JP4326925B2 - 自動車の駆動制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の駆動制御装置に係り、特に、自動車の発進時に自動車用変速機等を制御する自動車の駆動制御装置に関する。
自動車用自動変速機の噛み合い歯車変速機構は、原動機側に接続された(変速機の入力軸に配置された)ギア列と車輪側に接続された(変速機の出力軸に配置された)ギア列があり、各ギア列に接続された噛み合い歯車をアクチュエータにより選択して締結し、ギアの歯数の比により自動的に速度を変化させている。
ここで、かかる自動変速機において、例えば、特開2003−113934号公報に記載のように、変速機構に回転電機を設けて、変速時のトルク低減を回転電機の出力トルクにより補い、出力軸のトルク変動を低減する機構が知られている。ここで、この回転電機は、車両駆動用原動機を始動することが可能である。車両駆動用原動機を始動させた後は、ギアを切り替えて車両を発進させる。発進では、車両駆動用原動機の回転を下げる方向に回転電機のトルクを印加することで車両を駆動させる。
特開2003−113934号公報
特開2003−113934号公報に記載のようなシステムでは、車両駆動用原動機の始動後、車両を発進させるためにギアを切り替える瞬間、変速用動力装置の出力を0にしていたとしても車両駆動用原動機が不安定であれば車両駆動用原動機の回転変動により第二入力軸側に応力が掛かり、発進時のショックとなって運転者に不快感を与えるという始動直後の問題があった。
また、発進時には、車両駆動用原動機の出力トルク以上のトルクを回転電機から出力すると、車両駆動用原動機の回転速度が降下して停止するという発進時の問題ががあった。さらに、回転電機のトルクが低いと車両駆動用原動機の回転速度が上昇し、回転電機の回転速度も上昇するためトルクを発生できなくなる場合がある。
本発明の第1の目的は、原動機の始動直後に、ギアを切り替える瞬間のショックを低減できる自動車の発進用駆動制御装置を提供することにある。
(1)上記第1の目的を達成するために、本発明は、車両駆動用原動機と、この原動機に接続された入力軸側変速ギア列または車輪に接続され出力軸に固定された出力軸側変速ギア列を各軸に締結もしくは開放できる第1の変速用ギア締結装置と、前記入力軸に第1の回転軸を接続された差動機と、この差動機の第2の回転軸に接続された変速用動力装置と、前記差動機の第3の回転軸に接続されるとともに、前記出力軸側変速ギア列に結合するアシスト入力軸の変速ギア列または前記出力軸側ギア列を各軸に締結もしくは開放できる第2の変速用ギア締結装置と、前記第1及び第2の変速用ギア締結装置を締結,開放する変速用締結力発生装置とを有する自動車用変速機を制御する自動車の駆動制御装置であって、前記アシスト入力軸のすくなくとも2つのギアを締結して前記車両駆動用原動機を始動した状態から、締結しているギアの1つを残して他のギアを開放させる場合に、前記車両駆動用原動機の回転変化に応じて前記変速用動力装置のトルクに前記動力装置自身の慣性モーメントを打ち消すトルクを加える制御手段を備えるようにしたものである。
かかる構成により、原動機の始動直後に、ギアを切り替える瞬間のショックを低減できるものとなる。

(2)上記(1)において、好ましくは、前記入力軸の回転数を検出する入力軸回転センサを備え、前記制御手段は、前記入力軸回転センサの出力により、前記車両駆動用原動機の回転速度が安定しているかを判定する判定手段を備え、回転速度が安定した後にギアを開放するようにしたものである。
(3)上記(1)において、好ましくは、前記制御手段は、電子制御スロットルのスロットル開度を制御して、前記車両駆動用原動機の回転速度を緩やかに変化させるようにしたものである。
(4)上記(1)において、好ましくは、前記車両駆動用原動機が内燃機関であり、前記制御手段は、燃料噴射量もしくは点火時期を制御して前記車両駆動用原動機の回転速度を緩やかに変化させるようにしたものである。
(5)上記(1)において、好ましくは、前記入力軸の回転数を検出する入力軸回転センサと、前記変速用動力装置の回転数を検出するアシスト回転センサとを備え、前記制御手段は、前記入力軸回転センサにより求められる前記車両駆動用原動機の回転速度と、前記アシスト回転センサにより求められる前記変速用動力装置の回転速度との差に応じて、前記変速用動力装置のトルクを制御するようにしたものである。
本発明によれば、原動機の始動直後に、ギアを切り替える瞬間のショックを低減できる。



以下、図1〜図12を用いて、本発明の一実施形態による自動車の発進用駆動制御装置の構成及び動作について説明する。
最初に、図1及び図2を用いて、本実施形態による自動車の発進用駆動制御装置によって制御される自動変速機システムの全体構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による自動車の発進用駆動制御装置によって制御される自動変速機システムの全体構成を示すシステムブロック図である。図2は、本発明の一実施形態による自動車の発進用駆動制御装置によって制御される自動変速機システムのトルク伝達経路のモデル図である。
最初に、図1を用いて、自動変速機システムの構成について説明する。本実施形態の自動車の発進用駆動制御装置は、噛み合い歯車を用いた自動変速機により車両を発進させることに使用される制御装置である。
車両駆動用原動機であるエンジン100の回転は、入力軸AI1を介して入力軸回転センサー14によって検出され、自動変速機コントロールユニット(ATCU)300に入力する。車輪WHの回転は、出力軸AOを介して出力軸回転センサー15によって検出され、自動変速機コントロールユニット(ATCU)300に入力する。自動変速機コントロールユニット(ATCU)300は、入力軸回転センサー14と、出力軸回転センサー15の出力値により、変速用動力装置であるモータ10の制御と、各ギアの変速用締結力発生装置210,220,…260にどのギアを締結するかの指令を与える。自動変速機コントロールユニット(ATCU)300は、LAN等により、エンジンコントロールユニット(ECU)に接続されている。
差動機20は、複数のギアを備え、モータ10の回転数を入力軸AI1とアシスト入力軸AI2に伝える。ここで、トルクは両軸とも同じため、エンジン100とモータ10の合成トルクは、入力軸AI1を介して、変速機200の各ギアに伝えられる。
変速機200は、複数のギアと、各ギアに設けられた噛み合い歯車式のギア締結装置(例えば、噛み合いクラッチ)215,225,235,245,255,265と、これらのギア締結装置をそれぞれ駆動する変速用締結力発生装置210,22,230,240,250,260とを備えている。入力軸AI1の各ギアに設けられた噛み合い歯車式のギア締結装置である1−2変速用ギア締結装置215と、3−4変速用ギア締結装置225と、5−R変速用ギア締結装置235は、それぞれ、1−2変速用締結力発生装置210と、3−4変速用締結力発生装置220と、5−R変速用締結力発生装置230により駆動される。また、モータ10のトルクは、アシスト入力軸AI2を介してアシスト入力軸側の各ギアにも伝えられる。アシスト入力軸AI2に装備された各ギアに設けられた噛み合い歯車式のギア締結装置である0.5−1.5変速用ギア締結装置245と、2.5−3.5変速用ギア締結装置255と、4.5−0.5R変速用ギア締結装置265は、それぞれ、0.5−1.5変速用締結力発生装置240と、2.5−3.5変速用締結力発生装置250と、4.5−0.5R変速用締結力発生装置260により駆動される。出力軸AOは、入力軸AI1の締結されたギアとアシスト入力軸AI2の締結されたギアにより駆動力が伝えられて、車輪WHを駆動する。
ここで、例えば、アシスト入力軸AI2側のギアをすべて開放して、入力軸AI1側の1速締結時は、1−2変速用ギア締結装置215が1速側に締結されており、変速用動力装置の出力トルク=0であった場合は、エンジン100の駆動力が入力軸AI1,1速ギア,出力軸AOを介して車輪WHに伝えられ、回転する。また、入力軸AI1のギアをすべて開放して、アシスト入力軸AI2のギアを締結した場合、例えば、0.5−1.5変速用ギア締結装置245を0.5速側にしておけば、モータ10のトルクがアシスト入力軸AI2,0.5速ギア,出力軸AOを介して車輪WHに伝えられ、回転する。このとき、モータ10のトルクは、エンジン100にも作用する。エンジン100の始動後状態であれば、モータ10がアシスト入力軸AI2に作用させる最大トルクはエンジン100のトルクに制限される。エンジン100が始動前状態であると、エンジン100の回転抵抗トルクがアシスト入力軸AI2に作用することとなる。また、反対にアシスト入力軸AI2側の慣性トルクによって、エンジン100に作用するトルクが制限される。
このような原理を用いれば、アシスト入力軸AI2を固定すると慣性トルクは無限大となり、エンジン100にモータ10のトルクがすべて印加されるため、エンジン100の抵抗トルク以上のトルクをモータ10から出力させることで、エンジン100は回転を始め、始動する。
図2(a)は、この状態のトルク伝達経路のモデルである。モータ10から出力されるトルクTmは、差動機20を介して、入力軸AI1とアシスト入力軸AI2に印加される。アシスト入力軸AI2は、ギアG1.5とG4.5の両方に接続されているため、アシスト入力軸回転数ωa=0となり、回転しない。差動機20は、エンジン回転数ωe=モータ回転数ωm+アシスト入力軸回転数ωaのように回転差を発生するものであるから、アシスト入力軸回転数ωa=0の場合、モータ回転数ωm=エンジン回転数ωeとなる。よって、エンジン100の回転軸の回転数ωeは、始動時の負荷トルクを例えば50Nmとすると、モータ10自身の慣性モーメントJmとエンジンの慣性モーメントJeとモータトルクTmから、以下の式(1)から、

ωe=ωa=(Tm−50)/(Jm+Je) …(1)

で算出できる。これにより、モータトルクTmが50Nm以上であれば、エンジン100は回転上昇を始めて、エンジン100の始動回転数を上回った時に自力回転を行える。尚、ここではG1.5とG4.5のギアを使用しているが、他のギアの組み合わせでも可能である。
このようにして、モータ10にてエンジン100を始動することが可能だが、この場合は出力軸AOが固定されているため、車両は停止状態である。
エンジン100の始動後、発進を行うためには入力軸AI1のギアを全て開放しておき、アシスト入力軸AI2のギアを1つ締結する。この状態であれば、モータ10のトルクはエンジン100にも出力軸AOにも掛かり、エンジン100の出力トルク以下のトルクをモータ10より出力すると、エンジン100の回転は低下せずに車両を発進可能である。
ここで、モータ10の出力トルクを0としておけば、車両は停止したままの状態を維持できる。このことは、前述のエンジン100始動状態である図2(a)からモータ10の出力を0とすることで、発進状態である図2(b)に問題なく移行できることになる。
次に、図3を用いて、本実施形態による自動車の発進用駆動制御装置と連携して動作するエンジンシステムの全体構成について説明する。
図3は、本発明の一実施形態による自動車の発進用駆動制御装置と連携して動作するエンジンシステムの全体構成を示すシステムブロック図である。
エンジン100の吸気系には、吸入空気量を検出する流量センサ101と、吸入空気量を調整するスロットル弁102と、吸気弁105を備えている。スロットル弁102の開度は、スロットル弁駆動手段103によって制御される。スロットル弁駆動手段103は、スロットル弁102を駆動するためのモータに流れるモータ電流を検出して、出力する。エンジンの燃焼室106には、燃料を筒内に直接噴射する燃料噴射弁107と、点火プラグ108を備えている。点火プラグ108は、点火装置駆動回路116によって駆動され、燃焼室106の中の燃料噴霧に着火する。
エンジン100の排気系には、排気弁109と、空燃比センサ110と、触媒111を備えている。さらに、エンジンのクランク軸に取り付けられたリングギア112と、その突起部を検出することでエンジンの回転数を測定するクランク角度センサ113と、アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセル開度センサ114を備えている。スロットル弁駆動手段103は、スロットル弁の位置(開度)を検出するためのスロットル位置センサは備えている。
エンジンコントロールユニット(ECU)100には、流量センサ101によって検出された吸入空気量,アクセルペダル位置センサ114によって検出されたアクセルペダルの踏み込み量,クランク角度センサ113によって検出されたエンジンの回転速度,スロットル弁駆動手段103からのスロットル開度やクランク角度等の各検出値が入力する。ECU100は、入力した各信号に基づいて、エンジンに供給する燃料の量とタイミングとを計算し、駆動パルスを出力して、燃料噴射弁107を制御したり、スロットル弁102が適当な位置(開度)となるようにスロットル弁駆動手段103を介して、スロットル弁102を駆動する。また、点火の時期も、ECU100によって計算され、点火装置駆動回路116に点火信号を出力する。
燃料は、図示しない燃料タンクから燃料ポンプで圧送され燃料噴射弁107に供給される。ECU100により出力される駆動パルスにより、所定のタイミングに所定量が吸気管に噴射される。
スロットル弁102にて調整された吸入空気は、吸気弁105を通って燃焼室内106に流入する。燃料と吸入空気との混合気は、点火プラグ108にて点火され、燃焼する。燃焼後の排気ガスは、排気弁109を通ってエンジンから排出され、さらに触媒111に流入し、排気ガス中の有害成分が浄化される。触媒111は、ストイキ運転時での排気浄化性能を確保するためのいわゆる三元触媒性能と、暖機運転時での排気悪化を防ぐためのHC吸着性能を併せ持つものか、それぞれの機能を持つ2つの触媒から構成されている。
空燃比センサ110は、燃焼後の排気ガス中の酸素濃度に応じた信号を出力する。空燃比センサ110にて検出した実空燃比に基づいて、目標空燃比となるように供給する混合気の空燃比をフィードバック制御している。例えば、空燃比センサ110がストイキ付近で2値的な値を出力するタイプの場合、ストイキ運転時のみ空燃比をフィードバック制御している。
なお、排気系から吸気系には、図示しない通路およびEGRバルブが設けられている。排気ガスの一部を再び吸気に導くことで燃焼温度を下げ、NOxの発生を抑える効果がある。
次に、図4及び図5を用いて、本実施形態の自動車の発進用駆動制御装置による始動直後の第1の制御内容について説明する。
図4は、本発明の一実施形態の自動車の発進用駆動制御装置による始動直後の第1の制御内容を実行するためのブロック図である。図5は、本発明の一実施形態の自動車の発進用駆動制御装置による始動直後の第1の制御内容実行時のタイミングチャートである。
前述したように、エンジン100の回転数が安定した状態では、エンジン100始動状態である図2(a)からモータ10の出力を0とすることで、発進状態である図2(b)に問題なく移行できる。しかし、エンジン100は、始動後安定するまでにある程度の時間を必要とし、安定するまでは回転速度の急変が発生し易いものである。
前述の差動機20の原理では、エンジン回転数ωe=モータ回転数ωm+アシスト入力軸回転数ωaで回転速度が決まるため、エンジン回転数ωeがωe1からωe2に変化すると、モータ回転数ωmが一定ならば、アシスト入力軸回転数ωaはωa1からωa2に変化しなければならない。
始動状態では、アシスト入力軸回転数ωaが固定されているため、変化トルクをすべてモータ回転数ωmに吸収させていることになり、モータ10の慣性モーメント分のトルクがアシスト側入力軸AI2に応力として印加されていることになる。発進状態では、アシスト入力軸回転数ωaが変化可能なため、モータ回転数ωmとアシスト入力軸回転数ωaの両方に変化が現れる。
よって、エンジン100の始動直後のように回転速度が変化している状態で、図5(C)に実線で示すように、始動状態(0.5速+4.5速)から発進状態(0.5速)にギアを切り替えると、図5(D)に実線で示すように、ギア切替の瞬間にアシスト入力軸回転数ωaの回転変化が発生し、図5(E)に実線で示すように、加速度が変化し、ショックとなって車両振動を起こす。このような、加速度の変化は乗員に不快感を与える。なお、図5(A)はモータトルクTmを示し、図5(B)はエンジン回転数ωeを示している。
かかるショックを低減するために、本実施形態では、ATCU300は、発進状態切替手段310を備えている。発進状態切替手段310は、回転数判別手段312と、経過時間計測手段314とを備えている。回転数判別手段312には、入力軸回転センサ14の出力であるエンジン回転数ωeが入力する。回転数判別手段312は、エンジン回転数ωeがエンジンが安定状態なった回転数ωe1(例えば、400〜500min−1)となったことを判定すると、経過時間計測手段314に出力信号を出す。経過時間計測手段314は、回転数判別手段312からの出力信号に基づいて、所定時間T1(例えば、2〜3sec)の計測を開始し、所定時間T1が経過すると、発進状態への切替信号を出力する。
例えば、図5(B)に示すように、時刻t1に、エンジン回転数ωeがエンジンが安定状態なった回転数ωe1となると、経過時間計測手段314は、所定時間T1が経過すると、発進状態への切替信号を出力するため、ATCU300は、この切替信号に基づいて、図5(C)に点線で示すように、時刻t2において始動状態(0.5速+4.5速)から発進状態(0.5速)にギアを切り替える。これによって、図5(D)に点線で示すように、アシスト入力軸回転数ωaは変動することなく、また、図5(E)に点線で示すように、加速度も変化せず、始動直後のショックを低減することができる。
本実施形態のように、始動直後の第1の制御を実行する制御装置によれば、始動直後のショックを低減することができる。
次に、図6及び図7を用いて、本実施形態の自動車の発進用駆動制御装置による始動直後の第2の制御内容について説明する。
図6は、本発明の一実施形態の自動車の発進用駆動制御装置による始動直後の第2の制御内容を実行するためのブロック図である。図7は、本発明の一実施形態の自動車の発進用駆動制御装置による始動直後の第2の制御内容実行時のタイミングチャートである。
図4及び図5に示したように、始動直後にエンジン回転数が安定する時間を待って始動状態から発進状態に切り替えることによりショックを低減することができる。しかし、交差点などでの停止状態からの発進は迅速に行う必要があるため、始動に時間が掛かると発進までのディレーにより乗員のいらいら感や交通量の多い交差点では渋滞を促進する。
発進状態への切替を早くするとショックが発生するが、このショックはモータ10の慣性モーメント分である。そこで、この始動直後の第2の制御内容では、モータ10の出力を慣性モーメントによる応力を打ち消すように出力することにより、モータ回転数ωmの変化がエンジン回転数ωeの変化をすべて吸収するため、アシスト入力軸回転数ωaは変化しないようにしたものである。
図6に示すように、ATCU300は、モータ慣性トルク補正手段320を備えている。モータ慣性トルク補正手段320は、回転変化分算出手段322と、慣性モーメントトルク算出手段324と、モータ出力トルク補正手段326とを備えている。また、ATCU300は、入力軸回転センサ14によって検出された入力軸回転数ωeと、出力軸回転センサ15によって出力軸回転数と、アクセル開度センサ114によって検出されたアクセルペダルの踏込量とに基づいて、モータ駆動トルクTmを算出する駆動トルク算出手段330を備えている。
慣性モーメント分のトルクTmiは、モータ回転数ωmの変化分であるdωmと、慣性モーメントJmから、以下の式(2)から、

Tmi=dωm×Jm …(2)

として求められる。
ここで、アシスト入力軸回転数ωa=0であるため、モータ回転数ωm=エンジン回転数ωeとなり、エンジン100の回転変化分をdωeとすると、dωm=dωeとなるため、以下の式(3)、

Tmi=dωe×Jm …(3)

が成立する。
そこで、回転変化分算出手段322は、入力軸回転センサ14が出力するエンジン回転数ωeに基づいて、その変化分dωeを算出する。慣性モーメントトルク算出手段324は、回転変化分算出手段322によって算出されたエンジン回転数の変化分dωeに、モータの慣性モーメントJmを掛けて慣性モーメントトルクTmiを算出する。ここで、モータの慣性モーメントJmは、モータ毎に予め定まっている数値である。モータ出力トルク補正手段326は、駆動トルク算出手段330が算出したモータ駆動トルクTmに、慣性モーメントトルク算出手段324が算出した慣性モーメントトルクTmiを加算して、補正されたモータ駆動トルクTm’を算出する。
図7において、図7(A)の実線は、駆動トルク算出手段330によって算出されたモータ駆動トルクTmを示している。それに対して、図7(A)の点線は、モータ慣性トルク補正手段320によって補正されたモータ駆動トルクTm’を示している。モータ駆動トルクTm’は、前述の式(3)に基づき、図7(B)に示すエンジン回転数ωeの変化分から求められる。
そして、図7(C)に示すように、時刻t1において、エンジン100の始動直後のように回転速度が変化している状態で、始動状態(0.5速+4.5速)から発進状態(0.5速)にギアを切り替えると、上述の補正を行わない場合には、図7(D)に実線で示すように、ギア切替の瞬間にアシスト入力軸回転数ωaの回転変化が発生し、図7(E)に実線で示すように、加速度が変化し、ショックとなって車両振動を起こす。
一方、図7(C)に示すように、時刻t1において、図5(C)に実線で示すように、始動状態(0.5速+4.5速)から発進状態(0.5速)にギアを切り替えるとともに、モータ慣性トルク補正手段320によってモータ駆動トルクをTm’と補正すると、図7(D)に点線で示すように、ギア切替の瞬間にアシスト入力軸回転数ωaの回転変化は抑えられ、図7(E)に点線で示すように、加速度の変化も少なくなり、ショックを低減することができる。
なお、図1に示した構成では、エンジン100から車輪WHまでの間にギアがあるため、バックラッシュなどの影響によりエンジン100の出力変化が車輪に伝達されるまで少し遅れが生じる。しかし、上述したようにエンジン100の回転変化に基づいて制御を行うことで、このバックラッシュの影響も低減できる。
なお、図6に示した構成では、回転変化分算出手段322によって、入力軸回転センサ14が出力するエンジン回転数ωeの変化分dωeを算出しているが、回転変化率は微小時間の変化で応答しなければならないため、高い検出精度が必要である。そこで、ギアのバックラッシュによる回転遅れを使用して、エンジン回転数の変化分dωe=エンジン回転数ωe−モータ回転数ωmとして、算出するようにしてもよいものである。
また、エンジン100の出力トルクTeとエンジン100の慣性モーメントJeが把握できる場合には、エンジン回転数の変化分dωe=(エンジン出力トルクTe/エンジン慣性モーメントJe)として、エンジン100の回転変化率を算出しても良いものである。この場合、エンジン100の抵抗トルク分(フリクショントルク)Tfが把握できていれば、エンジン回転数の変化分dωe=((エンジン出力トルクTe−エンジンフリクショントルクTf)/エンジン慣性モーメントJe)として算出する方が高精度に対応できる。
本実施形態のように、始動直後の第2の制御を実行する制御装置によれば、エンジン回転数の変化分からモータ駆動トルクを補正することで、始動直後のショックを低減することができ、しかも、タイムラグを小さくすることができる。
次に、図8を用いて、本実施形態の自動車の発進用駆動制御装置と連携するエンジンコントロールユニットによる始動直後の第3の制御内容について説明する。
図8は、本発明の一実施形態の自動車の発進用駆動制御装置と連携するエンジンコントロールユニットによる始動直後の第3の制御内容を実行するためのブロック図である。
車両を早急に発進させたい場合に運転者はアクセルを踏み込む。この時はさらに大きな回転変動が発生するため、電子制御スロットルなどで回転変動を抑制することもショック低減に効果がある。
そこで、ECU400は、スロットル開度制御手段410を備えている。スロットル開度制御手段410は、アクセル開度変化分算出手段412と、スロットル開度補正手段414を備えている。始動状態から発進状態に切り替える信号がATCU300からECU400に送られると、アクセル開度変化分算出手段412は、アクセル開度センサ114が出力するアクセルペダルの踏込量θACCの変化分dθACCを算出する。スロットル開度補正手段414は、通常は、アクセル開度θACCに対応したスロットル開度信号を出力するが、始動状態から発進状態に切り替える時は、アクセル開度変化分算出手段412によって算出されたアクセルペダルの踏込量θACCの変化分dθACCに基づいて、出力するスロットル開度θTHを補正する。具体的には、通常のアクセル開度θACCに対するスロットル開度θTHに比べて、出力するスロットル開度を小さめにする。こによって、スロットル開度が緩やかに変化し、吸入空気量の増加率を低減して、エンジンの回転変動を抑制することができ、ショックを低減することができる。
なお、スロットル開度制御手段410によって、始動時から発進時への切替時のスロットル開度を補正する代わりに、エンジン100に対する燃料カットや点火時期の調整することにより、エンジン回転数の変化を緩やかにして、エンジン100の出力トルクの変動を抑制することもできる。これは、始動状態から発進状態に移行する時間はわずかな時間であるため、このような方法でも、回転変動を抑制することができる。
本実施形態のように、始動直後の第3の制御を実行する制御装置によれば、エンジン回転数の変化を抑制して、始動直後のショックを低減することができ、しかも、タイムラグを小さくすることができる。
次に、図9を用いて、本実施形態の自動車の発進用駆動制御装置による発進時の第1の制御内容について説明する。
図9は、本発明の一実施形態の自動車の発進用駆動制御装置による発進時の第1の制御内容を実行するためのブロック図である。
発進状態となってからアクセルを操作された場合は加速度を上昇させる必要がある。このときアクセルの急踏み込みなどに対応してモータ10の出力トルクを増加させるとエンジン100の回転速度は急降下し、停止してしまう場合がある。また、モータ10の出力トルクが低いとエンジン100の回転速度は上昇を続けるため、モータ10の回転速度も上昇していき、モータ10に回転電機を使用している場合はモータ10の出力トルクの限界値が下がっていく。この状態を続けると、エンジン100の回転上昇を抑えることができなくなり、加速性能を落とす結果となる。
そこで、本実施形態では、モータ10の出力トルクをエンジン100の回転速度と回転変化率から求めてエンジン100の回転速度が低下しないようにする。具体的には、図9に示すように、ATCU300は、モータ出力トルク演算手段330を備えている。モータ出力トルク演算手段330は、エンジントルク算出手段332と、回転数差分演算手段334と、モータ出力トルク算出手段336とを備えている。
エンジントルク算出手段332は、入力軸回転センサ14によって検出されたエンジン回転数ωeに基づいて、エンジントルクTeを算出する。また、回転数差分演算手段334は、入力軸回転センサ14によって検出されたエンジン回転数ωeと、エンジン100の目標回転速度の差分(エンジンの回転変化率に相当する値)を算出する。図2(c)に示すように、発進状態は入力軸AI1に設けられた例えば1速ギアの締結によって終了する。したがって、エンジン100の目標回転速度は、最終的に1速ギア比×車両速度として与えられる。モータ出力トルク算出手段336は、エンジントルク算出手段332によって算出されたエンジントルクTeと、回転数差分演算手段334によって算出された回転数差分と、エンジン100の慣性モーメントとに基づいて、モータ出力トルクTmを算出する。ここで、エンジン100の慣性モーメントは、エンジン毎に予め定まっている数値である。
なお、エンジン100の出力トルクTeは、エンジン100の動力性能曲線から把握するようにしてもよく、また、モータ出力トルク算出手段336が求めたモータ10の過去の出力トルクとエンジン100の回転変化率からも算出するようにしてもよいものである。
また、前記の式では車両速度が0(停止)であればエンジン100の目標回転速度も0となるので、発進状態での目標回転速度はエンジン100の最低回転速度を下限値とする。
次に、図10を用いて、本実施形態の自動車の発進用駆動制御装置による発進時の第2の制御内容について説明する。
図10は、本発明の一実施形態の自動車の発進用駆動制御装置による発進時の第2の制御内容を実行するためのブロック図である。
本実施形態では、モータ10の出力限界に近い場合の制御内容について説明する。ATCU300は、モータ出力限界判定手段340を備え、ECU400は、エンジン出力トルク低減手段420を備えている。
モータ出力限界判定手段340は、入力軸回転センサ14が出力するエンジン回転数ωeに基づいて、モータ10の出力限界に近づいているか否かを判定する。モータ10の出力限界に近づいた場合には、エンジン出力トルク低減手段420に出力トルク低減信号を送る。エンジン出力トルク低減手段420は、エンジン出力トルクTeを低減する。具体的には、エンジン出力トルク低減手段420は、電子制御スロットルや燃料噴射量もしくは点火時期を制御することにより、エンジン100の出力トルクを低減する。
以上のようにして、モータ10の出力限界に近い場合は、エンジン100の回転上昇を抑えることが難しいため、エンジン100の出力トルクを低減させる。
次に、図11及び図12を用いて、本実施形態の自動車の発進用駆動制御装置による発進時の第3の制御内容について説明する。
図11は、本発明の一実施形態の自動車の発進用駆動制御装置による発進時の第3の制御内容を実行するためのブロック図である。図12は、本発明の一実施形態の自動車の発進用駆動制御装置による発進時の第3の制御内容の説明図である。
図9に示したモータ出力トルク演算手段330では、運転者の意図であるアクセルの踏み込み量が考慮されていない。このため、アクセルの踏み込み量が大きくてもエンジン100の回転速度はなかなか上昇せず駆動力を確保できない場合がある。
そこで、図11のATCU300は、目標回転速度算出手段350を備えている。目標回転速度算出手段350は、出力軸回転センサ15が出力する出力軸回転数と、入力軸回転センサ14が出力する入力軸回転数とに基づいて、目標回転速度を算出するが、このとき、さらに、アクセル開度センサ114が出力するアクセル開度に基づいて、目標回転速度を補正する。
ここで、図12に示すように、目標回転速度算出手段350は、アクセルペダルの開度(踏込み量)に応じて、目標回転速度をωt1,ωt2,ωt3,ωt4のように変化させる。アクセル開度が小さいときは、目標回転速度もωt1と低く、アクセル開度が大きいときは、目標回転速度もωt4と高くする。このように、アクセルの踏み込み量に応じて目標回転速度を増加させることにより、発進性能を向上できる。
図11のATCU300の減算器355は、目標回転速度算出手段350が算出した目標回転速度と、入力軸回転センサ14が出力する入力軸回転数の回転数差分を求める。PI制御手段360は、減算器355が出力する回転数差分に基づいて、差分が零となるように、PI制御する。
さらに、ATCU300は、係数制御手段370を備えている。エンジン100の目標回転速度は、前述したように最終的には1速ギア比×車両速度となるが、車速が低いときには最低回転のリミッタが掛かる。車速が低いときには車両の前後変化が激しく発生しやすいので、エンジン100の回転速度を急に合わせようとすると車両振動を発生する場合がある。また車速が低い状態では、発進状態を早急に終了する必要はないので回転制御の時間的余裕が大きい。そこで、係数制御手段370は、出力軸回転センサ15によって検出される出力軸の回転数,すなわち、車両の速度に応じて、フィルタ定数や制御係数などを含むトルクの変化係数を小さく設定する。これにより、スムーズな発進性能を確保可能である。
また、ATCU300は、アクセル低踏込トルク下限制御手段380を備えている。運転者のアクセル操作量が低開度または足離し状態である場合、エンジン100はアイドリング運転を行っている場合がある。アイドリング状態では、エアコンや電装部品の車両負荷状態によって、エンジン100がアイドリング回転速度を変更する場合が多い。またアイドリング回転は微小な脈動を伴うため、このような変化に対応してモータ10のトルクを変化させると車両の駆動力が安定しない。そこで、このため、アクセル低踏込トルク下限制御手段380は、アクセル開度センサ114の出力により、例えば、アクセルが踏み込まれていない(足離し状態)若しくは、踏込み量が小さい場合、モータ10のトルクを一定以下にならないように下限値に設定する。一般的なトルクコンバータ付き自動変速機では、アクセルから足を離した状態でも、微速前進動作を行う。このようなクリープトルクに相当するトルクを下限値として設けることで違和感のない運転性を得ることができる。
さらに、ATCU300は、ブレーキON時上限制御手段390を備えている。
ブレーキを踏まれたときにはクリープトルクも必要ないため、さらに低いトルクをモータ10から出力させることでブレーキON時の空走感を低減できる。そこで、ブレーキON時上限制御手段390は、ブレーキペダルスイッチBPSの出力信号により、ブレーキON時にモータ10のトルク上限値または固定値に設定する。
なお、図1に示した構成では、出力軸AOのギアを入力軸AI1のギアとアシスト入力軸AI2のギアに共通に接続されているが、個別にギアを設けてもよいものである。また、出力軸AOが入力軸AI1とアシスト軸54の共通軸として1つ設けられているが、出力軸が複数あってもよいものである。さらに、入力軸AI1もしくはアシスト入力軸AI2とエンジン軸の間にクラッチや減速機構などを介して接続されていてもよいものである。同様にモータ10とアシスト入力軸AI2の間にクラッチや減速機構などが設けられていてもよいものである。
また、車両駆動用原動機としては、エンジン100に限らず、他の動力源を用いることもできる。また、変速用動力装置としては、モータ10に限らず、例えば、エンジンの駆動力を伝達するトルクコンバータのようなものを用いることもできる。
以上説明したように、本実施形態によれば、始動直後及び発進時の制御を行うことにより、車両駆動用原動機始動後のスムースな発進性能を達成可能であり、快適な運転性を得ることができる。
本発明の一実施形態による自動車の発進用駆動制御装置によって制御される自動変速機システムの全体構成を示すシステムブロック図である。 本発明の一実施形態による自動車の発進用駆動制御装置によって制御される自動変速機システムのトルク伝達経路のモデル図である。 本発明の一実施形態による自動車の発進用駆動制御装置と連携して動作するエンジンシステムの全体構成を示すシステムブロック図である。 本発明の一実施形態の自動車の発進用駆動制御装置による始動直後の第1の制御内容を実行するためのブロック図である。 本発明の一実施形態の自動車の発進用駆動制御装置による始動直後の第1の制御内容実行時のタイミングチャートである。 本発明の一実施形態の自動車の発進用駆動制御装置による始動直後の第2の制御内容を実行するためのブロック図である。 本発明の一実施形態の自動車の発進用駆動制御装置による始動直後の第2の制御内容実行時のタイミングチャートである。 本発明の一実施形態の自動車の発進用駆動制御装置と連携するエンジンコントロールユニットによる始動直後の第3の制御内容を実行するためのブロック図である。 本発明の一実施形態の自動車の発進用駆動制御装置による発進時の第1の制御内容を実行するためのブロック図である。 本発明の一実施形態の自動車の発進用駆動制御装置による発進時の第2の制御内容を実行するためのブロック図である。 本発明の一実施形態の自動車の発進用駆動制御装置による発進時の第3の制御内容を実行するためのブロック図である。 本発明の一実施形態の自動車の発進用駆動制御装置による発進時の第3の制御内容の説明図である。
符号の説明
10…モータ
14…入力軸回転センサ
15…出力軸回転センサ
20…差動装置
100…エンジン
200…変速機
215,225,235,245,255,265…変速用ギア締結装置
210,220,230,240,250,260…変速用締結力発生装置
300…自動変速機コントロールユニット(ATCU)
400…エンジンコントロールユニット(ECU)
AI1…入力軸
AI2…アシスト入力軸
AO…出力軸
WH…車輪

Claims (5)

  1. 車両駆動用原動機と、
    この原動機に接続された入力軸側変速ギア列または車輪に接続され出力軸に固定された出力軸側変速ギア列を各軸に締結もしくは開放できる第1の変速用ギア締結装置と、
    前記入力軸に第1の回転軸を接続された差動機と、
    この差動機の第2の回転軸に接続された変速用動力装置と、
    前記差動機の第3の回転軸に接続されるとともに、前記出力軸側変速ギア列に結合するアシスト入力軸の変速ギア列または前記出力軸側ギア列を各軸に締結もしくは開放できる第2の変速用ギア締結装置と、
    前記第1及び第2の変速用ギア締結装置を締結,開放する変速用締結力発生装置とを有する自動車用変速機を制御する自動車の駆動制御装置であって、
    前記アシスト入力軸のすくなくとも2つのギアを締結して前記車両駆動用原動機を始動した状態から、締結しているギアの1つを残して他のギアを開放させる場合に、前記車両駆動用原動機の回転変化に応じて前記変速用動力装置のトルクに前記動力装置自身の慣性モーメントを打ち消すトルクを加える制御手段を備えることを特徴とする自動車の駆動制御装置。
  2. 請求項1記載の自動車の駆動制御装置において、
    前記入力軸の回転数を検出する入力軸回転センサを備え、
    前記制御手段は、前記入力軸回転センサの出力により、前記車両駆動用原動機の回転速度が安定しているかを判定する判定手段を備え、回転速度が安定した後にギアを開放することを特徴とする自動車の駆動制御装置。
  3. 請求項1記載の自動車の駆動制御装置において、
    前記制御手段は、電子制御スロットルのスロットル開度を制御して、前記車両駆動用原動機の回転速度を緩やかに変化させることを特徴とする自動車の駆動制御装置。
  4. 請求項1記載の自動車の駆動制御装置において、
    前記車両駆動用原動機が内燃機関であり、
    前記制御手段は、燃料噴射量もしくは点火時期を制御して前記車両駆動用原動機の回転速度を緩やかに変化させることを特徴とする自動車の駆動制御装置。
  5. 請求項1記載の自動車の駆動制御装置において、
    前記入力軸の回転数を検出する入力軸回転センサと、
    前記変速用動力装置の回転数を検出するアシスト回転センサとを備え、
    前記制御手段は、前記入力軸回転センサにより求められる前記車両駆動用原動機の回転速度と、前記アシスト回転センサにより求められる前記変速用動力装置の回転速度との差に応じて、前記変速用動力装置のトルクを制御することを特徴とする自動車の駆動制御装置。
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