JP2001240821A - 粘着テープロールおよびその製造方法 - Google Patents

粘着テープロールおよびその製造方法

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Kazuo Suenaga
和夫 末永
Junji Kano
淳二 狩野
Yuzuru Makino
譲 牧野
Shunsaku Sato
俊策 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的硬いごみや床面などの清掃に好適であ
り、しかも汚れた粘着テープを剥ぎ取る際、その切れ目
を容易に掴めるようにする。 【解決手段】 所定幅の帯状シートからなる基材21の
一方の面が粘着面22とされ、かつ、所定の間隔で切れ
目3が入れられている粘着テープ2を、その粘着面側2
2が外側となるように巻回してなる粘着テープロール1
において、粘着テープ2の基材21を伸縮性を有する発
泡樹脂シート製とするとともに、粘着テープ2を原寸よ
りも伸張された状態で巻回する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着面を外側にし
て巻回されたごみ取り用の粘着テープロールおよびその
製造方法に関し、さらに詳しく言えば、適度なクッショ
ン性を有し、比較的硬いフローリング床やテーブル面な
どの清掃に好適な粘着テープロールおよびその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、絨毯(カーペット)などに絡み
ついた毛髪や埃などのごみは、掃除機を用いて吸引して
もなかなか取れにくい。また、そのような取れにくいご
みでなく一寸したごみの場合でも、わさわざ掃除機を持
ち出すことに面倒を覚えることがある。
【0003】このような場合、粘着テープロールは便利
である。すなわち、粘着テープロールは、一方の面が粘
着面とされた粘着テープをその粘着面側を外側として巻
回したロールであり、床などの被清掃面上を転がすだけ
で、その粘着作用によりごみを簡単に取ることができ
る。また、構成も簡単で重量も軽いことから使い勝手が
よい。
【0004】ただし、ごみの付着量に反比例して粘着力
が弱くなることは否めず、粘着力が落ちた場合には、そ
の汚れた粘着テープを一巻き分剥がして、新たに下層の
粘着テープ面を露出させる必要がある。この剥がし作業
時において、粘着テープを切りやすくするため、粘着テ
ープロールには例えばミシン目状の切れ目が設けられて
いる。
【0005】ところで、従来この種の粘着テープロール
の多くは、もっぱらコスト的な面から基材として紙製シ
ートを用いている。そのため、ロール表面は硬いが、被
清掃面がカーペットなどの毛羽立った柔軟なものであれ
ば、ベタ付くことなく軽快に転がすことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロール
表面が硬いことにより、次のような課題があった。例え
ば、煎餅の食べかすやパン屑などの比較的硬くて大きな
ごみ(固形状のごみ)を取ることに適していない。これ
は、互いの表面が硬いため、接触面積が少なく大きな粘
着力が得られないからである。
【0007】しかも、そのような比較的硬いゴミがフロ
ーリング床やテーブル面などの比較的硬い面に落ちてい
る場合、その上を転がすと柄を通してゴツゴツとした感
触が伝わってくるため、掃除の軽快感が損なわれる。
【0008】そればかりでなく、被清掃面がフラットな
面であると、その被清掃面に粘着面がベタ付いて転がし
にくくなり、さらには巻き方向と逆方向に転がした場合
には、粘着テープが被清掃面上に帯状に張り付いてしま
う、いわゆるレール引き現象が生ずることになる。
【0009】他方において、粘着テープロールには、汚
れた粘着テープを1周分だけ剥ぎ取るための切れ目(ミ
シン目)が入れられているが、基材が紙製で薄いため、
その切れ目を引き起こすことは容易でない。また、汚れ
た面から切れ目を探すにも苦労しているのが実状であ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するためになされたもので、その目的は、比較
的硬いごみや床面などの清掃に好適であり、しかも使用
済みの汚れた粘着テープを剥ぎ取る際、その切れ目を容
易に摘むことができるようにした粘着テープロールおよ
びその製造方法を提供することにある。
【0011】上記目的を達成するため、本発明は、所定
幅の帯状シートからなる基材の一方の面が粘着面とされ
た粘着テープを、その粘着面側が外側となるように巻回
してなるとともに、上記粘着テープにはその円周方向と
交差する方向に剥ぎ取り用の切れ目が所定の間隔で形成
されている粘着テープロールにおいて、上記粘着テープ
の基材が伸縮性を有する発泡樹脂シートからなり、上記
粘着テープは原寸よりも伸張された状態で巻回されてい
ることを特徴としている。
【0012】本発明によれば、粘着テープの基材が伸縮
性を有する発泡樹脂シートからなるため、これを多数回
巻回したロール体は適度なクッション性を発揮する。し
たがって、ごみや床面などが比較的硬い場合でも柔軟に
対応できる。
【0013】また、粘着テープは原寸よりも伸張された
状態、すなわちテンションをかけられ引っ張られた状態
で巻回されているため、最外層の粘着テープを切れ目か
ら剥ぎ取ると、次層の粘着テープのテンションが弱めら
れ、原寸状態に戻ろうとする力が作用するため、その切
れ目端部を起こしやすくなる。この場合、粘着テープの
他方の面に剥離処理を施しておくことが好ましく、これ
によれば、原寸状態に戻ろうとする力をより大きくする
ことができる。
【0014】本発明において、粘着テープの幅方向の少
なくとも一端には、粘着性を持たない非粘着部が設けら
れており、その非粘着部にも切れ目が設けられているこ
とが好ましい。このように、粘着テープの幅方向の端部
をいわゆるドライエッジとすることにより、切れ目を容
易に見つけることができるとともに、その切れ目をより
容易に起こすことが可能となる。
【0015】また、本発明の製造方法は、帯状シートか
らなる基材の一方の面が粘着面とされた粘着テープのマ
ザーロールと、同マザーロールから粘着テープを粘着面
を外側として所定長さ分ずつ巻き取る巻き取りローラ
と、マザーロールと巻き取りローラとの間に配置された
切れ目形成手段とを含み、マザーロールから繰り出され
る粘着テープに切れ目形成手段にて剥ぎ取り用の切れ目
を所定の間隔ごとに形成して、巻き取りローラに巻き取
るにあたって、粘着テープの基材を伸縮性を有する発泡
樹脂シートとし、その粘着テープを巻き取りローラに巻
き取る際、粘着テープに所定のテンションを加えて原寸
よりも伸張させた状態で巻き取ることを特徴としてお
り、これによれば、適度なクッション性を有するととも
に、汚れた粘着テープを切れ目に沿って剥ぎ取りやすい
粘着テープロールが得られる。
【0016】本発明の製造方法において、切れ目形成手
段は、粘着テープを挟み込んで回転し、少なくともその
一方に切れ目形成用の刃を有する一対の回転ローラを備
え、その一対の回転ローラと巻き取りローラとの間で粘
着テープに所定のテンションを付与するようにすること
が好ましい。
【0017】また、切れ目形成手段は、粘着テープに対
してほぼ直交する方向に進退可能な切れ目形成用の刃
と、同じく粘着テープに対してほぼ直交する方向に進退
可能であって上記刃の前後に配置された一対のテープ押
さえとを備えた構成であってもよく、この場合には、マ
ザーロールと巻き取りローラとの間で粘着テープに所定
のテンションを付与し、一対のテープ押さえにより粘着
テープが押さえられいる間に、上記刃により切れ目を入
れることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実
施例に係る粘着テープロールの斜視図である。
【0019】この粘着テープロール1は、伸縮性を有す
る発泡樹脂シート(この実施例では、発泡ポリエチレン
シート)からなるテープ基材21の一方の面を粘着面2
2とした粘着テープ2を、その粘着面22が外側となる
ように円筒状の巻き芯4に所定巻数巻回することにより
形成され、テープ基材21が発泡樹脂シートであること
から、全体として適度なクッション性(弾性)を備えて
いる。
【0020】粘着テープ2には、切れ目としてのミシン
目3が所定の間隔をもって形成されている。この実施例
において、ミシン目3は1周ごとにその位置をずらし
た、いわゆる段差ミシン目になっている。なお、切れ目
はミシン目3のほかに、テープ基材21を薄肉状(例え
ばV字溝状)とした脆弱部分により形成されてもよい。
【0021】ミシン目(切れ目)3は、粘着テープ2の
幅方向の一端から他端にかけて形成されていればよく、
その方向は粘着テープロール1の軸線と平行であっても
よいし、粘着テープロール1の円周方向と所定の角度で
交差する斜め線状であってもよい。特に制限はない。
【0022】粘着面22には、粘着剤がその全面にわた
って塗布されていてもよいし、部分的であってもよい。
すなわち、全面塗りのほかに、筋状、島状もしくは格子
状など任意の塗布パターンを選ぶことができる。
【0023】粘着面22の粘着力は、従来一般的に使用
されている例えばカーペット用、畳用などの粘着テープ
の粘着力と同等もしくはそれよりも弱い弱粘着であって
よいが、この粘着テープロール1が適度なクッション性
を有していることから、特にフローリング床用とするに
は、むしろ弱粘着の方が好ましい。
【0024】図示されていないが、粘着テープ2の他方
の面(粘着面22とは反対側の面)には、最外層の粘着
テープ2をその下層の粘着テープ2から剥がしやすくす
るため、例えばフッ素系やシリコン系樹脂からなる剥離
処理が施されている。なお、この剥離処理は本発明にと
ってあくまで好ましい態様の一つであり、テープ基材2
1の樹脂によっては剥離処理が不要な場合もある。
【0025】粘着テープ2を巻回して粘着テープロール
1とするにあたって、本発明においては、粘着テープ2
は原寸よりも伸張された状態で巻回されている。すなわ
ち、粘着テープ2は所定のテンション(引っ張り力)を
かけられた状態で巻回されている。
【0026】例えば、発泡倍率35±5%程度、厚さ2
50±20μmで幅25mmの発泡ポリエチレンシート
の場合、その引っ張り強度は3.5±0.3kgで、そ
のときの伸び率は30〜40%を示す。ミシン目3を入
れた場合には、そのミシン目ピッチにもよるが、大体に
おいて引っ張り強度は1.0±0.2kgで、そのとき
の伸び率は10〜15%である。
【0027】なお参考までに、これらの数値は、ミシン
目3のスリット部分の長さを4mm,連結部の長さを2
mmとし、ショッパー引っ張り試験機により、温度22
℃,相対湿度65%の環境下で、引っ張り速度を毎分3
00mmとしたときのものである。
【0028】図2には、この粘着テープロール1を上記
のようにして巻き取る場合の第1の製造方法が図解され
ている。これよると、マザーロール(原反ロール)10
を送りドラムAにセットし、同マザーロール10から粘
着テープ2を順次繰り出しながら、その粘着テープ2の
所定長さ分を巻きドラム(巻き取りローラ)B側におい
て巻き芯4に巻き取るのであるが、それらの間には切れ
目形成手段としてのミシン目形成部5が設けられてい
る。
【0029】この実施例において、マザーロール10
は、個々に巻き取られる粘着テープロール1と同様に、
その粘着面22側を外側にして巻回されているが、これ
とは反対に、粘着面22側を内側として巻回されていて
もよく、その場合には、粘着テープ2は巻きドラムB側
において、粘着面22側を外側として巻き取られる。
【0030】ミシン目形成部5は、粘着テープ2を挟み
込んで回転する一対の円筒ローラ5a,5bを備えてい
る。その一方の例えば円筒ローラ5a側には、図3に示
されているように、粘着テープ2にミシン目3を形成す
るためのトムソン刃(またはシーリング刃)51が設け
られている。
【0031】トムソン刃51には刃部510と切欠部5
11とが所定のピッチで交互に形成されているが、この
実施例によると、両端に位置する刃部512,512は
他の刃部510よりも幅広に形成されている。
【0032】少なくとも粘着テープ2の粘着面22と対
向する側のローラ、この実施例では円筒ローラ5aには
粘着面22に対して非粘着となるような剥離(離型)処
理が施されている。他方の円筒ローラ5bは例えばゴム
ローラであってよく、図示されていないが、その一部分
にはトムソン刃51の刃受け部が設けられている。この
他方の円筒ローラ5bにも剥離処理が施されてよい。
【0033】円筒ローラ5a,5bはともに図示しない
モータにより回転駆動されてもよいが、そのいずれか一
方を駆動ローラとし、他方をその従動ローラとしてもよ
い。また、図示されていないが、送りドラムAおよび巻
きドラムBの各々にも、モータがクラッチなどを介して
それぞれ連結されている。
【0034】この第1の製造方法において、例えば送り
ドラムAはクラッチによりモータと切り離されフリー状
態とされ、ミシン目形成部5の回転ローラ5a,5bお
よび巻きドラムBがそれぞれモータにより駆動される。
【0035】これにより、マザーロール10の粘着テー
プ2が引っ張りだされ、ミシン目形成部5にてミシン目
3が形成された後、巻きドラムB側に順次巻き取られる
のであるが、この場合、回転ローラ5a,5bと巻きド
ラムBの周速度が所定に制御されることにより、ミシン
目形成部5と巻きドラムBとの間で粘着テープ2に所定
のテンションがかけられる。
【0036】したがって、粘着テープ2は原寸(無負荷
状態の長さ)よりも伸張された状態で巻き取られる。こ
の場合、粘着テープ2にかけられるテンション力はミシ
ン目3が引き裂かれない程度の力であることは言うまで
もない。なお、送りドラムAとミシン目形成部5との間
でも、粘着テープ2にテンションが発生するが、このテ
ンションは巻きドラムB側に直接的には作用しない。
【0037】上記第1の製造方法ではミシン目形成部5
に回転ローラ5a,5bによる回転刃を用いているが、
第2の製造方法として、図4に示されているような往復
刃を用いてもよい。すなわち、第2の製造方法でのミシ
ン目形成部5は、上記トムソン刃51が粘着テープ2に
対してほぼ直交状に進退可能とされるとともに、トムソ
ン刃51の前後(テープ搬送方向の上流側と下流側)に
は、テープ押さえ52,53がそれぞれ配置されてい
る。
【0038】このテープ押さえ52,53もトムソン刃
51と同様に、粘着テープ2に対してほぼ直交状に進退
可能とされている。また、これらトムソン刃51および
テープ押さえ52,53の反対側には、ゴムなどからな
る受け台54が配置されている。この受け台54は粘着
テープ2の粘着面22と対向する関係上、その表面には
剥離(離型)処理が施されている。
【0039】この第2の製造方法においては、送りドラ
ムAと巻きドラムBの周速度が所定に制御されることに
より粘着テープ2に所定のテンションが付与され、粘着
テープ2はそのテンションがかけられた状態で間欠的に
繰り出され、ミシン目形成部5によりミシン目3が形成
される。
【0040】すなわち、ミシン目形成時にはテープ送り
が一旦停止され、まず、テープ押さえ52,53が下降
して粘着テープ2を受け台54との間で押さえ付ける。
そして、トムソン刃51が下降してミシン目3が形成さ
れ、トムソン刃51が上昇した後、テープ押さえ52,
53がそれに追随して上昇する。
【0041】このように、粘着テープ2にトムソン刃5
1によりミシン目3を入れる場合、その両側がテープ押
さえ52,53にて押さえ付けられることにより、粘着
テープ2にテンションがかけられているにしても良好に
ミシン目3を形成することができるとともに、粘着テー
プ2を所定のテンションで巻きドラムBに巻き取ること
が可能となる。
【0042】この粘着テープロール1は適度なクッショ
ン性(弾性)を有しているため、比較的硬いごみや床面
上を転がしても表面がそれに応じて凹むため、ごみをよ
く取ることができるとともに、従来の紙基材のときのよ
うな硬いもの同士が当たることによるゴツゴツとした感
触は発生しない。
【0043】また、清掃により汚れた最外層の粘着テー
プ2をミシン目3から、その一巻き分を剥ぎ取ると、次
層の粘着テープ2のテンションが弱められ、原寸状態に
戻ろうとする力が作用するため、図5に誇張して示され
ているように、次層の粘着テープ2の端部が反り返える
ようになる。したがって、例えば爪を少し引っかけるだ
けでその端部(切れ目)を容易に引き起こすことができ
る。
【0044】次に、本発明の第2実施例に係る粘着テー
プロールを図6により説明する。この粘着テープロール
1aは、上記第1実施例の粘着テープロール1と同じ
く、粘着テープ2aを所定のテンションをかけた状態で
巻き取ったものからなるが、この場合、粘着テープ2a
の両端には粘着性を持たない非粘着面6,6が所定の幅
を持って形成されている。
【0045】この非粘着面6,6にも、ミシン目3の一
部を構成するスリット31,31が切り込まれている。
この非粘着面6,6は、いわゆるドライエッジと呼ばれ
ており、この部分だけは下層のもの付着しておらずフリ
ーの状態となっている。
【0046】したがって、粘着テープ2aを上記のよう
に所定のテンション下で巻き取ると、この粘着テープロ
ール1aの両端が糸車状に拡径することになり、非粘着
面6のスリット31から粘着テープ2aを容易に剥ぎ取
ることができる。また、剥ぎ取った後の切れ目は、図7
に示されているように、粘着テープ2aの原寸に戻ろう
とする力により切り起こされた状態となるため、容易に
摘むことが可能となる。
【0047】なお、非粘着面6は粘着テープロール1a
の片側だけに設けられてもよい。また、粘着テープロー
ル1,1aを使用する際の治具については、従来から使
用されてきた回転支持ローラを有するグリップ付きの治
具をそのまま使用することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所定幅の帯状シートからなる基材の一方の面が粘着面と
され、かつ、所定の間隔で切れ目が入れられている粘着
テープを、その粘着面側が外側となるように巻回してな
る粘着テープロールにおいて、粘着テープの基材を伸縮
性を有する発泡樹脂シート製とするとともに、粘着テー
プを原寸よりも伸張された状態で巻回するようにしたこ
とにより、比較的硬いごみや床面などの清掃に好適であ
り、しかも汚れた粘着テープを剥ぎ取る際、その切れ目
を容易に摘むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る粘着テープロールの
斜視図。
【図2】本発明の粘着テープロールの第1の製造方法を
説明するための模式図。
【図3】上記第1の製造方法で用いられる回転刃を示し
た斜視図
【図4】本発明の粘着テープロールの第2の製造方法を
説明するための模式図。
【図5】上記第1実施例の粘着テープロールの要部拡大
断面図。
【図6】本発明の第2実施例に係る粘着テープロールの
斜視図。
【図7】上記第2実施例の粘着テープロールの要部拡大
斜視図。
【符号の説明】
1、1a 粘着テープロール 2,2a 粘着テープ 21 基材 22 粘着面 3 ミシン目(切れ目) 31 スリット 4 巻き芯 5 ミシン目形成部 5a,5b 回転ローラ 51 トムソン刃 6 非粘着部(ドライエッジ) 10 マザーロール A 送りドラム B 巻きドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 譲 東京都中央区銀座7丁目16番7号花蝶ビル 株式会社ニトムズ内 (72)発明者 佐藤 俊策 東京都中央区銀座7丁目16番7号花蝶ビル 株式会社ニトムズ内 Fターム(参考) 4J004 AB01 CA04 CB04 CC02 CC05 CC08 CE03 DA02 DA04 EA01 FA10 GA01 GA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定幅の帯状シートからなる基材の一方
    の面が粘着面とされた粘着テープを、その粘着面側が外
    側となるように巻回してなるとともに、上記粘着テープ
    にはその円周方向と交差する方向に剥ぎ取り用の切れ目
    が所定の間隔で形成されている粘着テープロールにおい
    て、 上記粘着テープの基材が伸縮性を有する発泡樹脂シート
    からなり、上記粘着テープは原寸よりも伸張された状態
    で巻回されていることを特徴とする粘着テープロール。
  2. 【請求項2】 上記粘着テープの幅方向の少なくとも一
    端には、粘着性を持たない非粘着部が設けられており、
    その非粘着部にも上記切れ目が設けられている請求項1
    に記載の粘着テープロール。
  3. 【請求項3】 上記粘着テープの他方の面には、剥離処
    理が施されている請求項1または2に記載の粘着テープ
    ロール。
  4. 【請求項4】 帯状シートからなる基材の一方の面が粘
    着面とされた粘着テープのマザーロールと、同マザーロ
    ールから上記粘着テープを上記粘着面を外側として所定
    長さ分ずつ巻き取る巻き取りローラと、上記マザーロー
    ルと上記巻き取りローラとの間に配置された切れ目形成
    手段とを含み、上記マザーロールから繰り出される上記
    粘着テープに上記切れ目形成手段にて剥ぎ取り用の切れ
    目を所定の間隔ごとに形成して、上記巻き取りローラに
    巻き取る粘着テープロールの製造方法において、 上記粘着テープの基材が伸縮性を有する発泡樹脂シート
    からなり、上記粘着テープを上記巻き取りローラに巻き
    取る際、上記粘着テープに所定のテンションを加えて原
    寸よりも伸張させた状態で巻き取ることを特徴とする粘
    着テープロールの製造方法。
  5. 【請求項5】 上記切れ目形成手段が、上記粘着テープ
    を挟み込んで回転し、少なくともその一方に切れ目形成
    用の刃を有する一対の回転ローラを備え、上記一対の回
    転ローラと上記巻き取りローラとの間で上記粘着テープ
    に所定のテンションが付与される請求項4に記載の粘着
    テープロールの製造方法。
  6. 【請求項6】 上記切れ目形成手段が、上記粘着テープ
    に対してほぼ直交する方向に進退可能な切れ目形成用の
    刃と、同じく上記粘着テープに対してほぼ直交する方向
    に進退可能であって上記刃の前後に配置された一対のテ
    ープ押さえとを備え、上記マザーロールと上記巻き取り
    ローラとの間で上記粘着テープに所定のテンションが付
    与され、上記一対のテープ押さえにより上記粘着テープ
    が押さえられいる間に、上記刃により切れ目が形成され
    る請求項4に記載の粘着テープロールの製造方法。
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