JP4328571B2 - 粘着式清掃具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被清掃面上に付着したゴミを粘着面で捕らえる粘着式清掃具に関し、さらに詳しく言えば、カーペット用やフローリング床用など用途に応じて粘着テープを簡単に変更することができる粘着式清掃具に関する。
【0002】
【従来の技術】
カーペットなどに付着した髪の毛や糸くずなどのゴミは、パイルに絡み込みやすく真空吸引掃除機では除去しきれないことが多い。そこで、この種のゴミを効率よく除去する道具として、粘着テープなどの粘着面を被清掃面上に接触させて、その粘着面でゴミを捕捉するようにした粘着式清掃具が提供されている。
【0003】
一般的な粘着式清掃具としては、例えば特許文献1に開示されているように、粘着面が表側を向くように巻回された粘着テープロールと、この粘着テープロールを回転可能に支持する清掃具本体とを備え、清掃具本体に形成されたテープ支持部に円筒スリーブ状の粘着テープを差し込んで使用するものが主流である。
【0004】
これによれば、粘着テープロールを被清掃面上で転がすことで、粘着面でゴミを簡単かつ効率的に捕捉することができるばかりでなく、使用後は汚れた最外層の粘着テープを剥がし取るだけで簡単に後始末できるという手軽さから家庭用だけでなく業務用途としても広く使用されている。
【0005】
また、この種の粘着テープロールは床材の種類に応じて、カーペット用やフローリング床用など種類分けされていることが多く、粘着テープの基材や粘着剤のの粘着力、その塗布形状などが用途に応じて分けられている。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−315718号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、粘着テープロールを用いる粘着式清掃具には、次のような問題があった。すなわち、従来の方式では、粘着テープはロール状に多重に巻回されているため、使用後に汚れたシートを一巻きずつ剥がし取る必要があるが、汚れた清掃面は、不潔でありできるだけ触れたくない。
【0008】
また、粘着テープには切断用の切れ目が一定間隔で設けられているが、切れ目に沿って汚れた粘着テープをきれいに剥がし取ることは難しく、髪の毛などのゴミが切れ目に跨るように付着した場合には、さらに剥がしにくくなった。
【0009】
さらに、この種の粘着テープロールは、一旦開封してしまうと、使い切るまでずっと同じ種類のものを使い続ける必要があった。特に、特許文献1に記載されたものは巻き芯がないため、一度清掃具本体に取り付けてしまうと、取り外しがきかない。
【0010】
最近の住宅は、居住者の用途や家族構成などによって各部屋の床材がカーペットや畳、フローリング床などまちまちであるため、例えばカーペット用の粘着テープを使ってしまうと、他の床材には使用することができない。そのため、今までは部屋の床数に応じて清掃具本体を買い揃えるしか術はなかった。清掃具本体は、粘着テープロールの単価よりも数倍と高く、購買者の費用負担も大きい。
【0011】
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、カーペット用やフローリング床用など用途に応じて粘着テープを簡単に変更することができる粘着式清掃具を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本発明は、被清掃面上を転動するローラを含む清掃具本体と、一方の面に上記被清掃面上に付着したゴミを捕捉する清掃用粘着面が形成され、他方の面が所定の固定手段を介して上記ローラの外周面に沿って巻き付けられる清掃シートとを有する粘着式清掃具において、上記清掃シートは、上記清掃用粘着面を下側として所定の台紙上に複数枚積層した状態で載置されており、上記台紙には、上記ローラに上記清掃シートを巻き付ける際に、上記ローラの移動をガイドするためのガイド手段が設けられていることを特徴としている。
【0013】
これによれば、使用する直前に清掃シートを清掃具本体のローラに巻き付けて使用することが可能となり、清掃を終え汚れた清掃シートは今まで通り簡単に除去することができるとともに、使用する床材の種類に応じて清掃シートの種類を簡単に変更することができ、1つの清掃具本体で多種の清掃シートに適用することができる。
【0014】
本発明において、ローラに巻き付けられる清掃シートは、単に1枚のみ巻き付けてもよいし、複数枚積層した状態で巻き付けてもよく、1枚のみ巻き付けた場合は、簡易的な清掃用途に好適であり、複数枚巻き付けた場合は、広い面積の被清掃面を清掃する際に清掃シートをいちいち取り替える面倒から解放される。
【0015】
上記固定手段の好ましい態様としては、上記清掃シートの他方の面に形成された固定用粘着面からなる。これによれば、固定用の粘着剤層を構成するだけで、簡単かつ確実に清掃シートを固定することができる。
【0016】
上記固定手段の別の手法としては、上記清掃シートの一部をほぼ180°折り曲げて、上記他方の面に露出した上記清掃用粘着面の一部からなるものであってもよい。これによれば、清掃用粘着面の一部を共有することにより、粘着剤の使用量を減らすことができ、製造コストを安く抑えることができる。
【0017】
本発明においては、清掃シートをローラに貼り付けて使用するため、粘着シートをきれいにローラに貼り付ける必要がある。そこで、上記ローラは、少なくとも表面がゴム弾性を有する素材によって構成されていることが好ましい。これによれば、ローラのゴム弾性によって清掃シートに適度なテンション(張力)がかかり、清掃シートの粘着面をきれいに貼ることができる。
【0018】
上記清掃シートは、その幅が上記ローラの軸方向の長さとほぼ等しく、その長さが上記ローラの外周の1周長分に相当する形状に形成されている。すなわち、ローラの形状を一定サイズに規定しておけば、1台の製造装置で複数種類の清掃シートを作り出すことができ、生産コストをより抑えることができる。また、消費者側も1つの清掃具本体を複数種類の粘着シートを使用できる。
【0019】
本発明において、上記清掃シートは、所定の台紙上に複数枚積層した状態で載置されており、上記台紙には、上記ローラに上記清掃シートを巻き付ける際に、上記ローラの移動をガイドするためのガイド手段が設けられている。
【0020】
これによれば、清掃シートを台紙上に積層することで、商品の梱包スペースがロール体としたときよりも小さくなり、運搬コストなども安く抑えられるばかりでなく、単位体積当たりの商品展示量を増やすことができる。また、ガイド手段を設けたことで、熟練を要すことなく、誰でも簡単かつきれいに清掃シートをローラに巻き付けることができる。
【0021】
上記ガイド手段の具体的な形態としては、上記清掃シートの長さ方向の一端側に沿って上記台紙上に設けられたガイドレールからなる。なお、ガイドレールは1本であってもよいし、2本のガイドレールを清掃シートを挟むように平行に設けてもよい。
【0022】
上記ガイドレールは、その高さが上記清掃シートの積層厚さよりも高いことが好ましい。これによれば、ガイドレールの側壁面が確実にローラの側壁面に接触することができ、使用開始から最後の1枚に至まで清掃シートをローラ上にきれいに巻き付けることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る粘着式清掃具の斜視図である。この粘着式清掃具1は、例えばカーペット床などの被清掃面上を移動する移動体21を有する清掃具本体2と、同清掃具本体2の移動体21の外周に巻き付けられる清掃シート4を備えるシートストッカー3とを備えている。
【0025】
清掃具本体2は、手によって把持されるグリップ22と、同グリップ22の下端からグリップ22とは離反する方向に突設された支持部23とを備え、支持部23の他端側には、移動体21が回転可能に設けられている。
【0026】
移動体21は、好ましくは例えば発泡ゴムなどのスキン層を備えた円筒状のローラ21からなり、中心には支持部23を回転可能に軸支する軸受部211が設けられている。この実施形態において、軸受部211はローラ21の内部に一体的に組み込まれ、そこに支持部23が回転可能に挿通されている。
【0027】
この実施形態において、ローラ21(移動体21)は、その表面に発泡ゴムからなるスキン層が設けられた円筒状のローラからなるが、これ以外に、例えば発泡ウレタンやゴムなど適度なゴム弾性を有するものがあれば、その素材は任意である。また、ローラ21全体を発泡ゴムなどで構成してもよい。
【0028】
また、ローラ21の表面をミクロ発泡ゴムなどの吸着性素材で構成してもよく、これによれば、後述する清掃シート4の固定用粘着面43a〜43cを設けなくとも、基材41がローラ表面に吸着して固定されるため、より経済的である。
【0029】
グリップ22は、合成樹脂の成形品からなり、手で把持しやすいように扁平な筒体に形成されている。この実施形態において、グリップ22は単なる棒状体であるが、例えば滑り止め用のグリップや吊下用のフックなどを設けてもよい。
【0030】
支持部23は、ステンレスなどの金属棒をU字状に折り曲げ、さらにその一端をグリップ22の軸線に対して直角に接続したものからなり、他端側には上述したローラ21が支持部23の軸線に沿って同軸的に回転可能に取り付けられている。
【0031】
なお、この実施形態においては図示されていないが、清掃具本体2の一部として、ローラ21を保護するためのカバーを別途用意してもよい。カバーの構成としては、本発明の出願人にかかる例えば特開2003−52602号公報に記載されたものが採用されてよい。
【0032】
この実施形態において、ローラ21は、支持部23を介してグリップ22がローラ21の軸線に対して直交する方向に設けられているが、従来例として記載された本発明の出願人にかかる例えば特開2002−315718号公報に記載されたローラの軸線とグリップの軸線とがほぼ平行な清掃具本体2に適用してもよい。
【0033】
次に、シートストッカー3の構造について説明する。図1に示すように、このシートストッカー3は、ボール紙などの比較的厚手の板体からなるベース31と、同ベース31上に多数積層した状態で載置された清掃シート4と、同清掃シート4の長手方向の一端側に沿って上記ベース31上に立設されたガイドレール32とを備えている。
【0034】
ベース31の表面側には、清掃シート4およびガイドレール32の他に商品展示用の吊下孔311が設けられている。また、ベース31の裏面側には、本発明の粘着式清掃具1などの仕様や、その使用方法などの各種情報が印刷されている。なお、ベース31の表面側にも商品説明やのポップ広告などを記載してもよい。
【0035】
図2を併せて参照して、清掃シート4は、矩形状に形成された基材41の一方の面(図2では下面)に被清掃面に付着したゴミを捕捉するための清掃用粘着面42が設けられており、他方の面(図2では上面)には、清掃シート4をローラ21の外周面に沿って固定するための固定手段としての固定用粘着面43a〜43cが設けられている。
【0036】
清掃シート4は、その幅Wsがローラ21の軸方向の長さLrとほぼ等しく、その長さLsがローラ21の外周の1周長分に相当する形状(この実施形態では矩形状)に形成されている。これによれば、ローラ21の形状を一定サイズに規定しておけば、1台の製造装置で複数種類の清掃シート4を作り出すことができ、生産コストをより抑えることができる。また、消費者側も1つの清掃具本体2を用意しておくだけで、複数種類の清掃シート4を使用することができる。
【0037】
基材41は、紙製シートもしくは樹脂製シートのいずれであってもよく、さらにはエンボスなどの処理が施されていてもよい。この実施形態において、基材41の上面(図2では固定用粘着面43a〜43cを有する面)には、例えばフッ素樹脂加工などの剥離処理が施されており、清掃シート4を積層した際に上層側に配置される清掃シート4を簡単に剥離できるようになっている。なお、剥離処理は、固定用粘着面43a〜43cの表面には設けられていない。
【0038】
清掃用粘着面42は、例えば合成ゴム系などの粘着剤が基材41の裏面の全面に沿って一様に塗布された粘着剤層からなる。この実施形態において、清掃用粘着面42は、基材41の裏面側に一様に塗布されているが、例えば縦縞状(いわゆるスジ塗り)やスポット状に設けてもよく、清掃用粘着面42の形成条件は、清掃シート4の被清掃面の種類などによって適宜選択可能である。
【0039】
また、粘着剤の種類は、この実施形態では、一般的な合成ゴム系粘着剤が用いられているが、これ以外の粘着剤としては、天然ゴム系やアクリル系などが使用され、被清掃面の種類により粘着剤組成物はいかようにもモディファイされる。すなわち、一般的にゴミの捕捉力を上げたい場合は、粘性の強い組成にモディファイするし、フローリングなどの被清掃面に対しては架橋系アクリルの粘着剤が好適である。
【0040】
固定用粘着面43a〜43cは、基材41の上面側に、その幅方向に沿って設けられてた帯状の粘着剤層からなり、この実施形態では基材41の長手方向の両端および中央の合計3カ所に設けられている。
【0041】
この実施形態において、固定用粘着面43a〜43cは、基材41の幅方向に沿って3カ所設けられているが、4カ所であってもよいし、極端に言えば、全面に設けられていてもよい。
【0042】
ところで、清掃シート4を図2に示すように積層させた場合、各固定用粘着面43a〜43cは、上層に配置される清掃シート4の清掃用粘着面42と直に接触する。
【0043】
そこで、固定用粘着面43a〜43cを構成する粘着剤は、清掃用粘着面42よりも粘着力が小さな粘着剤が好ましい。これによれば、粘着面同士が接触しても、固定用粘着面43a〜43cの粘着力が弱められているため、最表層の清掃シート4を無理なく剥がし取ることができる。
【0044】
上述した実施形態では、固定用粘着面43a〜43cを基材41に独立して設けているが、これ以外の手法としては、図3に示すように、清掃シート4の一部(この実施形態では両端)をほぼ180°折り曲げて、清掃シート4の上面に清掃用粘着面42の一部を露出させた固定用粘着面42a、42bを用いてもよい。これによれば、固定用粘着面42a、42bが清掃用粘着面42の一部を共有することにより、粘着剤の使用量を減らすことができ、製造コストを安く抑えることができる。
【0045】
この場合、固定用粘着面42a、42bは、清掃用粘着面42と同じ粘着剤が用いられてるため、図3に示すように清掃シート4を積層すると、各清掃シート4同士が強固に貼り付いて剥がし取れないおそれがある。そこで、この実施形態では、上層の清掃シート4の粘着面42と下層の粘着シート4の固定用粘着面42a、42bとの間にセパレータ5を挟み込むことで、各清掃シート4同士の貼り付きを防止している。
【0046】
なお、この実施形態では、セパレータ5を粘着面の間に介在させて清掃シート4の貼り付きを防止しているが、例えば、清掃用粘着面42の両端側をエンボス加工などによって弱粘着処理し、粘着力を低下させてもよい。
【0047】
このように形成された清掃シート4は、互いに重なり合うようにして複数枚積層された状態でベース31の上に固定される。このとき、ベース31の清掃シート4の載置面には最後の清掃シート4の粘着面を保護するための剥離処理が施されていることが好ましい。また、最表層の清掃シート4の上面には、固定用粘着面43a〜43cを保護する目的から、図示しない保護シートがさらに積層されていることが好ましい。
【0048】
ガイドレール32は、ベース31と同じボール紙などの比較的強固な板体を角柱状に折り曲げ加工したものからなり、ベース31に対して両面粘着テープなどを介して固着されている。この実施形態において、ガイドレール32は、清掃シート4の長さLsよりも若干長く形成されている。
【0049】
図4に示すように、ガイドレール32は、その高さHが清掃シート4の積層高さhよりも高く形成されていることが好ましい。これによれば、ローラ21に対して清掃シート4を巻き付ける際に、ガイドレール32の側壁面がろーら21の側面に常に当接して、ローラ21を清掃シート4に沿って確実にガイドすることができる。
【0050】
この実施形態において、ガイドレール32は、清掃シート4の一方の側端(図4では右側端)に設けられているが、よりガイド性を高めるため、清掃シート4の他方の側端にもガイドレール32を設け、平行配置された2本のガイドレール32の間に清掃シート4を配置するようにしてもよい。
【0051】
次に、図1および図5(a)〜(c)を参照して、本発明の粘着式清掃具1の使用手順の一例を説明する。粘着式清掃具1を使用するに当たっては、まず、清掃具本体2のグリップ22を手で把持し、図5(a)に示すように、ローラ21をその側面がガイドレール32の側壁面と接触するようにして、シートストッカー3上の清掃シート4の一端に押し付ける。
【0052】
ローラ21を清掃シート4に押し付けると、清掃シート4の最初の固定用粘着面43aがローラ21の表面に貼り付く。この状態のまま、清掃具本体2をガイドレール32に沿って水平方向に転がしていくと、ローラ21の表面に清掃シート4が巻き付き始める。
【0053】
ローラ21をこのまま押し進め、ローラ21に清掃シートを巻き付けながら、図5(b)に示すように、ローラ21が清掃シート4の中間地点まで来ると、清掃シート4に設けられた第2の固定用粘着面43bがローラ21の表面に貼り付く。
【0054】
さらに、ローラ21を押し進めていき、清掃シート4の終端にローラ21が差し掛かると、図5(c)に示すように、清掃シート4の最後の固定用粘着面43cがローラ21に貼り付き、同時に清掃シート4はシートストッカー3から離れてローラ21上に完全に巻き付く。
【0055】
この状態で、使用者は、清掃具本体2のローラ21をカーペットなどの図示しない被清掃面上で転がすことで、被清掃面上に付着したゴミを清掃シート4の粘着面42で捕捉することができる。
【0056】
清掃シート4の使用後は、ゴミの付着した清掃シート4をローラ21から剥がし取って捨ててもよいし、新しい清掃シート4で清掃したい場合には、汚れた清掃シート4を残したまま、その上に上述した方法で新しい清掃シート4を巻き付けてもよい。また、清掃シート4の種類を変えて使うこともできる。
【0057】
上述した実施形態においては、ローラ21に1枚の清掃シート4を貼り付ける手順について説明したが、積層シート4を複数枚(例えば3枚)積層した状態のままローラ21に巻き付けてもよい。これによれば、最外層の清掃シート4をローラ21から順次剥がし取っていくことで、積層枚数分の新しい清掃シート4を連続して使用することができる。
【0058】
ローラ21に巻き付けられた清掃シート4をより簡単に剥がし取るため、清掃シート4の一部に連続した切れ目(例えばミシン目など)からなる切断部をさらに設けておき、この切断部から清掃シート4を切り離してもよい。なお、切断部は固定用粘着面43a〜43c以外の場所に設けることがより好ましい。
【0059】
上述した実施形態において、清掃シート4は最も一般的なカーペット用を例にとって説明したが、本発明の清掃シート4は、基材41や粘着剤の仕様を変えることで、例えばフローリング床用や畳床用、自動車シート用、皮革用など任意の被清掃面に対応可能であり、被清掃面は任意に設定可能である。
【0060】
上述した実施形態では、清掃シート4は粘着面42によってゴミを捕捉するようにしているが、例えば基材41を不織布などで構成して、被清掃面を拭き取る構造としてもよく、移動体(ローラ21)の上に固定手段を介して巻き付けて使用する基本的形態を備えていれば、これら各種変形例も本発明に含まれる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、被清掃面上を移動するローラを含む清掃具本体と、一方の面に上記被清掃面上に付着したゴミを捕捉する清掃用粘着面が形成され、他方の面が所定の固定手段を介して上記移動体の外周面に沿って巻き付けられる清掃シートとを有することにより、使用する直前に清掃シートを清掃具本体の移動体に巻き付けて使用することが可能となり、清掃を終え汚れた清掃シートは今まで通り簡単に除去することができる。また、使用する床材の種類に応じて清掃シートの種類を簡単に変更することができ、1つの清掃具本体で多種の清掃シートに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る粘着式清掃具の基本形態を説明する斜視図。
【図2】清掃シートの構造を説明する断面図。
【図3】清掃シートの別の形態を説明するための断面図。
【図4】ガイドレールの構造を説明するための底面図。
【図5】本発明の粘着式清掃具の使用手順の流れを説明するための説明図。
【符号の説明】
1 粘着式清掃具
2 清掃具本体
21 ローラ
22 グリップ
23 支持部
3 シートストッカー
31 ベース
32 ガイドレール
4 清掃シート
41 基材
42 清掃用粘着面
43a〜43c 固定用粘着面
Claims (7)
- 被清掃面上を転動するローラを含む清掃具本体と、一方の面に上記被清掃面上に付着したゴミを捕捉する清掃用粘着面が形成され、他方の面が所定の固定手段を介して上記ローラの外周面に沿って巻き付けられる清掃シートとを有する粘着式清掃具において、
上記清掃シートは、上記清掃用粘着面を下側として所定の台紙上に複数枚積層した状態で載置されており、上記台紙には、上記ローラに上記清掃シートを巻き付ける際に、上記ローラの移動をガイドするためのガイド手段が設けられていることを特徴とする粘着式清掃具。 - 上記ガイド手段は、上記清掃シートの長さ方向の一端側に沿って上記台紙上に設けられたガイドレールからなる請求項1に記載の粘着式清掃具。
- 上記ガイドレールは、その高さが上記清掃シートの積層厚さよりも高い請求項2に記載の粘着式清掃具。
- 上記固定手段は、上記清掃シートの他方の面に形成された固定用粘着面からなる請求項1ないし3のいずれか1項に記載の粘着式清掃具。
- 上記固定手段は、上記清掃シートの一部をほぼ180°折り曲げて、上記他方の面に露出した上記清掃用粘着面の一部からなる請求項1ないし4のいずれか1項に記載の粘着式清掃具。
- 上記ローラは、少なくとも表面がゴム弾性を有する素材によって構成されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の粘着式清掃具。
- 上記清掃シートは、その幅が上記ローラの軸方向の長さとほぼ等しく、その長さが上記ローラの外周の1周長分に相当する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の粘着式清掃具。
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