各チャンネルごとのデータを用いて、ステップ105で取得したch1〜ch10の出力信号からステップ102で取得したch1〜ch10の基準値を差し引く。図10に、各アンテナの基準値と出力信号との差の検出例を示す。
各アンテナの出力信号の基準値との差を求めたので、ステップ107では近接位置を算出する。ステップ106で求めたch1〜ch10の差分値のなかから、予め定めたしきい値以上となるアンテナを探す。人体がアンテナに接近すると、差分値がしきい値以上になるアンテナが出現するようになる。そのようなアンテナが出現するときは、X方向アンテナ1xとY方向アンテナ1yの双方に必ず出現する。その結果、しきい値以上となるX方向アンテナ1xとY方向アンテナ1yとの交点が、人体の近接位置として検出される。
図10に示す例においてしきい値を2.0とすると、ch3とch6のアンテナがしきい値を超えている。したがって、ch3とch6の交点である交点11を、人体が近接した位置として検出する。図示しないが、このようにして検出された近接位置のデータを他の制御装置に送信することにより、近接位置入力装置50が接続された各種出力装置を駆動できる。ステップ107において近接位置を算出したらステップ101に戻る。そして、制御終了命令が出されるまで、ステップ103〜ステップ107の処理を繰り返し、近接位置の検出を継続する。
本実施例によれば、ch1〜ch10のアンテナを順次切り替え、出力信号が変化したアンテナのチャンネルを特定することにより、人体の近接位置を検出することができる。また、格子状に複数のアンテナを配置したので、格子状の複数の点に同時に人体が接近しても、人体の接近位置を異なる複数箇所として検出できる。さらに、異なる複数箇所の接近位置を画像処理または演算処理すれば、それらの点を含む面として認識できる。このような処理を施すことにより、近接物の大きさや形状も検出できる。
図9に示した例では、X方向アンテナ1xとY方向アンテナ1yの25個の交点のデータを検出するためには、10個のアンテナ1x、1yについてデータ取得すればよい。つまり、アンテナをm×nのマトリックスに配置したときは、m×n個の交点(座標)のデータを検出するためには、(m+n)個のデータを取得するだけでよい。従来、m×n個の交点についてデータを検出するために、m×n個のデータを取得をしていたが、本実施例では(m+n)個のデータを取得するだけでよく、検出時間を短縮化できる。
人体の静電容量C2は、アンテナから人体までの距離に応じて変化する特性を有する。そこで、ステップ104で取得した信号を用いて、接近位置の境界を段階的ではなく、より連続的に求めることもできる。つまり図10で示したように、各アンテナ(ch1〜ch10)について求めたアナログデータの差分値を用いて、しきい値に相当する位置を求める。その際、しきい値を超えるアンテナを選択し、その選択したアンテナに隣り合うアンテナの差分値との差を比例配分して、X方向アンテナ1xとY方向アンテナ1yの交点以外の中間点を検出する。
なお、ステップ102では、基準値をアンテナ1毎に設定している。この理由は、各アンテナの出力信号に含まれるばらつきを考慮したためである。また、ステップ106では、差分値を同一チャンネルの基準値と出力信号から求めた。この方法に代えて出力信号の時間変化を求めるために、前回測定値を記憶させ今回の測定値と比較する方法でもよい。ただし、アンテナ部2の同じ場所を人体が長時間触れていると、触れた瞬間の差分値は大きいが、触れた瞬間以降の差分値は小さくなり、人体が近接したか否かを判定するのには出力取得値も必要となる。そして、出力取得値が予め定めた値よりも小さいときには、人体が近接していると判断する。人体がゆっくりアンテナ部2に近づくと差分値が小さくなるので、感度が大きくなるように回路を調整する。
基準値を用いないまたは共通の基準値を用いて、各アンテナの出力信号の差分値を求め、その後隣り合うアンテナの差分値を用いて近接位置を検出するようにしてもよい。ただし、各アンテナの出力特性にはばらつきが含まれる恐れがあるので、ばらつきが許容範囲である場合にこの方法は有効である。この方法に、上述した交点以外の中間点を検出する方法を適用するときは、アンテナ毎の出力信号のばらつきを予め補正する。
基準値の取得方法を、図11に示すフローチャートを用いて説明する。図8のステップ101において制御開始命令が出されており、基準値取得のステップ102に移行した場合が初期状態である。図11において、制御開始後の初めての基準値取得かどうかをステップ201で判断する。初めて基準値を取得するときは、ステップ202においてアンテナを切替える。アンテナを切替えるときは、CPU11から切替スイッチ4に制御信号を送り、ch1〜ch10の中から1本のアンテナを選択する。そして選択したアンテナ1の出力信号を、ステップ203でCPU11が受信する。
ch1〜ch10が備える全てのアンテナの出力信号を取得したか否かを、ステップ204で判断する。出力信号を取得していないアンテナがある場合には、ステップ202に戻る。まだ出力信号を取得していないアンテナに切り替え、出力信号を継続して取得する。全てのアンテナの出力信号を取り終えていたら、ステップ205に進む。ステップ205では、ステップ203で取得したch1〜ch10の出力信号を各チャンネルの基準値としてセットする。
ステップ201において基準値取得が初めてでない場合には、ステップ206に進み前回の基準値取得から所定時間経過したか否かを判定する。所定時間経過しているときには、ステップ207に進む。所定時間以上経過していないときには、ステップ208に進み、基準値取得処理を終了する。この場合、基準値は更新されない。
ステップ207では、人体等が入力装置から離れた位置にあるか否かを判断する。人体等が近接していないときは、ステップ202〜ステップ205の処理を実行して基準値を更新する。人体等が近接している場合には、ステップ208に進み、基準値取得処理を終了する。ここで、人体が近接しているか否かを、ch1〜ch10の基準値と出力信号の差分値に基づいて判断する。全てのチャンネルで差分値が予め定めたしきい値以下のときには、人体が近接していないとみなす。ch1〜ch10の中の1チャンネルでも差分値がしきい値以上であれば、基準値を更新しない。人体が近接しているときに基準値を更新すると、更新時以降は人体を正確に検出できなくなる。
このように、原則的に基準値を制御開始直後に取得する。そして、所定時間が経過したときであって人体が近接していないときに、再び基準値を取得して基準値を更新する。これにより、時間経過や環境変化により出力信号が変化しても、確実に人体の近接を検出できる。なお、時間経過や環境変化による出力信号の変化が少ないことが予め知られているときに基準値を更新しないようにすると、基準値取得の手順が簡素化される。
アンテナ部2の他の例を、図12に示す。この例では、アンテナ部2の上面全体を覆うように柔軟材13を設けている。柔軟材13は適度な硬さ及び厚さを有する。柔軟材13の材質は、例えばシリコンゴムである。柔軟材13を設けると、操作者が触れた時に感触を楽しむことができる。また、操作者が柔軟材13を押した時の反力とアンテナ部2までの距離の関係を予め求めておけば、近接位置入力装置50は人体等の押圧力も検出できる。
本発明に係る近接位置入力装置50の他の実施例を、図13を用いて説明する。本実施例は、上記実施例と発信回路3および抵抗器6の接続位置を変えている。つまり、各アンテナ1x、1yの開放端に抵抗器5を介して発振回路3を接続している。その他の回路構成および回路接続は上記実施例と同じである。図1に示した実施例は、アンテナ1x、1yとコンデンサ5間の配線を長くして、アンテナ部2をその他の回路から離して設置するのに好適である。一方本実施例は、アンテナ1x、1yとコンデンサ5の配線を短くして、アンテナ部2をその他の回路に近接させる場合に有効である。
図4ないし図6に対応するアンテナ検出回路の等価回路を、図14ないし図16に示す。図14はアンテナ1も示した図であり、図15および図16は、アンテナを導体として表した図である。図15は、手がアンテナ1から離れているときの図であり、図16は手をアンテナ1に近づけたときの図である。手がアンテナ1から離れているときは、人体の静電容量C2が回路に接続されない。手をアンテナ1に近づけたときには人体の静電容量C2が回路に接続されている。アンテナ1に交流電圧を印加すると、出力電圧Vout2は人体を介して流れ込む電流の分だけ、回路の出力電圧Vout1より小さい。したがって、出力電圧Voutを計測すれば、人体が近接しているか否かを検出することができる。
近接位置入力装置50さらに他の実施例を、図17を用いて説明する。本実施例は、上記各実施例と異なり、切替スイッチ4と信号処理装置15間に、抵抗器6と発信回路1を接続している。本実施例によれば、発振回路3が発生した発振信号を、切替スイッチ4が選択したアンテナにだけ印加するので、出力信号は隣り合うアンテナの影響を受けることがない。その結果、検出性能が向上する。また、発振回路3の信号を1箇所に接続しているので、抵抗器6や配線を減らすことができ、装置が簡素化および小型化する。
本発明に係る近接位置入力装置の一実施例のブロック図。 図1に示した近接位置入力装置に用いるアンテナ部の詳細模式図。 図1に示した近接位置入力装置に用いるアンテナ部の詳細模式図。 近接位置入力装置の検出原理を説明する図。 アンテナ部の等価回路。 アンテナ部の等価回路。 図4に示した回路からの出力信号例。 図1に示した近接位置入力装置の動作を説明するフローチャート。 図1に示した示した近接位置入力装置に用いるアンテナ部の詳細図。 信号処理回路からの出力例を示す図。 基準値の取得方法を説明するフローチャート。 図1に示した実施例に用いるアンテナ部の側面図。 本発明に係る近接位置入力装置の他の実施例のブロック図。 図13に示した実施例における検出原理を説明する図。 図13に示した実施例のアンテナ部の等価回路。 第13に示した実施例のアンテナ部の等価回路。 本発明に係る近接位置入力装置のさらに他の実施例のブロック図。
符号の説明
1…アンテナ、1x…X方向アンテナ、1y…Y方向アンテナ、2…アンテナ部、3…発振回路、4…切替スイッチ、5…コンデンサ、6…抵抗器、7…ハイパスフィルタ、8…全波検出回路、9…積分回路、10…A/D変換器、11…CPU、12…絶縁物、13…柔軟材。

Claims (6)

  1. ほぼ平行に配置した多数の第1のアンテナと、この第1のアンテナに交差する方向にほぼ平行に配置した多数の第2のアンテナと、第1および第2のアンテナに交流電圧を印加する手段と、前記第1および第2のアンテナからの出力を信号処理する信号処理回路と、前記第1および第2のアンテナからの出力を選択的に前記信号処理回路に送信する切替スイッチと、前記切替スイッチを切替える信号を出力する演算装置とを有し、
    前記信号処理回路は前記第1または第2のアンテナから送信された信号から所定の周波数以上の周波数の信号を取り出すハイパスフィルタと、このハイパスフィルタでフィルタリングされた信号を全波検出する全波検出回路と、この全波検出回路から出力される信号を積分する積分回路と、この積分回路で積分された信号をアナログ/デジタル変換するAD変換器とを備えてなり、
    前記切替スイッチは同時には1個のアンテナの出力しか前記信号処理回路に送信しないようにアンテナを選択してなることを特徴とする請求項1に記載の近接位置入力装置。
  2. 前記信号処理回路は、前記第1のアンテナから出力された信号と前記第2のアンテナから出力された信号とについて予め求めたそれぞれのアンテナの基準値を差し引いた差分値が、予め定めた値以上であれば人間等が接近したことを判断することを特徴とする請求項1に記載の近接位置入力装置。
  3. 前記信号処理装置は、前記差分値が予め定めた値以上になる第1のアンテナと、前記差分値が予め定めた値以上になる第2のアンテナとの交点を人間等が接近した点と判断することを特徴とする請求項2に記載の近接位置入力装置。
  4. 前記第1のアンテナの個数をn(nは正の整数)、第2のアンテナの個数をm(mは正の整数)としたときに、前記切替スイッチは(n+m)回の切替を単位として人間等の近接を検出することを特徴とする請求項1に記載の近接位置入力装置。
  5. 前記切替スイッチは、n本の第1のアンテナを順次切替えたあとに、m本の第2のアンテナを順次切替えることを特徴とする請求項4に記載の近接位置入力装置。
  6. 前記第1のアンテナと第2のアンテナ間に絶縁物を配置したことを特徴とする請求項1に記載の近接位置入力装置。
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