JP2006012250A - 垂直磁気記録用磁気ヘッド - Google Patents

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JP2006012250A JP2004185437A JP2004185437A JP2006012250A JP 2006012250 A JP2006012250 A JP 2006012250A JP 2004185437 A JP2004185437 A JP 2004185437A JP 2004185437 A JP2004185437 A JP 2004185437A JP 2006012250 A JP2006012250 A JP 2006012250A
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    • Y10T428/1186Magnetic recording head with defined laminate structural detail with head pole component

Abstract

【課題】 記録媒体への記録時におけるポールイレーズの発生を十分に防止することができる垂直磁気記録用磁気ヘッドを提供すること。
【解決手段】 本発明は、記録媒体3の記録面3aに対向配置される媒体対向面Sを有し、記録媒体3の記録面3aに向かって磁束を放出して記録媒体3に磁気情報を記録する垂直磁気記録用磁気ヘッド2において、記録媒体3の記録面3aに向かって磁束を放出する磁極21と、一端が磁極21に連結され他端が記録媒体3の記録面3aに対向配置されるリターンヨーク16,17とを備え、磁極21を構成する材料は、0以上10×10−6未満の磁歪定数λを有し、且つ次式P=Hk/(λ×σ)(上記式中、Hkは異方性磁界(A/m)、σは応力(MPa)、λは磁歪定数)で表されるPが0.1より大きく200より小さいものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、垂直磁気記録方式の磁気記録装置に用いられる垂直磁気記録用磁気ヘッドに関する。
磁気記録装置においては、記録媒体の高密度化を実現するために、記録媒体の記録面に垂直な方向に磁気情報を記録する垂直磁気記録方式が採用されており、記録媒体に対して記録を行うために垂直磁気記録用磁気ヘッドが用いられる。
垂直磁気記録方式の記録媒体には、記録層と軟磁性の裏打ち層とを備えた二層式記録媒体と、裏打ち層を有しない単層式記録媒体とがあるが、二層式記録媒体を用いる場合には、磁極とリターンヨークとを備えた磁気ヘッドを用いて記録媒体に磁気記録を行う必要がある。
他方、記録密度を向上させるためには、記録媒体における線記録密度のほかに、ポール部の幅を狭小化してトラック密度を向上させることが望まれる。ところが、ポール部が狭小化すると、磁極において形状異方性の効果によって残留磁化が発生するため、磁気ヘッドを用いて記録媒体に磁気情報を記録する際に、その残留磁化に起因する残留磁界によって記録媒体に記録された磁化が打ち消され、磁気情報が消去されるという問題、いわゆるポールイレーズの問題が生じる。このようなポールイレーズの問題が生じるのはポール部の幅を狭小化することによりポール部において形状異方性の影響が大きくなるためと考えられている。
このようなポールイレーズの問題を解消するために、主磁極において浮上面(記録媒体の記録面に対向する面)に平行な断面積が浮上面に向かって減少する絞込み部分を有し、絞込み部分の最も浮上面に近い位置から主磁極浮上面までの距離と、主磁極浮上面の面積との比が0より大きく且つ0.002[nm−1]より小さい構造にした磁気ヘッドが提案されている(特許文献1参照)。
なお、特許文献2〜4には、一軸磁気異方性薄膜または磁性薄膜が開示されている。
特開2003−296906号公報 特開平7−86035号公報 特開平9−82522号公報 特開平7−86038号公報
しかし、上記特許文献1に記載の磁気ヘッドでは、記録媒体への記録時におけるポールイレーズの発生を十分に防止することができないことが判明した。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、記録媒体への記録時におけるポールイレーズの発生を十分に防止することができる垂直磁気記録用磁気ヘッドを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、記録媒体の記録面に対向配置される媒体対向面を有し、前記記録媒体の記録面に向かって磁束を放出して前記記録媒体に磁気情報を記録する垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいて、
前記記録媒体の前記記録面に向かって磁束を放出する磁極と、前記磁極に連結されるリターンヨークとを備え、
前記磁極が、前記記録媒体側に設けられるポール部と、前記ポール部に対し前記媒体対向面と反対側に設けられるヨーク部とを有し、
前記磁極を構成する材料は、0以上10×10−6未満の磁歪定数λを有し、且つ下記式:
Figure 2006012250
(上記式(1)中、Hkは前記材料の異方性磁界(単位はA/m)を、σは前記材料の応力(単位はMPa)を、λは前記材料の磁歪定数を表す)で表されるパラメータPが0.1よりも大きく200よりも小さい、
ことを特徴とする垂直磁気記録用磁気ヘッドである。
この垂直磁気記録用磁気ヘッドによれば、当該垂直磁気記録用磁気ヘッドを磁気記録装置に装着し、記録媒体に磁気情報を記録する場合に、ポールイレーズの発生を十分に防止することができる。
なお、上記式で表されるパラメータPが0.1以下であると、磁気弾性効果の影響が増大して、ヨーク部における磁区構造が不安定となり、ポールイレーズが発生し易くなる。一方、上記パラメータPが200以上であると、コイルから発生する磁場で磁極を十分に飽和させることができず、記録能力が不足するおそれがある。
上記垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいては、前記材料の異方性磁界Hkが800A/m以上20000A/m以下であり、且つ応力σが100MPa以上1000MPa以下であることが好ましい。なお、本発明において、応力σが正の値である場合、応力が引張り応力であることを意味し、応力σが負の値である場合、応力が圧縮応力であることを意味するものとする。
上記材料の異方性磁界Hkが800A/m未満では、異方性磁界Hkが800A/m以上である場合に比べて、磁区構造が不安定となる傾向があり、異方性磁界Hkが20000A/mを超えると、異方性磁界Hkが20000A/m以下である場合に比べて、コイルから発生する磁場で磁極を十分に飽和させることができず、記録能力が不足するおそれがある。また応力σが100MPa未満では、応力σが100MPa以上である場合と比べて、ポール部における引張り応力の効果が減少してポール部でポールイレーズが発生し易くなる傾向がある。一方、応力σが1000MPaを超えると、応力σが1000MPa以下である場合と比べて、ポール部の剥離が生じる可能性がある。
また本発明は、記録媒体の記録面に対向配置される媒体対向面を有し、記録媒体の記録面に向かって磁束を放出して前記記録媒体に磁気情報を記録する垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいて、
前記記録媒体の前記記録面に向かって磁束を放出する磁極と、前記磁極に連結されるリターンヨークとを備え、
前記磁極が、前記記録媒体側に設けられるポール部と、前記ポール部に対し前記媒体対向面と反対側に設けられるヨーク部とを有し、
前記磁極を構成する材料は、10×10−6以上60×10−6以下の磁歪定数λを有し、且つ下記式:
Figure 2006012250
(上記式(1)中、Hkは前記材料の異方性磁界(単位はA/m)を、σは前記材料の応力(単位はMPa)を、λは前記材料の磁歪定数を表す)で表されるパラメータPが0.2よりも大きく20よりも小さい、
ことを特徴とする垂直磁気記録用磁気ヘッドである。
この垂直磁気記録用磁気ヘッドによれば、当該垂直磁気記録用磁気ヘッドを磁気記録装置に装着し、媒体対向面を記録媒体の記録面に対向させて記録媒体に磁気情報を記録する場合に、ポールイレーズの発生を十分に防止することができる。
なお、上記式で表されるパラメータPが0.2以下であると、磁気弾性効果の影響が増大して、ヨーク部における磁区構造が不安定となり、ポールイレーズが発生し易くなる。一方、上記パラメータPが20以上であると、コイルから発生する磁場で磁極を十分に飽和させることができず、記録能力が不足するおそれがある。
上記垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいては、前記材料の異方性磁界Hkが2000A/m以上25000A/m以下であり、且つ応力σが100MPa以上1000MPa以下であることが好ましい。
前記材料の異方性磁界Hkが800A/m未満では、異方性磁界Hkが800A/m以上である場合に比べて、磁区構造が不安定となる傾向があり、異方性磁界Hkが20000A/mを超えると、異方性磁界Hkが20000A/m以下である場合に比べて、コイルから発生する磁場で磁極を十分に飽和させることができず、記録能力が不足するおそれがある。また応力σが100MPa未満では、応力σが100MPa以上である場合と比べて、ポール部における引張り応力の効果が減少してポール部でポールイレーズが発生し易くなる傾向がある。一方、応力σが1000MPaを超えると、応力σが1000MPa以下である場合と比べて、ポール部の剥離が生じる可能性がある。
上記垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいては、前記磁極における飽和磁束密度が1.5(Wb/m)以上であることが好ましい。
飽和磁束密度が1.5(Wb/m)未満であると、磁極から記録媒体を飽和記録するために十分な磁束が放出されず、記録能力が不十分となる傾向がある。
上記垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいて、磁極が平坦面上に固定されており、前記磁極の厚さが0.15〜0.4μmであることが好ましい。
磁極の厚さが0.15μm未満であると、磁極の厚さが0.15μm以上である場合に比べて、磁極が島状磁区や単磁区構造をとり易くなり、安定的な磁区構造が形成されにくくなる結果、ポールイレーズの発生につながる傾向がある。また、磁極の厚さが0.4μmを超えると、記録媒体に対してスキュー角をつけて磁気情報を記録した場合に周囲のトラックに対するイレーズバンドが大きくなり、トラック密度が低下する傾向がある。また板状の磁極が、上記部材の平坦面上に固定されていないと、磁極においてリセスや突起によって安定な磁区構造の形成が阻害され、不安定な磁区構造が形成される可能性がある。
上記垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいては、トラック幅を定めるポール部の幅Wと、前記ポール部の前記媒体対向面に直交する方向に沿った長さLとの比(L/W)が0.5以上3以下であることが好ましい。
上記比が0.5未満では、ポールイレーズは顕著に発生しなくなり、本発明の優位性が発揮できない。上記比が2を超えると、磁極から発生する磁束が減少して記録能力が低下する可能性がある。
上記垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいては、前記ヨーク部における最大の幅YWと、前記磁極における前記媒体対向面に直交する方向に沿った最大長さYLとの比(YL/YW)が0.33以上3以下であることが好ましい。
上記比が0.33未満では、トランスバース方向、即ち媒体対向面に平行な方向への形状異方性の効果が支配的となり、磁区構造を安定化させる本発明の優位性を発揮できない。一方、上記比が3を超えると、ハイト方向、即ち前記媒体対向面に直交する方向への形状異方性の効果が支配的となり、磁区構造を安定化させることが困難となる傾向がある。
上記垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいては、前記ヨーク部において、180度磁壁が前記媒体対向面に平行となっていることが好ましい。
この場合、垂直磁気記録用磁気ヘッドを磁気記録装置に装着し、記録媒体に磁気情報を記録する場合に、ポールイレーズの発生をより十分に防止することができる。
上記垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいては、前記磁極を構成する材料が、(FeCo1−X1−Y又は(FeCo1−X1−Y(A1−Wを含んで構成され、
X、Y及びWがそれぞれ下記式:
0.5≦X≦1
0≦Y≦0.1
0≦W≦0.5
を満たしており、
前記Aを構成する元素がB,C,N,Al、Si、Ni、Cu、Zr、Hf及びTaからなる群より選択され、
前記Bを構成する元素は、O,N,Cからなる群より選択される、
ことが好ましい。
この場合、上記材料が上記構成を有しない場合に比べて、飽和磁束密度をより高くでき、より十分な記録能力を確保できるという利点がある。
上記磁極を構成する材料のうち、Co0.3Ni0.2Fe0.5、Fe0.95Ni0.05、(Fe0.7Co0.30.950.05、(Fe0.7Co0.30.95(Zr0.330.670.05、(Fe0.7Co0.30.96(Zr0.330.670.04及びFe0.6Co0.36Ni0.04のいずれかが特に好ましい。上記材料を、磁極を構成する材料として用いると、ポールイレーズの発生を確実に防止することができる。
本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドによれば、記録媒体への記録時におけるポールイレーズの発生を十分に防止することができる。
以下、本発明による垂直磁気記録用磁気ヘッドの実施形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドの一実施形態を示す断面図である。
図1に示すように、垂直磁気記録用磁気ヘッド2は、記録媒体3に対向して配置されるようになっている。記録媒体3は、記録面3aを有する記録層5と、記録層5に積層される軟磁性の裏打ち層7とを含んで構成されており、垂直磁気記録用磁気ヘッド2は、具体的には、記録媒体3の記録面3a側に配置されるようになっている。
垂直磁気記録用磁気ヘッド2は、例えばAl・TiCからなる基板4を有しており、基板4の一面4aに直交し且つ記録媒体3の記録面3aに対向配置される媒体対向面Sを有している。そして、磁気ヘッド2は、媒体対向面S側において、基板4の一面4a上に、例えばアルミナからなる絶縁層6と、記録媒体3の記録層5における信号を読み出して記録層5に記録された情報を再生する再生ヘッド部18と、例えばアルミナからなる絶縁層14と、記録媒体3の記録面3aに向かって磁束を放出して記録層5に磁気情報を記録する記録ヘッド部20と、例えばアルミナからなる絶縁層30とをこの順に積層して構成されている。
再生ヘッド部18は、絶縁層6上にリードシールド層8と、例えばアルミナからなる絶縁層10と、リードシールド層12とをこの順に積層して構成されている。絶縁層10には、媒体対向面S側に、記録媒体3の記録面3aに対して露出するようにMR素子19が設けられている。MR素子19は、磁気ヘッド2を記録面3aに対して相対的に移動させたときに記録層5における磁場の変化を高感度に検出して電流を発生させる素子である。このようなMR素子19としては、例えば巨大磁気抵抗効果を利用したGMR素子やトンネル磁気抵抗効果を利用したTMR素子が用いられる。
記録ヘッド部20は、磁極層21と、磁極層21の絶縁層14側に設けられるヨーク層17と、磁極層21に対しヨーク層17と反対側に設けられる絶縁層24と、絶縁層24の上に設けられるコイル22と、コイル22を覆うように絶縁層24上に設けられる絶縁層26と、絶縁層26の上に設けられるリターンヨーク16とを備えている。
ここで、コイル22は、リターンヨーク16の一端部16aを中心にして巻回された巻線構造を有し、リターンヨーク16は、磁極層21とともにコイル22を挟むように絶縁層26上に設けられている。そして、リターンヨーク16の他端部16bは、媒体対向面S側で記録媒体3の記録面3aに対して露出され、一端部16aは、絶縁層24を貫通して磁極層21に直接的に連結されている。更に磁極層21の一端は媒体対向面S側で記録媒体3の記録面3aに対して露出されている。従って、コイル22に電流が流されると、磁極層21から記録媒体3の記録面3aに向かって磁束が放出される。この磁束は、記録媒体3の記録層5、裏打ち層7、記録層5を通り、リターンヨーク16に入った後、磁極層21に戻る。
なお、ヨーク層17と絶縁層14とは連結して平坦面Fを形成しており、磁極層21は平坦面F上にヨーク層17から絶縁層14に亘って固定されている。
図2は、図1の磁極層21を示す正面図である。図2に示すように、磁極層21は、磁気ヘッド2において媒体対向面S側に設けられ媒体対向面Sに対して垂直な方向に延びるポール部21aと、ポール部21aに対し、媒体対向面Sと反対側に設けられるヨーク部21bとで構成されている。ここで、ヨーク部21bには、ヨーク層17が積層されると共に、リターンヨーク16の一端部16aが連結されている。またヨーク部21bは、ポール部21aに対し媒体対向面Sから遠ざかるにつれて、幅が次第に拡大し、ある幅に達した後は、一定の値を保つように構成されている。
ここで、磁極層21は、厚さ方向に直交する面内において、磁気的な一軸異方性を有しており、磁極層21を構成する軟磁性材料は、0以上10×10−6未満の磁歪定数λを有し、且つ下記式:
Figure 2006012250
(上記式(1)中、Hkは上記軟磁性材料の異方性磁界(単位はA/m)を、σは上記軟磁性材料の応力(単位はMPa)を、λは上記軟磁性材料の磁歪定数を表す)
で表されるパラメータPが0.1よりも大きく200よりも小さくなっている。
上記磁極層21を構成する軟磁性材料は、上記パラメータPが0.1よりも大きく200よりも小さくなるものであれば特に限定されず、このような軟磁性材料としては、好ましくは(FeCo1−X1−Y又は(FeCo1−X1−Y(A1−Wを含んで構成されるものが用いられる。なお、本実施形態においては、磁極層21において、ポール部21aとヨーク部21bとは同一材料で構成されている。
ここで、X、Y及びWはそれぞれ下記式:
0.5≦X≦1
0≦Y≦0.1
0≦W≦0.5
を満たすものである。
また上記Aを構成する元素は、B,C,N,Al、Si、Ni、Cu、Zr、Hf及びTaからなる群より選択され、上記Bを構成する元素は、O,N,Cからなる群より選択される。
上記軟磁性材料としては、具体的には、Co0.3Ni0.2Fe0.5、Fe0.95Ni0.05、(Fe0.7Co0.30.950.05、(Fe0.7Co0.30.95(Zr0.330.670.05、(Fe0.7Co0.30.96(Zr0.330.670.04、Fe0.6Co0.36Ni0.04などが用いられる。
但し、上記Aを構成する元素及び上記Bを構成する元素はそれぞれ、上記パラメータPを0.1よりも大きく200よりも小さくするものであれば、上述した元素以外の元素であってもよい。この場合でも、磁気ヘッド2を用いて記録媒体3の記録層5に磁気情報を記録する場合に、ポールイレーズの発生を十分に防止することは可能である。
次に、上述した垂直磁気記録用磁気ヘッド2の作用について説明する。
垂直磁気記録用磁気ヘッド2は、記録媒体3に対向して配置される。具体的には、垂直磁気記録用磁気ヘッド2は、その媒体対向面Sが記録媒体3の記録面3aに対向するように配置される。そして、記録媒体3に磁気情報の記録を行う場合には、コイル22に電流を流す。すると、コイル22の周りに磁束が発生し、磁束は、磁極層21のポール部21aから記録媒体3の記録面3aに向かって放出される。この磁束は、記録媒体3の記録層5、裏打ち層7、記録層5を通り、リターンヨーク16に入った後、磁極層21に戻る。このとき、記録媒体3の記録層5において、記録面3aに垂直な方向に磁化が形成される。ここで、記録媒体3が回転すると、記録媒体3の記録層5に次々と磁化が形成される。こうして記録媒体3の記録層5に磁気情報が記録されるようになる。
このとき、磁極層21が上記のように構成されていることにより、上記のようにして一旦記録層5に形成された磁化が打ち消されること、即ちポールイレーズが発生すること、が十分に防止される。よって、上記磁気ヘッド2によれば、磁気情報の消失を十分に防止することができ、当該磁気ヘッド2を搭載した磁気ディスク装置の信頼性を高めることができる。
また垂直磁気記録用磁気ヘッド2において、磁極層21は層状となっており、絶縁層14とヨーク層17とによって形成される平坦面F上に固定されている。このため、磁極層21においてリセスや突起による安定な磁区構造の形成が阻害され、不安定な磁区構造が形成される事態が十分に防止される。従って、磁気情報記録時におけるポールイレーズの発生が、平坦面でない面上に固定される場合に比べてより十分に防止される。
上記磁極層21において、異方性磁界Hkは800A/m以上20000A/m以下であり、且つ応力σが100MPa以上1000MPa以下であることが好ましい。
磁極層21を構成する軟磁性材料の異方性磁界Hkが800A/m未満では、異方性磁界Hkが800A/m以上である場合に比べて、磁区構造が不安定となる傾向があり、異方性磁界Hkが20000A/mを超えると、異方性磁界Hkが20000A/m以下である場合に比べて、コイルから発生する磁場で磁極を十分に飽和させることができず、記録能力が不足するおそれがある。また磁極層21を構成する軟磁性材料の応力σが100MPa未満では、応力σが100MPa以上である場合と比べて、ポール部21aにおける引張り応力の効果が減少してポール部21aでポールイレーズが発生し易くなる傾向がある。一方、応力σが1000MPaを超えると、応力σが1000MPa以下である場合と比べて、ポール部21aの剥離が生じる可能性がある。
なお、異方性磁界Hkは、好ましくは800A/m以上15000A/m以下である。また応力σは、好ましくは150MPa以上800MPa以下である。
更に、上記磁極層21を構成する軟磁性材料の飽和磁束密度が1.5(Wb/m)以上であることが好ましく、1.8(Wb/m)以上であることがより好ましい。上記磁極層21を構成する軟磁性材料の飽和磁束密度が1.5(Wb/m)未満であると、磁極層21から記録媒体3を飽和記録するために十分な磁束が放出されず、記録能力が不十分となる傾向がある。
上記磁極層21の厚さは0.15〜0.4μmであることが好ましい。磁極層21の厚さが0.15μm未満であると、磁極層21の厚さが0.15μm以上である場合に比べて、磁極層21において島状磁区や単磁区構造が形成され易くなり、安定的な磁区構造が形成されにくくなる結果、ポールイレーズの発生につながりやすい傾向がある。また、磁極層21の厚さが0.4μmを超えると、記録媒体3に対してスキュー角をつけて磁気情報を記録した場合に周囲のトラックに対するイレーズバンドが大きくなり、記録媒体3におけるトラック密度が低下する傾向がある。
またポール部21aの媒体対向面Sに直交する方向に沿った長さをLとし、幅をWとした場合、これらの比(L/W)は0.5以上3以下であることが好ましい。なお、本実施形態において、「幅」とは、媒体対向面Sと磁極層21の表面との交線方向に沿った長さを言うものとする。
上記比が0.5未満では、ポールイレーズは顕著に発生しなくなり、磁気ヘッド2の優位性が発揮できない。上記比が2を超えると、磁極層21から発生する磁束が減少して記録能力が低下する可能性がある。
また上記ヨーク部21bにおける最大の幅YWと、磁極層21における媒体対向面Sに直交する方向に沿った最大長さYLとの比(YL/YW)が0.33以上3以下であることが好ましい。
上記比が0.33未満では、トランスバース方向、即ち媒体対向面Sに平行な方向への形状異方性の効果が支配的となり、磁区構造を安定化させる磁気ヘッド2の優位性を発揮できない。一方、上記比が3を超えると、ハイト方向、即ち媒体対向面Sに直交する方向への形状異方性の効果が支配的となり、磁区構造を安定化させることが困難となる傾向がある。
更に、磁極層21におけるヨーク部21bにおいては、図3に示すように、180度磁壁50が媒体対向面Sに平行となっていることが好ましい。この場合、垂直磁気記録用磁気ヘッド2を磁気記録装置に装着し、記録媒体3に磁気情報を記録する場合に、ポールイレーズの発生をより十分に防止することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドの第2実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図4は、本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドの第2実施形態を示す断面図である。図4に示すように、本実施形態の垂直磁気記録用磁気ヘッド102は、まず記録ヘッド部120が以下の構成を有している点で第1実施形態の垂直磁気記録用磁気ヘッド20と相違する。
即ち、記録ヘッド部120は、媒体対向面S側に、リードシールド層12に隣接して設けられるリターンヨーク16を備えている。リターンヨーク16の上には絶縁層24が形成され、絶縁層24上にはコイル22が設けられており、コイル22は絶縁層26によって覆われている。絶縁層26の上にはヨーク層17が設けられている。更に、絶縁層26の上には、ヨーク層17に隣接しヨーク層17とともに平坦面Fを形成する絶縁層28が設けられている。絶縁層28は例えばアルミナからなる。そして、平坦面Fの上には、磁極層21が設けられている。なお、磁極層21は、平坦面Fのうちヨーク層17の平坦面全体を覆っている。
ここで、コイル22は、ヨーク層17の一端部17aを中心にして巻回された巻線構造を有し、ヨーク層17は、リターンヨーク16とともにコイル22を挟むように絶縁層26上に設けられている。そして、リターンヨーク16の他端部16bは、媒体対向面S側で記録媒体3の記録面3aに対して露出され、リターンヨーク16の一端部16aは、ヨーク層17に直接的に連結されている。更に磁極層21の一端、即ちポール部21aは媒体対向面S側で記録媒体3の記録面3aに対して露出されている。
従って、コイル22に電流が流されると、磁極層21から記録媒体3の記録面3aに向かって磁束が放出される。この磁束は、記録媒体3の記録層5、裏打ち層7、記録層5を通り、リターンヨーク16に入った後、ヨーク層17を経て磁極層21に戻る。
また、本実施形態の垂直磁気記録用磁気ヘッド102は更に、絶縁層30中に磁気シールド61を有し、且つ、磁気シールド61と磁極層21との間にヨーク層60を有する点でも第1実施形態の垂直磁気記録用磁気ヘッド20と相違している。
本実施形態の磁気ヘッド102によっても、磁気ヘッド102を用いて記録媒体3の記録層5に磁気情報を記録する場合に、一旦記録層5に形成された磁化が打ち消されること、即ちポールイレーズが発生すること、が十分に防止される。よって、上記磁気ヘッド102によれば、磁気情報の消失を十分に防止することができ、当該磁気ヘッド102を搭載した磁気ディスク装置の信頼性を高めることができる。
(第3実施形態)
図5は、本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドの第3実施形態を示す断面図である。
図5に示すように、本実施形態の垂直磁気記録用磁気ヘッド202は、まず記録ヘッド部220が以下のように構成されている点で第1実施形態の垂直磁気記録用磁気ヘッド2と相違する。
即ち、記録ヘッド部220は、媒体対向面S側に、リードシールド層12に対して絶縁層14を介して設けられるリターンヨーク16を備えている。リターンヨーク16の上には絶縁層24が形成され、絶縁層24上にはコイル22が設けられており、コイル22は絶縁層26によって覆われている。絶縁層26の上にはヨーク層17が設けられている。更に、絶縁層26の上には、ヨーク層17に隣接しヨーク層17とともに平坦面Fを形成する絶縁層28が設けられている。そして、平坦面Fの上には、磁極層21が設けられている。
ここで、コイル22は、ヨーク層17の一端部17aを中心にして巻回された巻線構造を有し、ヨーク層17は、リターンヨーク16とともにコイル22を挟むように絶縁層26上に設けられている。そして、リターンヨーク16の他端部16bは、媒体対向面S側で記録媒体3の記録面3aに対して露出され、リターンヨーク16の一端部16aは、ヨーク層17に直接的に連結されている。更に磁極層21の一端、即ちポール部21aは媒体対向面S側で記録媒体3の記録面3aに対して露出されている。なお、磁極層21は、平坦面Fのうちヨーク層17の平坦面の一部(媒体対向面S側の端部)を覆っている。
従って、コイル22に電流が流されると、磁極層21から記録媒体3の記録面3aに向かって磁束が放出される。この磁束は、記録媒体3の記録層5、裏打ち層7、記録層5を通り、リターンヨーク16に入った後、ヨーク層17を経て磁極層21に戻る。
本実施形態の磁気ヘッド202によっても、磁気ヘッド202を用いて記録媒体3の記録層5に磁気情報を記録する場合に、一旦記録層5に形成された磁化が打ち消されること、即ちポールイレーズが発生すること、が十分に防止される。よって、上記磁気ヘッド202によれば、磁気情報の消失を十分に防止することができ、当該磁気ヘッド202を搭載した磁気ディスク装置の信頼性を高めることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドの第4実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態の垂直磁気記録用磁気ヘッドは、磁極層21を構成する軟磁性材料として、10×10−6以上60×10−6以下の磁歪定数λを有し、且つ上記式(1)で表されるパラメータPが0.2よりも大きく20よりも小さいものが用いられる点で第1〜第3実施形態の垂直磁気記録用磁気ヘッド2,102,202と相違する。
この場合でも、本実施形態の磁気ヘッド2,102,202を用いて記録媒体3に磁気情報の記録を行う場合には、ポールイレーズの発生が十分に防止される。よって、本実施形態の磁気ヘッドによれば、磁気情報の消失を十分に防止することができ、当該磁気ヘッドを搭載した磁気ディスク装置の信頼性を高めることができる。
また本実施形態の磁気ヘッド2では、異方性磁界Hkが2000A/m以上25000A/m以下であり、且つ応力σが100MPa以上1000MPa以下であることが好ましい。
異方性磁界Hkが800A/m未満では、異方性磁界Hkが2000A/m以上である場合に比べて、磁区構造が不安定となる傾向があり、異方性磁界Hkが25000A/mを超えると、異方性磁界Hkが25000A/m以下である場合に比べて、コイルから発生する磁場で磁極を十分に飽和させることができず、記録能力が不足するおそれがある。また応力σが100MPa未満では、応力σが100MPa以上である場合と比べて、ポール部21aにおける引張り応力の効果が減少してポール部21aでポールイレーズが発生し易くなる傾向がある。一方、応力σが1000MPaを超えると、応力σが1000MPa以下である場合と比べて、ポール部21aの剥離が生じる可能性がある。
上記磁極層21を構成する軟磁性材料は、上記パラメータPが0.2よりも大きく20よりも小さくなるものであれば特に限定されず、このような軟磁性材料としては、好ましくは(FeCo1−X1−Y又は(FeCo1−X1−Y(A1−Wを含んで構成されるものが用いられる。
ここで、X、Y及びWはそれぞれ下記式:
0.5≦X≦1
0≦Y≦0.1
0≦W≦0.5
を満たすものである。
また上記Aを構成する元素は、B,C,N,Al、Si、Ni、Cu、Zr、Hf及びTaからなる群より選択され、上記Bを構成する元素は、O,N,Cからなる群より選択される。
上記軟磁性材料としては、具体的には、Co0.3Ni0.2Fe0.5、Fe0.95Ni0.05、(Fe0.7Co0.30.950.05、(Fe0.7Co0.30.95(Zr0.330.670.05、(Fe0.7Co0.30.96(Zr0.330.670.04、Fe0.6Co0.36Ni0.04などが用いられる。
但し、上記Aを構成する元素及び上記Bを構成する元素はそれぞれ、上記パラメータPを0.2よりも大きく20よりも小さくするものであれば、上述した元素以外の元素であってもよい。この場合でも、磁気ヘッド2を用いて記録媒体3の記録層5に磁気情報を記録する場合に、ポールイレーズの発生を十分に防止することは可能である。
本発明は、前述した第1〜第4実施形態に限定されるものではない。例えば上記第1〜第4実施形態では、磁極層21全体が同一材料で構成されているが、本発明の磁気ヘッドにおいては、ヨーク部21bとポール部21aとでパラメータPが各実施形態で示した範囲内にある限り、異なる材料で構成されていてもよい。
次に、本発明の内容を、実施例を挙げてより具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1〜6及び比較例1〜4)
以下のようにして垂直磁気記録用磁気ヘッド2を作製した。
即ちまずアルティック基板(Al・TiC)4の一面4a上に、アルミナからなる絶縁層6を形成し、絶縁層6上に、NiFeからなるリードシールド層8と、アルミナからなる絶縁層10と、NiFeからなるリードシールド層12とをこの順に積層して形成し、再生ヘッド部18を形成した。絶縁層10の形成過程においては、媒体対向面S側で端面が露出するようにMR素子19を形成した。MR素子19としてはGMR素子を用いた。
次に、再生ヘッド部18上には、アルミナからなる絶縁層14を形成し、絶縁層14中に、パーマロイからなるヨーク層17を形成し、平坦面Fが形成されるようにした。そして、平坦面F上に、磁極層21を形成し、磁極層21の上に、アルミナからなる絶縁層24を形成し、絶縁層24には開口を形成した。
次いで、絶縁層24上にコイル22を形成した後、コイル22上に、レジストからなる絶縁層26を形成した。
続いて、絶縁層26上に、NiFeからなるリターンヨーク層16を形成した。このとき、リターンヨーク層16の一端16aが絶縁層24の開口を経て磁極層21に直接連結されるようにした。そして、リターンヨーク層16の上に、アルミナからなる絶縁層30を形成し、こうして垂直記録用磁気ヘッド2を得た。
このとき、磁極層21の厚さは0.25μmとし、ポール部21aとヨーク部21bとで構成した。ポール部21aの幅Wは0.12μmとし、ポール部21aの長さLは0.18μmとし、ポール部21aの幅と長さの比(L/W)は、1.5とした。
また実施例1,2,6及び比較例1,4に係る磁極層21は、下記表1に示す浴組成及び浴条件にして電析メッキ法により形成した。
実施例3〜5及び比較例2,3に係る磁極層21は、下記表2に示す条件でDCマグネトロンスパッタリング法により形成した。なお、スパッタリング法は、トランスバース方向に磁場を印加しながら行った。
Figure 2006012250
Figure 2006012250
上記のようにして得られた磁気ヘッド2について、飽和磁束密度Bs、異方性磁界Hk、磁歪定数λ、膜応力σ及びパラメータPを測定した。結果を表3に示す。
Figure 2006012250
表3中のBs、Hk、λ、σ及びパラメータPは、それぞれ以下のようにして測定した。
(1)飽和磁束密度;Bs
Bsは、VSM(Vibrating sample magnetometer)を用いて測定した。但し、磁気ヘッド2の状態では測定できないため、表1の浴組成及び浴条件に準じた測定用サンプルを作製し、この測定用サンプルからBsを求めた。
(2)異方性磁界;Hk
Hkは、B−Hループトレーサーを用いて磁化困難軸方向の磁気ヒステリシスループから求めた。
(3)磁歪定数;λ
磁歪定数λは、光てこ法を用いて、磁場を印加したときの薄膜の変位量から求めた。
(4)応力;σ
応力σは、下記式に各パラメータを代入して算出した。
σ=E・h /6(1−VS)rh
E:ヤング率、 h:基板厚み、 VS:ポアソン比、
r:曲率半径、 h:膜厚
なお、磁極層21をスパッタ法で形成する場合は、ガラス基板上に磁極層の成膜を行い、ガラス基板への成膜前および成膜後の反りを測定し、応力を算出した。使用基板の大きさは、10mm×20mm×0.2mm(厚さ)とした。ヤング率Eの値は、617GPa、ポアソン比VSの値は0.21を用いた。
また磁極層21を電析メッキ法により形成する場合は、AlTiC基板上に磁極層21の成膜を行い、AlTiC基板への成膜前および成膜後の反りを光干渉から測定し、応力を算出した。使用基板の大きさは、6−インチAlTiC基板(厚さ2mm)とした。ヤング率Eの値は、407GPa、ポアソン比VSの値は0.24を用いた。
(5)垂直磁気記録用磁気ヘッドの評価
上記のようにして得られた垂直磁気記録用磁気ヘッドについて、以下のようにして評価を行った。即ち、保磁力4700Oeを有する垂直磁気記録用媒体の70セクターからなる1つのトラックに130kFCIのテスト信号を記録し、初期出力を測定し、各セクターの先頭に、50kFCIのポールイレーズ試験用信号を記録した。そして、300回のポールイレーズ試験を繰り返した後、テスト信号の残出力を、強度残留出力信号強度(%)として算出した。結果を表3、図6及び図7に示す。
ここで、残留出力信号強度が90%以下となった場合にポールイレーズが発生したものと定義した。そして、ポールイレーズが発生しない場合には、磁気ヘッドが良好であると評価して表3に「○」を記入し、ポールイレーズが発生した場合には、磁気ヘッドが良好でないと評価して表3に「×」を記入した。
表3、図6及び図7の結果から明らかなように、実施例1,2の磁気ヘッドによれば、残出力信号強度が90%を超えており、ポールイレーズは発生しないことが分かった。これに対し、比較例4の磁気ヘッドによれば、残出力信号強度が90%以下となっており、ポールイレーズが発生することが分かった。
このことから、磁極を構成する材料が0以上10×10−6未満の磁歪定数λを有し、且つ上記式(1)で表されるパラメータPが0.1よりも大きく200よりも小さい磁気ヘッドにより、ポールイレーズの発生を十分に防止できることが確認された。
また、実施例3〜6の磁気ヘッドによれば、残出力信号強度が90%を超えており、ポールイレーズは発生しないことが分かった。これに対し、比較例1〜3の磁気ヘッドによれば、残出力信号強度が90%以下となっており、ポールイレーズが発生することが分かった。
このことから、磁極を構成する材料が10×10−6以上60×10−6以下の磁歪定数λを有し、且つ上記式(1)で表されるパラメータPが0.2よりも大きく20よりも小さい磁気ヘッドによっても、ポールイレーズの発生を十分に防止できることが確認された。
本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドの一実施形態を示す断面図である。 図1の磁極を示す正面図である。 図2の磁極における磁区構造を示す図である。 本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドの他の実施形態を示す断面図である。 本発明の垂直磁気記録用磁気ヘッドの他の実施形態を示す断面図である。 実施例1,2及び比較例4に係る垂直磁気記録用磁気ヘッドにおける残出力信号強度とパラメータPとの関係を示すグラフである。 実施例3〜6及び比較例1〜3に係る垂直磁気記録用磁気ヘッドにおける残出力信号強度とパラメータPとの関係を示すグラフである。
符号の説明
2,102,202…垂直磁気記録用磁気ヘッド
3…記録媒体
3a…記録面
16…リターンヨーク層(リターンヨーク)、
17…ヨーク層
21…磁極層(磁極)
21a…ポール部
21b…ヨーク部
S…媒体対向面
F…平坦面
W…ポール部の幅
L…ポール部の長さ
YW…ヨーク部における最大の幅
YL…磁極における媒体対向面に直交する方向に沿った最大長さ

Claims (11)

  1. 記録媒体の記録面に対向配置される媒体対向面を有し、前記記録媒体の記録面に向かって磁束を放出して前記記録媒体に磁気情報を記録する垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいて、
    前記記録媒体の前記記録面に向かって磁束を放出する磁極と、前記磁極に連結されるリターンヨークとを備え、
    前記磁極が、前記記録媒体側に設けられるポール部と、前記ポール部に対し前記媒体対向面と反対側に設けられるヨーク部とを有し、
    前記磁極を構成する材料は、0以上10×10−6未満の磁歪定数λを有し、且つ下記式:
    Figure 2006012250
    (上記式(1)中、Hkは前記材料の異方性磁界(単位はA/m)を、σは前記材料の応力(単位はMPa)を、λは前記材料の磁歪定数を表す)で表されるパラメータPが0.1よりも大きく200よりも小さい、
    ことを特徴とする垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  2. 前記材料の異方性磁界Hkが800A/m以上20000A/m以下であり、且つ応力σが100MPa以上1000MPa以下である請求項1に記載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  3. 記録媒体の記録面に対向配置される媒体対向面を有し、記録媒体の記録面に向かって磁束を放出して前記記録媒体に磁気情報を記録する垂直磁気記録用磁気ヘッドにおいて、
    前記記録媒体の前記記録面に向かって磁束を放出する磁極と、前記磁極に連結されるリターンヨークとを備え、
    前記磁極が、前記記録媒体側に設けられるポール部と、前記ポール部に対し前記媒体対向面と反対側に設けられるヨーク部とを有し、
    前記磁極を構成する材料は、10×10−6以上60×10−6以下の磁歪定数λを有し、且つ下記式:
    Figure 2006012250
    (上記式(1)中、Hkは前記材料の異方性磁界(単位はA/m)を、σは前記材料の応力(単位はMPa)を、λは前記材料の磁歪定数を表す)で表されるパラメータPが0.2よりも大きく20よりも小さい、
    ことを特徴とする垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  4. 前記材料の異方性磁界Hkが2000A/m以上25000A/m以下であり、且つ応力σが100MPa以上1000MPa以下である請求項3に記載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  5. 前記磁極における飽和磁束密度が1.5(Wb/m)以上である請求項1〜4のいずれか一項に記載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  6. 前記磁極が平坦面上に固定されており、前記磁極の厚さが0.15〜0.4μmである請求項1〜5のいずれか一項に記載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  7. トラック幅を定める前記ポール部の幅Wと、前記ポール部の前記媒体対向面に直交する方向に沿った長さLとの比(L/W)が0.5以上3以下である請求項1〜6のいずれか一項に記載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  8. 前記ヨーク部における最大の幅YWと、前記磁極における前記媒体対向面に直交する方向に沿った最大長さYLとの比(YL/YW)が0.33以上3以下である請求項1〜7のいずれか一項に記載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  9. 前記ヨーク部において、180度磁壁が前記媒体対向面に平行となっている請求項1〜8のいずれか一項に記載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  10. 前記磁極を構成する材料が、(FeCo1−X1−Y又は(FeCo1−X1−Y(A1−Wを含んで構成され、
    X、Y及びWがそれぞれ下記式:
    0.5≦X≦1
    0≦Y≦0.1
    0≦W≦0.5
    を満たしており、
    前記Aを構成する元素がB,C,N,Al、Si、Ni、Cu、Zr、Hf及びTaからなる群より選択され、
    前記Bを構成する元素は、O,N,Cからなる群より選択される、
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
  11. 前記磁極を構成する材料が、Co0.3Ni0.2Fe0.5、Fe0.95Ni0.05、(Fe0.7Co0.30.950.05、(Fe0.7Co0.30.95(Zr0.330.670.05、(Fe0.7Co0.30.96(Zr0.330.670.04及びFe0.6Co0.36Ni0.04のいずれかである請求項10に記載の垂直磁気記録用磁気ヘッド。
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