JP4332278B2 - 不揮発性メモリの製造方法 - Google Patents

不揮発性メモリの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4332278B2
JP4332278B2 JP2000066703A JP2000066703A JP4332278B2 JP 4332278 B2 JP4332278 B2 JP 4332278B2 JP 2000066703 A JP2000066703 A JP 2000066703A JP 2000066703 A JP2000066703 A JP 2000066703A JP 4332278 B2 JP4332278 B2 JP 4332278B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
gate electrode
silicon substrate
nonvolatile memory
floating gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000066703A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001257276A (ja
Inventor
章 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lapis Semiconductor Co Ltd
Original Assignee
Oki Semiconductor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Semiconductor Co Ltd filed Critical Oki Semiconductor Co Ltd
Priority to JP2000066703A priority Critical patent/JP4332278B2/ja
Priority to US09/703,609 priority patent/US6630708B1/en
Publication of JP2001257276A publication Critical patent/JP2001257276A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4332278B2 publication Critical patent/JP4332278B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/20Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by three-dimensional arrangements, e.g. with cells on different height levels
    • H10B41/23Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by three-dimensional arrangements, e.g. with cells on different height levels with source and drain on different levels, e.g. with sloping channels
    • H10B41/27Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by three-dimensional arrangements, e.g. with cells on different height levels with source and drain on different levels, e.g. with sloping channels the channels comprising vertical portions, e.g. U-shaped channels
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/772Field effect transistors
    • H01L29/78Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
    • H01L29/788Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate with floating gate
    • H01L29/7881Programmable transistors with only two possible levels of programmation
    • H01L29/7884Programmable transistors with only two possible levels of programmation charging by hot carrier injection
    • H01L29/7885Hot carrier injection from the channel
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Description

【0001】
本発明は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような分野の技術としては、例えば次のような文献に記載されるものがあった。
文献:特開平5−315622号公報
【0003】
図2は、前記文献に開示された従来の不揮発性メモリの構成図である。
この不揮発性メモリは、p型のシリコン基板1に所定の深さで正方形の溝が設けられている。正方形の溝の側壁と底面には絶縁膜2が形成され、この絶縁膜2の底面の中央部には貫通孔2aが設けられている。更に、絶縁膜2の側壁部分上に、溝の中央に向かって制御ゲート電極3、ゲート間絶縁膜4、浮遊ゲート電極5、及び絶縁膜6が順次形成され、この絶縁膜6の内部にドレイン引き出し電極7が埋め込まれている。
【0004】
貫通孔2aの下側のシリコン基板1には、浮遊ゲート電極5の下まで及ぶようにドレイン領域8が形成されている。また、シリコン基板1の溝の周囲の表面部分にソース領域9が設けられている。
このような不揮発性メモリでは、絶縁膜2の浮遊ゲート電極5の端面とシリコン基板1に挟まれた部分が、トンネル酸化膜2xとして使用される。また、絶縁膜2の制御ゲート電極3と接する部分が、ゲート絶縁膜2yとして使用される。そして、シリコン基板1の溝底中央部分から、この溝に沿ってシリコン基板1の表面まで放射状にチャネルCが形成される。
【0005】
メモリへのデータの書き込みは、ソース領域9を0Vとし、ドレイン領域8及び制御ゲート電極3に正電圧を印加して電流を流し、ドレイン領域8の近傍で発生した熱電子を、トンネル酸化膜2xを通して浮遊ゲート電極5に注入させる。また、データの消去は、制御ゲート電極3を0Vとし、ドレイン領域8に正電圧を印加して浮遊ゲート電極5から電子を引き抜くことによって行う。
【0006】
一方、データの読み出しは、ドレイン領域8とソース領域9間に電圧を印加し、流れる電流の大小を判定することによって行う。即ち、浮遊ゲート電極5に電子が注入された状態では、この浮遊ゲート電極5の下側の溝底面は、制御ゲート電極3の正電界が低減されてチャネルが形成されず、流れる電流は小さい。これに対し、浮遊ゲート電極5に電子が注入されていない状態では、制御ゲート電極3の正電界がこの浮遊ゲート電極5の下側にあるシリコン基板1に加わり、チャネルが形成されて大きな電流が流れる。
【0007】
前記文献によれば、このような構造の不揮発性メモリでは、溝底面に形成された絶縁膜2の一部をトンネル酸化膜2xとして使用できる。また、浮遊ゲート・制御ゲート間絶縁膜は、溝側壁上に積層された絶縁体膜の内の浮遊ゲート電極5と制御ゲート電極3とに挟まれている絶縁体膜で構成できる。このため、カップリング比を大きくできるので、効率の良い書き込み・消去特性が得られ、かつ電源電圧低減などの効果も期待できると記載されている。
【0008】
しかしながら、従来の不揮発性メモリの製造方法では、次のような課題があった。
即ち、ドレイン領域8と浮遊ゲート電極5との間のトンネル酸化膜2xは、メモリセル形成用の溝底部の中央に形成される。このため、薄い筒状に形成された浮遊ゲート電極5の端部と、ドレイン領域8との間で非常に精密な位置合わせが必要になり、一定の位置精度を保つためには、浮遊ゲート電極5の厚さを一定値以上に設定する必要があった。更に、各メモリセルのトンネル酸化膜2xは、平面上に配置されるので、メモリの集積度の向上には限界があった。
【0009】
本発明は、前記従来技術が持っていた課題を解決し、集積度が高く、かつ特性の良い不揮発性メモリの製造方法を提供するものである。
【0010】
前記課題を解決するために、本発明の内の第1の発明は、不揮発性メモリの製造方法において、シリコン基板の表面上に開口部を有する第1のマスクパターンを形成する工程と、前記第1のマスクパターンをエッチング用のマスクとして前記シリコン基板の前記表面にエッチングを行うことにより、前記シリコン基板に格子状の溝を形成する工程と、前記溝及び前記第1のマスクパターンの前記開口部に素子分離絶縁膜を埋め込む工程と、前記第1のマスクパターンを除去して前記シリコン基板の前記表面を露出させる工程と、露出した前記シリコン基板の前記表面上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜にエッチングを行うことにより、前記素子分離絶縁膜の突起部の周囲に前記絶縁膜で構成される第2のマスクパターンを自己整合的に形成する工程と、前記第2のマスクパターンと前記素子分離絶縁膜の前記突起部とをエッチング用のマスクとして前記シリコン基板の前記表面をエッチングすることにより、前記シリコン基板に凹部を形成する工程と、第1のイオンを前記凹部の底部に注入する工程と、注入された前記第1のイオンを熱拡散させることにより、前記凹部と前記素子分離絶縁膜との間に規定されるアクティブ領域の下部にソース領域を形成する工程と、前記第2のマスクパターンと前記素子分離絶縁膜の前記突起部とをエッチングにより除去して前記アクティブ領域の上部を露出させる工程と、前記第1のイオンと同型の第2のイオンを露出した前記アクティブ領域の上部に注入することにより、前記アクティブ領域の前記上部にドレイン領域を形成する工程と、前記凹部の側部にゲート絶縁膜を介して浮遊ゲート電極を形成する工程と、前記浮遊ゲート電極が形成された前記凹部の前記側部にゲート間絶縁膜を介して制御ゲート電極を形成する工程とを有することを特徴とする。
【0012】
の発明は、第1の発明の不揮発性メモリの製造方法において、前記絶縁膜は、窒化膜であることを特徴とする。
【0014】
の発明は、第1又は第2の発明において、前記浮遊ゲート電極の厚さは、0.05μmから0.2μmであることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態を示す不揮発性メモリの構成図である。
この不揮発性メモリは、p型のシリコン基板10上に、各メモリセルを分離するための素子分離絶縁膜11が格子状に埋め込まれている。素子分離絶縁膜11で分離された各領域には、この素子分離絶縁膜11の側面にシリコン基板10の一部であるp型シリコンによるアクティブ領域12が形成されている。アクティブ領域12の下部、即ちシリコン基板10側は、高濃度のnイオンが注入された共通ソース領域13となっている。また、アクティブ領域12の上部は、nイオンが注入されたドレイン領域14となっており、これらの共通ソース領域13、アクティブ領域12、及びドレイン領域14によって、記憶用のトランジスタのチャネルが構成されている。
【0017】
素子分離絶縁膜11の側面に接触して形成された四角い筒状のアクティブ領域12、共通ソース領域13、及びドレイン領域14の内側の底面及び側面には、それぞれ絶縁膜15及びゲート絶縁膜16が形成されている。
0筒状に形成されたゲート絶縁膜16の内側には、導電性のポリシリコンによる浮遊ゲート電極17が形成され、更にこの浮遊ゲート電極17の内側にゲート間絶縁膜18を介して制御ゲート電極19が形成されている。
【0018】
図3(1)〜(9)は、図1の不揮発性メモリの製造方法を示す工程図である。この不揮発性メモリは、次のような工程1〜工程10で製造される。
【0019】
(1) 工程1
p型のシリコン基板10の表面に窒化膜を成膜し、パターニングによって矩形の島状パターンが縦横に整然と配置された窒化膜によるマスクパターンM1を形成する。
(2) 工程2
マスクパターンM1をエッチング用のマスクとして、ドライエッチング等によってシリコン基板10をエッチングする。これにより、例えば、幅0.1〜0.2μm、深さ0.3〜1μm程度の溝10aが格子状に形成される。
【0020】
(3) 工程3
CVD(Chemical Vapour Deposition)により酸化膜を成膜し、エッチバックすることで溝10aの中に素子分離絶縁膜11を埋め込む。
(4) 工程4
マスクパターンM1を除去し、その表面に窒化膜を成膜する。そして、異方性エッチングにより、素子分離絶縁膜11の上部の突起部の周囲に、窒化膜で構成されるマスクパターンM2を自己整合的に形成する。
【0021】
(5) 工程5
マスクパターンM2と素子分離絶縁膜11をマスクとして、ドライエッチング等によってシリコン基板10をエッチングする。この結果、素子分離絶縁膜11の側面で、マスクパターンM2の下側部分にアクティブ領域12となるp型シリコンが残り、その内側には凹部10bが形成される。
【0022】
(6) 工程6
アクティブ領域12の表面、即ち凹部10bの内部壁面に窒化膜によるイオン注入用のマスクパターンM3を形成し、その後、シリコン基板10の上方から砒素、燐等の高濃度のnイオンを注入し、共通ソース領域13を形成する。イオン注入のドーズ量及びエネルギーは、素子分離絶縁膜11で分離された隣接するアクティブ領域12が、共通ソース領域13で接続されるように、寸法や形成熱処理温度等を考慮して、適切な条件を設定する。このイオン注入によって、注入されたドーパント不純物が2次元的に拡散され、マスクパターンM3の下部のシリコン基板領域から回り込んで、図に示すように、アクティブ領域12の下部にも共通ソース領域13が形成される。
【0023】
(7) 工程7
エッチバックやCMP等により、マスクパターンM2全部と素子分離絶縁膜11の上部を除去する。そして、砒素、燐等のnイオンを注入し、アクティブ領域12の上部にドレイン領域14を形成する。
(8) 工程8
マスクパターンM3を除去し、その後、熱酸化またはCVD成膜及びエッチバック等により、凹部10bの底部に絶縁膜15を形成すると共に、この凹部10bの内側側面に膜厚3〜20nm程度のゲート絶縁膜16を形成する。更に、nポリシリコンの成膜及び異方性エッチングを行い、ゲート絶縁膜16の内側表面に、nポリシリコンによる浮遊ゲート電極17を形成する。浮遊ゲート電極17の厚さは、0.05〜0.2μm程度とする。
【0024】
(9) 工程9
浮遊ゲート電極17の内側表面に、酸化膜と窒化膜の積層膜等によるゲート間絶縁膜18を形成し、中央の凹部にnポリシリコンを埋め込んで、制御ゲート電極19を形成する。
(10) 工程10
その後、周知の従来技術により、各ドレイン領域14及び各制御ゲート電極19に対する配線等を行い、メモリが完成する。
このような不揮発性メモリの動作原理は、従来の不揮発性メモリの動作と同様である。
【0025】
即ち、各メモリセルへのデータ書き込みは、浮遊ゲート電極17への電子の注入、及び引き抜きによって行われる。例えば、“1”を書き込む場合、制御ゲート電極19及びドレイン領域14に正電圧を印加し、このドレイン領域14から共通ソース領域13へ電流を流し、熱電子を浮遊ゲート電極17に注入する。また、“0”を書き込む場合、共通ソース領域13に正電圧を印加して、浮遊ゲート電極17上の電子を引き抜く。
データの読み出しは、浮遊ゲート電極17上の電子の有無によるソース・ドレイン間の閾値電圧の相違を利用して行う。
【0026】
以上のように、この第1の実施形態の不揮発性メモリは、各メモリセルのアクティブ領域12及び浮遊ゲート電極17を、シリコン基板10に対して垂直方向に対向するように設けている。これにより、アクティブ領域12と浮遊ゲート電極17の対向面積を大きく設定することが可能になる。従って、容易に位置精度を保つことが可能になって、メモリの集積度及び性能が向上するという利点がある。
【0027】
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態を示す不揮発性メモリの構成図であり、図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この図4の不揮発性メモリと、図1の不揮発性メモリとの相違は、浮遊ゲート電極と制御ゲート電極の構造である。即ち、図4の浮遊ゲート電極17Aは、ドレイン領域14とオーバーラップしないように、凹部10bの途中の深さまで形成されている。更に、制御ゲート電極19Aは、ゲート間絶縁膜18Aを介して浮遊ゲート電極17Aに接すると共に、ゲート絶縁膜16を介してアクティブ領域12及びドレイン領域14に接するように形成されている。その他の構成は、図1と同様である。
このような構造により、ドレイン領域14と共通ソース領域13の間に、浮遊ゲートを有するメモリ用のトランジスタと、浮遊ゲートを持たないスイッチ用のトランジスタが直列に接続されたメモリセルが形成される。
【0028】
これにより、例えば、データの書き込み時に浮遊ゲート電極17Aの電子が過剰に引き抜かれて、メモリ用のトランジスタのチャネルがディプレッションになった場合においても、データを正確に読み取ることができる。即ち、メモリ用のトランジスタがディプレッションになると、制御ゲート電極19Aが選択されなくても、このディプレッション型のトランジスタに電流が流れて誤読み出しが発生する。従って、制御ゲート電極19Aに与えられる選択信号によってオン/オフ制御されるスイッチ用のトランジスタが、メモリ用のトランジスタに直列に接続されることにより、誤読み出しを防止してデータを正確に読み取ることができる。
【0029】
以上のように、この第2の実施形態の不揮発性メモリは、第1の実施形態の不揮発性メモリの利点に加えて、動作が安定して誤読み出しが防止できるという利点がある。
【0030】
(第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態を示す不揮発性メモリの構成図である。
この不揮発性メモリは、p型のシリコン基板20上に、一定間隔で縦及び横に柱状の複数のアクティブ領域21が配置されている。シリコン基板20の表面とアクティブ領域21の下部が、nイオンの注入された共通ソース領域22となっている。また、アクティブ領域21の上部は、nイオンが注入されたドレイン領域23となっている。
【0031】
柱状のアクティブ領域21を除くシリコン基板20の表面には、絶縁膜24が形成され、この柱状のアクティブ領域21の側面には、これを取り囲むようにゲート絶縁膜25が形成されている。ゲート絶縁膜25の側面には、浮遊ゲート電極26が形成され、更にこの浮遊ゲート電極26の外側にゲート間絶縁膜27を介して制御ゲート電極28が形成されている。各アクティブ領域21に対応して形成された制御ゲート電極28の間は、素子分離絶縁膜29で埋められている。
【0032】
このような不揮発性メモリは、概略次のように製造される。
まず、シリコン基板20を、柱状のアクティブ領域21を残すようにマスクしてエッチングする。エッチングによって形成された柱状のアクティブ領域21の側面にイオン注入用のマスクとなる窒化膜を形成し、シリコン基板20の上方から砒素、燐等のイオン注入を行い、共通ソース領域22及びドレイン領域23を形成する。
【0033】
次に、アクティブ領域21の側面に形成した窒化膜を除去し、この柱状のアクティブ領域21の周囲に、ゲート絶縁膜25、浮遊ゲート電極26、ゲート間絶縁膜27、及び制御ゲート電極28を順次、自己整合的に形成する。
更に、各アクティブ領域21毎に形成された制御ゲート電極28の間に、素子分離絶縁膜29を埋め込み、図5のような構造の不揮発性メモリが得られる。
この不揮発性メモリの動作原理は、図1の不揮発性メモリと同様である。
【0034】
以上のように、この第3の実施形態の不揮発性メモリは、柱状のアクティブ領域21の周囲に、浮遊ゲート電極26及び制御ゲート電極28が配置されているので、ゲート絶縁膜25の表面積よりもゲート間絶縁膜27の表面積が大きくなる。これにより、第1の実施形態の不揮発性メモリの利点に加えて、図1の不揮発性メモリよりもカップリング比を大きくすることが可能になり、低い電圧で書き込み及び消去を行うことができるという利点がある。更に、柱状のアクティブ領域21の他は、マスクを使用せずにすべて自己整合的に形成できるので、製造工程が簡素化できるという利点がある。
【0035】
(第4の実施形態)
図6は、本発明の第4の実施形態を示す不揮発性メモリの構成図であり、図5中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この図6の不揮発性メモリと、図5の不揮発性メモリとの相違は、浮遊ゲート電極と制御ゲート電極の構造である。即ち、図6の浮遊ゲート電極26Aは、ドレイン領域23とオーバーラップしないように、柱状のアクティブ領域21の途中の高さまで形成されている。更に、制御ゲート電極28Aは、ゲート間絶縁膜27Aを介して浮遊ゲート電極26Aに接すると共に、ゲート絶縁膜25を介してアクティブ領域21及びドレイン領域23に接するように形成されている。その他の構成は、図5と同様である。
【0036】
このような構造により、ドレイン領域23と共通ソース領域22の間に、浮遊ゲートを有するメモリ用のトランジスタと、浮遊ゲートを持たないスイッチ用のトランジスタが直列に接続されたメモリセルが形成される。
この不揮発性メモリの動作原理は、図1の不揮発性メモリと同様である。
【0037】
以上のように、この第4の実施形態の不揮発性メモリは、第3の実施形態の不揮発性メモリの利点に加えて、第2の実施形態と同様に、データの書き込み時に浮遊ゲート電極26Aの電子が過剰に引き抜かれても、誤読み出しを防止してデータを正確に読み取ることができるという利点がある。
【0038】
(第5の実施形態)
図7は、本発明の第5の実施形態を示す不揮発性メモリの構成図である。
この不揮発性メモリは、p型のシリコン基板30上に、各メモリセルを分離するための素子分離絶縁膜31が格子状に埋め込まれている。素子分離絶縁膜31で分離された各領域には、この素子分離絶縁膜31の側面にシリコン基板30の一部であるp型シリコンによるアクティブ領域32が形成されている。アクティブ領域32の下部、即ちシリコン基板30側は、高濃度のnイオンが注入された共通ソース領域33となっている。また、アクティブ領域32の上部は、nイオンが注入されたドレイン領域44となっている。
【0039】
素子分離絶縁膜31の側面に接触して形成された四角い筒状のアクティブ領域32、共通ソース領域33、及びドレイン領域34の内側の底面及び側面には、それぞれ絶縁膜35及びゲート絶縁膜36が形成されている。
絶縁膜35及びゲート絶縁膜36で形成された凹部の下半分には、このゲート絶縁膜36を介してアクティブ領域32に接するように、導電性のポリシリコンによる浮遊ゲート電極37が埋め込まれている。浮遊ゲート電極37が埋め込まれた凹部の上側には、ゲート間絶縁膜38を介して制御ゲート電極39が埋め込まれている。
この不揮発性メモリの動作原理は、図1の不揮発性メモリと同様である。
【0040】
以上のように、この第5の実施形態の不揮発性メモリは、凹部においてシリコン基板30の面に平行に浮遊ゲート電極37、ゲート間絶縁膜38、及び制御ゲート電極39を順次積層して形成している。これにより、凹部領域の占有面積が縮小され、第1の実施形態の不揮発性メモリの利点に加えて、更に高集積化を図ることができるという利点がある。
【0041】
(第6の実施形態)
図8は、本発明の第6の実施形態を示す不揮発性メモリの構成図であり、図7中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この図8の不揮発性メモリと、図7の不揮発性メモリとの相違は、浮遊ゲート電極及び制御ゲート電極とアクティブ領域との位置関係である。即ち、図8の浮遊ゲート電極37Aは、ドレイン領域34Aとオーバーラップしないように、アクティブ領域32の途中の高さまで形成されている。更に、制御ゲート電極39Aは、ゲート絶縁膜36を介してアクティブ領域32A及びドレイン領域34Aに接するように形成されている。その他の構成は、図7と同様である。
【0042】
このような構造により、ドレイン領域34Aと共通ソース領域32の間に、浮遊ゲートを有するメモリ用のトランジスタと、浮遊ゲートを持たないスイッチ用のトランジスタが直列に接続されたメモリセルが形成される。
この不揮発性メモリの動作原理は、図1の不揮発性メモリと同様である。
【0043】
以上のように、この第6の実施形態の不揮発性メモリは、第5の実施形態の不揮発性メモリと同様の利点に加えて、第2の実施形態と同様に、データの書き込み時に浮遊ゲート電極37Aの電子が過剰に引き抜かれても、誤読み出しを防止してデータを正確に読み取ることができるという利点がある。
【0044】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例えば、次の(a)〜(c)のようなものがある。
(a) p型のシリコン基板に、n型のソース領域及びドレイン領域を形成しているが、n型のシリコン基板に、p型のソース領域及びドレイン領域を形成するようにしても良い。
(b) 各種のゲート電極や絶縁膜の厚さは、例示した寸法に限定されない。
(c) 例示した製造工程に限定せず、任意の工程で製造することができる。
【0045】
以上詳細に説明したように、第1〜第3の発明によれば、アクティブ領域及び浮遊ゲート電極を、シリコン基板面に対して垂直方向に対向して設けている。これにより、対向面積を大きく設定することが可能になり、チャネルの位置精度を容易に保つことができるようになってメモリの集積度及び性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す不揮発性メモリの構成図である。
【図2】従来の不揮発性メモリの構成図である。
【図3】図1の不揮発性メモリの製造方法を示す工程図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す不揮発性メモリの構成図である。
【図5】本発明の第3の実施形態を示す不揮発性メモリの構成図である。
【図6】本発明の第4の実施形態を示す不揮発性メモリの構成図である。
【図7】本発明の第5の実施形態を示す不揮発性メモリの構成図である。
【図8】本発明の第6の実施形態を示す不揮発性メモリの構成図である。
【符号の説明】
10,20,30 シリコン基板
11,29,31 素子分離絶縁膜
12,21,32 アクティブ領域
13,22,33 共通ソース領域
14,23,34 ドレイン領域
15,24,35 絶縁膜
16,25,36 ゲート絶縁膜
17,26,37 浮遊ゲート電極
18,27,38 ゲート間絶縁膜
19,28,39 制御ゲート電極

Claims (3)

  1. シリコン基板の表面上に開口部を有する第1のマスクパターンを形成する工程と、
    前記第1のマスクパターンをエッチング用のマスクとして前記シリコン基板の前記表面にエッチングを行うことにより、前記シリコン基板に格子状の溝を形成する工程と、
    前記溝及び前記第1のマスクパターンの前記開口部に素子分離絶縁膜を埋め込む工程と、
    前記第1のマスクパターンを除去して前記シリコン基板の前記表面を露出させる工程と、
    露出した前記シリコン基板の前記表面上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜にエッチングを行うことにより、前記素子分離絶縁膜の突起部の周囲に前記絶縁膜で構成される第2のマスクパターンを自己整合的に形成する工程と、
    前記第2のマスクパターンと前記素子分離絶縁膜の前記突起部とをエッチング用のマスクとして前記シリコン基板の前記表面をエッチングすることにより、前記シリコン基板に凹部を形成する工程と、
    第1のイオンを前記凹部の底部に注入する工程と、
    注入された前記第1のイオンを熱拡散させることにより、前記凹部と前記素子分離絶縁膜との間に規定されるアクティブ領域の下部にソース領域を形成する工程と、
    前記第2のマスクパターンと前記素子分離絶縁膜の前記突起部とをエッチングにより除去して前記アクティブ領域の上部を露出させる工程と、
    前記第1のイオンと同型の第2のイオンを露出した前記アクティブ領域の上部に注入することにより、前記アクティブ領域の前記上部にドレイン領域を形成する工程と、
    前記凹部の側部にゲート絶縁膜を介して浮遊ゲート電極を形成する工程と、
    前記浮遊ゲート電極が形成された前記凹部の前記側部にゲート間絶縁膜を介して制御ゲート電極を形成する工程と、
    を有することを特徴とする不揮発性メモリの製造方法。
  2. 前記絶縁膜は、窒化膜であることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリの製造方法。
  3. 前記浮遊ゲート電極の厚さは、0.05μmから0.2μmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の不揮発性メモリの製造方法。
JP2000066703A 2000-03-10 2000-03-10 不揮発性メモリの製造方法 Expired - Fee Related JP4332278B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000066703A JP4332278B2 (ja) 2000-03-10 2000-03-10 不揮発性メモリの製造方法
US09/703,609 US6630708B1 (en) 2000-03-10 2000-11-02 Non-volatile memory and method for fabricating the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000066703A JP4332278B2 (ja) 2000-03-10 2000-03-10 不揮発性メモリの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001257276A JP2001257276A (ja) 2001-09-21
JP4332278B2 true JP4332278B2 (ja) 2009-09-16

Family

ID=18586021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000066703A Expired - Fee Related JP4332278B2 (ja) 2000-03-10 2000-03-10 不揮発性メモリの製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6630708B1 (ja)
JP (1) JP4332278B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100439190B1 (ko) * 2001-12-20 2004-07-07 동부전자 주식회사 플래쉬 이이피롬 및 그 제조방법
US6933558B2 (en) * 2003-12-04 2005-08-23 Advanced Micro Devices, Inc. Flash memory device
TWI295506B (en) 2005-02-03 2008-04-01 Samsung Electronics Co Ltd Semiconductor device having transistor with vertical gate electrode and method of fabricating the same
KR100693249B1 (ko) 2005-02-03 2007-03-13 삼성전자주식회사 수직한 게이트 전극의 트랜지스터들을 구비하는 반도체장치 및 그 제조 방법
JP4909894B2 (ja) * 2005-06-10 2012-04-04 シャープ株式会社 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
KR100707217B1 (ko) * 2006-05-26 2007-04-13 삼성전자주식회사 리세스-타입 제어 게이트 전극을 구비하는 반도체 메모리소자 및 그 제조 방법
KR20080035211A (ko) * 2006-10-18 2008-04-23 삼성전자주식회사 리세스-타입 제어 게이트 전극을 구비하는 반도체 메모리소자
KR101131136B1 (ko) 2006-10-19 2012-04-03 삼성전자주식회사 리세스-타입 제어 게이트 전극을 구비하는 반도체 메모리소자의 동작 방법
JP5667017B2 (ja) * 2011-09-03 2015-02-12 猛英 白土 半導体装置及びその製造方法
US9343142B2 (en) * 2012-01-05 2016-05-17 Globalfoundries Inc. Nanowire floating gate transistor
US9041092B2 (en) 2012-09-07 2015-05-26 Unisantis Electronics Singapore Pte. Ltd. Semiconductor device and method for producing the same
JP5612236B2 (ja) * 2012-09-07 2014-10-22 ユニサンティス エレクトロニクス シンガポール プライベート リミテッドUnisantis Electronics Singapore Pte Ltd. 半導体装置、および、半導体装置の製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5460988A (en) * 1994-04-25 1995-10-24 United Microelectronics Corporation Process for high density flash EPROM cell
US6190968B1 (en) * 1998-11-04 2001-02-20 National Semiconductor Corporation Method for forming EPROM and flash memory cells with source-side injection

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001257276A (ja) 2001-09-21
US6630708B1 (en) 2003-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4262314B2 (ja) Nand型不揮発性メモリ素子、その製造方法及び駆動方法
KR100437470B1 (ko) 플래쉬 메모리 셀을 갖는 반도체 장치 및 그 제조 방법
KR100760755B1 (ko) 반도체 디바이스 및 시스템 온 칩 디바이스 제조 방법
US7307308B2 (en) Buried bit line non-volatile floating gate memory cell with independent controllable control gate in a trench, and array thereof, and method of formation
US7074672B2 (en) Self aligned method of forming a semiconductor memory array of floating gate memory cells with buried bit-line and vertical word line transistor
KR100539247B1 (ko) 스플릿 게이트형 비휘발성 반도체 메모리 소자 및 그제조방법
KR101024336B1 (ko) 비휘발성 메모리 셀 및 그의 제조방법
JP3397903B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JP2008251825A (ja) 半導体記憶装置の製造方法
KR100621553B1 (ko) 비휘발성 메모리 소자 및 그 제조방법
TW201532203A (zh) 具有自我對準浮動與抹除閘的非揮發性記憶體單元及其製造方法
KR20080039786A (ko) 소스 측이 소거된 부동 게이트 메모리 셀의 반도체 메모리배열을 형성하는 자기 정렬 방법 및 그에 의해 제작된메모리 배열
JP2009099672A (ja) 不揮発性半導体記憶装置、不揮発性半導体記憶装置の製造方法
KR100546405B1 (ko) 스플릿 게이트형 비휘발성 반도체 메모리 소자 및 그제조방법
KR100417727B1 (ko) 전기적으로기록가능하고소거가능한판독전용메모리셀장치및그제조방법
JP4332278B2 (ja) 不揮発性メモリの製造方法
US6847078B2 (en) Non-volatile memory device and method of forming the same
JP4445353B2 (ja) 直接トンネル型半導体記憶装置の製造方法
JP3544308B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JP5998512B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
WO2000051188A1 (en) Flash memory cell with self-aligned gates and fabrication process
TWI784724B (zh) 具有設置在字線閘上方之抹除閘的分離閘2位元非揮發性記憶體單元及其製造方法
KR100361391B1 (ko) 비휘발성 반도체 디바이스 및 그 제조 방법
KR100654359B1 (ko) 비휘발성 메모리 소자 제조 방법
JP4629982B2 (ja) 不揮発性記憶素子およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081224

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090407

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090526

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees