JP4324162B2 - 磁気抵抗効果素子、薄膜磁気ヘッドおよびハードディスク装置 - Google Patents

磁気抵抗効果素子、薄膜磁気ヘッドおよびハードディスク装置 Download PDF

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Description

本発明は、磁気抵抗効果素子、磁気抵抗効果素子を利用した薄膜磁気ヘッド、および薄膜磁気ヘッドを用いたハードディスク装置に関する。
ハードディスク装置には、磁気信号読み出し用の磁気抵抗効果素子(MR素子)を有する薄膜磁気ヘッドが用いられている。近年、ハードディスク装置の高記録密度化が進んできており、それに伴い、薄膜磁気ヘッドにおいても特に磁気抵抗効果素子に対する高感度化および高出力化の要求が高まっている。
このような要求に対応して、磁化方向が固定されたピンド層と、磁化方向が外部磁界に応じて変化するフリー層とを、非磁性のスペーサ層で挟んだ構造を有するスピンバルブ膜(SV膜)を用いた磁気抵抗効果素子が開発されている。ピンド層およびフリー層は強磁性層として形成され、ピンド層は、反強磁性層上に設けられることによって磁化方向が固定される。強磁性層には、CoFe合金やNiFe合金などが用いられる。また最近では、ピンド層を強磁性体の単層構造から、強磁性層/非磁性金属層/強磁性層の3層構造とすることで、2つの強磁性層間に強い交換結合を与えて、反強磁性層からの交換結合力を実効的に増大させるというシンセティック型のSV膜も開発されている。
また、出力向上という観点から、膜面に対して垂直にセンス電流を流すCPP(Current Perpendicular to Plane)型の磁気抵抗効果素子も提案されている。CPP型の磁気抵抗効果素子では、強磁性層の分極率が大きいことが望まれている。分極率が大きいと、磁気抵抗効果素子の感度を表す指標である磁気抵抗変化率(MR比ともいう)が大きくなる。
MR比を向上させるため、特許文献1および特許文献2には、ピンド層およびフリー層の少なくとも一方に、組成式がX2YZで表されるホイスラー合金層を有する磁気抵抗効果素子が開示されている。
特許文献1では、ホイスラー合金層の例として、上記組成式を表すXが周期表のIIIA族からIIB族までのうちから選択された一元素であり、YがMnであり、ZがAl、Si、Ga、In、Sn、Tl、Pbのうちから選択された1種または2種以上の元素であるものが挙げられている。
特許文献2では、ホイスラー合金層の例として、XがCu、Co、Ni、Ph、Pt、Au、Pd、Ir、Ru、Ag、Zn、Cd、Feのうちの1種または2種以上の元素であり、YがMn、Fe、Ti、V、Zr、Nb、Hf、Ta、Cr、Co、Niのうちの1種または2種以上の元素であり、ZがAl、Sn、In、Sb、Ga、Si、Ge、Pb、Znのうちの1種または2種以上の元素であるものが挙げられている。さらに、特許文献2では、ホイスラー合金層は、SV膜の膜面と平行な方向に{220}面として表される等価な結晶面が優先配向している体心立方構造を有し、SV膜の膜面と平行な方向に[110]面として表される等価な結晶面が優先配向している体心立方構造層の上に形成されている。
特開2003−218428号公報 特開2005−116701号公報
上述のように、ピンド層およびフリー層をCoFe合金等で構成した場合、高いMR比を得ようとすると、ピンド層およびフリー層の膜厚が厚くなる。このことにより、外部磁界に対してシンセティックピンド層の強磁性層の交換結合が弱くなり、磁気的に不安定になる場合がある。また、界面散乱を増すためにピンド層およびフリー層をCuとの多層構造とすることもあり、これによってエレクトロマイグレーションが生じ易くなってしまう。
ピンド層およびフリー層の少なくとも一方がホイスラー合金層を有する構成とした場合は、ピンド層およびフリー層をCoFe等で構成した場合と比較して、高いMR比を得ることができ、また膜厚も薄くすることができる。しかし、磁気抵抗効果素子の性能向上に対する要求はさらに高くなってきており、したがって、磁気抵抗効果素子には更なる高MR比化が望まれている。
そこで本発明は、より高いMR比を薄い膜厚で実現できる磁気抵抗効果素子および薄膜磁気ヘッドを提供することを目的とする。
磁気抵抗効果素子のMR比を向上することは、ホイスラー合金層を利用することである程度は達成できる。しかしながら、本発明者等は、MR比の更なる改善のためにはホイスラー合金層の組成や材料を最適化することが重要であると考え、本発明を完成するに至った。
本発明の磁気抵抗効果素子は、磁化方向が固定されたピンド層と、磁化方向が外部磁界に応じて変化するフリー層と、ピンド層と前記フリー層との間に設けられた非磁性のスペーサ層と、を有している。さらに本発明の磁気抵抗効果素子は、ピンド層およびフリー層の少なくとも一方は、スペーサ層に隣接して設けられたホイスラー合金層を含でいる。そして、このホイスラー合金層は、組成式がCo2Al(ただし、Yは、6079原子%のMnおよび残部のCr、または70〜8原子%のMnおよび残部のVからなる。)で表されるホイスラー合金からなっている。
本発明の磁気抵抗光学素子では、ホイスラー合金の組成を上記のように規定することで、ホイスラー合金のバンドにCrまたはVのバンドが加わり、分極率が増加する。その結果、YサイトをMnのみで構成した場合と比較してMR比が向上する。また、膜厚についても、ホイスラー合金を用いない場合と比較してMR比を向上しつつ薄くすることができる。
本発明の磁気抵抗効果素子において、ホイスラー合金はL21構造またはB2構造をとっていることが好ましい。この場合、ホイスラー合金は、組成式がCo2Al(ただし、YサイトはMnである。)で表されるホイスラー合金において、YサイトのMnをCrまたはVに部分置換したものであってもよい。
さらに、ピンド層は、非磁性中間層を2つの強磁性体層で挟んだシンセティックピンド層であり、これら強磁性体層のうちスペーサに接して設けられた層がホイスラー合金層を有する構成とすることができる。この場合、飽和磁化と膜厚との積で表される磁気膜厚が、各強磁性体層で等しくなるようにホイスラー合金層の膜厚が設定されていることが好ましい。
本発明は、さらに、上記本発明の磁気抵抗効果素子を備えた薄膜磁気ヘッドを提供する。
本発明は、さらに、上記本発明の薄膜磁気ヘッドを含み、回転駆動される円盤状の記録媒体に対向するように配置されるスライダと、スライダを支持するとともに記録媒体に対して位置決めする位置決め装置と、を有するハードディスク装置を提供する。
本発明によれば、ピンド層およびフリー層の少なくとも一方に設けられるホイスラー合金層を特定の組成とすることで、薄い膜厚を維持しつつ、より高いMR比を達成することができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に、本発明の一実施形態による薄膜磁気ヘッドの主要部の断面図を概念的に示す。
本実施形態の薄膜磁気ヘッド1は、基板11と、基板11に形成された、記録媒体(不図示)に対する読み出しのための再生部2および書き込みのための記録部3とを有する。
基板11は、耐摩耗性に優れたAl23・TiC(アルティック)からなる。基板11の上面にはアルミナからなる下地層12が形成され、この上に、再生部2および記録部3が積層される。
下地層12の上には、例えばパーマロイ(NiFe)といった磁性材料からなる下部シールド層13が形成されている。下部シールド層13の上の、媒体対向面S側の端部には、MR素子4が、その一端を媒体対向面Sに露出させて形成されている。MR素子4の上には、例えばパーマロイといった磁性材料からなる第1上部シールド層15が形成されている。これら下部シールド層13、MR素子4、および第1上部シールド層15で、再生部2を構成する。下部シールド層13と第1上部シールド層15との間のMR素子4が存在しない部分には、絶縁層16aが形成されている。
第1上部シールド層15の上には、絶縁層16bを介して、パーマロイやCoNiFeなどの磁性材料からなる第2上部シールド層17が形成されている。第2上部シールド層17は、MR素子4の上部シールド層としての機能の他に、記録部3の下部磁極層としての機能も兼ねている。
第2上部シールド層17の上には、Ruやアルミナなどの非磁性金属材料からなる絶縁のための記録ギャップ層18を介して、上部磁極層19が形成されている。記録ギャップ層18は、媒体対向面S側の端部に、媒体対向面Sに一端を露出させて形成される。上部磁極層19の材料としては、パーマロイやCoNiFeなどの磁性材料が用いられる。第2上部シールド層(下部磁極層)17と上部磁極層19とは、接続部21によって磁気的に接続され、全体で一つの磁気回路を形成する。
第2上部シールド層17と上部磁極層19との間において、媒体対向面Sと接続部21との間には、銅などの導電性材料からなるコイル20a,20bが2層に形成されている。各コイル20a,20bは、第2上部シールド層17と上部磁極層19とに磁束を供給するものであり、それぞれ平面螺旋状となるように接続部21の周囲を周回する形状に形成されている。コイル20a,20bは、絶縁層によって周囲と絶縁されている。本実施形態では2層のコイル20a,20bを示したが、これに限られるものではなく、1層であってもよいし3層以上であってもよい。
オーバーコート層22は、上部磁極層19を覆って設けられ、上述した構造を保護する。オーバーコート層22の材料としては、例えばアルミナなどの絶縁材料が用いられる。
次に、MR素子4について、図1に示すMR素子4を媒体対向面S側から見た図である図2を参照して詳細に説明する。
MR素子4は、前述したように下部シールド層13と上部シールド層15との間に挟まれて形成されており、バッファー層41、反強磁性層42、ピンド層43、スペーサ層44、フリー層45、およびキャップ層46が、下部シールド層13側からこの順番で積層された構成を有している。ここではピンド層43として、非磁性中間層43bをそれぞれ強磁性体からなるアウター層43aとインナー層43cとで挟んだ構成とした例を示している。このようなピンド層43は、シンセティックピンド層と呼ばれる。アウター層43aは反強磁性層42に接して設けられ、インナー層43cはスペーサ層44に接して設けられている。
下部シールド層13および上部シールド層15は、それぞれ電極を兼用している。下部シールド層13および上部シールド層15の具体的な材料としてはNiFeが挙げられ、また、その場合の膜厚としては、2μm以下が適当である。MR素子4へは、これら下部シールド層13および上部シールド層15を通じて、膜面に直交する方向にセンス電流が流される。
バッファー層41は、その材料として、反強磁性層42とピンド層43のアウター層43aとの交換結合が良好になる組み合わせが選ばれ、例えばTa/NiCrまたはTa/Ruの積層膜から構成される。反強磁性層42は、ピンド層43の磁化方向を固定する役割を果たすものであり、例えば、7nm程度の膜厚のIrMnから構成される。
ピンド層43は、磁性層として形成され、前述したように、アウター層43aと、非磁性中間層43bと、インナー層43cとがこの順番に積層された構成を有する。
アウター層43aは、反強磁性層42によって外部磁界に対して磁化方向が固定されており、例えば90CoFe(0.5)/30CoFe(0.5)/90CoFe(0.9)の積層膜から構成される。ここで、90CoFeとは、コバルトを90原子パーセント含むコバルト鉄合金を意味し、30CoFeとは、コバルトを30原子パーセント含むコバルト鉄合金を意味する。すなわち、元素の前に記載された数字は、合金全体に対するその元素の原子パーセントを意味する。また、括弧内の値は、nmで表したその合金の膜厚を示す。このことは、以降の合金の表記においても同様である。
非磁性中間層43bは、例えば、0.8nm程度の膜厚のRuから構成される。
インナー層43cは、ホイスラー合金からなる層であるホイスラー合金層を有する。ホイスラー合金層は、インナー層43cすべてを構成してもよいし、インナー層43cの一部を構成してもよい。ホイスラー合金層がインナー層43cの一部を構成する場合、強磁性層として一般に用いられるCoFeからなる層の上に、ホイスラー合金層を積層した構成とすることができる。いずれの場合でも、ホイスラー合金層は、スペーサ層44側に設けられる。シンセティックピンド層では、アウター層43aとインナー層43cとの磁気モーメントが互いに相殺され、全体としての漏れ磁界が抑制されるとともに、インナー層43cの磁化方向が強固に固定される。
本形態で用いられるホイスラー合金は、組成式がCo2YZで表されるフルホイスラー合金である。ここで、Yサイトは、48〜88原子%のMnおよび残部のCr(以下、Mn0.88-0.48Cr0.12-0.52と表記する)、または、58〜88%のMnおよび残部のV(以下、Mn0.88-0.580.12-0.42と表記する)からなる。Zサイトは、Al、Si、Ga、およびGeから選択された1種または2種以上の元素からなる。
ホイスラー合金は、各元素の配置位置が特定された結晶構造(図3に示すL21構造、または不図示のB2構造)をもち、この状態のときに、高い分極率が得られる。ホイスラー合金は、成膜段階ではこれらの結晶構造はとっておらず、その後のアニールといった熱処理によってL21構造またはB2構造をとる。
スペーサ層44は、非磁性材料からなる。スペーサ層44の材料としては、Cu、Au、Ag、Crなどを用いることができ、それらの中でも特に、3nm程度の膜厚のCuが好ましい。
フリー層45は、外部磁界に応じて磁化方向が変化する。フリー層45には、例えばNiFeといった磁性材料が用いられる。フリー層45は多層構造であってもよく、その場合は、例えば、スペーサ層44上にCoFeおよびNiFeを順次積層した層構成とすることができる。その具体例としては、90CoFe(1)/82NiFe(2)の積層膜が挙げられる。
キャップ層46は、MR素子4の劣化防止のために設けられている。キャップ層46の材料としては、例えば、Ru、Ru/Ta、高伝導率のCuが挙げられ、その場合の膜厚は1〜5nm程度である。
MR素子4のトラック幅方向(媒体対向面S(図1参照)と平行な平面内での、MR素子4を構成する各層の積層方向と直交する方向)の両側には、絶縁膜47を介してハードバイアス膜48が設けられている。ハードバイアス膜48は、フリー層45にトラック幅方向のバイアス磁界を印加することによってフリー層45を単磁区化する。ハードバイアス膜48には、例えばCoPtやCoCrPtなどの硬磁性材料が用いられる。絶縁膜47は、センス電流がハードバイアス膜48に漏洩するのを防止するためのものであり、例えばAl23といった酸化膜で形成することができる。
本形態において最も特徴的な構成は、インナー層43cの少なくともスペーサ層44と接する領域に、上述した組成を有するホイスラー合金層を設けたことである。この層を構成するホイスラー合金は、その組成式中のYサイトがMnとCr、またはMnとVからなっている。上述したように、ホイスラー合金は、基本的には各サイトの元素が特定の位置に配置されたL21構造またはB2構造をもっている。その意味では、本実施形態で用いたホイスラー合金は、組成式がCo2MnZで表されるホイスラー合金において、Mnを所定の割合でCrまたはVに部分置換した構成であるこということができる。
このようなホイスラー合金を用いることで、YサイトがMnだけの場合と比べて高い分極率を得ることができ、結果的に大きなMR比を達成することができる。ただし、より高い分極率を得るためには、CrまたはVの割合が大きく影響することを本発明者等は見出した。
分極率がより高くなるようなCrまたはVの割合を定めるため、図2に示す構成でMR素子4を作製した。作製したMR素子4に用いた材料および各層の膜厚を表1に示す。
Figure 0004324162
ここで、MR素子4としては、インナー層に用いたホイスラー合金がCo2MnxCr(1-x)Alであるものと、Co2Mnx(1-x)Alであるものの2種類について、Yサイト中の元素におけるMnの割合xを種々変化させて複数のサンプルを作製した。また、ホイスラー合金層の膜厚Aは、インナー層43cとアウター層43aとで、飽和磁化Ms(Wb/m2)×膜厚で表される磁気膜厚がほぼ等しくなるように決定した。より詳しくは、ホイスラー合金層は、膜厚が1nmの90CoFeの磁気膜厚と等しくなるように、膜厚を決定した。これは、表1に示したアウター層43aの磁気膜厚は、90CoFeでは2nmの膜厚に相当し、その一方で、表1に示したインナー層43cは、膜厚が1nmの90CoFeを含むためである。
表2に、ホイスラー合金のYサイトを構成する元素をMnおよびCrとし、両者の割合を変化させたときの、ホイスラー合金層の飽和磁化Ms、および上記のようにして決定した膜厚を示す。
Figure 0004324162
ホイスラー合金層の膜厚AをYサイト中のMnの割合に応じて表2に示すように変化させて形成したMR素子4の、ホイスラー合金層のYサイト中のMnの割合とMR比との関係を図4のグラフに示す。
ホイスラー合金層のYサイトをMnおよびVで構成した場合についても、MnとCrで構成した場合と同様にして、ホイスラー合金層の膜厚を決定した。表3に、ホイスラー合金層のYサイト中のMnとVとの割合を変化させたときの、ホイスラー合金層の飽和磁化Msおよび膜厚を示す。
Figure 0004324162
ホイスラー合金層の膜厚AをYサイト中のMnの割合に応じて表3に示すように変化させて形成したMR素子4の、ホイスラー合金層のYサイト中のMnの割合とMR比との関係を図5のグラフに示す。
図4および図5を参照すると、Yサイト中のMnの割合が減少していくにつれて、MR比は一旦減少するが、その後増加し、再び減少していく。はじめにMR比が減少するのは、ホイスラー合金のYサイトがCrを含む場合およびVを含む場合のいずれにおいても、MnがCrまたはVに比べて極端に多いと合金相図上で不安定な状態だからである。その後、CrまたはVの割合が増えるにつれて安定な相に移り、Mnとの置換がはじまる。MR比が増加するのは分極率が増加しているためと考えられるが、これは、Co2MnAlのバンドにCrまたはVのバンドが加わることで、分極率を増加させているためである。
CrまたはVをさらに増加させるとMR比が再び減少するのは、MnのCrまたはVへの置換量が多くなると、室温で非磁性のホイスラー合金(Co2CrAlまたはCo2VAl)に近くなり、磁気抵抗効果が生じにくくなるためである。また、YサイトにVを含有したホイスラー合金のほうがCrを含有したものに比べて少ない含有量で磁気抵抗効果が減少するのは、Vのdバンドがフェルミエネルギーにかかる割合がCrに比べて小さく、Vのdバンドのピークにかかる前に非磁性状態になるからであると考えられる。
このようなMR比の変化において、ホイスラー合金層のYサイトがMnとCrで構成されたMR素子4では、Yサイト中のMnの割合xが48〜88原子%の範囲にあるとき、すなわちYサイトの組成がMn0.88-0.48Cr0.12-0.52であるとき、YサイトがMnのみで構成された場合と比較してMR比が向上している。特に、Mnの割合xが60〜79原子%の範囲では、Mnのみで構成した場合の約6%というMR比に対して、7%以上のMR比を達成することができる。また、ホイスラー合金のYサイトがMnとVで構成されたMR素子では、Yサイト中のMnの割合xが58〜88原子%の範囲にあるとき、すなわちYサイトの組成がMn0.88-0.580.12-0.42であるとき、YサイトがMnのみで構成された場合と比較してMR比が向上している。この場合も特に、Mnの割合xが70〜80原子%の範囲では、6.5%程度の高いMR比を達成することができる。
したがって、Yサイトの組成がMn0.88-0.48Cr0.12-0.52またはMn0.88-0.580.12-0.42となるように、インナー層43c(ホイスラー合金層)の組成を調整することで、Yサイトが単一の元素であるMnのみで構成される場合と比較してMR比を大きくすることができる。
また、膜厚について着目すると、インナー層43cを通常のCoFe合金で構成した場合、典型的な層構成は以下のとおりである。
90CoFe(1)/Cu(0.2)/50CoFe(1.3)/Cu(0.2)/50CoFe(1.3)/Cu(0.2)/50CoFe(1.3)
上記の層構成の表記において、括弧内は膜厚(nm)を表す。したがって、インナー層全体の膜厚は5.5nmである。このような層構成でインナー層43cを構成したときのMR素子のMR比は約4%である。
これに対して本実施形態は、ホイスラー合金層のYサイトをMnとCrで構成した場合、上記の組成範囲内ではインナー層全体の膜厚は約3.5〜5nmであり、インナー層43cにホイスラー合金層を用いない場合と比べてMR比を向上しつつ膜厚を薄くすることができる。ホイスラー合金層のYサイトをMnとVで構成した場合も、上記の組成範囲内ではインナー層全体の膜厚は約3.5〜4.5nmであり、インナー層43cにホイスラー合金を用いない場合と比べてMR比を向上しつつ膜厚を薄くすることができる。インナー層43cの膜厚を薄くできることによって、ピンド層43の熱的な安定性が向上するとともに、外部磁界に対する安定性も向上する。
さらに、ホイスラー合金層がCrまたはVを含むことで、耐腐食性が向上する。そのように考えられる理由は、以下のとおりである。腐食は、構成元素が電子を交換する一種のイオン化である。そこで、腐食の目安として、標準電極電位(1気圧の水素電極の電位を標準)を考えることができる。Mn、Cr、Vの標準電極電位は表4に示すとおりである。これらの標準電極電位を比較すると、CrやVはMnよりも標準電極電位が小さく、したがって、発生する電位差が小さい。発生する電位差が小さいということは、流れる電流が小さい、すなわち電子の移動が少ないということであり、結果的に、腐食しにくいと言える。よって、単体でMnを用いるよりは、CrやVを含有させると耐腐食性が向上するということが期待できる。
Figure 0004324162
以上説明したMR比および膜厚についての効果は、Yサイトが上記のような特定の組成範囲にあれば、ZサイトはAl以外に、Al、Si、Ga、およびGeから選択された1種または2種以上の元素であっても同様である。
本実施形態ではピンド層43がシンセティックピンド層である例を示したが、強磁性材料のみからなるピンド層であってもよい。この場合は、ピンド層全体をホイスラー合金層で構成してもよいし、ホイスラー合金層がスペーサ層44と接する側に位置していれば、ホイスラー合金層と他の強磁性層との積層構造であってもよい。
また、本実施形態ではピンド層43がホイスラー合金層を含む場合を例に挙げて説明したが、ピンド層43ではなくフリー層45がホイスラー合金層を有する構成としてもよいし、ピンド層43およびフリー層45がホイスラー合金層を有する構成としてもよい。フリー層45に含まれるホイスラー合金としては、上述したのと同様、Yサイトの組成がMn0.88-0.48Cr0.12-0.52またはMn0.88-0.580.12-0.42であるものが用いられ、また、ホイスラー合金はL21構造またはB2構造をとっていると思われる。
フリー層45がホイスラー合金層を有する場合も、フリー層45はその全体がホイスラー合金層として構成されていてもよいし、ホイスラー合金を例えばNiFeやCoFeといった他の磁性材料と積層した構成としてもよい。ホイスラー合金を他の磁性材料と積層する場合は、スペーサ層44と隣接する側をホイスラー合金で構成する。つまり、ホイスラー合金層は、少なくともスペーサ層44と接して設けられる。
例えば、フリー層45を、
ホイスラー合金(B)/Cu(0.2)/82NiFe(2)
なる積層膜(括弧は膜厚。単位はnm。)で構成した場合、ホイスラー合金層の膜厚Bを、膜厚が1nmの90CoFeの磁気膜厚に相当する磁気膜厚となるように形成した。その結果、インナー層43cに適用したホイスラー合金と同じ組成範囲において、YサイトをMnとCrで構成した場合、およびMnとVで構成した場合のいずれとも、Mnのみで構成した場合と比べてMR比は向上し、最大で6.5%となった。
また、フリー層45にホイスラー合金を用いることにより、ホイスラー合金を用いない場合と比較して磁気膜厚を薄くすることができる。その結果、ハードバイアス磁界を効果的に与えることができるようになり、出力電圧波形の線形性が改善される。
本発明の薄膜磁気ヘッドは、1枚のウェハに多数個並べられて形成される。図1に示した薄膜磁気ヘッドを含む構造を多数個形成したウェハの概念的な平面図を図6に示す。
ウェハ100は複数のヘッド要素集合体101に区画される。ヘッド要素集合体101は、複数のヘッド要素102を含み、薄膜磁気ヘッド1(図1参照)の媒体対向面Sを研磨加工する際の作業単位となる。ヘッド要素集合体101間およびヘッド要素102間には切断のための切り代(図示せず)が設けられている。ヘッド要素102は、薄膜磁気ヘッド1の構成を含む構造体であり、媒体対向面Sを形成するための研摩加工など、必要な加工がなされて薄膜磁気ヘッド1とされる。この研磨加工は、一般には複数のヘッド要素102を1列に切り出した状態で行う。
次に、本発明の薄膜磁気ヘッドを備えたヘッドジンバルアセンブリおよびハードディスク装置について説明する。まず、図7を参照して、ヘッドジンバルアセンブリに含まれるスライダ210について説明する。ハードディスク装置において、スライダ210は、回転駆動される円盤状の記録媒体であるハードディスクに対向するように配置される。スライダ210は、ヘッド要素102(図6参照)から得られた薄膜磁気ヘッド1を有し、ハードディスクに対向する媒体対向面Sにエアベアリング面200が形成されて、全体として略六面体形状をなしている。ハードディスクが図7におけるz方向に回転すると、ハードディスクとスライダ210との間を通過する空気流によって、スライダ210に、y方向の下方に揚力が生じる。スライダ210は、この揚力によってハードディスクの表面から浮上するようになっている。なお、図7におけるx方向は、ハードディスクのトラック横断方向である。スライダ210の空気流出側の端面211には、再生部2および記録部3(図1参照)への信号入出力用の電極パッドが形成されている。この面は、図1では上端面に相当する。
次に、図8を参照して、ヘッドジンバルアセンブリ220について説明する。ヘッドジンバルアセンブリ220は、スライダ210と、スライダ210を弾性的に支持するサスペンション221とを備えている。サスペンション221は、例えばステンレス鋼によって形成された板ばね状のロードビーム222と、ロードビーム222の一端部に設けられると共にスライダ210が接合され、スライダ210に適度な自由度を与えるフレクシャ223と、ロードビーム222の他端部に設けられたベースプレート224とを有している。ベースプレート224は、スライダ210をハードディスク262のトラック横断方向xに移動させるためのアクチュエータのアーム230に取り付けられるようになっている。アクチュエータは、アーム230と、アーム230を駆動するボイスコイルモータとを有している。フレクシャ223において、スライダ210が取り付けられる部分には、スライダ210の姿勢を一定に保つためのジンバル部が設けられている。
ヘッドジンバルアセンブリ220は、アクチュエータのアーム230に取り付けられる。1つのアーム230にヘッドジンバルアセンブリ220を取り付けたものはヘッドアームアセンブリと呼ばれる。また、複数のアームを有するキャリッジの各アームにヘッドジンバルアセンブリ220を取り付けたものはヘッドスタックアセンブリと呼ばれる。
図8は、ヘッドアームアセンブリの一例を示している。このヘッドアームアセンブリでは、アーム230の一端部にヘッドジンバルアセンブリ220が取り付けられている。アーム230の他端部には、ボイスコイルモータの一部となるコイル231が取り付けられている。アーム230の中間部には、アーム230を回動自在に支持するための軸234に取り付けられる軸受け部233が設けられている。
次に、図9および図10を参照して、ヘッドスタックアセンブリおよびハードディスク装置の一例について説明する。図9はハードディスク装置の要部を示す説明図、図10はハードディスク装置の平面図である。ヘッドスタックアセンブリ250は、複数のアーム252を有するキャリッジ251を有している。複数のアーム252には、複数のヘッドジンバルアセンブリ220が、互いに間隔を開けて垂直方向に並ぶように取り付けられている。キャリッジ251においてアーム252の反対側には、ボイスコイルモータの一部となるコイル253が取り付けられている。ヘッドスタックアセンブリ250は、ハードディスク装置に組み込まれる。ハードディスク装置は、スピンドルモータ261に取り付けられた複数枚のハードディスク262を有している。ハードディスク262毎に、ハードディスク262を挟んで対向するように2つのスライダ210が配置される。また、ボイスコイルモータは、ヘッドスタックアセンブリ250のコイル253を挟んで対向する位置に配置された永久磁石263を有している。
スライダ210を除くヘッドスタックアセンブリ250およびアクチュエータは、スライダ210を支持すると共にハードディスク262に対して位置決めする。
ハードディスク装置では、アクチュエータによって、スライダ210をハードディスク262のトラック横断方向に移動させて、スライダ210をハードディスク262に対して位置決めする。スライダ210に含まれる薄膜磁気ヘッドは、記録部によって、ハードディスク262に情報を記録し、再生部によって、ハードディスク262に記録されている情報を再生する。ハードディスク262は、本発明の薄膜磁気ヘッドを搭載している。本発明の薄膜磁気ヘッドは、MR比が高く、高感度である。したがって、ハードディスク262は、高記録密度での記録および再生に適したものとなる。
なお、薄膜磁気ヘッドは、上述した形態に限定されず、種々の変更が可能である。例えば、上述した形態では、基板側に読み取り用のMR素子を形成し、その上に、書き込み用の誘導型電磁変換素子を積層した構造の薄膜磁気ヘッドについて説明したが、この積層順序を逆にしてもよい。また、上述した実施形態ではMR素子および誘導型電磁変換素子の両方を有する場合を例に挙げたが、MR素子のみを有していてもよい。
本発明のMR素子は、薄膜磁気ヘッド以外の用途にも用いることができる。薄膜磁気ヘッド以外の用途の例としては、磁気センサや磁気メモリなどが挙げられる。このような用途に本発明のMR素子を用いた場合も、上述したのと同様の効果が得られる。
本発明の一実施形態による薄膜磁気ヘッドの主要部の断面図である。 図1に示すMR素子を媒体対向面側から見た図である。 ホイスラー合金がL21構造をとったときの各元素の配置を示す模式図である。 ホイスラー合金のYサイトをMnとCrで構成した場合の、Mnの割合とMR比との関係を示すグラフである。 ホイスラー合金のYサイトをMnとVで構成した場合の、Mnの割合とMR比との関係を示すグラフである。 図1に示す薄膜磁気ヘッドが形成されたウェハの一例の平面図である。 図1に示す薄膜磁気ヘッドを含むスライダの一例の斜視図である。 図7に示すスライダを含むヘッドジンバルアセンブリの斜視図である。 図8に示すヘッドジンバルアセンブリを含むハードディスク装置の要部側面図である。 図8に示すヘッドジンバルアセンブリを含むハードディスク装置の平面図である。
符号の説明
1 薄膜磁気ヘッド
2 再生部
3 記録部
4 MR素子
13 下部シールド層
15 上部シールド層
41 バッファー層
42 反強磁性層
43 ピンド層
43a アウター層
43b 非磁性中間層
43c インナー層
44 スペーサ層
45 フリー層
46 キャップ層
47 絶縁膜
48 ハードバイアス膜

Claims (7)

  1. 磁化方向が固定されたピンド層と、
    磁化方向が外部磁界に応じて変化するフリー層と、
    前記ピンド層と前記フリー層との間に設けられた非磁性のスペーサ層と、
    を有し、
    前記ピンド層および前記フリー層の少なくとも一方は、前記スペーサ層に隣接して設けられたホイスラー合金層を含み、
    前記ホイスラー合金層は、組成式がCo2Al(ただし、Yは、6079原子%のMnおよび残部のCr、または70〜8原子%のMnおよび残部のVからなる。)で表されるホイスラー合金からなる磁気抵抗効果素子。
  2. 前記ホイスラー合金はL21構造またはB2構造をとっている、請求項1に記載の磁気抵抗効果素子。
  3. 前記ホイスラー合金は、組成式がCo2MnAlで表されるホイスラー合金において、MnをCrまたはVに部分置換したものである、請求項2に記載の磁気抵抗効果素子。
  4. 前記ピンド層は、非磁性中間層を2つの強磁性体層で挟んだシンセティックピンド層であり、前記強磁性体層のうちスペーサ層に接して設けられた強磁性体層が前記ホイスラー合金層を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の磁気抵抗効果素子。
  5. 飽和磁化と膜厚との積で表される磁気膜厚が前記各強磁性体層で等しくなるように前記ホイスラー合金層の膜厚が設定されている、請求項4に記載の磁気抵抗効果素子。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の磁気抵抗効果素子を有する薄膜磁気ヘッド。
  7. 請求項6に記載の薄膜磁気ヘッドを含み、回転駆動される円盤状の記録媒体に対向するように配置されるスライダと、
    前記スライダを支持するとともに、前記記録媒体に対して位置決めする位置決め装置と、
    を有するハードディスク装置。
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