JP4330213B2 - パンチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパンチ、特に液圧によりチップホルダを弾性変形させパンチチップを固定するようにしたパンチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、タレットパンチプレスは、図8に示すようなパンチPとダイDから成る金型を有し、パンチPは、上部タレット60に、ダイDは下部タレット70にそれぞれ取り付けられている。
【0003】
上部タレット60には、リフトスプリング62を介してパンチガイド61が支持され、該パンチガイド61の上端とパンチヘッド64間には、ストリッパスプリング63が嵌挿されている。
【0004】
そして、パンチヘッド64から下方に向かってパンチボディ66が延び、該パンチボディ66は、パンチガイド61内を貫通している。
【0005】
この構成により、プレスラム65で上記パンチヘッド64を打圧すると、該パンチヘッド64が押し下げられ、先ず、リフトスプリング62が撓んで、パンチP全体が降下し、パンチガイド61の下端が、ダイD上のワークWに当接する。
【0006】
次いで、更にパンチヘッド64を押し下げると、パンチガイド61はそのままでストリッパスプリング63が撓み、パンチボディ66がパンチガイド61内を降下する。
【0007】
これにより、パンチボディ66の先端がダイD上のワークWを打抜き、打抜いた後のカスW1が、ダイDのカス穴71を介して排出される。
【0008】
打抜き加工を終了し、プレスラム65を上昇させると、先ず、ストリッパスプリング63の復元力によりパンチボディ66が上昇してワークWから引き抜かれ、次いで、ストリッパスプリング63が元に戻ると、リフトスプリング62の復元力によりパンチP全体が初期の位置に戻る(図8)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、既述した従来技術には(図8)、次のような課題がある。
【0010】
即ち、既述したように、従来の金型は、パンチP側が前記の昇降動作が可能なように、リフトスプリング62とパンチガイド61とストリッパスプリング63とパンチヘッド64及びパンチボディ66が一体構造となっている。
【0011】
従って、加工する穴の径やその形状ごとに、金型であるパンチPが必要となり、そのため、従来は多数の金型が必要であった。
【0012】
また、金型を再研削する場合には、パンチP側は、上記パンチボディ33やストリッパスプリング63などを分解し、再研削終了後は、再度これらを組み立てなければならず、工数が多く極めて面倒である。
【0013】
これに関連して、金型の再研削中は、予備のパンチボディ66を準備しなければなない。
【0014】
更に、寿命により、金型を交換する場合には、パンチボディ66全体を交換しなければならない。
【0015】
このため、交換作業が手間取り、かつ費用もかかる。
【0016】
本発明の目的は、本数を削減し、再研削の手間を無くし、交換を容易にしたパンチを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、図1〜図7に示すように、
パンチボディ33の先端に空洞部を設けると共に、該空洞部に外周溝43,44が形成されたチップホルダ35を設け、
該チップホルダ35に隣接して油圧室41を設け、
該油圧室41には、クランプスクリュー38がねじ込まれ、
該油圧室41と上記チップホルダ35の外周溝43,44とが連通し、
液圧によりチップホルダ35を弾性変形させることによりパンチチップ34を固定したことを特徴とするパンチPという技術的手段を講じている。
【0018】
従って、本発明の構成によれば、実際の加工部分であるパンチチップ34を必要数だけ揃えればよく、パンチPそのものの数を削減でき、また、このパンチチップ34はチップホルダ35を液圧で弾性変形して固定されているので(例えば図3(C))、液圧を除けばチップホルダ35は元の形状に戻ってパンチチップ34を取り外すことができるので、該パンチチップ34は簡単に着脱可能であって、再研削の際のパンチP全体の分解・再組立などといった手間が無くなり、更に交換も容易になる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、実施の形態により添付図面を参照して、説明する。
図1は本発明の実施の形態を示す全体図である。
【0020】
図1に示すタレットパンチプレスの上部フレーム1にはプレスラム2が、上部タレット6にはパンチPが、下部タレット7にはダイDがそれぞれ取り付けられている。
【0021】
上部タレット6には、貫通孔6Aが形成され、該貫通孔6Aの周囲にはリフトスプリング36が配置され、該リフトスプリング36には、パンチガイド37の上端が取り付けられている。
【0022】
上記パンチガイド37は、貫通孔6A内を下方に延びていると共に、前記上端には、ストリッパスプリング32の一端が当接し、該ストリッパスプリング32の他端は、上方のパンチヘッド31に当接している。
【0023】
上記パンチヘッド31からはパンチボディ33が下方に延び、該パンチボディ33は前記パンチガイド37内を貫通し、その先端には、パンチチップ34がチップホルダ35を介して固定されている。
【0024】
この構成により、プレスラム2の降下により、パンチヘッド31の上端を打圧すると、該パンチヘッド31が押し下げられ、先ず、リフトスプリング36が撓んで、パンチP全体が降下し、パンチガイド37の下端が、ダイD上のワークW上面に当接する。
【0025】
この場合、図示するように、パンチガイド37の下端にパッド39を取り付け、該パッド39によりワークWを押さえつけるようにしてもよい。
【0026】
次いで、更にプレスラム2を降下させると、パンチガイド37はそのままでストリッパスプリング32が撓み、パンチボディ33とその先端のパンチチップ34がパンチガイド37内を降下する。
【0027】
これにより、パンチボディ33の先端のパンチチップ34と、ダイDとの協働により、ワークWを打抜く。
【0028】
前記下部タレット7には、貫通孔7Aが形成され、該貫通孔7AにはダイDが埋設されている。
【0029】
このダイD上には、後述するクランプ13(図7(A))に把持されたワークWがパスラインPLに沿って搬送され加工位置Kに位置決めされる。
【0030】
また、ダイD(図1)内には、カス穴51が形成され、ワークWを打抜いた後のカスW1が排出されるようになっている。
【0031】
パンチチップ34は、前記したようにチップホルダ35に固定され、その先端の突出部20は、ワークWの打抜き加工時には(図1)、ダイDの開口部50に挿入されることにより、該ワークWを打抜くようになっている。
【0032】
従って、本発明によれば、打抜き加工される穴の径や形状に合わせてパンチチップ34だけを必要な数だけ揃えればよく、一体構造のパンチPの(図1)数を削減することが可能となる。
【0033】
このようなパンチチップ34は、液圧によりチップホルダ35を弾性変形させることにより該チップホルダ35に固定されている。
【0034】
即ち、パンチボディ33には、チップホルダ35がオイルシールを介して取り付けられ、該チップホルダ35の外周には、溝43、44が環状に形成され、上方の外周溝43と下方の外周溝44は、連結管45により連結されている。
【0035】
また、チップホルダ35に隣接して、パンチボディ33内には油圧室41が形成され、該油圧室41は、導管42を介して外周溝43と連通し、該油圧室41には、オイルシール46(図2)を設けた油圧発生用のクランプスクリュー38がねじ込まれている。
【0036】
そして、油圧室41と導管42と外周溝43、44と連結管45には、油40が封じ込められている。
【0037】
この構成により、クランプスクリュー38を締め付けると、静止流体である油40は、油圧室41において圧力が加えられ、その圧力は、各方向に同じ強度を以て伝達される。
【0038】
従って、チップホルダ35の外周溝43、44が、上記油圧により、例えば中心方向に弾性変形し(図3(C))、これにより該チップホルダ35内のパンチチップ34は締め付けられるので、しっかりと固定される。
【0039】
この場合、上記パンチチップ34は、チップホルダ35に挿入し(図3(A))、クランプスクリュー38を締め付けるだけで(図3(B))、油圧により該チップホルダ35を弾性変形させることにより極めて簡単に固定できる(図3(C))。
【0040】
その後、前記したように(図1)、プレスラム2を作動させパンチチップ34によりワークWを打抜く場合には(図3(D))、クランプスクリュー38を締め付けている限り油圧が働いているので(図3(C))、パンチチップ34はホルダ35に固定されており、離脱することはない。
【0041】
また、再研削時や寿命による交換時には、クランプスクリュー38を緩めるだけで、油圧が除かれるので、チップホルダ35は元の形状に戻ってパンチチップ34は該チップホルダ35から極めて容易に離脱することができ、該パンチチップ34の交換が容易になる。
【0042】
更に、上記パンチチップ34に突起部56を設け(図1)、該突起部56をチップホルダ35に形成した凹所57に嵌合することにより、パンチチップ34の落下を防止するようにしてもよい。
【0043】
図4は、本発明の他の実施形態を示す図であり、図1〜図3とは、チップホルダ35の他に、取付筐体22を介してクランプホルダ23を取り付けた点で異なる。
【0044】
この場合、図1〜図3は、パンチチップ34の胴部の寸法・形状が全部同じものを使用する場合に、図4〜図6は、パンチチップ34の胴部の寸法・形状が異なるものを使用する場合にそれぞれ適用される。また、図4〜図6の場合は、後述する取付筐体22も、その空洞部22Aの寸法・形状が、取り付けようとするパンチチップ34の胴部の寸法・形状と合うものに交換される。
【0045】
図4において、パンチボディ33の空洞部33Aには、取付筐体22がオイルシールを介して取り付けられ、該取付筐体22の外側面には、クランプホルダ23が密着している。
【0046】
上記クランプホルダ23の内周には、溝53、54が環状に形成され、上方の内周溝53と下方の内周溝54は(図5)、連結管55により連結されている。
【0047】
そして、前記取付筐体22の空洞部22Aには(図4)、既述したように、外周溝43、44が形成されたチップホルダ35がオイルシールを介して取り付けられ、該チップホルダ35には、パンチチップ34が固定されている。
【0048】
また、上記取付筐体22には、チップホルダ35に関し(図5)互いに反対側に油圧室41が形成されている。
【0049】
そのうち、左側の一方の油圧室41は、導管42を介してクランプホルダ23の内周溝53に、右側の他方の油圧室41は、導管42を介してチップホルダ35の外周溝43にそれぞれ連通し、各油圧室41には、オイルシール46を設けた油圧発生用のクランプスクリュー38がねじ込まれている。
【0050】
更に、左側の油圧室41と導管42と内周溝53、54と連結管55、及び右側の油圧室41と導管42と外周溝43、44と連結管45には、油40がそれぞれ封じ込められている。
【0051】
この構成により、左右のクランプスクリュー38を締め付けると(図6(B))、静止流体である油40は、左右の油圧室41において圧力が加えられ、その圧力は、各方向に同じ強度を以て伝達される。
【0052】
従って、クランプホルダ23の内周溝53、54は、上記油圧により外周方向へ、チップホルダ35の外周溝43、44は、上記油圧により中心方向へそれぞれ同時に弾性変形する(図6(C))。
【0053】
これによりチップホルダ35内のパンチチップ34は、上記二重の油圧を受けて締め付けられるので、一層強固に固定される。
【0054】
図7(A)は、本発明によるパンチPが適用されるタレットパンチプレスの具体例を示す図であり、該タレットパンチプレスは、上部フレーム1と下部フレーム21を有している。
【0055】
下部フレーム21上には、Y軸LMガイドレール17が敷設され、該Y軸LMガイドレール17には、サポートブラケット16が滑り結合しており、該サポートブラケット16上には、キャリッジべース11が戴置されている。
【0056】
そして、キャリッジべース11には、上部フレーム1に設けられたY軸モータMyのボールねじ14が螺合している。
【0057】
また、キャリッジべース11には、クランプ13が取り付けられているキャリッジ12が、X軸LMガイドレール(図示省略)に滑り結合しており、該キャリッジ12には、X軸モータMx(図示省略)のボールねじが螺合している。
【0058】
更に、タレットパンチプレスの中央には、テーブル10が固定され、該固定テーブル10上にワークWが搬入されるようになっている。
【0059】
この構成により、X軸モータMxを回転させると、キャリッジ12が、キャリッジべース11上をX軸方向に移動し、またY軸モータMyを回転させると、サポートブラケット16に支持されたキャリッジべース11が、Y軸方向に移動する。
【0060】
従って、キャリッジ12に搭載されたクランプ13に把持されたワークWを、加工位置Kに位置決めすることができる。
【0061】
また、図7(A)に示すタレットパンチプレスの上部タレット6と下部タレット7には、既述したように(図1〜図6)液圧により弾性変形させたチップホルダ35を介してパンチチップ34が固定されたパンチPと、ダイDがそれぞれ同心円状に配置されている。
【0062】
上部タレット6の回転軸8と下部タレット7の回転軸9には、チェーン4と5がそれぞれ巻回されていると共に、該チェーン4と5は、駆動軸3に巻回されている。
【0063】
また、加工位置KにおけるパンチPの直上方であっで、上部フレーム1には、既述したように(図1)、パンチヘッド31を打圧するプレスラム2が設けられている。
【0064】
この構成により、モータMにより駆動軸3を回転させることにより、チェーン4と5を循環させれば、上部タレット6と下部タレット7が同期回転し、所定の前記パンチチップ34を(図7(B))固定したパンチPとその下方のダイDからなる金型を、加工位置Kにおいて選択することができる。
【0065】
従って、クランプ13に(図7(A))把持されたワークWを加工位置Kに位置決めし、プレスラム2(図7(B))によりパンチヘッド31を打圧すれば、前記パンチチップ34とダイDの協働により、該ワークWに打抜き加工を施すことができる。
【0066】
以下、本発明の作用を説明する。
【0067】
(1)第1実施形態(図1、図2)の場合の作用。
【0068】
先ず、図3(A)に示すように、チップホルダ35にパンチチップ34を挿入し、次に、図3(B)に示すように、クランプスクリュー38を締め付ける。
【0069】
これにより、油圧室41と導管42と溝43、44と連結管45に封じ込められた静止流体である油40は、油圧室41において圧力が加えられ、その圧力は、各方向に同じ強度を以て伝達される。
【0070】
従って、チップホルダ35の外周溝43、44が、上記油圧により、図3(C)に示すように、中心方向に弾性変形するので、該チップホルダ35内のパンチチップ34は締め付けられて固定される。
【0071】
この状態で、タレットパンチプレスに(図7(A))ワークWが搬入されると、該ワークWをクランプ13で掴み替え、X軸モータとY軸モータMyを駆動することにより加工位置Kに位置決めし、図3(D)に示すように、前記チップホルダ35を介して固定したパンチチップ34を用いて該ワークWに打抜き加工を施す。
【0072】
この場合、実際に加工に関与するのは、一体構造の金型であるパンチPの先端に固定されたパンチチップ34であり、打抜き加工される穴の径や形状などに応じて上記パンチチップ34を必要数だけ揃えればよいので、金型の数を削減することができる。
【0073】
また、打抜き時には(図3(D))、クランプスクリュー38を締め付けているので油圧が常に働いており(図3(C))、併せてパンチチップ34に落下防止用の突起部56を設けて(図1)、これをチップホルダ35側の凹所57に嵌合することにより、パンチチップ34は該チップホルダ35にしっかりと固定されており、離脱することはない。
【0074】
また、再研削時や寿命による交換時には、一旦締め付けた(図3(B))クランプスクリュー38を緩めるだけで、油圧が除かれるので、チップホルダ35は元の形状に戻ってパンチチップ34は該チップホルダ35から極めて容易に離脱することができ、該パンチチップ34の交換が容易になる。
【0075】
従って、再研削の際のパンチP全体の分解・組立といった面倒な手間が無くなり、交換が容易になる。
【0076】
(2)第2実施形態(図4、図5)の場合の作用。
【0077】
先ず、図6(A)に示すように、チップホルダ35にパンチチップ34を挿入し、次に、図6(B)に示すように、左右のクランプスクリュー38を締め付ける。
【0078】
これにより、油圧室41と導管42などに封じ込められた静止流体である油40は、左右の油圧室41においてそれぞれ圧力が加えられ、その圧力は、各方向に同じ強度を以て伝達される。
【0079】
従って、図6(C)に示すように、クランプホルダ23の内周溝53、54は、上記油圧により外周方向へ、チップホルダ35の外周溝43、44は、上記油圧により中心方向へそれぞれ同時に弾性変形するので、取付筐体22とチップホルダ35内のパンチチップ34は、二重の油圧を受けて締め付けられて、極めて強固に固定される。
【0080】
この状態で、前記(1)で述べた場合と同様に、タレットパンチプレスに(図7(A))搬入されたワークWを加工位置Kに位置決めし、図6(D)に示すように、クランプホルダ23とチップホルダ35を介して二重の油圧により固定したパンチチップ34を用いて該ワークWに打抜き加工を施す。
【0081】
この場合、実際に加工に関与するのは、一体構造の金型であるパンチPの先端に固定されたパンチチップ34であり、打抜き加工される穴の径や形状などに応じて上記パンチチップ34を必要数だけ揃えればよいので、金型の数を削減することができる。
【0082】
また、打抜き時には(図6(D))、左右の(図6(B))クランプスクリュー38を締め付けているので二重の油圧が常に働いており(図6(C))、併せてパンチチップ34に落下防止用の突起部56を設けて(図1)、これをチップホルダ35側の凹所57に嵌合することにより、パンチチップ34はチップホルダ35に極めて強固に固定されており、離脱することはない。
【0083】
また、再研削時や寿命による交換時には、一旦締め付けた(図6(B))左右のクランプスクリュー38を緩めるだけで、二重の油圧が除かれるので、チップホルダ35は元の形状に戻ってパンチチップ34は該チップホルダ35から極めて容易に離脱することができ、該パンチチップ34の交換が容易になる。
【0084】
従って、再研削の際のパンチP全体の分解・組立といった面倒な手間が無くなり、交換が容易になる。
【0085】
【発明の効果】
上記のとおり、本発明の構成によれば、実際の加工部分であるパンチチップを必要数だけ揃えればよく、一体構造のパンチから成る金型の数を削減でき、またパンチチップはチップホルダを液圧で弾性変形して固定されているので、液圧を除けばチップホルダは元の形状に戻ってパンチチップを取り外すことができるので、該パンチチップは簡単に着脱可能であって、再研削の際のパンチ全体の分解・再組立などといった手間が無くなり、更に交換も容易になるという効果がある。
【0086】
更に、本発明によれば、液圧の発生源である液体、例えば油は、既述したように静止流体であり、そのため動流体の場合のような配管は不要であるという効果もある。
【0087】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す全体図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示す図である。
【図3】図2の作用説明図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示す図である。
【図5】図4の詳細図である。
【図6】図4の作用説明図である。
【図7】本発明によるパンチPが適用されるタレットパンチプレスの具体例を示す図である。
【図8】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 上部フレーム
2 プレスラム
6 上部タレット
7 下部タレット
21 下部フレーム
22 取付筐体
23 クランプホルダ
31 パンチヘッド
32 ストリッパスプリング
33 パンチボディ
34 パンチチップ
35 チップホルダ
36 リフトスプリング
37 パンチガイド
38 クランプスクリュー
39 パッド
40 油
41 油圧室
42 導管
43、44 外周溝
45、55 連結管
51 カス穴
53、54 内周溝
56 突起部
57 凹所
D ダイ
P パンチ
W ワーク
W1 カス

Claims (4)

  1. パンチボディの先端に空洞部を設けると共に、該空洞部に外周溝が形成されたチップホルダを設け、
    該チップホルダに隣接して油圧室を設け、
    該油圧室には、クランプスクリューがねじ込まれ、
    該油圧室と上記チップホルダの外周溝とが連通し、
    液圧によりチップホルダを弾性変形させることによりパンチチップを固定したことを特徴とするパンチ。
  2. 上記チップホルダの外側には、取付筐体を介してクランプホルダが取り付けられ、該クランプホルダには内周溝が形成され、該内周溝と前記チップホルダの外周溝を油圧により同時に弾性変形させる請求項1記載のパンチ。
  3. 上記取付筐体には、クランプホルダの内周溝とチップホルダの外周溝が連通する油圧室が形成されている請求項記載のパンチ。
  4. 上記パンチチップには突起部が形成され、該突起部がチップホルダに形成された凹所に嵌合するようになっている請求項1記載のパンチ。
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