JP4330695B2 - 塵芥収集車における収集装置の作動制御装置及び該収集装置の作動制御方法 - Google Patents

塵芥収集車における収集装置の作動制御装置及び該収集装置の作動制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は塵芥収集車に関し、特に塵芥収集車における収集装置の作動制御装置及び該収集装置の作動制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、塵芥収集車は、例えば図2に概略を示すように車両の中央に塵芥収容箱1が設けられ、この塵芥収容箱1の後方に投入箱2が配置されている。更に、この投入箱2内には、投入口(図示せず)から投入箱2内に投入された塵芥を塵芥収容箱1内に積み込むための収集装置3が設けられている。
【0003】
この収集装置3は、例えば投入箱2内に車幅方向に延在して設けられた回転軸4によって回転自在に軸支される回転板5と、回転軸4の上方で車幅方向に沿って投入箱2に設けられた押込板支持軸6に揺動自在に支持された押込板7とを有し、回転板5は、回転軸4を介して油圧モータ8によって回転駆動され、かつ押込板7は押込シリンダ9によって揺動駆動される。
【0004】
そして、投入口から投入箱2内に投入された塵芥は、油圧モータ8によって回転駆動される回転板5によって掻き上げられ、この回転板5によって掻き上げられた塵芥は押込シリンダ9によって揺動する押込板7によって塵芥収容箱1内に押し込み収容される。
【0005】
収集装置3の上記油圧モータ8、押込シリンダ9等を含む他のシリンダ等のアクチュエータに油圧を供給する油圧ポンプは、一般に塵芥収集車に搭載された走行用エンジンによって駆動され、或いは一部の塵芥収集車においては屋内等での塵芥収集作業時における騒音の低減を図るために車載された電気モータによって駆動される。
【0006】
上記走行用エンジンにより油圧ポンプを駆動して収集装置3を作動させる駆動方法について図3に示す概要説明図によって説明する。
【0007】
油圧ポンプP1からの油圧を油圧モータ8及び押込シリンダ9等のアクチュエータに切り換え供給する複数のアクチュエータ制御バルブ及び油圧ポンプP1からの油圧を油圧モータ8及び押込シリンダ9等のアクチュエータに供給することなく貯留タンクT等にドレン回収させるドレンバルブを有する収集装置油圧回路11と、収集装置3の作動を制御する収集装置電気回路12と、エンジン13と、上記収集装置電気回路12からの指示に基づいてエンジン13を増速せしめるエンジン増速装置14と、エンジン13の出力を油圧ポンプP1に伝達する動力取出装置15とを備えている。
【0008】
更に、車載電源、例えば、バッテリ16と動力取出装置15との間に動力取出装置15を作動せしめるためのメインスイッチSW1を介在する回路21と、メインスイッチSW1のON操作に連動して作動するリレースイッチCR1によってONする常開タイプのリレー接点CR1aを有してバッテリ16と収集装置電気回路12との間に配設される回路22とを備えると共に、収集装置電気回路12を介してエンジン増速装置14を作動させてエンジン13の回転数を高め、かつ収集装置油圧回路11のドレンバルブを切り換える収集装置作動スイッチ(図示せず)が配設されている。
【0009】
塵芥の積み込み作業は、メインスイッチSW1のON操作により動力取出装置15を作動させ、エンジン13によって第1油圧ポンプP1を駆動して収集装置油圧回路11に油圧を供給する。
【0010】
この状態では油圧回路11に供給された油圧は、ドレンバルブによって貯留タンクT等にドレンされ、油圧モータ8及び押込シリンダ9等のアクチュエータへの油圧供給は停止状態に維持される。
【0011】
続く、投入箱2等に配設された収集装置作動スイッチのON操作によって、収集装置電気回路12を介してエンジン増速装置14が作動してエンジン回転数の増大すると共に、収集装置油圧回路11のドレンバルブが切り換えられて油圧モータ8及び押込シリンダ9に油圧が供給されて収集装置3の作動による塵芥の積み込みが可能になる。
【0012】
一方、電気モータにより油圧ポンプを駆動する収集装置の作動方法は、図4に概要説明図を示すように、油圧ポンプP2からの油圧を油圧モータ8及び押込シリンダ9等のアクチュエータに切り換え供給する複数のアクチュエータ制御バルブ及び油圧ポンプP2からの油圧を油圧モータ8及び押込シリンダ9等のアクチュエータに供給することなく貯留タンクT等にドレン回収させるドレンバルブを有する収集装置油圧回路11を備え、電気モータ18が油圧ポンプP2に直結されている。
【0013】
更に、電気モータ18を作動せしめる電気モータ作動スイッチSW2及び、収集装置油圧回路11のドレンバルブを作動せしめる収集装置作動スイッチ(図示せず)を備え、電気モータ18の電源は、屋内等に配設されたコンセント(図示せず)にプラグ19を接続することによって供給される。
【0014】
そして、塵芥の積み込み作業は、電気モータ作動スイッチSW2をON操作して電気モータ18によって第2油圧ポンプP2を駆動し、収集装置油圧回路11に油圧を供給する。この状態では収集装置油圧回路11に供給された油圧は、ドレンバルブによって貯留タンクT等にドレンされ、油圧モータ8及び押込シリンダ9は停止状態に維持される。
【0015】
続いて、投入箱2等に配設された収集装置作動スイッチをON操作することによって、収集装置油圧回路11のドレンバルブが切り換えられて油圧モータ8及び押込シリンダ9等のアクチュエータが作動して収集装置3による塵芥の積み込みが可能になる。
【0016】
更に、走行エンジン及び電気モータにより各々駆動される各油圧ポンプを併設し、ポンプ駆動を選択的に切り換えて収集装置を作動せしめる汎用性に優れた塵芥収集車がある。
【0017】
この駆動方法について、図5に概要説明図によって説明する。なお、上記図3及び図4と対応する部分に同一符号を付することによって、該部の説明を省略して異なる部分を主に説明する。
【0018】
エンジン13によって駆動される油圧ポンプP1及び電気モータ18によって駆動される油圧ポンプP2の油圧吐出側は、チェックバルブ等を介在して互いに接合されて収集装置油圧回路11に接続されている。
【0019】
更に、回路21のメインスイッチSW1と動力取出装置15との間に手動切換スイッチSW3の第1接点SW3aが介在すると共に、収集装置電気回路12とエンジン増速装置13との間に手動切換スイッチSW3の第2接点SW3bが介装された回路23が配設され、手動切換スイッチSW3の第1接点SW3aと第2接点SW3bは連動して切り換え操作される。
【0020】
そして、エンジン13により収集装置3を駆動せしめるには、手動切換スイッチSW3の第1接点SW3a及び第2接点SW3bをONせしめ、かつメインスイッチSW1をON操作して動力取出装置15を作動させてエンジン13により油圧ポンプP1を駆動して収集装置油圧回路11に油圧を供給する。
【0021】
続いて、投入箱2等に配設された収集装置作動スイッチのON操作によって、収集装置電気回路12を介してエンジン増速装置14によりエンジン13の回転数の増大が得られ、かつ収集装置油圧回路11のドレンバルブが切り換えられて油圧モータ8及び押込シリンダ9等のアクチュエータが作動して収集装置3による塵芥の積み込みが可能になる。
【0022】
一方、電気モータ18による第2油圧ポンプP2の駆動による収集装置3の作動に際しては、例えば屋内等に配設されたコンセント(図示せず)にプラグ19を接続すると共に、手動切換スイッチSW3の第1接点SW3a及び第2接点SW3bをOFFに切り換え、メインスイッチSW1をONしてリレースイッチCR1のリレー接点CR1aをONして収集装置電気回路12に給電する。
【0023】
続く、電気モータ作動スイッチSW2のON操作によって、電気モータ18により油圧ポンプP2を駆動して収集装置油圧回路11に油圧を供給する。この状態では収集装置油圧回路11に供給された油圧は、ドレンバルブによって貯留タンクT等にドレンされ、油圧モータ8及び押込シリンダ9等のアクチュエータへの油圧供給が停止状態に維持される。
【0024】
続いて、投入箱2等に配設された収集装置作動スイッチをON操作することによって、収集装置油圧回路11のドレンバルブが切り換えられて油圧モータ8及び押込シリンダ9等のアクチュエータが作動して収集装置3による塵芥の積み込みが可能になる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
上記エンジン13によって駆動される油圧ポンプP1と、電気モータ18によって駆動される油圧ポンプP2とを併設した塵芥収集車によると、容易に制御可能なエンジン13により第1油圧ポンプP1を駆動することによって、効率的な塵芥収集作業がもたらされる一方、静粛性が要求される屋内等の塵芥収集に際しては、電気モータ18によって油圧ポンプP2を駆動して収集装置3を作動させることによって、騒音が極めて抑制された状態での塵芥収集作業が行える。
【0026】
しかし、エンジン13による収集装置3の作動から電気モータ18による収集装置3の作動への切り換え、或いは電気モータ18による駆動からエンジン13による駆動への切り換えにあたり、その切り換える毎に手動切換スイッチSW3を切り換える必要があり、その切り換え操作が煩わしく操作が煩雑になると共に、仮に、静粛性が要求される屋内等において誤って手動切換スイッチSW3の第1接点SW3a及び第2接点SW3bがONの状態下に拘わらず、電気モータ18によって収集装置3を作動すべく、メインスイッチSW1をONし、更に、収集装置作動スイッチをONすると回路23が形成されることから収集装置収集回路12からの信号によってエンジン増速装置14が作動してエンジン回転数が増大されてエンジン13による騒音の増大を招くことが懸念される。
【0027】
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、エンジンによる収集装置の駆動と電気モータによる収集装置の駆動との間での切換え操作の簡素化が得られ、かつ電気モータによる駆動時におけるエンジンによる騒音発生が確実に防止される塵芥収集車における収集装置の作動制御装置及び該収集装置の作動制御方法を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する請求項1に記載の塵芥収集車における収集装置の作動制御装置の発明は、投入箱内に投入された塵芥を塵芥収容箱内に積み込む収容装置と、メインスイッチがオンのときにエンジンによって駆動される第1油圧ポンプ及び電気モータ作動スイッチがオンのときに電気モータによって駆動される第2油圧ポンプとを備え、上記第1油圧ポンプ或いは第2油圧ポンプから供給される油圧によって上記収容装置が作動せしめられる塵芥収集車における収集装置の作動制御装置において、上記電気モータの作動を検知する電気モータ作動検知手段と、 該電気モータ作動検知手段の電気モータ作動検知に伴って上記エンジンの増速を防止せしめるエンジン増速防止手段と、上記メインスイッチオン状態で上記電気モータ作動スイッチオンにされたときには、上記電気モータ作動検出手段の電気モータ作動検知に従って上記エンジンから第1油圧ポンプへの駆動力を遮断し、上記第1油圧ポンプより上記第2油圧ポンプを優先駆動させる動力伝達遮断手段とを備えたことを特徴とする。
【0029】
請求項1の発明によると、メインスイッチオンにされると、エンジンが第1油圧ポンプを駆動して収集装置を作動せしめ、かつエンジン増速装置によるエンジン回転数の制御によって収集装置油圧回路へ供給される油圧が調整されて良好な塵芥収集作業がもたらされる一方、静粛性が要求される屋内等で電気モータ作動スイッチオンにされると、電気モータ第2油圧ポンプを駆動して収集装置を作動せしめことが可能になり、更に、電気モータ作動検知手段の電気モータ作動検知に従ってエンジン増速防止手段によって上記エンジンの増速を防止せしめると共に、メインスイッチオン状態で電気モータ作動スイッチオンにされると、動力伝達遮断手段によって上記エンジンから第1油圧ポンプへの駆動力遮断されて第2油圧ポンプが優先駆動されることから、エンジンによる収集装置の作動と、電気モータによる収集装置の作動との切り換え作業の簡素化及び確実な切り換えが確保されて作業者への作業負担の軽減がもたらされる。
【0030】
請求項2に記載の発明は、請求項1の塵芥収集車における収集装置の作動制御装置において、更に、上記収集装置の作動を制御する収集装置電気回路と、上記収集装置電気回路からの指示に基づいて上記エンジンを増速せしめるエンジン増速装置と、を備え、上記電気モータ作動検出手段は、上記電気モータへの給電に伴って作動するリレースイッチであって、上記動力伝達遮断手段は、上記メインスイッチと動力取出装置との間に介装された上記リレースイッチの常閉タイプの第1リレー接点であり、上記エンジン増速防止手段は、上記収集装置電気回路と上記エンジン増速装置との間に介装された上記リレースイッチの常閉タイプの第2リレー接点であることを特徴とする。
【0031】
請求項2の発明によると、上記電気モータ作動検出手段、動力伝達遮断手段及び、エンジン増速防止手段をリレースイッチ及び該リレースイッチの第1リレー接点及び第2リレー接点による簡単な構成によって形成することができる。
【0032】
請求項3に記載の塵芥収集車における収集装置の作動制御方法の発明は、投入箱内に投入された塵芥を塵芥収容箱内に積み込む収容装置と、メインスイッチがオンのときにエンジンによって駆動される第1油圧ポンプ及び電気モータ作動スイッチがオンのときに電気モータによって駆動される第2油圧ポンプとを備え、上記第1油圧ポンプ或いは第2油圧ポンプから供給される油圧によって上記収容装置が作動せしめられる塵芥収集車における収集装置の作動制御方法において、上記メインスイッチオン状態で上記電気モータ作動スイッチオンにされたときには、上記電気モータの作動を検知する電気モータ作動検知手段の電気モータ作動検知に伴ってエンジン増速防止手段によって上記エンジンの増速を防止せしめると共に、上記第1油圧ポンプより上記第2油圧ポンプを優先駆動させる動力伝達遮断手段によって上記エンジンから第1油圧ポンプへの駆動力を遮断することを特徴とする。
【0033】
請求項3の発明によると、電気モータ作動スイッチを操作して電気モータにより第2油圧ポンプを駆動せしめる際、電気モータの作動を電気モータ作動検知手段によって検知し、該検知に従って動力伝達手段によってエンジンから第1油圧ポンプへの駆動力を遮断すると共に、エンジン増速防止手段によってエンジンの増速を防止して第2油圧ポンプが優先駆動されることから、エンジンによる収集装置の作動と、電気モータによる収集装置の作動との切り換え作業の簡素化及び確実な切り換えが確保される。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による塵芥収集車における収集装置の作動制御装置及び該収集装置の作動制御方法の実施の形態を図1によって説明する。
【0035】
図1は本実施の形態の概要を示す説明図であって、説明の便宜上、上記図5と同一部分に対応する符号を付することで該部の詳細な説明を省略し、異なる部分を主に説明する。
【0036】
本実施の形態における作動制御装置10は、第2油圧ポンプとなる油圧ポンプP2を駆動する電気モータ18の作動を検出する電気モータ作動検出手段を備えている。この電気モータ作動検出手段は例えば、電気モータ18と電気モータ作動スイッチSW2との間から分岐して配設され、通電によって作動するリレースイッチCR2によって形成される。
【0037】
更に、バッテリ16と動力取出装置15との間の回路21に、通電によって動力取出装置15を作動せしめるメインスイッチSW1及び上記リレースイッチCR2の常閉タイプの第1リレー接点CR2aが直列に介装され、該回路21のメインスイッチSW1と第1リレー接点CR2aとの間から分岐してメインスイッチSW1の通電によってONするリレースイッチCR1が配設され、このリレースイッチCR1のリレー接点CR1aが上記バッテリ16と収集装置電気回路12との間の回路22に配設されている。
【0038】
この第1リレー接点CR2aは、上記リレースイッチCR2の通電によってOFFとなり、収集装置電気回路12に給電すべくメインスイッチSW1をONした際に、バッテリ16側から動力取出装置15への通電を遮断することによって動力取出装置15から第1油圧ポンプとなる油圧ポンプP1への駆動力を遮断する動力伝達遮断手段として機能する。
【0039】
更に、収集装置電気回路12とエンジン増速装置14との間の回路23に上記リレースイッチCR2の常閉タイプの第2リレー接点CR2bが介装され、上記リレースイッチCR2への通電によってOFFとなって遮断されて収集装置12からの指示によるエンジン13の増速を防止するエンジン増速防止手段を形成している。
【0040】
このように構成された作動制御装置10において、エンジン13により収集装置3を作動させるには、電動モータ18が作動していない状態、即ち電気モータ18への給電がなく、常閉タイプのリレースイッチCR2の各第1リレー接点CR2a及び第2リレー接点CR2bが共にONされている状態下で、メインスイッチSW1をON操作する。
【0041】
メインスイッチSW1のONによって、動力取出装置15が作動せしめられてエンジン13により第1油圧ポンプP1が駆動され、収集装置油圧回路11に第1油圧ポンプP1から油圧を供給し、かつリレースイッチCR1によってリレー接点CR1aをONして収集装置電気回路12に給電する。
【0042】
続いて、投入箱2等に配設された収集装置作動スイッチ(図示せず)をON操作することによって、収集装置電気回路12によりエンジン増速装置14が作動して、エンジン13が増速され、かつ収集装置油圧回路11のドレンバルブが切り換えられて油圧モータ8及び押込シリンダ9等のアクチュエータが作動して収集装置3による塵芥の積み込み作業が可能になる。
【0043】
一方、屋内等で電気モータ18により収集装置3を作動せしめるには、プラグ19を屋内等に設けられたコンセントに差し込み、かつ電気モータ作動スイッチSW2をON操作して電気モータ18を回転させることにより油圧ポンプP2を駆動する。
【0044】
電気モータ作動スイッチSW2のON操作に伴って、リレースイッチCR2の各第1リレー接点CR2a及び第2リレー接点CR2bがOFFに切り換えられて、メインスイッチSW1と動力取出装置15との間の回路21及び収集装置電気回路12とエンジン増速装置14間の回路23が遮断状態になる。
【0045】
続いて、メインスイッチSW1をON操作してリレースイッチCR1のリレー接点CR1aをON状態に切り換えてバッテリ16から回路22を介して収集装置電気回路12に給電する。
【0046】
この、メインスイッチSW1のON操作によって収集電気回路12に給電されるが、上記リレースイッチCR2の第1リレー接点CR2a及び第2リレー接点CR2bがOFF状態に維持されることから、動力取出装置15は作動することはない。
【0047】
続いて、投入箱2等に配設された収集装置作動スイッチをON操作することによって、収集装置油圧回路11のドレンバルブが切り換えられて油圧モータ8及び押込シリンダ9等のアクチュエータが作動して収集装置3による塵芥の積み込みが可能になる。
【0048】
また、静粛性が要求される場所において、仮にメインスイッチSW1をON操作してエンジン13によって油圧ポンプP1を駆動した際においても、プラグ19をコンセントに差し込み、電気モータ作動スイッチSW2をON操作することによって、リレースイッチCR2の各第1リレー接点CR2a及び第2リレー接点CR2bがOFFに切り換えられて、動力取出装置15の作動が停止して第1油圧ポンプP1の駆動が中断され、かつエンジン増速装置14への電気回路がOFFされるので収集装置差動スイッチをON操作してもエンジン13が増速されることはなく、電気モータ18による油圧ポンプP2の駆動に迅速に切り換えられる。
【0049】
即ち、エンジン13による油圧ポンプP1の駆動に優先して電気モータ18による油圧ポンプP2の駆動がなされる。換言するとエンジン13の駆動による収集装置11の作動に優先して電動モータ18による収集装置3の作動がなされ、エンジン13の騒音を極めて抑制した塵芥収集作業がもたらされる。
【0050】
従って、以上説明した本実施の形態によると、メインスイッチSW1をONすることによって、エンジン13によって油圧ポンプP1が駆動されて収集装置3が作動し、かつエンジン増速装置14によってエンジン13の回転数が制御されて収集装置油圧回路11へ供給される油圧が最適に油圧調整がなされて良好な塵芥収集作業がもたらされる。
【0051】
一方、静粛性が要求される屋内等で電気モータ18により収集装置3を作動せしめるには、プラグ19をコンセントに差し込み、モータ作動スイッチSW2のONによって電気モータ18によって油圧ポンプP2が駆動されて収集装置3が作動せしめられて、電気モータ18による騒音が極めて抑制された状態での塵芥収集作業が行われる。
【0052】
更にモータ作動スイッチSW2のONに伴って、常閉リレースイッチCR2の第1リレー接点CR2a及び第2リレー接点CR2bがOFFに切り換えられ、動力取出装置スイッチSW1と動力取出装置15との間の回路21が遮断されると共に、収集装置電気回路12とエンジン増速装置14との間の回路23が遮断されることから、エンジン13による収集装置3の作動と、電気モータ18による収集装置3の作動切り換えに際しての従来の手動切換スイッチによる切り換え操作が省略でき、切り換え操作の簡素化が得れると共に、エンジンによる収集装置の作動と、電気モータによる収集装置の作動との確実な切り換えが確保される。
【0053】
上記実施の形態では、リレースイッチCR2、該リレースイッチCR2の第1リレー接点CR2a及び第2リレー接点CR2b等によって電気モータ作動検知手段、動力伝達遮断手段、エンジン増速防止手段を形成したが、他のスイッチ等によって形成することも可能であり、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0054】
【発明の効果】
以上説明した本発明によると、エンジンによって第1油圧ポンプによって収集装置を作動し、かつエンジン増速装置によるエンジン回転数の制御によって収集装置油圧回路へ供給される油圧が調整されて良好な塵芥収集作業がもたらされる一方、静粛性が要求される屋内等で電気モータによって第2油圧ポンプを駆動して収集装置を作動せしめことが可能になる。更に、電気モータ作動検知手段の電気モータ作動検知に従ってエンジン増速防止手段によって上記エンジンの増速を停止せしめると共に、動力伝達遮断手段によって上記エンジンから第1油圧ポンプへの駆動力を遮断されることから、エンジンによる収集装置の作動と、電気モータによる収集装置の作動との切り換え作業の簡素化及び確実な切り換えが確保されて作業者への作業負担の軽減がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による塵芥収集車における収集装置の作動制御装置及び該収集装置の作動制御方法の実施の形態の概要を示す説明図である。
【図2】塵芥収集車の概要を示す説明図である。
【図3】従来のエンジンにより作動する収集装置の駆動方法を説明する概要説明図である。
【図4】従来の電気モータにより作動する収集装置の駆動方法を説明する概要説明図である。
【図5】従来のエンジン及び電気モータを併用して収集装置を作動せしめる収集装置の駆動制御方法及び駆動制御装置の概要を示す説明図である。
【符号の説明】
1 塵芥収容箱
2 投入箱
3 収集装置
10 作動制御装置
12 収集装置電気回路
13 エンジン
14 エンジン増速装置
15 動力取出装置
18 電気モータ
21 回路
22 回路
P1 油圧ポンプ(第1油圧ポンプ)
P2 油圧ポンプ(第2油圧ポンプ)
SW1 メインスイッチ
SW2 電気モータ作動スイッチ
CR2 リレースイッチ(電気モータ作動検知手段)
CR2a 第1リレー接点(動力伝達遮断手段)
CR2b 第2リレー接点(エンジン増速防止手段)
CR1 リレースイッチ
CR1a リレー接点

Claims (3)

  1. 投入箱内に投入された塵芥を塵芥収容箱内に積み込む収容装置と、メインスイッチがオンのときにエンジンによって駆動される第1油圧ポンプ及び電気モータ作動スイッチがオンのときに電気モータによって駆動される第2油圧ポンプとを備え、上記第1油圧ポンプ或いは第2油圧ポンプから供給される油圧によって上記収容装置が作動せしめられる塵芥収集車における収集装置の作動制御装置において、
    上記電気モータの作動を検知する電気モータ作動検知手段と、
    該電気モータ作動検知手段の電気モータ作動検知に伴って上記エンジンの増速を防止せしめるエンジン増速防止手段と、
    上記メインスイッチオン状態で上記電気モータ作動スイッチオンにされたときには、上記電気モータ作動検出手段の電気モータ作動検知に従って上記エンジンから第1油圧ポンプへの駆動力を遮断し、上記第1油圧ポンプより上記第2油圧ポンプを優先駆動させる動力伝達遮断手段と
    を備えたことを特徴とする塵芥収集車における収集装置の作動制御装置。
  2. 更に、
    上記収集装置の作動を制御する収集装置電気回路と、
    上記収集装置電気回路からの指示に基づいて上記エンジンを増速せしめるエンジン増速装置と、を備え、
    上記電気モータ作動検出手段は、上記電気モータへの給電に伴って作動するリレースイッチであって、
    上記動力伝達遮断手段は、
    上記メインスイッチと動力取出装置との間に介装された上記リレースイッチの常閉タイプの第1リレー接点であり、
    上記エンジン増速防止手段は、
    上記収集装置電気回路と上記エンジン増速装置との間に介装された上記リレースイッチの常閉タイプの第2リレー接点であることを特徴とする請求項1に記載の塵芥収集車における収集装置の作動制御装置。
  3. 投入箱内に投入された塵芥を塵芥収容箱内に積み込む収容装置と、メインスイッチがオンのときにエンジンによって駆動される第1油圧ポンプ及び電気モータ作動スイッチがオンのときに電気モータによって駆動される第2油圧ポンプとを備え、上記第1油圧ポンプ或いは第2油圧ポンプから供給される油圧によって上記収容装置が作動せしめられる塵芥収集車における収集装置の作動制御方法において、
    上記メインスイッチオン状態で上記電気モータ作動スイッチオンにされたときには、上記電気モータの作動を検知する電気モータ作動検知手段の電気モータ作動検知に伴ってエンジン増速防止手段によって上記エンジンの増速を防止せしめると共に、上記第1油圧ポンプより上記第2油圧ポンプを優先駆動させる動力伝達遮断手段によって上記エンジンから第1油圧ポンプへの駆動力を遮断することを特徴とする塵芥収集車における収集装置の作動制御方法。
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