JP4329150B2 - パワープラントマウント構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
【0003】
本願発明は、パワープラントマウント構造に関するものである。
【従来の技術】
【0004】
エンジンを含むパワープラント部材を車体側に搭載する場合のマウント構造としては従来より種々の構造が提案されており、その一つに例えば実開昭63−77823号公報に示されるように、エンジンを車幅方向に配置されたクロスメンバーにマウントラバーを介してマウントさせるものが知られている。
【0005】
この場合、クロスメンバーにマウントさせる構造においては、マウントラバーがエンジンのシリンダブロック側部から斜め下方へ向けて配置されるとともに、クロスメンバー側においてはエンジン下部に対応する部分は該シリンダブロックの下端側に突出状態で設けられるオイルパンの配置スペースを確保する必要がある等の理由から、上記クロスメンバーはその車幅方向両端寄り部分で且つ上記マウントラバーの取付部分が車幅方向外側に向かって上昇傾斜する形態とされる。
【0006】
一方、エンジンの車体側への搭載に際しては、クロスメンバーに対してその上方からエンジンを降下させて上記マウントラバー部分を、上記クロスメンバー側に設けた傾斜状の取付面に衝合させるものであることから、通常、その位置決めのために、上掲公知例にも開示されるように、上記クロスメンバー側の取付面にその傾斜方向に延びる長穴状のガイドを設け、ここに上記マウントラバー側から突出するボルトを係入させるようにしている。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、車両においては、ユーザーニーズの多様化に対応すべく、同一仕様の車体を用いる同一車種のものであっても、これに搭載されるエンジンとしては仕様の異なる複数の機種を設定するのが一般的である。
【0008】
この場合、エンジンの仕様の相違に対応して、該エンジンに設けられるマウント部の位置もエンジン長手方向において異なった位置に設定されることとなり、このため、エンジンを車体側に搭載する場合には、必然的に、上記マウント部の車体側に対する位置が車体前後方向において異なったものとなる。従って、このような複数機種のエンジンを車体側にマウントするには、車体側の支持位置、例えば上記クロスメンバーの位置及びこれに設けられる取付面の位置をエンジン仕様に対応させて変化させることが必要となる。
【0009】
ところが、搭載されるエンジンの仕様に対応して車体側の仕様を変更するのでは、同一車種における車体の共用化によるコストダウン等の利点が減殺されることとなり、好ましくない。
【0010】
そこで本願発明では、車体側の仕様変更を伴うことなく、車体側に対するマウント部の位置が異なる複数機種のパワープラント部材のマウントを可能とするパワープラントマウント構造を提案することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
【0012】
本願の第1の発明は、パワープラント部材の弾性部材を備えたマウント部を、車体側に設けられたパワープラント支持部材の支持部に対してその略鉛直方向上方から降下させて該支持部に載置し且つこれを結合することで上記パワープラント部材を上記パワープラント支持部材を介して車体側にマウントさせるようにしたパワープラントマウント構造において、上記パワープラント部材として、車体側に対する上記マウント部の車体前後方向における配置位置が異なるものを複数機種設定するとともに、上記弾性部材には、上記支持部への固定面と上記弾性部材の固定面との車体前後方向における相対位置が異なるものが複数種類設定され上記パワープラント部材の機種に対応して選択適用される中間ブラケットを取り付け、該中間ブラケットを介して上記パワープラント部材を上記パワープラント支持部材の支持部にマウントさせる一方、上記パワープラント支持部材の上記支持部を車幅方向において車幅方向中心に向かって下降傾斜する傾斜面とされるとともに、上記中間ブラケットと上記パワープラント支持部材の支持部の間に、該中間ブラケットが上記パワープラント部材と一体的に略鉛直方向に移動して上記パワープラント支持部材の上記支持部に載置される場合においてこれら両者の車体前後方向及び車幅方向における位置決めを行う位置決め手段と、上記中間ブラケットと上記パワープラント支持部材の支持部との間における該支持部の面方向への相対回動を規制する回動規制手段を備えたことを特徴としている。
【0013】
本願の第2の発明では、上記第1の発明にかかるパワープラントマウント構造において、上記位置決め手段を、上記中間ブラケットと上記パワープラント支持部材の上記支持部のうちのいずれか一方に設けられて該支持部の傾斜方向に突出する位置決ピンと、いずれか他方に設けられて該位置決ピンが係入される係入孔とで構成したことを特徴としている。
【0014】
本願の第3の発明では、上記第2の発明にかかるパワープラントマウント構造において、上記係入孔を、上記パワープラント支持部材の支持部の傾斜方向に沿って延びる長穴とするとともに、傾斜方向上方側ほど広幅としたことを特徴としている。
【0015】
本願の第4の発明では、上記第1の発明にかかるパワープラントマウント構造において、上記回動規制手段を、上記中間ブラケットと上記パワープラント支持部材の上記支持部のうちのいずれか一方に設けられて該支持部の傾斜方向に突出する回り止めピンと、いずれか他方に設けられて該回り止めピンが係入される係入孔とで構成するとともに、該回動規制手段はこれを、上記位置決め手段の作動後期段階において作動開始されるようにその作動時期を設定したことを特徴としている。
【0016】
本願の第5の発明では、上記第1の発明にかかるパワープラントマウント構造において、上記パワープラント部材の上記マウント部と上記パワープラント支持部材の上記支持部とを、車体前後方向に離間配置された少なくとも一対のボルトにより締結することを特徴としている。
【発明の効果】
【0017】
本願発明ではかかる構成とすることにより次のような効果が得られる。
【0018】
(a) 本願の第1の発明にかかるパワープラントマウント構造によれば、パワープラント部材の弾性部材を備えたマウント部を、車体側に設けられたパワープラント支持部材の支持部に対してその略鉛直方向上方から降下させて該支持部に載置し且つこれを結合することで上記パワープラント部材を上記パワープラント支持部材を介して車体側にマウントさせるようにしたパワープラントマウント構造において、上記パワープラント部材を、車体側に対する上記マウント部の車体前後方向における配置位置が異なるものを複数機種設定する一方、上記弾性部材には中間ブラケットを取り付け、該中間ブラケットを介して上記パワープラント部材を上記パワープラント支持部材の支持部にマウントさせるとともに、該中間ブラケットを、上記支持部への固定面と上記弾性部材の固定面との車体前後方向における相対位置が異なるものを複数種類設定し、上記パワープラント部材の機種に対応して選択適用するようにしているので、車体側に搭載されるパワープラント部材の機種が異なっても、これに対応して上記中間ブラケットの種類を選択して用いることで、上記パワープラント支持部材側の仕様変更、延いては車体側の仕様変更を伴うことなく、上記パワープラント部材を上記パワープラント支持部材に確実に支持させることができ、この結果、車体の共用化によるコストダウンを図りつつ、パワープラント部材のマウント性を高めることができる。
【0019】
また、上記中間ブラケットをパワープラント部材の機種に応じて選択使用することで、該パワープラント部材側に設けられる上記マウント部も、該パワープラント部材が複数機種設定されているにも拘わらずこれを単一仕様に設定することができ、例えばパワープラント部材の機種に応じて上記マウント部の仕様変更を必要とする場合に比して、より一層のコストダウンが期待できるものである。
【0020】
さらに、上記パワープラント支持部材の上記支持部を車幅方向において車幅方向中心に向かって下降傾斜する傾斜面とする一方、上記中間ブラケットと上記パワープラント支持部材の支持部の間に、該中間ブラケットを上記パワープラント部材と一体的に略鉛直方向に移動させて上記パワープラント支持部材の上記支持部に載置する場合においてこれら両者の車体前後方向及び車幅方向における位置決めを行う位置決め手段と、上記中間ブラケットと上記パワープラント支持部材の支持部との間における該支持部の面方向への相対回動を規制する回動規制手段とを備えているので、上記パワープラント部材と一体的に上記中間ブラケットを略鉛直方向に移動させて上記パワープラント支持部材の上記支持部に載置する場合、上記中間ブラケットとパワープラント支持部材との間の車体前後方向及び車幅方向における位置決めが上記位置決め手段によって確実に行われる一方、上記支持部が傾斜面であることに起因して、上記位置決め手段の設定位置と上記中間ブラケットへの上記パワープラント部材からの荷重の入力位置との相対位置によっては該中間ブラケットにこれを上記位置決め手段部分を中心として回転させる回転力が作用するが、かかる回転力は上記回動規制手段によって確実に規制され、例えば上記中間ブラケットと上記支持部とを締結するボルトに上記回転力がかかって該ボルトが不適切な状態で締結されるというようなことが未然に且つ確実に防止される。
【0021】
これらの相乗作用として、上記支持部が傾斜面であるにも拘わらず、該支持部に対する上記中間ブラケットの取り付けが、高精度で且つ高い信頼性をもって行われ、結果的に上記パワープラント部材の上記パワープラント支持部材に対するマウント性能がより一層高められることになる。
【0022】
(b) 本願の第2の発明にかかるパワープラントマウント構造によれば、上記位置決め手段を、上記中間ブラケットと上記パワープラント支持部材の上記支持部のうちのいずれか一方に設けられて該支持部の傾斜方向に突出する位置決ピンと、いずれか他方に設けられて該位置決ピンが係入される係入孔とで構成しているので、より簡単で且つ安価な構造で上記(a)に記載の効果が得られ、より一層のコストダウンが可能となるものである。
【0023】
(c) 本願の第3の発明にかかるパワープラントマウント構造によれば、上記(b)に記載の効果が得られるのに加えて、次のような特有の効果が奏せられる。即ち、この発明では、上記係入孔を、上記パワープラント支持部材の支持部の傾斜方向に沿って延びる長穴とするとともに、傾斜方向上方側ほど広幅としているので、傾斜方向に延びる上記長穴に対してその上方から降下接近する上記位置決ピンを該長穴へ容易に係入させることができ、それだけ上記位置決め手段による位置決め作業がより迅速に且つ的確に行われ、その作業性の向上が期待できる。
【0024】
(d) 本願の第4の発明にかかるパワープラントマウント構造によれば、上記回動規制手段を、上記中間ブラケットと上記パワープラント支持部材の上記支持部のうちのいずれか一方に設けられて該支持部の傾斜方向に突出する回り止めピンと、いずれか他方に設けられて該回り止めピンが係入される係入孔とで構成しているので、より簡単で且つ安価な構造で上記(a)に記載の効果が得られ、より一層のコストダウンが可能となる。
【0025】
さらに、この場合において、上記回動規制手段を、上記位置決め手段の作動後期段階において作動開始するようにその作動時期を設定しているので、上記位置決め手段による位置決め作用と上記回動規制手段による回動規制作用とが段階的に実行される。従って、例えばこれら両手段が同時に作動する構成とした場合にはこれら両手段のそれぞれにおける孔とピンとの位置合わせが相互に影響し合って作業が困難となるが、かかる問題を生じることなく、より迅速に且つ的確に位置決め及び回動規制機能が達成され、それだけ作業性の向上が期待できる。
【0026】
(e) 本願の第5の発明にかかるパワープラントマウント構造によれば、上記第1の発明にかかるパワープラントマウント構造において、上記パワープラント部材の上記マウント部と上記パワープラント支持部材の上記支持部とを、車体前後方向に離間配置された少なくとも一対のボルトにより締結するようにしており、かかる構成とした場合には、例えば一本のボルトで締結する構成の場合に比して、該一対のボルトの位置決めあるいは適正な締結が阻害され易くなるが、この発明では、上記位置決め手段と回動規制手段のそれぞれの機能により、上記パワープラント支持部材の支持部に対する上記中間ブラケットの位置決めと回動規制とが確実に行われていることから、車体前後方向に離間配置された少なくとも一対のボルトにより締結する構造であるにも拘わらず、該各ボルトの適正な締結状態が確保される。この結果、複数のボルトによる上記中間ブラケットの締結強度の確保と相俟って、パワープラント部材のパワープラント支持部材へのマウント構造における高い信頼性が得られることになる。
【発明の実施の形態】
【0027】
以下、本願発明にかかるパワープラントマウント構造を、好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
【0028】
この実施形態においては、エンジン1を含むパワープラント部材Xを、パワープラント支持部材として機能するクロスメンバー3にマウントする構造を基本とする。そして、上記エンジン1として、異なる仕様(具体的には、後述するマウント部Yのエンジン前後方向における設定位置が異なり、従って車体側へのエンジン搭載状態において該マウント部Yの車両側に対する位置が車体前後方向において異なるもの)のものを三機種を設定するとともに、これら仕様の異なる三機種のエンジン1に対応させて、後述する中間ブラケット10を三種類用意し、搭載予定のエンジン1の仕様に対応して上記中間ブラケット10を三種類の中から選択して使用するものとし、これによって車体側の仕様(即ち、上記クロスメンバー3の仕様)を変更することなく、異なる仕様のエンジンのマウントを可能としたものである。
【0029】
尚、この実施形態においては、エンジン1の前後二か所のマウント部分のうち、車体前方側に位置するエンジンフロント側のマウントに本願発明のパワープラントマウント構造を適用している。
【0030】
以下、仕様の異なるエンジン1毎に、そのマウント構造を第1の実施例(図1〜図7参照)、第2の実施例(図8〜図13参照)及び第3の実施例(図14〜図19参照)として、それぞれ説明するが、各実施例の説明に先立って、先ず、これら各実施例に共通する部分の構成を説明し、しかる後、各実施例における特有な構成部分について個別に説明する。
【0031】
A:共通部分の説明
A−1) 車体側の構造
車体側の構造は、各実施例共に同一であって、例えば図1及び図2に示すように、車体の両側部に車体前後方向へ向けて配置された左右一対のサイドフレーム2,2の間に、車幅方向に向けてクロスメンバー3を設けている。このクロスメンバー3は、特許請求の範囲中の「パワープラント支持部材」に該当し、特にこの実施形態においてはエンジン1の前部1a側を支持する。
【0032】
上記クロスメンバー3は、その長手方向の中間部分を構成する直状部3aと、該直状部3aの左右両端側にそれぞれ連続して斜め上方に傾斜して延出する傾斜部3c,3cとを備え、該左右一対の傾斜部3c,3cの上端はそれぞれ結合部3b,3bとされ、該各結合部3b,3bを上記左右一対のサイドフレーム2,2の下面に溶接結合することで上記クロスメンバー3は上記各サイドフレーム2,2と一体化されている。
【0033】
また、このクロスメンバー3の上記傾斜部3c,3cの上面側は、その傾斜方向に沿って所定高さに隆起した座部3d,3dとされている。そして、この座部3dの上面には、次述の取付座部材9が固定配置されている。
【0034】
上記取付座部材9は、特許請求の範囲中の「支持部」に該当するもので、図7に示すように、略長方形の平面形態をもつ板状体で構成され、その長辺方向を車体前後方向に向けた状態で、上記座部3d上に固定されている。そして、この取付座部材9の長辺方向の略中央位置には車幅方向(即ち、取付座部材9の傾斜方向)に延びる長穴状の係入孔31が形成されている。この係入孔31は、後述する中間ブラケット10側の位置決ピン15と共に特許請求の範囲中の「位置決め手段P」を構成するものであって、傾斜方向の上端部31aは広幅に、下端部31bは狭幅に、それぞれ形成されており、特に下端31cは上記位置決ピン15の位置決め部となるものであって、該位置決ピン15はこの下端31cの下端面に係合することで下方への位置決め(即ち、車幅方向の位置決め)が行われ、またその左右両側面に係合することで車体前後方向の位置決めが行われることになる。
【0035】
さらに、上記取付座部材9には、上記係入孔31に対して車体後方側へ適宜離間した位置には、該取付座部材9の表面から上方へ適宜寸法だけ突出する回り止めピン33が設けられている。尚、この回り止めピン33は、後述の中間ブラケット10に設けられるピン受部16と共に特許請求の範囲中の「回動規制手段Q」を構成するものである。
【0036】
また、上記取付座部材9には、上記係入孔31を車体前後方向に挟んで対向する前後二位置には、それぞれボルト孔32,32が形成されている。そして、この各ボルト孔32,32に挿通されるボルト20,20によって後述の中間ブラケット10が上記取付座部材9に締結固定され、さらにこの中間ブラケット10の上面側に後述のマウント部Yを介して上記エンジン1の前部1aがマウントされるものであるが、このフロント側のマウント構造は各実施例において詳述する。 尚、上記取付座部材9の上記係入孔31、上記ボルト孔32,32のそれぞれに対応して、上記クロスメンバー3の座部3dにも同様形状の孔が設けられていることは言うまでもない。
【0037】
一方、上記サイドフレーム2,2の上記クロスメンバー3の取付位置よりも車体後方側へ所定寸法だけ離間した位置には、図5及び図6に示すように、上記エンジン1の後部1bがマウントされる。
【0038】
尚、図1、図2,図5及び図6(第1の実施例のもの)に示した上述の如き車体側の構造は、図8、図9,図12及び図13に示す第2の実施例、及び図14、図15,図18及び図19に示す第3の実施例のものにおいても同様である。即ち、車体側の構造は、適用されるエンジン機種に拘わらず同一とされる。
【0039】
A−2) エンジン1側の構造
上記エンジン1は、そのクランク軸方向を車体前後方向に向けて車体側にマウントされるものであって、車体前方側に位置する前部1aには、図1に示すように、シリンダブロック側壁から斜め下方へ向けて延出するフロントブラケット5がボルト23,23,・・により締結固定されている。また、このフロントブラケット5の下端には、マウントラバーを内蔵したマウントラバーユニット7がボルト27により締結固定されている。尚、この実施形態においては、上記フロントブラケット5とこれに取り付けられた上記マウントラバーユニット7とで特許請求の範囲中の「マウント部Y」を構成しており、該マウント部Yは上記エンジン1の左右両側にそれぞれ設けられている。
【0040】
一方、上記エンジン1の後部1bには、図5及び図6に示すように、板状の支持メンバー4がボルト25,25,・・により幅方向に向けて取り付けられるとともに、該支持メンバー4の左右両端部にはそれぞれマウントラバーユニット8がボルト27により結合されている。そして、この支持メンバー4に設けた上記各マウントラバーユニット8,8は、リヤブラケット6を介して上記サイドフレーム2,2側にマウントされる。尚、上記リヤブラケット6は、ボルト24により上記サイドフレーム2の内側面に締着されたアーム状の固定部6aと該固定部6aの先端側に固定された略U字形の形態をもつ支持部6bとで構成され、該支持部6bに上記マウントラバーユニット8を載置し且つこれをマウントボルト22によって固定するようになっている。
【0041】
尚、この実施形態においては、上記エンジン1と、該エンジン1の前部1aに設けた上記フロントブラケット5及びマウントラバーユニット7と、該エンジン1の後部に設けた上記支持メンバー4及びマウントラバーユニット8で特許請求の範囲中の「パワープラント部材X」を構成している。
【0042】
ところで、上記エンジン1側においては、該エンジン1に設けられる上記フロントブラケット5とマウントラバーユニット7、及び上記支持メンバー4とマウントラバーユニット8の構造は、図1、図2,図5及び図6に示す第1の実施例のものも、図8、図9,図12及び図13に示す第2の実施例のものも、図14、図15,図18及び図19に示す第3の実施例のものにおいても同様とされる。即ち、マウント部の構造は、適用されるエンジン機種に拘わらず同一とされる。
【0043】
しかし、上記エンジン1に設けられる上記マウントラバーユニット7及びマウントラバーユニット8の車体側に対する車体前後方向位置はエンジン機種によっ異なっており、この実施形態においては三機種を設定している。
【0044】
即ち、図5(第1の実施例に適用されたエンジン1の後部1bを示すもの)、図12(第2の実施例に適用されたエンジン1の後部1bを示すもの)、及び図18(第3の実施例に適用されたエンジン1の後部1bを示すもの)に示すように、エンジン1の後部1b側における上記マウントラバーユニット8の車体前後方向における位置にはさほど大きな差は無いが、図2(第1の実施例に適用されたエンジン1の前部1aを示すもの)、図9(第2の実施例に適用されたエンジン1の前部1aを示すもの)、及び図15(第3の実施例に適用されたエンジン1の前部1aを示すもの)に示すように、エンジン1の前部1a側においては該前部1aを支持する上記マウントラバーユニット7の車体前後方向における位置に大きな差がある。
【0045】
具体的には、図2に示す第1の実施例に適用されたエンジン1における上記マウントラバーユニット7は、上記クロスメンバー3側の上記取付座部材9の車体後方側端部よりもさらに後方側に位置している。図9に示す第2の実施例に適用されたエンジン1における上記マウントラバーユニット7は、上記クロスメンバー3側の上記取付座部材9の後半部に位置している。さらに、図15に示す第3の実施例に適用されたエンジン1における上記マウントラバーユニット7は、上記クロスメンバー3側の上記取付座部材9の前半部に位置している。従って、この実施形態においては、第1の実施例→第2の実施例→第3の実施例の順に、適用されるエンジン1の上記マウントラバーユニット7とマウントラバーユニット8との間隔が次第に大きくなっている。
【0046】
このようにマウントラバーユニットの位置、特にエンジン1の前部1a側に配置される上記マウントラバーユニット7の車体前後方向における位置が異なっても、かかる相違に拘わらず該マウントラバーユニット7を、車体側の仕様を変更することなく、確実に上記クロスメンバー3側にマウントさせることが必要であり、これを実現するために、次述の各実施例に示すように、それぞれ仕様の異なる三種類の中間ブラケット10を用意したものである。
【0047】
以下、上記クロスメンバー3側の上記取付座部材9と共に本願発明の要旨をなす中間ブラケット10の具体的構造を、以下の各実施例に基づいて具体的に説明する。
【0048】
B:第1の実施例
この実施例は、上記マウントラバーユニット7の位置が上記クロスメンバー3側の上記取付座部材9の車体後方側端部よりもさらに後方側に位置するようなエンジン1が適用された場合に好適な中間ブラケット10を備えたマウント構造を示すものである。
【0049】
上記中間ブラケット10は、図3及び図4に示すように、基材11と台座材12とで構成される。上記基材11は、板材を略「コ」字形に折曲成形してなるもので、その中央部に位置する矩形平板状の基部11aと該基部11aの両側縁から立ち上がる一対の側壁部11b,11bとを備えている。また、上記台座材12は、板材を略「コ」字形に折曲成形して構成され、その中央部に位置する矩形平板状の座面部12aを上方に向けた状態で、上記基材11の長辺方向の一端寄りに固定配置されている。
【0050】
そして、この中間ブラケット10の上記基材11には、位置決ピン15とピン受部16及び一対のナット19,19が設けられている。上記位置決ピン15は、上記取付座部材9の上記係入孔31に係入して該中間ブラケット10の位置決めを行うものであって、該係入孔31に係入可能な径寸法をも適宜長さの軸体で構成され、その一端に設けた尖頭部15aを上記基材11の裏面側に突出させた状態で、該基材11の上記台座材12と重合しない部位に固定されている。尚、この位置決ピン15の長さ(上記基材11の裏面からの突出長さ)は、上記取付座部材9側の上記回り止めピン33の突出高さより大きな寸法に設定される。
【0051】
上記ピン受部16は、上記取付座部材9の回り止めピン33が嵌入されることで上記中間ブラケット10の上記位置決ピン15廻りの回転を規制するものであって、上記基材11の側縁に開口し且つ該基材11の短辺方向に延びる切欠溝で構成される。尚、この場合、上記位置決ピン15と上記ピン受部16との相対位置は、上記取付座部材9側の上記係入孔31と回り止めピン33との相対位置に対応するように設定されている。
【0052】
また、上記一対のナット19,19は、上記取付座部材9に設けた一対のボルト孔32,32に対応するようにその配置位置が設定され、この実施例のものにおいては、その一方のナット19は上記台座材12と重合しない位置に、他方のナット19は該台座材12に重合する位置に、それぞれ配置されている。
【0053】
一方、上記中間ブラケット10の上記台座材12の座面部12aは、上記マウントラバーユニット7の取付座面として機能するものであって、該座面部12aには上記マウントラバーユニット7を締着固定する上記マウントボルト21が挿通されるボルト孔17が設けられている。尚、上記ボルト孔17の側方に設けられた位置決孔18は、上記座面部12aに対する上記マウントラバーユニット7の位置決めに使用されるものである。
【0054】
ここで、上記中間ブラケット10を用いて上記エンジン1を含む上記パワープラント部材Xを上記クロスメンバー3側にマウントさせる場合の作業手順等について説明する。
【0055】
上記パワープラント部材Xは、上記エンジン1に一対の上記フロントブラケット5と一対のマウントラバーユニット7,7、及び上記支持メンバー4と一対の上記マウントラバーユニット8,8がそれぞれ組付けられるとともに、さらに上記各マウントラバーユニット7,7にはそれぞれ上記中間ブラケット10,10が組付けられた状態でラインに搬入される。
【0056】
搬入されたパワープラント部材Xは、吊り上げ装置(図示省略)により吊り下げられてライン上の車体の上方に移動され、ここから車体側へ降下される。そして、先ず、エンジン1の後部1b側にある上記支持メンバー4の各マウントラバーユニット8,8をそれぞれ上記リヤブラケット6,6に仮支持させる(この際、上記マウントボルト22を適度に締め込む)。このエンジン1の仮支持状態においては、該エンジン1の前部1aは上記クロスメンバー3の上方で浮上状態とされている。
【0057】
次に、上記エンジン1の前部1a側を降下させて上記クロスメンバー3側にマウントさせる。即ち、上記エンジン1の前部1aの降下と共に、上記各マウントラバーユニット7,7の下端に取り付けられた上記各中間ブラケット10,10が上記クロスメンバー3側の上記取付座部材9,9にその上方から次第に接近する。この接近動作により、先ず最初に、上記中間ブラケット10の裏面側に大きく突出した上記位置決ピン15が上記取付座部材9の係入孔31にその上端部31a側から係入し、さらにこの係入孔31内をその下端部31b側に移動し、最終的に該係入孔31の下端部31bの端面に当接して停止される。この位置決ピン15の上記係入孔31の下端部31bへの係入且つ停止によって、上記中間ブラケット10は上記取付座部材9に対して(即ち、車体側に対して)その前後方向及び車幅方向の両方向において位置決めされる。また、この場合、上記係入孔31が、上記位置決ピン15の係入開始部位となる上端部31aが広幅とされていることで、該15上記係入孔31への係入作業が容易となる。
【0058】
このような、上記位置決ピン15の上記係入孔31への係入による上記中間ブラケット10の位置決め作用の終期段階においては、上記中間ブラケット10に設けた上記ピン受部16に上記取付座部材9側に突設した上記回り止めピン33が係入し、上記中間ブラケット10の上記位置決ピン15回りの回動が規制される。即ち、上記取付座部材9が傾斜面とされており、しかも上記中間ブラケット10を位置決めした上記位置決ピン15に対して、上記マウントラバーユニット7の取付位置(換言すれば、上記マウントラバーユニット7側からの荷重の入力位置)が大きく車体後方側にオフセットされていることから、該中間ブラケット10には上記荷重によって上記位置決ピン15回りの回転力が作用することになる。この中間ブラケット10に作用する回転力が、上記ピン受部16と回り止めピン33との係合によって確実に阻止され、上記中間ブラケット10は、上記位置決ピン15によって精度良く位置決めされた状態が維持されることとなる。
【0059】
しかる後、上記クロスメンバー3の下面側から上記ボルト20,20を挿入し、これを上記中間ブラケット10の各ナット19,19に螺合させ、該中間ブラケット10を上記取付座部材9側に締着固定し、マウント作業が完了する。この場合、上記中間ブラケット10が回動規制された状態で上記ボルト20による締結が行われるので、該ボルト20による締結状態が安定し、それだけ高い信頼性が確保されるものである。
【0060】
C:第2の実施例
この実施例は、図9に示すように、上記マウントラバーユニット7の位置が、上記第1の実施例の場合よりも車体前方寄りに位置するようなエンジン1が適用された場合に好適な中間ブラケット10を備えたマウント構造を示すものである。
【0061】
この構造の場合には、上記マウントラバーユニット7の位置が上記取付座部材9の車体前方方向の後半部に対応していることから、上記中間ブラケット10は、図10及び図11に示すように、矩形平板状の基材11と略「コ」字形に折曲形成された台座材12とから構成されるが、その基材11は上記取付座部材9に対応した大きさとすれば良く、従って、上記第1の実施例の中間ブラケット10の基材11よりも小型となる。
【0062】
そして、この中間ブラケット10の基材11に設けられる位置決ピン15は、上記台座材12に接近した位置となり、該位置決ピン15と上記台座材12に設けられる上記ボルト孔17との車体前後方向の間隔が小さくなる。また、上記基材11の側縁に開口して設けられる上記ピン受部16は、上記台座材12に重合した位置に設定される。さらに、上記位置決ピン15を挟んでその両側に設けられる上記一対のナット19,19のうちの車体後方側のナット19も上記台座材12に重合した位置に設定される。
【0063】
このように構成された上記中間ブラケット10を介して上記エンジン1を上記クロスメンバー3側にマウントさせると、上記マウントラバーユニット7の車体側に対する車体前後方向の位置が上記第1の実施例の場合よりも車体前方側寄りに設定されているにも拘わらず、このマウントラバーユニット7の位置の変化が、上記中間ブラケット10において上記位置決ピン15と上記ボルト孔17との車体前後方向における間隔を減少させたことで補完され、従って、上記クロスメンバー3側の仕様を何ら変更することなく上記エンジン1をマウントさせることが可能となるものである。
【0064】
D:第3の実施例
この実施例は、図15に示すように、上記マウントラバーユニット7の位置が、上記第2の実施例の場合よりもさらに車体前方寄りに位置するようなエンジン1が適用された場合に好適な中間ブラケット10を備えたマウント構造を示すものである。
【0065】
この構造の場合には、上記マウントラバーユニット7の位置が上記取付座部材9の車体前方方向の前半部に対応していることから、上記中間ブラケット10は、図16及び図17に示すように、矩形平板状の基材11と略「コ」字形に折曲形成された台座材12とから構成されるが、その基材11は上記取付座部材9に対応した大きさとすれば良く、従って、上記第2の実施例の場合と同様に、上記第1の実施例の中間ブラケット10の基材11よりも小型となる。
【0066】
そして、この中間ブラケット10の基材11に設けられる位置決ピン15は、上記台座材12よりも車体後方側に位置し、該位置決ピン15と上記台座材12に設けられる上記ボルト孔17との車体前後方向における相対位置は上記第1及び第2の実施例の場合とは逆方向となり、且つこれら両者の車体前後方向における間隔は上記第2の実施例と近似したものとなる。また、上記基材11の側縁に開口して設けられる上記ピン受部16は、上記台座材12よりも車体後方側寄りに設定される。さらに、上記位置決ピン15を挟んでその両側に設けられる上記一対のナット19,19は、上記第1及び第2の実施例の場合とは異なって、これらのうち、車体前方側のナット19が上記台座材12に重合した位置とされている。
【0067】
このように構成された上記中間ブラケット10を介して上記エンジン1を上記クロスメンバー3側にマウントさせると、上記マウントラバーユニット7の車体側に対する車体前後方向の位置が上記第2の実施例の場合よりもさらに車体前方側寄りに設定されているにも拘わらず、このマウントラバーユニット7の位置の変化が、上記中間ブラケット10において上記位置決ピン15と上記ボルト孔17との車体前後方向における配置関係を逆転させたことで補完され、上記クロスメンバー3側の仕様を何ら変更することなく上記エンジン1をマウントさせることが可能となるものである。
【0068】
以上、各実施例において説明したように、この実施形態のパワープラントマウント構造によれば、上記エンジン1としてマウント部の車体側に対する配置位置が異なる複数の機種を設定しても、この各エンジンの仕様に対応させて上記中間ブラケット10を複数種類用意することで、上記クロスメンバー3側の仕様を何ら変更することなく上記各エンジンを上記クロスメンバー3側に確実に且つ高い信頼性をもってマウントさせることができるものであり、この結果、車体の共用化によるコストダウンを図りつつ、パワープラント部材のマウント性を高めることができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の第1の実施例にかかるパワープラントマウント構造を備えたフロントマウント部分の正面図である。
【図2】 図1のII−II矢視図である。
【図3】 図1に示した中間ブラケットの平面図である。
【図4】 図3のIV−IV矢視図である。
【図5】 リヤマウント部分の正面図である。
【図6】 図5のVI−VI矢視図である。
【図7】 図1に示した取付座部材の平面図である。
【図8】 本願発明の第2の実施例にかかるパワープラントマウント構造を備えたフロントマウント部分の正面図である。
【図9】 図8のIX−IX矢視図である。
【図10】 図8に示した中間ブラケットの平面図である。
【図11】 図10のXI−XI矢視図である。
【図12】 リヤマウント部分の正面図である。
【図13】 図12のXIII−XIII矢視図である。
【図14】 本願発明の第3の実施例にかかるパワープラントマウント構造を備えたフロントマウント部分の正面図である。
【図15】 図14のXV−XV矢視図である。
【図16】 図14に示した中間ブラケットの平面図である。
【図17】 図16のXVII−XVII矢視図である。
【図18】 リヤマウント部分の正面図である。
【図19】 図18のXIX−XIX矢視図である。
【符号の説明】
1はエンジン、2はサイドフレーム、3はクロスメンバー、4は支持メンバー、5はフロントブラケット、6はリヤブラケット、7はマウントラバーユニット、8はマウントラバーユニット、9は取付座部材、10は中間ブラケット、11は基材、12は台座材、15は位置決ピン、16はピン受部、17はボルト孔、18は位置決孔、19はナット、20はボルト、21はマウントボルト、22はマウントボルト、23及び25はボルト、26は作業穴、31は係入孔、32はボルト孔、33は回り止めピンである。
Claims (5)
- パワープラント部材の弾性部材を備えたマウント部を、車体側に設けられたパワープラント支持部材の支持部に対してその略鉛直方向上方から降下させて該支持部に載置し且つこれを結合することで上記パワープラント部材を上記パワープラント支持部材を介して車体側にマウントさせるようにしたパワープラントマウント構造であって、
上記パワープラント部材は、車体側に対する上記マウント部の車体前後方向における配置位置が異なるものが複数機種設定されるとともに、
上記弾性部材には、上記支持部への固定面と上記弾性部材の固定面との車体前後方向における相対位置が異なるものが複数種類設定され上記パワープラント部材の機種に対応して選択適用される中間ブラケットが取り付けられ、該中間ブラケットを介して上記パワープラント部材が上記パワープラント支持部材の支持部にマウントされる一方、
上記パワープラント支持部材の上記支持部が車幅方向において車幅方向中心に向かって下降傾斜する傾斜面とされるとともに、
上記中間ブラケットと上記パワープラント支持部材の支持部の間には、該中間ブラケットが上記パワープラント部材と一体的に略鉛直方向に移動して上記パワープラント支持部材の上記支持部に載置される場合においてこれら両者の車体前後方向及び車幅方向における位置決めを行う位置決め手段と、上記中間ブラケットと上記パワープラント支持部材の支持部との間における該支持部の面方向への相対回動を規制する回動規制手段とが備えられていることを特徴とするパワープラントマウント構造。 - 請求項1において、
上記位置決め手段が、上記中間ブラケットと上記パワープラント支持部材の上記支持部のうちのいずれか一方に設けられて該支持部の傾斜方向に突出する位置決ピンと、いずれか他方に設けられて該位置決ピンが係入される係入孔とで構成されていることを特徴とするパワープラントマウント構造。 - 請求項2において、
上記係入孔は、上記パワープラント支持部材の支持部の傾斜方向に沿って延びる長穴とされるとともに、傾斜方向上方側ほど広幅とされていることを特徴とするパワープラントマウント構造。 - 請求項1において、
上記回動規制手段が、上記中間ブラケットと上記パワープラント支持部材の上記支持部のうちのいずれか一方に設けられて該支持部の傾斜方向に突出する回り止めピンと、いずれか他方に設けられて該回り止めピンが係入される係入孔とで構成されるとともに、
該回動規制手段は、上記位置決め手段の作動後期段階において作動開始されるようにその作動時期が設定されていることを特徴とするパワープラントマウント構造。 - 請求項1において、
上記パワープラント部材の上記マウント部と上記パワープラント支持部材の上記支持部とが、車体前後方向に離間配置された少なくとも一対のボルトにより締結されていることを特徴とするパワープラントマウント構造。
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