JP4321036B2 - 転写装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、像担持体上に形成されたトナー像を被転写体に転写する転写装置、およびその転写装置を用いて記録媒体上に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、複写機やレーザプリンタには、電子写真方式の画像形成装置が広く用いられている。電子写真方式の画像形成装置は、例えば表面に感光体層を有する像担持体表面を均一に帯電する帯電工程、帯電された像担持体表面に像光を照射することにより静電潜像を形成する露光工程、その静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像工程、そのトナー像を記録媒体に転写する転写工程、記録媒体上にトナー像を定着させる定着工程、転写工程で像担持体上に残留したトナーを除去するクリーニング工程等を経ることにより記録媒体上に順次画像を形成している。
【0003】
転写工程に用いる転写手段としては、転写ロールを用いたバイアスロール転写方式が知られており、バイアスロール転写方式においては転写ロールを像担持体に圧接してニップ部を形成し、そのニップ部に記録媒体を通過させるとともに、記録媒体の裏側からバイアス電圧を印加することによりトナー像を記録媒体上に転写する。
【0004】
像担持体上のトナー像を構成するトナー粒子は所定の電荷に帯電しているので、バイアス電圧の印加によってその帯電トナー粒子にはクーロン力が作用し記録媒体に転移する。一方、トナー粒子には、クーロン力とは逆向きの、ファンデルワールス力や液架橋力等が作用することにより像担持体にトナーが付着しているので、転写時にはこれらの付着力がトナー粒子の転移を妨げる作用をする。転写バイアス電圧を高くしてクーロン力を強く作用させればトナーの転移は促進されるが、反面、電界強度が高くなり、空隙における放電開始点を超えると放電が発生しトナーの極性反転等を引き起こすので却って転写率が低下したり、白抜け等の画像欠陥を発生させてしまうという問題がある。
【0005】
この問題を回避しつつ高転写率を得るには、ファンデルワールス力や液架橋力等による付着力を低減する方法が考えられる。
【0006】
例えば、非接触式のコロナ発生装置を用いた転写部材において、ベルト状の電荷保持部材の、トナー像が形成された面の裏側に振動エネルギー発生する共振器などを設けて、電荷保持部材に振動エネルギーを加えることにより、トナー像のシートへの転写を支援するもので、付着力のうちファンデルワールス力や液架橋力はトナーが像担持体に密着している状態では大きな付着力として作用するが、機械的振動を受けると付着力が急激に弱くなることを利用するものである(特許文献1参照)。
【0007】
しかし、この転写支援手段に用いられる振動エネルギー発生装置は非常に複雑な構造で高価であり、装置全体が大型化してしまうと共に、ベルト状の電荷保持部材(感光体ベルト)に対してのみ適応できるものあることから、画像形成装置に一般的に使用するのは困難である。
【0008】
そこで、加振手段を像担持体ドラムの内部に設けたり、記録媒体側に設けたものがある(特許文献2参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開平4−234077号公報(段落番号0014〜段落番号0028、図1〜図4)
【特許文献2】
特開平9−62115号公報(段落番号0022〜段落番号0047、図2〜図7)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献2に開示された技術により、像担持体ドラム内部に加振手段を設けると、像担持体ドラム全体が振動し、例えば像光が乱れて正しい露光ができないという不都合がある。また、記録媒体側に加振手段を設けると、機械的振動が転写部材前後に伝わり、転写トナー像が乱れてしまうという問題がある。
【0011】
そこで、像担持体との間にニップ部を形成する転写部材を、圧電アクチュエータなどの加振動部により往復運動させ、ニップ部を通過する被転写体を介して像担持体上のトナー像にその往復運動を伝達し、トナー像の付着力を弱める方法が考えられる。
【0012】
しかしながら、転写部材と像担持体とによって形成されるニップ部のニップ圧が均一でないと、ニップ部を通過する被転写体に加振動部から往復運動を伝達しても、そのエネルギーが像担持体上のトナー像に均一に伝達されない場合がある。
【0013】
本発明は上記事情に鑑み、ニップ部を通過する被転写体を介して転写部材から往復運動を均等に伝達することにより像担持体上のトナー粒子の付着力を均等に弱め、像担持体から記録媒体、あるいは中間転写体への転写や、中間転写体から記録媒体への転写を効率よく行うことができる転写装置、およびその転写装置を用いて高画質の画像を形成することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する本発明の転写装置は、所定の移動方向に移動する像担持体により担持されたトナー像を被転写体に転写する転写装置において、
上記像担持体表面に重ねられて通過する被転写体に接触して該被転写体に電圧を印加する転写部材と、該転写部材を上記移動方向に交わる幅方向に往復運動させる駆動部とを有する転写ユニットを備えたことを特徴とする。
【0015】
このように、転写部材と駆動部とを一体化して転写ユニットを構成し、駆動部から加えられた往復運動を、通過する被転写体を介してトナー像に均等に伝達することによりトナー像の付着力を均等に弱めることができるので、被転写体に印加された電圧により生じるクーロン力で像担持体上に形成されたトナー像を効率よく被転写体に転写することができる。
【0016】
上記の目的を達成する第1の発明の画像形成装置は、トナー像を担持して所定の移動方向に移動する像担持体から記録媒体上にトナー像を転写し、転写したトナー像を該記録媒体上に定着させることにより画像を形成する画像形成装置において、
上記像担持体表面に重ねられて通過する記録媒体に接触して該記録媒体に電圧を印加する転写部材と、該転写部材を該像担持体の幅方向に往復運動させる駆動部とを有する転写ユニットを備えたことを特徴とする。
【0017】
このように、転写部材と駆動部とを一体化して転写ユニットを構成し、駆動部から加えられた往復運動を、通過する記録媒体を介してトナー像に均等に伝達することによりトナー像の付着力を均等に弱め、記録媒体に印加された電圧により生じるクーロン力で像担持体上に形成されたトナー像を効率よく記録媒体に転写することができる転写装置を用いるので記録媒体上に高画質の画像を形成することができる。
【0018】
上記の目的を達成する第2の発明の画像形成装置は、所定の移動方向に移動する像担持体上にトナー像を形成し、該トナー像をベルト上に、あるいは該ベルトが担持する記録媒体上に転写し、最終的に該トナー像を記録媒体上に転写および定着させることにより画像を形成する画像形成装置において、
上記像担持体に上記ベルトを挟んで接触してニップ部を形成し、該ニップ部を通過する該ベルト、あるいは該ベルトが担持する記録媒体に電圧を印加する転写部材と、該転写部材を該像担持体の幅方向に往復運動させる駆動部とを有する転写ユニットを備えたことを特徴とする。
【0019】
このように、転写部材と駆動部とを一体化して転写ユニットを構成し、駆動部から加えられた往復運動を、通過するベルト、あるいはベルトが担持する記録媒体を介してトナー像に均等に伝達することによりトナー像の付着力を均等に弱め、ベルト、あるいはベルトが担持する記録媒体に印加された電圧により生じるクーロン力で像担持体上に形成されたトナー像を効率よくベルト、あるいはベルトが担持する記録媒体に転写することができる転写装置を用いるので、最終的に記録媒体上に高画質の画像を形成することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の転写装置の実施形態について説明する。
【0021】
図1および図2は、第1の実施形態の転写装置を示す構成図であり、図1は、正面図、図2は、側面図である。
【0022】
図1および図2において、転写装置は、転写ユニット10と、加圧部20と、転写ユニット10および加圧部20を収容する筐体22とを備えている。
【0023】
転写ユニット10は、移動する像担持体30に接触してニップ部を形成するとともに、ニップ部を通過する被転写体25に電圧を印加する転写ブレード1と、転写ブレード1を振動させる振動部2と、転写ブレード1の振動を像担持体30の移動方向に交わる幅方向、矢印A方向の往復運動に規制するリニアガイド3と、転写ブレード1の像担持体30に対する姿勢を保持するとともに、転写ブレード1をリニアガイド3に固定するブレード保持部材4と、転写ブレード1、振動部2、ブレード保持部材4およびリニアガイド3を収容するフレーム5とを備えており、リニアガイド3は、フレーム5に固定されている。
【0024】
ここで、本実施形態の転写ブレード1は、本発明の荷電部材に相当し、振動部2、リニヤガイド3、およびブレード保持部材4は、本発明の駆動部に相当する。
【0025】
振動部2には、積層型圧電素子の伸縮により振動を起こすもの、あるいは板バネをソレノイドで振動させることにより往復運動を起こすものを用いたり、永久磁石とコイルを組合せたリニアアクチュエータなどを用いることができる。
【0026】
加圧部20は、転写ユニット10のフレーム底部5aを上方向に向けて付勢する弾性部材21を2つ備え、その弾性部材21は、筐体底部22aに固定されている。筐体側壁部22bには、筐体側壁部22bに沿って上下方向にスライドする移動規制部材23が設けられ、転写ユニット10のフレーム5の両端部は、その移動規制部材23に固定されている。
【0027】
このように、転写ブレード1、ブレード保持部材4、リニヤガイド3、および振動部2が一体化されてフレーム5に固定され転写ユニット10を形成しているので、振動部2から与えられた往復運動のエネルギーは、ニップ部を通過する被転写体25を介して、像担持体30上のトナー像に、均等に、効率的に伝達することができる。また、転写ユニット10は、移動方向が像担持体30に向けた矢印B方向に規制されているので、像担持体30に水平に接触し、ニップ部のニップ圧を均等にすることができる。
【0028】
ここで、加圧部20は、コイルばねを用いた定荷重方式のものであっても、転写ブレード1が往復運動する振動面を一定変位で保持する定変位方式のものであってもよい。但し、定荷重方式のものを用いる場合は、転写ユニット10が像担持体30に接触してニップ部を形成する際のニップ圧が均一化するように、転写ユニット10を水平に支持できるものが望ましい。
【0029】
転写ブレード1に印加するバイアス電圧は、像担持体30上に形成されたトナー像を構成するトナー粒子をクーロン力で記録媒体へ転移させることができる極性の転写電界が形成されるものであれば、直流電圧であっても、直流に交流を重畳させた電圧であってもよい。
【0030】
なお、転写ブレード1へのバイアス電圧の給電は、転写ブレード1、または転写ブレード1を保持するブレード保持部材4から行うことにより、振動部2が転写ブレード1を振動させているときであっても、バイアス電圧を安定して印加することができる。
【0031】
本実施形態では、荷電部材として転写ブレードを用いているが、荷電部材は、転写ブレードに限定されない。
【0032】
図3は、転写ユニットおよび加圧部を示す図であり、図3(a)は、側面図、図3(b)は、正面図である。
【0033】
図2に示すように、転写ユニット10は、転写ブレード1と、その転写ブレード1を往復運動させる振動部2と、転写ブレード1の運動を往復運動に規制するリニアガイド3とを備え、それらはフレーム5に固定されている。
【0034】
転写ユニット10のフレーム5は、図示しない筐体に、図の左右方向には移動できないように固定される一方、上下方向には移動自在に固定されており、転写ブレード1は、加圧部20の2つの弾性部材21によって上方向に水平に付勢されて像担持体30に接触しニップ部を形成する。
【0035】
このとき、ニップ部を通過する被転写体25は、加圧部20の2つの弾性部材21に付勢された転写ユニット20の転写ブレード1により所定のニップ圧で像担持体30に圧接されるとともに、リニアガイド3によりその振動が往復運動に規制された転写ブレード1を介して振動部2から振動エネルギーが伝達され、被転写体25の往復運動は、像担持体30表面のトナー粒子を往復運動させる。
転写ブレード1にバイアス電圧が印加されると、ニップ部には転写電界が形成され、被転写体25がそのニップ部を通過するときに、像担持体30上に形成されたトナー像がその転写電界によるクーロン力を受けて被転写体25に転写される。
【0036】
すなわち、像担持体30上に形成されたトナー像Tは、所定の電荷量を持つ帯電トナー粒子により構成され、各帯電トナー粒子は、ニップ部を通過する際に、転写ブレード1に印加されたバイアス電圧によりニップ部に形成された転写電界にさらされる。その結果、各帯電トナー粒子は、転写ブレード1の方向にクーロン力を受けるので被転写体25に転移し、被転写体25にトナー像が転写される。
【0037】
このように、像担持体30に向けた方向に移動が規制された転写ユニット10を上方向に付勢することにより所定のニップ圧を確保し、移動が規制された転写ユニット10内においては、振動部2と一体化されてフレーム5内に固定された転写ブレード1が矢印A方向に往復運動することにより、像担持体30には影響を与えない微小往復運動がトナー粒子に均等に伝達されるので、像担持体30表面におけるトナー粒子の付着力を均等に弱めることができる。したがって、像担持体30上に形成されたトナー像を、クーロン力により高効率に被転写体25に転写することができる。
【0038】
本実施形態では、転写ユニット10が像担持体30の下方に配置されてニップ部を形成し、水平方向に搬送された被転写体25がそのニップ部を水平方向に通過するように構成されているが、この構成に限定されるものではなく、転写ユニット10が像担持体30の上方に配置されていてもよく、また転写ユニット10が像担持体30の側部に配置されてニップ部を形成し、被転写体25が、そのニップ部を垂直方向に通過するように構成しても同様の効果が得られる。
【0039】
次に、本発明の転写装置の第2の実施形態について説明する。
【0040】
第2の実施形態は、第1の実施形態と較べると、転写ユニットが転写ブレードに代えて転写ロールを有する点が相違するが、それ以外の点は共通するので相違点について説明する。
【0041】
図4および図5は、第2の実施形態の転写装置を示す構成図であり、図4は、正面図、図5は、側面図である。
【0042】
図4および図5において、転写装置は、転写ユニット11と、加圧部20と、転写ユニット11および加圧部20を収容する筐体22とを備えている。
【0043】
転写ユニット11は、像担持体30に接触してニップ部を形成するとともに、ニップ部を通過する被転写体25にバイアス電圧を印加する転写ロール6と、転写ロール6に軸着され、転写ロール6の回転軸を振動させる振動部2と、転写ロール6の振動を転写ロール6の回転軸方向の往復運動に規制する振動規制部7と、転写ロール6、振動部2および振動規制部7を収容するフレーム5とを備えている。
【0044】
ここで、振動部2および振動規制部7が、本発明の駆動部に相当する。
転写ロール6は、図示しない、スラスト玉軸受けにより、回転軸が回転自在な状態で振動部2の振動が均等に転写ロールに伝達され、ラジアル玉軸受けにより、回転軸が回転自在かつ回転軸方向に往復運動するように保持されている。
【0045】
このように、転写ロール6の回転軸が、ラジアル玉軸受けおよびスラスト玉軸受けにより保持されていれば、転写ロール6の回転と、転写ロール6の往復運動という異なる作用を相互に干渉することなく両立させることができる。
【0046】
また、外部駆動装置によって転写ロール6を回転駆動する場合には、転写ロール6の端部が軸方向に滑る滑動用スプラインを介してその駆動装置の駆動力を伝達すれば、像担持体30と転写ロール6の移動速度が異なる場合であっても、往復運動を有効に転写ロール6に作用させることができる。
【0047】
振動部2には、表面に凹凸を有するロールを転写ロール6に軸着した状態で回転駆動し機械的な振動を発生させるもの、積層型圧電素子の伸縮を用いたもの、板バネをソレノイドで往復振動させるもの、または永久磁石とコイルを組合せたリニアアクチュエータなどを用いることができる。
【0048】
加圧部20は、転写ユニット11のフレーム底部5aを上方向に向けて付勢する弾性部材21を2つ備え、その弾性部材21は、図示しない筐体底部22aに固定されている。また、第1の実施形態と同様に、筐体の側壁部22bには転写ユニット11にフレーム5が筐体の側壁部22bに沿って上下方向にスライドし、転写ユニット11の移動をニップ部の法線方向に規制する移動規制部23が設けられている。
【0049】
ここで、転写ロール6に印加するバイアス電圧は、像担持体30上のトナー像を構成するトナー粒子をクーロン力で記録媒体へ転移させることができる極性の転写電界が形成できるものであれば、直流電圧であっても、直流に交流を重畳させた電圧であってもよい。なお、転写ロール6へのバイアス電圧の給電は、振動部2と転写ロール6との接合部などを介さずに、転写ロール6に直接、または転写ロール6の軸から行うことにより、振動部2が転写ロール6を振動させているときであっても、バイアス電圧を安定して印加することができる。
【0050】
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、転写ロール6、保持部材7、および振動部2が一体化されてフレーム5に固定され転写ユニット10を形成しているので、振動部2から与えられた往復運動のエネルギーは、ニップ部を通過する被転写体25を介して、像担持体30上のトナー像に、均等に、効率的に伝達することができる。また、転写ユニット10は、移動方向が規制されて上方向に付勢され、転写ロール6が像担持体30に水平に接触し、ニップ部のニップ圧を均等にすることができる。
【0051】
したがって、像担持体30表面のトナー粒子の付着力は、均等に弱められ、像担持体30上に形成されたトナー像は、クーロン力で効率よく被転写体に転写される。
【0052】
次に本発明の画像形成装置の実施形態について説明する。
図6は、第3の実施形態の画像形成装置を示す概略構成図である。
【0053】
第3の実施形態の画像形成装置は、第1の発明の画像形成装置の実施形態に相当する。
【0054】
図6に示す画像形成装置は、矢印C方向に回転する感光体ドラム31と、この感光体ドラム31を一様に帯電するコロトロン帯電器32と、一様に帯電された感光体ドラム31に露光光を照射して静電潜像を形成する露光装置33と、感光体ドラム31上に形成された静電潜像を、感光体ドラム31に近接する位置で矢印D方向に回転する現像ロール34aからトナーを転移させて現像しトナー像を形成する現像装置34と、用紙ガイド38に沿って搬送ロール38aにより用紙トレイ39から搬送される用紙P上へ感光体ドラム31上に形成されたトナー像を転写する転写装置35と、転写後に感光体ドラム31上に残留するトナーを除去する、クリーニングロール36aとクリーニングブレード36bとからなるクリーニング装置36と、感光体ドラム31上に残留する電荷を除電する除電ランプ37と、用紙P上に転写されたトナー像を定着させる定着装置40とを備えている。
【0055】
ここで、本実施形態の転写装置35は、感光体ドラム31に接触してニップ部を形成し、そのニップ部を通過する用紙Pに電圧を印加する転写ロール、および転写ロールを感光体ドラム31の回転方向に交わる幅方向に往復運動させる、振動部および振動規制部材からなる駆動部を有し、感光体ドラム31上に形成されたトナー像をニップ部を通過する用紙Pに転写する転写ユニットと、転写ユニットを感光体ドラム31に向けて付勢する弾性部材、および転写ユニットの移動を感光体ドラム31に向けた方向に規制する移動規制部材を有する加圧部とを備えている。
【0056】
なお、転写装置35の転写ロールが往復運動したときに、その運動によって感光体ドラム31が振動すると露光光の照射位置が乱れ、形成される画像が乱れるのを回避するため、感光体ドラム31は、回転方向に交わる幅方向に充分高い保持力で支持する必要がある。
【0057】
この画像形成装置を用いて画像を形成するときは、感光体ドラム31を矢印C方向に回転駆動し、帯電器32により感光体ドラム31を一様に帯電させる。次に、露光装置33から、感光体ドラム31に画像を担持する露光光を照射して、感光体ドラム31上に電位の差による静電潜像を形成する。現像装置34の現像ロール34aには、現像バイアス電圧が印加されているので、感光体ドラム31上の静電潜像が現像装置34との対向位置に移動したときに、現像ロール34aから感光体ドラム31にトナーが転移しトナー像が形成される。このようにして形成されたトナー像は、転写装置35から転写電界によるクーロン力を受け、用紙トレイ39から搬送された用紙P上に効率的に転写される。用紙Pに転写されたトナー像は、定着装置40によって加熱および加圧されて用紙P上に定着し画像が形成される。
【0058】
一方、転写後、感光体ドラム31に残留するトナーは、クリーニング装置36により除去され、感光体ドラム31に残留する電荷は、除電ランプ37で除電される。
【0059】
次に、本実施形態の画像形成装置に用いる転写装置について説明する。
【0060】
図7は、第3の実施形態に用いる転写装置を示す構成図である。
【0061】
図7に示す本実施形態の転写装置35は、転写ユニット11と、加圧部20とを備え、第2の実施形態の転写装置と同じ構成を有している。
【0062】
転写ユニット11は、トナー像を担持して回転する感光体ドラム31と同方向に回転しながらニップ部を形成し、ニップ部を通過する用紙Pにバイアス電圧を印加する転写ロール6と、転写ロール6の回転軸の一端に軸着され、回転方向に交わる幅方向に往復運動させる振動部2と、転写ロール6の回転軸の他端に軸着され振動部2から転写ロール6に加わる圧力を調整する圧力調整ばね8と、転写ロール6を回転自在かつ往復運動自在に保持する保持部材7と、振動部2の、転写ロール6が軸着された側と反対側の面、および圧力調整ばね8の、転写ロール6が軸着された側と反対側の面を固定部材を介して側壁に固定させるとともに、転写ロール6の保持部材7を底部5aに固定させるフレーム5とを備え、感光体ドラム31上に形成されたトナー像をニップ部を通過する用紙Pに転写する機能を有する。
【0063】
ここで、本実施形態の振動部と保持部材7とが、本発明の駆動部に相当する。また、振動部2は積層型圧電素子を用いて転写ロール6を振動させているが、これに限定されない。
【0064】
保持部材7は、転写ロール6を保持するがラジアル玉軸受7aを内蔵しており、転写ロール6の回転軸は、ラジアル玉軸受7aによって回転自在で、しかも振動部2が回転軸を振動させたときに、回転軸が軸方向に往復運動できるように保持されている。
【0065】
また、振動部2は積層型圧電素子が用いられ、積層型圧電素子は転写ユニット11のフレーム5に片面が固定され、他の片面は振動を起こす作用面で、その作用面は、転写ロール6の回転軸とスラスト玉軸受7aを介して接合されている。また、転写ロール6の、振動部2が接合された側とは反対側の回転軸は、スラスト玉軸受7aを介して圧力調整バネ8の一端に接合されている。
【0066】
この積層型圧電素子に電圧が印加されると、その印加電圧に応じて伸縮し、転写ロール6の他端の圧力調整バネ8と連携して、回転軸がラジアル玉軸受9によって保持されている転写ロール6を往復運動させる。
【0067】
加圧部20は、転写ユニット11を収容する筐体22と、転写ユニット11のフレーム5を筐体22の側壁部22bにスライドさせ、転写ユニット6の移動方向を感光体ドラム31に向けた方向に規制する移動規制部材23と、筐体底面22aに固定され、転写ユニット11のフレーム底部5aを上方に付勢しニップ圧を調整する弾性部材21とを備え、転写ロール6を感光体ドラム31に水平に接触させ、均一なニップ圧のニップ部を形成する機能を有する。
【0068】
したがって、感光体ドラム31上に形成されたトナー像がニップ部に進入するのと同時もしくは直前に、転写ロール6に所定の転写バイアスが印加され、また振動部2の積層型圧電素子に、所定周波数、所定振幅の交流電圧が印加されると、転写ロール6が所定周波数、所定振幅で往復運動する。そのタイミングで用紙Pがニップ部に侵入すると、その用紙Pを介して感光体ドラム31上のトナー像は、微小往復運動で用紙Pに摺擦されて付着力が弱められるとともに、ニップ部に形成された転写電界のクーロン力により用紙Pに効率的に転写される。
【0069】
このように、トナー像の転写効率を高めることができると、転写電圧を抑制することが可能となり、ギャップ部の放電現象を回避し、白抜け等の画像欠陥のない高画質の画像を形成することができる。
【0070】
本実施形態では、転写ユニット11が感光体ドラム31の下方に配置されてニップ部を形成し、水平方向に搬送された用紙Pがそのニップ部を水平方向に通過するように構成されているが、この構成に限定されるものではなく、転写ユニット11が感光体ドラム31の上方に配置されていてもよく、また転写ユニット10が感光体ドラム31の側部に配置されてニップ部を形成し、用紙Pが、そのニップ部を垂直方向に通過するように構成しても同様の効果が得られる。
【0071】
次に第4の実施形態について説明する。
【0072】
第4の実施形態の画像形成装置は、第2の発明の画像形成装置の実施形態に相当する。
【0073】
図8は、第4の実施形態の画像形成装置を示す概略構成図である。
【0074】
第2の実施形態の画像形成装置は、第1の実施形態の画像形成装置に較べて、用紙搬送ベルトを備える点が相違するがそれ以外は共通するので、同一の構成要素には同一の符号を付し、相違点について説明する。
【0075】
図8に示す本実施形態の画像形成装置は、用紙搬送ベルトを備えており、ニップ部において用紙搬送ベルト41に担持された用紙Pに感光体ドラム31からトナー像が転写される。
【0076】
用紙搬送ベルト41は、用紙搬送ベルト29を駆動する駆動ロール42と、用紙搬送ベルト41に所定の張力を加えるテンションロール43と、従動ロール44とにより張架されて循環移動する。用紙搬送ベルト29を挟んで像担持体1に対向する位置には、転写装置35が配置され、従動ロール44に対向する位置にはベルトクリーナ41aが配置されている。
【0077】
用紙ガイド38に沿って搬送ロール38aにより用紙トレイ39から運ばれた用紙Pは、用紙搬送ベルト41に搬送されてニップ部に運ばれ、ニップ部を通過するときに転写装置35からバイアス電圧が印加されるとともに、微小往復運動が加えられて感光体ドラム31上のトナー像が用紙P上に転写される。
【0078】
このように、用紙搬送ベルト41を用い、用紙搬送ベルト41を挟んで感光体ドラム31と転写装置35との間でニップ部を形成することにより、ニップ幅を広くすることができるため、安定して画像形成を行うことができる。
【0079】
本実施形態は、用紙搬送ベルトを用いる画像形成装置に基いて説明したが、感光体ドラム上に形成されたトナー像を一旦中間転写体に転写する中間転写方式の画像形成装置にも適用され、またタンデム構成の画像形成装置にも適用される。
【0080】
図9は、第4の実施形態に用いる転写装置を示す構成図である。
【0081】
本実施形態の転写装置35は、図7を用いて説明した第3の実施形態に用いる転写装置35と較べて、転写ロール6が用紙搬送ベルト41を挟んでニップ部を形成している点が相違するが、それ以外は同じであり、同一の構成要素には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
【0082】
本実施形態では、転写ユニット11が感光体ドラム31の下方に配置されてニップ部を形成し、用紙搬送ベルト41により水平方向に搬送された用紙Pがそのニップ部を水平方向に通過するように構成されているが、この構成に限定されるものではなく、転写ユニット10が感光体ドラム31の側部に配置されてニップ部を形成し、用紙Pが、そのニップ部を垂直方向に通過するように構成しても同様の効果が得られる。
【0083】
次に、第5の実施形態について説明する。
【0084】
第5の実施形態の画像形成装置は、第1の発明の画像形成装置の第2の実施形態および第2の発明の画像形成装置の第2の実施形態に相当する。
【0085】
図10は、第5の実施形態の画像形成装置を示す概略構成図である。
【0086】
第5の実施形態の画像形成装置は、カラー画像を形成するものであり、第1及び第2実施形態の画像形成装置に比べて、4色の現像剤を有する現像装置を用いる他、中間転写体を使用し、感光体ドラムから中間転写体にトナー像を1次転写する1次転写装置と、中間転写体から用紙にトナー像を2次転写する2次転写装置とを有する点が相違する。
【0087】
図10に示す画像形成装置は、矢印C方向に回転する感光体ドラム31と、この感光体ドラム31を一様に帯電する帯電器32と、一様に帯電された感光体ドラム31に各色に分解された画像信号に基づく露光光を照射して静電潜像を形成する露光装置33と、ブラック(K)34K、イエロー(Y)34Y、マゼンタ(M)34M、シアン(C)34Cの4色の現像剤を有する現像器34Y、34M,34C,34Kを収容したロータリ式の現像装置34と、感光体ドラム31に接触し、矢印E方向に循環移動する無端ベルト状の中間転写体24と、中間転写体24を挟んで感光体ドラム31と対向し、感光体ドラム31上に形成されたトナー像を中間転写体24へ転写する1次転写装置46と、中間転写体24へ転写した後に像担持体1に残留するトナーを除去する、クリーニングロール36aとブレード36bとからなるクリーニング装置36とを備えている。また、無端ベルト状の中間転写体24は、回転駆動する駆動ロール42、張力を調整するテンションロール43、従動ロール44および中間転写体24を挟んで2次転写装置47に対向するバックアップロール45により張架されている。さらに、用紙トレイ39から用紙ガイド38に沿って搬送ロール38aにより搬送されてくる用紙P上に中間転写体24上のトナー像を再転写する2次転写装置47と、用紙P上に転写されたトナー像を定着する定着装置40とを備えている。
【0088】
現像装置34は、感光体ドラム31上に各色に分解された画像信号に基づく露光光が照射されて形成された各色毎の静電潜像に整合させて回転し、感光体ドラム31に4色それぞれの現像剤を有する現像器34Y、34M,34C,34Kがそれぞれ近接・対向するようになっており、各色毎の静電潜像に各色トナーを転移させて各色トナー像を形成する。
【0089】
次に、本実施形態の画像形成装置を用いてカラー画像を形成する作用について説明する。
【0090】
感光体ドラム31を矢印C方向に回転駆動し、帯電器2により、感光体ドラム31を一様に帯電させる。次に、露光装置33から、各色毎に分解された画像信号に基づく露光光が感光体ドラム31に照射されると、感光体ドラム31には静電潜像が形成される。この静電潜像が現像装置34との対向位置に移動すると、現像装置の各色の現像剤で現像され、感光体ドラム31上には色トナー像が形成される。各色のトナー像は、バイアス電圧が印加されている1次転写装置46によって中間転写体24上に1次転写される。1次転写後、感光体ドラム31に残留したトナーは、クリーニング装置36によって除去される。
【0091】
このようにして、感光体ドラム31上には、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン各色のトナー像が順次形成され、その都度1次転写装置46によって中間転写体24上に転写される工程が繰り返されると、中間転写体24上に4色のトナー像が重ね合わされた多重色トナー像が形成される。
【0092】
この多重色トナー像は、2次転写装置47により一括して用紙P上に転写される。そして用紙P上に転写された多重色トナー像は、定着装置40によって定着されてカラー画像が形成される。
【0093】
本実施形態の画像形成装置の1次転写装置46および2次転写装置47には、ニップ部を往復運動させる駆動部を備えており、転写時に微小往復運動によってトナー像の付着力が弱められるので、転写装置から印加される転写電界によりトナー像は効率よく被転写体に転写させることができる。
【0094】
次に、本実施形態で用いている転写装置について説明する。
【0095】
2次転写装置47は、第3および第4の実施形態の画像形成装置で用いる転写装置と同じ構成のものを用いているので、ここでは図および説明を省略し、1次転写装置46について説明する。
【0096】
図11は、第5の実施形態に用いる1次転写装置を示す構成図である。
【0097】
図11に示す本実施形態の1次転写装置46は、転写ユニット10と、加圧部20とを備え、第1の実施形態の転写装置と同じ構成を有している。
【0098】
転写ユニット10は、回転する感光体ドラム31に接触してニップ部を形成するとともに、ニップ部を通過する中間転写体24に電圧を印加する転写ブレード1と、転写ブレード1を振動させる振動部2と、転写ブレード1の振動を感光体ドラム31の回転方向に交わる幅方向、矢印A方向の往復運動に規制するリニアガイド3と、転写ブレード1の感光体ドラム31に対する姿勢を保持するとともに、転写ブレード1をリニアガイド3に固定するブレード保持部材4と、転写ブレード1、振動部2、ブレード保持部材4およびリニアガイド3を収容するフレーム5とを備えており、リニアガイド3は、フレーム5に固定されている。
ここで、振動部2、リニヤガイド3、およびブレード保持部材4は、本発明の駆動部に相当する。
【0099】
振動部2には、積層型圧電素子の伸縮により振動を起こすもの、あるいは板バネをソレノイドで往復振動させることにより振動を起こすものを用いたり、永久磁石とコイルを組合せたリニアアクチュエータなどを用いることができる。
【0100】
加圧部20は、転写ユニット10のフレーム底部5aを上方向に向けて付勢する弾性部材21を2つ備え、その弾性部材21は、筐体底部22aに固定されている。筐体側壁部22bには、筐体側壁部22aに沿って上下方向にスライドする移動規制部材23が設けられ、転写ユニット10のフレーム5の両端部は、その移動規制部材23に固定されている。
【0101】
ニップ部において、感光体ドラム31に対し中間転写体24の裏面側から転写ブレード1が圧接されている。このとき、トナー像が形成された感光体ドラム31上のトナー像がニップ部に進入するのと同時もしくは直前に、転写ブレード1に所定の転写バイアスが印加されるとともに、振動部2の積層型圧電素子にも、駆動用の交流電圧が印加され、所定周波数で所定振幅の、微小振動が発生する。感光体ドラム31上のトナー像は、ニップ部において、中間転写体24を介して感光体ドラム31の回転方向に交わる幅方向、矢印A方向の往復運動を受け、中間転写体24に摺擦されながら、転写電界によって感光体ドラム31上から中間転写体24上に1次転写される。
【0102】
転写ブレード1に印加するバイアス電圧は、感光体ドラム31上に形成されたトナー像を構成するトナー粒子をクーロン力で記録媒体へ転移させることができる極性の転写電界が形成されるものであれば、直流電圧であっても、直流に交流を重畳させた電圧であってもよいが、トナー粒子を感光体ドラム31から剥離しやすくするためには、直流に交流を重畳させた電圧が好ましい。なお、転写ブレード1へのバイアス電圧の給電は、転写ブレード1、または転写ブレード1を保持するブレード保持部材4から行うことにより、振動部2が転写ブレード1を振動させているときであっても、バイアス電圧を安定して印加することができる。
【0103】
このように、転写ユニット10は、感光体ドラム31に向けた方向である矢印B方向に移動方向が規制されているので、感光体ドラム31に水平に接触し、ニップ部のニップ圧を均等に保持することができる。また、転写ブレード1は、リニアガイド3によりその振動が往復運動に規制されているので、振動部2から与えられた往復運動は、ニップ部を通過する中間転写体24を介して感光体ドラム31上のトナー像に均等に、効率的に伝達され、転写効率を高めることができる。トナー像の転写効率を高めることができると、転写電圧を抑制することが可能となり、ギャップ部の放電現象を回避し、白抜け等の画像欠陥のない高画質の画像を形成することができる。
【0104】
本実施形態では、転写ユニット10が感光体ドラム31の下方に配置されてニップ部を形成し、水平方向に搬送された中間転写体24がそのニップ部を水平方向に通過するように構成されているが、この構成に限定されるものではなく、転写ユニット10が感光体ドラム31の上方に配置されていてもよく、また転写ユニット10が感光体ドラム31の側部に配置されてニップ部を形成し、中間転写体24が、そのニップ部を垂直方向に通過するように構成しても同様の効果が得られる。
【0105】
【発明の効果】
本発明の転写装置によれば、転写部材と駆動部とを一体化して転写ユニットを構成し、駆動部から加えられた往復運動を、通過する被転写体を介してトナー像に均等に伝達することによりトナー像の付着力を均等に弱めることができるので、被転写体に印加された電圧により生じるクーロン力で像担持体上に形成されたトナー像を効率よく被転写体に転写することができる。
【0106】
また、本発明の画像形成装置は、本発明の転写装置を備え、転写を効率よく行うことができるとともに、転写部材に印加する電圧を抑え、ギャップ部の放電現象を回避し、白抜け等の画像欠陥のない高画質の画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の転写装置を示す構成図(正面図)である。
【図2】第1の実施形態の転写装置を示す構成図(側面図)である。
【図3】転写ユニットおよび加圧部を示す図である。
【図4】第2の実施形態の転写装置を示す構成図(正面図)である。
【図5】第2の実施形態の転写装置を示す構成図(側面図)である。
【図6】第3の実施形態の画像形成装置を示す概略構成図である。
【図7】第3の実施形態に用いる転写装置を示す構成図である。
【図8】第4の実施形態の画像形成装置を示す概略構成図である。
【図9】第4の実施形態に用いる転写装置を示す構成図である。
【図10】第5の実施形態の画像形成装置を示す概略構成図である。
【図11】第5の実施形態に用いる1次転写装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 転写ブレード
2 振動部
3 リニヤガイド
4 ブレード保持部材
5 フレーム
5a フレーム底部
6 転写ロール
7 保持部材
7a ラジアル玉軸受け
8 圧力調整ばね
9 スラスト玉軸受け
10,11 転写ユニット
19 ベルト搬送体クリーニング装置
20 加圧部
21 弾性部材
22 筐体
22a 筐体底部
22b 筐体側壁部
23 移動規制部材
24 中間転写体
25 被転写体
30 像担持体
31 感光体ドラム
32 帯電器
33 露光装置
34 現像装置
34Y,34M,3C,34K 現像器
34a 現像ロール
35 転写装置
36 クリーニング装置
36a クリーニングロール
36b クリーニングブレード
37 除電ランプ
38 用紙ガイド
38a 搬送ロール
39 用紙トレイ
40 定着装置
41 用紙搬送ベルト
41a ベルトクリーナ
42 駆動ロール
43 テンションロール
44 従動ロール
45 バックアップロール
46 1次転写装置
47 2次転写装置
48 搬送ベルト
Claims (6)
- 所定の移動方向に移動する像担持体により担持されたトナー像を被転写体に転写する転写装置において、
前記像担持体表面に重ねられて通過する被転写体に接触して該被転写体に電圧を印加する転写部材と、該転写部材を前記像担持体の幅方向に往復運動させる駆動部と、該転写部材および該駆動部を一体的に支持するフレームと、該フレームを該被転写体に向けて付勢する弾性部材とを有する転写ユニットを備えたことを特徴とする転写装置。 - 前記転写ユニットが、前記弾性部材による前記フレームの移動を前記被転写体に向けた方向に規制する移動規制部材をさらに有するものであることを特徴とする請求項1記載の転写装置。
- 前記転写部材は、前記被転写体に電圧を印加する荷電部材と、該荷電部材を前記幅方向に往復運動自在に保持する保持部材とを有するものであり、
前記駆動部は、前記保持部材を往復運動させることにより前記荷電部材を往復運動させるものであることを特徴とする請求項1記載の転写装置。 - 前記転写部材は、前記被転写体に電圧を印加する転写ロールと、該転写ロールを回転自在かつ前記幅方向に往復運動自在に保持する保持部材とを有するものであり、
前記駆動部は、前記保持部材に保持された前記転写ロールを往復運動させるものであることを特徴とする請求項1記載の転写装置。 - トナー像を担持して所定の移動方向に移動する像担持体から記録媒体上にトナー像を転写し、転写したトナー像を該記録媒体上に定着させることにより画像を形成する画像形成装置において、
前記像担持体表面に重ねられて通過する記録媒体に接触して電圧を印加する転写部材と、該転写部材を該像担持体の幅方向に往復運動させる駆動部と、該転写部材および該駆動部を一体的に支持するフレームと、該フレームを該記録媒体に向けて付勢する弾性部材とを有する転写ユニットを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 所定の移動方向に移動する像担持体上にトナー像を形成し、該トナー像をベルト上に、あるいは該ベルトが担持する記録媒体上に転写し、最終的に該トナー像を記録媒体上に転写および定着させることにより画像を形成する画像形成装置において、
前記像担持体に前記ベルトを挟んで接触してニップ部を形成し、該ニップ部を通過する該ベルト、あるいは該ベルトが担持する記録媒体に電圧を印加する転写部材と、該転写部材を該像担持体の幅方向に往復運動させる駆動部と、該転写部材および該駆動部を一体的に支持するフレームと、該フレームを前記ベルトに向けて付勢する弾性部材とを有する転写ユニットを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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