JP2000084906A - 樹枝粉砕機 - Google Patents

樹枝粉砕機

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JP2000084906A JP25397998A JP25397998A JP2000084906A JP 2000084906 A JP2000084906 A JP 2000084906A JP 25397998 A JP25397998 A JP 25397998A JP 25397998 A JP25397998 A JP 25397998A JP 2000084906 A JP2000084906 A JP 2000084906A
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崇利 大倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高価な自動送り制御装置を用いず、粉砕装置
に硬質の異物が混入したり、大きな木片等が挟まって
も、エンジンが停止したり動力伝達装置が損傷したりし
ないようにする。 【解決手段】 被粉砕物の投入口と、被粉砕物を粉砕す
る粉砕装置3と、投入された被粉砕物を粉砕装置3内に
送り込む送り装置4とを備えた樹枝粉砕機において、粉
砕装置3を駆動する粉砕用油圧モータ12と、送り装置
4を駆動する送り用油圧モータ11とを設け、粉砕用油
圧モータ12の駆動管路17に、粉砕装置3の過負荷状
態で作動するリリーフ弁20と、リリーフ弁20の設定
圧力より若干低い圧力で作動する圧力スイッチ25とを
設け、送り用油圧モータ11の駆動管路21に、圧力ス
イッチ25の作動でアンロード側へ切換えられる電磁切
換弁26を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伐採された樹木や
剪定された木の枝などをチップ状に粉砕する樹枝粉砕機
に関する。
【0002】
【従来の技術】伐採された樹木や剪定された木の枝など
をチップ状に粉砕する樹枝粉砕機は、一般に樹木や木の
枝などの被粉砕物を投入する投入口と、被粉砕物を粉砕
する粉砕装置と、投入口から投入された被粉砕物を粉砕
装置内に送り込む送り装置とを備えている。
【0003】従来の樹枝粉砕機では、粉砕装置は、エン
ジンの動力をベルト、クラッチ等の機械的な動力伝達装
置で伝達することにより駆動される構造となっている。
一方、送り装置は、エンジンの動力を油圧ポンプで油圧
力に変換し、油圧モータに供給することにより、油圧モ
ータで駆動される。油圧モータの駆動管路には方向制御
弁と流量調整弁とが設けられており、方向制御弁で送り
装置の正転・逆転の起動、停止が制御され、流量調整弁
で送り装置の送り速度が調整される。
【0004】この樹枝粉砕機には、粉砕装置が過負荷状
態になったとき一時的に送り装置による被破砕物の送り
を停止し、負荷が軽減するのを待って送りを再開させる
自動送り制御装置が設けられている。この自動送り制御
装置は、粉砕装置の過負荷状態を、粉砕装置と機械的に
連結されているエンジンの回転速度の低下によって判断
する。具体的には、送りの一時停止、送りの再開を行う
エンジン回転速度条件を予め設定し、電磁ピックアッ
プ、タコジェネレータ等の回転センサでエンジンの回転
速度を検出し、検出値を予設定値と比較して制御信号を
油圧モータの駆動管路に設けた電磁切換弁へ出力するよ
うになっている。
【0005】樹枝粉砕機には、被破砕物を集めて所定の
場所で粉砕処理を行う据置型と、被破砕物の発生場所ま
で移動して粉砕処理が行えるように走行装置を備えた自
走型とがある。走行装置としては、使用現場の状況から
履帯式のものが一般的である。
【0006】自走型の樹枝粉砕機には、一つのエンジン
の動力を機械的な動力伝達装置を介して粉砕装置の駆動
用と走行装置の駆動用とに切換えるように構成したもの
や、走行装置が独自の動力源を備えているものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、粉砕装置が機
械的に駆動されるようになっていると、粉砕装置に硬質
の異物が混入したり、大きな木片等が挟まったような場
合には、自動送り制御装置が過負荷と判断して送り装置
を一時停止させたとしても粉砕装置の負荷は軽減されな
いので、エンジンが停止したり、噛込みのショックで動
力伝達装置が損傷するおそれがある。
【0008】しかも、自動送り制御装置は、回転センサ
や、検出値を予設定値と比較して制御信号を出力するた
めの演算制御手段が必要であり、信頼性が高く故障時の
点検が容易なものでなければならないので高価となる。
【0009】また、自走型の樹枝粉砕機では、一つのエ
ンジンの動力を機械的な動力伝達装置を介して粉砕装置
の駆動用と走行装置の駆動用とに切換えるように構成す
ると、構造が複雑になり、走行装置が独自の動力源を備
えたものとすると、複数の原動機と付属装置が必要にな
るので不経済である。
【0010】なお、樹枝粉砕機が季節的にしか使用され
ず使用頻度が少ないような場合には、必要時のみ樹枝粉
砕機を建設機械やクレーン付トラック等の作業車両に搭
載して作業車両を走行装置として利用し、作業車両の動
力で粉砕装置、送り装置を駆動できるようにすると好都
合である。しかし、粉砕装置が機械的に駆動されるよう
になっていると作業車両の動力を利用するのが困難であ
る。
【0011】この発明は、樹枝粉砕機における上記問題
を解決するものであって、粉砕装置に硬質の異物が混入
したり、大きな木片等が挟まったような場合でも、エン
ジンが停止したり動力伝達装置が損傷するおそれがな
く、高価な自動送り制御装置は不要であり、制御が簡単
で信頼性の高い樹枝粉砕機を提供することを目的とす
る。
【0012】また、走行時と粉砕作業時にエンジンの出
力を機械的な動力伝達装置で切換える必要がなく構造が
簡単であり、走行装置専用の原動機を設けることも不要
で経済的な自走型の樹枝粉砕機を提供することを目的と
する。
【0013】さらに、必要に応じて建設車両やクレーン
付トラック等の作業車両を走行装置として利用し、作業
車両の動力で粉砕装置、送り装置を駆動することのでき
る樹枝粉砕機を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明では、上記課題
を解決するため、被粉砕物を投入する投入口と、被粉砕
物を粉砕する粉砕装置と、投入口から投入された被粉砕
物を粉砕装置内に送り込む送り装置とを備えた樹枝粉砕
機において、粉砕装置を駆動する粉砕用油圧モータと、
送り装置を駆動する送り用油圧モータとを設け、粉砕用
油圧モータの駆動管路に、粉砕装置の過負荷状態で作動
するリリーフ弁と、リリーフ弁の設定圧力より若干低い
圧力で作動する圧力スイッチとを設け、送り用油圧モー
タの駆動管路に、前記圧力スイッチの作動によりアンロ
ード側へ切換えられる電磁切換弁を設けている。
【0015】この樹枝粉砕機では、粉砕装置の負荷が増
大すると粉砕用油圧モータの駆動管路の油圧が上昇して
圧力スイッチが作動し、電磁切換弁をアンロード側へ切
換えることにより一時的に送り装置による被破砕物の送
りを停止する。負荷が軽減すると粉砕用油圧モータの駆
動管路の油圧が低下するので、圧力スイッチが電磁切換
弁をロード側へ切換え送りを再開させる。
【0016】粉砕装置に硬質の異物が混入したり、大き
な木片等が挟まったような場合には、送り装置を一時停
止させたとしても粉砕装置の負荷は軽減されず、粉砕用
油圧モータの駆動管路は油圧が更に上昇するが、設定圧
力に達するとリリーフ弁が作動するので、エンジンが停
止したり、噛込みのショックで動力伝達装置が損傷する
ことはない。
【0017】このように、高価な自動送り制御装置は不
要であり、制御が簡単なので信頼性が高い。また、自走
型の樹枝粉砕機として、走行用油圧モータで駆動される
走行装置を備え、走行用油圧モータの駆動管路に、中立
状態で油圧源を粉砕用油圧モータの駆動管路と、送り用
油圧モータの駆動管路とに連通させる走行制御弁を設け
るようにすると、走行制御弁の切換操作を行うだけで一
つのエンジンの動力を走行装置の駆動用と粉砕装置及び
送り装置の駆動用とに切換えることができ、複数の原動
機と付属装置は不要になり経済的である。
【0018】さらに、樹枝粉砕機を油圧源を備えた作業
車両に搭載し、粉砕用油圧モータの駆動管路と、送り用
油圧モータの駆動管路とを作業車両の油圧源に接続する
ように構成すると、作業車両を走行装置として利用し、
作業車両の動力で粉砕装置、送り装置を駆動することが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
る樹枝粉砕機の構成を示す側面図、図2は樹枝粉砕機の
油圧回路図である。
【0020】この樹枝粉砕機1は、被粉砕物Zを投入す
る投入口2と、被粉砕物Zを粉砕する粉砕装置3と、投
入口1から投入された被粉砕物Zを粉砕装置3内に送り
込む送り装置4とを備えており、投入口2と送り装置4
と粉砕装置3とはベースフレーム5上に配置されてい
る。
【0021】送り装置4は、送り用油圧モータ11で駆
動される送りドラム41を備えており、投入口1から投
入される伐採された樹木や剪定された木の枝などの被粉
砕物Zは送りドラム41の回転によって粉砕装置3内に
送り込まれる。
【0022】粉砕装置3には、送り込まれた被粉砕物Z
を剪断粉砕するための数枚のカッターナイフ31を持つ
カッターホイール32と、カッターナイフ31で剪断粉
砕された被粉砕物Zをさらに細かく粉砕するためのハン
マーナイフ33と、粉砕されたチップを風力で粉砕装置
3外へ排出するためのファンブレード34とが内蔵され
ている。カッターホイール32とハンマーナイフ33と
ファンブレード34とは共通の回転軸35に取付けられ
ており、破砕用油圧モータ12で高速の回転が与えられ
る。
【0023】粉砕装置3の上部には、チップの排出管3
6が設けられている。また、粉砕装置3に隣接して、ベ
ースフレーム5上には、エンジン13、粉砕用油圧ポン
プ14、送り用油圧ポンプ15等の付属装置を備えたパ
ワーハッケージ7が配置されている。
【0024】エンジン13の出力軸には、粉砕用油圧ポ
ンプ14と送り用油圧ポンプ15とが連結されている。
粉砕用油圧ポンプ14は、吸込側がタンク16に接続さ
れており、吐出側が粉砕用油圧モータ12の駆動管路1
7に接続されている。粉砕用油圧モータ12の駆動管路
17には粉砕制御弁18が設けられている。粉砕制御弁
18は2位置の手動操作切換弁であり、そのレバーを操
作することにより粉砕用油圧ポンプ14からの圧油を粉
砕用油圧モータ12へ供給するか、戻り管路19側へア
ンロードするかを切換えることができる。従って、粉砕
制御弁18の操作により破砕用油圧モータ12の起動、
停止が制御される。
【0025】送り用油圧ポンプ15は、吸込側がタンク
16に接続されており、吐出側が送り用油圧モータ11
の駆動管路21に接続されている。送り用油圧モータ1
1の駆動管路21には、流量調整弁22と送り制御弁2
3とが設けられている。送り制御弁23は3位置の手動
操作切換弁であり、そのレバーを操作することにより送
り用油圧ポンプ15からの圧油を粉砕用油圧モータ12
の正転側又は逆転側へ供給するか、戻り管路24側へア
ンロードするかを切換えることができる。従って、送り
制御弁23の操作により、送り用油圧モータ11の正
転、逆転の起動、停止が制御される。
【0026】流量調整弁22は、そのダイヤルを回すこ
とにより送り制御弁23側への圧油の流量を調整するこ
とができるので、送り装置4の送りドラム41の回転速
度を調整して、粉砕されるチップの大きさを変えること
ができる。
【0027】ここで、粉砕用油圧モータ12の駆動管路
17と戻り管路19との間にはリリーフ弁20が設けら
れており、駆動管路17の圧力が設定圧力以上になると
リリーフ弁20が作動して、粉砕用油圧ポンプ14から
吐出された圧油をタンク16に逃がす。
【0028】また、粉砕用油圧モータ12の駆動管路1
7にはリリーフ弁20の設定圧力より若干低い圧力で作
動する圧力スイッチ25が設けられている。さらに、送
り用油圧モータ11の駆動管路21に、圧力スイッチ2
5の作動によりアンロード側へ切換えられる電磁切換弁
26が設けられている。
【0029】この樹枝粉砕機1は、伐採された樹木や剪
定された木の枝などの被粉砕物Zが投入口2に投入され
ると、被粉砕物Zを送り装置4で粉砕装置3内に送り、
粉砕装置3でチップ状に粉砕して排出管36から排出す
る。
【0030】粉砕作業時に粉砕装置3の負荷が増大する
と粉砕用油圧モータ12の駆動管路17の油圧が上昇
し、圧力スイッチ25が作動して接点NO側へ切換えら
れ、制御回路27が閉となって電磁切換弁26のソレノ
イドが励磁されるので、電磁切換弁26がアンロード側
へ切換えられる。そこで、一時的に送り装置3による被
破砕物Zの送りが停止される。
【0031】負荷が軽減されると粉砕用油圧モータ12
の駆動管路17の油圧が低下する。圧力スイッチ25が
接点NC側へ復帰する圧力は、送りの再起動の条件値に
設定されており、駆動管路17の油圧がこの条件値まで
低下すると、電磁切換弁26のソレノイドが消磁されて
電磁切換弁26をロード側へ切換え、送りを再開させ
る。
【0032】このように、自動送り制御は、油圧スイッ
チ25を用いて、電磁切換弁26を制御するように構成
されているので、高価な自動送り制御装置は不要であ
り、制御が簡単なので信頼性が高い。
【0033】粉砕装置3に硬質の異物が混入したり、大
きな木片等が挟まったような場合には、送り装置4を一
時停止させたとしても粉砕装置3の負荷は軽減されず、
粉砕用油圧モータ12の駆動管路17は油圧が更に上昇
するが、設定圧力に達するとリリーフ弁20が作動する
ので、エンジン13が停止したり、噛込みのショックで
動力伝達装置が損傷することはない。
【0034】図3は走行用油圧モータで駆動される走行
装置を備えた自走型の樹枝粉砕機の油圧回路図である。
この樹枝粉砕機では、エンジン13の出力軸には2台の
走行用油圧ポンプ51L、51Rと粉砕用油圧ポンプ1
4とが連結されている。粉砕用油圧ポンプ14は、吸込
側がタンク16に接続されており、吐出側が粉砕用油圧
モータ12の駆動管路17に接続されている。
【0035】走行用油圧ポンプ51L、51Rは、吸込
側がタンク16に接続されており、吐出側が走行装置の
左右両側に配置されている走行用油圧モータ52L、5
2Rの駆動管路53L、53Rにそれぞれ接続されてい
る。走行用油圧モータ52L、52Rの駆動管路53
L、53Rには、走行制御弁54L、54Rが設けられ
ている。走行制御弁54L、54Rは3位置の手動操作
切換弁であり、そのレバーを操作することにより走行用
油圧ポンプ51L、51Rからの圧油を走行用油圧モー
タ52L、52Rの正転側又は逆転側へ供給するよう切
換えることができる。従って、走行制御弁54L、54
Rの操作により、走行用油圧モータ52L、52Rの正
転、停止、逆転、即ち走行装置の前進、停止、後退が制
御される。
【0036】なお、走行制御弁54Lは、中立位置にあ
る状態では、走行用油圧ポンプ51Lを送り用油圧モー
タ11の駆動管路21と連通させ、走行用油圧ポンプ5
1Lの吐出する圧油で送り用油圧モータ11を駆動可能
とする。
【0037】また、走行制御弁54Rは、中立位置にあ
る状態では、走行用油圧ポンプ51Rを粉砕用油圧モー
タ12の駆動管路17と連通させ、走行用油圧ポンプ5
1Rの吐出する圧油は、粉砕用油圧ポンプ14の吐出す
る圧油と合流されて粉砕用油圧モータ12を駆動するこ
とになる。
【0038】その他の構成は、図2の回路と同様である
ので同一の機器には同一の符号を付し説明を省略する。
この自走型の樹枝粉砕機は、走行制御弁54L、54R
を操作して走行用油圧モータ52L、52Rを駆動させ
ることにより、被破砕物の発生場所まで移動し、走行制
御弁54L、54Rを中立状態として停止させる。そこ
で、投入口に被破砕物Zを投入し、送り制御弁23及び
粉砕制御弁18を操作することにより粉砕処理を行な
う。
【0039】このように、走行制御弁54L、54Rの
切換操作を行うだけで一つのエンジン13の動力を走行
装置の走行用油圧モータ52L、52R駆動用と粉砕装
置3及び送り装置4の駆動用とに切換えることができる
ので、機械的な動力伝達装置で切換える必要はなく、複
数の原動機と付属装置も不要であるので構造が簡単で経
済的である。
【0040】図4は、樹枝粉砕機を搭載したクレーン付
トラックの側面図、図5はその油圧回路図である。ここ
で、樹枝粉砕機1は、投入口2を後方に向けて、クレー
ン付トラック8の荷台81上に搭載されており、クレー
ン付トラック8を走行装置として利用し、移動すること
ができる。
【0041】このクレーン付トラック8は、クレーン8
2等の機器を駆動するための油圧源(図示略)を備えて
いる。この油圧源の高圧管路83に、一端が分流弁28
に接続されている高圧ホース29の他端が急速継手85
で接続される。この分流弁28には、粉砕用油圧モータ
12の駆動管路17と送り用油圧モータ11の駆動管路
21とが接続されており、ここで高圧管路83から供給
される圧油は粉砕用油圧モータ12の駆動管路17と送
り用油圧モータ11の駆動管路21とに分流される。
【0042】なお、クレーン付トラック8側に高圧管路
が2系統ある場合には、分流弁28を設けず、粉砕用油
圧モータ12の駆動管路17と送り用油圧モータ11の
駆動管路21とをクレーン付トラック8側の高圧管路に
それぞれ接続することができる。
【0043】粉砕用油圧モータ12の戻り管路19と送
り用油圧モータ11の戻り管路24とは、低圧ホース3
0、急速継手86を介してクレーン付トラック8側の油
圧源の低圧管路84に接続される。
【0044】その他の構成は、図2の回路と同様である
ので同一の機器には同一の符号を付し説明を省略する。
この樹枝粉砕機1は、クレーン付トラック8を走行装置
として被破砕物の発生場所まで移動させて停車させ、荷
台81後方の煽りを下げ、投入口に被破砕物Zを投入
し、送り制御弁23及び粉砕制御弁18を操作すること
により粉砕処理を行なう。クレーン付トラック8の動力
で粉砕装置3、送り装置4を駆動することができるの
で、樹枝粉砕機1自体にはエンジンや油圧ポンプ等の装
置が不要となり、安価に製造できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の樹枝粉砕
機は、粉砕装置に硬質の異物が混入したり、大きな木片
等が挟まったような場合でも、エンジンが停止したり動
力伝達装置が損傷するおそれがなく、高価な自動送り制
御装置は不要であり、制御が簡単で信頼性が高い。
【0046】また、自走型の樹枝粉砕機として、走行用
油圧モータで駆動される走行装置を備え、走行用油圧モ
ータの駆動管路に、中立状態で油圧源を粉砕用油圧モー
タの駆動管路と、送り用油圧モータの駆動管路とに連通
させる走行制御弁を設けるようにすると、走行制御弁の
切換操作を行うだけで一つのエンジンの動力を走行装置
の駆動用と粉砕装置及び送り装置の駆動用とに切換える
ことができ、複数の原動機と付属装置は不要になり経済
的である。
【0047】さらに、樹枝粉砕機を油圧源を備えた作業
車両に搭載し、粉砕用油圧モータの駆動管路と、送り用
油圧モータの駆動管路とを作業車両の油圧源に接続する
ように構成すると、作業車両を走行装置として利用し、
作業車両の動力で粉砕装置、送り装置を駆動することが
できる。
【0048】なお、どの型式の樹枝粉砕機でも油圧シス
テムの主要部分を共通化でき、しかも粉砕装置の駆動が
油圧で行われ、粉砕装置とエンジンの機械的つながりが
なくなって配置の自由度が高くなるので、樹枝粉砕機は
コンパクトになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である樹枝粉砕機の構成
を示す側面図である。
【図2】樹枝粉砕機の油圧回路図である。
【図3】走行用油圧モータで駆動される走行装置を備え
た自走型の樹枝粉砕機の油圧回路図である。
【図4】樹枝粉砕機を搭載したクレーン付トラックの側
面図である。
【図5】クレーン付トラックに搭載した樹枝粉砕機の油
圧回路図である。
【符号の説明】
1 樹枝粉砕機 2 投入口 3 粉砕装置 4 送り装置 5 ベースフレーム 7 パワーバッケージ 8 クレーン付トラック 11 送り用油圧モータ 12 粉砕用油圧モータ 13 エンジン 14 粉砕用油圧ポンプ 15 送り用油圧ポンプ 16 タンク 17 駆動管路 18 粉砕制御弁 19 戻り管路 20 リリーフ弁 21 駆動管路 22 流量調整弁 23 送り制御弁 24 戻り管路 25 圧力スイッチ 26 電磁切換弁 27 制御回路 28 分流弁 29 高圧ホース 30 低圧ホース 31 カッターナイフ 32 カッターホイール 33 ハンマーナイフ 34 ファンブレード 35 回転軸 36 排出管 41 送りドラム 51L、51R 走行用油圧ポンプ 52L、52R 走行用油圧モータ 53L、53R 駆動管路 54L、54R 走行用制御弁 Z 被破砕物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B241 DA28 DA29 DA35 DA36 DA39 DB23 4D067 CG07 CG09 DD04 DD13 FF14 FF15 GA11 GB03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被粉砕物を投入する投入口と、被粉砕物
    を粉砕する粉砕装置と、投入口から投入された被粉砕物
    を粉砕装置内に送り込む送り装置とを備えた樹枝粉砕機
    であって、 粉砕装置を駆動する粉砕用油圧モータと、送り装置を駆
    動する送り用油圧モータとを設け、粉砕用油圧モータの
    駆動管路に、粉砕装置の過負荷状態で作動するリリーフ
    弁と、リリーフ弁の設定圧力より若干低い圧力で作動す
    る圧力スイッチとを設け、送り用油圧モータの駆動管路
    に、前記圧力スイッチの作動によりアンロード側へ切換
    えられる電磁切換弁を設けたことを特徴とする樹枝粉砕
    機。
  2. 【請求項2】 走行用油圧モータで駆動される走行装置
    を備えており、走行用油圧モータの駆動管路に、中立状
    態で油圧源を粉砕用油圧モータの駆動管路と、送り用油
    圧モータの駆動管路とに連通させる走行制御弁を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の樹枝粉砕機。
  3. 【請求項3】油圧源を備えた作業車両に搭載し、粉砕用
    油圧モータの駆動管路と、送り用油圧モータの駆動管路
    とを作業車両の油圧源に接続することを特徴とする請求
    項1記載の樹枝粉砕機。
JP25397998A 1998-09-08 1998-09-08 樹枝粉砕機 Expired - Lifetime JP3953658B2 (ja)

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