JP2001191130A - パンチプレスの金型支持装置及びそのパンチ金型 - Google Patents

パンチプレスの金型支持装置及びそのパンチ金型

Info

Publication number
JP2001191130A
JP2001191130A JP2000001103A JP2000001103A JP2001191130A JP 2001191130 A JP2001191130 A JP 2001191130A JP 2000001103 A JP2000001103 A JP 2000001103A JP 2000001103 A JP2000001103 A JP 2000001103A JP 2001191130 A JP2001191130 A JP 2001191130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
punch
mounting hole
press
support device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000001103A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Fujiwara
隆之 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP2000001103A priority Critical patent/JP2001191130A/ja
Publication of JP2001191130A publication Critical patent/JP2001191130A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型保持装置に対して金型を着脱交換する構
成であってもクリアランス零の状態に支持することので
きるパンチプレスの金型支持装置及びそのパンチ金型を
提供する。 【解決手段】 金型3を着脱自在の金型装着孔11の内
面11Fを直径方向へ変位自在に設けると共に、金型装
着孔11に内装された金型3の外周面を周囲から均等に
押圧固定すべく内面11Fに均等の押圧力を付与する均
等圧付与装置を設けたパンチプレスの金型支持装置であ
り、パンチ金型は、金型支持装置1に形成された金型装
着孔11内に着脱自在であって、下端部にパンチ刃部2
5Bを備えたパンチボデイ25を上下動自在に嵌合支持
したパンチガイド27に、金型装着孔11内に形成した
位置決め部29と当接自在の当接部31を設け、かつパ
ンチボデイ25とパンチガイド27との嵌合状態を零ク
リアランスの嵌合状態に構成してなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンチプレスにお
いてパンチ,ダイ等の金型を支持する金型支持装置及び
そのパンチ金型に係り、さらに詳細には、クリアランス
零の状態に金型を支持することができる金型支持装置及
びパンチをクリアランス零で支持した構成のパンチ金型
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばタレットパンチ等のパンチ
プレスにおいては、図3に示すように、上部タレット等
のパンチホルダ101に形成した装着孔103に、パン
チ金型105がリフタースプリング機構107を介して
上下動自在かつ着脱交換自在に装着されている。上記パ
ンチ金型105は、筒状のパンチガイド109内に、下
端部にパンチ刃部を備えたパンチボデイ111が上下動
自在に嵌合してあり、このパンチボデイ111の上端部
に設けたパンチヘッド113と前記パンチガイド109
の上部との間に、皿ばね,コイルスプリング,ウレタン
ゴムなどのごときストリッパースプリング115を弾装
した構成が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のごとき従来の構
成においては、装着孔103の内周面とパンチガイド1
09の外周面との間に微小間隙が存在し、また上記パン
チガイド109の内周面とパンチボデイ111の外周面
との間に微小間隙が存在するので、例えばフレキシブル
基板などのごとく極めて薄いシート状のワークの打抜き
加工を行うべく、パンチとダイとの間隙をほとんどゼロ
クリアランスに保持する場合、上記パンチボデイ111
の軸芯を装着孔103の軸芯と一致せしめた状態に保持
することが難しく、パンチとダイとのクリアランスを常
にゼロクリアランスに保持することが難しいという問題
がある。
【0004】まして、パンチ金型をパンチホルダ101
に対して着脱交換する構成においては、着脱交換を円滑
に行うために、パンチホルダ101に形成した装着孔1
03とパンチガイド109との間にある程度のクリアラ
ンスが必要であり、さらに改良すべき問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前述のごとき従
来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明
は、パンチプレスにおいて金型を支持する金型支持装置
において、金型を着脱自在の金型装着孔の内面を直径方
向へ変位自在に設けると共に、上記金型装着孔に内装さ
れた金型の外周面を前記内面によって周囲から均等に押
圧固定すべく前記内面に均等の押圧力を付与する均等圧
付与装置を設けた構成である。
【0006】請求項2に係る発明は、パンチプレスにお
ける金型支持装置に形成された金型装着孔内に着脱自在
のパンチ金型であって、下端部にパンチ刃部を備えたパ
ンチボデイを上下動自在に嵌合支持したパンチガイド
に、前記金型装着孔内に形成した位置決め部と当接自在
の当接部を設け、かつ前記パンチボデイとパンチガイド
との嵌合状態を零クリアランスの嵌合状態に構成してな
るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1を参照するに、パンチプレス
において金型の一例としてのパンチ金型3を支持する金
型支持装置1は、例えば油圧シリンダのごとき上下動用
アクチュエータ5によって上下動される筒状のピストン
ロッドのごとき上下作動部材7を備えている。この上下
作動部材7の下部には、前記パンチ金型3を着脱自在の
金型保持装置9が設けられている。
【0008】この金型保持装置9は、パンチ金型3を着
脱自在の金型装着孔11を備えた筒状のホルダ13より
なり、上記金型装着孔11の内面11Fは直径方向(放
射状方向,軸芯に向う方向)へ変位自在(変形自在)に
設けられている。前記内面11Fを内方向へ歪み変形さ
せるために、前記ホルダ9内には、作動流体を充填した
環状の流体圧室15が形成してあり、この流体圧室15
の内側の周壁17は弾性変形による歪みを生じ易いよう
に比較的薄く形成してある。さらに、前記内面11Fに
は、より変形を生じ易くするために、金型装着孔11の
軸芯と平行な複数のスリット(図示省略)が適宜間隔に
形成してある。また、前記内面11Fの上部付近及び下
部付近には内方向へ突出した全体として環状の突出部1
9が形成してある。
【0009】上記構成により、前記流体圧室15内の作
動流体の圧力を上昇せしめることにより、周壁17を内
方向へ弾性変形でき、金型装着孔11内に嵌入したパン
チ金型3を内面11Fによって周囲から均等に押圧固定
でき、上記パンチ金型3の軸芯と金型装着孔11の軸芯
とを一致せしめた状態に装着固定することができること
になる。
【0010】前記内面11Fに均等の押圧力を付与する
ために前記流体圧室15内の作動流体を加圧する均等圧
付与装置の一例として、本例においては、前記流体圧室
15に連通した螺子孔21が形成してあり、この螺子孔
21には圧力調整ネジ23が螺合してある。なお、螺子
孔21と圧力調整ネジ23との間から作動流体が漏洩し
ないように密に螺着してある。
【0011】上記構成により、圧力調整ネジ23を締付
けて螺子孔21に螺入することにより流体圧室15内の
作動流体の圧力を昇圧でき、圧力調整ネジ23を緩める
ことにより上記作動流体の圧力を減圧できるものであ
る。
【0012】なお、上記例においては圧力調整ネジ23
を操作することによって流体圧室15内の圧力を直接昇
圧,減圧する構成を例示したが、ブースターを設けて、
このブースターを操作する構成としても良いものであ
り、さらに前記圧力調整ネジ23の操作やブースターの
操作を自動的に行う構成とすることも可能なものであ
る。
【0013】前記パンチ金型3は、下端部にパンチ刃部
25Bを備えたパンチボデイ25を上下動自在に嵌合支
持した筒状のパンチガイド27を備えており、このパン
チガイド27には、前記金型装着孔11内に形成した位
置決め部29と当接自在の当接部31が形成してある。
前記パンチボデイ25は、ボールブッシュあるいはボー
ルスプライン等の転がり案内32を介して、かつボール
に与圧を与えることによってゼロクリアランスの状態に
嵌合してあって、前記パンチボデイ25の軸芯とパンチ
ガイド27の軸芯とを一致した状態に保持してある。そ
して、上記パンチボデイ25の上端部に設けたパンチヘ
ッド33と前記パンチガイド27との間にはストリッパ
ースプリング35が弾装してあり、パンチガイド27の
下端部には板押え部材37が取付けてある。
【0014】なお、前記上下作動部材7内には、前記パ
ンチヘッド33を打圧自在のストライカー39が上下動
自在に設けられている。このストライカー39は、上下
作動部材7内に内装した例えば流体圧シリンダ等のごと
き適宜のアクチュエータ(図示省略)によって上下動さ
れるものである。
【0015】上記説明においては、金型としてパンチ金
型3を着脱自在に支持する構成について説明したが、ダ
イを支持する構成においても、上記説明に準じてダイホ
ルダの装着孔に装着したダイを周囲から均等に押圧固定
する構成とすることができるものである。
【0016】以上のごとき構成において、ホルダ13の
金型装着孔11内にパンチ金型3を挿入し、このパンチ
金型3におけるパンチガイド27の当接部31を金型装
着孔11内の位置決め部29に当接して上下方向の位置
決めを行った後、流体圧室15内の作動流体を加圧手段
によって加圧すると、前記金型装着孔11の内面11F
が内方向へ弾性変形し、前記パンチガイド27を周囲か
ら均等に押圧固定する。したがって、パンチガイド27
の軸芯は金型装着孔11の軸芯に一致することになる。
【0017】この際、パンチボデイ25はパンチガイド
27に零クリアランスの状態に嵌入してあって、パンチ
ボデイ25の軸芯とパンチガイド27の軸芯とが一致し
た状態に保持されているので、パンチボデイ25の軸芯
は金型装着孔11の軸芯と一致することになる。
【0018】このようにパンチ金型3を金型装着孔11
に嵌合装着した後、上下動用アクチュエータ5を作動し
て上下作動部材7を下降せしめると、前記パンチガイド
27の下端部に備えた板押え部材37でもってシート状
のワーク(図示省略)を、対をなすダイ(図示省略)の
上面に押圧固定することになる。その後、ストライカー
39を下降せしめてパンチヘッド33を打圧すると、パ
ンチボデイ25がストリッパースプリング35に抗して
下降され、前記ダイと協働して前記ワークに打抜き加工
を行うことになる。
【0019】既に理解されるように、金型保持装置9は
金型装着孔11の内面11Fを内方向へ均等に弾性変形
せしめてパンチ金型3のパンチガイド27を周囲から均
等に押圧固定するので、前記金型装着孔11に対してパ
ンチ金型3を着脱交換する場合であっても、パンチ金型
3におけるパンチボデイ25の軸芯と金型装着孔11の
軸芯とが常に一致した状態に保持することができるもの
であり、零クリアランスでの高精度の加工を行い得るも
のである。
【0020】なお、本発明は上述の実施形態のみに限る
ものではなく、図2に示すように、上下に流体圧室41
A,41Bをそれ別個に設け、かつ別個に圧力を調整す
る構成とすることも可能である。この場合、何らかの故
障を生じた場合であっても、上下の流体圧室41A,4
1Bが同時に故障するようなことがなく、パンチ金型が
不用意に脱落することを防止できるものである。
【0021】
【発明の効果】以上のごとき説明より理解されるよう
に、本発明によれば、ホルダに対してパンチ金型を着脱
交換する構成であっても、パンチボデイの芯出しを正確
に行うことができ零クリアランスによる高精度の加工を
も容易に実施でき、前述したごとき従来の問題を解消し
得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るパンチプレスの金型
支持装置及びパンチ金型の断面説明図である。
【図2】流体圧室の第2実施形態を示す説明図である。
【図3】従来のパンチ支持構成を示す断面説明図であ
る。
【符号の説明】
1 金型支持装置 3 パンチ金型 9 金型保持装置 11 金型装着孔 11F 内面 13 ホルダ 15 流体圧室 17 周壁 19 突出部 23 圧力調整ネジ 25 パンチボデイ 27 パンチガイド 29 位置決め部 31 当接部 33 パンチヘッド 35 ストリッパースプリング 37 板押え部材 39 ストライカー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチプレスにおいて金型を支持する金
    型支持装置において、金型を着脱自在の金型装着孔の内
    面を直径方向へ変位自在に設けると共に、上記金型装着
    孔に内装された金型の外周面を前記内面によって周囲か
    ら均等に押圧固定すべく前記内面に均等の押圧力を付与
    する均等圧付与装置を設けたことを特徴とするパンチプ
    レスの金型支持装置。
  2. 【請求項2】 パンチプレスにおける金型支持装置に形
    成された金型装着孔内に着脱自在のパンチ金型であっ
    て、下端部にパンチ刃部を備えたパンチボデイを上下動
    自在に嵌合支持したパンチガイドに、前記金型装着孔内
    に形成した位置決め部と当接自在の当接部を設け、かつ
    前記パンチボデイとパンチガイドとの嵌合状態を零クリ
    アランスの嵌合状態に構成してなることを特徴とするパ
    ンチ金型。
JP2000001103A 2000-01-06 2000-01-06 パンチプレスの金型支持装置及びそのパンチ金型 Pending JP2001191130A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000001103A JP2001191130A (ja) 2000-01-06 2000-01-06 パンチプレスの金型支持装置及びそのパンチ金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000001103A JP2001191130A (ja) 2000-01-06 2000-01-06 パンチプレスの金型支持装置及びそのパンチ金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001191130A true JP2001191130A (ja) 2001-07-17

Family

ID=18530362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000001103A Pending JP2001191130A (ja) 2000-01-06 2000-01-06 パンチプレスの金型支持装置及びそのパンチ金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001191130A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012240109A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Oiles Corp フローティングカッターユニットおよびトリミングプレス加工装置
CN104707899A (zh) * 2013-12-16 2015-06-17 盛冈精工工业株式会社 模具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012240109A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Oiles Corp フローティングカッターユニットおよびトリミングプレス加工装置
CN104707899A (zh) * 2013-12-16 2015-06-17 盛冈精工工业株式会社 模具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5649189B2 (ja) 缶体の成形装置
US3848452A (en) Die apparatus
US4289014A (en) Double action domer assembly
KR101726913B1 (ko) 캔 쉘을 형성하기 위한 방법
WO2018025735A1 (ja) コイルスプリングの初期荷重をワークの材質に応じて調整可能な型押し加工用パンチ金型、型押し加工用金型セット、及び面取り加工方法
JP2020001163A (ja) モジュール式クランプ装置
JP2001191130A (ja) パンチプレスの金型支持装置及びそのパンチ金型
JPH09276957A (ja) ダイホルダ取付構造
KR101748300B1 (ko) 구멍 확장 시험용 펀칭 장치
JP4627956B2 (ja) 上型装置
JP2004141883A (ja) 複動式鍛造成形方法およびその装置
US20210252608A1 (en) Mounting system for a grinding machine
CN114393430B (zh) 一种自定心固定装置
CN210676580U (zh) 一种侧向冲孔的精密冲压模具
CN105195976A (zh) 一种超声波金属表面加工刀具及其使用方法
US4514122A (en) Pressure foot for machine tool
JP3704261B2 (ja) 複動用ダイホルダ機構
JP2000301260A (ja) ダイホルダ
JP4330213B2 (ja) パンチ
JP2000296483A (ja) マーキングツール
JPH0638587Y2 (ja) ブッシュカシメ・刻印装置
CN117732982B (zh) 一种磁转动电机铁芯的多功能冲压系统及冲压方法
JPH04253528A (ja) パンチダイセット
JPH11285742A (ja) 成形加工方法及び金型並びに弾性パンチ
JP2001334340A (ja) 鍛造装置