JP2001134108A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001134108A
JP2001134108A JP31150999A JP31150999A JP2001134108A JP 2001134108 A JP2001134108 A JP 2001134108A JP 31150999 A JP31150999 A JP 31150999A JP 31150999 A JP31150999 A JP 31150999A JP 2001134108 A JP2001134108 A JP 2001134108A
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image forming
image
endless belt
belt
forming apparatus
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JP31150999A
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Yasumori Nagahara
康守 永原
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体と無端状ベルトとを正確に同期回転
させて、プリント画像の画像ズレの発生を解消できる画
像形成装置を提供すること。 【解決手段】 モータ207がオンして、その出力軸2
07aに装着固定された出力ギヤ208が回転すること
により、該出力ギヤ208に噛み合うベルト駆動ギヤ2
06を介して、該出力軸207aの回転が中間転写ベル
ト201の駆動ローラ204に伝達される。これによ
り、中間転写ベルト201が循環移動され、フリー回転
自在に軸支された各感光体101Y,101M,101
C,101Bkが、該中間転写ベルト201との接触に
より従動回転される。これにより、各感光体101Y,
101M,101C,101Bkが、中間転写ベルト2
01に対して確実に接触して従動回転するようになり、
各感光体と中間転写ベルトとが正確に同期回転するよう
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の画像形成装置に関し、詳しくは、像
担持体の画像形成面に無端状ベルトの表面を接触させた
状態で、該像担持体と無端状ベルトとを同期回転させる
ように構成された画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置としては、 (1)作像手段により像担持体の画像形成面に形成した
画像を、循環移動する上記無端状ベルトとしての中間転
写ベルト上に一次転写手段により一次転写した後、該中
間転写ベルトの表面に一次転写された一次転写画像の先
端と転写材の転写領域の先端とが一致するように、タイ
ミングを取って該中間転写ベルトに接触又は接近して給
紙された転写材上に、二次転写手段により該一次転写画
像を二次転写してプリント画像を得る構成の画像形成装
置。 (2)像担持体の画像形成面と上記無端状ベルトとして
の搬送ベルトの表面との接触により形成されるニップ
に、該搬送ベルトの循環移動により転写材を搬送し、該
転写材の転写領域先端と像担持体の画像形成面に形成さ
れる画像の先端とが一致するタイミングを取って作像手
段により該画像を形成して、該搬送ベルトにより搬送さ
れる転写材上に該画像を転写してプリント画像を得る構
成の画像形成装置。 (3)上記(1)又は(2)の画像形成装置において、
複数の像担持体を並列配置して各像担持体の画像形成面
に個別の作像手段により異なった各色の画像を形成し、
上記中間転写ベルトの表面もしくは上記搬送ベルトによ
り搬送される転写材上に、各像担持体に対応して配置さ
れた転写手段によって、該各色の画像を所定のタイミン
グを取って順次重ね合わせて転写してカラープリント画
像を得る構成のタンデム型のカラー画像形成装置(例え
ば、実公平6−22847号公報)。等が知られてい
る。なお、タンデム型のカラー画像形成装置としては、
循環移動する搬送ベルトや中間転写ベルトを、各像担持
体に対して所定のタイミングで接離させることにより、
単色プリント画像もしくはフルカラープリント画像を選
択的に形成できるようにしたものも知られている(例え
ば、特開平9−146383号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の中
間転写ベルトもしくは搬送ベルトなどの無端状ベルトを
備えた画像形成装置においては、その像担持体と無端状
ベルトとを同期回転させるための駆動系が、主として歯
車列からなる駆動伝達機構により、駆動源としてのモー
タの回転を像担持体と無端状ベルトとに伝達して、該像
担持体と無端状ベルトとを共に回転駆動するように構成
されている。しかしながら、このような駆動系により像
担持体と無端状ベルトとを共に回転駆動した場合には、
その駆動伝達機構の組立誤差や、無端状ベルトの伸びに
よるベルト周長の変化などにより、像担持体の画像形成
面と無端状ベルトの表面との線速に差が生じて、該像担
持体と無端状ベルトとが正確に同期回転しなくなること
がある。このため、この種の画像形成装置においては、
その像担持体の画像形成面と無端状ベルトの表面との線
速差により、プリント画像に画像ズレが発生する不具合
があった。
【0004】特に、複数の像担持体を用いてカラー画像
を形成するタンデム型のカラー画像形成装置において
は、上記線速差がプリント画像の色ズレの原因となるた
め、その像担持体と無端状ベルトとを正確に同期回転す
るように駆動することが求められる。また、タンデム型
のカラー画像形成装置では、複数の各像担持体同士の各
画像形成面の速度変動(回転ムラ)や各画像形成面の線
速の絶対値などの駆動特性が等しくしなければ、カラー
プリント画像に色ズレが発生し、画像品質を著しく劣化
させてしまうため、各像担持体同士も正確に同期回転さ
せる必要がある。
【0005】この複数の像担持体を同期させて同時に駆
動回転させる方法として、前記実公平6−22847号
公報には、各像担持体に対応したウォームとウォームホ
イールとを組み合わせた駆動伝達手段により各像担持体
を同時に駆動する技術が開示されている。また、富士ゼ
ロックステクニカルレポートNo.10(1995)の
46〜51ページには、各像担持体(感光体)の駆動伝
達系を線形性のある捩じり振動モデルに置き換えること
で系の固有振動数並びに伝達関数を同定し、各像担持体
と無端状ベルト(用紙搬送ベルト)の駆動軸(ドライブ
ロール軸)部からの回転変動信号を検出し駆動モータに
フィードバックして、ベルト駆動方向(プロセス方向)
の絶対位置誤差精度と環境・経時変動に対するロバスト
性(収束性)を向上させる技術が開示されている。この
ように、この種の画像形成装置の駆動系は、像担持体と
無端状ベルトとを正確に同期回転させるために、高精度
の機械要素からなる駆動系を使用したり、複雑な制御技
術を必要としていた。
【0006】一方、複数の像担持体を同期回転させる方
法として、各像担持体を転写材としてのロール紙で駆動
することも考えられる。しかし、この方法では転写材と
してロール紙しか使用できないため、装置の大型化を招
くとともに、通常の画像形成装置で使用されている取り
扱いの容易なカット紙への画像形成を行うことができな
くなる。また、上記中間転写ベルトを用いて画像を二次
転写させることもできない。
【0007】なお、タンデム型の画像形成装置は、像担
持体(感光体ドラム)と光学系が一つのワンドラム型と
呼ばれる画像形成装置(カラー複写機)と比較して、単
位数当たりの画像形成スピードが速い、厚手の転写材も
使用できる、転写紙サイズの自由度が大きい等の多くの
メリットを有している。しかし、このタンデム型の画像
形成装置では、並列配置された複数の感光体ドラムの回
りに、帯電器、光学系、現像装置、クリーニング装置な
どからなるトナー像形成手段としての複数の作像ユニッ
トや、搬送ベルト、転写手段、ベルト張架手段などから
なる転写ユニット等の多くのユニットが配置されること
によって、装置全体が大きくなるため、その小型化が大
きな技術課題の一つとなっている。
【0008】本発明は、以上の問題点に鑑みなされたも
のであり、その第1の目的とするところは、像担持体と
無端状ベルトとを正確に同期回転させて、プリント画像
の画像ズレの発生を解消できる画像形成装置を提供する
ことである。また、本発明の第2の目的とするところ
は、像担持体もしくは無端状ベルトの何れか一方を、特
別な駆動源を設けずに駆動することができる簡素で低価
格な構成の画像形成装置を提供することである。また、
本発明の第3の目的とするところは、転写材としてロー
ル状の転写紙を使用しなければならないという制約を解
放して、種類やサイズ及び厚さ等にとらわれない多種多
様な転写材を使用することができる画像形成装置を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、像担持体と、該像担持体の画像
形成面に画像を形成する作像手段と、該像担持体の画像
形成面に表面が接触して循環移動する無端状ベルト、該
無端状ベルトの表面又は該無端状ベルトによって搬送さ
れる転写材上に該像担持体の画像形成面に形成された画
像を転写するための転写手段とを有する画像形成装置に
おいて、上記像担持体もしくは無端状ベルトの何れか一
方を駆動回転、他方をフリー回転自在に構成し、フリー
回転自在の像担持体もしくは無端状ベルトを、駆動回転
される他方の像担持体もしくは無端状ベルトとの接触に
より駆動することを特徴とするものである。
【0010】この画像形成装置においては、フリー回転
自在に構成された像担持体もしくは無端状ベルトが、駆
動回転される他方の像担持体もしくは無端状ベルトとの
接触により駆動されるので、該像担持体の画像形成面と
無端状ベルトの表面との線速が等しくなり、該像担持体
と無端状ベルトとが正確に同期回転するようになる。ま
た、像担持体もしくは無端状ベルトの何れか一方がフリ
ー回転自在に構成されるのでその駆動機構が不要とな
る。更に、像担持体を同期回転させるための手段として
ロール紙を使用する必要がないので、転写材として、厚
手及び薄手の一般的なカット紙、OHPシートなどを使
用できるようになる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記像担持体の画像形成面と無端状ベルト
の表面との接触部位の密着力を増大させるための密着力
付与手段を有していることを特徴とするものである。
【0012】この画像形成装置においては、上記密着力
付与手段によって上記像担持体と無端状ベルトとの接触
部位の密着力が増大されるので、像担持体もしくは無端
状ベルトの何れか一方の回転駆動力が、他方のフリー回
転自在に構成された像担持体もしくは無端状ベルトに対
して確実に伝達されるようになり、像担持体と無端状ベ
ルトとの接触回転時のスリップが抑制される。該密着力
付与手段としては、像担持体もしくは無端状ベルトの一
方もしくは双方に電荷を付与して像担持体の画像形成面
と無端状ベルトの表面とを静電的な吸着力により密着さ
せる帯電手段や、無端状ベルトの背面を押圧して像担持
体の画像形成面と無端状ベルトの表面とを物理的な圧接
力により密着させる押圧手段などを用いることができ
る。
【0013】請求項3の発明は、請求項2の画像形成装
置において、上記密着力付与手段は、上記無端状ベルト
の背面を押圧して像担持体の画像形成面と無端状ベルト
の表面とを密着させる押圧手段からなることを特徴とす
るものである。
【0014】上記密着力付与手段として帯電手段を使用
し、像担持体の画像形成面と無端状ベルトの表面とを静
電的な吸着力により密着させるようにした場合には、像
担持体もしくは無端状ベルトの一方もしくは双方に付与
された電荷の一部もしくは全てが転写バイアスや環境湿
度等の作像条件により消失されて、像担持体の画像形成
面と無端状ベルトの表面との静電的な吸着力による密着
力が低下する虞がある。これに対し、この画像形成装置
では、該密着力付与手段としての押圧手段により無端状
ベルトの背面が押圧されることによって、像担持体の画
像形成面と無端状ベルトの表面とが物理的な圧接力によ
り密着されるので、像担持体の画像形成面と無端状ベル
トの表面との密着力が該作像条件により変化することが
なくなる。従って、この画像形成装置においては、像担
持体もしくは無端状ベルトの何れか一方の回転駆動力が
他方のフリー回転自在に構成された像担持体もしくは無
端状ベルトに対してより確実に伝達されるようになり、
像担持体と無端状ベルトとの接触回転時のスリップがよ
り確実に抑制される。該押圧手段としては、像担持体の
画像形成面と無端状ベルトの表面との接触部にニップを
形成するためのバックアップローラや、上記転写手段と
しての転写ブラシあるいは転写ローラを用いることがで
きる。ここで、該押圧手段として転写ローラを用いた場
合には、該バックアップローラを用いずに該転写ローラ
により該ニップを形成することが可能である。
【0015】請求項4の発明は、請求項1、2又は3の
画像形成装置において、上記像担持体の画像形成面の非
画像形成領域及び該無端状ベルトの少なくとも該非画像
形成領域に接触する表面の何れか一方又は双方が、摩擦
係数の高い素材で形成されていることを特徴とするもの
である。
【0016】この画像形成装置においては、上記摩擦係
数の高い素材の作用により、上記像担持体もしくは無端
状ベルトの何れか一方の回転駆動力が、他方のフリー回
転自在に構成された像担持体もしくは無端状ベルトに対
して更に確実に伝達される。
【0017】請求項5の発明は、請求項1、2、3又は
4の画像形成装置において、上記像担持体の画像形成面
の非画像形成領域と、該無端状ベルトの該非画像形成領
域に接触する部位とに、互いに噛み合って該像担持体と
無端状ベルトとを同期回転させる噛み合い部が形成され
ていることを特徴とするものである。
【0018】この画像形成装置においては、上記噛み合
い部が互いに噛み合って該像担持体と無端状ベルトとが
同期回転されるので、像担持体もしくは無端状ベルトの
何れか一方の回転駆動力が、他方のフリー回転自在に構
成された像担持体もしくは無端状ベルトに対してスリッ
プすることなく確実に伝達される。
【0019】請求項6の発明は、請求項1、2、3、4
又は5の画像形成装置において、上記像担持体以外に、
上記無端状ベルトとの接触によって従動回転するフリー
回転自在に構成された少なくとも1つの像担持体を有し
ていることを特徴とするものである。
【0020】この画像形成装置においては、上記複数の
像担持体の各画像形成面に、異なった色の画像を個別に
形成し、上記転写手段によって上記無端状ベルトの表面
又は該無端状ベルトによって搬送される転写材上に各画
像形成面に形成された各画像を順次重ね合わせて転写す
ることにより、少なくとも2色以上の多色画像が得られ
るようになる。例えば、4個の像担持体の各画像形成面
に、シアントナーからなるブルー画像、マゼンタトナー
からなるレッド画像、イエロートナーからなるイエロー
画像、ブラックトナーからなるブラック画像の4色の画
像を個別に形成し、上記転写手段によって上記無端状ベ
ルトの表面又は該無端状ベルトによって搬送される転写
材上に各画像形成面に形成された4色の各画像を順次重
ね合わせて転写することにより、フルカラー画像が得ら
れる。また、該複数の像担持体のうちの何れか1つの像
担持体の画像形成面にのみに、選択した色の画像を形成
することで単色画像が得られる。ここで、該単色画像の
画像形成を行う場合には、該画像形成が行われる像担持
体以外の像担持体の画像形成面と無端状ベルトの表面と
を離間させて、該画像形成が行われない像担持体及びの
無端状ベルトの無駄な劣化を回避するようにしてもよ
い。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、画像形成装置と
してのカラープリンタに適用した実施形態について説明
する。このカラープリンタは、図1に示すように、例え
ばアルミニウムドラムの表面に有機光半導体層を形成し
た構成の複数の感光体101Y,101M,101C,
101Bkを備えている。各感光体101Y,101
M,101C,101Bkの周囲には、帯電器102、
露光書込み装置103、現像器104、クリーニング装
置105などからなる作像手段としての作像ユニットが
それぞれ配置されている。ここで、感光体101Yに対
応する現像器104にはイエロートナー、感光体101
Mに対応する現像器104にはマゼンタトナー、感光体
101Cに対応する現像器104にはシアントナー、感
光体101Bkに対応する現像器104にはブラックト
ナーが収容されている。なお、各作像ユニットは、各現
像器104に収容されているトナー色が異なる他は、そ
れぞれ同一の機能や構成を有しているので、以下、1つ
の作像ユニットの機能や構成を説明することで、その他
の作像ユニットの機能や構成についても説明がなされた
ものとする。
【0022】図1において、本実施形態に係る各感光体
101Y,101M,101C,101Bkは、その画
像形成面が無端状ベルトからなる中間転写ベルト201
の表面に接触するようにほぼ並列に配置されており、中
間転写ベルト201が矢印B方向に循環移動することに
より矢印A方向に従動回転される(詳しくは後述す
る)。各感光体101Y,101M,101C,101
Bkに対応する各現像器104は、ブラック、シアン、
マゼンタ、イエローの各色のトナーが消費に応じて逐次
補給されて、該トナーとキャリアとからなる二成分現像
剤による磁気ブラシを、それぞれの現像ローラ104a
上に形成するように構成されている。
【0023】各感光体101Y,101M,101C,
101Bkの画像形成面には、該面が帯電器102によ
り一様に帯電された後、露光書込み装置103より記録
画像信号に従って点滅制御された露光が行われることに
よって、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色
に対応した静電潜像が所定のタイミングで順次形成され
る。各静電潜像は各現像器104により現像され、これ
によって各感光体上に、黒色、イエロー、マゼンタ、シ
アンの各色のトナー像が順次形成される。
【0024】中間転写ベルト201は、駆動ローラ20
4と、従動ローラとしてのテンションローラ205と、
各感光体に対応した一対のバックアップローラ203と
により、適切な張力が付与された状態となるように架張
されている。一対のバックアップローラ203は、中間
転写ベルト201と各感光体101Y,101M,10
1C,101Bkとの接触部に一次転写部としてのニッ
プを形成するように、中間転写ベルト201の背面を押
圧する部位に配置されている。そして、中間転写ベルト
201の表面が該ニップを通過する際に、該一次転写部
の中間転写ベルト201の背面側に配置された一次転写
手段としての転写ブラシ202に、一次転写バイアスと
しての電圧が印可される。これにより、各感光体101
Y,101M,101C,101Bk上に形成されたブ
ラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色のトナー像
が、中間転写ベルト201の表面に順次重ね合わされて
一次転写され、該中間転写ベルト201の表面にカラー
トナー像が形成される。
【0025】この間に、給紙部301に積層収容されて
いる転写材としての転写紙303のうちの一枚が、給紙
手段としての給紙ローラ302により搬送路304を通
してレジストローラ305に向けて分離給送される。レ
ジストローラ305は、そのニップに転写紙303の先
端部が挾持された状態でその回転が一旦停止され、中間
転写ベルト201の表面に形成されたカラートナー像の
先端と転写紙303の画像形成領域の先端とが一致する
タイミングを取って、再び回転される。これにより、中
間転写ベルト201と二次転写手段としてのバイアスロ
ーラ306とのニップで形成される二次転写部に向けて
転写紙303が給送されて、バイアスローラ306に二
次転写バイアスとしての電圧が印加されることにより、
中間転写ベルト201の表面に一次転写されたカラート
ナー像が、該転写紙303上に一括して二次転写され
る。そして、このカラートナー像が一括転写された転写
紙303は、定着手段としての一対の加熱定着ローラ3
07のニップに搬送されて該カラートナー像が定着され
た後、排紙ローラ308によって、カラープリンタ本体
の筺体上面に形成されたトレイ309上に排出される。
【0026】一方、上記一次転写プロセスにおいて各感
光体101Y,101M,101C,101Bk上に残
留した残留トナーは、クリーニング装置105のクリー
ニングブレード105aによって除去回収される。ま
た、上記二次転写プロセスにおいて中間転写ベルト20
1上に残留した残留トナーは、クリーニング装置209
のクリーニングブレード209aによって除去回収され
る。ここで、各クリーニング装置105、209のクリ
ーニングブレード105a,209aは、各感光体10
1Y,101M,101C,101Bk及び中間転写ベ
ルト201に対して接離自在に構成されており、上記一
次転写プロセス及び二次転写プロセスが完了するまでの
間は、各感光体101Y,101M,101C,101
Bk及び中間転写ベルト201から離間した位置に退避
されている。
【0027】次に、上記各感光体101Y,101M,
101C,101Bkと中間転写ベルト201とを、正
確に同期回転させるための駆動系の一例について説明す
る。この駆動系は、図2に示すように、駆動源としての
モータ207、該モータ207の出力軸207aに装着
固定された出力ギヤ208、該出力ギヤ208に噛み合
うベルト駆動ギヤ206などで構成されている。図2に
おいて、中間転写ベルト201を駆動回転させるための
駆動ローラ204のベルト駆動軸204aは、カラープ
リンタ本体内に所定の間隔を隔てて対向配置された一対
の側板110に配設された軸受け204bにより、回転
自在に軸支されている。このベルト駆動軸204aは両
端部が側板110の外方に延出しており、該ベルト駆動
軸204aの左端部には、上記出力ギヤ208に噛み合
うベルト駆動ギヤ206が装着固定されている。また、
該ベルト駆動軸204aの右端部には、カラー204c
が装着固定されており、このカラー204cとベルト駆
動ギヤ206とによって、側板110間での駆動ローラ
204の軸方向の位置が決定されている。
【0028】一方、各感光体101Y,101M,10
1C,101Bkは、それぞれの両端に一体的に固定さ
れたフランジ106が、上述のようにして側板110の
間に横架されたベルト駆動軸204aと平行な感光体支
軸108に、軸受け107を介して回転自在に軸支され
ることにより、フリー回転自在に構成されている。ま
た、各感光体101Y,101M,101C,101B
kは、上記駆動ローラ204と同様、感光体支軸108
に装着固定された一対のカラー109により、その軸方
向の位置が決定されている。ここで、感光体支軸108
は、その両端が側板110に固定されており、各感光体
が軸方向に位置ズレしないように構成されている。
【0029】上述のように構成された駆動系において
は、モータ207がオンして、その出力軸207aに装
着固定された出力ギヤ208が回転することにより、該
出力ギヤ208に噛み合うベルト駆動ギヤ206を介し
て、該出力軸207aの回転が中間転写ベルト201の
駆動ローラ204に伝達される。これにより、中間転写
ベルト201が図1に示す矢印B方向に循環移動され、
上述のようにフリー回転自在に軸支された各感光体10
1Y,101M,101C,101Bkが、該中間転写
ベルト201との接触により、図1に示す矢印A方向に
従動回転される。
【0030】図3に、上記各感光体101Y,101
M,101C,101Bkと中間転写ベルト201との
接触部を示す。この接触部の中間転写ベルト201の背
面側には、前述したように、該接触部に一次転写部とし
ての角度αのニップを形成する一対のバックアップロー
ラ203が、該中間転写ベルト201の背面を押圧する
ように配置されている。これにより、各感光体101
Y,101M,101C,101Bkが、中間転写ベル
ト201に対して確実に接触して従動回転するようにな
り、各感光体と中間転写ベルトとが正確に同期回転する
ようになる。
【0031】ところで、各感光体101Y,101M,
101C,101Bkの画像形成面には、前述したよう
に、残留トナーをクリーニングするためのクリーニング
ブレード105aが当接しているため、これらの感光体
を中間転写ベルト201との接触により駆動させるにた
めには、各感光体と中間転写ベルトとが十分な接触力で
接触する必要とする。従って、上述のような一対のバッ
クアップローラ203を用いることは、各感光体と中間
転写ベルトとを確実に接触駆動ための有効な手段とな
る。
【0032】また、本実施形態に係るカラープリンタで
は、この各感光体と中間転写ベルトとの接触部におい
て、前記一次転写手段としての転写ブラシ202によ
り、一次転写バイアスとしての電圧が印可されるので、
各感光体101Y,101M,101C,101Bkの
画像形成面と、中間転写ベルト201の表面との間に静
電的な吸着力が発生し、この静電的な吸着力により各感
光体と中間転写ベルトとがより強固に密着される。従っ
て、このカラープリンタにおいては、各感光体と中間転
写ベルトとが十分な接触力で接触するようになり、中間
転写ベルト201の回転が各感光体に対して確実に伝達
され、各感光体と中間転写ベルトとの接触回転時のスリ
ップが抑制される。
【0033】ここで、各感光体101Y,101M,1
01C,101Bkと中間転写ベルト201との接触部
における駆動伝達力は、該中間転写ベルトと各感光体と
の接触部のニップ幅(角度αで決まる)と、該中間転写
ベルトに印加されたバイアス電圧値とによって変化する
が、このバイアス電圧値は、各感光体から中間転写ベル
ト201にトナー像を転写できる適正な電圧値に決定さ
れるので、該中間転写ベルトに必要以上に大きなバイア
ス電圧を印可するのは望ましくない。そこで、上記一次
転写手段としては、転写ローラを用いるようにしてもよ
い。この場合には、該転写ローラにより各感光体に対し
て中間転写ベルト201が押し付けられるので、各感光
体と中間転写ベルトとを、静電的な吸着力に因らず、物
理的な押圧力より強固に密着させることができる。ま
た、上記のような一対のバックアップローラ203を用
いずに該転写ローラにより該ニップを形成することが可
能となる。
【0034】また、各感光体と中間転写ベルトとの接触
部における駆動伝達力を大きくするためには、該感光体
の画像形成面の非画像形成領域、及び、該中間転写ベル
トの少なくとも該非画像形成領域に接触する表面の何れ
か一方又は双方を、摩擦係数の高い素材で形成すること
も有効な方法である。更に、各感光体の画像形成面の非
画像形成領域と、該中間転写ベルトの該非画像形成領域
に接触する部位とに、例えば、タイミングベルトとタイ
ミングギヤ、あるいは、スプロケットとスプロケット孔
のような、互いに噛み合って各感光体と中間転写ベルト
とを同期回転させる噛み合い部を形成することも有効な
方法である。
【0035】上述のように、本実施形態に係るカラープ
リンタにおいては、各感光体に特別な駆動源を持たせる
ことなく、中間転写ベルトの接触摩擦力と静電吸着力
(あるいは押圧による吸着力)を利用して、該中間転写
ベルトの循環移動により、各感光体を接触回転駆動させ
ることができる。従って、各感光体を駆動するために高
精度の機械要素からなる駆動系を採用せずに、各感光体
と中間転写ベルトとを正確に同期回転させることができ
る。
【0036】なお、本実施形態においては、無端状ベル
トからなる中間転写ベルトを備えた画像形成装置につい
て説明したが、本発明は、複数の感光体ドラムに対して
接離自在に配設された無端状ベルトからなる搬送ベルト
により転写材を搬送して、該感光体ドラム上に形成され
た画像を転写するように構成された画像形成装置にも適
用可能である。この場合には、該画像の二次転写が不要
となるので、ベルトユニットの小型化を図ることができ
る。
【0037】
【発明の効果】請求項1乃至6の発明によれば、像担持
体の画像形成面と無端状ベルトの表面との線速が等しく
なり、該像担持体と無端状ベルトとが正確に同期回転す
るので、プリント画像の画像ズレの発生を解消できる。
また、像担持体と無端状ベルトの何れか一方がフリー回
転自在に構成されることで、その駆動機構が不要となる
ので、装置の小型・簡素化及び低コスト化を図ることが
できる。更に、像担持体がロール紙に因らず無端状ベル
トにより同期回転されるので、転写材の種類やサイズ及
び厚さなどの自由度が大きくなり、多種多様な転写材を
使用することができるという優れた効果がある。
【0038】特に、請求項2の発明によれば、像担持体
もしくは無端状ベルトの何れか一方の回転駆動力が、他
方のフリー回転自在に構成された像担持体もしくは無端
状ベルトに対して確実に伝達されるようになるので、像
担持体と無端状ベルトとの接触回転時のスリップに起因
する転写画像の画像ズレが起こりにくくなるという優れ
た効果がある。
【0039】また、請求項3の発明によれば、押圧手段
により像担持体と無端状ベルトとの接触回転時のスリッ
プがより確実に抑制されるので、像担持体と無端状ベル
トとを安定した等しい線速で接触回転させることができ
る。また、該押圧手段として転写手段としての転写ロー
ラを用いた場合には、バックアップローラを用いずにニ
ップを形成することが可能となるので、コストを削減で
きるという優れた効果がある。
【0040】請求項4の発明によれば、像担持体もしく
は無端状ベルトの何れか一方の回転駆動力が、他方のフ
リー回転自在に構成された像担持体もしくは無端状ベル
トに対して更に確実に伝達されるので、像担持体と無端
状ベルトとの接触回転時のスリップに起因する転写画像
の画像ズレがより起こりにくくなるという優れた効果が
ある。
【0041】請求項5の発明によれば、上記像担持体も
しくは無端状ベルトの何れか一方の回転駆動力が、他方
のフリー回転自在に構成された像担持体もしくは無端状
ベルトに対してスリップすることなく確実に伝達される
ので、像担持体と無端状ベルトとの接触回転時のスリッ
プに起因する転写画像の画像ズレの発生を解消できると
いう優れた効果がある。
【0042】請求項6の発明によれば、複数の像担持体
を有しているので、各像担持体に形成される画像の色を
変えることで、少なくとも2色以上の多色画像を得るこ
とができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る4個の感光体を備えたカラープ
リンタの全体的な概略構成図。
【図2】上記カラープリンタの感光体と中間転写ベルト
との駆動系を示す概略断面図。
【図3】上記感光体と中間転写ベルトの接触部を示す要
部拡大図。
【符号の説明】
101Y,101M,101C,101Bk 感光
体 102 帯電器 103 露光書込み装置 104 現像器 105,209 クリーニング装置 106 フランジ 107,204b 軸受け 108 感光体支軸 109 カラー 201 中間転写ベルト 201 転写ブラシ 203 バックアップローラ 204 駆動ローラ 204a ベルト駆動軸 205 従動ローラ 206 ベルト駆動ギヤ 207 モータ 208 出力ギヤ 301 給紙部 302 給紙ローラ 303 転写紙 305 レジストローラ 306 バイアスローラ 307 加熱定着ローラ 308 排紙ローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、該像担持体の画像形成面に画
    像を形成する作像手段と、該像担持体の画像形成面に表
    面が接触して循環移動する無端状ベルトと、該無端状ベ
    ルトの表面又は該無端状ベルトによって搬送される転写
    材上に該像担持体の画像形成面に形成された画像を転写
    するための転写手段とを有する画像形成装置において、 上記像担持体もしくは無端状ベルトの何れか一方を駆動
    回転、他方をフリー回転自在に構成し、フリー回転自在
    の像担持体もしくは無端状ベルトを、駆動回転される他
    方の像担持体もしくは無端状ベルトとの接触により駆動
    することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 上記像担持体の画像形成面と無端状ベルトの表面との接
    触部位の密着力を増大させるための密着力付与手段を有
    していることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2の画像形成装置において、 上記密着力付与手段は、上記無端状ベルトの背面を押圧
    して像担持体の画像形成面と無端状ベルトの表面とを密
    着させる押圧手段からなることを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3の画像形成装置におい
    て、 上記像担持体の画像形成面の非画像形成領域及び該無端
    状ベルトの少なくとも該非画像形成領域に接触する表面
    の何れか一方又は双方が、摩擦係数の高い素材で形成さ
    れていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4の画像形成装置に
    おいて、 上記像担持体の画像形成面の非画像形成領域と、該無端
    状ベルトの該非画像形成領域に接触する部位とに、互い
    に噛み合って該像担持体と無端状ベルトとを同期回転さ
    せる噛み合い部が形成されていることを特徴とする画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4又は5の画像形成装
    置において、 上記像担持体以外に、上記無端状ベルトとの接触によっ
    て従動回転するフリー回転自在に構成された少なくとも
    1つの像担持体を有していることを特徴とする画像形成
    装置。
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