JP2002177182A

JP2002177182A - 粘着クリーナー

Info

Publication number: JP2002177182A
Application number: JP2000403947A
Authority: JP
Inventors: Munehisa Gomi; 宗久五味
Original assignee: SOOKOO KK
Current assignee: SOOKOO KK
Priority date: 2000-12-08
Filing date: 2000-12-08
Publication date: 2002-06-25

Abstract

(57)【要約】【課題】粘着テープが剥がしやすく、切取り線が一直線
上に奇麗に切り取れることが可能で、部屋の片隅に残っ
た塵埃も簡単に清掃できるようにした粘着クリーナーを
提供する。【解決手段】ロール３の軸線方向につまみ破線５と切離
し用破線２を一直線上に形成し、各破線の間隔６を１．
５ｍｍ以下の状態にしてあり、該粘着テープ７の片側端
部に巾２ｍｍ以下の非接着剤部４を設けた粘着クリーナ
ー。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の属する技術分野】この発明は、床、じゅうた
ん等に付着した塵埃を、ロール状に巻回してなる粘着紙
によって掃除をする粘着クリーナーであり、使用済みの
粘着テープを１枚づつ捲り易く、見た目が奇麗に切断で
きるようにすると共に、部屋のコーナー部分も掃除がで
きるように改良したものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のロール状に巻かれた粘着テープか
らなる粘着クリーナーには、表面全面に接着剤を塗布し
て両端または片側端部に切れ目による切取り部を設けた
もの、使用済みの粘着テープ片を簡単に剥がすために、
ロールの軸線方向にミシン目を入れたものや実公昭６１
−２４２１３号公報記載のようなごみ取りロールにおい
ては、山状の切欠部を設けることで指先を入れて最上層
の粘着紙を一枚づつ摘まんで剥離することができるもの
が知られている。また、実開昭６２−３３７６９号公報
記載のように粘着紙を剥がすための切り込みの切断面が
所定の傾きをもたせて摘まみ易くしたものが提案されて
いるが、これら公知の粘着クリーナーは摘まみ易く、剥
がれ易く、切れ易くするために改良されたものである
が、前述の全面に接着層があって両端巻き方向に非接着
面を設けた部分に切れ目のあるタイプは１枚ずつ簡単に
摘まむことができず、ミシン目を入れたタイプの粘着ク
リーナーも１本の切れ目が浅く短い連続線で形成されて
いるため、接着力のある粘着紙を用いている製品の場合
は切れ目通りに切り難い欠点があり、摘まみ易くした山
状の切欠部はロールの厚み分をカットすることになり、
切り屑の発生や加工治具などが必要となって安価に製造
できないものであった。両端に非接着面を設けた粘着ク
リーナーは、接着面がないのでつまみ易いが非接着面の
巾が５ｍｍ程度であり、両端を合わすと１０ｍｍ程度に
なるため接着面の多い全面接着タイプの粘着クリーナー
よりは接着面が少なくなるのは避けられ非接着面がある
ため部屋の隅などを掃除する時の操作は面倒で壁とじゅ
うたんなどの間の塵埃を残してしまう欠点もあった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この発明は、ロール状
に巻かれた粘着テープからなる粘着クリーナーに設けら
れたミシン目のあるもの、カッターにて破線を施したも
のなどにおける切れ目が切れ目通りの一直線上に切れな
い問題点を改善し、床面やじゅうたん等との接着面をで
きるだけ多くして部屋の各隅の取り難い場所の掃除を容
易にすることができる粘着クリーナーを提供するもので
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
めにシート片面に除塵接着剤を塗布した粘着テープをロ
ール状に巻回してなる粘着クリーナーにおいて、ロール
の軸線方向に切離し用破線を形成し、少なくとも一方の
該非接着剤部にはつまみ破線を設けてあり、上記各破線
の間隔を１．５ｍｍ以下の状態にして該粘着テープの片
側端部に巾２ｍｍ以下の非接着剤部を設けたことを特徴
とする粘着クリーナーである。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、図面に基づいてこの発明に
係る清掃用具用の粘着クリーナーの実施の形態を詳細に
説明する。図１は、この発明の粘着クリーナーのつまみ
破線５を摘まんで、最上部の粘着テープ７の１枚を切取
る状態を示すもので、切離し用破線２をロール３（巻
芯）の軸線方向に形成してある。

【０００６】粘着クリーナー１の端部の片側には接着剤
が塗られていない非接着剤部４を設けて、他端部１０に
は非接着剤部を設けないように構成してあり、該非接着
剤部４の巾を２ｍｍ以下とし、この非接着剤部４の先端
から接着剤面に亘ってつまみ破線５を施して前記の切離
し用破線２と一直線上に設けてある。

【０００７】切離し用破線２の１本の長さは、約５ｍｍ
程度とし各破線の間隔６は１．５ｍｍの連続破線にして
使用済み粘着テープを一枚づつ剥がせるようにしてあ
り、この実施例による粘着クリーナー１を清掃用具とし
て使用する場合は、図３に示すようにロール３に支持体
９と連結したホルダー（図示せず）を差し込みハンドル
８を持って操作する。

【０００８】粘着クリーナー１の差込方向は、前記の支
持体９側に非接着剤部４がある状態にセットすることが
必要であり、この状態において汚れた場所を掃除すれば
良く、他端部１０は接着剤が先端まで塗られているから
部屋の隅に溜まっている塵埃を簡単に拭い取ることがで
き、ハンドル８を持って前後に粘着クリーナー１を回転
させながら粘着テープ７に塵埃を付着させ、使用済みの
粘着テープ７をつまみ線５を持って１枚づつ切離し用破
線２上に剥がすことが出来るものである。

【０００９】市販されている製品の内、接着剤が全面に
塗布されている粘着クリーナーは、床面に接する面積は
非接着部のある粘着クリーナーと比べれば接着面の幅が
広くなるので、部屋の隅を掃除することはできても接着
剤が全面に塗布されているため、使用済みの粘着テープ
を一枚づつ剥がすことが困難で、切取り線から外れた破
れ方をすることがあるので使用済みの接着テープを切り
落とした後の切れ目は、不揃いで見た目も悪いものであ
るが、この発明による粘着クリーナ１−は、部屋の片隅
を掃除する際に必要とする他端部１０を設け、部屋の隅
を掃除する際の影響しない方の端部に非接着剤部４を形
成してこの巾を２．５ｍｍ以下としたから、全面接着剤
付の粘着クリーナーと略同じの接着面を持ち、接着面積
をできるだけ広くしたので、部屋の片隅の清掃用具とし
ては安価で便利なものとなる。つまみ破線５および切離
し用破線２は、浅く細かいミシン目に変えてカッター目
を採用したので、使用済みの接着テープ７を切取る時も
剥がし易くなり、各破線の間隔６を１．５ｍｍとしたか
ら、切離し用破線２より接着テープ７を切取る時も１本
の破線間隔を狭く設定することによって剥がし易くなる
と同時に、一直線上に切れて見た目も奇麗で無駄のない
粘着クリーナーが提供できる。

【００１０】

【発明の効果】叙述の通り説明したようにこの発明の粘
着クリーナーは、切り離し用破線をミシン目としないで
カッター目により形成して、各破線の間隔を１．５ｍｍ
にしたことで、使用済みの接着テープを２から３枚一度
にめくることもなく、且つ剥がし易く、接着テープの片
側端部のみに巾が２ｍｍ以下の非接着剤部を設けたから
接着面の巾も多少広がって部屋の片隅の掃除が簡単ので
きる効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係るつまみ破線を剥がした状態を示
す粘着クリーナーの斜視図。

【図２】粘着クリーナーのロールの軸線方向に形成した
切離し用破線が見える正面図。

【図３】この発明に係る粘着クリーナーの使用状態を示
す斜視図。

【符号の説明】

２切離し用破線４非接着剤部５つまみ破線６間隔

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】シート片面に除塵接着剤を塗布した粘着テ
ープをロール状に巻回してなる粘着クリーナーにおい
て、ロールの軸線方向に切離し用破線を形成し、少なく
とも一方の該非接着剤部にはつまみ破線を設けてあり、
上記各破線の間隔を１．５ｍｍ以下の状態にして該粘着
テープの片側端部に巾２ｍｍ以下の非接着剤部を設けた
ことを特徴とする粘着クリーナー。