JP3668156B2 - 粘着テープロールおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、粘着面が表側になるように巻回された清掃用の粘着テープロールに関し、さらに詳しくいえば、被清掃面に対して転がす方向の制限をなくした粘着テープロールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、絨毯などに絡み付いた毛髪や埃などのごみは、電気掃除機で吸引除去しようとしても、なかなか上手に取ることができない。また、食べかすなど一寸したごみを取る場合、電気掃除機をいちいち取り出してきて清掃するのに面倒を覚えることがある。
【0003】
このような場合、粘着テープロールは手軽で便利であり、各家庭などにおいて普及されている。すなわち、粘着テープロールは、紙製や樹脂製などの帯状テープの一方の面を粘着面とし、その粘着面を表側(外側)にして巻回したものであり、床などの被清掃面上を転がすことにより、ごみを簡単に取ることができる。
【0004】
この種の粘着テープロールは、ある程度使用すると粘着面にごみが付着するため粘着力が低下することは否めない。したがって、粘着力が低下した場合は、最外層の汚れた粘着面を一巻き分剥がして、その下層の粘着面を新たに露出させる必要がある。その剥がし作業を容易にするため、粘着テープの幅方向に沿って例えばミシン目状の連続した切れ目からなる切断部を設けて、汚れた使用済みの粘着テープを切り取りやすくするようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の粘着テープロールには次のような課題があった。図5により説明すると、従来の粘着テープロール1は、中空なロールRを巻芯として、一方の面のみを粘着面とした粘着テープ2を、その粘着面を表側(外側)にして巻回してなり、ほぼ一周毎(一巻き毎)にミシン目状の連続した切れ目からなる切断部3が設けられている。
【0006】
粘着テープロール1を被清掃面上に転がすと、その全面にごみが付着し黒ずんた状態となり、切断部3の箇所が見つけにくくなる。汚れた面を見ながら、切断部3を探すには往々にして不快感が伴ない、できれば避けたいところである。
【0007】
そればかりでなく、従来の粘着テープロール1には、その回転方向(転がし方向)に制限があった。すなわち、粘着力が強い使用初期の状態で、粘着テープロール1をその巻き方向とは逆方向(巻き剥がし方向)に転がすと、図7に示すように、粘着テープ2がその切断部3の端部から床面Gに帯状に貼り付く、いわゆるレール引き現象が起こる。
【0008】
このレール引き現象は、粘着テープロール1をその巻き方向に合わせて転がすことにより防止される。そこで、粘着テープ2に適正な回転方向を示す例えば、矢印Mなどを印刷するようにしているが、メーカ側にとっては印刷コストが余計にかかるので好ましくない。また、矢印Mを付したとしても、消費者側ではそれに気づかずにうっかり逆に回してしまう場合も少なくない。
【0009】
そこで、本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、最外層の汚れた粘着テープの剥がし箇所が容易に分かるとともに、巻き方向とは逆方向に転がしても、被清掃面上に貼り付かない粘着テープロールを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本発明は、帯状シートからなる基材の一方の面が粘着面とされた粘着テープを、その粘着面が表側になるように巻回してなるとともに、上記粘着テープには、その幅方向の一端から他端にかけてミシン目状に形成された複数の切れ目を含む切断部が上記粘着テープの巻回方向に沿って所定の間隔で設けられている粘着テープロールにおいて、上記粘着テープには、上記各切断部毎に、その切断部から当該粘着テープロールの巻芯方向寄りの位置に粘着性を持たない非粘着部が設けられており、上記非粘着部は、上記粘着テープの一部を孔が形成されるように切り起こしてなる切起し片を、上記粘着テープロールの反巻芯側である上記切断部側に向けて折り曲げて上記粘着テープの粘着面同士を貼り合わせることにより、上記粘着テープの粘着面上に露呈された上記切起し片の他方の非粘着面からなることを特徴としている。
【0011】
また、本発明は、帯状シートからなる基材の一方の面が粘着面とされた粘着テープを、その粘着面が表側になるように巻回してなるとともに、上記粘着テープには、その幅方向の一端から他端にかけてミシン目状に形成された複数の切れ目を含む切断部が上記粘着テープの巻回方向に沿って所定の間隔で設けられている粘着テープロールにおいて、上記粘着テープには、上記各切断部毎に、その切断部から当該粘着テープロールの巻芯方向寄りの位置に粘着性を持たない非粘着部が設けられており、上記非粘着部は、上記粘着テープの一部を切り起こして形成された切起し片を、上記粘着テープの粘着面側に向けて折り曲げ、その粘着面同士を貼り合わせることにより、上記粘着テープの粘着面上に露呈された上記切起し片の他方の非粘着面からなり、上記切起し片が、上記粘着テープの幅方向に沿って所定間隔で複数設けられていることを特徴としており、これによっても上記目的を達成することができる。
【0012】
この構成によれば、ロール表面の一部を切り起こして折り曲げ、切起し片の粘着面を粘着テープの粘着面とを貼り合わせることで、切起し片の裏面(非粘着面)が粘着テープ面上に露呈する。その裏面には、粘着剤がないためゴミが付着せず、清掃によって黒ずんだ粘着面とは明瞭に識別できる。
【0013】
したがって、最外層の汚れた粘着テープの剥がし箇所が容易に分かる。また、粘着テープの剥がし箇所には粘着力がないため、粘着テープロールを逆方向に回転させてもレール引き現象が起こらない。なお、より確実に粘着力をなくすためには、上記粘着テープの他方の面には剥離処理が施されていることが好ましい。
【0014】
また、上記切起し片は、上記粘着テープロールの反巻芯方向側に折り曲げられており、これによれば、粘着テープの製造段階において、テープの巻き直し作業と同時に非粘着部を形成することができ、使用者がいちいち折り曲げる手間が省ける。
【0015】
上記切起し片は、例えば、半円状や三角形状など様々な形状が例えられるが、上記粘着テープを正面に見てコ字状に切り欠かれていることが好ましい。これによれば、粘着テープ上に細長い四角形状の非粘着部が形成される。
【0016】
本発明には、この粘着テープロールの製造方法も含まれる。すなわち、本発明の製造方法は、帯状シートからなる基材の一方の面が粘着面とされた粘着テープを、その粘着面が表側になるように巻回してなるとともに、上記粘着テープには、その幅方向の一端から他端にかけてミシン目状に形成された複数の切れ目を含む切断部が上記粘着テープの巻回方向に沿って所定の間隔で設けられている粘着テープロールの製造方法において、上記粘着テープの上記各切断部毎に、その切断部から当該粘着テープロールの巻芯方向寄りの位置に上記粘着テープの一部を切り欠く切欠手段と、同切欠手段により形成された切起し片を上記粘着テープの粘着面側に向けて起立させて、上記粘着テープの粘着面側にその粘着面同士を貼り合わせるように折り曲げる折曲手段とを備えることを特徴としている。
【0017】
上記切欠手段は、併せて上記切断部を形成することが好ましく、これによれば、切起し片の形成とともに、切断部を併せて作ることができるため、1工程が少なくすることができる。
【0018】
上記折曲手段は、さらに非粘着面側から上記切起し片に向けて空気を吹き出すブロアからなる起立手段を含み、上記起立手段によって上記切起し片を起立させた後、上記粘着テープの粘着面側にその粘着面同士を貼り合わせるように折り曲げる。これによれば、粘着テープの切起し片に向けて空気を吹き付けることにより、簡単な方法で切起し片を起立状態に引き起こすことができる。
【0019】
上記起立手段によって起立された切起し片は、上記粘着テープ上に沿って移動するハケからなる折曲手段によって、粘着面同士が互いに向き合うように折り畳まれることにより、粘着面上に非粘着部が形成される。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の粘着テープロールの斜視図であり、図2は、図1のA−A線断面図である。
【0021】
この粘着テープロール10は、所定幅の帯状テープからなる基材21の一方の面に粘着面22を備える粘着テープ20を、その粘着面22が表側(外側)になるように巻芯に渦巻状に巻回したものからなる。
【0022】
この実施形態において、粘着テープ20の裏面(反粘着面側)には、粘着テープ20の剥がし作業を容易とするため、例えばフッ素系やシリコン系の樹脂などよりなる剥離処理が施された剥離面23が形成されている。なお、基材21の材質によっては、特に剥離面23を設ける必要はなく、本発明において、剥離面23は任意的な構成要素である。
【0023】
また、基材21は紙製シートもしくは樹脂製シートなどのいずれであってもよく、さらにはこれらシートにエンボス加工などが施されていてもよい。樹脂製シートの場合には発泡シートも使用可能である。このように基材21の材質については、特に制限はない。
【0024】
粘着面22は所定の粘着剤よりなるが、必ずしもその粘着剤が基材21の一方の面の全面に塗布されている必要はなく、例えば筋状や斑点状もしくは格子状などなどに塗布されたものでもよい。場合によっては、発泡粘着剤を用いてもよい。
【0025】
粘着テープ20には、その幅方向の一端から他端にかけてミシン目状の連続した切れ目30a〜30nからなる切断部30が設けられている。この切断部30は、粘着テープ20の巻芯方向(円周方向)に沿って所定の間隔、すなわち一巻き相当分の長さ間隔をもって設けられている。
【0026】
図3に示すように、各切れ目30a〜30nは粘着テープ20の幅方向に沿って平行に切り込まれた縦切れ目要素31と、縦切れ目要素31の一端側から同縦切れ目要素31に対して所定の角度で交差するように切り込まれた横切れ目要素32とを備えている。なお、この実施形態においては、切断部30の切断開始点の位置には、亀裂発生用の小さな切れ目33が設けられている。
【0027】
この実施形態において、各切れ目30a〜30nは、縦切れ目要素31に対して横切れ目要素32が直交し、かつ、粘着テープ20の巻芯方向とは反対方向に向けて突設された逆L字状に形成されているが、これ以外にT字状やY字状であってもよく、その形状は特に限定されない。無論、従来のように単なる直線状の連続したミシン目からなるものであってもよいことは言うまでもない。
【0028】
これによれば、もし切れ目30a〜30n間を移動する亀裂が斜め方向に進行したとしても、次に位置する切れ目の横切れ目要素32によって確実に捉えることができ、多少手荒に力を加えたとしても確実に切断部30に沿って粘着テープ20を切断することができる。
【0029】
各切断部30には、図1に示すようにその切断部30から粘着テープロール10の巻芯方向寄りの位置に粘着性を持たない非粘着部40が設けられている。
【0030】
非粘着部40は、図2に示すように粘着テープ20の一部を切り起こして形成された切起し片41を、粘着テープ20の反巻芯方向側に向けて折り曲げ、その粘着面22同士を貼り合わせることにより、粘着テープ20の粘着面20上に露呈された切起し片41の他方の面(剥離面23)によって形成されている。
【0031】
切起し片41は、図3に示すように粘着テープ20の巻芯方向に沿ってコ字状に切り欠いた両端を所定ピッチのミシン目で連結したものからなり、切断部30に沿って平行に複数個、この実施形態では所定間隔で4箇所設けたものから構成されている。なお、これ以外に半円状や三角形状などに切り起こして形成してもよく、折り曲げ可能な切起し片41を形成できるものであれば、その形状は特に限定されない。
【0032】
これにより、図2に示されているように、切起し片41の裏面側にある剥離面23がロール表面に現れることになる。すなわち、ロールの最外層はその全面が粘着面22ではなく、その一部が剥離面23によって占められ、この部分には粘着力がないためゴミが付着しないし、被清掃面にも付着しない。
【0033】
したがって、被清掃面である例えば、図5に例示された床面G上を転がすと、粘着面22はゴミの付着により徐々に黒ずんでくるが、切起し片41に対応する剥離面23はほとんど元のままの状態であり、剥がし位置が容易に特定できる。
【0034】
また、この粘着テープロール10を、その巻芯方向とは反対の方向(図4中の矢印A方向)に転がしても、粘着テープ20の終端は剥離面23により非粘着となっているため、テープ端部が床面G側から捲られることがなく、最外層の粘着テープ20が床面Gに帯状に貼り付くレール引き現象は起こらない。
【0035】
ところで、上記のような非粘着部40は、局所的に見れば、その部分は粘着テープ20を折り畳んでいるので、その厚みは他の部分に比べて2倍になっている。反対に、切起し片41の切り欠き箇所は、下層に連通する連通孔であるため、厚みを有さない。
【0036】
すなわち、非粘着部40を設ける場合、各非粘着部40が粘着テープロール10の同一半径線上に揃えて設けられていると、粘着テープロール10の非粘着部40に相当する箇所が他の部分に比べて凸状に張り出すおそれがある。
【0037】
したがって、この状態のままロールを回転させると、非粘着部40は局所的に張り出しているためがたつく感じがあり、また、連通孔は巻芯まで連通した深い孔となり、この部分に埃などが堆積し衛生上必ずしも良いとは言えない。そこで、これを防止するには、上層の切断部30の位置を基準として、次に露呈される下層の切断部を周長にして、少なくとも360°以上の位置に設けるとよい。
【0038】
これによれば、所定ピッチで次層の切断部30がずらされていることにより、局所的な凸部が発生せず、さらに連通孔が巻芯まで到達することがないため、埃の堆積が防止される。なお、連通孔の下には次層の粘着面が露呈するが、この部分に埃が付着しても、次層の粘着性はほとんど変化することはない。なぜなら、次層の連通孔には次々層の粘着面が露呈するからである。
【0039】
図4(a)〜(c)には、この粘着テープロール10の製造方法の一例が例示されている。これによると、各形成手段100〜300は、粘着テープ原反ロール10aと、この原反ロール10aから粘着テープ20を所定長さとして、個々の巻芯に粘着面が表側に向くように巻き取る巻き取りローラとの間の搬送路中に配置されるものである。
【0040】
まず最初に、図4(a)に示すように搬送路中には、上下一対の切欠手段100が取り付けられている。なお、切欠手段100は作図上の問題から単なる角柱状に表現されているが、実際は円筒ロール体に取り付けられたトムソン刃となっている。
【0041】
この実施形態において、切欠手段100(トムソン刃)には、切起し片40用と切断部30用の2種類のトムソン刃が取り付けられており、1回の回転で切断部30と切起し片40とを同時に粘着テープ20上に形成できるようになっている。
【0042】
次に、図4(b)に示すように、この搬送路中には切欠手段100によって形成された切起し片40を起立状態にさせる起立手段200が設けられている。この実施形態において、起立手段200は、剥離面23側から粘着テープ20に向けて圧縮空気を吹き出すブロアからなり、上記切欠手段100と連動して、起立手段200の直上に切起し片40が来たときに圧縮空気を吹き出すようになっている。これによれば、ブロアから送り出された空気によって、切起し片40が粘着面22方向に向けて引き起こされる。
【0043】
次に、図4(c)に示すように、搬送路中には引き起こされた切起し片40を、粘着テープ20の粘着面22同士が向き合うように折り曲げるための、折曲手段300が設けられている。この実施形態において、折曲手段300は、粘着テープ20の粘着面22上に沿って配置されたハケからなり、起立状態で搬送されてきた切起し片40がハケ300に接触し、搬送力によって粘着テープ20の搬送方向とは逆の方向に折り曲げられる。
【0044】
一連の各工程を経た後、切断部30および非粘着部40が形成された粘着テープ20は、所定の長さ分を巻き取られ、その表面にセパレーターが付着された後、所定のロット長さに切断され、袋詰めされて出荷される。
【0045】
この実施形態において、ブロア200(起立手段)は切欠手段100と連動して間欠的に空気を吹き出すとしているが、常に吹き出している状態としてもよい。また、折曲手段300は、ハケ以外に粘着面に対して非粘着性を持たないゴムローラーのようなロール体であってもよく、その形状は特に限定されない。
【0046】
なお、上述した実施形態において、粘着テープロール10は、粘着テープ20を巻芯に巻き付けてロール状に形成しているが、これ以外に巻芯を持たない、いわゆる芯無し粘着テープロールに本発明の未粘着部を設けてもよく、このような態様も本発明に含まれる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、帯状シートからなる基材の一方の面が粘着面とされた粘着テープを、その粘着面が表側になるように巻回してなるとともに、上記粘着テープには、その幅方向の一端から他端にかけてミシン目状に形成された複数の切れ目を含む切断部が上記粘着テープの巻回方向に沿って所定の間隔で設けられている粘着テープロールにおいて、上記粘着テープには、上記各切断部毎に、その切断部から当該粘着テープロールの巻芯方向寄りの位置に粘着性を持たない非粘着部が設けられており、上記非粘着部は、上記粘着テープの一部を切り起こして形成された切起し片を、上記粘着テープの粘着面側に向けて折り曲げ、その粘着面同士を貼り合わせることにより、上記粘着テープの粘着面上に露呈された上記切起し片の他方の非粘着面からなることにより、最外層の汚れた粘着テープの剥がし箇所が容易に判別できるとともに、巻方向とは逆方向に転がしても、被清掃面上に貼り付かない粘着テープロールが得られる。
【0048】
この非粘着部は、粘着テープロールの一連の巻き直し工程で同時に形成することができるため、使用者がいちいち折り畳んだりして非粘着部を形成する手間が省け、製品としての完成度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の粘着テープロールに係る一実施形態の斜視図。
【図2】 上記図1のA−A線断面図。
【図3】 切起し片と切断部の拡大平面図。
【図4】 上記粘着テープロールの製造工程を説明する説明図。
【図5】 従来の粘着テープロールの斜視図。
【符号の説明】
10 粘着テープロール
20 粘着テープ
21 基材
22 粘着面
23 剥離面
30 切断部
40 非粘着部
41 切起し片
100 切欠手段
200 起立手段
300 折曲手段
G 床面
Claims (8)
- 帯状シートからなる基材の一方の面が粘着面とされた粘着テープを、その粘着面が表側になるように巻回してなるとともに、上記粘着テープには、その幅方向の一端から他端にかけてミシン目状に形成された複数の切れ目を含む切断部が上記粘着テープの巻回方向に沿って所定の間隔で設けられている粘着テープロールにおいて、
上記粘着テープには、上記各切断部毎に、その切断部から当該粘着テープロールの巻芯方向寄りの位置に粘着性を持たない非粘着部が設けられており、上記非粘着部は、上記粘着テープの一部を孔が形成されるように切り起こしてなる切起し片を、上記粘着テープロールの反巻芯側である上記切断部側に向けて折り曲げて上記粘着テープの粘着面同士を貼り合わせることにより、上記粘着テープの粘着面上に露呈された上記切起し片の他方の非粘着面からなることを特徴とする粘着テープロール。 - 帯状シートからなる基材の一方の面が粘着面とされた粘着テープを、その粘着面が表側になるように巻回してなるとともに、上記粘着テープには、その幅方向の一端から他端にかけてミシン目状に形成された複数の切れ目を含む切断部が上記粘着テープの巻回方向に沿って所定の間隔で設けられている粘着テープロールにおいて、
上記粘着テープには、上記各切断部毎に、その切断部から当該粘着テープロールの巻芯方向寄りの位置に粘着性を持たない非粘着部が設けられており、上記非粘着部は、上記粘着テープの一部を切り起こして形成された切起し片を、上記粘着テープの粘着面側に向けて折り曲げ、その粘着面同士を貼り合わせることにより、上記粘着テープの粘着面上に露呈された上記切起し片の他方の非粘着面からなり、上記切起し片が、上記粘着テープの幅方向に沿って所定間隔で複数設けられていることを特徴とする粘着テープロール。 - 上記粘着テープの他方の面には、剥離処理が施されている請求項1または2に記載の粘着テープロール。
- 上記切起し片は、上記粘着テープを正面に見てコ字状に切り起こされている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の粘着テープロール。
- 帯状シートからなる基材の一方の面が粘着面とされた粘着テープを、その粘着面が表側になるように巻回してなるとともに、上記粘着テープには、その幅方向の一端から他端にかけてミシン目状に形成された複数の切れ目を含む切断部が上記粘着テープの巻回方向に沿って所定の間隔で設けられている粘着テープロールの製造方法において、
上記粘着テープの上記各切断部毎に、その切断部から当該粘着テープロールの巻芯方向寄りの位置に上記粘着テープの一部を切り欠く切欠手段と、同切欠手段により形成された切起し片を上記粘着テープの粘着面側に向けて起立させて、上記粘着テープの粘着面側にその粘着面同士を貼り合わせるように折り曲げる折曲手段とを備えることを特徴とする粘着テープロールの製造方法。 - 上記切欠手段は、併せて上記切断部を形成することを特徴とする請求項5に記載の粘着テープロールの製造方法。
- 上記折曲手段は、さらに非粘着面側から上記切起し片に向けて空気を吹き出すブロアからなる起立手段を含み、上記起立手段によって上記切起し片を起立させた後、上記粘着テープの粘着面側にその粘着面同士を貼り合わせるように折り曲げる請求項5または6に記載の粘着テープロールの製造方法。
- 上記折曲手段は、上記粘着テープ上に沿って移動するハケからなる請求項5ないし7のいずれか1項に記載の粘着テープロールの製造方法。
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