JPH10277661A - 打抜き加工用プレス金型 - Google Patents

打抜き加工用プレス金型

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JPH10277661A
JPH10277661A JP9044097A JP9044097A JPH10277661A JP H10277661 A JPH10277661 A JP H10277661A JP 9044097 A JP9044097 A JP 9044097A JP 9044097 A JP9044097 A JP 9044097A JP H10277661 A JPH10277661 A JP H10277661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
oil
punching
die
workpiece
Prior art date
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Pending
Application number
JP9044097A
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English (en)
Inventor
Yutaka Kawai
豊 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パンチの摩耗を抑制し、量産性を高め、打抜
き油の有効利用を図る打抜き加工用プレス金型を提供す
る。 【解決手段】 打抜き油が配管9および給油穴3fを介
して油溜まり部3cに供給されると、油溜まり部3cに
打抜き油が溜まる。被加工材4がダイ2上に載置される
と、ストリッパープレート3が下降して被加工材4をダ
イ2との間で狭持するとともに、パンチ5が下降して被
加工材4を打ち抜く。パンチ5が被加工材4を打ち抜く
際に、油溜まり部3cに溜まった打抜き油がパンチ5の
先端部5bの周面に付着し、潤滑の役割を果たすので、
パンチ5の摩耗が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンチによって被
加工材を打ち抜く打抜き加工用プレス金型に関し、特
に、パンチの摩耗をより抑制するようにした打抜き加工
用プレス金型に関する。
【0002】
【従来の技術】図2(a) は、従来の打抜き加工用プレス
金型を示す。この打抜き加工用プレス金型1は、ダイ2
およびストリッパープレート3によって被加工材4を狭
持し、昇降可能に支持された基部5aおよび先端部5b
からなるパンチ5によって被加工材4を打ち抜くもので
ある。ダイ2には、パンチ5の先端部5bを受け入れる
とともに、打抜き後のかす(打抜きかす)を落下させる
ためのテーパ状のダイ穴2aが形成されている。ストリ
ッパープレート3には、パンチ5の先端部5bを精密に
位置決めするとともに、パンチ5の先端部5bを通過さ
せるガイド穴3aが形成されている。なお、同図におい
て、3bはパンチ5の基部5aの逃げ溝である。
【0003】図2(b) は、この打抜き加工用プレス金型
1の動作状態を示す。プレス機の入口で、打抜き油が被
加工材4の表面に滴下され、打抜き油が被加工材4の表
面に布等によって均一に塗布される。打抜き油が塗布さ
れた被加工材4がダイ2上に載置されると、ストリッパ
ープレート3が下降して被加工材4をダイ2との間で狭
持するとともに、パンチ5が下降して被加工材4を打ち
抜く。被加工材4にパンチ5の先端部5bと同一断面形
状の打抜き穴4aが形成される。打抜き後のかすは、ダ
イ穴2aを通って落下する。パンチ5が被加工材4を打
ち抜く際に、打抜き油がパンチ5に付着し、それが潤滑
の役割を果たすので、パンチ5の摩耗が抑制される。
【0004】図3は、特開平7−328733号公報に
示された従来のプレス機を示す。なお、同図(a) は縦断
面図、同図(b) は同図(a) のA−A断面図である。この
プレス機10は、ダイ12および押え板13によって被
加工材4を狭持し、昇降可能に支持された断面形状の異
なる複数のパンチ15によって被加工材4を打ち抜くも
のであり、押え板13の入口側に潤滑油7aを噴霧する
ノズル7を配置している。ダイ12には、パンチ15の
先端部を受け入れるとともに、打抜き後のかすを落下さ
せるためのダイ穴12aが形成されている。押え板13
には、パンチ15を通過させるガイド穴3aと、下面
に、被加工材4の進行方向Xに沿って凹溝13bが形成
されている。押え板13の入口側で、被加工材4の表面
にノズル7からの噴霧によって潤滑油7aが塗布され、
その潤滑油7aが塗布された被加工材4が進行して押え
板13下に達すると、押え板13が下降して被加工材4
をダイ12との間で狭持するとともに、パンチ15が下
降して被加工材4を打ち抜く。被加工材4にパンチ15
と同一断面形状の複数の打抜き穴が形成される。打抜き
後のかすは、ダイ穴12aを通って落下する。凹溝13
bには、前回の加工の際に被加工材4に塗布された潤滑
油7aが溜まっているので、水性の潤滑油7aを用いて
も潤滑油7a切れを起こすことがなくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図2に示す従
来の打抜き加工用プレス金型1によると、打抜き油が最
初に被加工材4の表面に塗布され、その次にパンチ5の
先端部5bの周面に付着するので、打抜き油をパンチ5
の先端部5bの周面全体に付着させることが難しく、パ
ンチ5が摩耗し易くなる。また、被加工材4の表面に打
抜き油を塗布し過ぎると、打抜きかすがダイ穴2aに落
下せずにパンチ5の端面に付着し、パンチ5を上昇させ
た際に打抜きかすがダイ2の上に飛び出してくる「かす
上がり」が発生し易くなる。この「かす上がり」が発生
した場合には、プレス作業を一旦中断してダイ2上のか
すを取り除かなければならず、量産性が悪くなる。
【0006】また、図3に示す従来のプレス機10によ
ると、図2と同様に、パンチ先端部周面に潤滑油を付着
させることは難しく、「かす上がり」の発生によって量
産性が悪くなる。また、潤滑油を噴霧によって供給して
いるので、必要以上に潤滑油が必要となり、さらに、被
加工材4の表面のみならず、長手方向に沿う凹溝13b
にも潤滑油を保持させているので、パンチ15の先端部
周面に付着する潤滑油の量に比して潤滑油の供給量が多
くなり過ぎる。
【0007】従って、本発明の目的は、パンチの摩耗を
より抑制する打抜き加工用プレス金型を提供することに
ある。また、本発明の他の目的は、量産性の高い打抜き
加工用プレス金型を提供することにある。また、本発明
の他の目的は、打抜き油を適正量だけ供給して打抜き油
の有効利用を図った打抜き加工用プレス金型を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、ダイ穴が形成されたダイ、およびガイド穴
が形成されたストリッパープレートによって被加工材を
挟持し、前記ガイド穴の案内でパンチを前記ダイ穴に達
するまで下降させて前記被加工材を打ち抜くプレス金型
において、前記ストリッパープレートは、前記ガイド穴
の周面に打抜き油溜まり部を設けられたことを特徴とす
る打抜き加工用プレス金型を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
る打抜き加工用プレス金型を示す。この打抜き加工用プ
レス金型1は、ダイ2およびストリッパープレート3に
よって被加工材4を狭持し、昇降可能に支持された基部
5aおよび先端部5bからなるパンチ5によって被加工
材4を打ち抜くものである。ダイ2には、図2で説明し
たのと同様に、パンチ5の先端部5bを受け入れるとと
もに、打抜き後のかすを落とすためのテーパ状のダイ穴
2aが形成されている。
【0010】ストリッパープレート3には、パンチ5の
先端部5bを精密に位置決めするとともに、パンチ5の
先端部5bを通過させるガイド穴3aと、パンチ5の基
部5aの逃げ溝3bを形成している。また、ストリッパ
ープレート3には、ガイド穴3aの周面に環状の油溜ま
り部3cを例えば中グリバイトによって形成し、側面3
dに形成した配管用ねじ穴3eから油溜まり部3cに至
る給油路3fをドリル加工によって形成している。配管
用ねじ穴3eには、継手8によって配管9が接続され、
打抜き油が配管9を介して給油路3fに供給されるよう
になっている。
【0011】図1(b) は、この打抜き加工用プレス金型
1の動作状態を示す。打抜き油が配管9および給油路3
fを介して油溜まり部3cに供給されると、油溜まり部
3cに打抜き油が溜まる。被加工材4がダイ2上に載置
されると、ストリッパープレート3が下降して被加工材
4をダイ2との間で狭持するとともに、パンチ5が下降
して被加工材4を打ち抜く。被加工材4にパンチ5の先
端部5bと同一断面形状の打抜き穴4aが形成される。
打抜き後のかすは、ダイ穴2aを通って落下する。パン
チ5が被加工材4を打ち抜く際に、油溜まり部3cに溜
まっていた打抜き油がパンチ5の先端部5bの周面に付
着し、潤滑の役割を果たすので、パンチ5の摩耗が抑制
される。
【0012】上記実施の形態によれば、ガイド穴3aの
周面に油溜まり部3cを設けることにより、打抜き油を
パンチ5の先端部5bの周面全体に塗布できるので、パ
ンチ5の摩耗をより抑制することができる。また、被加
工材4の表面に打抜き油を塗布していないので、かす上
げによる量産性の低下を防止できる。また、打抜き油を
給油路3fを介してパンチ5の先端部5bの周面直接塗
布しているので、打抜き油を適正量だけ供給して打抜き
油の有効利用を図ることができる。また、油溜まり部3
cは、ガイド穴3aの周面に周方向に沿って設けている
ので、中グリバイトによって容易に形成することができ
る。
【0013】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れず、種々な実施の形態が可能である。例えば、複数の
油溜まり部3cをガイド穴3aの周面に設け、各油溜ま
り部3cに打抜き油を供給するようにしてもよい。これ
により、パンチ5の先端部5bの周面全体により完全に
塗布できる。
【0014】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、打
抜き油をパンチの周面全体に塗布できるので、パンチの
摩耗をより抑制することができる。また、被加工材の表
面に打抜き油を塗布していないので、かす上げによる量
産性の低下を防止できる。また、打抜き油をパンチ周面
に直接塗布しているので、打抜き油を適正量だけ供給し
て打抜き油の有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は本発明に係る打抜き加工用プレス金型を
示す断面図、(b) はその動作状態を示す断面図である。
【図2】(a) は従来の打抜き加工用プレス金型を示す断
面図、(b) はその動作状態を示す断面図である。
【図3】(a) は従来のプレス機を示す縦断面図、(b) は
(a) のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 打抜き加工用プレス金型 2 ダイ 2a ダイ穴 3 ストリッパープレート 3a ガイド穴 3b 逃げ溝 3c 油溜まり部 3d 側面 3e 配管用ねじ穴 3f 給油路 4 被加工材 4a 打抜き穴 5 パンチ 5a 基部 5b 先端部 8 継手 9 配管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイ穴が形成されたダイ、およびガイド穴
    が形成されたストリッパープレートによって被加工材を
    挟持し、前記ガイド穴の案内でパンチを前記ダイ穴に達
    するまで下降させて前記被加工材を打ち抜くプレス金型
    において、 前記ストリッパープレートは、前記ガイド穴の周面に打
    抜き油溜まり部を設けられたことを特徴とする打抜き加
    工用プレス金型。
  2. 【請求項2】前記油溜まり部は、前記ガイド穴の前記周
    面に形成された環状溝である構成の請求項1記載の打抜
    き加工用プレス金型。
  3. 【請求項3】前記ストリッパープレートは、端面から前
    記打抜き油溜まり部に至る給油路が形成された構成の請
    求項1記載の打抜き加工用プレス金型。
JP9044097A 1997-04-09 1997-04-09 打抜き加工用プレス金型 Pending JPH10277661A (ja)

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JP9044097A JPH10277661A (ja) 1997-04-09 1997-04-09 打抜き加工用プレス金型

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JPH10277661A true JPH10277661A (ja) 1998-10-20

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JP9044097A Pending JPH10277661A (ja) 1997-04-09 1997-04-09 打抜き加工用プレス金型

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009072792A (ja) * 2007-09-18 2009-04-09 Jfe Steel Kk 積層コアの製造方法および製造装置
CN109226533A (zh) * 2018-11-02 2019-01-18 宁波鸿达电机模具有限公司 自润滑多工位级进模
CN109226534A (zh) * 2018-11-02 2019-01-18 宁波鸿达电机模具有限公司 凸模冲头加油润滑机构
JP2021030287A (ja) * 2019-08-28 2021-03-01 日立金属株式会社 非晶質合金薄帯の加工装置、及び、非晶質合金薄帯の加工方法

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