JP6268777B2 - エアサスペンション装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エアサスペンション装置に関し、特に、車両の各車輪に装着した空気ばね装置への空気の給排を制御して車高を調整するエアサスペンション装置に係る。
車両のエアサスペンションに関し、例えば下記の特許文献1には「自動車等の車輌のエアサスペンションは、従来より一般に、各輪に対応して設けられたエアスプリングと、圧縮空気供給源及び制御弁を含みエアスプリングに対し圧縮空気を給排する圧縮空気給排装置とを有している。かかるエアサスペンションの圧縮空気給排装置の一つとして、例えば特開平3−167660号公報に記載されている如く、圧縮空気を貯容する低圧タンク及び高圧タンクと、大気より補給される空気を圧縮して低圧タンクへ供給し或いは低圧タンク内の圧縮空気を更に圧縮して高圧タンクへ供給するコンプレッサと、高圧タンクとコンプレッサとの間に配置された乾燥装置とを有するエアサスペンションの圧縮空気給排装置が従来より知られている。」と記載されている(特許文献1の段落〔0002〕)。
そして、特許文献1に記載の圧縮空気給排装置により「低圧タンク内の圧力は大気圧よりも高く且エアスプリング内の圧力よりも低い圧力に維持され、高圧タンク内の圧力は低圧タンク内の圧力よりも高くしかもエアスプリング内の圧力よりも高い設定下限値以上の圧力に維持され、車高を増大させるには第一の制御弁によって第二の供給導管が連通されることにより高圧タンク内の圧縮空気がエアスプリングに対し供給され、車高を低減する場合には第二の制御弁によって排出導管が連通されることによりエアスプリング内の圧縮空気が低圧タンクへ排出される(車高制御モード)」と記載されている(同段落〔0007〕)。更に、「かくしてエアスプリングに対する圧縮空気の給排が繰返し行われることにより高圧タンク内の圧力がその設定下限値未満に低下すると、第一及び第二の切換弁が第二の位置に切換えられ、その状態にてコンプレッサが作動されることにより、低圧タンク内の比較的低い圧力の圧縮空気が高い圧力に加圧された状態で高圧タンクへ供給され、これにより高圧タンク内の圧力が設定下限値以上の圧力に昇圧される(高圧補給モード)」と記載されている(同段落〔0008〕)。
特開平6−297928号公報
上記の圧縮空気給排装置を特許文献1の図面の符合を括弧内に付して要約すると、コンプレッサ(20)とエアスプリング(10)の間に低圧タンク(16)と高圧タンク(18)が介装され、車高を増加させるときは、高圧タンク(18)からエアスプリング(10)に圧縮空気を供給し、車高を減少させるときは、開閉弁(60)を切換えて、エアスプリング(10)の圧縮空気を低圧タンク(16)に排出するように構成されている。そして、繰り返して車高を増減させて、高圧タンク(18)内の圧力が所定値以下になると、コンプレッサ(20)を作動させ、低圧タンク(16)内の圧縮空気を高圧タンク(18)に戻すように構成されている。
然しながら、上記特許文献1に記載の装置によれば、高圧タンク(18)内の圧力が所定値付近にあるときや、コンプレッサ(20)を作動させて低圧タンク(16)内の圧縮空気を高圧タンク(18)に戻す間は車高調整ができず、待ち時間が発生する場合がある。また、繰り返して車高を増減させると、高圧タンク(18)及び低圧タンク(16)内の圧力が変化するため、各タンク内圧とエアスプリング内圧との差圧が小さくなり、車高調整時間が変化することになる。
そこで、本発明は、車両の各車輪に装着した空気ばね装置への空気の給排を制御して車高を調整するエアサスペンション装置において、従前の高圧タンク及び低圧タンクを必要とすることなく、簡単な構成で迅速に車高を増減し得るエアサスペンション装置を提供することを課題とする。
上記の課題を達成するため、本発明は、車両の各車輪に装着し空気室を有する空気ばね装置を備え、該空気ばね装置への空気の給排を制御して車高を調整するエアサスペンション装置において、空気を圧縮して吐出するコンプレッサと、該コンプレッサを前記空気ばね装置の各空気室に連通接続する給排流路と、該給排流路に連通接続する第1の蓄圧室と、大気に連通する大気圧室と、該大気圧室に隣接し前記第1の蓄圧室に連通する第2の蓄圧室を有し当該給排流路内及び前記各空気室内の圧力を蓄圧する可変容量蓄圧容器と、該可変容量蓄圧容器内の前記第1の蓄圧室、大気圧室及び第2の蓄圧室の容量を変化させる駆動装置と、前記給排流路に介装して前記各空気室への空気の給排を制御する各輪開閉弁と、該各輪開閉弁と前記可変容量蓄圧容器との間の前記給排流路に介装して当該流路を開閉する給排開閉弁と、前記各輪開閉弁と前記コンプレッサとの間の前記給排流路に介装して当該流路を開閉する供給開閉弁と、該供給開閉弁、前記給排開閉弁及び前記各輪開閉弁の切換制御を行うと共に、前記コンプレッサ及び前記駆動装置の駆動制御を行い、前記各車輪に装着した空気ばね装置を制御する制御装置とを備えることとしたものである。
上記のエアサスペンション装置において前記可変容量蓄圧容器は、前記第1の蓄圧室を形成する内筒と、該内筒に摺動可能に嵌合し当該内筒との間に前記第2の蓄圧室を形成する外筒と、該外筒に支持し前記内筒内を摺動するピストンとを備え、該ピストンと前記内筒との間に前記大気圧室を形成し、前記第1の蓄圧室を前記第2の蓄圧室に連通接続すると共に前記給排流路に連通接続する構成とするとよい。
前記駆動装置は、前記内筒に対して前記外筒を軸方向に駆動し、前記第1の蓄圧室、大気圧室及び第2の蓄圧室の容量を変化させる構成とし、具体的には、前記外筒に固着したナットと、該ナットに螺合し送り螺子機構を構成する螺子軸と、該螺子軸を回転駆動するモータとを備えたものとするとよい。あるいは、前記可変容量蓄圧容器は、前記第1の蓄圧室を形成する内筒と、該内筒に摺動可能に嵌合し当該内筒との間に前記第2の蓄圧室を形成する外筒と、該外筒に支持し前記内筒内を摺動するピストンとを備えたものとし、該ピストンと前記内筒との間に流体圧室を形成して成り、前記駆動装置は、前記ピストンを前記外筒に支持し前記流体圧室に連通する中空軸と、該中空軸を介して流体を給排することによって、前記内筒に対して前記外筒を軸方向に駆動し、前記第1の蓄圧室及び第2の蓄圧室の容量を変化させる流体圧装置を備えたものとし、前記第2の蓄圧室を前記第1の蓄圧室と共に前記給排流路に連通接続する構成としてもよい。
また、本発明は、車両前方及び車両後方の各車輪に装着し空気室を有する空気ばね装置を備え、該空気ばね装置への空気の給排を制御して車高を調整するエアサスペンション装置において、空気を圧縮して吐出するコンプレッサと、該コンプレッサを前記車両前方の各車輪に装着した空気ばね装置の各空気室に夫々連通接続する第1の給排流路、及び当該コンプレッサを前記車両後方の各車輪に装着した空気ばね装置の各空気室に夫々連通接続する第2の給排流路と、前記第1の給排流路に連通接続する第1の蓄圧室と、大気に連通する大気圧室と、該大気圧室に隣接し前記第2の給排流路に連通接続する第2の蓄圧室を有し、前記第1の給排流路及び第2の給排流路内、並びに夫々に連通接続する前記各空気室内の圧力を個別に蓄圧する可変容量蓄圧容器と、該可変容量蓄圧容器内の前記第1の蓄圧室、大気圧室及び第2の蓄圧室の容量を変化させる駆動装置と、前記第1の給排流路に介装し、前記車両前方の各車輪に装着した空気ばね装置への空気の給排を夫々制御する前輪側の各輪開閉弁と、前記第2の給排流路に介装し、前記車両後方の各車輪に装着した空気ばね装置への空気の給排を夫々制御する後輪側の各輪開閉弁と、前記前輪側の各輪開閉弁及び後輪側の各輪開閉弁と前記可変容量蓄圧容器との間の前記第1の給排流路及び前記第2の給排流路に介装して夫々当該流路を開閉する第1の給排開閉弁及び第2の給排開閉弁と、前記前輪側の各輪開閉弁及び後輪側の各輪開閉弁と前記コンプレッサとの間の前記第1の給排流路及び第2の給排流路に介装して夫々当該流路を開閉する第1の供給開閉弁及び第2の供給開閉弁と、該第1の供給開閉弁及び第2の供給開閉弁、前記第1の給排開閉弁及び第2の給排開閉弁、並びに前記前輪側の各輪開閉弁及び後輪側の各輪開閉弁の切換制御を行うと共に、前記コンプレッサ及び前記駆動装置の駆動制御を行い、前記車両前方の各車輪に装着した空気ばね装置を制御すると共に、前記車両後方の各車輪に装着した空気ばね装置を制御する制御装置とを備えたものとしてもよい。
上記のエアサスペンション装置において前記可変容量蓄圧容器は、前記第1の蓄圧室を形成する内筒と、該内筒に摺動可能に嵌合し当該内筒との間に前記第2の蓄圧室を形成する外筒と、該外筒に支持し前記内筒内を摺動するピストンとを備え、該ピストンと前記内筒との間に前記大気圧室を形成する構成とするとよい。
前記駆動装置は、前記内筒に対して前記外筒を軸方向に駆動し、前記第1の蓄圧室、大気圧室及び第2の蓄圧室の容量を変化させる構成とし、具体的には、前記外筒に固着したナットと、該ナットに螺合し送り螺子機構を構成する螺子軸と、該螺子軸を回転駆動するモータとを備えたものとするとよい。あるいは、前記可変容量蓄圧容器は、前記第1の蓄圧室を形成する内筒と、該内筒に摺動可能に嵌合し当該内筒との間に前記第2の蓄圧室を形成する外筒と、該外筒に支持し前記内筒内を摺動するピストンとを備えたものとし、該ピストンと前記内筒との間に流体圧室を形成して成り、前記駆動装置は、前記ピストンを前記外筒に支持し前記流体圧室に連通する中空軸と、該中空軸を介して流体を給排することによって、前記内筒に対して前記外筒を軸方向に駆動し、前記第1の蓄圧室及び第2の蓄圧室の容量を変化させる流体圧装置を備えたものとし、前記第1の蓄圧室を前記第1の給排流路に連通接続すると共に、前記第2の蓄圧室を前記第2の給排流路に連通接続する構成としてもよい。
本発明は上述のように構成されているので以下の効果を奏する。即ち、本発明のエアサスペンション装置においては、コンプレッサを各空気室に連通接続する給排流路に連通接続し給排流路内及び各空気室内の圧力を蓄圧する可変容量蓄圧容器と、その蓄圧容量を変化させる駆動装置を備え、制御装置によって、前述の供給開閉弁、給排開閉弁及び各輪開閉弁の切換制御を行うと共に、コンプレッサ及び駆動装置の駆動制御を行い、各車輪に装着した空気ばね装置を制御するように構成されているので、従前の高圧タンク及び低圧タンクを必要とすることなく、簡単な構成で迅速に車高を増減することができる。特に、空気ばね装置の各空気室に対し可変容量蓄圧容器内の圧縮空気が直接給排されるので、車高を迅速に増減することができ、車高調整時間のばらつきを低減することができる。しかも、可変容量蓄圧容器内の圧縮空気は定積載時の車高増加に必要な圧力とすればよく、従来装置に供される高圧タンク、即ち、加圧を繰り返すために高圧に維持すべき蓄圧容器は必要ないので、蓄圧容器の耐圧強度が緩和される。また、従来装置に供される低圧タンクも不要であるので、蓄圧容器全体としての軽量化が可能であり、車両への搭載スペースも低減される。更に、コンプレッサは可変容量蓄圧容器内の圧力が所定圧を下まわったときにのみ駆動すればよく、しかも、その吐出圧は定積載時の車高増加に必要な圧力で足り、これより高圧の吐出圧が要求される従来のコンプレッサに比し、作動頻度を低減し得るだけでなく、吐出圧能力の低減が可能であるので、コンプレッサの耐久性が向上する。上記の可変容量蓄圧容器は、前述の第1の蓄圧室、大気圧室及び第2の蓄圧室を有し、これらの容量を駆動装置によって変化させるように構成されているので、簡単な構成で安価な装置とすることができる。
上記のエアサスペンション装置において可変容量蓄圧容器は、前述の内筒、外筒及びピストンを備えたものとし、ピストンと内筒との間に大気圧室を形成し、第1の蓄圧室を第2の蓄圧室に連通接続すると共に給排流路に連通接続する構成とすれば、製造及び組付が容易で安価な装置とすることができる。また、駆動装置としては、送り螺子機構とモータを備えたものすれば簡単な機構で確実な作動を確保することができ、流体圧装置を用いることとすれば、容器側を簡単な構成とすることができる。
また、コンプレッサを車両前方の各車輪に装着した空気ばね装置の各空気室に夫々連通接続する第1の給排流路及び車両後方の各車輪に装着した空気ばね装置の各空気室に夫々連通接続する第2の給排流路に夫々介装し、第1の給排流路及び第2の給排流路内、並びに夫々に連通接続する各空気室内の圧力を個別に蓄圧する第1の蓄圧室及び第2の蓄圧室を有する可変容量蓄圧容器と、その第1の蓄圧室及び第2の蓄圧室の容量を変化させる駆動装置を備え、制御装置によって、前述の第1及び第2の給供給開閉弁、第1及び第2の給排開閉弁並びに前輪側及び後輪側の各輪開閉弁の切換制御を行うと共に、コンプレッサ及び駆動装置の駆動制御を行い、車両前方の各車輪に装着した空気ばね装置を制御すると共に、車両後方の各車輪に装着した空気ばね装置を制御するように構成すれば、上記のエアサスペンション装置による効果に加え、以下の効果を奏することができる。即ち、第1の蓄圧室及び第2の蓄圧室内を夫々車両の前輪側と後輪側の荷重配分に応じた圧力で蓄圧し、第1の給排流路及び第2の給排流路を介して前輪側の空気ばね装置と後輪側の空気ばね装置に対し、前後輪の荷重配分に応じた圧縮空気を給排し、前後輪を略同時に昇降することができるので、車体のピッチ方向の動きが少なく、迅速且つ安定した昇降作動を確保することができる。上記の可変容量蓄圧容器は、前述の第1の蓄圧室、大気圧室及び第2の蓄圧室を有し、これらの容量を駆動装置によって変化させるように構成されているので、簡単な構成で安価な装置とすることができる。
上記の前後輪の荷重配分に応じた圧縮空気を給排するエアサスペンション装置において可変容量蓄圧容器は、前述の内筒、外筒及びピストンを備えたものとし、ピストンと内筒との間に大気圧室を形成する構成とすれば、製造及び組付が容易で安価な装置とすることができる。また、駆動装置としては、送り螺子機構とモータを備えたものすれば簡単な機構で確実な作動を確保することができ、流体圧装置を用いることとすれば、容器側を簡単な構成とすることができる。
本発明の一実施形態に係るエアサスペンション装置の全体構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に供し得る可変容量蓄圧容器の別の態様を示す断面図である。 本発明の他の実施形態におけるエアサスペンション装置の全体構成を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に供し得る可変容量蓄圧容器の別の態様を示す断面図である。
以下、本発明の望ましい実施形態について図面を参照して説明する。本発明の一実施形態に係るエアサスペンション装置の全体構成を図1に示す。本実施形態のエアサスペンション装置は、車両の四つの車輪(右側前輪をFR、左側前輪をFL、右側後輪をRR、左側後輪をRLで示し、図1では各車輪の支持部のみを表す)に夫々、空気室11乃至14を有する空気ばね装置A1乃至A4が配設され、各空気室11乃至14は給排流路2を介してコンプレッサ3に連通接続されると共に、可変容量蓄圧容器4に連通接続されている。この可変容量蓄圧容器4の蓄圧容量は駆動装置5によって変化するよう構成されているが、これらの構成については後に詳述する。各空気室11乃至14に連通接続される給排流路2には、夫々各空気室11乃至14への空気の給排を制御する各輪開閉弁61乃至64が介装されている。更に、各輪開閉弁61乃至64と可変容量蓄圧容器4との間の給排流路2には、当該流路2を開閉する給排開閉弁7が介装され、各輪開閉弁61乃至64とコンプレッサ3との間の給排流路2には、当該流路2を開閉する供給開閉弁8が介装されている。本実施形態においては、図1に示すように、各輪開閉弁61乃至64、給排開閉弁7及び供給開閉弁8は常閉の電磁開閉弁で構成されている。これらの各輪開閉弁61乃至64、給排開閉弁7及び供給開閉弁8は、後述するように制御装置9によって切換制御されると共に、制御装置9によってコンプレッサ3及び駆動装置5が駆動制御され、各車輪の空気ばね装置A1乃至A4が制御される。
上記のコンプレッサ3は、空気供給源に供される一般的なコンプレッサと同様、モータ31によってポンプ32が駆動されると、ドライヤ33及び逆止弁34を介して、乾燥した加圧(圧縮)空気が出力されるように構成されている。また、コンプレッサ3の非駆動時に、常閉の電磁開閉弁で構成された排気弁35が開位置とされると、オリフィス36及びドライヤ33を介して空気が排出されるように構成されており、この空気の排出時にドライヤ33が再生される。尚、給排流路2には圧力センサPが連通接続されており、圧力センサPの検出圧力が所定圧を下回ったときには、制御装置9によってモータ31が起動されてポンプ32が駆動されるように構成されている。
本実施形態の可変容量蓄圧容器4は、図1に断面を示すように、円筒体のハウジング40内に、第1の蓄圧室V1を形成する内筒41と、この内筒41に摺動可能に嵌合され内筒41との間に第2の蓄圧室V2を形成する外筒42と、この外筒42に支持され内筒41内を摺動するピストン43を備えており、ピストン43と内筒41との間に大気圧室V3が形成されている。ピストン43を支持するロッド44には、大気圧室V3をハウジング40内の空間V4(大気圧)にフィルタ47を介して連通接続する連通路45と、第1の蓄圧室V1を第2の蓄圧室V2に連通接続する連通路46(開口46aで第1の蓄圧室V1に連通し、開口46bで第2の蓄圧室V2に連通)が形成されており、更に、第1の蓄圧室V1は連通孔41aを介して給排流路2に連通接続されている。
本実施形態の駆動装置5は、外筒42に固着されたナット51と、このナット51に螺合し送り螺子機構50を構成する螺子軸52と、この螺子軸52を回転駆動するモータ53を備え、モータ53の回転に応じてナット51を螺子軸52の軸方向に駆動し、内筒41に対して外筒42を軸方向に駆動することにより、後述するように第1の蓄圧室V1、大気圧室V3及び第2の蓄圧室V2の容量を変化させ得る構成とされている。螺子軸52の一端側とモータ53との間には、モータ53の回転運動を螺子軸52の軸を中心とする回転運動に変換する運動変換機構54が介装されており、この運動変換機構54及びモータ53がハウジング40の一端側に支持されると共に、螺子軸52の他端側を回転可能に支持する環状支持部55がハウジング40の他端側に支持されている。尚、ハウジング40の他端側にはカバー40aが固着されている。
而して、駆動装置5のモータ53を回転駆動すると螺子軸52が軸を中心に回転し、その回転に応じてナット51が螺子軸52の軸方向に移動し、ナット51と共に外筒42及びピストン43が軸方向移動する。例えば、外筒42及びピストン43が、図1に実線で示す状態を中立位置として、図1の右方向に移動すると、大気圧室V3が縮小すると共に第1の蓄圧室V1及び第2の蓄圧室V2が拡張し、ピストン43が図1右側の二点鎖線の位置となったときに両室の容量が最大となる。このとき、第1の蓄圧室V1と第2の蓄圧室V2は連通路46(及び開口46a、46b)を介して連通しているので、両室内は同圧に維持されている。逆に、外筒42及びピストン43が図1の左方向に移動すると、大気圧室V3が拡張すると共に第1の蓄圧室V1及び第2の蓄圧室V2が縮小し、ピストン43が図1左側の二点鎖線の位置となったときに両室の容量が最小となる。
本実施形態の制御装置9は、マイクロコンピュータ(図示せず)によって構成され、ROM(図示せず)が各種制御に対応したプログラムを記憶し、CPU(図示せず)にて当該プログラムを実行し、RAM(図示せず)が当該プログラムの実行に必要な変数データを一時的に記憶する電子制御ユニットECUを有し、車両の乗員(運転者を含む。以下同様)による車高減少(降下)指令及び車高増加(上昇)指令を行うためのマニュアルスイッチSW、あるいは車高センサHSの検出信号に応じて、上記の各輪開閉弁61乃至64、給排開閉弁7及び供給開閉弁8が切換制御されると共に、コンプレッサ3及び駆動装置5の駆動制御が行なわれる。更に、車両の乗員による車高減少指令及び車高増加指令を検出する検出手段として、例えば、電子制御ユニットECU内において乗員の意向に応じた検出信号(例えば、運転者がイグニッションキーを保持した状態で車両のドアに接触したことを検出する信号)を出力し得るように構成することができる。
上記の構成になるエアサスペンション装置の作動を説明すると、常態では図1に示すように各開閉弁は閉位置にあり、可変容量蓄圧容器4の外筒42及びピストン43が図1に実線で示す中立位置にあって、第1の蓄圧室V1及び第2の蓄圧室V2内が所定圧以上であるときには、コンプレッサ3は非作動状態(停止状態)に維持されている。この状態で、車高センサHSの検出信号やマニュアルスイッチSWの操作等に応じて、電子制御ユニットECUにて車高増加(上昇)指令が検出されると、給排開閉弁7及び各輪開閉弁61乃至64が開位置とされると共に、外筒42及びピストン43が図1の左方向に移動するように駆動装置5が駆動され、大気圧室V3が拡張すると共に第1の蓄圧室V1及び第2の蓄圧室V2が縮小する。この結果、第1の蓄圧室V1及び第2の蓄圧室V2内の圧縮空気が給排流路2を介して空気室11乃至14内に供給され、空気室11乃至14が拡張して車高が増加(上昇)する。そして、目標の車高値に到達すると、駆動装置5が停止されると共に、給排開閉弁7及び各輪開閉弁61乃至64が閉位置とされる。
一方、車高減少(降下)指令が検出されると、給排開閉弁7及び各輪開閉弁61乃至64が開位置とされると共に、外筒42及びピストン43が図1の右方向に移動するように駆動装置5が駆動され、第1の蓄圧室V1及び第2の蓄圧室V2が拡張すると共に大気圧室V3が縮小する。この結果、空気室11乃至14内の圧縮空気が給排流路2を介して第1の蓄圧室V1及び第2の蓄圧室V2に排出され、空気室11乃至14が縮小して車高が減少(降下)する。そして、目標の車高値に到達すると、駆動装置5が停止されると共に、給排開閉弁7及び各輪開閉弁61乃至64が閉位置とされる。
上記の作動とは関係なく、圧力センサPの検出圧力が所定圧を下回ったときには、駆動装置5は停止状態のままで(駆動中のときは停止後)、各輪開閉弁61乃至64が閉位置の状態で(開位置のときは閉位置とされ)、給排開閉弁7及び供給開閉弁8が開位置とされて、コンプレッサ3が駆動される。これにより、給排流路2(ひいては可変容量蓄圧容器4)内に圧縮空気が供給されて圧力が上昇し、圧力センサPの検出圧力が所定圧以上となると、コンプレッサ3が停止されると共に、供給開閉弁8が閉位置とされる。而して、給排流路2並びに第1の蓄圧室V1及び第2の蓄圧室V2内が所定圧に維持される。
図2は、上記図1の実施形態に供され得る可変容量蓄圧容器の別の態様(4xで表す)を示すもので、図1の態様と実質的に同一の構成部品については同一の符合を付している。即ち、本実施形態の可変容量蓄圧容器4xも図1の態様と同様、円筒体のハウジング40内に、第1の蓄圧室V1を形成する内筒41と、この内筒41に摺動可能に嵌合され内筒41との間に第2の蓄圧室V2を形成する外筒42と、この外筒42に支持され内筒41内を摺動するピストン43を備えている。本実施形態においては、ピストン43と内筒41との間に流体圧室V5が形成されており、ピストン43を支持するロッド44xは中空軸で、開口46d、46eを介して流体圧室V5を流体圧装置5xに連通接続する流路が形成されている。そして、内筒41に対して外筒42を軸方向に駆動し、第1の蓄圧室V1及び第2の蓄圧室V2の容量を変化させる流体圧装置5xを備えており、第1の蓄圧室V1及び第2の蓄圧室V2が夫々開口41a及び42aを介して両者共に給排流路2に連通接続されている。本実施形態の流体圧装置5xは、油圧ポンプ5x1と油(流体)を給排する給排開閉弁5x2を備えており、中空軸のロッド44xを介して油を給排することによって、内筒41に対して外筒42及びピストン43を軸方向に駆動し得るように構成されている。尚、本実施形態では、ハウジング40内に位置センサSが配設されており、内筒41に対する外筒42(ピストン43)の相対位置が検出され、その検出結果に応じて油圧ポンプ5x1が駆動制御される。
而して、本実施形態においては、乗降性向上や荷役作業性向上のための車高調整時に、空気ばね装置A1乃至A4の各空気室11乃至14に対し可変容量蓄圧容器4(又は4x)内の圧縮空気が直接給排されるので、車高を迅速に増減することができ、車高調整時間のばらつきを低減することができる。特に、可変容量蓄圧容器4(又は4x)内の圧縮空気は定積載時(最大積載量搭載時)の車高増加に必要な圧力とすればよく、従来装置に供される高圧タンク(即ち、加圧を繰り返すために所定圧以上の高圧に維持すべき蓄圧容器)は必要ないので、蓄圧容器の耐圧強度が緩和される。また、本実施形態においては、従来装置に供される低圧タンクも不要であるので、蓄圧容器全体としての軽量化が可能であり、車両への搭載スペースも低減される。
更に、コンプレッサ3は可変容量蓄圧容器4(又は4x)内の圧力が所定圧を下まわったときにのみ駆動すればよく、しかも、その吐出圧は定積載時の車高増加に必要な圧力で足り、これより高圧の吐出圧が要求される従来のコンプレッサに比し、作動頻度を低減し得るだけでなく、吐出圧能力の低減が可能であるので、コンプレッサの耐久性が向上する。また、従来装置においては、低圧タンクから高圧タンクに空気を供給するためにコンプレッサの構造を変更し、調整弁等を配設する必要があったが、本実施形態によれば上記の可変容量蓄圧容器4(又は4x)を配設するだけでよく、既存のエアサスペンション装置に対し容易に付設することができる。
図3は本発明の他の実施形態に係るエアサスペンション装置の全体構成を示すもので、図1の実施形態と実質的に同一の構成部品については同一の符合を付している。本実施形態においては、車両前方側の車輪FR、FLに夫々、空気室11、12を有する空気ばね装置A1、A2が配設されると共に、車両後方側の車輪RR、RLに夫々、空気室13、14を有する空気ばね装置A3、A4が配設され、空気室11、12に夫々連通接続する第1の給排流路21と、空気室13、14に夫々連通接続する第2の給排流路22が設けられ、第1の給排流路21に前輪側の各輪開閉弁61、62が介装され、第2の給排流路22に後輪側の各輪開閉弁63、64が介装されている。車両前方側の車輪FR、FLに装着した空気ばね装置A1、A2の各空気室11、12は第1の給排流路21を介してコンプレッサ3に連通接続されると共に、車両後方側の車輪RR、RLに装着した空気ばね装置A1、A2の各空気室13、14は第2の給排流路22を介してコンプレッサ3に連通接続されている。また、第1の給排流路21及び第2の給排流路22には、夫々第1の給排流路21及び第2の給排流路22内の圧力を個別に蓄圧する第1の蓄圧室V1及び第2の蓄圧室V2を有する可変容量蓄圧容器4yと、第1の蓄圧室V1及び第2の蓄圧室V2の容量を変化させる駆動装置5が配設されている。
そして、前輪側の各輪開閉弁61、62と可変容量蓄圧容器4yとの間の第1の給排流路21には、流路21を開閉する第1の給排開閉弁71が介装され、後輪側の各輪開閉弁63、64と可変容量蓄圧容器4yとの間の第2の給排流路22には、流路22を開閉する第2の給排開閉弁72が介装されている。更に、前輪側の各輪開閉弁61、62とコンプレッサ3との間の第1の給排流路21には、流路21を開閉する第1の供給開閉弁81が介装され、後輪側の各輪開閉弁63、64とコンプレッサ3との間の第2の給排流路22には、流路22を開閉する第2の供給開閉弁82が介装されている。本実施形態においては、各輪開閉弁61乃至64、第1の給排開閉弁71及び第2の給排開閉弁72、並びに第1の供給開閉弁81及び第2の供給開閉弁82は、制御装置9によって切換制御されると共に、制御装置9によってコンプレッサ3及び駆動装置5が駆動制御され、各車輪の空気ばね装置A1乃至A4が制御される。
本実施形態の可変容量蓄圧容器4yは、図1と同様、円筒体のハウジング40内に、第1の蓄圧室V1を形成する内筒41と、この内筒41に摺動可能に嵌合され内筒41との間に第2の蓄圧室V2を形成する外筒42と、この外筒42に支持され内筒41内を摺動するピストン43を備えており、ピストン43と内筒41との間に大気圧室V3が形成されている。ピストン43を支持するロッド44yは中空軸で、この中空軸内並びに開口46c及びフィルタ47を介して大気圧室V3がハウジング40内の空間V4(大気圧)に連通接続されている。本実施形態においては、第1の蓄圧室V1は開口41aを介して第1の給排流路21に連通接続され、第2の蓄圧室V2は開口42aを介して第2の給排流路22に連通接続されている。
而して、駆動装置5のモータ53を回転駆動すると螺子軸52が軸を中心に回転し、その回転に応じてナット51が螺子軸52の軸方向に移動し、ナット51と共に外筒42及びピストン43が軸方向移動する。例えば、外筒42及びピストン43が図3の状態を中立位置として図3の右方向に移動すると、大気圧室V3が縮小すると共に第1の蓄圧室V1及び第2の蓄圧室V2が拡張し、両室の容量は図3右側の二点鎖線の位置で最大となる。逆に、外筒42及びピストン43が図3の左方向に移動すると、大気圧室V3が拡張すると共に第1の蓄圧室V1及び第2の蓄圧室V2が縮小し、両室の容量は図3左側の二点鎖線の位置で最小となる。特に本実施形態においては、第1の蓄圧室V1及び第2の蓄圧室V2の容量比は、第1の供給開閉弁81と第2の供給開閉弁82の開位置の時間比に応じて変化するので、前後輪の負荷状態に応じて所定の容量比に設定することができる。従って、第1の蓄圧室V1及び第2の蓄圧室V2内の圧縮空気を車両の前輪側と後輪側の荷重配分に応じた圧力に維持することができる。
図4は、上記図3の実施形態に供され得る可変容量蓄圧容器の別の態様を示すもので、図2及び図3の態様と実質的に同一の構成部品については同一の符合を付している。即ち、本態様の可変容量蓄圧容器4xも図2の態様と同様、円筒体のハウジング40内に、第1の蓄圧室V1を形成する内筒41と、この内筒41に摺動可能に嵌合され内筒41との間に第2の蓄圧室V2を形成する外筒42と、この外筒42に支持され内筒41内を摺動するピストン43を備えている。本態様においては、ピストン43と内筒41との間に流体圧室V5が形成されており、ピストン43を支持するロッド44xは中空軸で、開口46d、46eを介して流体圧室V5を流体圧装置5xに連通接続する流路が形成されている。そして、内筒41に対して外筒42を軸方向に駆動し、第1の蓄圧室V1及び第2の蓄圧室V2の容量を変化させる流体圧装置5xを備えている。但し、図2の態様と異なり、本態様の可変容量蓄圧容器4xは、図4に示すように、第1の蓄圧室V1は開口41aを介して第1の給排流路21に連通接続され、第2の蓄圧室V2は開口42aを介して第2の給排流路22に連通接続されている。
而して、本実施形態においては、空気ばね装置A1乃至A4の各空気室11乃至14に対し可変容量蓄圧容器4y(又は4x)内の圧縮空気が直接給排されるので、車高を迅速に増減することができ、車高調整時間のばらつきを低減することができる等、前述の実施形態と同様の効果を奏する。特に、本実施形態においては、第1の蓄圧室V1及び第2の蓄圧室V2内を車両の前輪側と後輪側の荷重配分に応じた圧力で蓄圧し、第1の給排流路21及び第2の給排流路22を介して前輪側の空気ばね装置A1及びA2と後輪側の空気ばね装置A3及びA4に対し、前後輪の荷重配分に応じた圧縮空気を給排し、前後輪を略同時に昇降することができるので、車体のピッチ方向の動きが少なく、迅速且つ安定した昇降作動を確保することができる。
2 給排流路
3 コンプレッサ
4、4x、4y 可変容量蓄圧容器
5 駆動装置
5x 流体圧装置
7 給排開閉弁
8 供給開閉弁
9 制御装置
A1〜A4 空気ばね装置
11〜14 空気室
40 ハウジング
41 内筒
42 外筒
43 ピストン
44、44x、44y ロッド
51 ナット
52 螺子軸
53 モータ
61〜64 各輪開閉弁
71 第1の給排開閉弁
72 第2の給排開閉弁
81 第1の供給開閉弁
82 第2の供給開閉弁
V1 第1の蓄圧室
V2 第2の蓄圧室
V3 大気圧室
V5 流体圧室

Claims (10)

  1. 車両の各車輪に装着し空気室を有する空気ばね装置を備え、該空気ばね装置への空気の給排を制御して車高を調整するエアサスペンション装置において、空気を圧縮して吐出するコンプレッサと、該コンプレッサを前記空気ばね装置の各空気室に連通接続する給排流路と、該給排流路に連通接続する第1の蓄圧室と、大気に連通する大気圧室と、該大気圧室に隣接し前記第1の蓄圧室に連通する第2の蓄圧室を有し当該給排流路内及び前記各空気室内の圧力を蓄圧する可変容量蓄圧容器と、該可変容量蓄圧容器内の前記第1の蓄圧室、大気圧室及び第2の蓄圧室の容量を変化させる駆動装置と、前記給排流路に介装して前記各空気室への空気の給排を制御する各輪開閉弁と、該各輪開閉弁と前記可変容量蓄圧容器との間の前記給排流路に介装して当該流路を開閉する給排開閉弁と、前記各輪開閉弁と前記コンプレッサとの間の前記給排流路に介装して当該流路を開閉する供給開閉弁と、該供給開閉弁、前記給排開閉弁及び前記各輪開閉弁の切換制御を行うと共に、前記コンプレッサ及び前記駆動装置の駆動制御を行い、前記各車輪に装着した空気ばね装置を制御する制御装置とを備えたことを特徴とするエアサスペンション装置。
  2. 前記可変容量蓄圧容器は、前記第1の蓄圧室を形成する内筒と、該内筒に摺動可能に嵌合し当該内筒との間に前記第2の蓄圧室を形成する外筒と、該外筒に支持し前記内筒内を摺動するピストンとを備え、該ピストンと前記内筒との間に前記大気圧室を形成し、前記第1の蓄圧室を前記第2の蓄圧室に連通接続すると共に前記給排流路に連通接続することを特徴とする請求項記載のエアサスペンション装置。
  3. 前記駆動装置が、前記内筒に対して前記外筒を軸方向に駆動し、前記第1の蓄圧室、大気圧室及び第2の蓄圧室の容量を変化させることを特徴とする請求項記載のエアサスペンション装置。
  4. 前記駆動装置が、前記外筒に固着したナットと、該ナットに螺合し送り螺子機構を構成する螺子軸と、該螺子軸を回転駆動するモータとを備えたことを特徴とする請求項記載のエアサスペンション装置。
  5. 前記可変容量蓄圧容器は、前記第1の蓄圧室を形成する内筒と、該内筒に摺動可能に嵌合し当該内筒との間に前記第2の蓄圧室を形成する外筒と、該外筒に支持し前記内筒内を摺動するピストンとを備え、該ピストンと前記内筒との間に流体圧室を形成して成り、前記駆動装置は、前記ピストンを前記外筒に支持し前記流体圧室に連通する中空軸と、該中空軸を介して流体を給排することによって、前記内筒に対して前記外筒を軸方向に駆動し、前記第1の蓄圧室及び第2の蓄圧室の容量を変化させる流体圧装置を備え、前記第2の蓄圧室を前記第1の蓄圧室と共に前記給排流路に連通接続することを特徴とする請求項記載のエアサスペンション装置。
  6. 車両前方及び車両後方の各車輪に装着し空気室を有する空気ばね装置を備え、該空気ばね装置への空気の給排を制御して車高を調整するエアサスペンション装置において、空気を圧縮して吐出するコンプレッサと、該コンプレッサを前記車両前方の各車輪に装着した空気ばね装置の各空気室に夫々連通接続する第1の給排流路、及び当該コンプレッサを前記車両後方の各車輪に装着した空気ばね装置の各空気室に夫々連通接続する第2の給排流路と、前記第1の給排流路に連通接続する第1の蓄圧室と、大気に連通する大気圧室と、該大気圧室に隣接し前記第2の給排流路に連通接続する第2の蓄圧室を有し、前記第1の給排流路及び第2の給排流路内、並びに夫々に連通接続する前記各空気室内の圧力を個別に蓄圧する可変容量蓄圧容器と、該可変容量蓄圧容器内の前記第1の蓄圧室、大気圧室及び第2の蓄圧室の容量を変化させる駆動装置と、前記第1の給排流路に介装し、前記車両前方の各車輪に装着した空気ばね装置への空気の給排を夫々制御する前輪側の各輪開閉弁と、前記第2の給排流路に介装し、前記車両後方の各車輪に装着した空気ばね装置への空気の給排を夫々制御する後輪側の各輪開閉弁と、前記前輪側の各輪開閉弁及び後輪側の各輪開閉弁と前記可変容量蓄圧容器との間の前記第1の給排流路及び前記第2の給排流路に介装して夫々当該流路を開閉する第1の給排開閉弁及び第2の給排開閉弁と、前記前輪側の各輪開閉弁及び後輪側の各輪開閉弁と前記コンプレッサとの間の前記第1の給排流路及び第2の給排流路に介装して夫々当該流路を開閉する第1の供給開閉弁及び第2の供給開閉弁と、該第1の供給開閉弁及び第2の供給開閉弁、前記第1の給排開閉弁及び第2の給排開閉弁、並びに前記前輪側の各輪開閉弁及び後輪側の各輪開閉弁の切換制御を行うと共に、前記コンプレッサ及び前記駆動装置の駆動制御を行い、前記車両前方の各車輪に装着した空気ばね装置を制御すると共に、前記車両後方の各車輪に装着した空気ばね装置を制御する制御装置とを備えたことを特徴とするエアサスペンション装置。
  7. 前記可変容量蓄圧容器は、前記第1の蓄圧室を形成する内筒と、該内筒に摺動可能に嵌合し当該内筒との間に前記第2の蓄圧室を形成する外筒と、該外筒に支持し前記内筒内を摺動するピストンとを備え、該ピストンと前記内筒との間に前記大気圧室を形成することを特徴とする請求項記載のエアサスペンション装置。
  8. 前記駆動装置が、前記内筒に対して前記外筒を軸方向に駆動し、前記第1の蓄圧室、大気圧室及び第2の蓄圧室の容量を変化させることを特徴とする請求項記載のエアサスペンション装置。
  9. 前記駆動装置が、前記外筒に固着したナットと、該ナットに螺合し送り螺子機構を構成する螺子軸と、該螺子軸を回転駆動するモータとを備えたことを特徴とする請求項記載のエアサスペンション装置。
  10. 前記可変容量蓄圧容器は、前記第1の蓄圧室を形成する内筒と、該内筒に摺動可能に嵌合し当該内筒との間に前記第2の蓄圧室を形成する外筒と、該外筒に支持し前記内筒内を摺動するピストンとを備え、該ピストンと前記内筒との間に流体圧室を形成して成り、前記駆動装置は、前記ピストンを前記外筒に支持し前記流体圧室に連通する中空軸と、該中空軸を介して流体を給排することによって、前記内筒に対して前記外筒を軸方向に駆動し、前記第1の蓄圧室及び第2の蓄圧室の容量を変化させる流体圧装置を備え、前記第1の蓄圧室を前記第1の給排流路に連通接続すると共に、前記第2の蓄圧室を前記第2の給排流路に連通接続することを特徴とする請求項記載のエアサスペンション装置。
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