JP2006267952A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 像担持体の表面に筋状傷が発生するのを防止するとともに、像担持体と接触部材との不要な摺擦を回避し、像担持体の表面や接触部材の表面に摺擦傷が発生するのを抑制する。
【解決手段】 移動機構53は、モータ72でカム66、68を回転し、支持部材54、56を上下方向に移動させることで、帯電ロール14を感光体ドラム12に接触又は離間させ、位置変更機構43は、モータ52でピニオン50を回転し、ラック46Aを介して支持部材44を矢印D方向に移動させることで、感光体ドラム12を軸方向に移動させる。そして、移動機構53によって帯電ロール14及び転写ロール20を感光体ドラム12から離間させ、位置変更機構43によって感光体ドラム12を軸方向に移動させてクリーニングブレード32との接触位置を変える。これにより、クリーニングブレード32のトナー付着物による筋状傷が低減させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、像担持体と、像担持体を帯電させる帯電ロールと、転写後に像担持体の表面を清掃するクリーニングブレードなどを備え、像担持体を像進行方向と直交する方向に移動させてクリーニングブレードとの接触位置を変化させる画像形成装置に関する。
一般に電子写真方式を採用した複写機、プリンタ等の画像形成装置では、感光体などの像担持体の表面を接触帯電ローラにより帯電し、像担持体に像光を照射して静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する。像担持体上のトナー像は記録媒体又は中間転写体に転写され、転写後の像担持体の表面はクリーニングブレードによって清掃される。
このような画像形成装置では、クリーニングブレードが像担持体の軸方向に対して常に同じ位置で接触していると、クリーニングブレードの先端に生じた転写残トナーなどの付着物が像担持体の同一周面と接触し続けるため、像担持体に周方向の筋状の傷が生じやすい。
このような不具合の対策として、例えば、クリーニングブレードの先端の付着物を取り除くために、クリーニングブレードへ衝撃を付与する手法、圧電素子などの加振装置によってクリーニングブレードの先端部以外に加振を加える手法、像担持体の正回転停止後に一定量の逆回転動作を行う手法、所定枚数毎に像担持体を一時停止して像担持体とクリーニングブレードとのニップ形状を変形させる手法などが行われている。
しかし、クリーニングブレードに衝撃を付与する手法では衝撃音が発生し、加振させる手法では加振装置の信頼性などに問題がある。また、逆回転動作やニップ形状を変形させる手法では、クリーニングブレードの変形などによって効果の持続性が低下するという問題が懸念される。
また、クリーニング部材を像担持体の軸方向に摺動させる駆動機構を設け、クリーニング部材を像担持体の軸方向に往復動させることによりクリーニング性能を向上する画像形成装置が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
特開平2000−356935号公報
しかし、特許文献1の構成では、クリーニング部材を像担持体の軸方向に摺動させるための駆動機構が複雑化し、信頼性の低下が懸念される。また、クリーニング部材の摺動によって、径時でのクリーニング部材のへたり(永久変形)などが発生し、これに起因して像担持体への当接角が変化するという問題がある。
一方、クリーニングブレードを移動させずに、像担持体を軸方向に移動させる構成も考えられるが、像担持体に接触帯電部材が接触している場合、像担持体と接触帯電部材との摺擦により像担持体表面や接触帯電部材の表面に微小な摺擦傷が発生するという問題がある。このような摺擦傷が発生すると、そこにトナー外添剤などの微粒子が進入し、摺擦傷を起点としたフィルミングが発生するという問題がある。また、このような問題は、接触帯電部材に限らず、像担持体に接触又は転写材を介して接触する転写ローラなどのすべての接触部材に対しても発生する。さらに、像担持体が中間転写体である場合でも、トナー像の転写後に中間転写体表面を清掃するクリーニング部材が中間転写体に接触しているため、上記と同様の問題が発生する。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、像担持体とクリーニング部材との間の付着物による像担持体表面の筋状傷の発生を低減すると共に、像担持体と接触部材との摺擦による微小な摺擦傷の発生を低減できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明に係る画像形成装置は、トナー像が担持される像担持体と、前記像担持体に接触又は転写材を介して接触しながら周回移動する接触部材と、前記トナー像を転写した後の前記像担持体を清掃するクリーニングブレードと、を有する画像形成装置であって、前記像担持体を像進行方向と直交する方向に移動させて前記クリーニングブレードとの接触位置を変更する位置変更手段と、前記接触部材を前記像担持体に接触又は離間させる移動手段と、を有し、前記像担持体の位置変更動作時に、前記接触部材を前記像担持体から離間させることを特徴としている。
ここで、転写材には、記録媒体の他、中間転写ベルトなども含まれる。
請求項1に記載の発明によれば、位置変更手段によって像担持体を像進行方向と直交する方向に移動させてクリーニングブレードとの接触位置を変えるので、クリーニングブレードの先端の付着物が像担持体に同一周面で接触し続けることがなく、像担持体表面に周方向の筋状傷が発生するのが低減される。また、像担持体の位置変更動作時に、移動手段によって接触部材が像担持体から離間されるので、接触部材が像担持体と摺擦することがなく、像担持体の表面や接触部材の表面に摺擦傷が発生するのが抑制される。
請求項2に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記移動手段によって前記接触部材を前記像担持体に接触させるときに、前記像担持体と前記接触部材との相対速度を一致させる制御手段を有することを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、像担持体から離間している接触部材を像担持体に接触させるときに、像担持体と接触部材とに速度差を設けない。このため、像担持体への接触時に、接触部材が像担持体と摺擦することがなく、像担持体の表面や接触部材の表面に摺擦傷が発生するのがより一層低減される。
請求項3に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記像担持体と前記接触部材の移動速度が、前記接触部材の接触状態及び離間状態のいずれにおいてもほぼ同一であることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、像担持体と接触部材の移動速度が、接触部材の接触状態及び離間状態のいずれにおいてもほぼ同一であり、例えば、像担持体と接触部材に駆動装置を個別に備える方式又はギアにより駆動力が個別に伝達される方式においても両者をほぼ同一の移動速度で駆動させる。このため、像担持体と接触部材の駆動制御を複雑化することなく、接触部材と像担持体との摺擦を低減することが可能となる。
請求項4に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記接触部材は、前記像担持体の駆動時の摩擦力によって従動するものであり、前記制御手段は、前記接触部材を前記像担持体に接触させるときに、前記像担持体の駆動を停止させることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、接触部材は、像担持体の駆動時の摩擦力によって従動するものであり、接触部材を像担持体に接触させる時に、制御手段によって像担持体の駆動を停止させる。これにより、従動部材である接触部材が停止状態の像担持体に接触するため、接触部材と像担持体との摺擦を低減することが可能となる。
請求項5に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記接触部材が、前記像担持体を帯電させる帯電ロール又は帯電ベルトであることを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、像担持体を帯電させる帯電ロール又は帯電ベルトが像担持体と接触している場合に、像担持体と帯電ロール又は帯電ベルトとの摺擦を低減することができる。
請求項6に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記接触部材が、前記像担持体上に形成されたトナー像を転写材に転写させる転写ロール又は転写ベルトであることを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、像担持体上に形成されたトナー像を転写材に転写させる転写ロール又は転写ベルト部材が、転写材を介して像担持体に接触又は像担持体に直接接触する場合でも、転写ロール又は転写ベルト部材と像担持体との摺擦を低減することができる。
請求項7に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記像担持体が円筒もしくは円柱状の感光体ドラムであることを特徴としている。
請求項7に記載の発明によれば、像担持体が円筒もしくは円柱状の感光体ドラムである場合にも接触部材との摺擦を低減することができる。
請求項8に記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記像担持体が円筒もしくは円柱状の中間転写ドラムであることを特徴としている。
請求項8に記載の発明によれば、像担持体が円筒もしくは円柱状の中間転写ドラムである場合にも接触部材との摺擦を低減することができる。
本発明に係る画像形成装置では、像担持体の表面に筋状傷が発生するのを低減できると共に、像担持体の周囲の接触部材と像担持体との不要な摺擦を回避したため、像担持体の表面や接触部材の表面の摺擦傷の発生を抑制することができる。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には本発明の第1実施形態に係る画像形成装置10が示されている。
この画像形成装置10は、感光体ドラム12上に形成されたトナー像が記録用紙Pに直接転写される直接転写方式の画像形成装置である。この画像形成装置10では、矢印方向(像進行方向)に回転する感光体ドラム12の周囲に、その回転方向上流側から、感光体ドラム12を帯電させるための帯電ロール14と、帯電された感光体ドラム12上にレーザビームを照射して静電潜像を形成する光走査装置16と、感光体ドラム12上の静電潜像形成部位にトナーを供給して静電潜像を現像することで感光体ドラム12上にトナー像を形成させる現像装置18と、記録用紙Pの搬送路を挟んで感光体ドラム12と対向配置された転写ロール20とが配置されている。さらに、感光体ドラム12の回転方向(像進行方向)における転写ロール20の下流側には、感光体ドラム12の表面の転写残トナーやかぶりトナーを清掃するクリーニング装置22が配置されている。
また、感光体ドラム12と転写ロール20との対向位置よりも記録用紙Pの搬送方向上流側には、駆動ロール24と従動ロール26によって張架された搬送ベルト28が配設されており、搬送ベルト28によって感光体ドラム12と転写ロール20との間に記録用紙Pが送り込まれる。また、感光体ドラム12と転写ロール20との対向位置よりも記録用紙Pの搬送方向下流側には、記録用紙P上に転写されたトナー像を加熱及び加圧によって定着させる定着装置30が設けられている。
クリーニング装置22は、感光体ドラム12に押圧されるゴム製のクリーニングブレード32を備えている。このクリーニングブレード32は、先端部が感光体ドラム12の回転方向上流側に向くように配置されている。
帯電ロール14は、感光体ドラム12と接触する位置でDC電圧が印加されることで、微小ギャップでの放電によって感光体ドラム12を一様に帯電させるものである。また、転写ロール20は、トナーの帯電極性と逆極性の転写バイアスが印加されることで、感光体ドラム12上のトナー像を記録用紙P上に転写させるものである。
図2に示すように、感光体ドラム12の軸方向端部(図2中の奥側)には、ギア36が取り付けられており、このギア36は、モータ38に連結されたギア40と噛み合っている。モータ38が駆動すると、ギア40とギア36を介して感光体ドラム12に駆動力が伝達され、感光体ドラム12が図1中に示す矢印方向に回転するようになっている。モータ38の駆動は、コントローラ42によって制御されている。
次に、感光体ドラム12を軸方向(ラテラル方向)に移動させる位置変更機構43について説明する。
図2に示すように、ギア36と反対側の感光体ドラム12の軸方向端部(図2中の手前側)には、感光体ドラム12の軸12Aを回転可能に軸支する支持部材44が配設されている。支持部材44は、感光体ドラム12の軸方向外側に折り曲げられており、その折り曲げられた延設部46の上部にラック46Aが設けられている。また、延設部46の下部には、延設部46を感光体ドラム12の像進行方向と直交する方向(軸方向、又はラテラル方向)に移動可能に支持するレール48が配設されている。ラック46Aはピニオン50と噛み合っており、ピニオン50にはモータ52が連結されている。モータ52の駆動は、コントローラ42によって制御されている。
モータ52が駆動すると、ピニオン50を介してラック46Aに駆動力が伝達され、延設部46がレール48に沿って移動することで、感光体ドラム12が軸方向(ラテラル方向)に移動するようになっている。このとき、クリーニングブレード32は固定されているので、感光体ドラム12が軸方向(ラテラル方向)に移動することにより、クリーニングブレード32と感光体ドラム12の接触位置が変化する。
次に、帯電ロール14及び転写ロール20を感光体ドラム12に接触又は離間させる移動機構53について説明する。
図2に示すように、帯電ロール14の軸14Aは、両端部にほぼ平行に配置された支持部材54、56に回転可能に軸支されている。軸14Aの端部にはモータ60が連結されており、モータ60の駆動によって帯電ロール14が図1中に示す矢印方向に回転するようになっている。また、支持部材54、56は、感光体ドラム12と干渉しない位置で下方側に延設されており、その延設部54A、56Aを上下方向に移動可能に支持するレール62、64が配設されている。延設部54A、56Aの下部には、それぞれ楕円状のカム66、68が当接されており、カム66とカム68はほぼ平行に配置され、シャフト70で連結されている。カム68の外側(図2中の奥側)では、シャフト70にモータ72が連結されている。モータ72の駆動はコントローラ42で制御されている。
また、転写ロール20の軸20Aは、両端部にほぼ平行に配置された支持部材74、76に回転可能に軸支されている。支持部材74、76は感光体ドラム12と干渉しない位置で上方側に延設されており、その延設部74A、76Aを上下方向に移動可能に支持するレール78、80が配設されている。延設部74A、76Aの上部には、それぞれカム66、68が当接されている。
モータ72が駆動すると、シャフト70の矢印A方向への回転により、カム66、68が回転する。カム66、68の回転により、延設部54A、56Aがレール62、64に沿って上下方向に移動するとともに、延設部74A、76Aがレール78、80に沿って上下方向に移動する。これにより、帯電ロール14が感光体ドラム12に接触又は離間するとともに、転写ロール20が感光体ドラム12に接触又は離間するようになっている。
次に、この画像形成装置10の作用について説明する。
まず、画像形成動作の全体を説明し、その後、本実施形態における特有の作用について説明する。
この画像形成装置10は、画像形成時には、図1及び図3(A)に示すように、感光体ドラム12に帯電ロール14が接触している。また、感光体ドラム12に転写ロール20が接触しており、感光体ドラム12と転写ロール20との間に記録用紙Pが送り込まれる。
図1に示すように、感光体ドラム12が矢印方向に回転すると、まず帯電ロール14によって感光体ドラム12の表面がほぼ均一な電位に帯電される。更に感光体ドラム12が回転すると、感光体ドラム12の表面が光走査装置16によって露光され、感光体ドラム12の露光された部分の電位が低下して静電潜像が形成される。感光体ドラム12の静電潜像は現像装置18に搬送され、感光体ドラム12の帯電極性と同極性に帯電しているトナーが、感光体ドラム12の電位低下部に電気的に付着して静電潜像が現像される。
その後、感光体ドラム12が更に回転すると、そのタイミングに合わせて搬送ベルト28によって転写ロール20と感光体ドラム12との間に記録用紙Pが搬送され、これと共に転写ロール20にトナーと逆極性の転写バイアスが印加される。これによって、転写ロール20にトナーが電気的に引き寄せられ、感光体ドラム12上のトナー像が記録用紙Pへ転写される。記録用紙Pに転写されたトナー像は、定着装置30で加熱及び加圧されて記録用紙P上に定着される。
また、トナー像の転写後に、感光体ドラム12の表面はクリーニングブレード32の接触位置に移動し、表面に残留するトナーなどが除去されてクリーニング装置22内に回収される。
この画像形成装置10では、画像形成が所定時間継続された後、感光体ドラム12を軸方向(ラテラル方向)に移動させる工程に入る。感光体ドラム12の軸方向の移動は、非画像形成時に実施する。
図2に示すように、コントローラ42は、モータ72を駆動し、シャフト70を矢印A方向に回転してカム66、68を回転する。これにより、図3(B)に示すように、カム66、68と当接する延設部54A、56Aがレール62、64に沿って上方(図2中の矢印B方向)に移動し、支持部材54、56に支持された帯電ロール14が感光体ドラム12から離間される。また、カム66、68と当接する延設部74A、76Aがレール78、80に沿って下方(図2中の矢印C方向)に移動し、支持部材74、76に支持された転写ロール20が感光体ドラム12から離間される。
この状態で、コントローラ42は、モータ52を駆動し、ピニオン50の回転によりラック46Aを介して延設部46を矢印D方向に移動させる。これにより、支持部材44に支持された感光体ドラム12が軸方向(ラテラル方向)に移動し、クリーニング装置22のクリーニングブレード32と感光体ドラム12との接触位置が変化する。このとき、感光体ドラム12の軸方向(ラテラル方向)への移動量としては、0.5mm〜3mm程度が好ましい。
これにより、クリーニングブレード32の先端に溜まった付着物が感光体ドラム12に同一周面で接触し続けることが防止され、感光体ドラム12表面の筋状傷の発生を長期間に渡って低減することができる。また、感光体ドラム12が軸方向(ラテラル方向)に移動するときに、帯電ロール14及び転写ロール20が感光体ドラム12から離間されるので、帯電ロール14及び転写ロール20が感光体ドラム12と摺擦することがなく、感光体ドラム12の表面や帯電ロール14及び転写ロール20の表面に摺擦傷が発生するのを抑制することができる。感光体ドラムの表面に微小な摺擦傷が形成されると、これを起点としたクリーニング不良によってトナー外添剤のフィルミング(固着)が発生するが、本実施形態の画像形成装置10では、フィルミングの起点となる摺擦傷の発生を大幅に抑制することができる。
感光体ドラム12を軸方向(ラテラル方向)に移動させた後、帯電ロール14及び転写ロール20を感光体ドラム12に再び接触させる際は、図2に示すように、コントローラ42は、モータ72を駆動し、シャフト70の回転によりカム66、68を回転させる。これにより、図3(A)に示すように、カム66、68と当接する延設部54A、56Aがレール62、64に沿って下方(図2中の矢印Bと反対方向)に移動し、支持部材54、56に支持された帯電ロール14が感光体ドラム12に接触する。また、カム66、68と当接する延設部74A、76Aがレール78、80に沿って上方(図2中の矢印Cと反対方向)に移動し、支持部材74、76に支持された転写ロール20が感光体ドラム12に接触する。
このとき、コントローラ42は、モータ60とモータ38を駆動せず、帯電ロール14と感光体ドラム12の回転を停止させる。これにより、帯電ロール14が感光体ドラム12に接触するときに、両者の摺擦が発生せず、感光体ドラム12の表面や帯電ロール14の表面に摺擦傷が発生するのが防止される。また、付着物の付着ムラ(スリップ跡の汚れムラ)などの発生も回避される。
同様に、転写ロール20が感光体ドラム12に接触するときに、転写ロール20と感光体ドラム12の回転を停止させることで、両者の摺動が発生せず、感光体ドラム12の表面や転写ロール20の表面に摺擦傷が発生するのが防止される。また、感光体ドラム12の付着物の付着ムラ(スリップ跡の汚れムラ)などの発生も回避される。
なお、本実施形態では、帯電ロール14及び転写ロール20を感光体ドラム12に接触させる際に、帯電ロール14と転写ロール20と感光体ドラム12の回転を停止させたが、この構成に限定するものではない。例えば、帯電ロール14と感光体ドラム12を同速度で回転させてもよいし、転写ロール20と感光体ドラム12を同速度で回転させてもよい。すなわち、帯電ロール14と感光体ドラム12の相対移動速度、転写ロール20と感光体ドラム12の相対移動速度を一致させることで、両者の摺擦が防止され、感光体ドラム12の表面や帯電ロール14及び転写ロール20の表面に摺擦傷が発生するのを防止することができる。
なお、帯電ロール14と感光体ドラム12を離間状態と接触状態とで、同速度で回転するように制御してもよい。これにより、駆動制御が複雑化するのを防止できる。
なお、本実施形態では、帯電ロール14と感光体ドラム12が別々に駆動される方式であるが、帯電ロール14を感光体ドラム12の駆動に従動させる方式でもよい。この場合、離間された帯電ロール14を感光体ドラム12に接触させる際には、感光体ドラム12の駆動を停止させることで、両者の摺擦を防止できる。
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置について説明する。
なお、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図4に示すように、この画像形成装置90では、感光体ドラム12の周囲に、回転方向上流側から、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のトナーをそれぞれ収容する4台の現像装置18C、18M、18Y、18Kが配置されている。
感光体ドラム12と対向する4台の現像装置18C、18M、18Y、18Kの下流側には、無端状の中間転写ベルト92が配置されている。この中間転写ベルト92は、支持ロール96Aと、バックアップロール96Bと、駆動ロール96Cに巻き掛けられている。駆動ロール96Cには図示しないモータが接続されている。駆動ロール96Cが回転すると、駆動ロール96Cの回転駆動が中間転写ベルト92を介して支持ロール96Aと、バックアップロール96Bに伝達され、中間転写ベルト92が矢印方向に搬送される。
中間転写ベルト92を挟んで感光体ドラム12と対向する位置には、転写ロール94が配置されており、感光体ドラム12上のトナー像が転写ロール94によって中間転写ベルト92上に転写される。
また、感光体ドラム12よりも中間転写ベルト92の移動方向下流側には、中間転写ベルト92を挟んでバックアップロール96Bと対向する位置に転写ロール98が配置されている。そして、記録用紙Pが中間転写ベルト92と転写ロール98との間に搬送され、中間転写ベルト92上のトナー像が転写ロール98によって記録用紙P上に転写される。
転写ロール98よりも中間転写ベルト92の移動方向下流側には、クリーニング装置100が配設されている。クリーニング装置100には、中間転写ベルト92に接触するクリーニングブレード102が配置されており、転写後の中間転写ベルト92表面の残留トナーが除去される。
また、帯電ロール14と転写ロール94は、図2に示す移動機構53と同様の移動機構(図示省略)によって、感光体ドラム12に接触又は離間(図4中の二点鎖線参照)が可能となっている。また、感光体ドラム12は、図2に示す位置変更機構43と同様の位置変更機構(図示省略)によって、軸方向(ラテラル方向)に移動可能となっている。
次に、この画像形成装置90の作用について説明する。
この画像形成装置90は、画像形成時には、帯電ロール14が感光体ドラム12に接触している。そして、感光体ドラム12が帯電ロール14によって一様に帯電され、光走査装置16によって感光体ドラム12上にシアン像に対応するレーザビームが照射され、感光体ドラム12に静電潜像が形成される。この静電潜像はシアントナーを収容する現像装置18Cで現像され、感光体ドラム12上にシアントナー像が形成される。このシアントナー像は転写ロール94の作用によって中間転写ベルト92に転写される。このとき、中間転写ベルト92の移動方向下流側では、図示しない移動機構によって、転写ロール98及びクリーニング装置100が中間転写ベルト92から離間されている。
同様に、感光体ドラム12の帯電、露光、マゼンタトナーによる現像を経て、感光体ドラム12上にマゼンタトナー像が形成され、このマゼンタトナー像が転写ロール94の作用によって中間転写ベルト92のシアントナー像に重ね合わせて転写される。さらに、感光体ドラム12の帯電、露光、イエロートナーによる現像を経て、感光体ドラム12上のイエロートナー像が中間転写ベルト92に重ね合わせて転写され、また、感光体ドラム12の帯電、露光、ブラックトナーによる現像を経て、感光体ドラム12上のブラックトナー像が中間転写ベルト92に重ね合わせて転写される。これにより、中間転写ベルト92上に多色トナー像が重ね合わされる。
この状態で、図示しない移動機構によって、転写ロール98及びクリーニング装置100が中間転写ベルト92に当接される共に、所定のタイミングで記録用紙Pが中間転写ベルト92と転写ロール98との間に搬送される。そして、中間転写ベルト92上の多色トナー像が転写ロール98の作用によって記録用紙Pに転写され、図示しない定着装置によってトナー像が定着される。
このような画像形成装置90では、画像形成動作が所定時間継続させた後、移動機構(図示省略)によって帯電ロール14を感光体ドラム12から離間させるとともに、中間転写ベルト92を挟んで感光体ドラム12と接触する転写ロール94を中間転写ベルト12から離間させる(図4中の二点鎖線参照)。そして、位置変更機構(図示省略)によって感光体ドラム12を軸方向(ラテラル方向)に移動させる。これにより、クリーニングブレード32の先端に溜まった付着物が感光体ドラム12に同一周面で接触し続けることを防止することができ、感光体ドラム12表面の筋状傷の発生を低減することができる。また、帯電ロール14を離間させることで、帯電ロール14と感光体ドラム12が摺擦することがなく、感光体ドラム12表面や帯電ロール14表面の摺擦傷の発生を抑制することができる。さらに、転写ロール94を中間転写ベルト92から離間させることで、転写ロール94が中間転写ベルト92を感光体ドラム12に押圧した状態で感光体ドラム12が軸方向に移動することがなく、感光体ドラム12と中間転写ベルト92との摺擦を低減することができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置について説明する。
なお、第1実施形態及び第2実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図5に示すように、この画像形成装置110では、図4に示す中間転写ベルト92に代えて、矢印方向に回転駆動される中間転写ドラム112が配設されている。中間転写ドラム112の感光体ドラム12と反対側には、中間転写ドラム112上のトナー像を記録用紙P上に転写させる転写ロール114が配置されている。また、転写ロール114よりも中間転写ドラム112の回転方向下流側には、クリーニング装置116が配設されている。クリーニング装置116には、中間転写ドラム112に接触するクリーニングブレード118が配置されており、転写後の中間転写ドラム112表面の残留トナーが除去される。
また、転写ロール114は、図2に示す移動機構53と同様の移動機構(図示省略)によって、中間転写ドラム112に接触又は離間(図5中の二点鎖線参照)が可能となっている。また、中間転写ドラム112は、図2に示す位置変更機構43と同様の位置変更機構(図示省略)によって、軸方向(ラテラル方向)に移動可能となっている。
次に、この画像形成装置110の作用について説明する。
この画像形成装置110では、画像形成動作が所定時間継続させた後、移動機構(図示省略)によって転写ロール114を中間転写ドラム112から離間させる。そして、位置変更機構(図示省略)によって中間転写ドラム112を軸方向(ラテラル方向)に移動させる。
これにより、クリーニングブレード118の先端に溜まった付着物が中間転写ドラム112に同一周面で接触し続けることが防止され、中間転写ドラム112の表面に周方向に筋状傷が発生するのを低減することができる。また、中間転写ドラム112の軸方向移動時に転写ロール114が離間されているので、転写ロール114と中間転写ドラム112とが摺擦することがなく、中間転写ドラム112表面や転写ロール114表面に摺擦傷が発生するのを抑制することができる。また、転写ロール114を中間転写ドラム112に接触させる際には、図示しないコントローラによって中間転写ドラム112と転写ロール114の相対移動速度を一致させる。これにより、転写ロール114が中間転写ドラム112に接触する際に両者が摺擦することがなく、中間転写ドラム112表面や転写ロール114表面の摺擦傷の発生を抑制することができる。また、付着物の付着ムラ(スリップ跡の汚れムラ)などの発生も回避することができる。
なお、第3実施形態では、感光体ドラム12が用いられているが、これに代えて、複数の支持ロールによって周回移動する無端状の感光体ベルトを用いた構成にも、同様に本発明を適用できる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置における感光体ドラムを軸方向に移動させる位置変更機構、及び帯電ロールと転写ロールを感光体ドラムと接触、離間させる移動機構を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置における帯電ロール及び転写ロールが感光体ドラムに接触した状態、感光体ドラムから離間した状態を示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 感光体ドラム
14 帯電ロール
16 光走査装置
20 転写ロール
22 クリーニング装置
32 クリーニングブレード
36 ギア
38 モータ
40 ギア
42 コントローラ(制御手段)
43 位置変更機構(位置変更手段)
44 支持部材
46A ラック
46 延設部
48 レール
50 ピニオン
52 モータ
53 移動機構(移動手段)
54A 延設部
54 支持部材
60 モータ
62 レール
66 カム
68 カム
70 シャフト
72 モータ
74A 延設部
74 支持部材
78 レール
90 画像形成装置
92 中間転写ベルト
94 転写ロール
98 転写ロール
100 クリーニング装置
102 クリーニングブレード
110 画像形成装置
112 中間転写ドラム
114 転写ロール
116 クリーニング装置
118 クリーニングブレード

Claims (8)

  1. トナー像が担持される像担持体と、前記像担持体に接触又は転写材を介して接触しながら周回移動する接触部材と、前記トナー像を転写した後の前記像担持体を清掃するクリーニングブレードと、を有する画像形成装置であって、
    前記像担持体を像進行方向と直交する方向に移動させて前記クリーニングブレードとの接触位置を変更する位置変更手段と、
    前記接触部材を前記像担持体に接触又は離間させる移動手段と、を有し、
    前記像担持体の位置変更動作時に、前記接触部材を前記像担持体から離間させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記移動手段によって前記接触部材を前記像担持体に接触させるときに、前記像担持体と前記接触部材との相対速度を一致させる制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記像担持体と前記接触部材の移動速度が、前記接触部材の接触状態及び離間状態のいずれにおいてもほぼ同一であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記接触部材は、前記像担持体の駆動時の摩擦力によって従動するものであり、
    前記制御手段は、前記接触部材を前記像担持体に接触させるときに、前記像担持体の駆動を停止させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記接触部材が、前記像担持体を帯電させる帯電ロール又は帯電ベルトであることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記接触部材が、前記像担持体上に形成されたトナー像を転写材に転写させる転写ロール又は転写ベルトであることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記像担持体が円筒もしくは円柱状の感光体ドラムであることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記像担持体が円筒もしくは円柱状の中間転写ドラムであることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
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