JP4108708B2 - Memsスイッチおよびその製造方法 - Google Patents

Memsスイッチおよびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明はMEMS(Micro Electro Mechanical System)スイッチおよびその製造方法に関する。
高周波帯域で使用される電子システムは、超小型化、超軽量化、高性能化が進んでいる。係るシステムなどでは、信号を制御するために用いられているFET(field effect transistor)やピンダイオード(pin diode)のような半導体スイッチの代わりにマイクロマシニングという新たな技術を用いた超小型マイクロスイッチが幅広く研究されている。
MEMS技術を用いたRF素子のうち最も広く製造されているのがRFスイッチである。RFスイッチは、マイクロ波やミリ波大域の無線通信端末機およびシステムにおいて、信号の選別伝送やインピーダンス整合回路などで応用される素子である。
係るMEMSスイッチについては、特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示のMEMSスイッチは、基板上でメンブレインタイプの電極を保持するヒンジを有する。ヒンジは、アンカーにより基板と接続される制御電極(control electrode)と、ヒンジカラー(hinge collor)と、ヒンジアームセットとを有する。制御電極は、基板上に形成された制御電極から分離及び又は連結される短絡バー(shorting bar)を含む。加えて、基板と制御電極との間には移動抑制手段(travel stop)が備えられ、スティックション(stiction:吸着)の発生を抑える。
MEMSスイッチの更なる例として、特許文献2が開示されている。
特許文献2に開示のMEMSスイッチは、スプリングサスペンション(懸架)装置に懸架されたマイクロプレートフレームの構造を利用し、基板上に形成される。スプリングサスペンション装置は一端部にアンカーが取り付けられ、信号ライン上に実質的に直交する方向へと伸張される。マイクロプレートフレームは信号ライン内の間幅に対向して配された短絡片を有し、電気接点ポストが信号ライン上に形成されてコンデンサー構造を形成する。コンデンサー構造は選択された電圧が印加され静電気により下部電極の方向に引っ張られる。
前述のようなMEMSスイッチの欠点は、静電力を使用することにより駆動電圧が増大され、且つスティックション(stiction)現象が発生することにある。スティックション現象とは、マイクロ構造物の表面に意図しない接着が発生して、その結果、回復しようとする力が、毛細管(caplilary)力、Van Der Wallsの力、静電力といった表面に作用する力を克服できず、永久的に吸着されてしまっている現象のことを指す。
米国特許US6,307,169号明細書 特開2001−143595号公報 本発明は前述した問題点を解決するために案出されたもので、本発明の第1目的は、低電圧の駆動が可能であり、スティックションによる悪影響を減少させるMEMSスイッチを提供することにある。
第2目的は、前述したMEMSスイッチを製造する方法を提供することにある。
前述の目的を達成するための本願第1発明に係る一観点によると、基板と、前記基板上に形成されスイッチング接点部を有する複数の信号ラインと、前記基板上に形成され前記信号ラインとの間に形成された複数の固定電極と、前記基板上に所定の高さで突設された複数のアンカーと、前記アンカーに保持され上下遊動できるよう設けられ、同一平面上に設けられた少なくとも2つの作動ビームと、前記作動ビームを連結する連結バーと、隣接する前記作動ビーム間の前記連結バーに対応して前記基板上に突出して設けられ、前記隣接する作動ビームをシーソー状に揺動可能に支持し得る保持突起と、前記作動ビームの底面に設けられ、前記スイッチング接点部と接する接触部材と、前記作動ビームは前記連結バーの備えられた反対側に前記アンカーの上面に保持される保持バーと、を含むことを特徴とするMEMSスイッチが提供される。
少なくとも2つの作動ビームはアンカー上で上下浮動可能なように保持されている。ここで、電圧を印加された作動ビームを第1作動ビームとすると、第1作動ビームと固定電極との間に形成される静電気力により第1作動ビームが曲げられる。そして、第1作動ビームの底面に設けられた接触部材と信号ライン上のスイッチング接点部とが接触し、インピーダンスが低くなって第1作動ビーム側がスイッチON状態となる。ここで、連結ユニットは、保持ユニットにより保持されつつ隣接する作動ビームどうしを連結している。連結ユニットを介して第1作動ビームに連結されている第2作動ビームは、第1作動ビームが曲げられてスイッチONされれば、連結ユニットを介して第1作動ビームの方へ引っ張られる。このとき、突出して設けられた保持ユニットが連結ユニットを保持しているため、テコの原理で第2作動ビームが浮動状態となる。つまり、第2作動ビームの接触部材とスイッチング接点との接触が完全になくなり、第2作動ビーム側ではスイッチOFF状態となる。よって、たとえ第2作動ビーム側でスティックション(吸着)現象が生じたとしても、自動的にオフ状態になるためスティックション・フェイル(スティックションによる悪影響)の現象が解消される。
本願第2発明は、第1発明において、前記保持突起は、前記作動ビームのうちいずれかの作動ビームと、対応する前記固定電極との間に電圧が印加されると、前記電圧が印加された作動ビームにおいてのみ、前記スイッチング接点部と前記接触部材とが接するように前記連結バーを前記基板から所定の高さに保持し得る。
本願第3発明は、第1発明において、前記連結バーは、前記作動ビームと同一平面を維持して前記作動ビームと一体形成され、前記保持突起は、前記基板上に所定の高さで突設され、前記連結バーに対応した位置に形成されていることが好ましい。
連結ユニットが突起形状で形成された保持ユニットにより保持される。よって、互いに連結ユニットにより連結される作動ビームの一方において接触部材とスイッチング接点部とが接触した場合には、保持ユニットがテコの役目を果たして他方の作動ビームは浮動状態となる。よって、スティックション(吸着)現象が生じたとしても、一方の作動ビームに電圧を印加すれば、他方の作動ビームのスティックションをなくすことができる。保持ユニットがテコの役目を果たすため、他方の作動ビームにおいてスティックション(吸着)現象が生じていても、テコの原理で容易にスティックション(吸着)を解消することができる。また、前述したように、1つの作動ビームがオン動作を実施する間、残りの作動ビームが自動的にオフ状態を保つので、低電圧の駆動が可能となる。
本願第4発明は、第1発明において、前記アンカーおよび前記保持突起は同じ高さで形成され、前記作動ビームおよび前記連結バーは前記アンカーおよび保持突起から所定の間隔離隔されるよう形成されることが好ましい。
本願第5発明は、第3発明において、前記連結バーは所定の間隔で複数設けられ、前記保持突起は前記連結バーと交差するよう所定間隔で複数設けられることが好ましい。
連結バーと保持突起とを交差するように複数、設けることで、保持突起が作動ビーム間のテコの役目を果たす。
本願第6発明は、第1発明において、前記信号ラインは1つの入力ラインと複数の出力ラインからなっている基板の中心から放射型をなし、前記信号ラインと対応して前記作動ビームが所定の角度で配置されることが好ましい。
各信号ラインを基板の中心から放射状に配置し、それに対応して作動ビームを同一平面上に所定の角度で配置することにより信号ラインの簡略化による信号伝達の損失率を効率よく低減できる利点を有する。
本願第7発明は、第1発明において、前記作動ビームは、絶縁膜と、該絶縁膜の上面に所定の厚さで形成された電極からなっていることが好ましい。
本願第8発明は、第7発明において、前記絶縁膜の材質はシリコンナイトライドである。
本願第9発明は、第7発明において、前記電極の材質はアルミニウムであることが好ましい。
本願第10発明は、第7発明において、前記連結バーは前記作動ビームをなしている絶縁膜上に一体形成されることが好ましい。
連結ユニットが一体形成されることで、連結ユニットと作動ビームとを同一工程で製造することができ、製造工程を簡略化することができる。

本発明の他の観点によると、本願第11発明は、基板上に複数のアンカーおよび保持突起を形成するステップと、前記アンカーおよび保持突起が形成された前記基板の上面に金属層を蒸着するステップと、前記金属層を通じて複数の固定電極および信号ラインをパターニングするステップと、前記複数の固定電極、信号ライン、および保持部材を覆う第1犠牲層を形成するステップと、前記第1犠牲層を所定の厚さで平坦化するステップと、前記平坦化された第1犠牲層の上部に第2犠牲層を所定厚さで蒸着し、接触部材貫通ホールをパターニングするステップと、前記第2犠牲層の上部に接触部材層を蒸着した後、前記接触部材貫通ホールに埋没された接触部材をパターニングするステップと、前記接触部材が形成された前記第2犠牲層の上部に作動ビーム層を形成した後、少なくとも2つの作動ビームおよび該作動ビームを連結する連結バーをパターニングするステップと、前記第1および第2犠牲層を取除くステップとを含み、前記作動ビームおよび連結バーをパターニングするステップにおいて、前記連結バーが形成された反対側の作動ビーム端部には前記アンカーの上面に保持される保持バーをパターニングすることを特徴とするMEMSスイッチ製造方法が提供される。
本願第12発明は、第11発明において、前記アンカーおよび保持突起を形成するステップにおいて、前記アンカーおよび保持突起は前記基板をエッチングして前記基板上に一体形成されることが好ましい。
本願第13発明は、第12発明において、前記保持突起は、前記アンカーと同じ高さで形成され、所定の間隔で四角柱型の保持突起で形成され、
前記連結バーは、前記保持突起と交差するよう所定間隔で複数の連結バーで形成されることが好ましい。
本願第14発明は、第13発明において、前記第1犠牲層の平坦化ステップにおいて、前記第1犠牲層は前記アンカーおよび保持突起の上面と所定の間隔を維持できる厚さをもって平坦化されることが好ましい。
本願第15発明は、第11発明において、前記第1犠牲層の平坦化は、エッチバック(etch back)により行われることが好ましい。
本願第16発明は、第11発明において、前記作動ビームを形成するステップは作動ビームパターンに対応する絶縁膜が形成されるステップと、前記絶縁膜の上部に電極を形成するステップとを含む。
本願第17発明は、第16発明において、前記絶縁膜の形成ステップにおいて、前記連結バーと前記絶縁膜とが一体にパターニングされることが好ましい。
本願第18発明は、第11発明において、前記固定電極および信号ラインをパターニングするステップにおいて、前記信号ラインは前記基板の中心から放射型に形成され、所定の間隔をおいてギャップを形成するスイッチング接点部が形成され、前記固定電極は前記信号ラインとの間に介在されるべく形成されることが好ましい。
本願第19発明は、第18発明において、前記作動ビームは前記信号ラインの上方向に位置すべく基板の中心から所定の角度で形成されることが好ましい。
本発明によるMEMSスイッチは、低電圧の駆動が可能であり、スティックションによる悪影響を減少させることができる。
以下、添付の図面に基づいて本発明の好適な実施形態を詳述する。
図1は本発明の一実施の形態に係るMEMSスイッチの構造を概略的に示した図であって、SP3T(Single Pole 3 Through)型マイクロスイッチの構造を概略的に示した斜視図であり、図2は図1の構成を分離図示した斜視図であり、図3は図1のI−I’による断面図である。
図1ないし図3に示したように、マイクロスイッチ1は大きく、基板11、信号ライン20、固定電極30、作動ビーム(梁)50からなる。
基板11は、高抵抗の特性を有し、例えば、シリコンウェハーなどからなり、基板11の外側には複数のアンカー(anchor)13が備えられる。アンカー13は後述する3つの作動ビーム50の一端を保持するためのものであって、基板11の外側3ヶ所にそれぞれ1対をなして設けられる。基板11の内部には保持ユニット15をなしている第1,2,3保持突起15a、15b、15cが形成されている。なお、アンカー13、および第1,2,3保持突起15a、15b、15cは同じ高さである。
基板11の上面には1つの入力ライン21および3つの第1,2,3出力ライン23,25,27から構成された信号ライン20が備えられ、各信号ライン21,23,25,27の両側にはグラウンド電極である固定電極30(31,32,33,34)が形成される。ここで、出力ラインである23、25、27の線路上には所定のギャップをおいて形成された第1,2,3スイッチング接点部23a、25a、27aが備えられる。入力ライン21および第1,2,3出力ライン23,25,27は基板11の中心(C)から放射状に形成される。係る構造により信号ライン20(21,23,25,27)がより簡略に構成され、信号伝達の損失率が低減される。
出力ライン23,25,27の上部には、基板11の最も外側に備えられたアンカー13により作動ビーム50、即ち、第1,2,3作動ビーム51,53,55が保持される。この場合、第1,2,3作動ビーム51,53,55は、同じ平面上に設けられる。そして、第1,2,3作動ビーム51,53,55は、第1,2,3作動ビーム51,53,55との間に設けられた連結ユニット60である第1,2,3連結バー51b、53b、55bを介して連結される。
第1,2,3作動ビーム51,53,55は、固定電極30(31,32,33,34)との電気的な接続を遮断する第1,2,3絶縁膜51a、53a、55aと、第1,2,3絶縁膜51a、53a、55aの上面に所定厚さで形成され駆動電圧が印加される第1,2,3電極51c、53c、55cと、第1,2,3絶縁膜51a、53a、55aの下面に設けられ第1、2,3スイッチング接点部23a、25a、27aと接触される第1,2,3接触部材51e、53e、55eから構成される。
一方、第1,2,3連結バー51b、53b、55bが形成された第1,2,3絶縁膜51a、53a、55aの反対側の端部には、アンカー13の上面に接触され、第1,2,3作動ビーム51,53,55の一端をヒンジ可能に保持する第1,2,3保持バー51f、53f、55fが設けられる。また、アンカー13も第1,2,3保持バー51f、53f、55fと対応した位置に複数設けられる。
前述した信号ライン20の周りのグラウンド(固定電極30(31〜34))は、信号ライン20と共に信号ライン20を介したRF信号の導波路を提供する。
第1,2,3絶縁膜51a、53a、55aはスイッチがオンされる時に信号がグラウンド、即ち固定電極30に流れることを防止する。
前述の作動ビーム50は、図3に示したように、電極51c、53c、55cに電圧の印加されない初期状態では、保持突起15a、15b、15cの上面から所定の距離(d)離隔した状態を維持する。
次に、MEMSスイッチ1の作用について説明する。
図4Aおよび図4Bは本発明に係るMEMSスイッチが動作される状態を示す動作状態である。
図4Aに示したように、第1作動ビーム51の第1電極51cを介して電圧が印加されれば、第1作動ビーム51とグラウンド電極である固定電極31,32の間の静電気力により第1作動ビーム51が下方に曲げながら第1接触部材51eが第1スイッチング接点部23aと接触される。従って、第1接触部材51eと第1出力ライン23との間の抵抗変化が起こる。即ち、第1接触部材51eが正常な位置(図3の状態)にある時にはインピーダンスが高く、反対に第1接触部材51eが静電気力により第1スイッチング接点部23aと接触された状態であればインピーダンスが低くなってスイッチON状態となる。
このように、第1作動ビーム51が下降しスイッチONされれば、第1連結バー51bは第1保持突起15aの上面にかかって図4A中矢印方向(←)に引っ張られる。従って、第2作動ビーム53は矢印方向(←)に沿って引っ張られる。このとき、第1連結バー51bは第1保持突起15aにより支持されている。よって。第1作動ビーム51側ではスイッチON状態となるが、第1保持突起15aがテコの役目を果たして、第2作動ビーム53側では第2作動ビーム53の第2接触部材53eと第2スイッチング接点部25aとは離隔された状態となる。よって、第2作動ビーム53側ではスイッチOFF状態となる。このように、たとえ第2作動ビーム53にスティックション(吸着)現象が生じたとしても、第1作動ビーム51がスイッチON状態となった場合には、自動的にオフ状態になるためスティックション・フェイル(スティックションによる悪影響)の現象が解消される。一方、第3作動ビーム55と、第1作動ビーム51とを連結する第3連結バー55bも同様に矢印方向に沿って引っ張られるので、第3作動ビーム55も自動的にオフ状態になりスティックション・フェイル現象が解消される(図1、2参照)。また、第1保持突起15aがテコの役目を果たすため、他方の第2及び第3作動ビームにおいてスティックション(吸着)現象が生じていても、テコの原理で容易にスティックション(吸着)を解消することができる。さらに、前述したように、1つの作動ビームがオン動作を実施する間、残りの作動ビームが自動的にオフ状態を保つので、低電圧の駆動が可能となる。
一方、図4Bに示すよう、第1作動ビーム51の電圧が解除され、第2作動ビーム53の第2電極53cを介して駆動電圧が印加されれば、前述の動作原理のように第2作動ビーム53が下降し、第2接触部材53eが第2スイッチング接点部25aと接触される。そして、第1連結バー51bが図4B中矢印(→)方向に引っ張られることで第1作動ビーム51は自動的にオフ状態になり、さらに、スティックション・フェイル現象を解消できる。この際にも、第2連結バー53bも同様に矢印方向に沿って引っ張られることで第3作動ビーム55も自動にオフ状態になりスティックション・フェイル現象を解消できる(図1、2参照)。
このようにN個のスイッチ部のうちいずれか1つのスイッチが動作すれば、残りの部分は自動的にオフ状態を保つ構造である。よって、低電圧駆動であっっても、永久的に吸着されてしまうようなスティックション・フェイルの現象が発生しない。従って、低電圧駆動により駆動電圧を低下させつつ、MEMSスイッチが求める低電圧駆動をより効率よく実現できる。
次に、本発明に係るマイクロスイッチ1の製造過程について詳説する。
図5Aないし図5Iはマイクロスイッチ(I)を製造する過程を示す図であって、図1のI−I’に沿って切開した断面図である。以下の説明において、図5Aないし図5Iに図示されない第3作動ビーム55が設けられた部分は第1,2作動ビーム51,53構造と同一な構造であるので、図2と共に図示されない第3動作ビーム55が形成される部分のことも共に説明する。
図2および図5Aに基づくと、例えば、シリコンウェハーのような高抵抗基板11上に複数のアンカー13および保持ユニット15である保持突起15a、15b、15cが形成される。なお、アンカー13および保持突起15aはエッチングされその高さが同一に形成される。ここで、アンカー13は、図2に示したように後述する作動ビーム50の一端を保持するものであって、基板11の外側における3ヶ所にそれぞれ1対をなして形成される。保持突起15は作動ビーム50の連結ユニット60(51b、53b、55b)側を保持するためのものであって、基板11の中心部3ヶ所にそれぞれ1対をなして形成される。
図2,図5B、図5Cに基づくと、アンカー13および保持突起15a、15b、15cが形成された上部に金属層16が蒸着され、信号ライン20およびグラウンド電極である固定電極30(31〜34)がパターニングされる。なお、信号ライン20の入力ライン21を介して入力された信号が3つの出力ライン23,25,27に分けられ、基板11の中心(C)から放射状に形成される。各出力ライン23,25,27は所定のギャップをおいて形成されたスイッチング接点部23a、25a、27aを有する。一方、固定電極30(31〜34)は各信号ライン20(21,23,25,27)との間に介在されている。
次に、図2および図5Dに示したように、固定電極30(31〜34)および保持ユニット15をなしている保持突起15a、15b、15cを覆う第1犠牲層81が形成される。なお、第1犠牲層81は、次の工程で形成される作動ビーム50(51,53,55)および連結ユニット60(51b、53b、55b)が保持突起15a、15b、15cの上面から所定の間隔d(図3参照)離隔された状態で形成され上下遊動するための空間を提供するためのものである。第1犠牲層81はフォトレジストからなり、スピンコーティングにより基板11上に塗布される。
次に、図2および図5Eに示したように、第1犠牲層81の上面を、例えば、エッチバック(etch back)方法により平坦化する。このとき、保持突起15a、15b、15cの上面から所定距離を維持した厚さで平坦化される。これは同一な平面状態で形成される作動ビーム50および連結ユニット60(51b、53b、55b)を所定の間隔離隔(d)された状態で形成させるためである(図3参照)。
図5Fに示したように、平坦化過程を行った第1犠牲層81の上面に所定の厚さでフォトレジスト層である第2犠牲層83を塗布し、第1,2,3出力ライン23,25,27の第1,2,3スイッチング接点部23a、25a、27aと対応した位置に第2犠牲層83をパターニングし接触部材貫通ホール83aをパターニングする。なお、接触部材貫通ホール83aは、第1,2,3スイッチング接点部23a、25a、27aと接触され第1、2,3接触部材51e、53e、55eが埋没された部分であって、フォトリソグラフィ(photo−lithography)方法によりパターニングされる。
次に、図2および図5Gに示したように、第2犠牲層83の上面に薄膜装置、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)装置などを介して接触部材層を蒸着し、エッチング装置を介して第1,2,3接触部材51e、53e、55eをパターニングする。なお、第1,2,3接触部材51e、53e、55eは、接触部材貫通ホール83a介して埋立てられた部分のみを残してパターニングされた部分であって、第1,2,3出力ライン23、25、27の第1,2,3スイッチング接点部23a、25a、27aと接触される部分である。第1,2,3接続部材51e、53e、55eは金属層からなっている。
次に、図2および図5Hに示したように、作動ビーム50(51,53,55)を構成するものとして、例えば、シリコンナイトライド(SiN)からなっている絶縁層が蒸着された後、第1,2,3絶縁膜51a、53a、55aが第1,2,3作動ビーム51,53,55の対応された形状でパターニングされる。例えば、アルミニウムのような導電性材料からなっている電極層が蒸着された後、第1,2,3作動ビーム51,53,55と対応された形状で電極51c、53c、55cがパターニングされることで第1,2,3作動ビーム51,53,55を完成する。
なお、絶縁膜51a、53a、55aをパターニングする際にはほぼ円形にパターニングされ、第1,2,3絶縁膜51a、53a、55aとの間を連結する連結ユニット60の連結バー51b、53b、55bがパターニングされる。加えて連結バー51b、53b、55bが形成された反対側の絶縁膜51a、53a、55aは、第1,2,3作動ビーム51,53,55の上下遊動性を向上させるべく、第1,2,3保持バー51f、53f、55fが追加パターニングされることが好ましい。
次に、図2および図5Iに示したように、例えば、アッシング(ashing)処理により第1,2犠牲層81,83層が取除かれてMEMSスイッチ製造を完了する。
前述した説明において、1つの入力ラインを介して入力された信号が3ヶ所に分けられることについて説明したが、1つの入力ラインを介して入力された信号が2部分に分けられるSPDTはもちろん、1つの入力ラインを介して入力された信号がN個の部分に分けられるSPNTにも適用されることはいうまでもない。
図6は1つの入力ラインを介して入力された信号がN個の出力ラインに分けられる、SPNT(Single Pole N Through)タイプのマイクロスイッチが開示されている。
同図に示したように、その基本的な構成は前述した図1ないし図3の構造と類似しており、複数の基板111上に1つの入力ライン121とN個の出力ライン123が形成されており、その出力ライン123と対応した位置を基準に、各出力ライン123の上側には複数の作動ビーム150が同一平面上に配置される。さらに、各作動ビーム150が連結バー151を介して連結され、基板111上には連結バー151を保持する保持突起115が加えて備えられる。係る構成は、図1ないし図3の構成と同一であり、且つ図5Aないし図5Iの製造工程と同一であるため、その詳説は除く。
以上のように、本発明によるMEMSスイッチは、複数の作動ビームが同一平面上に形成され、1つのスイッチがオン動作を実施する間、残りのスイッチが自動にオフ状態を保つので、スティックション・フェイルの発生を効率よく低減することができる。
また、前述したように、1つのスイッチがオン動作を実施する間、残りのスイッチが自動にオフ状態を保つので、低電圧の駆動が可能となる。
さらに、各信号ラインを基板の中心から放射状に配置し、それに対応して作動ビームを同一平面上に所定の角度で配置することにより信号ラインの簡略化による信号伝達の損失率を効率よく低減できる利点を有する。
以上、図面に基づいて本発明の好適な実施形態を図示および説明してきたが本発明の保護範囲は、前述の実施形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
本発明の一実施の形態に係るMEMSスイッチの構造を概略的に示した図であって、SP3T型マイクロスイッチの構造を概略的に示した斜視図である。 図1の構成を分離した分離斜視図である。 図1における線I−I’に沿った断面図である。 本発明に係るMEMSスイッチが動作される状態を示す図(1)である。 本発明に係るMEMSスイッチが動作される状態を示す図(2)である。 マイクロスイッチを製造する過程を示す図であって、図1における線I−I’に沿った断面図上において製造される過程を示した図(1)である。 マイクロスイッチを製造する過程を示す図であって、図1における線I−I’に沿った断面図上において製造される過程を示した図(2)である。 マイクロスイッチを製造する過程を示す図であって、図1における線I−I’に沿った断面図上において製造される過程を示した図(3)である。 マイクロスイッチを製造する過程を示す図であって、図1における線I−I’に沿った断面図上において製造される過程を示した図(4)である。 マイクロスイッチを製造する過程を示す図であって、図1における線I−I’に沿った断面図上において製造される過程を示した図(5)である。 マイクロスイッチを製造する過程を示す図であって、図1における線I−I’に沿った断面図上において製造される過程を示した図(6)である。 マイクロスイッチを製造する過程を示す図であって、図1における線I−I’に沿った断面図上において製造される過程を示した図(7)である。 マイクロスイッチを製造する過程を示す図であって、図1における線I−I’に沿った断面図上において製造される過程を示した図(8)である。 マイクロスイッチを製造する過程を示す図であって、図1における線I−I’に沿った断面図上において製造される過程を示した図(9)である。 本発明の他の実施形態に係るMEMSスイッチの構造を示した図であって、1つの入力ラインを介して入力された信号がN個の出力ラインに分けられたSPNTタイプの一例を示した図である。
符号の説明
1 MEMSスイッチ
11 基板
13 アンカー
15 保持ユニット
15a、15b、15c 保持突起
16 金属層
20 信号ライン
21 入力ライン
23,25,27 出力ライン
23a、25a、27a 第1,2,3スイッチング接点部
30(31〜34) 固定電極
50 作動ビーム
51,53,55 第1,2,3作動ビーム
51a、53a、55a 第1,2,3絶縁膜
51b、53b、55b 連結バー
51c、53c、55c 第1,2,3電極
51e、53e、55e 第1,2,3接触部材
51f、53f、55f 第1,2,3保持バー
60 連結ユニット
81 第1犠牲層
83 第2犠牲層
83a 接触部材貫通ホール

Claims (19)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成されスイッチング接点部を有する複数の信号ラインと、
    前記基板上に形成され前記信号ラインとの間に形成された複数の固定電極と、
    前記基板上に所定の高さで突設された複数のアンカーと、
    前記アンカーに保持され上下遊動できるよう設けられ、同一平面上に設けられた少なくとも2つの作動ビームと、
    前記作動ビームを連結する連結バーと、
    隣接する前記作動ビーム間の前記連結バーに対応して前記基板上に突出して設けられ、前記隣接する作動ビームをシーソー状に揺動可能に支持し得る保持突起と、
    前記作動ビームの底面に設けられ、前記スイッチング接点部と接する接触部材と、
    前記作動ビームは前記連結バーの備えられた反対側に前記アンカーの上面に保持される保持バーと、を含むことを特徴とするMEMSスイッチ。
  2. 前記保持突起は、前記作動ビームのうちいずれかの作動ビームと、対応する前記固定電極との間に電圧が印加されると、前記電圧が印加された作動ビームにおいてのみ、前記スイッチング接点部と前記接触部材とが接するように前記連結バーを前記基板から所定の高さに保持し得る、請求項1に記載のMEMSスイッチ。
  3. 前記連結バーは、前記作動ビームと同一平面を維持して前記作動ビームと一体形成され、
    前記保持突起は、前記基板上に所定の高さで突設され、前記連結バーに対応した位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のMEMSスイッチ。
  4. 前記アンカーおよび前記保持突起は同じ高さで形成され、
    前記作動ビームおよび前記連結バーは前記アンカーおよび保持突起から所定の間隔離隔されるよう形成されたことを特徴とする請求項1に記載のMEMSスイッチ。
  5. 前記連結バーは所定の間隔で複数設けられ、
    前記保持突起は前記連結バーと交差するよう所定間隔で複数設けられることを特徴とする請求項3に記載のMEMSスイッチ。
  6. 前記信号ラインは1つの入力ラインと複数の出力ラインからなっている基板の中心から放射型をなし、
    前記信号ラインと対応して前記作動ビームが所定の角度で配置されたことを特徴とする請求項1に記載のMEMSスイッチ。
  7. 前記作動ビームは、絶縁膜と、該絶縁膜の上面に所定の厚さで形成された電極からなっていることを特徴とする請求項1に記載のMEMSスイッチ。
  8. 前記絶縁膜の材質はシリコンナイトライドであることを特徴とする請求項7に記載のMEMSスイッチ。
  9. 前記電極の材質はアルミニウムであることを特徴とする請求項7に記載のMEMSスイッチ。
  10. 前記連結バーは前記作動ビームをなしている絶縁膜上に一体形成されることを特徴とする請求項7に記載のMEMSスイッチ。
  11. 基板上に複数のアンカーおよび保持突起を形成するステップと、
    前記アンカーおよび保持突起が形成された前記基板の上面に金属層を蒸着するステップと、
    前記金属層を通じて複数の固定電極および信号ラインをパターニングするステップと、
    前記複数の固定電極、信号ライン、および保持突起を覆う第1犠牲層を形成するステップと、
    前記第1犠牲層を所定の厚さで平坦化するステップと、
    前記平坦化された第1犠牲層の上部に第2犠牲層を所定厚さで蒸着し、接触部材貫通ホールをパターニングするステップと、
    前記第2犠牲層の上部に接触部材層を蒸着した後、前記接触部材貫通ホールに埋没された接触部材をパターニングするステップと、
    前記接触部材が形成された前記第2犠牲層の上部に作動ビーム層を形成した後、少なくとも2つの作動ビームおよび該作動ビームを連結する連結バーをパターニングするステップと、
    前記第1および第2犠牲層を取除くステップとを含み、
    前記作動ビームおよび連結バーをパターニングするステップにおいて、前記連結バーが形成された反対側の作動ビーム端部には前記アンカーの上面に保持される保持バーをパターニングすることを特徴とするMEMSスイッチ製造方法。
  12. 前記アンカーおよび保持突起を形成するステップにおいて、前記アンカーおよび保持突起は前記基板をエッチングして前記基板上に一体形成されることを特徴とする請求項11に記載のMEMSスイッチ製造方法。
  13. 前記保持突起は、前記アンカーと同じ高さで形成され、所定の間隔で四角柱型の保持突起で形成され、
    前記連結バーは、前記保持突起と交差するよう所定間隔で複数の連結バーで形成されることを特徴とする請求項12に記載のMEMSスイッチ製造方法。
  14. 前記第1犠牲層の平坦化ステップにおいて、前記第1犠牲層は、前記アンカーおよび保持突起の上面から所定の間隔離隔された厚さをもって平坦化されることを特徴とする請求項13に記載のMEMSスイッチ製造方法。
  15. 前記第1犠牲層の平坦化は、エッチバック(etch back)により行われることを特徴とする請求項11に記載のMEMSスイッチ製造方法。
  16. 前記作動ビームを形成するステップは作動ビームパターンに対応する絶縁膜が形成されるステップと、
    前記絶縁膜の上部に電極を形成するステップと
    を含むことを特徴とする請求項11に記載のMEMSスイッチ製造方法。
  17. 前記絶縁膜の形成ステップにおいて、前記連結バーと前記絶縁膜とが一体にパターニングされることを特徴とする請求項16に記載のMEMSスイッチ製造方法。
  18. 前記固定電極および信号ラインをパターニングするステップにおいて、前記信号ラインは前記基板の中心から放射型に形成され、所定の間隔をおいてギャップを形成するスイッチング接点部が形成され、前記固定電極は前記信号ラインとの間に介在されるべく形成されることを特徴とする請求項11に記載のMEMSスイッチ製造方法。
  19. 前記作動ビームは前記信号ラインの上方向に位置すべく基板の中心から所定の角度で形成されることを特徴とする請求項18に記載のMEMSスイッチ製造方法。
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