JP4531505B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、トナー画像を担持して回転可能な中間転写体を有する画像形成装置に関する。
従来、トナー画像を担持する中間転写ベルトを備えた様々な画像形成装置が提案され、実用化されており、例えば、図5及び図6に示すものが知られている。図5は、画像形成装置の中間転写ベルトの周囲の概略構造を示す側面図、図6は、その一部を拡大して示す側面図である。
この画像形成装置は、それぞれ異なる色のトナー画像が形成される4つの感光体100、これらの感光体100で形成されたトナー画像が転写される中間転写ベルト101、中間転写ベルト101上に転写されたトナー画像を記録媒体Pに転写させる2次転写ローラ102、レジストローラ対103等を有している。
中間転写ベルト101の内周側には、中間転写ベルト101を回転駆動させる中間転写ベルト駆動ローラ104、中間転写ベルト101の回転に伴って従動回転する入口ローラ105と対向ローラ106、各感光体100に対向して位置する1次転写ローラ107等が配置されている。中間転写ベルト駆動ローラ104と2次転写ローラ102とは中間転写ベルト101を挟んで対向するニップ部を形成しており、このニップ部にレジストローラ対103により記録媒体Pが送り込まれ、ニップ部に送り込まれた記録媒体Pに対して中間転写ベルト101上のトナー画像が転写される。
ここで、中間転写ベルト101の速度をVb、中間転写ベルト駆動ローラ104の周速度をVr、記録媒体Pの速度をVtとする。記録媒体Pの速度Vtと中間転写ベルト101の速度Vbとは、Vt>Vbに設定されている。また、中間転写ベルト101は中間転写体駆動ローラ104により駆動されて回転するので、Vr=Vbとなる。
仮に、Vt<Vbに設定すると、記録媒体Pの先端側が中間転写ベルト駆動ローラ104と2次転写ローラ102とのニップ部に入り込み、記録媒体Pの後端側がレジストローラ対103に挟持されているとき、ニップ部とレジストローラ対103との間で記録媒体Pが引っ張られ、記録媒体Pに張力が作用する。そして、記録媒体Pの後端がレジストローラ対103を抜けた瞬間にその張力が開放され、記録媒体Pが振動し、その振動が中間転写ベルト駆動ローラ104と2次転写ローラ102とのニップ部から中間転写ベルト101に伝播し、中間転写ベルト101に速度変動が生じる不具合がある。
しかし、記録媒体Pの速度Vtと中間転写ベルト101の速度Vbとを、Vt>Vbと設定しても、以下に説明する不具合が生じることが判明した。
中間転写ベルト駆動ローラ104の外周面と中間転写ベルト101の内周面との間の摩擦係数をμα、中間転写ベルト101と記録媒体Pとの間の摩擦係数をμβとするとき、μα<μβで、Vt>Vbの関係が有ると、μα<μβの関係により記録媒体Pと中間転写ベルト101との密着力が大きくなり、記録媒体Pと密着した中間転写ベルト101が中間転写ベルト駆動ローラ104の外周面より速く進行し、中間転写ベルト駆動ローラ104の外周面と中間転写ベルト101の内周面との間でスリップが生じる。
このようなスリップの発生より、中間転写ベルト101の速度Vbを一定に制御することが困難になる。言い換えると、中間転写ベルト101は、中間転写ベルト駆動ローラ104によって速度制御されるのではなく、記録媒体Pによって速度制御される状態になる。そして、記録媒体Pの搬送は間欠的であるため、中間転写ベルト101の速度Vbがばらつくことになる。中間転写ベルト101の速度Vbがばらつくと、各感光体100から中間転写ベルト101上に転写されるトナー画像の色ズレが発生することになる。
本発明の目的は、中間転写ベルトなどの中間転写体の速度を一定に制御し、中間転写体の速度がばらつくことが原因となる中間転写体に転写されるトナー画像の色ずれを防止することである。
請求項1記載の発明の画像形成装置は、トナー画像が転写され、トナー画像を担持する回転可能な中間転写体と、前記中間転写体を回転駆動させる中間転写体駆動ローラと、前記中間転写体上のトナー画像を記録媒体に転写する転写部と、を具備し、前記中間転写体における前記中間転写体駆動ローラと接する内周面に研磨加工された研磨層が設けられ、この研磨層の研磨目の方向が前記中間転写体の進行方向と同じ方向とされている画像形成装置であって、前記転写部にある記録媒体に搬送力を与える記録媒体搬送手段を有し、該記録媒体搬送手段による設計上の記録媒体搬送速度が、前記中間転写体駆動ローラによって駆動される前記中間転写体の設計上の移動速度よりも大きく、前記中間転写体の進行方向に沿った方向において、前記中間転写体を前記中間転写体駆動ローラに対して前記進行方向に相対移動させようとする場合の前記中間転写体と前記中間転写体駆動ローラとの間の摩擦係数をμ α 、前記記録媒体を前記中間転写体に対して前記進行方向に相対移動させようとする場合の前記中間転写体と記録媒体との間の摩擦係数をμ β とするとき、μ α >μ β である
請求項2記載の発明の画像形成装置は、トナー画像が転写され、トナー画像を担持する回転可能な中間転写体と、前記中間転写体を回転駆動させる中間転写体駆動ローラと、前記中間転写体上のトナー画像を記録媒体に転写する転写部と、を具備し、前記中間転写体におけるトナー画像を担持する外周面に研磨加工された研磨層が設けられ、この研磨層の研磨目の方向が前記中間転写体の進行方向と同じ方向とされている画像形成装置であって、前記転写部にある記録媒体に搬送力を与える記録媒体搬送手段を有し、該記録媒体搬送手段による設計上の記録媒体搬送速度が、前記中間転写体駆動ローラによって駆動される前記中間転写体の設計上の移動速度よりも大きく、前記中間転写体の進行方向に沿った方向において、前記中間転写体を前記中間転写体駆動ローラに対して前記進行方向に相対移動させようとする場合の前記中間転写体と前記中間転写体駆動ローラとの間の摩擦係数をμ α 、前記記録媒体を前記中間転写体に対して前記進行方向に相対移動させようとする場合の前記中間転写体と記録媒体との間の摩擦係数をμ β とするとき、μ α >μ β である。
請求項記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記中間転写体駆動ローラに対して前記中間転写体を挟んで対向するように転写ローラを設けた。
請求項1記載の発明の画像形成装置によれば、中間転写体の内周面に形成されている研磨層の研磨目の方向が中間転写体の進行方向と同じ方向であり、中間転写体駆動ローラと中間転写体との間の摩擦係数μ α と、中間転写体と記録媒体との間の摩擦係数μ β とがμ α >μ β の関係であるため、中間転写体が記録媒体と密着して中間転写体駆動ローラより速く移動しようとしたとき、中間転写体の内周面の研磨層が中間転写体駆動ローラの外周面に引っ掛かる。よって、中間転写体が記録媒体と密着して記録媒体により速度制御されるという事態の発生を防止でき、中間転写体の速度を中間転写体駆動ローラにより一定に制御することができ、中間転写体上に色が異なる複数のトナー画像を転写するときの色ずれの発生を防止することができる。
請求項2記載の発明の画像形成装置によれば、中間転写体の外周面に形成されている研磨層の研磨目の方向が中間転写体の進行方向と同じ方向であり、中間転写体駆動ローラと中間転写体との間の摩擦係数μ α と、中間転写体と記録媒体との間の摩擦係数μ β とがμ α >μ β の関係であるため、記録媒体の移動速度が中間転写体の移動速度より速くても、記録媒体は中間転写体との間でスリップを生じ。よって、中間転写体が記録媒体と密着して記録媒体により速度制御されるという事態の発生を防止でき、中間転写体の速度を中間転写体駆動ローラにより一定に制御することができ、中間転写体上に色が異なる複数のトナー画像を転写するときの色ずれの発生を防止することができる。
請求項3の発明の画像形成装置によれば、請求項1又は2の構成を全て備えるため、同様の効果を奏する。
画像形成装置の参考形態を図1及び図2に基づいて説明する。図1は、画像形成装置であるカラープリンタを概略的に示す縦断側面図である。カラープリンタ1の本体ケース2内には、プリンタエンジン3、光ビームを出射する光書込装置4、記録媒体Pを収納する給紙カセット5、トナー画像が転写された記録媒体Pを定着処理する定着装置6等が設けられている。
プリンタエンジン3は、トナー画像を形成し、形成したトナー画像を記録媒体Pに転写する部分であり、4つの感光体7(7Y、7C、7M、7K)、各感光体7の周囲に配置された帯電ローラ8、現像装置9、クリーニング装置10、1次転写ローラ11、トナー画像を担持して回転可能な中間転写体である中間転写ベルト12、転写部である2次転写ローラ13、クリーニング装置14等により構成されている。ここで、本明細書及び図面の記載において、Y、C、M、Kの添え字は、各々イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの色を示しており、これらの添え字は必要に応じて割愛する。
感光体7は、円筒状に形成されて駆動モータが連結され、駆動モータからの駆動力により中心線回りに回転する。感光体7の外周面には静電潜像が形成される感光層が設けられている。
帯電ローラ8は、感光体7の外周面に当接して配置され、又は、感光体7の外周面と微小な隙間をもって配置されている。この帯電ローラ8に対して電源部(図示せず)から電圧が印加されることにより、帯電ローラ8と感光体7との間でコロナ放電が発生し、感光体7の外周面が一様に帯電される。
光書込装置4は、画像データに応じた光ビームを出射し、一様に帯電された感光体7の外周面を露光する。この露光により、感光体7の外周面に画像データに応じた静電潜像が形成される。
現像装置9は、感光体7に対してトナーを供給する。供給されたトナーは感光体7の外周面に形成されている静電潜像に付着し、感光体7の外周面上の静電潜像がトナー画像として顕像化される。
中間転写ベルト12は、樹脂フィルム又はゴムを基体として形成されたループ状のベルトであり、中間転写体駆動ローラ15と入口ローラ16と対向ローラ17との回りに巻回されている。中間転写体駆動ローラ15は駆動モータに連結されて回転し、中間転写体駆動ローラ15の回転により中間転写ベルト12が矢印A方向に回転駆動される。入口ローラ16と対向ローラ17とは、中間転写ベルト12の回転に伴って従動回転する。
1次転写ローラ11は中間転写ベルト12の内周面側(ループの内側)に配置されて中間転写ベルト12の内周面に接触しており、これらの1次転写ローラ11に転写用電圧が印加されることによって各感光体7上のトナー画像が中間転写ベルト12上に転写される。これらの転写ローラ11の転写作用によって各感光体7上に形成されたトナー画像が中間転写ベルト12上に順次転写されて重ね合わされ、中間転写ベルト12上にはカラーのトナー画像が形成される。
クリーニング装置10は、トナー画像が中間転写ベルト12に転写された後の感光体7の外周面をクリーニングする。このクリーニングによって、トナー画像が中間転写ベルト12に転写された後に感光体7の外周面上に残留しているトナーや紙粉等が除去される。
中間転写体駆動ローラ15と2次転写ローラ13とは中間転写ベルト12を挟んで対向するニップ部を形成しており、このニップ部に記録媒体Pが送り込まれたタイミングで2次転写ローラ13に転写用電圧が印加されることにより、中間転写ベルト12上のトナー画像が記録媒体Pに転写される。
記録媒体Pは、給紙カセット5内から給紙されて搬送ローラ18やレジストローラ19により搬送され、トナー画像を転写された後に定着装置6に送り込まれる。トナー画像が転写された記録媒体Pは定着装置6内で熱と圧力とを加えられて定着処理され、この定着処理により溶融したトナー画像が記録媒体Pに定着される。定着処理が終了した記録媒体Pは本体ケース2の上面部に形成されている記録媒体排紙部である排紙トレイ20上に排紙される。
クリーニング装置14は、カラーのトナー画像が記録媒体Pに転写された後の中間転写ベルト12の外周面をクリーニングする。このクリーニングによって、トナー画像の転写後に中間転写ベルト12の外周面上に残留したトナーや紙粉等が除去される。
図2は、中間転写体駆動ローラ15と2次転写ローラ13とにより形成されたニップ部及びその周囲の概略構造を示す側面図である。
中間転写体駆動ローラ15の外周面には研磨加工された研磨層15aが形成されている。この研磨加工は、中間転写体駆動ローラ15の外径寸法を設定値とするために行われる。研磨層15aの研磨目の方向は、矢印Bで示す中間転写体駆動ローラ15の回転方向と逆向きとされている。また、中間転写ベルト12の速度をVb、中間転写ベルト駆動ローラ15の周速度をVr、記録媒体Pの速度をVtとするとき、記録媒体Pの速度Vtと中間転写ベルト12の速度Vbとは、Vt>Vbに設定されている。中間転写ベルト12が中間転写体駆動ローラ15により駆動されて進行している場合には、Vb=Vrが維持される。
このような構成において、記録媒体Pが中間転写ベルト12に押圧されてニップ部を通過し、中間転写ベルト12が記録媒体Pと密着することにより、Vt>Vbの関係から、中間転写ベルト12は中間転写体駆動ローラ15より速く移動しようとする。このとき、中間転写体駆動ローラ15の外周面に形成されている研磨層15aの研磨目の向きが中間転写体駆動ローラ15の回転方向と逆向きに形成されているため、中間転写ベルト12の内周面が中間転写体駆動ローラ15の研磨層15aに引っ掛かり、この引っ掛かりにより、中間転写体駆動ローラ15と中間転写ベルト12との間の摩擦係数μαと、中間転写ベルト12と記録媒体Pとの間の摩擦係数μβとが、μα>μβとなる。このため、中間転写ベルト12の速度Vbが中間転写体駆動ローラ15の速度Vrより速くなるということを防止することができ、中間転写ベルト12の速度Vbを中間転写体駆動ローラ15により一定に制御することができる。これにより、各感光体7から中間転写ベルト12に転写される各色のトナー画像の転写位置を精度良く制御することができ、中間転写ベルト12上に各感光体7から色が異なるトナー画像を転写するときの色ずれの発生を防止することができる。
本発明の第の実施の形態を図3に基づいて説明する。なお、図1及び図2において説明した部分と同じ部分は同じ符号で示し、説明も省略する(以下の実施の形態でも同じ)。図3は、中間転写体駆動ローラ15と2次転写ローラ13とにより形成されたニップ部及びその周囲の概略構造を示す側面図である。
本実施の形態における画像形成に関する基本的構造は図1及び図2の参考形態と同じである。本実施の形態では、中間転写ベルト12における中間転写体駆動ローラ15と接する内周面に研磨加工された研磨層12aが形成されている。この研磨加工は、中間転写ベルト12の厚み寸法を設定値とするために行われる。研磨層12aの研磨目の方向は、矢印Aで示す中間転写ベルト12の進行方向と同じ方向とされている。また、上記参考形態と同じように、中間転写ベルト12の速度をVb、中間転写ベルト駆動ローラ15の周速度をVr、記録媒体Pの速度をVtとするとき、記録媒体Pの速度Vtと中間転写ベルト12の速度Vbとは、Vt>Vbに設定されている。中間転写ベルト12が中間転写体駆動ローラ15により駆動されて進行している場合には、Vb=Vrが維持される。
このような構成において、記録媒体Pが中間転写ベルト12に押圧されてニップ部を通過し、中間転写ベルト12が記録媒体Pと密着することにより、Vt>Vbの関係から、中間転写ベルト12は中間転写体駆動ローラ15より速く移動しようとする。このとき、中間転写ベルト12の内周面に形成されている研磨層12aの研磨目の方向が中間転写ベルト12の進行方向と同じ方向であるため、中間転写ベルト12の内周面に形成されている研磨層12aが中間転写体駆動ローラ15の外周面に引っ掛かり、この引っ掛かりにより、中間転写体駆動ローラ15と中間転写ベルト12との間の摩擦係数μαと、中間転写ベルト12と記録媒体Pとの間の摩擦係数μβとが、μα>μβとなる。このため、中間転写ベルト12の速度Vbが中間転写体駆動ローラ15の速度Vrより速くなるということを防止することができ、中間転写ベルト12の速度Vbを中間転写体駆動ローラ15により一定に制御することができる。これにより、各感光体7から中間転写ベルト12に転写される各色のトナー画像の転写位置を精度良く制御することができ、中間転写ベルト12上に各感光体7から色が異なるトナー画像を転写するときの色ずれの発生を防止することができる。
本発明の第の実施の形態を図4に基づいて説明する。図4は、中間転写体駆動ローラ15と2次転写ローラ13とにより形成されたニップ部及びその周囲の概略構造を示す側面図である。
本実施の形態における画像形成に関する基本的構造は上記参考形態と同じである。本実施の形態では、中間転写ベルト12におけるトナー画像を担持する外周面に研磨加工された研磨層12bが形成されている。この研磨加工は、中間転写ベルト12の厚み寸法を設定値とするために行われる。研磨層12bの研磨目の方向は、矢印Aで示す中間転写ベルト12の進行方向と同じ方向とされている。また、上記参考形態、1の実施の形態と同じように、中間転写ベルト12の速度をVb、中間転写ベルト駆動ローラ15の周速度をVr、記録媒体Pの速度をVtとするとき、記録媒体Pの速度Vtと中間転写ベルト12の速度Vbとは、Vt>Vbに設定されている。中間転写ベルト12が中間転写体駆動ローラ15により駆動されて進行している場合には、Vb=Vrが維持される。
このような構成において、中間転写ベルト12の外周面に形成されている研磨層12bの研磨目の方向が中間転写ベルト12の進行方向と同じ方向であるため、記録媒体Pが中間転写ベルト12に押圧されてニップ部を通過するとき、Vt>Vbの関係から、中間転写ベルト12bの外周面に形成されている研磨層12bの存在により記録媒体Pは中間転写ベルト12との間でスリップを生じる。このスリップにより、記録媒体Pと中間転写ベルト12との間の摩擦係数μβと、中間転写体駆動ローラ15と中間転写ベルト12との間の摩擦係数μαとが、μα>μβとなる。このため、中間転写ベルト12の速度Vbが中間転写体駆動ローラ15の速度Vrより速くなるということを防止することができ、中間転写ベルト12の速度Vbを中間転写体駆動ローラ15により一定に制御することができる。これにより、各感光体7から中間転写ベルト12に転写される各色のトナー画像の転写位置を精度良く制御することができ、中間転写ベルト12上に各感光体7から色が異なるトナー画像を転写するときの色ずれの発生を防止することができる。
参考形態の画像形成装置であるカラープリンタを概略的に示す縦断側面図である。 中間転写体駆動ローラと2次転写ローラとにより形成されたニップ部及びその周囲の概略構造を示す側面図である。 本発明の第の実施の形態の画像形成装置であるカラープリンタにおける中間転写体駆動ローラと2次転写ローラとにより形成されたニップ部及びその周囲の概略構造を示す側面図である。 本発明の第の実施の形態の画像形成装置であるカラープリンタにおける中間転写体駆動ローラと2次転写ローラとにより形成されたニップ部及びその周囲の概略構造を示す側面図である。 従来の画像形成装置の中間転写ベルトの周囲の概略構造を示す側面図である。 その一部を拡大して示す側面図である。
符号の説明
12 中間転写体
12a 研磨層
12b 研磨層
13 転写部
15 中間転写体駆動ローラ
15a 研磨層
P 記録媒体

Claims (3)

  1. トナー画像が転写され、トナー画像を担持する回転可能な中間転写体と、前記中間転写体を回転駆動させる中間転写体駆動ローラと、前記中間転写体上のトナー画像を記録媒体に転写する転写部と、を具備し、
    前記中間転写体における前記中間転写体駆動ローラと接する内周面に研磨加工された研磨層が設けられ、この研磨層の研磨目の方向が前記中間転写体の進行方向と同じ方向とされている画像形成装置であって、
    前記転写部にある記録媒体に搬送力を与える記録媒体搬送手段を有し、該記録媒体搬送手段による設計上の記録媒体搬送速度が、前記中間転写体駆動ローラによって駆動される前記中間転写体の設計上の移動速度よりも大きく、
    前記中間転写体の進行方向に沿った方向において、前記中間転写体を前記中間転写体駆動ローラに対して前記進行方向に相対移動させようとする場合の前記中間転写体と前記中間転写体駆動ローラとの間の摩擦係数をμ α 、前記記録媒体を前記中間転写体に対して前記進行方向に相対移動させようとする場合の前記中間転写体と記録媒体との間の摩擦係数をμ β とするとき、μ α >μ β である画像形成装置。
  2. トナー画像が転写され、トナー画像を担持する回転可能な中間転写体と、前記中間転写体を回転駆動させる中間転写体駆動ローラと、前記中間転写体上のトナー画像を記録媒体に転写する転写部と、を具備し、
    前記中間転写体におけるトナー画像を担持する外周面に研磨加工された研磨層が設けられ、この研磨層の研磨目の方向が前記中間転写体の進行方向と同じ方向とされている画像形成装置であって、
    前記転写部にある記録媒体に搬送力を与える記録媒体搬送手段を有し、該記録媒体搬送手段による設計上の記録媒体搬送速度が、前記中間転写体駆動ローラによって駆動される前記中間転写体の設計上の移動速度よりも大きく、
    前記中間転写体の進行方向に沿った方向において、前記中間転写体を前記中間転写体駆動ローラに対して前記進行方向に相対移動させようとする場合の前記中間転写体と前記中間転写体駆動ローラとの間の摩擦係数をμ α 、前記記録媒体を前記中間転写体に対して前記進行方向に相対移動させようとする場合の前記中間転写体と記録媒体との間の摩擦係数をμ β とするとき、μ α >μ β である画像形成装置。
  3. 前記中間転写体駆動ローラに対して前記中間転写体を挟んで対向するように転写ローラを設けた請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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