JP2880114B2 - 樹木等粉砕機 - Google Patents

樹木等粉砕機

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JP2880114B2
JP2880114B2 JP866896A JP866896A JP2880114B2 JP 2880114 B2 JP2880114 B2 JP 2880114B2 JP 866896 A JP866896 A JP 866896A JP 866896 A JP866896 A JP 866896A JP 2880114 B2 JP2880114 B2 JP 2880114B2
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crusher
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晃 蒲生
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  • Debarking, Splitting, And Disintegration Of Timber (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)
  • Threshing Machine Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、剪定枝葉、樹
木、間伐材、わら等の材料をチップ状に粉砕することに
よって、容量の減少化や、公園等へのチップの敷き込
み、堆肥化などに有効に利用することのできる樹木等粉
砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の樹木等粉砕機としては、樹木等
の材料を粉砕する粉砕装置と、この粉砕装置に材料を送
り込む送りローラ機構とを備えたものが知られている。
粉砕装置は通常エンジン(回転駆動手段)によって回転
駆動されるようになっており、高速で回転するチッパナ
イフやチッパハンマによって、材料をチップ状に粉砕す
るようになっている。送りローラ機構は、材料を粉砕装
置に送り込む送りローラと、この送りローラを駆動する
油圧モータと、この油圧モータに油圧を供給する油圧ポ
ンプと、この油圧ポンプの吐出圧力を所定のリリーフ圧
力に設定する圧力制御弁とを備えている。油圧ポンプ
は、粉砕装置を駆動するエンジンによって駆動されるよ
うになっている。
【0003】また、樹木等粉砕機には、エンジンの過負
荷を防止する過負荷防止手段が設けられている。この過
負荷防止手段は、送りローラを停止することによって、
材料が粉砕装置に過剰に送り込まれるのを防止し、これ
によってエンジンの過負荷を回避しようとするものであ
る。このため、過負荷防止手段は、エンジンの回転数が
所定の回転数まで低下した際に、作動するようになって
いる。
【0004】上記のように構成された樹木等粉砕機にお
いては、送りローラ機構に材料を投入することによっ
て、同材料が粉砕装置に送り込まれ、チップ状に粉砕さ
れる。そして、例えば材料が粉砕装置に大量に送り込ま
れることによって、エンジンが過負荷状態にり、同エン
ジンの回転数が所定の回転数まで低下すると、過負荷防
止手段が作動して、送りローラが停止する。このため、
材料が粉砕装置に供給されなくなるので、エンジンの負
荷が低減され、同エンジンの回転数が再び元の回転数ま
で上昇することになる。そうすると、過負荷防止手段の
作動が解除されて、送りローラが再び動きだし、材料が
粉砕装置に送り込まれることになる。
【0005】また、材料が送りローラに詰まることによ
って、同送りローラが停止することがある。この場合に
は、送りローラを逆転することによって、詰まりを解除
した後、再び正常な方向に送りローラを回転させること
になる。このような作業は、作業者がレバー等を操作す
ることによって行っている。
【0006】そして、上記のように、過負荷防止手段が
作動して、送りローラが停止した場合には、過負荷が自
動的に解除されて、再び送りローラが回転するのをその
まま待てばよく、また詰まりによって送りローラが停止
した場合には、人為的にレバー等を操作して、送りロー
ラが再び正常に動くように調整する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記樹木等
粉砕機においては、過負荷防止手段が作動したこよっ
て、送りローラ機構が停止しているのか、材料が詰まっ
たことによって、送りローラ機構が停止しているのかを
判断するのが非常に難しいという欠点がある。このた
め、過負荷が解除されるまでそのまま待つべきなのか、
材料の詰まりを解除するためにレバー等を操作すべきな
のかの判断がなかなかつかず、作業能率が低下してしま
うという問題があった。
【0008】この発明は上述した問題を解消するために
なされたもので、その目的は、送りローラの停止の原因
が、同送りローラにおける材料の詰まりにあるのか、回
転駆動手段の過負荷にあるのかを容易に判断することが
でき、作業能率の向上を図ることのできる樹木等粉砕機
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、樹木や、わら等の材料(W)を粉砕す
る粉砕装置(1)と、この粉砕装置(1)を駆動する回
転駆動手段(E)と、前記粉砕装置(1)に材料(W)
を送り込む送りローラ(51)と、この送りローラ(5
1)を駆動する油圧モータ(52)と、この油圧モータ
(52)に油圧を供給する油圧ポンプ(53)と、この
油圧ポンプ(53)の吐出圧力を所定のリリーフ圧力に
設定する圧力制御弁(56)と、前記回転駆動手段
(E)の回転数が所定の回転数まで低下するのを検知す
ることによって、同回転駆動手段(E)の過負荷を検出
する過負荷検出手段(112)と、この過負荷検出手段
(112)からの過負荷検出信号(S1)に基づいて前
記油圧モータ(52)への油圧の供給を停止し、これに
よって粉砕装置(1)への材料(W)の送り込みを停止
する過負荷防止手段(111)と、前記過負荷検出手段
(112)からの過負荷検出信号(S1)に基づいて警
報を発する過負荷警報手段(114)と、前記油圧モー
タ(52)を駆動する圧力が所定の圧力まで上昇するの
を検知することによって、送りローラ(51)における
材料(W)の詰まりを検出する詰まり検出手段(12
1)と、この詰まり検出手段(121)からの詰まり検
出信号(S2)に基づいて警報を発する詰まり警報手段
(123)とを備えたことを特徴としている。
【0010】そして、この発明においては、例えば材料
(W)が送りローラ(51)から粉砕装置(1)に大量
に送り込まれることによって、回転駆動手段(E)が過
負荷状態になったとする。この場合には、回転駆動手段
(E)の回転数が所定の回転数まで低下するので、過負
荷検出手段(112)によって回転駆動手段(E)の過
負荷を検出することができる。そして、過負荷検出手段
(112)から発せられる過負荷検出信号(S1)に基
づいて過負荷防止手段(111)及び過負荷警報手段
(114)が作動する。過負荷防止手段(111)の作
動によって、油圧モータ(52)への油圧の供給が停止
し、送りローラ(51)が止まることになるので、材料
(W)が粉砕装置(1)に送り込まれなくなる。このた
め、回転駆動手段(E)の過負荷状態が徐々に解消され
ることになる。また、過負荷警報手段(114)の作動
によって、送りローラ(51)の停止の原因が過負荷に
あることが即座にわかる。このため、作業者は、過負荷
が自動的に解消されて、再び送りローラ(51)が起動
するのをそのまま待てばよい。
【0011】一方、送りローラ(51)に材料(W)が
詰まることによって、同送りローラ(51)が停止した
とする。この場合には、油圧モータ(52)を駆動する
圧力が所定の圧力まで上昇し、詰まり検出手段(12
1)から詰まり検出信号(S2)が発せられることにな
る。そうすると、詰まり検出信号(S2)に基づいて詰
まり警報手段(123)が作動するので、送りローラ
(51)の停止の原因が送りローラ(51)における材
料(W)の詰まりにあることが即座にわかる。そこで、
作業者は、油圧ポンプ(53)から油圧モータ(52)
への油圧の流れを逆転するなどの操作を行うことによっ
て、材料(W)の詰まりを解除して、送りローラ(5
1)が再び正常に動くように調整する。
【0012】以上のように、送りローラ(51)の停止
の原因が同送りローラ(51)における材料(W)の詰
まりにあるのか、回転駆動手段(E)の過負荷にあるの
かを即座に判断することができる。したがって、作業能
率の向上を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1〜図3を参照して説明する。ただし、図1〜図2は第
1の実施の形態を示し、図3は第2の実施の形態を示し
ている。
【0014】まず、図1〜図2を参照して第1の実施の
形態を説明する。この実施の形態で示す樹木等粉砕機
は、図2に示すように、樹木等の材料Wを粉砕する粉砕
装置1を備えている。この粉砕装置1は、エンジン(回
転駆動手段)Eによって回転駆動されるチッパナイフ機
構2及びシュレッダハンマ機構3を有しており、これら
のチッパナイフ機構2及びシュレッダハンマ機構3は、
カバー4によって覆われている。カバー4には、材料W
を粉砕装置1に供給するための供給孔4aと、粉砕した
材料Wを排出するダクト4bとが設けられている。そし
て、供給孔4aの部分には、材料Wを粉砕装置1に送り
込むための送りローラ機構5及びホッパ6が設けられて
いる。
【0015】チッパナイフ機構2は、主軸7に連結され
た円板体(カッタ保持手段)21と、この円板体21に
設けられたカッタ22とを備えており、送りローラ機構
5から送り込まれた材料Wをカッタ22によって一次粉
砕するようになっている。また、主軸7は、エンジンE
によって回転駆動されるようになっている。
【0016】シュレッダハンマ機構3は、主軸7から半
径方向に延びる複数の連結部材31と、これらの連結部
材31に回転自在に連結されたハンマ保持軸32と、こ
のハンマ保持軸32に回転自在に設けられたハンマ33
とを備えており、チッパナイフ機構2で一次粉砕した材
料Wをさらに二次粉砕することによって、同材料Wを均
一な大きさに粉砕するようになっている。
【0017】さらに、主軸7には、送風ファン8が設け
られている。送風ファン8は、シュレッダハンマ機構2
で二次粉砕した後の材料Wをダクト4bから排出するよ
うになっている。
【0018】送りローラ機構5は、材料Wを粉砕装置1
へ送り込むための送りローラ51を備えている。送りロ
ーラ51は、この実施の形態では2つ設けられており、
上の1つが上下に独立して移動するようになっている。
そして、上の1つの送りローラ51は、図1に示すよう
に、油圧モータ52によって回転駆動されるようになっ
ている。油圧モータ52は、第1の配管54と第2の配
管55とによって、油圧ポンプ53に接続されている。
【0019】油圧ポンプ53は、可変容量型のもので構
成されており、作動油の吐出流量及び吐出方向を変化さ
せることが可能になっている。このため、油圧ポンプ5
3は、吐出流量を変えることによって、油圧モータ52
の回転速度を変更することができ、また吐出方向を変え
ることによって、油圧モータ52の回転方向を変更する
ことができるようになっている。そして、第1の配管5
4内を通して、油圧ポンプ53から油圧モータ52に作
動油を流がすことによって、すなわち矢印A方向に作動
油を流がすことによって、材料Wを粉砕装置1に送り込
む方向に、送りローラ51を回転させるようになってい
る。
【0020】上記第1の配管54には、図1に示すよう
に、電磁切換弁(過負荷防止手段)111が設けられて
いる。この電磁切換弁111は、後述する過負荷検出手
段112からの過負荷検出信号S1を受けて作動し、油
圧ポンプ53から油圧モータ52への作動油の流れを遮
断するようになっている。すなわち、電磁切換弁111
は、過負荷検出信号S1によって、送りローラ51を停
止するようになっている。また、第1の配管54と第2
の配管55とをまたぐように、圧力制御弁56が設けら
れている。
【0021】圧力制御弁56は、所定のリリーフ圧力に
設定されており、第1の配管54内の圧力がリリーフ圧
力に達した際には第1の配管54から第2の配管55に
高圧の作動油を逃がし、また第2の配管55内の圧力が
リリーフ圧力に達した際には第2の配管55から第1の
配管55に高圧の作動油を逃がすようになっている。
【0022】さらに、第1の配管54には、電磁切換弁
111と油圧モータ52との間に圧力スイッチ(詰まり
検出手段)121が設けられている。
【0023】圧力スイッチ121は、圧力制御弁56の
リリーフ圧力よりやや低い所定の圧力に設定されてお
り、第1の配管54内の圧力がほぼリリーフ圧力に達し
た時点でON状態になり、詰まり検出信号S2を発する
ようになっている。すなわち、材料Wが送りローラ51
において詰まれば、油圧モータ52の回転が停止し、第
1の配管54内の圧力がリリーフ圧力に達する。したが
って、圧力スイッチ121は、送りローラ51における
材料Wの詰まりを検知することができるとともに、その
詰まり検出信号S2を発するようになっている。この圧
力スイッチ121は、詰まり警報信号発生手段122に
接続されており、この詰まり警報信号発生手段122
は、詰まり警報ランプ(詰まり警報手段)123に接続
されている。
【0024】詰まり警報信号発生手段122は、圧力ス
イッチ121から発せられる詰まり検出信号S2を受け
て、詰まり警報ランプ123を駆動する信号を同詰まり
警報ランプ123に発するようになっている。なお、圧
力スイッチ121は、後述する過負荷警報信号発生手段
113にも接続されている。
【0025】また、油圧ポンプ53には、第1及び第2
の配管54、55内に作動油を供給するサブポンプ57
が設けられている。これらの油圧ポンプ53及びサブポ
ンプ56は、エンジンEによって回転駆動されるように
なっている。そして、エンジンEには、過負荷検出手段
112が設けられている。
【0026】過負荷検出手段112は、エンジンEの回
転数が所定の回転数まで低下するのを検知することによ
って、エンジンEが過負荷状態になっていることを検出
するようになっている。すなわち、例えば材料Wを粉砕
装置1に大量に送り込めば、エンジンEが過負荷状態に
なって、エンジンEの回転数が低下することになる。し
たがって、過負荷検出手段112は、エンジンEの回転
数が所定の回転数まで低下するのを検知することによっ
て、エンジンEの過負荷状態を検出するとともに、その
過負荷検出信号S1を発するようになっている。
【0027】そして、過負荷検出手段112は、電磁切
換弁111及び過負荷警報信号発生手段113に接続さ
れており、過負荷警報信号発生手段113は過負荷警報
ランプ(過負荷警報手段)114に接続されている。
【0028】電磁切換弁111は、上述したように、過
負荷検出手段112からの過負荷検出信号S1を受けて
作動し、油圧ポンプ53から油圧モータ52への作動油
の流れを遮断するようになっている。そして、この作動
油の遮断によって、送りローラ51が停止し、材料Wが
粉砕装置1へ供給されなくなる。したがって、電磁切換
弁111は、過負荷検出信号S1を受けて作動すること
によって、粉砕装置1への材料Wの供給を停止させ、エ
ンジンEの過負荷を回避するようになっている。
【0029】過負荷警報信号発生手段113は、過負荷
検出手段112からの過負荷検出信号S1を受けるとと
もに、圧力スイッチ121から詰まり検出信号S2が発
せられていないことを条件にして、過負荷警報ランプ1
14を駆動する信号を同過負荷警報ランプ114に出力
するようになっている。したがって、過負荷警報ランプ
114は、詰まり警報ランプ123とともに同時に点灯
することがない。
【0030】上記のように構成された樹木等粉砕機にお
いては、材料Wをホッパ6に投入すると、送りローラ機
構5によって材料Wを粉砕装置1に送り込む。粉砕装置
1では、まずチッパナイフ機構2によって材料Wを一次
粉砕し、さらにシュレッダハンマ機構3で材料Wを二次
粉砕する。そして、このようにして細かく均一に粉砕し
た材料Wを、送風ファン8によってダクト4bから外部
に排出する。
【0031】ここで、仮に材料Wが大量に投入されるこ
とによって、チッパナイフ機構2やシュレッダハンマ機
構3に過剰な量の材料Wが送り込まれたとする。この場
合には、カッタ22にかかる負荷の増大や、ハンマ33
にかかる負荷の増大に伴って、エンジンEの回転数が低
下することになる。そして、エンジンEにおける過負荷
の基準となる所定の回転数までエンジンEの回転数が低
下すると、過負荷検出手段112によって過負荷検出信
号S1が電磁切換弁111及び過負荷警報信号発生手段
113に出力される。
【0032】電磁切換弁111は、過負荷検出信号S1
によって切り換わり、第1の配管54を遮断した状態に
なる。このため、油圧モータ52が止まって、送りロー
ラ51が停止し、それ以上、材料Wが粉砕装置1に送り
込まることがなくなる。すなわち、エンジンEの過負荷
状態が徐々に解消されることになる。また、この際、圧
力スイッチ121から詰まり検出信号S2が出力されて
いなければ、過負荷警報信号発生手段113によって過
負荷警報ランプ114が点灯することになる。このた
め、送りローラ51の停止の原因が過負荷にあることが
即座にわかる。したがって、作業者は、過負荷が自動的
に解消されて、再び送りローラ51が起動されるまでそ
のまま待つことになる。
【0033】一方、送りローラ51に材料Wが詰まるこ
とによって、同送りローラ51が停止したとする。この
場合には、油圧モータ52を駆動する圧力がリリーフ圧
力まで上昇し、圧力スイッチ121から詰まり検出信号
S2が詰まり警報信号発生手段122及び過負荷警報信
号発生手段113に出力されることになる。このため、
詰まり警報信号発生手段122を介して詰まり警報ラン
プ123が点灯し、送りローラ51の停止の原因が送り
ローラ51における材料Wの詰まりにあることが即座に
わかる。そこで、作業者は、油圧ポンプ53から油圧モ
ータ52への油圧の流れを逆転するなどの操作を行うこ
とによって、材料Wの詰まりを解除し、送りローラ51
が再び正常に動くように調整する。
【0034】以上のように、送りローラ51の停止の原
因が同送りローラ51における材料Wの詰まりにあるの
か、エンジンEの過負荷にあるのかを、詰まり警報ラン
プ123又は過負荷警報ランプ114の点灯によって、
即座に判断することができる。したがって、作業能率の
向上を図ることができる。
【0035】次ぎに、この発明の第2の実施の形態を図
3を参照して説明する。ただし、図1〜図2に示す第1
の実施の形態と共通する構成要素には同一の符号を付
し、その説明を簡略化する。この第2の実施の形態が第
1の実施の形態と異なる点は、電磁切換弁111の構成
が異なる点である。
【0036】すなわち、電磁切換弁111は、第1の配
管54及び第2の配管55にまたがるように配置されて
おり、通常状態においては第1の配管54及び第2の配
管55をそれぞれ接続状態にし、過負荷検出信号S1が
入力された際には油圧モータ52側の第1の配管54及
び第2の配管55をそれぞれブロック状態にし、油圧ポ
ンプ53側の第1の配管54と第2の配管55を接続状
態にするようになっている。すなわち、電磁切換弁11
1は、過負荷検出信号S1が入力された際に、油圧モー
タ52を停止状態にするとともに、油圧ポンプ52から
吐出する作動油をそのまま油圧ポンプ52に返す、いわ
ゆるアンロード状態にするようになっている。
【0037】上記のように構成された樹木等粉砕機にお
いては、電磁切換弁111の作動によって、送りローラ
51を停止することができるとともに、油圧ポンプ53
をアンロード状態にすることができる。したがって、エ
ネルギの節減を図ることができる。その他上記第1の実
施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0038】なお、上記各実施の形態においては、チッ
パナイフ機構2側の部分のみに、送りローラ機構5及び
ホッパ6を設けるように構成したが、シュレッダハンマ
機構3の部分にも送りローラ機構5及びホッパ6を設け
るように構成してもよい。そして、この場合には、チッ
パナイフ機構2には例えば樹木の幹等の比較的太い材料
Wを投入し、シュレッダハンマ機構3には例えば樹木の
枝葉等の比較的細い材料Wを投入することが可能にな
る。したがって、チッパナイフ機構2及びシュレッダハ
ンマ機構3を材料Wの種類に応じてそれぞれ使い分ける
ことができる。
【0039】また、回転駆動手段としてエンジンEを示
したが、この回転駆動手段としては電動モータ等であっ
てもよいことはいうまでもない。
【0040】さらに、詰まり警報手段及び過負荷警報手
段として、詰まり警報ランプ123及び過負荷警報ラン
プ114を示したが、これらの詰まり警報手段及び過負
荷警報手段は音等で警報を発するように構成したもので
あってもよい。
【0041】
【発明の効果】この発明によれば、送りローラ(51)
の停止の原因が同送りローラ(51)における材料
(W)の詰まりにあるのか、回転駆動手段(E)の過負
荷にあるのかを、詰まり警報手段(123)又は過負荷
警報手段(114)の作動によって、即座に判断するこ
とができる。したがって、作業能率の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態として示した樹木
等粉砕機の油圧回路図。
【図2】同樹木等粉砕機を示す側断面図。
【図3】この発明の第2の実施の形態として示した樹木
等粉砕機の油圧回路図。
【符号の説明】
1 粉砕装置 5 送りローラ機構 51 送りローラ 52 油圧モータ 53 油圧ポンプ 56 圧力制御弁 111 過負荷防止手段(電磁切換弁) 112 過負荷検出手段 114 過負荷警報手段(過負荷警報ランプ) 121 詰まり検出手段(圧力スイッチ) 123 詰まり警報手段(詰まり警報ランプ) E 回転駆動手段(エンジン) S1 過負荷検出信号 S2 詰まり検出信号 W 材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B27L 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹木や、わら等の材料(W)を粉砕する
    粉砕装置(1)と、 この粉砕装置(1)を駆動する回転駆動手段(E)と、 前記粉砕装置(1)に材料(W)を送り込む送りローラ
    (51)と、 この送りローラ(51)を駆動する油圧モータ(52)
    と、 この油圧モータ(52)に油圧を供給する油圧ポンプ
    (53)と、 この油圧ポンプ(53)の吐出圧力を所定のリリーフ圧
    力に設定する圧力制御弁(56)と、 前記回転駆動手段(E)の回転数が所定の回転数まで低
    下するのを検知することによって、同回転駆動手段
    (E)の過負荷を検出する過負荷検出手段(112)
    と、 この過負荷検出手段(112)からの過負荷検出信号
    (S1)に基づいて前記油圧モータ(52)への油圧の
    供給を停止し、これによって粉砕装置(1)への材料
    (W)の送り込みを停止する過負荷防止手段(111)
    と、 前記過負荷検出手段(112)からの過負荷検出信号
    (S1)に基づいて警報を発する過負荷警報手段(11
    4)と、 前記油圧モータ(52)を駆動する圧力が所定の圧力ま
    で上昇するのを検知することによって、送りローラ(5
    1)における材料(W)の詰まりを検出する詰まり検出
    手段(121)と、 この詰まり検出手段(121)からの詰まり検出信号
    (S2)に基づいて警報を発する詰まり警報手段(12
    3)とを備えたことを特徴とする樹木等粉砕機。
JP866896A 1996-01-22 1996-01-22 樹木等粉砕機 Expired - Lifetime JP2880114B2 (ja)

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