JP4325464B2 - 脱水機 - Google Patents

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Description

本発明は外蓋と内蓋とを有する脱水機に関するものである。
従来、脱水機においては、脱水かごの上方に外蓋を設け、その開閉をスイッチのオン・オフおよびブレーキ動作と連動させ、外蓋を開いたときは脱水かごに連結したモータの電源を切り、脱水かごの回転を停止させていた。しかしながら、外蓋を開いても脱水かごはしばらくの間、慣性によって回転を続けるので、その回転中に脱水かごの中に手を入れると手指を傷つけることがあった。そこでそれに対応するために脱水かごの上方開口部を開閉自在に覆うように一端を軸支してなる内蓋と、この内蓋の上方を開閉自在に覆うように内蓋の一端と対応する端部を軸支してなる外蓋とを設けた脱水機が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
図5は、従来の脱水機を示したもので、以下その構成について説明する。
本体1の下部にはベース2が設けられており、内部には水受槽3が設けられている。水受槽3はその上部に操作パネル4を載置するとともに、内部に脱水かご5を回転自在に配設している。水受槽3の上方開口周縁には、衣類投入用開口部6を設けるとともに、内蓋7を開閉自在とするべくその一端側を軸支した軸支部8および内蓋7の軸支側と対向する端部に設けた爪9を着脱自在に係止する孔よりなる係止部10を具備した脱水カバー11を設けている。脱水カバー11の衣類投入用開口部6は脱水かご5の開口部12の上方に位置し、内蓋7は開口部6を開閉する。外蓋13は、操作パネル4の内部において、内蓋7の軸支部8側の端部を軸支しており、脱水カバー11および内蓋7の上方を開閉自在に覆っている。
以上のように構成された脱水機について、その動作を以下に説明する。
脱水かご5の回転中に使用者が、何らかの理由(被脱水物の追加、あるいは途中取り出し)で、外蓋13を開放すると、外蓋13の開閉に連動する開閉スイッチ(図示せず)が開状態となることにより、脱水かご5を回転させるモータ(図示せず)への通電が断たれるとともに、ブレーキが動作する。その後使用者は、内蓋7を引き上げ開放し、衣類投入用開口部6から手を入れ、脱水かご5内の被脱水物に取り出す。
実公昭61−37436号公報
しかしながら、このような従来の脱水機においては、使用者が、脱水かご5の回転中に外蓋13を少しだけ開け、さらにその後すぐに内蓋7を少しだけ開けると、脱水かご5が高速で回転している状態で、その脱水かご5の上縁や中の被脱水物に手や指が触れ得る可能性があり、手や指を傷つけるといった危険な状態になる可能性があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、脱水かごが高速回転状態では使用者は脱水かごに触れることはできず、脱水かごが完全に停止した状態であるか、あるいは、回転していたとしても安全性を確保できる低い所定回転速度以下の状態でしか脱水かごに触れることができないようにしているので、安全性の高い脱水機を提供することを目的としている。
記目的を達成するために、本発明の脱水機は、本体と、前記本体に内設され被脱水物を収容する脱水かごと、前記脱水かごを回転駆動するモータと、前記脱水かごに臨む本体の開口部を開閉する内蓋と、後部に回転軸を有し前記内蓋の上から前記開口部を開閉する外蓋と、前記外蓋の所定量以上の開放により前記脱水かごの回転にブレーキをかけるブレーキ機構とを備え、前記内蓋は中折れ状態になるように相互間を回転自在に連結した前内
蓋と後内蓋とで構成し、前記本体に前記後内蓋の後端部が軸支され、前記前内蓋の前端部は前記本体に前後方向にスライド可能に支持され、前記前内蓋または後内蓋の少なくともいずれか一方の上面に凹状に凹んだ凹部を設け、前記凹部の前方側の一部を覆うことで前記内蓋を開くための内蓋取手部を形成し、前記外蓋の内面には前記凹部の対応位置にリブを設け、前記外蓋が閉じられた状態において、前記リブの下端部分が前記内蓋取手部に近接するとともに前記凹部に近接または入り込むようにすることで、前記外蓋を前記所定量以上開放しなければ、前記リブが邪魔になり前記内蓋取手部に手をかけられず、前記内蓋を開くことができない構成としたものである。
これにより、外蓋の所定量未満の開放、すなわち、外蓋をその前端部の下から手または指が入る程度開けただけでは、リブが邪魔になり使用者は内蓋取手部に手をかけることができず、内蓋を開けることができないので、脱水かごが高速回転状態では使用者は脱水かごに触れることはできず、そして、外蓋の所定量以上の開放によってブレーキ機構により脱水かごの回転にブレーキがかかることで、脱水かごが完全に停止した状態であるか、あるいは、回転していたとしても安全性を確保できる低い所定回転速度以下の状態でしか触れることができないようにしているので、安全性の高い脱水機を提供することができる。
本発明の脱水機は、脱水かごが高速回転状態では使用者は脱水かごに触れることはできず、脱水かごが完全に停止した状態であるか、あるいは、回転していたとしても安全性を確保できる低い所定回転速度以下の状態でしか触れることができないようにしているので、安全性の高い脱水機を実現することができる。
第1の発明は、本体と、前記本体に内設され被脱水物を収容する脱水かごと、前記脱水かごを回転駆動するモータと、前記脱水かごに臨む本体の開口部を開閉する内蓋と、後部に回転軸を有し前記内蓋の上から前記開口部を開閉する外蓋と、前記外蓋の所定量以上の開放により前記脱水かごの回転にブレーキをかけるブレーキ機構とを備え、前記内蓋は中折れ状態になるように相互間を回転自在に連結した前内蓋と後内蓋とで構成し、前記本体に前記後内蓋の後端部が軸支され、前記前内蓋の前端部は前記本体に前後方向にスライド可能に支持され、前記前内蓋または後内蓋の少なくともいずれか一方の上面に凹状に凹んだ凹部を設け、前記凹部の前方側の一部を覆うことで前記内蓋を開くための内蓋取手部を形成し、前記外蓋の内面には前記凹部の対応位置にリブを設け、前記外蓋が閉じられた状態において、前記リブの下端部分が前記内蓋取手部に近接するとともに前記凹部に近接または入り込むようにすることで、前記外蓋を前記所定量以上開放しなければ、前記リブが邪魔になり前記内蓋取手部に手をかけられず、前記内蓋を開くことができない構成とした脱水機とすることにより、外蓋所定量未満の開放、すなわち、外蓋をその前端部の下から手または指が入る程度開けただけでは、リブが邪魔になり使用者は内蓋取手部に手をかけることができず、内蓋を開けることができないため、脱水かごが高速回転状態では使用者は脱水かごに触れることはできず、そして、外蓋の所定量以上の開放によってブレーキ機構により脱水かごの回転にブレーキがかかることで、脱水かごが完全に停止した状態であるか、あるいは、回転していたとしても安全性を確保できる低い所定回転速度以下の状態でしか触れることができないようにしているので、安全性の高い脱水機を実現することができる。
第2の発明は、上記第1の発明の脱水機において、前内蓋の左右両側壁の前端部に突起を設け、本体には前記前内蓋および後内蓋の左右両側壁に対向して前後に延びた凹溝を設け、前記突起が前記凹溝内を前後方向にスライドするように構成したことにより、前内蓋および後内蓋を円滑に開閉することができるとともに、前内蓋の前端部を上げて蓋を開くといった動作を確実に防止することができるので、手や指が中に入ってしまうという危険
な状態になるのを防止することができ、安全性を向上させることができる
の発明は、上記第1またはの発明の脱水機において、前内蓋の前端には前方へ突出する前方突出部を設け、本体には内蓋閉時に前記前方突出部が入り込む孔部を設けたことにより、前内蓋の前端部が浮き上がってしまうのを防止できるので、そこから手や指が入ってしまうのを防止することができ、さらに安全性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における脱水機の側断面図である。図1において、脱水機の本体14には、水受槽15を内設し、その水受槽15内に脱水かご16を配設するとともに、本体14の下部に脱水かご16を回転駆動するモータ17を弾性支持機構18を介して弾性支持している。水受槽15の上面には本体14の一部をなすカバー体19を装着し、その略中央部には脱水かご16内に臨む被脱水物の出し入れ用の開口部20を形設している。
本体14の後方上部にはパネル台21が取り付けられ、そのパネル台21を覆うようにパネル部材22が設けられている。その前方には外蓋23が設けられ、外蓋23は後端部にヒンジ部24と後方突出部25を形成している。パネル部材22の内部でパネル台21の上面には、ヒンジ部24に設けたヒンジ軸24aを矢印A方向および反矢印A方向に回動可能に軸支するヒンジ軸受部26が形成されている。外蓋23は、その前方部に外蓋取手部23aを有し、ヒンジ軸24aを中心に開閉可能にカバー体19を覆っている。
モータ17の上方にはブレーキ機構27が配設されており、ブレーキ機構27は、モータ17の回転軸17aに固定され一体に回転するブレーキドラム28と、ブレーキパット(図示せず)を有しそのブレーキパットがブレーキドラム28に摺接して制動力を付与することができるブレーキレバー29と、このブレーキレバー29に連結されブレーキレバー29の位置を変更させることができる可動部材29aと、ブレーキレバー29のブレーキパットがブレーキドラム28に摺接して制動力を付与する位置に付勢するスプリング(図示せず)とから構成されている。可動部材29aにはコントロールワイヤー30の一端が連結されており、コントロールワイヤー30の他端はコントロールワイヤー取付板30aに連結されている。コントロールワイヤー取付板30aの上端部には、略L字状に折り曲げた略逆L字部30bが外蓋23に形成した後方突出部25に係止可能に設けられている。
この構成において、外蓋23が閉塞された状態では、後方突出部25は略水平状態であるため、コントロールワイヤー取付板30aの略逆L字部30bが後方突出部25に係止されている。このとき、コントロールワイヤー30は可動部材29aを介して、ブレーキレバー29のブレーキパットがブレーキドラム28に摺接して制動力を付与する位置に付勢するスプリングの付勢力に抗してブレーキレバー29のブレーキパットをブレーキドラム28から離れる方向に引っ張る状態となり、ブレーキレバー29のブレーキパットはブレーキドラム28から離間して制動力を解除する制動力不作用位置に移動する。一方、外蓋23が開放されると、後方突出部25は矢印A方向に回転移動し、コントロールワイヤー取付板30aの略逆L字部30bの後方突出部25への係止が外れる。そのため、ブレーキレバー29のブレーキパットは、スプリングの付勢力により、ブレーキドラム28に摺接して制動力を付与する制動力作用位置に移動する。
また、外蓋23の下方のカバー体19には開口部20を覆う内蓋31が設けられている
。内蓋31は前内蓋31aと後内蓋31bとからなり、後内蓋31bの後端部には横方向に向けて突設した内蓋用回転軸部32を設け、内蓋用回転軸部32はカバー体19の後方部に設けた内蓋用回転軸支持部33に矢印Bおよび反矢印B方向に回転可能に枢支されている。
図2は本発明の実施の形態1における脱水機の外蓋23および内蓋31の閉状態での要部側断面図、図3は本発明の実施の形態1における脱水機の外蓋23および内蓋31の開状態での要部側断面図、図4は本発明の実施の形態1における脱水機の外蓋23および内蓋31の開状態での要部断面矢視図である。
図1、図2、図3および図4において、前内蓋31aと後内蓋31bとは内蓋連結軸部34により中折れ状態になるように連結されている。前内蓋31aの両側壁の前端部には略円筒状の突起35を設け、カバー体19の開口部20の上部両側壁には、横方向に凹状にへこみ前後方向に延びたガイド溝36を設けており、突起35はガイド溝36内で矢印C方向および反矢印C方向に移動可能に遊嵌されている。
図2に示すように、前内蓋31aの上面には凹んだ凹部37を設け、凹部37の前方側の一部を前内蓋31aの上面と略面一に覆い、内蓋取手部38としている。図4に示すように、この内蓋取手部38に手を掛け上方に引き上げることにより、前内蓋31aが突起35を中心として矢印D方向に回転し、内蓋連結軸部34が上昇するとともに、突起35はガイド溝36内を矢印C方向に移動する。それと同時に、後内蓋31bは内蓋連結軸部34の上昇に伴って内蓋用回転軸部32を中心に矢印B方向に回転し、図3に示すように、内蓋31が開いた状態となる。一方、内蓋31を閉じる際には、前内蓋31aの内蓋取手部38を反矢印C方向に引くことにより、前内蓋31aの突起35がガイド溝36内を反矢印C方向に移動するとともに前内蓋31aは反矢印D方向に突起35を中心に回転するとともに、内蓋連結軸部34が下降する。それと同時に、後内蓋31bは内蓋連結軸部34の下降に伴って内蓋用回転軸部32を中心に反矢印B方向に回転し、内蓋31が閉じた状態となる。この構成により、内蓋31を円滑に開閉することができるものである。
また、外蓋23の内面側には、外蓋23および内蓋31を閉じた状態で前内蓋31aに設けた凹部37に対応する位置にリブ39を設け、そのリブ39はその下端部が内蓋取手部38に近接し、かつ凹部37内に入り込むように形成している。
さらに、前内蓋31aの前端中央下部には、前方へ突出する前方突出部40を設けており、カバー体19の開口部20の前端中央部には、内蓋31が閉状態で前方突出部40が入り込む孔部41を設けている。
上記構成において動作を説明すると、使用者は、脱水機の外蓋23および内蓋31が開いた状態で、開口部20を介して脱水かご16内に被脱水物を投入する。その後、前内蓋31aの内蓋取手部38を反矢印C方向に引くことにより内蓋31を閉じた後、外蓋23を閉じる。これにより、ブレーキ機構27の制動力が解除され、脱水かご16が回転可能な状態となる。この状態において、使用者が図示しない脱水開始スイッチをON状態にすると、モータ17に電力が供給され、脱水かご16が所定回転数で所定時間回転する脱水動作が開始される。その後、所定時間経過するとモータ17への電力の供給が絶たれ、脱水かご16は惰性回転を行った後停止する。その後、使用者は、外蓋取手部23aに手をかけ引き上げることにより外蓋23を開き、内蓋取手部38に手をかけ引き上げることにより内蓋31を開いた後、被脱水物を脱水かご16内から取り出して、脱水を終了する。
上記脱水動作中に、使用者が、何らかの理由(被脱水物の追加、あるいは途中取り出し)で、脱水動作中に、外蓋23を開ける際の動作について説明する。まず、使用者は、脱
水動作中に外蓋取手部23aに手をかけ引き上げることにより外蓋23を開く。この際、外蓋23を所定量以上開放しなければ、前内蓋31aの内蓋取手部38に手をかけて内蓋31を開こうとしても、内蓋取手部38を上方に引き上げることができないため、開くことができない。そして、外蓋23を所定量以上開放した後、前内蓋31aの内蓋取手部38に手をかけて上方に引き上げ内蓋31を開く。このとき、外蓋23は、所定量以上開かれることにより、コントロールワイヤー取付板30aの略逆L字部30bの係止が、外蓋23の後方突出部25から確実に外れ、脱水かご16の回転に確実にブレーキをかけることができる。したがって、使用者が内蓋31を開ける際には、脱水かご16は、完全に停止した状態であるか、あるいは、回転していたとしても安全性を確保できる低い所定回転速度以下である。
また、外蓋23の内面側に、外蓋23および内蓋31を閉じた状態で前内蓋31aに設けた凹部37に対応する位置にリブ39を設け、そのリブ39はその下端部が内蓋取手部38に近接し、かつ凹部37内に入り込むように形成しているので、使用者が、外蓋23を手や指が入る程度開いた後、内蓋取手部38に手をかけようとしても、リブ39が邪魔となり、手をかけることができないので、高速回転している脱水かご16に触れることができない構成となっている。そのため、内蓋31を開くためには、確実に外蓋23を所定量以上開かなければならないので、その際、モータ17への電力供給遮断およびブレーキ機構27の制動力により、脱水かご16の回転を確実に安全性を確保できる低い所定回転速度以下にすることができる。
さらに、前内蓋31aの前端中央下部には、前方へ突出する前方突出部40を設けており、カバー体19の開口部20の前端中央部には、内蓋31が閉状態で前方突出部40が入り込む孔部41を設けているので、前内蓋31aの内蓋取手部38に手をかけて引き上げたとしても、前内蓋31aの前端部のみが浮き上がるといった現象は発生しない。また、熱変形、経時変化等により、前内蓋31aが変形したとしても、前端部のみが浮き上がるといった現象は発生しない。したがって、内蓋31が閉じた状態で、前内蓋31aの前端部から、手や指が入ることはない。したがって、手または指が回転している脱水かご16あるいは被脱水物にからみ付くことがなく、安全性の高い脱水機を実現することができる。
したがって、上記構成によれば、脱水かごが高速回転状態では使用者は脱水かごに触れることはできず、脱水かごが完全に停止した状態であるか、あるいは、回転していたとしても安全性を確保できる低い所定回転速度以下の状態でしか触れることができないようにしているので、安全性の高い脱水機を実現することができるものである。
なお、本実施の形態1では、凹部37および内蓋取手部38を前内蓋31aに設けたが、凹部37および内蓋取手部38を後内蓋31bに設け、そこに対応する外蓋23の内面側にリブ39を設けてもよく、この構成によっても、同等の効果が得られることは言うまでもない。
また、リブ39はその下端部が内蓋取手部38に近接し、かつ凹部37内に入り込むように形成しているが、外蓋23を所定量以上開放しなければ、内蓋取手部38に手をかけることができない構成であれば、リブ39下端部が凹部37内に入り込むまで延ばさなくて、凹部37に近接させるだけでも、同等の効果が得られることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる脱水機は、脱水かごが高速回転状態では使用者は脱水かごに触れることはできず、ブレーキ機構により脱水かごの回転にブレーキがかかることで、脱水かごが完全に停止した状態であるか、あるいは、回転していたとしても安全性を確
保できる低い所定回転速度以下の状態でしか触れることができないようにしているので、外蓋と内蓋とを有する脱水機および脱水機能を有するとともに外蓋と内蓋とを有する洗濯機等として有用である。
本発明の実施の形態1の脱水機の側断面図 同脱水機の外蓋および内蓋の閉状態での要部側断面図 同脱水機の外蓋および内蓋の開状態での要部側断面図 同脱水機の外蓋および内蓋の開状態での要部断面矢視図 従来の脱水機の側断面図
14 本体
16 脱水かご
17 モータ
20 開口部
23 外蓋
24a ヒンジ軸(回転軸)
31 内蓋
31a 前内蓋
31b 後内蓋

Claims (3)

  1. 本体と、前記本体に内設され被脱水物を収容する脱水かごと、前記脱水かごを回転駆動するモータと、前記脱水かごに臨む本体の開口部を開閉する内蓋と、後部に回転軸を有し前記内蓋の上から前記開口部を開閉する外蓋と、前記外蓋の所定量以上の開放により前記脱水かごの回転にブレーキをかけるブレーキ機構とを備え、前記内蓋は中折れ状態になるように相互間を回転自在に連結した前内蓋と後内蓋とで構成し、前記本体に前記後内蓋の後端部が軸支され、前記前内蓋の前端部は前記本体に前後方向にスライド可能に支持され、前記前内蓋または後内蓋の少なくともいずれか一方の上面に凹状に凹んだ凹部を設け、前記凹部の前方側の一部を覆うことで前記内蓋を開くための内蓋取手部を形成し、前記外蓋の内面には前記凹部の対応位置にリブを設け、前記外蓋が閉じられた状態において、前記リブの下端部分が前記内蓋取手部に近接するとともに前記凹部に近接または入り込むようにすることで、前記外蓋を前記所定量以上開放しなければ、前記リブが邪魔になり前記内蓋取手部に手をかけられず、前記内蓋を開くことができない構成とした脱水機。
  2. 前内蓋の左右両側壁の前端部に突起を設け、本体には前記前内蓋および後内蓋の左右両側壁に対向して前後に延びた凹溝を設け、前記突起が前記凹溝内を前後方向にスライドするように構成した請求項1記載の脱水機。
  3. 前内蓋の前端には前方へ突出する前方突出部を設け、本体には内蓋閉時に前記前方突出部が入り込む孔部を設けた請求項1または2に記載の脱水機。
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