JP4330492B2 - 配線基板及びその製造方法 - Google Patents
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Description
インク材料を用いることによる配線形成方法に関し、基板上にバンクを形成する工程と、インクジェット装置によりインク材料をバンク間に吐出する工程と、焼成してパターンを形成する工程とを有するデバイスの製造方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。また、少なくとも1つの角を有する線パターンの形成方法に関し、線パターンの角から更に少なくとも1つの突出部を形成するように液体を塗布する方法が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。これらの方法においては、通常では先ず基板上に親撥水領域又はバンクにより配線パターンを形成し、インクジェット装置により配線パターンに沿ってインク滴を塗布した後に焼成されることになる。
尚、ここで記述しているインク材料としては、金属を含んだペースト、溶媒中に金属微粒子をコロイド状に分散させたもの、金属を内部に含む化合物の溶液又は分散させたもの等が挙げられ、塗布後に、熱処理、光処理、還元剤等の材料を添加して金属を還元させる処理等の工程を経て固体金属にさせることができる。またインク材料は、導電性の酸化物や有機材料を含んだ溶液であってもよく、同様に熱処理、光処理等を経て、導電物を得ることができる。
以下に本発明を詳述する。
また、上記配線の好ましい形態としては、幅の変化する部分の近傍で、配線幅が太い部分の配線内部にバンク材を設けることで開口部が設けられた形態や、幅の変化する部分の近傍で、配線幅が太い部分の配線内部に撥水部を設けることで開口部が設けられた形態等が挙げられる。
また、上記配線は、インクジェットによりインク材料を吐出することで配線形成されてなることが好ましい。すなわち、配線パターンが形成された基板に、配線を形成するインク材料(インク滴)をインクジェット装置により吐出して配線を形成し、配線基板を得ることで、製造効率及び配線の基本性能の面で有利な効果を得るとともに、配線幅が太い部分の内部に開口部を設けることにより得られる本発明の作用効果を充分に発揮することができる。
親撥水膜方式では、例えば、露光することで撥水性から親水性に変わる感光性材料を用い、基板3上に撥水膜7を形成した後(図3(a)参照)、配線形成部に紫外線等を露光して親水部7aと撥水部7bとを形成することで、配線パターンの形成が行われる(図3(b)参照)。次に、配線パターン上にインクジェットによりインク滴5を滴下し(図3(c)参照)、焼成を行ってインク滴5中の配線材料から配線6を形成させる(図3(d)参照)。なお、親撥水膜方式では、通常、撥水部7bの剥離(除去)は行われない。
また、親撥水膜方式は、親水膜を形成した後、親水部と撥水部とを形成するものであってもよい。
基板としては、例えば、シリコン(Si)ウエハ、石英ガラス、ガラス、プラスチックフィルム、金属板等を用いることができ、また、基板表面に半導体膜、金属膜、誘電体膜、有機膜等が配線の下地層として形成されていてもよい。
インク材料としては、インク固体材料(配線材料)、揮発性材料等を含有するものを用いることができ、中でも、インクジェット法による塗布に適した特性を有するものが好ましい。
インクジェット条件としては、所望の配線膜厚、インク材料の組成・特性、基板の材質等に応じて適宜調整され、特に限定されるものではない。
図4〜15は、配線の太い部分の一部にスリットを設けた各種の形態の概念図である。なお、図中の矢印は、配線幅が均等にされた部分を示す。尚ここで記述するスリットとは、本発明において開口部として用いられる形状の1例であり、細長形状のものを意味する。
図4は、枝分かれした細い部分1aの延長上にスリット2が無く、細い先端部分1bの延長上にスリット2が有り、かつスリット2自体の長さが短い例(実施形態1)であり、図5は、枝分かれした細い部分1aの延長上にスリット2が無く、細い先端部分1bの延長上にスリット2が有り、かつスリット2自体の長さが長い例(実施形態2)である。また、図6は、枝分かれした細い部分1aの延長上にスリット2が有り、かつスリット2自体の長さが短い例(実施形態3)であり、図7は、枝分かれした細い部分1aの延長上にスリット2が有り、かつスリット2自体の長さが長い例(実施形態4)である。
なお、これら実施形態1〜12のスリット2は、配線基板のゲート、ソース配線形成工程において、バンク方式、親撥水膜方式等により形成することができる。
図21に示すようなT字の配線パターン16の横ライン上にインク(滴)15を吐出したときの縦ライン方向(図中、矢印方向)へのインク(滴)15の延び量について、縦ラインの幅を変更して複数回測定した。その結果を下記表1及び図21に示した。
以上の結果から、太部から枝分かれした細部へのインクの延びは、太部に対して細部の幅が1/2倍以下の場合、図23(a)のように細部に充分に入っていかないこととなり、太部に対して細部の幅が1/2倍を超える場合、図22(b)のように細部に入っていくこととなる。また、両側の太部から中央の細部へのインクの延びは、太部に対して細部の幅が1/2倍以下の場合、図24(a)のように細部に充分に入っていかないこととなり、太部に対して細部の幅が1/2倍を超える場合、図23(b)のように細部に入っていくこととなる。
図25に示すような太部(100μm幅)と細部(40μm幅)とが接続された構造の配線パターン16において太部、細部の両方にインク塗布したときの配線膜厚を測定した。その結果を下記表2及び図26に示した。
1a:配線の枝分かれした細い部分
1b:配線の細い先端部分
1c:配線の重複部分
1d:ゲート配線のゲート電極との接続部分
2:スリット
3:基板
4:バンク材
5:インク滴
7:撥水膜
7a:親水部
7b:撥水部
11:金属膜
12:レジスト
13:ゲート配線
14:ゲート電極
15:インク(滴)
16:配線パターン(親水部)
17:撥水部
Claims (9)
- 同一配線内に幅の異なる部分を有する配線を少なくとも1本以上含む配線基板であって、
該配線は、インクジェットによりインク材料を吐出することで形成されたものであり、かつ幅の変化する部分の近傍で、配線幅が太い部分の配線内部に開口部が設けられており、前記開口部によって形成された狭幅部の幅は、近傍の配線幅が太い部分から繋がる配線幅が細い部分の幅の1/2倍を超えて、2倍以下の幅であることを特徴とする配線基板。 - 前記配線は、幅の変化する部分の近傍で、配線幅が太い部分の配線内部にバンク材を設けることで開口部が設けられたものであることを特徴とする請求項1記載の配線基板。
- 前記配線は、幅の変化する部分の近傍で、配線幅が太い部分の配線内部に撥水部を設けることで開口部が設けられたものであることを特徴とする請求項1記載の配線基板。
- 前記配線は、配線として寄与する部分の断面形状が略半楕円形状若しくは凹形状、又は、配線端部の断面がテーパ形状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の配線基板。
- 同一配線内に幅の異なる部分を有する配線を少なくとも1本以上含む配線基板を形成する製造方法であって、
該配線基板の製造方法は、幅の変化する部分の近傍で、配線幅が太い部分の配線内部に開口部を設けて配線パターンを形成する工程、及び、インクジェットによりインク材料を吐出することで配線形成する工程を含み、前記開口部によって形成された狭幅部の幅は、近傍の配線幅が太い部分から繋がる配線幅が細い部分の幅の1/2倍を超えて、2倍以下の幅であることを特徴とする配線基板の製造方法。 - 前記配線パターンは、幅の変化する部分の近傍で、配線幅が太い部分の配線内部にバンク材を設けることで開口部が設けられたものであることを特徴とする請求項5記載の配線基板の製造方法。
- 前記配線パターンは、幅の変化する部分の近傍で、配線幅が太い部分の配線内部に撥水部を設けることで開口部が設けられたものであることを特徴とする請求項5記載の配線基板の製造方法。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の配線基板、又は、請求項5〜7のいずれかに記載の配線基板の製造方法により製造されてなる配線基板により構成されてなることを特徴とする表示装置。
- 前記表示装置は、液晶表示装置であることを特徴とする請求項8記載の表示装置。
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