JP4332542B2 - Memsスイッチ及びその製造方法 - Google Patents
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Description
図1は従来のシーソータイプのMEMSスイッチの構成を示す側面図であり、図2A、2Bは図1のスイッチが動作される状態を示す動作状態図である。
可動電極3の少なくとも一端には接触部材7が形成され、接触部材7と対応する位置の基板2の上面には信号ライン9が形成される。
こうした従来のMEMSスイッチ1は図2Aに示すように固定電極11に電圧が印加されると、これらの間で帯電が起こり、静電引力によって可動電極3がスプリングアーム5を中心に時計方向に回転し、可動電極3の底面に設けられた接触部材7が信号ライン9に接触される。
前述のようなシーソータイプのMEMSスイッチは、既存の平板型(可動電極の全体が基板に対して固定されるメンブレイン形態)スイッチに比べ、機械的スプリングによる復元力以外に静電気力を利用した復元部を、MEMS工程が行い易いように同一平面上に具現することで、復元力が高められる長所がある。しかし、接触部材7が信号ライン9に接触された状態になる時、可動電極3は図2Aに示すように所定の角度(θ°)で傾いた状態になる。そのため、平板型に比べ電極間隔の非効率性により接触部材7の接触力が相対的に低くなる問題点がある。これは可動電極3と固定電極11との間の距離が一定ではないために、電極間に発生する電界に偏りが発生し、効率よく静電力を利用することができないためである。例えば、ある部分では静電力が大きく接触力が大きいが、ある部分では静電力が小さく接触力が小さくなる。この接触力が小さい部分が生じるために、この部分から接触部材が離れてしまう。そのため、接触力を高めるために、駆動電圧が高くなる問題点がある。
本発明の第2の目的は前述したようなMEMSスイッチを提供することにある。
本発明3は、発明2において、前記絶縁層はシリコンナイトライド(SiN)又はシリコンダイオキサイド(SiO2)を使うことができる。
本発明5は、発明1において、前記接触部材は接触絶縁層と、前記接触絶縁層の下部に形成された接触導電層と、を含むことが好ましい。
本発明7は、発明1において、前前記接触部材は、前記可動電極の一端に前記信号ラインと直交する方向に形成されたスプリングアームによって揺動できるようになっていることが好ましい。
本発明9は、発明5において、前記接触導電層はAuであることが好ましい。
本発明12は、発明10において、前記基板の材質はグラスであることが好ましい。
本発明13は、発明10において、前記基板の材質はシリコンであることが好ましい。
本発明14は、発明10において、前記固定電極、復元電極及び/又は信号ラインの材質は金(Au)にすることができる。
本発明16は、発明10において、前記絶縁層はシリコンナイトライド層又はシリコンダイオキサイド層に形成することができる。
本発明17は、発明10において、前記接触部材は前記可動電極の底面に形成された接触絶縁層及び前記接触絶縁層の底面に形成された接触導電層を含むことができる。
本発明19は、発明17において、前記接触導電層は金(Au)に形成することができる。
本発明20は、発明10において、前記可動電極の一端には前記接触部材に対応する大きさの接触部が設けられ、前記接触部はスプリングアームによって前記可動電極の一端に対して回動可能なように連結されていることができる。
(本発明の基本概念)
図26は本発明によるMEMSスイッチの基本構造を示す側面図である。
同図を参照すれば、MEMSスイッチ700は基板701、固定電極703、復元電極705、信号ライン707、可動電極704、弾性連結体E1及びピボット突起731を含む。
可動電極704は弾性連結体E1であるスプリング部材709aを媒介とし、基板701の上面から所定の間隔を隔てて設置される。可動電極704の底面の中央部、即ち、固定電極703及び復元電極705の間に当該する部分にピボット突起731が形成される。また、可動電極704の一端には、信号ライン707と接触される接触部材711が形成される。ここで、ピボット突起731は基板701の上面に形成させることもできる。
次は、図27A〜27Cを参照して、本発明によるMEMSスイッチの動作原理について説明する。
図27Aを参照すれば、固定電極703に電圧が印加されると、固定電極703及び可動電極704の間に帯電が起こり、静電引力によって可動電極704が基板701側に引かれる。従って、弾性連結体E1であるスプリング部材709aが収縮し、可動電極704の下面に設けられた接触部材711が信号ライン707と接触すると共に、ピボット突起731が基板701の上面に接触する。ここで、接触部材711は従来の平板タイプのスイッチのように接触され接触力が向上される。なお、ピボット突起731、接触部材711及び信号ライン707の高さは、ピポット突起731が基板701に接触した時の高さが、接触部材711が信号ライン707に接触した時の高さに概ね等しくなるようにする。これにより、可動電極704と固定電極703との距離を概ね一定に保つことができ、接触部材711と信号ライン707との接触力を高めることができ好ましい。
図3は、本発明の一実施形態によるMEMSスイッチの構造を示す平面図であり、図4は図3の矢印IIIから見た側面図である。ただし、図4において、アンカー125は省略している。
図3、4を参照すれば、MEMSスイッチ100は基板101、固定電極103、復元電極105、信号ライン107、可動電極104、接触部材111、弾性連結体E2及びピボット突起131、133を含む。
信号ライン107には、ライン上に所定間隔を隔てて形成された信号接触部107aが設けられる。ここで、固定電極103、復元電極105、及び信号ライン107は導電材、例えば金(Au)で形成される。ここで、固定電極103及び復元電極105の上面には、絶縁層(図示せず)を更に構成することができる。
可動フレーム109は一側が開放された長方形の枠の形で設けられ、図3に示す可動フレームの一辺の底面に接触部材111が設けられる。接触部材111は、可動電極104の端部に対向する一辺に設けられる。接触部材111は可動フレーム109の動作に応じて信号ライン107の接触部107aと接触もしくは離脱される。
また、可動電極104は、第2弾性部材123を通じて可動フレーム109の内部一端に対して回転運動が可能であり、可動フレーム109の開放部109aを通じて突出された長さを有する。つまり、図3において、可動電極104は、第1弾性部材121より左側部分と、可動フレーム109内に収まる右側部分とを含む。そして、右側部分の端部が、第2弾性部材123を介して可動フレーム109に対して回転可能なように連結されている。可動電極104の底面には少なくとも一つのピボット突起131、133が設けられる。接触部材111が信号ライン107に接触する時、ピボット突起131,133は、第2弾性部材123と共に平板タイプで接触されることを誘導する。つまり、ピボット突起131,133及び第2弾性部材123は、可動電極104と固定電極103とが平行になるように誘導する。
図5A〜図5Dは前述したMEMSスイッチの動作状態を示す図面である。
次に、図5Bのように固定電極103に電圧が印加されると、固定電極103と可動電極104との間に帯電が起こり、静電引力によって可動電極104が基板101側に引かれる。従って、可動フレーム109は、第1弾性部材121を中心とした時計方向に回転し、接触部材111が信号ライン107に接触される。この時、可動電極104は、第2弾性部材123を通じ、可動フレーム109に対して追加回転の動作が実施され、ピボット突起131、133が基板101上に接触される。図面においては、ピボット突起131、133が、固定電極103及び復元電極105の上面に接触された状態を示している。このように、可動フレーム109が、第1弾性部材121を中心とした時計方向に回転するとともに、可動電極104が第2弾性部材123を中心に回転することによって、接触部材111を既存の平板タイプと同様の形で接触させ、接触部材111の接触力を向上させることができる。つまり、平板タイプであるため、両基板上の各電極間の間隔がほぼ一定となり、電極間に発生する電界が均一となり、静電力が均一となる。これにより、効率よく静電力を利用することができるようになり、両電極間を近づける力が大きくなる。つまり、両基板上の接触部材と信号ラインとの接触力を高めることができる。そのため、接触力を高めるための駆動電圧を低くすることができる。
図6及び図7は、可動電極104の底面に接触部材111'が形成された例を示す図面で、図3及び図4とは異なり、信号ライン107'が、第2弾性部材123の設置された可動電極104の他端部に形成される。この時、固定電極103'及び復元電極105'の位置は図3、4と反対になる。なお、図7において、アンカー125は省略している。
図8Aに示すように、動作初期に固定電極103'だけでなく、復元電極105'側にも同時に電圧を印加することにより、可動電極104は、固定電極103'に近い位置にひきつけられるようになる。
図9は図7の構成が適用されたSP3T(Single Pole 3 Through)型のスイッチ構造を示す図面であり、図10は図9の矢印Vから見た側面図である。ただし、図10において、アンカー225は省略している。
信号ライン207a、207b、207cは、一つの入力ラインIと、3つの出力ラインO1、O2、O3それぞれとを接続する。よって、一つの入力ラインIを通じて入力された信号が、3つの出力ラインO1、O2、O3に分けられるように形成される。
図9において、弾性支持ユニット220は、可動フレーム209の一端の両側に、突出するように形成された第1弾性部材221と、可動フレーム209の内部に設けられた第2弾性部材223a、223b、223cとで構成される。第1弾性部材221はアンカー225によって支持される。
同図を参照すれば、可動フレーム209の駆動のための共通固定電極202a、202bと、実際に接触力を発生させるための多数の可動電極204a、204b、204cに対応する固定電極203a、203b、203cと、可動電極204a、204b、204cの復元のための共通の共通復元電極205a、205bで構成される。共通固定電極202a及び共通復元電極205aは、可動電極202aと、可動電極202bの一部とに共通に用いられる。共通固定電極202b及び共通復元電極205bは、可動電極202bの一部と、可動電極202cとに共通に用いられる。なお、共通固定電極202a、202b及び共通復元電極205a、205bは、共通に設けられなくてもよく、可動電極202a、202b、202cのそれぞれに設けられても良い。
図12A〜図12Dは、本発明によるSP3T型スイッチが動作する過程を示す動作状態図であり、特に可動電極204bに着目している。図13A〜図13Dは、図12A〜図12Dの状態でスイッチを駆動させるための固定電極の駆動状態を示す駆動電圧の印加状態を示す図面である。図13A〜図13Dにおいて、色が濃く示された領域は駆動電圧が印加された領域である。
次に、図12B、13Bを参照すれば、共通復元電極205a、205bの電圧が解除され、中央部に位置した固定電極203bに所定の電圧が印加されると、固定電極203bと対応する可動電極204bとの間に帯電が起こり、可動電極204bが更に下に向き、つまり基板201側に引き付けられる。具体的には、共通固定電極202a、202b及び固定電極203bへの電圧の印加により、可動電極204bは共通固定電極202a、202b及び固定電極203bに近づくように移動する。このとき、可動フレーム209は、第1弾性部材221を中心とした時計方向に回転している。
なお、スイッチングの速度を向上させるために、図12Bのようなスイッチの接触状態と図12Cのようなスイッチの非接触される復元状態とが繰り返されながら作動することがある。
次は、バルク構造物に具現できるように第1、2弾性部材の剛性を更に弱く設計して初期のプルイン電圧を減少させる。これにより、ピボット突起によるスイッチオン/オフの駆動に起因したスイッチング速度を向上させることができる他の実施形態について説明する。
図14及び図15を参照すれば、絶縁性材質、例えばグラス(glass)で形成され、所定の深さTを置いて底電極の溝401aが形成された下部基板401が設けられる。底電極の溝401aの上面には固定電極403、復元電極405、信号ライン407及びグラウンド408が蒸着される。前述した電極は導電性の材質、例えばAuで形成される。ここで、底電極の溝401aを形成する理由は、後述する可動フレーム431及び可動電極433が上下遊動できる空間を提供するためである。
次に、上部基板430には、弾性連結体E3を成す可動フレーム431と、弾性支持ユニット435(435a、435b)と、可動電極433とが形成されている。この上部基板430と下部基板401とが一体に結合される。上部基板430は導電性の材質、例えばシリコン(Si)であることが好ましい。
図16、17を参照すれば、可動電極433の少なくとも一端部の底面には接触部材450が形成される。接触部材450は、信号ライン407の接触部407aと接触されるもの(図15参照)で、可動電極433との絶縁のための接触絶縁層451と、信号ライン407と接触される接触導電層453及び接触突起455と、で構成される。ここで、接触絶縁層451は、例えばシリコンナイトライド(SiN)又はシリコンダイオキサイド(SiO2)層で形成し、接触導電層453及び接触突起455は、例えば金(Au)で形成することが好ましい。
図19は本発明の他の実施形態によるMEMSスイッチの電気的な連結関係を示す図面である。
図20Aは図14の線VI−VI'に沿って切断した断面図であり、図20Bは接触部材が接触される状態を示す断面図であり、図20Cは可動電極が復元される状態である。
その基本的な動作原理は図5A〜5C及び図8A〜8Cの過程と同様である。差異点は、第1、2弾性部材435a、435bの剛性が図5A〜5C及び8A〜8Cの第1、2弾性部材121、123より更に弱く設計されている点である。これにより、ピボット突起部を利用したスイッチの作動が円滑になると共に初期に要求されるプルイン電圧(Pull in Voltage)が減少する効果がある。
次に、図20Bのように固定電極403に電圧が印加されると、固定電極403と可動電極433との間に帯電が起こり、静電引力によって可動電極433が下方に引かれる。このとき、可動電極433は、第2弾性部材435bを中心とした時計方向に回転し、接触部材450が信号ライン407に接触される。また、ピボット突起470もまたグラウンド408に接触されるようになる。これにより、可動電極433は、固定電極403と平行になるように引き付けられる。よって、可動電極433と固定電極403との間の距離が一定となり、電極間に発生する電界が均一となり、静電力が均一となる。これにより、効率よく静電力を利用することができるようになり、両基板間を近づける力が大きくなる。つまり、両基板上の接触部材と信号ラインとの接触力を高めることができる。そのため、接触力を高めるための駆動電圧を低くすることができる。
図21A〜21Dは本発明の他の実施形態によるMEMSスイッチに適用される下部基板の製造過程を示す図面であり、図22A〜図22Dは本発明の他の実施形態によるMEMSスイッチに適用される上部基板の製造過程を示す図面であり、図23A〜23Cは上部基板及び下部基板を結合しMEMSスイッチを完成させるまでの過程を示す図面である。
図21Bを参照すれば、底電極が形成される底電極の溝401aが下部基板401の上面に所定深さTで形成される。
図21Cを参照すれば、底電極の溝401aの上面に固定電極403、復元電極405、信号ライン407及びグラウンド408が形成される。各電極は導電性材質で、例えば金(Au)で形成される。
次は上部基板430の底面に接触部材540及びピボット突起470を形成する作業が行われる。
図22Bを参照すれば、絶縁性材質、例えばシリコンナイドライド膜またはシリコンダイオキサイド(SiO2)膜が蒸着された後、接触部材の絶縁層451及びピボット絶縁層471がパターニングされる。ここで、絶縁層451を形成する理由は、次の段階で形成される接触導電層453と可動電極433との絶縁のためである。
図22Dを参照すれば、接触導電層453及びピボット導電層473の上面に、もう一回導電層が蒸着された後に接触突起455及びピボット突起475が形成される。
前述した過程において、ピボット突起470が接触部材450と同一層に形成されることを説明したが、それは製造工程を単純化させるためのもので、接触部材450及びピボット突起470が必ずしも同一層に形成される必要はない。
前述した過程を通じて提供された下部基板401及び上部基板430を結合して可動部を構成する製造過程について説明する。
図23Cを参照すれば、厚みが削られた上部基板430上に第1、2弾性部材435a、435b、可動フレーム431、可動電極433をパターニングする。ここで、接触部材450が形成された周囲を同時にパターニングして接触部433aを形成し、スプリングアーム433bを形成する作業が同時に行われる。
図24、25を参照すれば、前述したバルク型MEMSスイッチが2行2列で配列される。この時、信号ライン507を成す信号入力ラインIは中央部に十字形で配列される。また、信号入力ラインIの各端部に対向して、所定の間隔を隔てて4つの信号出力ラインO1、O2、O3、O4が設けられる。図25において、Gtは信号伝達のためのグラウンドを示し、Cはスイッチをオンの状態で作動させるために駆動電圧が印加される部分を示し、Rはスイッチをオフの状態で作動させるために復元電圧が印加される部分を示し、Gsはスイッチ動作のためのグラウンドを示す。
以上、図面に基づいて本発明の好適な実施形態を図示及び説明してきたが、本発明の保護範囲は、前述の実施形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
401 下部基板
430 上部基板
103、103'、203a、203b、203c、403、703 固定電極
105、105'、405、705 復元電極
202a、202b 共通固定電極
205a、205b 共通復元電極
104、204a、204b、204c、433 可動電極
109、209、431 可動フレーム
121、221、435a 第1弾性部材
123、223a、223b、223c、435b 第2弾性部材
107、207、407、507、707 信号ライン
111、211a、211b、211c、450 接触部材
131、133、231a、231b、231c、470、731 ピボット突起
411 絶縁層
433a 接触部
433b スプリングアーム
E1、E2 弾性連結体
Claims (21)
- 基板と、
前記基板の上面と対向して形成された、平板状の可動電極と、
前記可動電極の前記基板と対向する底面(以下、可動電極の底面という)の中央部、もしくは、前記基板の上面の中央部のいずれかに形成された少なくとも一つのピボット突起と、
前記可動電極の底面と対向するように、前記ピボット突起に対して一側の前記基板の上面に形成された少なくとも一つの固定電極と、
前記可動電極の底面と対向するように、前記ピボット突起に対して、前記固定電極が形成された一側とは反対の他側に前記基板の上面に形成された少なくとも一つの復元電極と、
少なくとも前記基板と対向する底面を有し、前記可動電極に連結され、前記可動電極、前記固定電極及び前記復元電極に電圧が印加されていない状態において、前記可動電極を前記基板から所定の距離離隔して支持する弾性連結体と、
前記ピボット突起から前記固定電極よりも遠い、前記固定電極側の前記基板の上面に形成され、スイッチング接触部を有する少なくとも一つの信号ラインと、
前記可動電極の底面に、前記信号ラインの前記スイッチング接触部に対向するように形成され、前記スイッチング接触部と接触もしくは離脱される少なくとも一つの接触部材と、を含み、
前記ピボット突起の高さは、前記可動電極及び前記固定電極に電圧が印加され、前記接触部材と前記信号ラインとが接触する際に、前記ピボット突起が前記可動電極又は前記基板に接触する高さであり、
前記弾性連結体は、
所定の間隔を隔てて配置された一対のビームで構成され、前記一対のビームの間に前記可動電極を介在する可動フレームと、
前記基板と前記ビームの一端との間を連結する第1弾性部材と、
前記ビームの他端と、前記可動電極の一端と、の間を連結する第2弾性部材と、
を含み、前記第1弾性部材に隣接する前記可動電極の他端は自由端であることを特徴とするMEMSスイッチ。 - 前記固定電極及び前記復元電極の上面には絶縁層が更に含まれたことを特徴とする請求項1に記載のMEMSスイッチ。
- 前記絶縁層がシリコンナイトライド(SiN)又はシリコンダイオキサイド(SiO 2 )であることを特徴とする請求項2に記載のMEMSスイッチ。
- 前記固定電極、復元電極及び/又は前記信号ラインがAuで形成されたことを特徴とする請求項1に記載のMEMSスイッチ。
- 前記接触部材は、接触絶縁層と、
前記接触絶縁層の下部に形成された接触導電層と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のMEMSスイッチ。 - 前記ピボット突起が前記固定電極及び前記復元電極の間の前記可動電極の底面に形成され、前記信号ラインと平行に一対が形成されたことを特徴とする請求項1に記載のMEMSスイッチ。
- 前記接触部材は、前記可動電極の一端に前記信号ラインと直交する方向に形成されたスプリングアームによって揺動できるようになっていることを特徴とする請求項1に記載のMEMSスイッチ。
- 前記接触絶縁層がシリコンナイトライド(SiN)又はシリコンダイオキサイド(SiO 2 )であることを特徴とする請求項5に記載のMEMSスイッチ。
- 前記接触導電層がAuであることを特徴とする請求項5に記載のMEMSスイッチ。
- 基板と、
前記基板の上面と対向して形成された、平板状の可動電極と、
前記可動電極の前記基板と対向する底面(以下、可動電極の底面という)の中央部、もしくは、前記基板の上面の中央部のいずれかに形成された少なくとも一つのピボット突起と、
前記可動電極の底面と対向するように、前記ピボット突起に対して一側の前記基板の上面に形成された少なくとも一つの固定電極と、
前記可動電極の底面と対向するように、前記ピボット突起に対して、前記固定電極が形成された一側とは反対の他側に前記基板の上面に形成された少なくとも一つの復元電極と、
少なくとも前記基板と対向する底面を有し、前記可動電極に連結され、前記可動電極、前記固定電極及び前記復元電極に電圧が印加されていない状態において、前記可動電極を前記基板から所定の距離離隔して支持する弾性連結体と、
前記ピボット突起から前記固定電極よりも遠い、前記固定電極側の前記基板の上面に形成され、スイッチング接触部を有する少なくとも一つの信号ラインと、
前記可動電極の底面もしくは前記弾性連結体の前記基板と対向する底面に、前記信号ラインの前記スイッチング接触部に対向するように形成され、前記スイッチング接触部と接触もしくは離脱される少なくとも一つの接触部材と、を含み、
前記ピボット突起の高さは、前記可動電極及び前記固定電極に電圧が印加され、前記接触部材と前記信号ラインとが接触する際に、前記ピボット突起が前記可動電極又は前記基板に接触する高さであり、
前記弾性連結体は、
コ字状に形成され、前記コ字状の開口部に前記可動電極の一部が納まるように配置された可動フレームと、
前記可動フレームのコ字状の開放部側の両端部と前記基板上のアンカー部とを連結する第1弾性部材と、
前記可動フレームのコ字状の開放部側とは異なる他方の端部と前記収納されている前記可動電極の一端側とを連結する第2弾性部材と、
を含むことを特徴とするMEMSスイッチ。 - 前記接触部材が前記可動電極の一端に設けられたことを特徴とする請求項10に記載のMEMSスイッチ。
- 前記基板の材質がグラスであることを特徴とする請求項10に記載のMEMSスイッチ。
- 前記基板の材質がシリコンであることを特徴とする請求項10に記載のMEMSスイッチ。
- 前記固定電極、復元電極及び/又は信号ラインの材質が金(Au)であることを特徴とする請求項10に記載のMEMSスイッチ。
- 前記固定電極及び前記復元電極の上側には絶縁層が更に形成されたことを特徴とする請求項10に記載のMEMSスイッチ。
- 前記絶縁層がシリコンナイトライド層又はシリコンダイオキサイド層であることを特徴とする請求項15に記載のMEMSスイッチ。
- 前記接触部材は、前記可動電極の底面に形成された接触絶縁層及び前記接触絶縁層の底面に形成された接触導電層を含むことを特徴とする請求項10に記載のMEMSスイッチ。
- 前記接触絶縁層がシリコンナイトライド層又はシリコンダイオキサイド層であることを特徴とする請求項17に記載のMEMSスイッチ。
- 前記接触導電層が金(Au)であることを特徴とする請求項17に記載のMEMSスイッチ。
- 前記可動電極の底面に前記接触部材に対応する大きさの接触部が設けられている場合、前記接触部はスプリングアームによって前記可動電極の一端に対して回動可能なように連結されていることを特徴とする請求項10に記載のMEMSスイッチ。
- 前記第1弾性部材及び第2弾性部材は、蛇行形状であるサーペンティン(SERPERTINE)型で形成されたことを特徴とする請求項10に記載のMEMSスイッチ。
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