JP4854002B2 - 垂直磁気記録用磁気ヘッド、ヘッドジンバルアセンブリ、ヘッドアームアセンブリおよび磁気ディスク装置 - Google Patents

垂直磁気記録用磁気ヘッド、ヘッドジンバルアセンブリ、ヘッドアームアセンブリおよび磁気ディスク装置 Download PDF

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Description

本発明は、垂直磁気記録方式によって記録媒体に情報を記録するために用いられる垂直磁気記録用磁気ヘッド、ならびに垂直磁気記録用磁気ヘッドを含むヘッドジンバルアセンブリ、ヘッドアームアセンブリおよび磁気ディスク装置に関する。
磁気記録再生装置における記録方式には、信号磁化の向きを記録媒体の面内方向(長手方向)とする長手磁気記録方式と、信号磁化の向きを記録媒体の面に対して垂直な方向とする垂直磁気記録方式とがある。垂直磁気記録方式は、長手磁気記録方式に比べて、記録媒体の熱揺らぎの影響を受けにくく、高い線記録密度を実現することが可能であると言われている。
垂直磁気記録用の磁気ヘッドとしては、単磁極ヘッドとシールド型ヘッドとが知られている。単磁極ヘッドは、記録媒体に対向する媒体対向面と、記録媒体に記録する情報に応じた磁界を発生するコイルと、媒体対向面に配置された端面を有し、コイルによって発生された磁界に対応する磁束を通過させると共に、垂直磁気記録方式によって情報を記録媒体に記録するための記録磁界を発生する磁極層(主磁極)と、媒体対向面に配置された端面を有し、媒体対向面から離れた位置において磁極層に連結された補助磁極と、非磁性材料よりなり、磁極層と補助磁極との間に設けられたギャップ層とを備えている。媒体対向面において、補助磁極の端面は、磁極層の端面に対して、記録媒体の進行方向の後側または前側に配置されている。補助磁極は、磁極層の端面より発生されて、記録媒体を磁化した磁束を還流させる機能を有する。
シールド型ヘッドは、記録媒体に対向する媒体対向面と、記録媒体に記録する情報に応じた磁界を発生するコイルと、媒体対向面に配置された端面を有し、コイルによって発生された磁界に対応する磁束を通過させると共に、垂直磁気記録方式によって情報を記録媒体に記録するための記録磁界を発生する磁極層と、媒体対向面に配置された端面を有し、媒体対向面から離れた位置において磁極層に連結された記録シールド層と、非磁性材料よりなり、磁極層と記録シールド層との間に設けられたギャップ層とを備えている。媒体対向面において、記録シールド層の端面は、磁極層の端面に対して、ギャップ層の厚みによる所定の小さな間隔を開けて記録媒体の進行方向の前側に配置されている。記録シールド層の端面の幅は、磁極層の端面の幅よりも大きい。また、記録シールド層の端面の面積は、磁極層の端面の面積よりも大きい。シールド型ヘッドにおいて、記録シールド層は、磁極層より発生された磁束を吸い込むことにより、磁界勾配を急峻にすることができる。そのため、シールド型ヘッドによれば、線記録密度のより一層の向上が可能になる。なお、磁界勾配とは、磁極層から発生された磁界のうち記録媒体の面に垂直な方向の成分の、記録媒体の進行方向における単位長さ当たりの変化量を言う。また、記録シールド層は、磁極層の端面より発生されて、記録媒体を磁化した磁束を還流させる機能も有する。
単磁極ヘッドとシールド型ヘッドのいずれにおいても、磁極層は、例えば、一端部が媒体対向面に配置され、トラック幅を規定するトラック幅規定部と、このトラック幅規定部の他端部に連結され、トラック幅規定部よりも大きな幅を有する幅広部とを有している。トラック幅規定部は、ほぼ一定の幅を有している。幅広部の幅は、例えば、トラック幅規定部との境界位置ではトラック幅規定部の幅と等しく、媒体対向面から離れるに従って、徐々に大きくなった後、一定の大きさになっている。
高記録密度化のために磁気ヘッドに要求されることは、特に、トラック幅の縮小、すなわち媒体対向面における磁極層の端面の幅の縮小と、書き込み特性の向上である。一方、トラック幅が小さくなると、書き込み特性、例えば重ね書きの性能を表わすオーバーライト特性は低下する。従って、トラック幅が小さくなるほど、書き込み特性の向上が必要となる。
ところで、垂直磁気記録用の磁気ヘッドでは、記録動作時以外のときに磁極層の残留磁化に起因して磁極層より発生される磁界によって、記録媒体に記録されている情報が消去される現象(以下、ポールイレーズという。)が生じる場合があることが知られていた。
ポールイレーズの発生を抑制する技術としては、例えば特許文献1ないしに示された技術が知られている。
特許文献1、2には、記録磁極膜(磁極層)が軟磁性膜と磁気バイアス膜とを含み、磁気バイアス膜によって軟磁性膜の磁化の方向をトラック幅方向に向けることによって、ポールイレーズの発生を抑制する技術が記載されている。
特許文献には、主磁極(磁極層)が、高飽和磁束密度層と低飽和磁束密度層との磁性多層膜を有し、低飽和磁束密度層を介して対向する一対の高飽和磁束密度層の磁化の向きを反平行にすることによって、ポールイレーズの発生を抑制する技術が記載されている。
なお、特許文献には、長手磁気記録方式用の磁気ヘッドにおいて、ギャップ層を介して対向する第1および第2の磁極層のそれぞれを、強磁性膜と非磁性金属膜との多層膜で構成し、非磁性金属膜を介して隣接する一対の強磁性膜を反強磁性的に結合させる技術が記載されている。この技術は、各磁極層中の磁壁を減らし、磁気ヘッドの高周波応答性を向上させるものである。
また、非特許文献1には、磁極層の一部で大きな残留磁界が発生することが記載されている。
特開2005−38535号公報 特開2005−174449号公報 特開2004−281023号公報 米国特許第6,628,478B2号明細書 Y.Zhou,J.-G.Zhu,POLE-TIP SIZE EFFECT ON PERPENDICULAR RECORDING HEAD REMANENCE,Digests of Intermag2005,DB04,2005年
特許文献1ないし4に記載された技術では、いずれも、磁極層の構造が複雑になるという問題点がある。
また、特許文献1、2に記載された技術では、磁極層が軟磁性膜と磁気バイアス膜とを含むことから、磁気ヘッドを製造するための工程数が多くなると共に、磁気ヘッドで使用する材料の種類も多くなる。そのため、これらの技術では、磁気ヘッドを製造するためのコストが増大すると共にスループットが低下するという問題点がある。
また、特許文献3、4に記載された技術では、磁極層の形成方法が、現状ではスパッタ等の物理気相成長法に限られる。そのため、これらの技術では、磁気ヘッドの製造工程が複雑になったり、それに伴って磁気ヘッドの歩留まりが低下したりするという問題点がある。
ところで、本出願における発明者は、記録動作時以外のときの磁極層の端面における磁化の状態がポールイレーズと関係があることを見出した。なお、非特許文献1には、記録動作時以外のときの磁極層の端面における磁化の状態とポールイレーズとの関係については記載されていない。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、磁極層の構造を複雑にすることなく、ポールイレーズの発生を抑制できるようにした垂直磁気記録用磁気ヘッド、ならびに、この垂直磁気記録用磁気ヘッドを有するヘッドジンバルアセンブリ、ヘッドアームアセンブリおよび磁気ディスク装置を提供することにある。
本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドは、
記録媒体に対向する媒体対向面と、
記録媒体に記録する情報に応じた磁界を発生するコイルと、
コイルによって発生された磁界に対応する磁束を通過させると共に、垂直磁気記録方式によって情報を記録媒体に記録するための記録磁界を発生する磁極層とを備えている。
磁極層は、トラック幅規定部と、媒体対向面から離れた位置に配置されトラック幅規定部に連結された幅広部とを有している。トラック幅規定部は、媒体対向面に配置されトラック幅を規定する端面を有している。幅広部における最大の幅は、トラック幅よりも大きく、且つ媒体対向面に垂直な方向の幅広部の長さ以上である。コイルが磁界を発生していないときに、トラック幅規定部の端面には、媒体対向面に垂直な方向の磁化の成分の方向が互いに反対方向となる第1および第2の領域が存在している。
本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドでは、磁極層の幅広部における最大の幅が、トラック幅よりも大きく、且つ媒体対向面に垂直な方向の幅広部の長さ以上である。また、コイルが磁界を発生していないときに、磁極層のトラック幅規定部の端面には、媒体対向面に垂直な方向の磁化の成分の方向が互いに反対方向となる第1および第2の領域が存在している。これにより、本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドでは、ポールイレーズの発生が抑制される。
本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいて、トラック幅規定部の端面には、更に、媒体対向面に垂直な方向の磁化の成分を有しない第3の領域が存在していてもよい。
また、本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいて、第1の領域の面積および第2の領域の面積は、いずれも、トラック幅規定部の端面の面積の3分の2以下であってもよい。
また、本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいて、トラック幅は、0.05〜0.15μmの範囲内であり、媒体対向面に垂直な方向のトラック幅規定部の長さは、10〜250nmの範囲内であってもよい。
また、本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいて、磁極層を構成する材料の磁歪定数は、10×10−6以上50×10−6未満であり、磁極層の内部応力は、引張り応力であって、且つ200MPa以上1000MPa以下であり、磁極層の異方性磁界は、0A/m以上30×79.6A/m未満であってもよい。
また、本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいて、磁極層を構成する材料の磁歪定数は、10×10−6以上50×10−6未満であり、磁極層の内部応力は、引張り応力であって、且つ200MPa以上1000MPa以下であり、磁極層の異方性磁界は、30×79.6A/m以上200×79.6A/m以下であってもよい。
また、本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいて、磁極層を構成する材料の磁歪定数は、0以上15×10−6未満であり、磁極層の内部応力は、引張り応力であって、且つ100MPa以上1000MPa以下であり、磁極層の異方性磁界は、0A/m以上30×79.6A/m未満であってもよい。
本発明のヘッドジンバルアセンブリは、本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドを含み、記録媒体に対向するように配置されるスライダと、スライダを弾性的に支持するサスペンションとを備えたものである。
本発明のヘッドアームアセンブリは、本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドを含み、記録媒体に対向するように配置されるスライダと、スライダを弾性的に支持するサスペンションと、スライダを記録媒体のトラック横断方向に移動させるためのアームとを備え、サスペンションがアームに取り付けられているものである。
本発明の磁気ディスク装置は、本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドを含み、回転駆動される記録媒体に対向するように配置されるスライダと、スライダを支持すると共に記録媒体に対して位置決めする位置決め装置とを備えたものである。
本発明では、磁極層の幅広部における最大の幅が、トラック幅よりも大きく、且つ媒体対向面に垂直な方向の幅広部の長さ以上であり、また、コイルが磁界を発生していないときに、磁極層のトラック幅規定部の端面には、媒体対向面に垂直な方向の磁化の成分の方向が互いに反対方向となる第1および第2の領域が存在している。これにより、本発明によれば、磁極層の構造を複雑にすることなく、ポールイレーズの発生を抑制することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。始めに、図1および図2を参照して、本発明の一実施の形態に係る垂直磁気記録用磁気ヘッドの構成について説明する。図1は本実施の形態に係る垂直磁気記録用磁気ヘッドの構成を示す断面図である。図2は、本実施の形態に係る垂直磁気記録用磁気ヘッドの媒体対向面を示す正面図である。なお、図1は媒体対向面および基板の面に垂直な断面を示している。また、図1において記号Tで示す矢印は、記録媒体の進行方向を表している。
図1および図2に示したように、本実施の形態に係る垂直磁気記録用磁気ヘッド(以下、単に磁気ヘッドと記す。)は、アルティック(Al23・TiC)等のセラミック材料よりなる基板1と、この基板1の上に配置されたアルミナ(Al23)等の絶縁材料よりなる絶縁層2と、この絶縁層2の上に配置された磁性材料よりなる第1の再生シールド層3と、この第1の再生シールド層3の上に配置された絶縁層4と、この絶縁層4の上に配置された再生素子としてのMR(磁気抵抗効果)素子5と、MR素子5および絶縁層4を覆うように配置された絶縁層8と、この絶縁層8の上に配置された磁性材料よりなる第2の再生シールド層9とを備えている。
MR素子5の一端部は、記録媒体に対向する媒体対向面30に配置されている。MR素子5には、AMR(異方性磁気抵抗効果)素子、GMR(巨大磁気抵抗効果)素子あるいはTMR(トンネル磁気抵抗効果)素子等の磁気抵抗効果を示す感磁膜を用いた素子を用いることができる。GMR素子としては、磁気的信号検出用の電流を、GMR素子を構成する各層の面に対してほぼ平行な方向に流すCIP(Current In Plane)タイプでもよいし、磁気的信号検出用の電流を、GMR素子を構成する各層の面に対してほぼ垂直な方向に流すCPP(Current Perpendicular to Plane)タイプでもよい。
磁気ヘッドは、更に、第2の再生シールド層9の上に配置されたアルミナ等の非磁性材料よりなる非磁性層10と、この非磁性層10の上に配置された磁性材料よりなる中間磁性層11とを備えている。第1の再生シールド層3から中間磁性層11までの部分は、再生ヘッドを構成する。中間磁性層11は、再生シールド層の機能と後述する記録ヘッドにおける補助磁極としての機能とを有している。
磁気ヘッドは、更に、中間磁性層11の上に配置されたアルミナ等の非磁性材料よりなる非磁性層12と、この非磁性層12の上に配置された磁性材料よりなるヨーク層13と、アルミナ等の非導電性且つ非磁性の材料よりなり、ヨーク層13の周囲に配置された非磁性層14とを備えている。ヨーク層13の媒体対向面30側の端部は、媒体対向面30から離れた位置に配置されている。また、ヨーク層13および非磁性層14の上面は平坦化されている。
磁気ヘッドは、更に、ヨーク層13および非磁性層14の上面の上に配置された磁性材料よりなる磁極層15と、アルミナ等の非導電性且つ非磁性の材料よりなり、磁極層15の周囲に配置された非磁性層16とを備えている。磁極層15の下面は、ヨーク層13の上面に接している。また、磁極層15および非磁性層16の上面は平坦化されている。
磁気ヘッドは、更に、磁極層15および非磁性層16の上に配置されたギャップ層17と、アルミナ等の非導電性且つ非磁性の材料よりなり、ギャップ層17の上において、後述するコイル19を配置すべき領域に配置された非磁性層18と、非磁性層18の上に配置されたコイル19と、このコイル19を覆うように形成された絶縁層20とを備えている。コイル19は、平面渦巻き形状をなしている。ギャップ層17には、コイル19の中心部に対応する位置に開口部が形成されている。絶縁層20は媒体対向面30に露出していない。なお、ギャップ層17は、非磁性導電層であってもよい。
磁気ヘッドは、更に、磁性材料よりなり、磁極層15、ギャップ層17および絶縁層20の上に配置された記録シールド層21を備えている。記録シールド層21は、ギャップ層17に形成された開口部を通して磁極層15に連結されている。また、記録シールド層21の媒体対向面30側の端部は、媒体対向面30に配置されている。非磁性層12から記録シールド層21までの部分は、記録ヘッドを構成する。
磁気ヘッドは、更に、記録シールド層21を覆うように形成されたアルミナ等の絶縁材料よりなる保護層22を備えている。
以上説明したように、本実施の形態に係る磁気ヘッドは、記録媒体に対向する媒体対向面30と再生ヘッドと記録ヘッドとを備えている。再生ヘッドは記録媒体の進行方向Tの後側(スライダにおける空気流入端側)に配置され、記録ヘッドは記録媒体の進行方向Tの前側(スライダにおける空気流出端側)に配置されている。この磁気ヘッドでは、記録ヘッドによって記録媒体に情報を記録し、再生ヘッドによって、記録媒体に記録されている情報を再生する。
再生ヘッドは、再生素子としてのMR素子5と、このMR素子5をシールドするための第1の再生シールド層3および第2の再生シールド層9とを備えている。MR素子5は、媒体対向面30の近傍に配置され、垂直磁気記録方式によって記録媒体に記録された情報を再生する。
記録ヘッドは、磁極層15、ギャップ層17、コイル19および記録シールド層21を備えている。コイル19は、記録媒体に記録する情報に応じた磁界を発生する。磁極層15は、媒体対向面30に配置された端面を有し、コイル19によって発生された磁界に対応する磁束を通過させると共に、垂直磁気記録方式によって情報を記録媒体に記録するための記録磁界を発生する。記録シールド層21は、媒体対向面30に配置された端面を有し、媒体対向面30から離れた位置において磁極層15に連結されている。ギャップ層17は、媒体対向面30に配置された端面を有し、磁極層15と記録シールド層21との間に設けられている。
コイル19の少なくとも一部は、磁極層15および記録シールド層21に対して絶縁された状態で、磁極層15と記録シールド層21との間に配置されている。磁極層15、ヨーク層13および記録シールド層21は、コイル19によって発生された磁界に対応する磁束を通過させる磁路を構成する。
媒体対向面30において、記録シールド層21の端面は、磁極層15の端面に対して、ギャップ層17の厚みによる所定の間隔を開けて記録媒体の進行方向Tの前側(スライダにおける空気流出端側)に配置されている。記録シールド層21の端面の幅は、磁極層15の端面の幅よりも大きい。また、記録シールド層21の端面の面積は、磁極層15の端面の面積よりも大きい。記録シールド層21は、磁極層15の端面より発生された磁束を吸い込むことにより、磁界勾配を急峻にすることができる。また、記録シールド層21は、磁極層15の端面より発生されて、記録媒体を磁化した磁束を還流させる機能も有する。また、記録シールド層21は、磁極層15の端面より発生される還流磁束のうちの不要な広がり成分を、記録媒体に達する前に吸い込むことにより、磁気的なシールドとして機能する。
次に、図3を参照して、磁極層15の形状について詳しく説明する。図3は、磁極層15の平面図である。図3に示したように、磁極層15は、トラック幅規定部15Aと、媒体対向面30から離れた位置に配置されトラック幅規定部15Aに連結された幅広部15Bとを有している。トラック幅規定部15Aは、媒体対向面30に配置されトラック幅TWを規定する端面を有している。トラック幅規定部15Aの上面の幅は、ほぼ一定になっている。幅広部15Bの幅は、例えば、トラック幅規定部15Aとの境界の位置ではトラック幅規定部15Aの幅と等しく、媒体対向面30から離れるに従って、徐々に大きくなった後、一定の大きさになっている。幅広部15Bにおける最大の幅Wは、トラック幅TWよりも大きく、且つ媒体対向面30に垂直な方向の幅広部15Bの長さL以上である。すなわち、W/Lは1より大きい。
トラック幅TWは、0.05〜0.15μmの範囲内であることが好ましい。また、媒体対向面30に垂直な方向のトラック幅規定部15Aの長さ(以下、ネックハイトと言う。)NHは、10〜250nmの範囲内であることが好ましい。
図2に示したように、媒体対向面30に配置された磁極層15(トラック幅規定部15A)の端面は、基板1から遠い第1の辺A1と、第1の辺A1とは反対側の第2の辺A2と、第1の辺A1の一端と第2の辺A2の一端とを結ぶ第3の辺A3と、第1の辺A1の他端と第2の辺A2の他端とを結ぶ第4の辺A4とを有する台形形状をなしている。第1の辺A1は、トラック幅を規定する。磁極層15の端面の幅は、第2の辺A2に近づくに従って、すなわち基板1に近づくに従って小さくなっている。これにより、スキューに起因して、あるトラックへの情報の書き込み時に隣接トラックの情報が消去される現象を抑制することができる。なお、スキューとは、円盤状の記録媒体における円形のトラックの接線に対する磁気ヘッドの傾きのことである。なお、磁極層15の端面の形状は、長方形または正方形であってもよい。また、磁極層15の端面の形状は、第2の辺A2がない三角形であってもよい。媒体対向面30における磁極層15の厚みは、0.1μm以上0.4μm以下であることが好ましい。磁極層15の厚みが0.1μm未満であると磁極層15の端面より十分な記録磁界を発生させることが困難になる。一方、磁極層15の厚みが0.4μmを超えると、記録または再生の対象となっているトラックの両側において、スキューに起因して情報の消去が生じる領域の幅が大きくなり、トラック密度を大きくすることが困難になる。
なお、本実施の形態に係る磁気ヘッドは、以下のような種々の変更が可能である。まず、ヨーク層13は設けられていなくてもよいし、磁極層15の上側に設けられていてもよいし、磁極層15の上下にそれぞれ設けられていてもよい。また、平面渦巻き状のコイル19の代わりに、磁極層15を中心にして螺旋状に配置されたコイルを設けてもよい。あるいは、磁極層15の上下にそれぞれ、平面渦巻き状のコイルを設けてもよい。また、記録シールド層21は、2つ以上の層によって形成されていてもよい。
本実施の形態に係る磁気ヘッドを含む磁気ディスク装置における記録媒体は、例えば、基板と、この基板上に順に積層された水平磁化層および垂直磁化層を備えている。垂直磁化層は、情報を記録する層である。水平磁化層は、磁束を通過させる磁路を形成する層である。
次に、本実施の形態に係る磁気ヘッドの製造方法について説明する。この製造方法では、まず、基板1の上に、絶縁層2および第1の再生シールド層3を順に形成する。次に、第1のシールド層3の上に、絶縁層4、MR素子5および絶縁層8を順に形成する。次に、絶縁層8の上に第2の再生シールド層9を形成する。次に、第2の再生シールド層9の上に、非磁性層10、中間磁性層11および非磁性層12を順に形成する。
次に、非磁性層12の上にヨーク層13を形成する。次に、ヨーク層13を覆うように、非磁性層14を形成する。次に、ヨーク層13の上面が露出するまで、例えば化学機械研磨(以下、CMPと記す。)によって非磁性層14を研磨する。これにより、ヨーク層13および非磁性層14の上面が平坦化される。
次に、ヨーク層13および非磁性層14の上面の上に磁極層15を形成する。次に、磁極層15を覆うように、非磁性層16を形成する。次に、磁極層15の上面が露出するまで、例えばCMPによって非磁性層16を研磨する。これにより、磁極層15および非磁性層16の上面が平坦化される。
次に、磁極層15および非磁性層16の上に、ギャップ層17および非磁性層18を順に形成する。次に、非磁性層18の上にコイル19を形成する。次に、コイル19を覆うように、絶縁層20を形成する。次に、磁極層15、ギャップ層17および絶縁層20の上に、記録シールド層21を形成する。次に、記録シールド層21を覆うように、保護層22を形成する。
次に、保護層22の上に配線や端子等を形成し、スライダ単位で基板を切断し、媒体対向面30の研磨、浮上用レールの作製等を行って、磁気ヘッドが完成する。
次に、本実施の形態に係る磁気ヘッドの特徴について説明する。本実施の形態に係る磁気ヘッドでは、記録動作時以外のとき、すなわちコイル19が磁界を発生していないときに、媒体対向面30に配置されたトラック幅規定部15Aの端面には、媒体対向面30に垂直な方向の磁化の成分の方向が互いに反対方向となる第1の領域および第2の領域が存在している。コイル19が磁界を発生していないときに、トラック幅規定部15Aの端面には、更に、媒体対向面30に垂直な方向の磁化の成分を有しない第3の領域が存在していてもよい。第1の領域の面積および第2の領域の面積は、いずれも、トラック幅規定部15Aの端面の面積の3分の2以下であることが好ましい。
ここで、図8ないし図11を参照して、上記の条件を満たすトラック幅規定部15Aの端面における磁化の状態の第1ないし第4の例について説明する。図8ないし図11は、それぞれ、トラック幅規定部15Aの端面における磁化の状態の第1ないし第4の例を示す説明図である。なお、図8ないし図11は、いずれも、コイル19が磁界を発生していないときのトラック幅規定部15Aの端面における磁化の状態を表している。図8ないし図11において、記号“+”を付した領域は第1の領域を表し、記号“−”を付した領域は第2の領域を表し、記号“0”を付した領域は第3の領域を表している。
図8に示した第1の例では、トラック幅規定部15Aの端面には、第1の領域および第2の領域のみが存在している。第1の例において、第1の領域の面積および第2の領域の面積は、いずれも、トラック幅規定部15Aの端面の面積の3分の2以下である。なお、図8において第1の領域と第2の領域の配置が逆の場合も、第1の例と等価である。
図9に示した第2の例では、トラック幅規定部15Aの端面には、第1ないし第3の領域が存在している。第2の例において、第1の領域の面積および第2の領域の面積は、いずれも、トラック幅規定部15Aの端面の面積の3分の2以下である。第2の例では、第1ないし第3の領域の各面積のうち、第3の領域の面積が最も大きくなっている。なお、図9において第1の領域と第2の領域の配置が逆の場合も、第2の例と等価である。
図10に示した第3の例では、トラック幅規定部15Aの端面には、第1ないし第3の領域が存在している。第3の例において、第1の領域の面積および第2の領域の面積は、いずれも、トラック幅規定部15Aの端面の面積の3分の2以下である。第2の例と同様に、第3の例では、第1ないし第3の領域の各面積のうち、第3の領域の面積が最も大きくなっている。なお、図10において第1の領域と第2の領域の配置が逆の場合も、第3の例と等価である。
図11に示した第4の例では、トラック幅規定部15Aの端面には、第1ないし第3の領域が存在している。第4の例において、第1の領域の面積および第2の領域の面積は、いずれも、トラック幅規定部15Aの端面の面積の3分の2以下である。第4の例では、第2の領域および第3の領域が、トラック幅規定部15Aの端面の大部分を占めている。なお、図11において第1の領域と第2の領域の配置が逆の場合も、第4の例と等価である。
次に、図12および図13に、本実施の形態の条件を満たさないトラック幅規定部15Aの端面における磁化の状態の例として、第5および第6の例を示す。図12および図13は、それぞれ、トラック幅規定部15Aの端面における磁化の状態の第5および第6の例を示す説明図である。なお、図12および図13は、いずれも、コイル19が磁界を発生していないときのトラック幅規定部15Aの端面における磁化の状態を表している。図12および図13における記号の意味は、前述の通りである。
図12に示した第5の例では、第1の領域がトラック幅規定部15Aの端面の大部分を占めている。第5の例において、トラック幅規定部15Aの端面には、第1の領域の他に、第3の領域にわずかに存在している。第3の例において、第1の領域の面積は、トラック幅規定部15Aの端面の面積の3分の2を超えている。なお、図12において第1の領域の代わりに第2の領域が存在している場合も、第5の例と等価である。
図13に示した第6の例では、トラック幅規定部15Aの端面には、第1の領域のみが存在している。なお、図13において第1の領域の代わりに第2の領域が存在している場合も、第6の例と等価である。
従来、垂直磁気記録用磁気ヘッドにおける磁極層では、形状異方性が大きいために、コイルが磁界を発生していないときには、第5または第6の例のように、トラック幅規定部の端面において、媒体対向面に垂直な方向の磁化の成分の方向が同じ方向となる1つの領域が大部分を占めると考えられていた。
本出願における発明者が、コイル19が磁界を発生していないときのトラック幅規定部15Aの端面における磁化の状態とポールイレーズとの関係について調べたところ、以下のことが分かった。まず、コイル19が磁界を発生していないときに、第5または第6の例のように、トラック幅規定部15Aの端面において、媒体対向面30に垂直な方向の磁化の成分の方向が同じ方向となる1つの領域が大部分を占めている場合には、ポールイレーズが発生し易い。これに対し、コイル19が磁界を発生していないときに、第1ないし第4の例のように、トラック幅規定部15Aの端面に第1の領域および第2の領域が存在している場合には、ポールイレーズが発生し難い。更に、第1の領域の面積および第2の領域の面積が、いずれも、トラック幅規定部15Aの端面の面積の3分の2以下である場合には、より一層、ポールイレーズが発生し難い。すなわち、コイル19が磁界を発生していないときに、トラック幅規定部15Aの端面における磁化の状態が、本実施の形態で規定する条件を満たす場合には、ポールイレーズが発生し難いことが分かった。
トラック幅規定部15Aの端面に第1の領域および第2の領域が存在している場合にポールイレーズが発生し難いのは、トラック幅規定部15Aの端面全体として見ると、媒体対向面30に垂直な方向の磁化の成分の大きさが小さくなるためと考えられる。また、第1の領域の面積および第2の領域の面積が、いずれも、トラック幅規定部15Aの端面の面積の3分の2以下である場合には、トラック幅規定部15Aの端面全体において、媒体対向面30に垂直な方向の磁化の成分の大きさが特に小さくなり、より一層ポールイレーズが発生し難くなると考えられる。以上のことから、本実施の形態によれば、磁極層15の構造を複雑にすることなく、ポールイレーズの発生を抑制することができる。
また、発明者の研究により、コイル19が磁界を発生していないときのトラック幅規定部15Aの端面における磁化の状態は、磁極層15を構成する材料の磁歪定数と、磁極層15の内部応力と、磁極層15の異方性磁界を制御することによって、制御可能であることが分かった。
以下、コイル19が磁界を発生していないときに、トラック幅規定部15Aの端面に第1の領域および第2の領域が存在し、且つ第1の領域の面積および第2の領域の面積が、いずれも、トラック幅規定部15Aの端面の面積の3分の2以下となる状態を得ることを可能にする第1ないし第3の条件について説明する。
第1の条件は、第1の例のように、トラック幅規定部15Aの端面に第1の領域および第2の領域のみが存在し、且つ第1の領域の面積および第2の領域の面積が、いずれもトラック幅規定部15Aの端面の面積の3分の2以下となる状態を得ることを可能にする条件である。第1の条件は、磁極層15を構成する材料の磁歪定数が10×10−6以上50×10−6未満であり、磁極層15の内部応力が、引張り応力であって、且つ200MPa以上1000MPa以下であり、磁極層15の異方性磁界が0A/m以上30×79.6A/m未満であることである。
第2の条件は、第2または第3の例のように、トラック幅規定部15Aの端面に第1ないし第3の領域が存在し、第1の領域の面積および第2の領域の面積が、いずれもトラック幅規定部15Aの端面の面積の3分の2以下であり、且つ第1ないし第3の領域の各面積のうち第3の領域の面積が最も大きくなる状態を得ることを可能にする条件である。第2の条件は、磁極層15を構成する材料の磁歪定数が10×10−6以上50×10−6未満であり、磁極層15の内部応力が、引張り応力であって、且つ200MPa以上1000MPa以下であって、磁極層15の異方性磁界が30×79.6A/m以上200×79.6A/m以下であることである。
第3の条件は、第4の例のように、トラック幅規定部15Aの端面に第1ないし第3の領域が存在し、第1の領域の面積および第2の領域の面積は、いずれもトラック幅規定部15Aの端面の面積の3分の2以下であり、第1の領域または第2の領域と、第3の領域とが、トラック幅規定部15Aの端面の大部分を占める状態を得ることを可能にする条件である。第3の条件は、磁極層15を構成する材料の磁歪定数が0以上15×10−6未満であり、磁極層15の内部応力が、引張り応力であって、且つ100MPa以上1000MPa以下であり、磁極層15の異方性磁界が0A/m以上30×79.6A/m未満であることである。
なお、第1の条件と第3の条件との重複範囲、すなわち、磁極層15を構成する材料の磁歪定数が10×10−6以上15×10−6未満であり、磁極層15の内部応力が、引張り応力であって、且つ200MPa以上1000MPa以下であり、磁極層15の異方性磁界が0A/m以上30×79.6A/m未満である範囲では、コイル19が磁界を発生していないときのトラック幅規定部15Aの端面における磁化の状態は、第1の例または第4の例のようになる可能性がある。
上記の第1ないし第3の条件のいずれかを選択的に満たすことにより、本実施の形態の条件を満たすトラック幅規定部15Aの端面における磁化の状態を得ることが可能になる。磁極層15を構成する材料の磁歪定数は、磁極層15を構成する材料の組成によって制御することができる。磁極層15の内部応力は、磁極層15を構成する材料の組成や、磁極層15の形成方法によって制御することができる。磁極層15の異方性磁界は、磁極層15を構成する材料の組成や、磁極層15の形成方法や、磁極層15の形状によって制御することができる。
なお、本実施の形態において、磁極層15の幅広部15Bにおける最大の幅Wは、トラック幅TWよりも大きく、且つ媒体対向面30に垂直な方向の幅広部15Bの長さL以上である。本実施の形態において、このように規定した理由は、以下の通りである。まず、幅Wがトラック幅TWよりも大きいことは、書き込みのための十分な磁束を磁極層15に通過させるために必要である。次に、幅Wが長さL以上であることは、幅広部15Bにおける磁区構造を安定化させるために必要である。
また、本実施の形態において、トラック幅TWは、0.05〜0.15μmの範囲内であることが好ましく、ネックハイトNHは、10〜250nmの範囲内であることが好ましい。以下、その理由について説明する。まず、トラック幅TWが0.05μm未満の場合には、トラック幅規定部15Aにおける磁化の状態に関して、トラック幅規定部15Aの形状異方性の効果が支配的になり、コイル19が磁界を発生していないときのトラック幅規定部15Aの端面における磁化の状態の制御が困難になる。また、トラック幅TWが0.15μm以下で、且つネックハイトNHが10〜250nmの範囲内でないと、そもそもポールイレーズが発生し難くなるため、本実施の形態によるトラック幅規定部15Aの端面における磁化の状態に関する条件の優位性が発揮されなくなる。
次に、本実施の形態に係る磁気ヘッドの効果を確認するために行った実験の結果について説明する。この実験では、実施例1〜5と比較例1,2の磁気ヘッドの試料について、磁極層15を構成する材料の磁歪定数、磁極層15の内部応力、磁極層15の異方性磁界、トラック幅規定部15Aの端面における磁化の状態、およびポールイレーズテスト後の規格化信号強度について測定した。
ここで、実験で用いたトラック幅規定部15Aの端面における磁化の状態の測定方法について説明する。実験では、磁気力顕微鏡を用いて、トラック幅規定部15Aの端面における磁気分布を観察した。磁気力顕微鏡としては、Veeco社製Dimension3000(商品名)を使用した。プローブにはMESP(商品名)を使用した。測定は、位相モードで行った。実験では、トラック幅規定部15Aの端面において、プローブに対して斥力が作用する領域を第1の領域(図8ないし図13において記号“+”を付した領域)とし、プローブに対して引力が作用する領域を第2の領域(図8ないし図13において記号“−”を付した領域)とし、プローブに対して斥力も引力が作用しない領域を第3の領域(図8ないし図13において記号“0”を付した領域)とした。
次に、ポールイレーズテスト後の規格化信号強度について説明する。ポールイレーズテストでは、まず、記録媒体における1トラックを70セクタに分割し、1トラックの全てのセクタに、高周波(160MHz)の信号を記録した。次に、全セクタより高周波の信号を再生して、セクタ毎に、得られた再生出力信号の平均値を求めた。この値を初期信号出力と呼ぶ。次に、各セクタの先頭部分に低周波(1MHz)の信号を重ね書きした。次に、各セクタのうちの先頭部分以外の部分から、高周波の信号を再生して、セクタ毎に、得られた再生出力信号の平均値を求めた。この値を残留信号出力と呼ぶ。そして、初期信号出力に対する残留信号出力の割合を百分率で表した数値を規格化信号強度とした。
実施例1〜5と比較例1,2における磁極層15を構成する材料の組成は、以下の通りである。実施例1における組成は、Fe:65重量%、Co:30重量%、Ni:5重量%である。実施例2における組成は、(Fe:70重量%;Co:30重量%)95重量%、(ZrO)5重量%である。実施例3における組成は、Fe:70重量%、Co:30重量%である。実施例4における組成は、Co:67重量%、Fe:18重量%、Ni:15重量%である。実施例5における組成は、Fe:95重量%、Ni:5重量%である。比較例1における組成は、Fe:65重量%、Co:30重量%、Ni:5重量%である。比較例2における組成は、Fe:70重量%、Co:30重量%である。
実施例1〜5と比較例1,2の磁気ヘッドの試料についての測定結果を下記の表に示す。下記の表において、「磁歪定数」は、磁極層15を構成する材料の磁歪定数を表している。また、「内部応力」は、磁極層15の内部応力(MPa)を表している。また、「異方性磁界」は、磁極層15の異方性磁界(A/m)を表している。また、「磁化状態」の欄における1〜6の数字は、それぞれ、トラック幅規定部15Aの端面における磁化の状態が、図8ないし図13に示した第1ないし第6の例に該当することを表している。また、「規格化信号強度」は、ポールイレーズテスト後の1トラック中の各セクタにおける規格化信号強度(%)のうちの最も小さい値を表している。
Figure 0004854002
上記の表から分かるように、実施例1は第1の条件を満たし、実施例2,3は第2の条件を満たし、実施例4,5は第3の条件を満たしている。比較例1および比較例2は、第1ないし第3の条件のいずれをも満たしていない。また、上記の表から、比較例1および比較例2では、規格化信号強度が小さく、ポールイレーズが発生していることが分かる。これに対し、実施例1〜5では、いずれも規格化信号強度が98%以上であり、ポールイレーズは発生していないと言える。以上の実験の結果からも分かるように、本実施の形態によれば、磁極層15の構造を複雑にすることなく、ポールイレーズの発生を抑制することができる。
以下、本実施の形態に係るヘッドジンバルアセンブリ、ヘッドアームアセンブリおよび磁気ディスク装置について説明する。まず、図4を参照して、ヘッドジンバルアセンブリに含まれるスライダ210について説明する。磁気ディスク装置において、スライダ210は、回転駆動される円盤状の記録媒体である磁気ディスクに対向するように配置される。このスライダ210は、主に図1における基板1および保護層22からなる基体211を備えている。基体211は、ほぼ六面体形状をなしている。基体211の六面のうちの一面は、磁気ディスクに対向するようになっている。この一面には、媒体対向面(エアベアリング面)30が形成されている。磁気ディスクが図4におけるz方向に回転すると、磁気ディスクとスライダ210との間を通過する空気流によって、スライダ210に、図4におけるy方向の下方に揚力が生じる。スライダ210は、この揚力によって磁気ディスクの表面から浮上するようになっている。なお、図4におけるx方向は、磁気ディスクのトラック横断方向である。スライダ210の空気流出側の端部(図4における左下の端部)の近傍には、本実施の形態に係る磁気ヘッド100が形成されている。
次に、図5を参照して、本実施の形態に係るヘッドジンバルアセンブリ220について説明する。ヘッドジンバルアセンブリ220は、スライダ210と、このスライダ210を弾性的に支持するサスペンション221とを備えている。サスペンション221は、例えばステンレス鋼によって形成された板ばね状のロードビーム222、このロードビーム222の一端部に設けられると共にスライダ210が接合され、スライダ210に適度な自由度を与えるフレクシャ223と、ロードビーム222の他端部に設けられたベースプレート224とを有している。ベースプレート224は、スライダ210を磁気ディスク262のトラック横断方向xに移動させるためのアクチュエータのアーム230に取り付けられるようになっている。アクチュエータは、アーム230と、このアーム230を駆動するボイスコイルモータとを有している。フレクシャ223において、スライダ210が取り付けられる部分には、スライダ210の姿勢を一定に保つためのジンバル部が設けられている。
ヘッドジンバルアセンブリ220は、アクチュエータのアーム230に取り付けられる。1つのアーム230にヘッドジンバルアセンブリ220を取り付けたものはヘッドアームアセンブリと呼ばれる。また、複数のアームを有するキャリッジの各アームにヘッドジンバルアセンブリ220を取り付けたものはヘッドスタックアセンブリと呼ばれる。
図5は、本実施の形態に係るヘッドアームアセンブリを示している。このヘッドアームアセンブリでは、アーム230の一端部にヘッドジンバルアセンブリ220が取り付けられている。アーム230の他端部には、ボイスコイルモータの一部となるコイル231が取り付けられている。アーム230の中間部には、アーム230を回動自在に支持するための軸234に取り付けられる軸受け部233が設けられている。
次に、図6および図7を参照して、ヘッドスタックアセンブリの一例と本実施の形態に係る磁気ディスク装置について説明する。図6は磁気ディスク装置の要部を示す説明図、図7は磁気ディスク装置の平面図である。ヘッドスタックアセンブリ250は、複数のアーム252を有するキャリッジ251を有している。複数のアーム252には、複数のヘッドジンバルアセンブリ220が、互いに間隔を開けて垂直方向に並ぶように取り付けられている。キャリッジ251においてアーム252とは反対側には、ボイスコイルモータの一部となるコイル253が取り付けられている。ヘッドスタックアセンブリ250は、磁気ディスク装置に組み込まれる。磁気ディスク装置は、スピンドルモータ261に取り付けられた複数枚の磁気ディスク262を有している。各磁気ディスク262毎に、磁気ディスク262を挟んで対向するように2つのスライダ210が配置される。また、ボイスコイルモータは、ヘッドスタックアセンブリ250のコイル253を挟んで対向する位置に配置された永久磁石263を有している。
スライダ210を除くヘッドスタックアセンブリ250およびアクチュエータは、本発明における位置決め装置に対応し、スライダ210を支持すると共に磁気ディスク262に対して位置決めする。
本実施の形態に係る磁気ディスク装置では、アクチュエータによって、スライダ210を磁気ディスク262のトラック横断方向に移動させて、スライダ210を磁気ディスク262に対して位置決めする。スライダ210に含まれる磁気ヘッドは、記録ヘッドによって、磁気ディスク262に情報を記録し、再生ヘッドによって、磁気ディスク262に記録されている情報を再生する。
本実施の形態に係るヘッドジンバルアセンブリ、ヘッドアームアセンブリおよび磁気ディスク装置は、前述の本実施の形態に係る磁気ヘッドと同様の効果を奏する。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、種々の変更が可能である。例えば、実施の形態では、基体側に再生ヘッドを形成し、その上に、記録ヘッドを積層した構造の磁気ヘッドについて説明したが、この積層順序を逆にしてもよい。
本発明の一実施の形態に係る垂直磁気記録用磁気ヘッドの構成を示す断面図である。 図1に示した垂直磁気記録用磁気ヘッドの媒体対向面を示す正面図である。 図1に示した垂直磁気記録用磁気ヘッドにおける磁極層の平面図である。 本発明の一実施の形態に係るヘッドジンバルアセンブリに含まれるスライダを示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るヘッドアームアセンブリを示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る磁気ディスク装置の要部を説明するための説明図である。 本発明の一実施の形態に係る磁気ディスク装置の平面図である。 トラック幅規定部の端面における磁化の状態の第1の例を示す説明図である。 トラック幅規定部の端面における磁化の状態の第2の例を示す説明図である。 トラック幅規定部の端面における磁化の状態の第3の例を示す説明図である。 トラック幅規定部の端面における磁化の状態の第4の例を示す説明図である。 トラック幅規定部の端面における磁化の状態の第5の例を示す説明図である。 トラック幅規定部の端面における磁化の状態の第6の例を示す説明図である。
符号の説明
15…磁極層、15A…トラック幅規定部、15B…幅広部、17…ギャップ層、19…コイル、21…記録シールド層。

Claims (4)

  1. 記録媒体に対向する媒体対向面と、
    前記記録媒体に記録する情報に応じた磁界を発生するコイルと、
    前記コイルによって発生された磁界に対応する磁束を通過させると共に、垂直磁気記録方式によって前記情報を前記記録媒体に記録するための記録磁界を発生する磁極層とを備え、
    前記磁極層は、トラック幅規定部と、前記媒体対向面から離れた位置に配置され前記トラック幅規定部に連結された幅広部とを有し、
    前記トラック幅規定部は、前記媒体対向面に配置されトラック幅を規定する端面を有し、
    前記幅広部における最大の幅は、前記トラック幅よりも大きく、且つ前記媒体対向面に垂直な方向の前記幅広部の長さ以上であり、
    前記磁極層は、非磁性層を含まず、
    前記コイルが磁界を発生していないときにおいて、前記トラック幅規定部の前記端面における磁気分布を観察したときに、前記トラック幅規定部の前記端面には、前記媒体対向面に垂直な方向の磁化の成分の方向が互いに反対方向となる第1および第2の領域と、前記媒体対向面に垂直な方向の磁化の成分を有しない第3の領域が存在し
    前記第1の領域の面積および第2の領域の面積は、いずれも、前記トラック幅規定部の前記端面の面積の3分の2以下であることを特徴とする垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  2. 請求項に記載の垂直磁気記録用磁気ヘッドを含み、記録媒体に対向するように配置されるスライダと、
    前記スライダを弾性的に支持するサスペンションと
    を備えたことを特徴とするヘッドジンバルアセンブリ。
  3. 請求項に記載の垂直磁気記録用磁気ヘッドを含み、記録媒体に対向するように配置されるスライダと、
    前記スライダを弾性的に支持するサスペンションと、
    前記スライダを記録媒体のトラック横断方向に移動させるためのアームと
    を備え、前記サスペンションが前記アームに取り付けられていることを特徴とするヘッドアームアセンブリ。
  4. 請求項に記載の垂直磁気記録用磁気ヘッドを含み、回転駆動される記録媒体に対向するように配置されるスライダと、
    前記スライダを支持すると共に前記記録媒体に対して位置決めする位置決め装置と
    を備えたことを特徴とする磁気ディスク装置。
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