JP4329681B2 - サスペンション装置 - Google Patents

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本発明は、流体を利用した車高調整装置とスタビライザ装置とを含むサスペンション装置に関するものである。
特許文献1には、左側車輪と右側車輪とをそれぞれ保持する2つの車輪保持装置と車体との間にそれぞれ設けられ、それら2つの車輪保持装置と車体との間の距離である車高を変更する2つの流体アクチュエータと、それら2つの流体アクチュエータにおける流体の流入・流出をそれぞれ制御することにより車高をそれぞれ制御する流入・流出制御装置とを備えた車高調整装置を含むサスペンション装置が記載されている。また、特許文献2には、左側車輪と右側車輪とをそれぞれ保持する2つの車輪保持装置と車体との間に設けられた1つのスタビライザバーと、その1つのスタビライザバーにねじれを生じさせる1つのねじりアクチュエータと、その1つのねじりアクチュエータを制御するねじり制御装置とを備えたスタビライザ装置と、そのねじりアクチュエータを制御することにより左側車輪および右側車輪の車高を同時に調整する車高調整部とを含むサスペンション装置が記載され、特許文献3には、左側車輪と右側車輪とをそれぞれ保持する2つの車輪保持装置の各々と車体との間にそれぞれ設けられたスタビライザバーと、それら2つのスタビライザバーにねじれを生じさせる2つのねじりアクチュエータと、それら2つのねじりアクチュエータを制御するねじり制御装置とを備えたスタビライザ装置と、前記2つのねじりアクチュエータをそれぞれ制御することにより左側車輪の車高と右側車輪の車高とをそれぞれ制御する車高調整部とを含むサスペンション装置が記載されている。
特開平9−290615号公報 実開平5−26525号公報 特開2001−63338号公報
本発明の課題は、車高調整に要する時間を短縮することである。
課題を解決するための手段および効果
請求項1に記載のサスペンション装置は、(a)左側車輪と右側車輪とをそれぞれ保持する2つの車輪保持装置と車体との間にそれぞれ設けられ、それら2つの車輪保持装置と車体との間の距離である車高を変更する2つの流体式の流体アクチュエータと、それら2つの流体アクチュエータにおける流体の流入・流出をそれぞれ制御することにより、車高をそれぞれ制御する流入・流出制御装置とを備えた車高調整装置と、(b)前記2つの車輪保持装置と車体との間に設けられた少なくとも1つのスタビライザバーと、それら少なくとも1つのスタビライザバーにそれぞれねじれを生じさせる少なくとも1つのねじりアクチュエータと、その少なくとも1つのねじりアクチュエータの作動状態を制御するねじり制御装置とを備えたスタビライザ装置と、(c)前記左側車輪と右側車輪との少なくとも一方である制御対象輪についての車高を調整する際に、前記制御対象輪に対応して設けられた前記流体アクチュエータにおける流体の流入と流出との少なくとも一方を生じさせるとともに、前記少なくとも1つのねじりアクチュエータを制御することにより、前記少なくとも1つのスタビライザバーにねじれを生じさせて前記制御対象輪の車輪保持装置と車体との間の距離を、前記流体の流入と流出との少なくとも一方を促す向きに変化させる連動制御装置とを含むものとされる。
本項に記載のサスペンション装置においては、左側車輪と右側車輪との少なくとも一方が制御対象輪とされ、流体アクチュエータにおける流体の流入と流出との少なくとも一方が生じさせられるとともに、ねじりアクチュエータの作動により、スタビライザバーがその制御対象輪に対応する車輪保持装置と車体との間の距離が、流入と流出との少なくとも一方を促す向きにねじられる。
車高調整装置において、流体圧源と流体アクチュエータの流体圧室との間における流体の流れが制御される。
流体圧源としての高圧源は、a)流体を加圧するポンプ装置(流体がエアの場合にはコンプレッサ)を含む場合、b)ポンプ装置と、そのポンプ装置から供給された流体を加圧した状態で保持する高圧タンクとを含む場合等があり、流体圧源としての低圧源は、大気とされる場合、低圧タンクとされる場合等がある。
これら流体圧源と流体アクチュエータの流体圧室との間を流れる流体の流量は、これらの間の圧力差が大きい場合は小さい場合より大きくなる。したがって、「流入と流出との少なくとも一方を促す向き」は、「流体圧源と流体アクチュエータとの間の圧力差を大きくする向き」に対応する。
車高を高くする際に、高圧源から流体アクチュエータへ流体が供給される。その流体アクチュエータに対応する車輪保持装置と車体との間の距離がスタビライザ装置により大きくされることにより、流体アクチュエータの流体圧室の圧力が低くなり、高圧源の圧力が同じである場合に、高圧源と流体圧室との間の圧力差が大きくなる。その結果、高圧源から供給されて流体圧室に流入する流体の流量が大きくなり、流体アクチュエータの流体圧室内の流体の量を速やかに目標量とすることができるのであり、車高調整に要する時間を短くすることができる。スタビライザ装置を利用しないで車高調整に要する時間を短くするためには、高圧源の能力を高める(例えば、ポンプ等の容量を大きなものとする)必要がある。それに対して、本項に記載のサスペンション装置におけるように、スタビライザ装置を利用すれば、高圧源の能力を高めなくても、車高調整に要する時間を短くすることができる。
車高を低くする際には、流体アクチュエータから低圧源へ流体が流出させられる。流体アクチュエータに対応する車輪保持装置と車体との間の距離がスタビライザ装置により小さくされることにより、流体アクチュエータの流体圧室の圧力が高くなり、低圧源の圧力が同じである場合に、流体圧室と低圧源との間の圧力差が大きくされる。その結果、流体圧室から流出する流体の流量が大きくなり、車高調整に要する時間を短くすることができる。
連動制御装置は、流入・流出制御装置に設けても、ねじり制御装置に設けても、これらとは別個に設けてもよい。また、流入・流出制御装置とねじり制御装置とは、コンピュータを共通に有するものであっても、それぞれが、別のコンピュータを有するものであってもよい。
スタビライザ装置は、請求項2に記載のように、車輪保持装置の各々と車体との間に、それぞれ設けられた2つのスタビライザバーを含むものであっても、請求項3に記載のように、左側車輪を保持する車輪保持装置と右側車輪を保持する車輪保持装置と車体との間に設けられた1つのスタビライザバーを含むものであってもよい。ねじりアクチュエータがスタビライザバーに対応して設けられる場合には、請求項2に記載のスタビライザ装置に含まれるねじりアクチュエータは2つであり、請求項3に記載スタビライザ装置に含まれるねじりアクチュエータは1つである。
また、連動制御装置は、請求項4に示すように、制御対象輪を1つとし、左側車輪に対応する車高、右側車輪に対応する車高をそれぞれ別個に調整するものであっても、制御対象輪を2つとして、左側車輪に対応する車高と右側車輪に対応する車高とを同時に調整するものであってもよい。
ねじりアクチュエータは電動モータ等を含み、電動モータの作動によりスタビライザバーにねじれを生じさせるものであっても、ロータリシリンダ等を含み、ロータリシリンダにおける液圧室の液圧によりねじれを生じさせるものであってもよい。
また、ねじりアクチュエータは、スタビライザバーを車体に対してねじるものであっても、右側部分と左側部分とのいずれか一方を他方に対してねじるものであってもよい。ねじりアクチュエータの作動による少なくとも1つのスタビライザバーのねじれにより、右側車輪と左側車輪との間で、必ず、上下方向の相対的な差が生じる場合とそうでない場合とがあるのである。
車高調整装置は、例えば、流体アクチュエータとしての流体チャンバと、流体給排装置と、流体給排装置を制御することにより流体チャンバにおける流体の流入・流出を制御する流入・流出制御装置とを含むものとすることができる。流体給排装置は、流体圧源と、流体圧源と1つ以上の流体チャンバとの間に設けられた個別制御バルブとを含み、個別制御バルブを制御することにより、1つ以上の流体チャンバへの流体の流入・流出が個別に制御される。個別制御バルブが、2つ以上の流体チャンバに共通に設けられる場合には、その個別制御バルブの制御により2つの流体チャンバにおける流体の流入・流出が共通に制御される。2つ以上の個別制御バルブを共通に制御する場合においても同様である。
なお、流体はエアであっても液体であってもよい。
また、請求項5に記載のように、ねじりアクチュエータは、実際の車高が目標車高で決まる設定車高に達した後に非作動状態とされるようにすることが望ましい。本項に記載のサスペンション装置においては、流体アクチュエータにより車高が保たれる(車体が支持される)のであり、スタビライザバーにより支持されるのではない。そのため、スタビライザバーをねじられた状態に保つ必要がない。したがって、車高が設定車高に達した後に、ねじりアクチュエータを非作動状態として、スタビライザバーのねじれが解消されるようにすることができる。
設定車高は、目標車高と同じ高さとすることができるが、目標車高に達する以前の値(車高を高くする際には目標車高より小さい値であり、車高を低くする際には目標車高より大きい値である)とすることもできる。目標車高に達する以前にねじりアクチュエータを非作動状態としても、車高調整時間を短縮することができる。
目標車高は、最終的な目標値であっても、各回毎の目標値であってもよい。車高調整が複数回に分けて行われる場合には、複数回のアクチュエータの作動により最終的な目標値に達するように作動させられるのであり、この場合には、ねじりアクチュエータ、流体アクチュエータが、それぞれ、各回毎に決められた目標値に達するように作動させられる。
ねじりアクチュエータは、車輪保持装置と車体との間の距離が目標車高となるようにスタビライザバーをねじることができるが、そのようにすることは不可欠ではない。ねじりアクチュエータの作動量(スタビライザバーのねじり角に対応)、すなわち、スタビライザバーのねじり量は常に一定としても、目標車高と実際の車高との差や、流体圧源の圧力と流体アクチュエータの流体圧室の圧力との差に応じて決まる量としてもよい。
また、流体アクチュエータの作動より先にねじりアクチュエータを作動させることが望ましいが、そのようにすることは不可欠ではない。流体アクチュエータに流体を供給する以前に車輪保持装置と車体との間の距離を、流体アクチュエータの流体圧室と流体源との間の圧力差が大きくなる向きに変化させれば、流体の供給開始時における流体の流量(流入流量や流出流量)を大きくすることができる。ねじりアクチュエータを、流体アクチュエータへの流体の流入中あるいは流出中に作動させる場合には、流体アクチュエータの流体圧室の圧力が、その時点における流体圧源の圧力との差が大きくなるように作動させることが望ましい。車高を高くする途中においては、スタビライザバーにより、その時点における車輪保持装置と車体との間の距離を大きくして、流体アクチュエータの流体圧を低下させ、車高を低くする途中においては、車輪保持装置と車体との間の距離を小さくして、流体アクチュエータの流体圧を増加させるのである。
連動制御装置は、車両の停止状態において車高を調整する場合に実行するものであっても、走行状態に実行するものであってもよい。また、運転者等の要求に応じた車高を調整する場合に実行するものであっても、自動で(走行状態等に基づいて)調整する場合に実行するものであってもよい。
しかし、スタビラザイザ装置が利用されるため、停止状態において実行されるようにする方が望ましい。車両の駆動源の駆動開始を指示するスイッチは、ON状態にあってもOFF状態にあってもよい。
以下、請求可能発明の実施例を、図面を参照しつつ説明する。なお、請求可能発明は、下記実施例の他、上記〔発明の態様〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更を施した態様で実施することができる。
図1には、請求可能発明の実施例であるサスペンション装置の一部が概略的に示されている。本サスペンション装置は、スタビライザ装置10と車高調整装置12(図4参照)とを含む。スタビライザ装置10は、前輪側と後輪側との両方に設けられるが、前輪側について説明し、後輪側についての記載および説明を省略する。
前輪側において、左側車輪20FLと右側車輪20FRとをそれぞれ保持する2つの車輪保持装置22FL,FRの各々と車体24との間にそれぞれ設けられた一対のスタビライザバー26FL,FRと、スタビライザバー26FL,FRにそれぞれねじれを生じさせるねじりアクチュエータ28FL,FRと、ねじりアクチュエータ28FL,FRを制御するねじり制御装置としてのサスペンションECU30(図4参照)とを含む。
本実施例においては、車輪保持装置22,スタビライザバー26,ねじりアクチュエータ28が、前後左右の各輪に対応して設けられるが、以下、これらを車輪毎に区別する場合には、車輪の位置を表す符号(FL、FR、RL、RR)を付して区別し、区別する必要がない場合には、符号を付さないこととする。なお、スタビライザ装置10については後に詳述する。
車高調整装置12は、図2および図4に示すように、上記車輪保持装置22の各々と車体24の対応する部分との間に設けられて、それら車輪保持装置22と車体24との間の距離である車高を変更する流体アクチュエータとして機能するエアばね40と、エア給排装置42と、車輪近傍における車高を検出する車高検出装置たる車高センサ44と、車高センサ44の検出結果に基づいてエアばね40に供給されるエアの量を制御することにより車高を自動で制御する流入・流出制御装置としてのサスペンションECU30とを備えている。本実施例において、サスペンションECU30は、ねじり制御装置と流入・流出制御装置とに共通のものである。
エアばね40は、本実施例においては、図2に示すように、ショックアブソーバ46と共に設けられている。ショックアブソーバ46は、本実施例においてはツインチューブ式のものであり、その本体48を構成する外筒50において車輪保持装置22に連結され、ピストンロッド52の上端部において車体24に連結されている。ピストンロッド52は、本体48の内筒54内に液密かつ摺動可能に嵌合されたピストン56から延び出させられており、ピストン56が移動するとき、ピストン56内に設けられたオリフィスをオイルが流れることにより減衰力が得られる。
バウンド方向(車体24と車輪保持装置22とが接近する方向であって、ピストンロッド52の収縮方向)のピストン56の移動限度は、ピストンロッド52の上端部であって、本体48からの突出端部に設けられたストッパ部材58が外筒50の上端部に設けられたストッパ部60に当接することにより規定され、リバウンド方向(車体と車輪とが離間する方向であって、ピストンロッド52の伸長方向)のピストン56の移動限度は、ピストンロッド52のピストン近傍部であって、内筒54内に位置する部分に設けられたストッパ部材62が、内筒54と外筒50とに保持されたストッパ部材64に当接することにより規定される。
ピストンロッド52の上端部と、外筒50の外側とにはそれぞれ、エア室形成部材としての殻状部材70,72が取り付けられるとともに、それら殻状部材70,72の間にローリングダイアフラム74が設けられ、ショックアブソーバ46の外側に気密のエア室76が形成されている。符号78はダストカバーを示す。
エア給排装置42によって、エア室76に圧縮エアが供給されたり、エア室76から低圧タンク79にエアが流出させられたりする。図4に示すように、エア給排装置42は、本実施例においては、上述の低圧タンク79およびコンプレッサ80、個別流入制御バルブ82、個別流出制御バルブ83、排気バルブ84、高圧タンク85等を含む。コンプレッサ80は電動モータ88を駆動源とする。各輪毎に設けられたエアばね40には、高圧通路90を介して高圧タンク85が接続されるとともに、低圧通路92を介して低圧タンク79が接続される。各輪毎のエアばね40には、高圧タンク85と低圧タンク79との両方が並列に接続されるのである。個別流入制御バルブ82,個別流出制御バルブ83等により個別制御バルブが構成されるが、個別流入制御バルブ82が高圧通路90に設けられ、個別流出制御バルブ83が低圧通路92に設けられる。
低圧通路92にはドライヤ94が設けられるとともに、排気バルブ84が設けられた排気通路95が接続される。ドライヤ94は、コンプレッサ80から吐出された圧縮エアに含まれる水分を除去する。これら排気通路95,ドライヤ94,低圧タンク79が、低圧通路92に、直列に、かつ、低圧タンク79が最もエアばね側に位置する状態で設けられる。低圧通路92のドライヤ94と低圧タンク79との間には、コンプレッサ80から低圧タンク79へ向かうエアの流れを許容し逆向きの流れを阻止する逆止弁96が設けられる。
排気通路95は低圧通路92から大気へ向かうエアの流れを許容し、逆向きの流れを阻止する逆止弁97を介して大気に臨まされる。排気通路95に設けられた排気バルブ84は、電磁制御弁たる常閉の電磁開閉弁とされており、ソレノイドの励磁により開状態に切り換えられて排気通路95を開き、エアの大気への流出を許容する。
本実施例においては、低圧タンク79によって低圧源が構成されるが、低圧タンク79と大気との両方によって低圧源が構成されると考えることもできる。
また、高圧通路90,低圧通路92およびコンプレッサ80の間には、方向切換弁98(コンプレッサ80からの圧縮エアの吐出先を切り換える吐出先切換弁と称することができる)が設けられる。方向切換弁98は、コンプレッサ80の吐出側を高圧通路90から遮断して低圧通路92に連通させる位置(圧縮エアを低圧通路92に供給可能な位置であり、低圧側供給位置と称することができる)と、低圧通路92から遮断して高圧通路90に連通させる位置(圧縮エアを高圧通路90に供給可能な位置であり、高圧側供給位置と称することができる)とに切り換え可能なものである。なお、高圧通路90には、コンプレッサ80から高圧タンク85へ向かうエアの流れを許容し、逆向きの流れを阻止する逆止弁99が設けられる。
一方、低圧タンク79とコンプレッサ80とは供給通路102によって接続される。供給通路102には供給制御弁104が設けられる。供給制御弁104は、コンプレッサ80によって圧縮されるエアの供給元を切り換えるバルブであり、コンプレッサ80の吸入側を低圧タンク79から遮断して大気に連通させる位置(大気からエアが供給される位置である)と、低圧タンク79に連通させて大気から遮断する位置(低圧タンク79からエアが供給される位置である)とに切り換え可能なものである。供給制御弁104と大気との間には、フィルタ106,コンプレッサ80に向かうエアの流れを許容し、逆向きの流れを阻止する逆止弁108が設けられる。
低圧タンク79のエア圧は低圧タンク用圧力センサ110によって検出され、高圧タンク85のエア圧は高圧タンク用圧力センサ112によって検出される。
個別流入バルブ82,個別流出バルブ83は、電磁制御弁たる常閉の電磁開閉弁とされており、通常は閉状態にあり、エアばね40のエア室76各々を遮断する。
エアばね40,個別流入バルブ82、個別流出バルブ83も、前後左右の各輪に対応して設けられるが、以下、これらを区別する必要がある場合には、車輪位置を表す符号(FL、FR、RL、RR)を付すこととする。
前記スタビライザ装置10の詳細な構成について図1および図3に基づいて説明する。スタビライザバー26の各々は、それぞれ、車体24の左右方向に延びる基部126と、基部126の先端部から車体24のほぼ前後方向に延びるアーム部128とを備え、基部126に前記ねじりアクチュエータ28設けられる。
図1に示すように、スタビライザバー26の各々において、基部126とアーム部128とは一体をなし、基部126のアーム部128に近い部分(前記先端部)において、車体24に固定的に設けられた支持部材130によって軸線回りに回転可能に支持される。アーム部128の基部126側とは反対側の端部132は、車輪保持装置22に連結されている。詳しくは、アーム部128は、車輪保持装置22のアーム保持部材134に、若干の傾斜が許容される軸線のまわりに回転可能に保持されている。
ねじりアクチュエータ28の各々は、図3に示すように、電動モータ140と、電動モータ140の回転を減速して基部126に伝達する減速装置142とを含む。これら電動モータ140および減速装置142は、ねじりアクチュエータ28のハウジング144内に設けられており、ハウジング144は、車体24に固定されている。また、スタビライザバー26の基部126が減速装置142に接続されている。
電動モータ140は、ハウジング144に軸線方向に移動不能かつ相対回転不能に保持されたステータ150と、ハウジング144に相対回転可能に保持されたロータ152とを含む。ハウジング144内には、同軸にかつ回転可能に中空円筒状の回転軸156が保持され、その回転軸156の外周側にロータ152が固定されている。
減速装置142は、本実施例では波動歯車装置とされている。波動歯車装置は、波動発生器160,フレキシブルギヤ162およびリングギヤ164を備えている。波動歯車装置は公知のものであるため、詳細な図示は省略する。波動発生器160は、楕円状カムの外周にボール・ベアリングがはめられたものであり、入力軸たる回転軸156の外周部に固定されている。フレキシブルギヤ162は、容器状の弾性体であり、容器状の開口部外周に複数の歯が形成されている。フレキシブルギヤ162の底部には、基部126の端部129が固定されている。基部126の端部129は、ハウジング144内の回転軸156内を貫通してハウジング144に回転可能かつ軸線方向に移動不能に保持されており、フレキシブルギヤ162は、上記端部129の回転軸156からの突出端部に固定されている。リングギヤ164は、概してリング状をなし、その内周に複数(フレキシブルギヤ162よりやや多い(例えば2つ多い)数)の歯が形成されており、ハウジング144に固定されている。フレキシブルギヤ162は波動発生器160によって楕円状に弾性変形させられ、楕円の長軸の部分では、リングギヤ164と歯が噛み合い、短軸の部分では、歯が完全に離れた状態となる。波動発生器160が時計方向に1回転(360度)すると、フレキシブルギヤ162はリングギヤ164との歯数の差分だけ反時計方向に回転させられる。
以上の構成から、ねじりアクチュエータ28が作動する場合には、スタビライザバー26の各基部126が車体24に対して相対回転させられ、ねじられる。このねじりにより生じる力は、車輪保持装置22と車体24とを互いに接近させる力あるいは離間させる力として作用する。
回転軸156の、電動モータ140に対して減速装置142とは反対側には、回転位置検出装置たる回転位置センサ170が設けられている。回転位置センサ170は、ハウジング144に対するロータ152の回転位置を検出するものであり、この回転位置から、リングギヤ164とフレキシブルギヤ162との相対回転位置がわかり、結局、ハウジング144とスタビライザバー26との相対回転位置がわかる。
図4に示すように、サスペンションECU30は、実行部、記憶部、入出力部等を含むコンピュータを主体とするものであり、入出力部には、上記車高センサ44、低圧タンク用圧力センサ110、高圧タンク用圧力センサ112、回転位置センサ170、横加速度センサ180、通信装置182、車高調整指示スイッチ183等が接続される。また、ねじりアクチュエータ28の電動モータ140が図示しない駆動回路を介してそれぞれ接続され、エア給排装置42(コンプレッサ80の電動モータ88,個別流入制御バルブ82,個別流出制御バルブ83,排気バルブ84,方向切換弁98,供給制御弁104)が接続される。
横加速度センサ180の検出値により車両のローリング状態が検出される。横加速度センサ180等により旋回状態検出装置が構成される。車高調整指示スイッチ183は、運転者によって操作されるものである。通信装置182は送受信アンテナ等を含むものであり、携帯機184との間で通信が行われる。携帯機184は、運転者等によって所持されることが多く、送受信アンテナ186等を含む。携帯機184から、車両のドアロックを解除する指示を表す情報、車高を高くする指示を表す情報等が、識別情報とともに送信される。これら情報は、運転者の図示しない操作部材の操作によって送信される場合や、携帯機184が車両に対して予め定められた設定領域内に入ったことにより送信される場合(操作部材の操作が行われなくても)等がある。
記憶部には、図5、図7のフローチャートで表される車高調整プログラム等、種々のプログラムおよびデータ等が記憶されている。
車高調整装置12においては、エアばね40を備えたショックアブソーバ46の、エア室76内のエアの量を制御することにより前後左右の4輪の各々についての車高(車体の車輪に対応する部分と車輪保持装置との間の距離)がそれぞれ調整される。エアの量を制御する際には、エアばね40と高圧タンク85,低圧タンク79との間でエアの流入・流出が行われる。
本実施例においては、高圧タンク85、低圧タンク79に蓄えられたエアの圧力が予め定められた設定範囲内に保たれるようにコンプレッサ80の駆動源であるモータ88、方向切換弁98,供給制御弁104等が制御される。
高圧タンク85においては、エア圧PHがPHL<PH<PHHの間に保たれ、低圧タンク79においては、エア圧PLがPLL<PL<PLHの間に保たれる。低圧タンク79のエア圧はエアばね40のエア室76の圧力より低い値に保たれ、高圧タンク85のエア圧は、エア室76のエア圧より高い値に保たれる。換言すれば、低圧タンク79のエア圧の上限値PLHは、エアばね40のエア室76の最低圧PiLより低い値(PiL>PLH)とされ、高圧タンク85に保たれるエア圧の下限値PHLは、エア室76の最高圧PiHより高い値(PiH<PHL)とされる。
高圧タンク85のエア圧PHが上述の設定範囲の下限値PHLより低くなると、供給制御弁104によりコンプレッサ80の吸入側に低圧タンク79が接続され、方向切換弁98によりコンプレッサ80の吐出側が高圧通路90に接続される。低圧タンク79に蓄えられたエアが圧縮されて高圧タンク85に供給される。
低圧タンク79のエア圧PLが設定範囲の下限値PLLより低くなると、供給制御弁104によりコンプレッサ80の吸入側が大気に連通させられ、方向切換弁98によりコンプレッサ80の吐出側が低圧通路92に接続される。コンプレッサ80によって大気が汲み上げられてドライヤ94を経て低圧タンク79に供給される。これによって、エア給排装置42におけるエア不足を解消することができる。低圧タンク79のエア圧が上限値PLHより高くなると、供給制御弁104によってコンプレッサ80の吸入側に低圧タンク79が接続され、排気バルブ84が開状態とされる。それによって、低圧タンク79のエア圧が供給制御弁104,排気バルブ84を経て大気に放出される。
このように、コンプレッサ80,方向切換弁98,供給制御弁104,排気バルブ84等は、低圧タンク79,高圧タンク85の圧力に基づいて制御される。
車高を高くする場合、例えば、車体24の左前輪20FLに対応する部分の車高を高くする場合には、個別流入制御バルブ82FLが開状態とされる。個別流入制御バルブ82FR、RL、RRおよび個別流出制御バルブ83FL、FR、RL、RRは閉状態に保たれる。高圧タンク85に蓄えられた圧縮エアが個別流入制御バルブ82FLを経て左前輪のエアばね40FLのエア室76に供給される。エアばね40FLおよびピストンロッド52が伸長させられて、車輪保持装置22FLに保持された左前輪20FLと車体24との間の距離が増大させられ、車高が高くなる。
車高を低くする場合、例えば、車体24の左前輪20FLに対応する部分の車高を低くする場合には、個別流出制御バルブ83FLが開状態とされる。個別流出制御バルブ83FR、RL、RRおよび個別流入制御バルブ82FL、FR、RL、RRは閉状態に保たれる。エアばね40FLのエア室76のエアが個別流出制御バルブ83FLを経て低圧タンク79に供給される。
車両の旋回時には、スタビライザ装置10において、ねじりアクチュエータ28の作動によって、車体24のローリングモーメントに対抗するモーメントが発生させられ、ローリングが抑制される。横加速度センサ180による検出値である横加速度に基づいてローリングモーメントが演算され、そのローリングモーメントに対抗して車体24のローリングを防止するに必要なスタビライザバー26のねじり角度が決定される。横加速度が0の間は、ねじりアクチュエータ28には電流が供給されず、ねじりアクチュエータ28はスタビライザバー26からの回転モーメントによる回転が許容される。本実施例においては、前輪側と後輪側との少なくとも一方の側の、左側車輪に対応するねじりアクチュエータ28と右側車輪に対応するねじりアクチュエータ28との両方が作動させられてローリングが抑制される。
本実施例のサスペンション装置において、車高を速やかに調整する必要がある場合には、スタビライザ装置10と車高調整装置12との両方が連動して作動させられる。
例えば、車体24の左前輪20FLに対応する部分を高くする場合には、スタビライザバー26FLがねじりアクチュエータ28FLの作動により左前輪20FLに対応する車輪保持装置22FLと車体24との間の距離が大きくなる向きにねじられるとともに、左前輪20FLに対応するエアばね40FLにエアが供給される。車輪保持装置22FLと車体24との間の距離が大きくされることにより、エアばね40FLのエア室76のエア圧が低くなるため、高圧タンク85のエア圧が同じである場合に、これらの間の差圧が大きくなり、圧縮エアの流入流量が大きくなる。車輪保持部材22FLと車体24との間の距離が大きくされない場合に比較して、エアばね40FLのエア室76へ大きな流量でエアを供給することが可能となり、車高が速やかに目標車高に近づけられる。車高が目標車高に達すると、ねじりアクチュエータ28FLへ電流が供給されなくなる。
以下、各輪毎に同様にねじりアクチュエータ28が作動させられるとともに個別流入制御バルブ82が制御され、車高が目標車高に近づけられる。
図5のフローチャートで表される車高調整プログラムは予め定められた設定時間毎に実行される。本実施例においては、この車高調整プログラムは、車両が停止状態にある間実行される。停止状態において、イグニッションスイッチがON状態にある場合とOFF状態にある場合とがある。
ステップ1(以下、S1と略称する。他のステップについても同様とする)において、車高を高くする指示、本実施例においては、高速で車高を高くする指示があるか否かが判定される。例えば、通信装置182において携帯機184から送信された車高を高くする指示を表す情報が受信された場合、車高調整指示スイッチ183が「車高を高くする指示を表す位置」に操作された場合、車高が低い場合から標準車高に復帰させる場合等に車高を速やかに高くする要求があるとされる。例えば、人が乗車する場合に車高が低くされ、その後、予め定められた車高復帰条件が満たされた場合(例えば、運転者により車両の走行開始意図が検出された場合であり、エンジンが作動させられた場合、イグニッションスイッチがOFF状態からON状態に切り換えられた場合等が該当する)等には車高を高くする制御が自動で行われる場合があるが、その場合には、車高を早急に高くする必要があるとされる。
車高を高くする指示があった場合には、S2において、個別流出制御バルブ83が閉状態とされ、S3において、カウンタのカウント値iが1とされる。カウンタのカウント値iは制御対象輪を表すもので、車輪位置に対応する。本実施例においては、カウント値1〜4が、それぞれ、左前輪FL、右前輪FR、左後輪RL、右後輪RRに対応付けられる。カウンタは、車高調整が行われた車輪をカウントするものであると考えることもできる。
S4において、カウント値1に対応する車輪が制御対象車輪(左前輪20FL)とされて、ねじりアクチュエータ28FLに電流が供給されてスタビライザバー26FLが車輪保持装置22FLと車体24との間の距離が大きくなる向きにねじられる。次に、S5において、個別流入制御バルブ82FLが開状態とされ、他の個別流入制御バルブ82FR、RL、RRが閉状態とされる。S6において、左前輪20FLの実際の車高が目標車高に達したか否かが判定される。目標車高に達する以前においては、これらの作動状態が保たれるが、目標車高に達した場合には、S7において、個別流入制御バルブ82FLが閉状態とされるとともにねじりアクチュエータ28FLが非作動状態とされて、カウンタのカウント値が1増加させらる。そして、S8において、カウント値が5以上になったか否かが判定される。最初にS8が実行された場合には、カウント値は2であるため、判定がNOとなり、制御対象輪が右前輪20FRとされて、S4〜6が同様に実行される。以下、同様に繰り返し実行されて、カウント値が5になると、S9において、終了処理が行われる。すべての個別流入制御バルブ82が閉状態とされるとともにすべてのねじりアクチュエータ28には電流が供給されない状態となる。車体24はエアばね40におけるエアの量で決まる高さに保持され、スタビライザバー26は軸線回りの自由な回転が許容される状態とされる。
本実施例においては、図6に示すように、ねじりアクチュエータ28iが作動させられるとともに個別流入制御バルブ82iが開状態とされる。ねじりアクチュエータ28iが利用されない場合は、車高が破線が示すように変化し、車高調整に要する時間がT0であったが、ねじりアクチュエータ28iが作動させられる場合には、車高が実線が示すように変化し、車高調整に要する時間がT1(T1<T0)となる。このように、ねじりアクチュエータを利用することによって、実際の車高を速やかに目標車高に近づけることができ、車高調整に要する時間を短くすることができる。
サスペンションECU30の車高調整プログラムのS4,5を記憶する部分、実行する部分等により連動制御装置が構成される。
車高を低くする場合も同様である。この場合には、図7のフローチャートで表される車高調整プログラムが実行される。車高を低くする場合には、スタビライザバー26が車輪保持装置22と車体24との間の距離を短くする向きにねじられるとともに、エアばね40から個別流出制御バルブ83の制御によりエアが流出させられる。
S21おいて、車高を低くする指示、本実施例においては、早急に車高を低くする要求があるか否かが判定される。例えば、車両の停止状態において、車高調整指示スイッチ183が「車高を低くする指示を表す位置」に操作された場合、携帯機184から車高を低くする指示を表す情報が送信されて通信装置182において受信された場合等に早急に車高を低くする要求があるとされる。また、予め定められた条件が満たされた場合に車高が自動で低くされる場合においても、早急に車高を低くする要求があるとされる場合がある。例えば、車高が高い状態あるいは標準車高にある状態において、乗員が降車する意図があることが検出された場合(例えば、パーキングブレーキが作動させられた場合、シフト位置がパーキング位置に切り換えられた場合、イグニッションスイッチがOFF状態に切り換えられた場合等が該当する)に車高が自動で低くされるが、この場合には、車高を速やかに低くする要求があるとすることができる。また、車高が高い状態から標準高さに復帰させる場合にも速やかに低くする要求があるとすることができる。
車高を低くする指示があった場合には、S22において、すべての個別流入制御バルブ82が閉状態とされる。S23において、上記実施例における場合と同様に、カウンタのカウント値iが1とされる。S24において、カウント値1に対応する車輪が制御対象車輪(左前輪20FL)とされて、ねじりアクチュエータ28FLに電流が供給されてスタビライザバー26FLが車輪保持装置22FLと車体24との間の距離が小さくなる向きにねじられる(車高を高くする場合と逆向きにねじられる)。次に、S25において、個別流出制御バルブ83FLが開状態とされ、他の個別流出制御バルブ83FR、RL、RRが閉状態とされる。S26において、左前輪20FLの実際の車高が目標車高に達したか否かが判定され、目標車高に達した場合には、S27において、個別流出制御バルブ83FLが閉状態とされるとともにねじりアクチュエータ28FLへの供給電流が0とされるとともに、カウンタのカウント値が1増加させられ、S28において、カウント値が5以上になったか否かが判定される。以下、カウント値が5になるまでの間、S24〜26が同様に実行される。カウント値が5になると、S29において、すべての個別流出制御バルブ83が閉状態とされるとともにすべてのねじりアクチュエータ28には電流が供給されない状態となる。
図8に示すように、ねじりアクチュエータ28iが作動させられるとともに個別流出制御バルブ83iが開状態とされる。特に、低圧タンク79の圧力は、エアばね40から流出したエアが供給されるのに伴って高くなるが、低圧タンク79の圧力は、設定範囲の上限値PLHに達するまで排出されることがない。低圧タンク79の圧力とエアばね40の圧力との差が小さくなると、車高を低くするのに要する時間が長くなる。それに対して、本実施例におけるように、ねじりアクチュエータ28が利用されて、エアばね40のエア室76と低圧タンク79との間の圧力差が大きくされるため、ねじりアクチュエータ28が利用されない場合に比較して、車高調整に要する時間を短くすることができる。
車高調整時間を短くすることができれば、特に、携帯機184からの指示で車高を低くする場合に車高調整開始時を遅らせることができるのであり、携帯機184からの情報が確実に受信できた後に車高調整が開始されるようにすることができる。
なお、上記実施例においては、制御対象輪が1輪とされ、車高調整が、各輪毎に行われるようにされていたが、制御対象輪を2輪とし、前輪側の左右輪、あるいは、後輪側の左右輪とすることもできる。制御対象輪が前輪側の左右輪である場合には、例えば、ねじりアクチュエータ28FL、FRの両方を作動させることにより、スタビライザバー26FL、FRの両方をそれぞれ車輪側保持装置22と車体24との間の距離を大きくする向きにねじるとともに、個別流入制御バルブ82FL、FRの両方を開状態として、個別流入制御バルブRL、RRを閉状態とする。このようにすれば、左右前輪に対応する車高を速やかに高くすることができる。車高を低くする場合も同様であり、ねじりアクチュエータ28FL、FRにより、スタビライザバー26FL、FRの両方がそれぞれ車輪側保持装置22と車体24との間の距離が小さくなる向きにねじられるとともに、個別流出制御バルブ83FL、FRの両方が開状態とされて、個別流出制御バルブRL、RRが閉状態とされる。
また、前輪側においては、制御対象輪を、それぞれ、1輪づつ(左側輪または右側輪)とし、後輪側においては、制御対象輪を、左右両輪としてもよい。
さらに、ねじりアクチュエータ28への供給電流は常に一定としたり、目標車高と実車高との差に応じて決まる値としたり、エアばね40のエア室76の圧力と高圧タンク85あるいは低圧タンク79の圧力との差に応じて決まる値としたりすることができる。
車高を低くする場合においては、前述のように、低圧タンク79にエアが供給されるのに伴って圧力が高くなり、低圧タンク79の圧力とエア室76の圧力との差が小さくなる。それに対して、これらの圧力差に応じて、制御対象輪に対応する車輪保持装置22と車体24との間の距離が小さくなるようにすれば、低圧タンク79の圧力が高くなっても、圧力差が小さくなることを回避し、車高調整時間が長くなることを回避することができる。
車高を高くする場合においても同様である。高圧タンク85に蓄えられた圧縮エアが消費されると、高圧タンク85内の圧力が低くなり、高圧タンク85の圧力とエア室76の圧力との間の差が小さくなる。この場合において、これらの圧力差に応じて制御対象輪に対応する車輪保持装置22と車体24との間の距離を大きくすることは有効なことである。なお、高圧タンク85のエア圧の下限値PHLがエア室76のエア圧に対して非常に高く、エア室76の圧力に対してほぼ一定であるとみなし得る場合には、圧力差に応じて制御する必要性は低くなる。
また、車高を高くする場合も低くする場合も、ねじれアクチュエータ28への供給電流が、エア室76の圧力と流体圧源(高圧タンク85、低圧タンク79)の圧力との差が車高調整に伴って低くならないように(例えば、圧力差が設定値以下にならないように)制御されるようにすることもできる。
さらに、上記実施例においては、ねじりアクチュエータ28が作動させられた後に、個別制御バルブ82,83が開状態に切り換えられるようにしたが、この順番を逆にしたり、同時に開始されるようにしたりすることができる。
ねじりアクチュエータ28の作動が先に行われれば、車高を高くする場合にエアばね40への圧縮エアの供給開始時の流量を大きくすることができ、車高を低くする場合にエアばね40からのエアの流出開始時の流量を大きくすることができ、有効である。それに対して、エアばね40におけるエアの流入・流出の途中において、ねじりアクチュエータ28を作動させる場合には、その時点の車輪保持装置22と車体24との間の距離を、流入・流出を促す向きに変化するようにスタビライザバー26をねじることが望ましい。
また、上記実施例においては、実際の車高が目標車高に達した後に、ねじりアクチュエータ28への供給電流が0にされたが、目標車高に達する以前に0にされるようにすることもできる。車高調整装置12の作動時の少なくとも一時期においてねじりアクチュエータ28を作動させれば、作動させない場合に比較して、車高調整時間を短縮することができるのである。
さらに、各輪毎の車高調整が、複数回のアクチュエータの作動によって目標車高に達するように行われるようにすることができる。
また、上記実施例においては、車両の停止状態において車高が調整される場合について説明したが、走行状態において車高が調整される場合にも適用することができる。
さらに、上記実施例においては、前輪側、後輪側のいずれにおいても、スタビライザバー26が左側車輪、右側車輪のそれぞれに対応して設けられたが、前輪側、後輪側の少なくとも一方の側において、スタビライザバーは1つでもよい。スタビライザバーが1つであれば、ねじりアクチュエータも1つでよい。さらに、上記実施例においては、ねじりアクチュエータ28が電動モータを含むものであったが、ロータリシリンダを含み、液圧により作動させられるものとすることができる。その場合の一実施例を図9、10に示す。
本実施例において、前輪側において、右側輪20FRの車輪保持装置22FRと左側輪20FLの車輪保持装置22FLと車体24との間にスタビライザバー200が1つ設けられる。スタビライザバー200は、左側部分202,右側部分204の2つに分割されて、これらの間にねじりアクチュエータとしてのロータリシリンダ210が設けられる。分割されたスタビライザバー200の左側部分202と右側部分204とのいずれか一方がロータリシリンダ210のハウジング212(図10参照)に相対回転不能に取り付けられ、他方がロータ214(ベーン部材と称することもできる)に相対回転不能に取り付けられる。ハウジング212は、車体24に相対回転可能に保持され、スタビライザバー200は、トーションバー部215の両端部付近において車体24に軸線L回りに相対回転可能に支持部材216によって保持される。
ハウジング212は、図9に示すように、車両の幅方向に延びた概して円筒状を成したものであり、ハウジング212の内側に、ロータ214が軸線Lの回りに相対回転可能に配設される。ロータ214は、互いに180度隔たって、ハウジング212の内周面に液密かつ摺動可能に設けられた仕切部材としての2枚のベーン217,218を含む。また、ハウジング212には、2つの仕切部材222,224が、ロータ214に液密かつ摺動可能に設けられる。
ロータリシリンダ210において、仕切部材217,218、仕切部材としてのベーン222,224によって(ハウジング212とロータ214とによって)空間が4つの液圧室230,232,234,236に仕切られる。これらのうちの互いに対角位置にある2つの液圧室230,234が連通路238によって連通させられ、互いに対角位置にある2つの液圧室232,236が連通路240によって連通させられる。2つの液圧室230,234を合わせて第1液圧室242,2つの液圧室232,236を合わせて第2液圧室244と称する。
ロータリシリンダ210には、電磁制御弁248,250を介して液圧源252が接続される。液圧源252は、高圧源254と低圧源としてのリザーバ256とを含む。高圧源254は本実施例においてはポンプ装置を含むが、ポンプ装置とアキュムレータとの少なくとも一方を含むものとすればよい。
電磁制御弁248は、第1液圧室242,第2液圧室244を、それぞれ遮断する遮断位置と、第1液圧室242,第2液圧室244を電磁制御弁250に接続する制御位置とに切り換え可能なものであり、ソレノイドに電流が供給されない状態においては遮断位置にある。遮断位置においては、ハウジング212とロータ214との相対回転が阻止されるため、スタビライザバー200は1本のロッドとして機能する。
電磁制御弁250は、第1液圧室242を高圧源254に接続し、第2液圧室244をリザーバ256に接続する第1位置と、第1液圧室242をリザーバ256に接続し、第2液圧室244を高圧源254に接続する第2位置と、第1液圧室242と第2液圧室244とを互いに連通させるともに、これらを液圧源252から遮断する第3位置とに切り換え可能なものである。第3位置においては、第1液圧室242と第2液圧室244とが連通させられるため、スタビライザバー200の自由な回転が許容される。また、高圧源254がリザーバ256に連通させられるため、高圧源254がポンプである場合にその吐出圧が過大になることが回避される。電磁制御弁248の制御位置において、電磁制御弁250が、第1位置、第2位置、第3位置に切り換えられることにより、スタビライザバー200のねじれ状態が制御される。
電磁制御弁248,250は、サスペンションECU300によって制御される。サスペンションECU300は、図9に示すように、実行部,記憶部,入出力部等を備えたコンピュータを主体とするものであり、入出力部には、上記実施例と同様に、車高センサ44,低圧タンク用圧力センサ110、高圧タンク用圧力センサ112、横加速度センサ180、通信装置182、車高調整指示スイッチ183等が接続されるとともに、液圧センサ310、312が接続される。また、電磁制御弁248,250のソレノイドが接続される。液圧センサ310,312は、第1液圧室242,第2液圧室244の液圧をそれぞれ検出する。第1液圧室242,第2液圧室244の液圧差は、スタビライザバー200のねじりの向き、ねじり角に対応する。
車高を早急に高くする必要がある場合において、制御対象輪が左前輪20FLである場合に、電磁制御弁248,250の制御により第1液圧室242,第2液圧室244のいずれか一方の液圧が高くされて、ロータリシリンダ210によって、スタビライザバー200の左側部分202が右側部分204に対して相対的に、車輪保持装置22FLと車体24との間の距離が大きくなる向きにねじられるとともに、個別制御バルブ82FLが開状態とされて、エアばね40FLにエアが供給される。
次に、第1液圧室242,第2液圧室244の他方の液圧が高くされて、スタビライザバー200の右側部分204が左側部分202に対して相対的に車輪保持装置22FRと車体24との間の距離が大きくなる向きにねじられるとともに、個別制御バルブ82FRが開状態とされて、エアばね40FRにエアが供給される。
例えば、左側部分202がハウジング212に相対回転不能に取り付けられ、右側部分204がロータ214に相対回転不能に取り付けられた場合には、図11に示すように、制御対象輪が左前輪である場合に、電磁制御弁250が第1位置とされ、制御対象輪が右前輪である場合に、第2位置とされる。
また、車高調整が終了した場合には、電磁制御弁248,250のソレノイドに電流が供給されなくなることにより、第1液圧室242と第2液圧室244とが遮断されて、通常の一本のスタビライザバー200としての機能する状態とされる。
車高を早急に低くする必要がある場合において、制御対象輪が左前輪20FLである場合に、電磁制御弁248,250の制御によりロータリシリンダ210によって、スタビライザバー200の左側部分202が右側部分204に対して相対的に、車輪保持装置22FLと車体24との間の距離が小さくなる向きにねじられるとともに、個別流出制御バルブ83FLが開状態とされて、エアばね40FLにエアが供給される。
次に、スタビライザバー200の右側部分204が左側部分202に対して相対的に車輪保持装置22FRと車体24との間の距離が小さくなる向きにねじられるとともに、個別流出制御バルブ83FRが開状態とされて、エアばね40FRにエアが供給される。
例えば、図12に示すように、制御対象輪が左前輪20FLである電磁制御弁250が第2位置とされ、制御対象輪が右前輪20FRである場合に第1位置とされる。
このように、本実施例においては、電磁制御弁248,250の制御によりロータリアクチュエータ210の作動状態を切り換えることにより、スタビライザバー200のねじりの向きが変えられる。それによって、左側車輪に対応する車輪保持装置22FLと車体24との間の距離が変化させられたり、右側車輪に対応する車輪保持装置22FRと車体24との間の距離が変化させられたりする。
なお、本実施例においては、制御対象輪が1輪である場合について説明したが、前輪側の1輪と後輪側の1輪との合計2輪とすることもできる。この場合には、右側と左側とのいずれか一方の側における前後輪とすることが望ましい。
また、図1に記載の実施例において、ねじりアクチュエータをロータリシリンダを含むものとしたり、図9、10に記載の実施例において、ねじりアクチュエータを電動モータを含むものとしたりすることができる。
さらに、スタビライザ装置10は、前輪側と後輪側とにそれぞれ設けなくても、いずれか一方の側に設け、他方の側に設けられないようにしてもよい。
また、上記実施例においては、車高を高くする場合と低くする場合との両方において、ねじりアクチュエータ28が作動させられるようにされていたが、高くする場合と低くする場合とのいずれか一方の場合に作動させられ、他方の場合には作動させられないようにすることができる。
さらに、上記実施例においては、車高調整装置12において、低圧タンク79,高圧タンク85の両方が設けられていたが、これらは不可欠ではない。低圧タンク79,高圧タンク85のいずれか一方が設けられた場合、両方とも設けられない場合にも適用することができる。
高圧タンク85が設けられない場合には、コンプレッサ80の吐出側が個別流入制御バルブ82を介してエアばね40のエア室76に接続されることになるため、コンプレッサ80の吐出圧はほぼ一定であるとみなすことができる。この場合においてもねじりアクチュエータ28の作動により車輪保持装置と車体との間の距離を大きくすれば、コンプレッサ80とエア室76との間の圧力差を大きくすることができ、車高を高くするのに要する時間を短くすることができる。なお、コンプレッサ80の吐出圧は、車高調整中において、ほぼ一定であると考えることができる。
低圧タンク79が設けられない場合には、エアばね40のエア室76から大気にエアが排気される。この場合においても、エア通路の流路面積等により速やかに車高を低くすることができない場合があるが、車輪保持装置と車体との間の距離を小さくすれば、エア室と大気との間の圧力差を大きくすることができ、車高を低くするのに要する時間を短くすることができる。
その他、本発明は、前述に記載の態様の他、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。
本発明の一実施例であるサスペンション装置を概念的に示す図である。 上記サスペンション装置に含まれる流体アクチュエータの断面図である。 上記サスペンション装置に含まれるねじりアクチュエータの断面図である。 上記サスペンション装置に含まれるエア給排装置の回路図である。 上記サスペンション装置の制御装置の記憶部に記憶される車高調整プログラムを表すフローチャートである。 上記サスペンション装置における一制御例を表す図である。 上記サスペンション装置の制御装置の記憶部に記憶される別の車高調整プログラムを表すフローチャートである。 上記サスペンション装置における別の一制御例を表す図である。 上記サスペンション装置に含まれる別のスタビライザ装置を概念的に示す図である。 図9のaa断面図である。 上記サスペンション装置における一制御例を表す図である。 上記サスペンション装置における別の一制御例を表す図である。
符号の説明
10:スタビライザ装置 12:車高調整装置 22:車輪保持装置 24:車体 26,200:スタビライザバー 28:ねじりアクチュエータ 30,300:サスペンションECU 40:エアばね 42:エア給排装置 82:個別流入制御バルブ 83:個別流出制御バルブ 79:低圧タンク 85:高圧タンク 248,250:電磁制御弁

Claims (5)

  1. 左側車輪と右側車輪とをそれぞれ保持する2つの車輪保持装置と車体との間にそれぞれ設けられ、それら2つの車輪保持装置と車体との間の距離である車高を変更する2つの流体アクチュエータと、それら2つの流体アクチュエータにおける流体の流入・流出をそれぞれ制御することにより、車高をそれぞれ制御する流入・流出制御装置とを備えた車高調整装置と、
    前記2つの車輪保持装置と車体との間に設けられた少なくとも1つのスタビライザバーと、それら少なくとも1つのスタビライザバーにそれぞれねじれを生じさせる少なくとも1つのねじりアクチュエータと、その少なくとも1つのねじりアクチュエータの作動状態を制御するねじり制御装置とを備えたスタビライザ装置と、
    前記左側車輪と右側車輪との少なくとも一方である制御対象輪についての車高を調整する際に、前記制御対象輪に対応して設けられた前記流体アクチュエータにおける流体の流入と流出との少なくとも一方を生じさせるとともに、前記少なくとも1つのねじりアクチュエータを制御することにより、前記少なくとも1つのスタビライザバーにねじれを生じさせて前記制御対象輪の車輪保持装置と車体との間の距離を、前記流体の流入と流出との少なくとも一方を促す向きに変化させる連動制御装置と
    を含むことを特徴とするサスペンション装置。
  2. 前記スタビライザバーが、前記2つの車輪保持装置の各々と車体との間にそれぞれ1つずつ設けられ、前記ねじりアクチュエータが、前記2つのスタビライザバーにそれぞれ対応して設けられた請求項1に記載のサスペンション装置。
  3. 前記スタビライザバーが、前記2つの車輪保持装置の間に車体を通って設けられ、前記ねじりアクチュエータが、その1つのスタビライザバーに設けられた請求項1に記載のサスペンション装置。
  4. 前記連動制御装置が、前記制御対象輪を、前記左側車輪と右側車輪とのいずれか一方に決定し、それら左側車輪と右側車輪とにそれぞれ対応する車高を別個に調整する個別制御部を含む請求項1ないし3のいずれか1つに記載のサスペンション装置。
  5. 前記連動制御装置が、前記制御対象輪に対応する車輪保持装置と車体との間の距離が目標値で決まる設定値に達した後に、前記ねじりアクチュエータを非作動状態とする連動制御終了部を含む請求項1ないし4のいずれか1つに記載のサスペンション装置。
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