JP4323053B2 - 電源供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ用データ送受信機能を有する電話機に関する。さらに、ファクシミリ用データ送受信機能を付与した携帯電話機および携帯電話機バッテリ充電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常のファクシミリ装置は、処理装置部、メモリ部、網制御ユニットNCU(Network Control Unit)、変復調部、符号化復号化部、読取部および記録部を一体とした構造としているため、大きな設置面積を必要としている。また、パソコン・ファックスとして、パーソナル・コンピュータを仲立ちとして、ファクシミリ機能を実現しているものもあるが、パーソナル・コンピュータを必要とする上、インタネット等への接続機能も必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、ファクシミリ機能付き電話機においてファクシミリ機能のうち一部の機能を他の装置に分散することにより小型化を図ること、さらには、移動先においてもファクシミリ用データの送受信機能を実現できることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
近年、パーソナル・コンピュータの普及によりオフィス環境ではローカル・エリア・ネットワークLANが設置され、該LANにプリンタ装置やスキャナ装置が接続されるようになりつつある
【0005】
請求項1の発明は、電話機の電源供給装置において、
ネットワークに接続する機能と、
前記ネットワークに接続しているスキャナ装置より画像データを読み込み、符号化した後、ファクシミリ信号に変調して送信する機能と、
受信したファクシミリ信号を復調した後に、復号化して、さらに前記ネットワークに接続しているプリンタ装置で印刷可能な形式に変換して前記プリンタ装置で印刷を行わせる機能と、
電源供給装置内にあるバスと電話機内にあるバスとを接続する機能とを有し
前記電話機は、前記ネットワークに接続されている前記スキャナ装置または前記プリンタ装置の前記ネットワークにおける所在位置を記憶するメモリRAMを有し、かつ
前記電話機は、前記ネットワークに接続されて電源投入されると前記メモリRAMに記憶している前記前記スキャナ装置または前記プリンタ装置の前記ネットワークにおける所在位置の記憶をリセットするとともに前記スキャナ装置または前記プリンタ装置の所在位置を検索して記憶する機能を有することを特徴としたものである。
【0006】
請求項2の発明は、電話機の電源供給装置において、
ネットワークとの接続手段と、
前記ネットワークに接続しているスキャナ装置より画像データを読み込む読込手段と、
読み込んだ前記画像データをファクシミリ符号に符号化する符号化手段と、
符号化した前記ファクシミリ符号をファクシミリ信号に変調する変調手段と、
変調した前記ファクシミリ信号を送信する送信手段と、
ファクシミリ信号を受信する受信手段と、
受信した前記ファクシミリ信号をファクシミリ符号に復調する復調手段と、
復調した前記ファクシミリ符号を画像データに復号化する復号化手段と、
復号化した前記画像データを前記ネットワークに接続しているプリンタ装置で印刷可能な形式に変換した後に、前記プリンタ装置に前記ネットワークを介して印刷を行わせる制御手段と、
電源供給装置内にあるバスと電話機内にあるバスとを接続する端子とを有し
前記電話機は、
前記ネットワークに接続されている前記スキャナ装置または前記プリンタ装置の前記ネットワークにおける所在位置を記憶するメモリRAMを有し、かつ
前記ネットワークに接続されて電源投入されると、前記メモリRAMに記憶している前記スキャナ装置または前記プリンタ装置の前記ネットワークにおける所在位置の記憶をリセットするとともに前記スキャナ装置または前記プリンタ装置の所在位置を検索して記憶することを特徴としたものである。
【0007】
請求項3の発明は、請求項2に記載の電源供給装置において、前記端子は、前記各手段を接続したバスと電話機内にあるバスとを接続する端子と、前記変調手段と前記復調手段と前記電話機内のネットワーク制御ユニットとを接続する端子と、を含むことを特徴としたものである。
【0008】
請求項4の発明は、請求項2または3に記載の電源供給装置において、前記電話機は携帯電話機であり、前記送信手段は、変調した前記ファクシミリ信号を無線信号に変換して送信し、前記受信手段は、無線信号から抽出した前記ファクシミリ信号を受信することを特徴としたものである。
【0009】
請求項5の発明は、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の電源供給装置において、
前記接続手段は、無線ネットワークとの接続を行う無線接続手段であることを特徴としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明は、文書・図面などの原稿を画像データとして送受信するファクシミリ装置すなわちファクシミリ機能付き電話機に関し、該電話機内にある記録部と読取部の機能を、ローカル・エリア・ネットワークに接続している他の装置で実現することを特徴とする。まず、従来のファクシミリ装置について、図2に従って説明する。
図2は、従来のファクシミリ装置すなわちファクシミリ機能付き電話機を示すブロック図である。図2において、1は該電話機内の各部を制御する中央演算処理装置CPU(Central Processing Unit)、2は該電話機内の各部の制御を行うプログラムが入っているメモリROM(Read Only Memory)、3は送受信するデータを一時保管したり、プログラムのデータを保有する領域となるメモリRAM(Random Access Memory)である。
【0012】
14はデータ送信時に送信する原稿を読み取る読取部、15はデータ受信時に受信画像データを出力する記録部である。4はデータ送信時に読取部14により読み込んだ画像データをファクシミリ符号に符号化するとともに、データ受信時に符号化されているファクシミリ符号を復号化し、元の画像データに復元する符号化復号化部である。
また、5はデータ送信時に符号化復号化部4の出力を電話回線8を通じて伝送できる周波数帯域内の信号に変調すると共に、データ受信時は変調されているファクシミリ符号を復調する変復調部、6は変復調部5の入出力データ信号を電話回線8と送受するためのネットワーク制御ユニット(以下、NCUと記す)である。7は電話機本体で、送受話器や電話番号入力部をもつ。
【0013】
次に、上述した従来のファクシミリ装置の動作概略を説明する。まず、データ送信時について述べる。送信原稿を読取部14に置き、電話機7の電話番号入力部で送信先を指定する。送信される原稿はメモリROM2に記憶しているプログラムに従ったCPU1の制御により、読取部14により画像データとして読み取られる。読み取られた該画像データは、符号化復号化部4で、データ量を圧縮したファクシミリ符号に符号化され、変復調部5で電話回線8を通じて伝送できる周波数帯域内の信号に変調された後、NCU6から電話回線8に送出される。
【0014】
次に、データ受信時について述べる。電話回線8から送られてきた変調ファクシミリ信号は、NCU6を通じて受信され、変復調部5でファクシミリ符号に復調される。復調後のファクシミリ符号はメモリROM2に記憶しているプログラムに従ったCPU1の制御により符号化復号化部4で元の画像データに復号化されながら記録部15で記録紙上に出力される。
【0015】
次に、本発明に係るファクシミリ機能付き電話機について図1,図3に示す一実施例に従って説明する。図1は、本発明のファクシミリ機能付き電話機の機能を示すブロック図である。図3は、電話機上の電話番号入力部と操作キーの配列の一例を示す図である。
図1において、19は本発明のファクシミリ機能付き電話機本体を示す。図1に示すように、図2に示した従来のファクシミリ装置における記録部15と読取部14が削除され、その代わりに、ローカル・エリア・ネットワークLAN11と接続するためのLAN I/F9が追加されている。
また、符号化復号化部10はメモリROM2に記憶しているプログラムに従ったCPU1の制御により、データ送信時にはスキャナ装置12からメモリRAM3に読み込んだ画像データをファクシミリ符号に圧縮符号化するとともに、データ受信時には、変復調部5で復調された受信ファクシミリ符号を元の画像データに伸長復号化して、メモリRAM3に蓄積するものである。
【0016】
なお、LAN I/F9は、たとえばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルによりLAN11と接続するためのインタフェース部であり、LAN11に接続しているスキャナ装置12やプリンタ装置13との間で情報の授受を行うことができる。
この時、ファクシミリ機能付き電話機19のメモリROM2にはスキャナ装置12およびプリンタ装置13のLAN11における所在位置を示すIPアドレスをあらかじめ記憶している。ファクシミリ機能付き電話機19がスキャナ装置12あるいはプリンタ装置13にアクセスする場合、メモリROM2にあるプログラムがメモリROM2に記憶した前記IPアドレスを参照してスキャナ装置12あるいはプリンタ装置13を特定し、LAN I/F11に対し情報の授受を指示する。
【0017】
上述の例では、スキャナ装置12およびプリンタ装置13のLAN11上の所在位置を示すIPアドレスをメモリROM2に記憶する方法を示しているが、上記の各装置の所定位置をファクシミリ機能付き電話機19の電源投入時に実行されるリセット手順により取得して、メモリRAM3内に記憶する方法を用いてもよい。すなわち、LAN11に接続したファクシミリ機能付き電話機19の電源を投入すると、リセット手順が動作し、ファクシミリ機能付き電話機19はLAN11に接続されているすべての機器を検索して機器の種類と機器の所定位置を調べることができるので、その中からスキャナ装置12及びプリンタ装置13のLAN11における所在位置をメモリRAM3に登録することができる。
【0018】
さらに、図3は、電話機7上に配置した電話番号入力部の一例を示しているが、電話番号の入力部以外に「スタート」および「ストップ」の2つの操作キーを有している。
「スタート」キーはスキャナ装置12にセットした送信原稿をメモリRAM3に送信すべきファクシミリ用データとして読み込む動作の開始を指示するものであり、CPU1に対しその旨の通知信号を発生し、メモリROM2にあるプログラムに知らせる。
一方、「ストップ」キーは、メモリRAM3に蓄積したファクシミリ用データを電話回線8へ送信する動作の中止を指示するものであり、CPU1に対し、その旨の通知信号を発生し、メモリROM2にあるプログラムに知らせる。
【0019】
また、スキャナ装置12およびプリンタ装置13は、通常同一のLAN11に接続されているパーソナルコンピュータ16からの指示に応じて、パーソナルコンピュータ16内のメモリとの間で、原稿の読み込みや情報の印刷を行う汎用の入出力装置である。すなちわ、スキャナ装置12は、たとえば、TWAIN(Technology Without Any Intersted Name)規格に従ったプロトコルで、スキャナ装置12にセットした原稿をパーソナルコンピュータ16内のメモリに読み込むものであり、ファクシミリ機能付き電話機19においても、たとえば、該TWAINプロトコルに従って原稿の読み取り指示をスキャナ装置12に行えば、読み取った原稿を画像データとしてファクシミリ機能付き電話機19内のメモリRAM3に蓄えることができる。
【0020】
また、プリンタ装置13は、プリンタ用言語形式(たとえば、レーザプリンタなどのページプリンタである場合は、Post Scriptなどのプリンタ装置用ページ記述言語形式)で表現して、パーソナルコンピュータ16内のメモリに格納した情報をプリンタ装置13上の記録紙に印刷する。ファクシミリ機能付き電話機19においても、たとえば、前記Post Scriptなどのプリンタ用言語形式で表現してメモリRAM3に格納した情報の出力指示をプリンタ装置13に行えばプリンタ装置13にセットしている記録紙に印刷を行うことができる。
【0021】
次に、本実施例のファクシミリ機能付き電話機19の動作について、図4,図5のフローチャートを参照しながら説明する。
ここで、図4はデータ送信動作の概略を示すフローチャートであり、図5はデータ受信動作の概略を示すフローチャートである。
【0022】
まず、データ送信動作を図4に従って説明する。
送信する原稿をスキャナ装置12にセットした後、図3に示す電話番号入力部から送信先の相手電話番号を入力する(S1)とともに、電話機7上の操作キー「スタート」を押下する(S2)。
メモリROM2にあるプログラムに従ってCPU1は入力された電話番号をNCU6を介して電話回線8へ送出する指示を出すとともに、スキャナ装置12に対し、LAN I/F9,LAN11を経由して、原稿のセット状態のチェックを指示する。
【0023】
スキャナ装置12は原稿がセットされているかチェックし、もし、原稿がなければエラーステータスをLAN11,LAN I/F9を経由してファクシミリ機能付き電話機19に返送してくる。該エラーステータスを受け取る(S30のNO)と、メモリROM2にあるプログラムに従ってCPU1はスキャナ装置12の解放を行うと同時にNCU6に対して電話回線8の接続動作の中止を指示する(S4)。
【0024】
一方、スキャナ装置12に原稿がセットされている場合(S3のYES)、メモリROM2にあるプログラムの読み込み部2aに従ってCPU1は該スキャナ装置12に対し走査開始を指示し、かつ、読み取ったデータを指定した解像度の画像データとしてLAN11,LAN I/F9を介して、ファクシミリ機能付き電話機19へ転送することを指示する。
スキャナ装置12は原稿を順次走査し、指定の解像度の画像データすなわち送信すべきファクシミリ用データとしてファクシミリ機能付電話機19に順次転送してくる。ファクシミリ機能付電話機19は該画像データを順次メモリRAM3に格納していく(S5)。
【0025】
また、NCU6が送信先の相手との電話回線8の接続の完了を検出すると、その旨をCPU1に通知してくるので、メモリROM2にあるプログラムに従ってCPU1は送信先の相手ファクシミリ機との間で、ファクシミリ用データの送信を開始するための情報交換を伝送制御手順に基づいて行う(S6)。
【0026】
ファクシミリ用データの送受信準備が完了した時、メモリROM2にあるプログラムに従ってCPU1は、電話機7上にある操作キー「ストップ」が押下されていない(S7のNO)ことを確認した後、符号化復号化部10に対して、メモリRAM3に蓄積された前記画像データを適当な送信単位に区切って、ファクシミリ符号形式に圧縮符号化することを指示する(S8)。
メモリROM2にあるプログラムに従ってCPU1は符号化を終了した画像データすなわちファクシミリ符号に、必要に応じて誤り制御のためのフレームチェックシーケンスの付与やフレームの開始フラグ、終了フラグの追加など送信情報としてのフォーマット化を施した後、メモリROM2にあるプログラムの送信部2cに従ってCPU1は、変復調部5に対し、前記ファクシミリ符号を電話回線8を通じて伝送できる周波数帯域のファクシミリ信号に変調することを指示し、さらに、前記変調されたファクシミリ信号を、NCU6を介して電話回線8に送信することを指示する(S9)。
【0027】
送信すべき画像データが未だ残っている場合(S10のNO)は、送信相手先に、まだ送信するデータがある旨を通知するとともに、S7のステップに戻り、前記「ストップ」キーの押下がない(S7のNO)ことを確認して、次の画像データの符号化以降の手順を繰り返す。
一方、送信すべき画像データがなくなった場合(S10のYES)は、送信動作の終了を送信相手先に通知した(S11)後、電話回線8の開放をNCU6に指示する(S12)。
また、前記「ストップ」キーが押下されている場合(S7のYES)、送信動作を打切ることを送信相手先に通知した(S13)後、電話回線8の開放をNCU6に指示する(S12)。
【0028】
次に、データ受信動作を図5に従って説明する。電話回線8からの着信をNCU6が検出すると、その旨をCPU1に通知する(S20)。メモリROM2にあるプログラムに従ってCPU1は送信元の相手ファクシミリ機との間でファクシミリ用データの受信を開始するための情報交換を伝送制御手順に基づいて行う(S21)。
【0029】
受信準備が終了すると、メモリROM2にあるプログラムの受信部2dに従ってCPU1は、受信動作中止の指示(すなわち、相手送信元から「ストップ」キー押下による送信動作中止の旨の通知)がない(S22のNO)ことを確認して、変復調部5に対してNCU6を介して電話回線8から送られてくるファクシミリ信号を受信してファクシミリ符号に復調した(S23)後、メモリRAM3に格納することを指示する(S24)。
なお、復調したファクシミリ符号は必要に応じて付加した制御情報により誤り制御等伝送制御手順に応じた処理を行った後、該付加制御情報を削除し、ファクシミリ符号のみの受信データとしてメモリRAM3に保存される。
【0030】
さらに、メモリROM2にあるプログラムに従ってCPU1は、符号化復号化部10に対してメモリRAM3に保存したファクシミリ符号を伸長復号化し、元の画像データ、すなわち、受信すべきファクシミリ用データに戻すことを指示する(S25)。
【0031】
次に、メモリROM2にあるプログラムの印刷部2bに従ってCPU1は復号化した画像データに対して、LAN11に接続しているプリンタ装置13に出力できるプリンタ用言語形式に変換を施し、メモリRAM3に保存する(S26)。たとえば、レーザプリンタなどのページプリンタの場合は、Post Scriptなどのプリンタ装置用ページ記述言語形式に変換する。
変換終了後、LAN I/F9,LAN11を介して、プリンタ装置13に対して、プリンタ用言語形式のデータを印刷することを指示する(S27)。
【0032】
その後、受信すべきデータが残っているか、すなわち、相手送信元からさらに送信するデータがある旨の通知があるかチェックし、残っていれば(S28のNO)、S22のステップに戻って次の受信データに関する変調ファクシミリ信号を復調するための動作を繰り返す。
一方、受信すべきデータがない場合(S28のYES)、受信動作の終了処置を行った(S29)後、電話回線8の復旧をNCU6に指示する(S30)。
なお、相手送信元から「ストップ」キー押下による送信動作中止の通知がある場合(S22のYES)、受信動作の中止処置を行った(S31)後、電話回線8の復旧をNCU6に指示する(S30)。
【0033】
上述の実施例においては、電話網との接続をNCU6を介して有線の電話回線で行う場合を示しているが、該接続を携帯電話機を用いて無線回線で行うこともできる。いいかえれば、通常の携帯電話機にファクシミリ送受信機能を付与して実現するものである。
図6は、本発明に係るファクシミリ機能付き携帯電話機の一実施例を示すブロック図である。すなわち、携帯電話機本体20に前述のLAN接続のためのインタフェース部LAN I/F9、スキャナ装置からメモリRAM3に読み込んだ画像データをファクシミリ符号に圧縮符号化するとともに、受信したファクシミリ符号を元の画像データに復号化してメモリRAM3に蓄積する符号化復号化部10および電話回線上に伝送できる周波数帯域内のファクシミリ信号に変調または逆に復調する変復調部5を追加するとともに、電話機部27に前述の「スタート」「ストップ」の2つの操作キー(図示していない)を追加している。
【0034】
データ送信動作においては、追加した変復調部5、LAN I/F9、符号化復号化部10をメモリROM22にあるプログラムに従ってCPU21が制御し、スキャナ装置からLAN I/F9を介してファクシミリ用送信データを画像データとして読み込み、符号化復号化部10でファクシミリ符号に符号化し、さらに変復調部5でファクシミリ信号に変調してNCU26を介して無線部24から無線信号として送信する。
【0035】
逆に、データ受信動作においては、上述の変復調部5,LANI/F9,符号化復号化部10をメモリROM22にあるプログラムに従ってCPU21が制御し、無線部24で受信した無線信号をNCU26を経由して変復調部5でファクシミリ符号に復調した後、符号化復号化部10で元の画像データに復号化する。さらに該画像データをプリンタ装置が理解できるプリンタ用言語形式に変換した後、LAN I/F9を介してLANに接続しているプリンタ装置に印刷する。
【0036】
上記ファクシミリ機能付き携帯電話機を用いれば、移動先のLANのポートにLAN I/F9を接続しさえすれば、該移動先においてもファクシミリ機能を利用することができる。なお、該携帯電話機がLANに接続しているスキャナ装置やプリンタ装置の所在位置を認識する手段は前述したように種々ある。たとえば、該携帯電話機のLAN I/F9をLANの適当なポートに接続し、電源を投入した時、リセット手順が働き、該LANに接続している機器を検索するので、その中からスキャナ装置やプリンタ装置の所在位置を該携帯電話機内のメモリRAM23に登録できる。あるいは、あらかじめ、該携帯電話機内のメモリRAM23に登録しておいてもよい。
【0037】
また、図7は、本発明に係るファクシミリ機能を携帯電話機バッテリの充電装置すなわち電源供給装置に付与した場合の一実施例を示すブロック図である。図7において、20は携帯電話機本体、30は携帯電話機バッテリ充電装置(以下、充電装置と記す)を示す。充電装置30にサブ処理装置S−CPU33,サブメモリS−ROM34,サブメモリS−RAM35,変復調部5,LANI/F9および符号化復号化部10の各部を設け、さらに、該各部をバス32で共通に接続する。また、操作キー「スタート」,「ストップ」(図示していない)を充電装置30に追加する。さらに、サブメモリS−ROM34にあるプログラムに従ってサブ処理装置S−CPU33の制御によって、LAN I/F9経由でスキャナ装置から読み込んだ画像データをファクシミリ符号に符号化し、さらにファクシミリ信号に変調をした後、携帯電話20側のNCU26を介して無線部24に送信する手順と、無線信号からファクシミリ信号を抽出してNCU26を介して変復調部5に送られてきたファクシミリ信号を復調し、さらに元の画像データに復号化した後、プリンタ用言語形式に変換してLAN I/F9経由でプリンタ装置に印刷する手順とを有するプログラムをサブメモリS−ROM34に蓄えておく。
【0038】
なお、上述の機能を実現するために、充電装置30および携帯電話機20には、互いの装置内にある共通のバス32とバス28とを相互接続するための端子43,充電装置30内の変復調部5と携帯電話機20内のNCU26とを接続するための端子42とを有する。充電装置30に携帯電話機20をセットして、変復調部5を携帯電話機20のNCU26に接続し、さらに、バス32を携帯電話機20のバス28に接続することにより、必要に応じてファクシミリ機能を携帯電話機に付与することができる。
【0039】
さらに、上述の3つの実施例においては、同軸あるいはツイストペアケーブル等で構成する有線LANにLAN I/F9を用いて、ファクシミリ機能付き電話機,携帯電話機あるいは携帯電話機バッテリ充電装置を接続する場合を示しているが、LANの形態として有線LANではなく、無線LANを用いることもできる。
すなわち、図6に示すファクシミリ機能付き携帯電話機において、有線LANと接続する接続部LAN I/F9を削除し、その代わりに、たとえば無線LANのアクセスポイントと準マイクロ波あるいは赤外線等の無線を用いて接続するIEEE802.11に準拠した通信プロトコルを用いた無線LAN向の無線接続部を用いるものである。
該無線接続部を用いる場合、無線LANのアクセスポイントとの間で無線通信を行うことができる領域内であれば、該携帯電話機を任意の場所に移動しても、ファクシミリ機能を利用することができる。
なお、無線LANにおいては、アクセスポイントの無線領域内において無線接続部を有するファクシミリ機能付き携帯電話機の電源を投入した場合、もしくは電源投入状態にある該携帯電話機を無線LANのアクセスポイントの無線領域内に移動させた場合、リセット手順が働くので、該無線LANでアクセス可能なすべての機器を検索して、スキャナ装置やプリンタ装置の所在位置を該携帯電話機のメモリRAM23に登録することができる。あるいは、あらかじめ該携帯電話機のメモリRAM23内に登録しておいてもよい。
【0040】
さらに、図7に示す携帯電話機のバッテリ充電装置においても、有線LANとの接続部であるLAN I/F9の代わりに、前述のごとき無線LAN向の無線接続部を用いることも可能である。
なお上述したファクシミリ機能付き電話機は、記録部と読取部を削除することが実現できるので、省スペース化が可能である。さらには、記録部と読取部の機能を汎用のプリンタ装置とスキャナ装置の機能により実現するので、スキャナ装置,プリンタ装置を他のシステムと共用が可能であり、有効利用を図ることができる。また、移動先においてもファクシミリ機能を実現できる。さらに無線LAN対応インタフェースを有するファクシミリ機能付き携帯電話機とすれば、さらに、移動先の範囲を拡大できる。
【0041】
【発明の効果】
本発明の電源供給装置は、例えば無線LAN等のネットワークに接続する機能を有することで、セットした電話機に、必要に応じてファクシミリ機能を付与することができるという効果が得られる。
【0042】
請求項4又は5に記載の電源供給装置は、いずれも、携帯電話機を用いることで、ファクシミリ機能を付与された電話機の使用の移動範囲を拡大でき、移動先においてもファクシミリ機能を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るファクシミリ機能付き電話機の一実施例を示すブロック図である。
【図2】 従来のファクシミリ装置の実施例を示すブロック図である。
【図3】 本発明に係る電話機上の電話番号入力部と操作キーの配列の一例を示す図である。
【図4】 ファクシミリ用データの送信動作の概略を示すフローチャートである。
【図5】 ファクシミリ用データの受信動作の概略を示すフローチャートである。
【図6】 本発明に係る別の実施例であるファクシミリ機能付き携帯電話機のブロック図である。
【図7】 本発明に係るさらに別の実施例であるファクシミリ機能付き携帯電話機バッテリ充電装置の一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…中央処理装置CPU、2…メモリROM、3…メモリRAM、4…符号化復号化部、5…変復調部、6…NCU、7…電話機、8…電話回線、9…ローカル・エリア・ネットワーク接続部LAN I/F、10…符号化復号化部、11…ローカル・エリア・ネットワークLAN、12…スキャナ装置、13…プリンタ装置、14…読取部、15…記録部、26…パーソナルコンピュータ、19…ファクシミリ機能付き電話機、20…携帯電話機本体、21…中央処理装置CPU、22…メモリROM、23…メモリRAM、24…無線部、25…トーン発生部、26…NCU、27…電話機、28…バス、29…バッテリ、30…携帯電話機バッテリ充電装置、31…電源供給部、32…バス、33…サブ処理装置S−CPU、34…サブメモリS-ROM、35…サブメモリS−RAM、41,42,43…接続端子。

Claims (5)

  1. 電話機の電源供給装置において、
    ネットワークに接続する機能と、
    前記ネットワークに接続しているスキャナ装置より画像データを読み込み、符号化した後、ファクシミリ信号に変調して送信する機能と、
    受信したファクシミリ信号を復調した後に、復号化して、さらに前記ネットワークに接続しているプリンタ装置で印刷可能な形式に変換して前記プリンタ装置で印刷を行わせる機能と、
    電源供給装置内にあるバスと電話機内にあるバスとを接続する機能とを有し
    前記電話機は、前記ネットワークに接続されている前記スキャナ装置または前記プリンタ装置の前記ネットワークにおける所在位置を記憶するメモリRAMを有し、かつ
    前記電話機は、前記ネットワークに接続されて電源投入されると前記メモリRAMに記憶している前記前記スキャナ装置または前記プリンタ装置の前記ネットワークにおける所在位置の記憶をリセットするとともに前記スキャナ装置または前記プリンタ装置の所在位置を検索して記憶する機能を有する
    ことを特徴とする電源供給装置。
  2. 電話機の電源供給装置において、
    ネットワークとの接続手段と、
    前記ネットワークに接続しているスキャナ装置より画像データを読み込む読込手段と、
    読み込んだ前記画像データをファクシミリ符号に符号化する符号化手段と、
    符号化した前記ファクシミリ符号をファクシミリ信号に変調する変調手段と、
    変調した前記ファクシミリ信号を送信する送信手段と、
    ファクシミリ信号を受信する受信手段と、
    受信した前記ファクシミリ信号をファクシミリ符号に復調する復調手段と、
    復調した前記ファクシミリ符号を画像データに復号化する復号化手段と、
    復号化した前記画像データを前記ネットワークに接続しているプリンタ装置で印刷可能な形式に変換した後に、前記プリンタ装置に前記ネットワークを介して印刷を行わせる制御手段と、
    電源供給装置内にあるバスと電話機内にあるバスとを接続する端子とを有し
    前記電話機は、
    前記ネットワークに接続されている前記スキャナ装置または前記プリンタ装置の前記ネットワークにおける所在位置を記憶するメモリRAMを有し、かつ
    前記ネットワークに接続されて電源投入されると、前記メモリRAMに記憶している前記スキャナ装置または前記プリンタ装置の前記ネットワークにおける所在位置の記憶をリセットするとともに前記スキャナ装置または前記プリンタ装置の所在位置を検索して記憶す
    ことを特徴とする電源供給装置。
  3. 請求項2に記載の電源供給装置において、
    前記端子は、前記各手段を接続したバスと電話機内にあるバスとを接続する端子と、前記変調手段と前記復調手段と前記電話機内のネットワーク制御ユニットとを接続する端子と、を含むことを特徴とする電源供給装置。
  4. 請求項2または3に記載の電源供給装置において、
    前記電話機は携帯電話機であり、
    前記送信手段は、変調した前記ファクシミリ信号を無線信号に変換して送信し、
    前記受信手段は、無線信号から抽出した前記ファクシミリ信号を受信することを特徴とする電源供給装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか一項に記載の電源供給装置において、
    前記接続手段は、無線ネットワークとの接続を行う無線接続手段であることを特徴とする電源供給装置。
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