JP4319890B2 - 複合操作機構 - Google Patents

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Description

本発明は、操作部材を押圧と回転という異なる複数方向へ操作可能な複合操作機構に係り、特に、車載用電子機器の操作機構として用いて好適な複合操作機構に関するものである。
従来より、車載用空調装置や音響装置等の電子機器類の操作機構として、ステータ部材に対して回転方向および軸線方向へ移動可能に支持されたロータ部材と、これらステータ部材とロータ部材によって構成されたロータリエンコーダと、ロータ部材の上端部に一体的に固定された操作部材と、ロータ部材の下面に対向設置されたプッシュスイッチとを備え、操作部材を押圧と回転という異なる複数方向へ操作可能にした複合操作機構が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような複合操作機構を備えた車載用電子機器においては、操作者が上昇位置にある操作部材を押圧操作すると、操作部材とロータ部材が一体的に下降してプッシュスイッチがオン動作し、この押圧操作力を除去すると、プッシュスイッチに内蔵された戻しばねの復帰力により、ロータ部材と操作部材が上昇位置に自動復帰する。また、操作者が操作部材を回転操作すると、操作部材とロータ部材がステータ部材に対して一体的に回転してロータリエンコーダが動作する。
特開2003−54290号公報(第3−5頁、図3)
ところで、前述した従来の複合操作機構においては、操作部材の上昇位置への復帰動作がプッシュスイッチに内蔵された戻しばねによって行われるため、操作部材の押圧ストロークをそれ程大きくすることはできないが、ロータ部材(回転部材)と操作部材との間に復帰ばねとしてのコイルスプリングを介設すると共に、ロータ部材と操作部材とを両者の軸線方向にスプライン結合すれば、操作部材の押圧ストロークをコイルスプリングの変位量に対応させて長く設定することが可能になる。しかしながら、このような構成を採用した場合、操作者が操作部材に対する押圧操作力を除去した際に、操作部材がコイルスプリングの弾発力によって勢い良く上昇するため、例えば上昇位置を規定するストッパに操作部材が勢い良くぶつかって大きな衝突音が発生する等、品位の低下を招来することが予想される。
また、ステムを押圧位置にロック可能なプッシュロック機構を付設したスイッチが従来より知られており、このようなプッシュロック機構付きスイッチを前述したプッシュスイッチの代わりに使用すれば、非使用時に操作部材を下降位置にロックしておき、使用時に操作部材を押圧操作してロック解除することにより、操作部材を上昇位置に自動復帰させることができる。しかしながら、このような構成を採用した場合、操作部材を下降位置に保持している時に外部振動が加わると、プッシュロック機構の構成部品である摺動ピンがハート型カム溝のロック部から外れてロック解除され、操作部材が操作者の意に反して上昇してしまうことがあり、特に、悪路走行中等に大きな外部振動を受け易い環境下にある車載用電子機器においては、プッシュロック機構を用いて操作部材を確実にロックするのが困難となる。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、回転かつ押圧操作可能な操作部材の昇降動作に制動をかけることができる高級感に優れた複合操作機構を提供することにある。
上述した目的を達成するために、本発明による複合操作機構は、基台に回転可能に支持された回転部材と、この回転部材に対して昇降可能にスプライン結合された操作部材と、これら回転部材と操作部材との間に介設された復帰ばねと、前記操作部材の昇降動作に制動をかける操作抵抗付与手段とを備え、前記操作抵抗付与手段が前記操作部材の昇降方向へ延びる直線ガイド部とこの直線ガイド部に係合して動作する回転ダンパーとで構成され、前記直線ガイド部を前記回転部材に設け、前記回転ダンパーを前記操作部材に設け、前記直線ガイド部が前記操作部材の昇降方向へ多数の歯部を連続させたラックからなり、前記回転ダンパーの回転軸に固定したピニオンを前記ラックに噛合させ、前記回転部材にハート型カム溝を設けると共に、前記操作部材に前記ハート型カム溝に沿って摺動する摺動ピンを設け、これらハート型カム溝と摺動ピンによりプッシュロック機構を構成し、このプッシュロック機構によって前記操作部材を下降位置にロック可能とし、前記回転部材の中央部に上方へ向かって突出する突出壁を立設し、この突出壁に前記ラックと前記ハート型カム溝をそれぞれ形成した構成とした。
このように構成された複合操作機構においては、操作者が上昇位置にある操作部材を押圧操作すると、操作部材は復帰ばねの弾発力に抗して下降位置へと移動し、この下降位置で上記押圧操作力を取り除くと操作部材は復帰ばねの弾発力によって上昇位置へ自動復帰し、かかる操作部材の昇降動作時に回転ダンパーが直線ガイド部に係合して動作することにより、操作部材の昇降動作に制動がかけられるため、特に、操作部材を上昇位置へ自動復帰する際の動きが緩やかになって操作者に高級感を感じさせることができる。
また、直線ガイド部が操作部材の昇降方向へ多数の歯部を連続させたラックからなり、回転ダンパーの回転軸に固定したピニオンをこのラックに噛合させたので、直線ガイド部と回転ダンパーとの間のスリップがなくなり、操作部材の昇降動作に効率良く制動をかけることができる。
また、回転部材にハート型カム溝を設けると共に、操作部材にハート型カム溝に沿って摺動する摺動ピンを設け、これらハート型カム溝と摺動ピンによりプッシュロック機構を構成し、このプッシュロック機構によって操作部材を下降位置にロック可能としたので、操作部材を非使用時に下降位置でロックして使用時に上昇させることができるのみならず、ばね荷重の大きな復帰ばねを用いても操作部材をゆっくりと上昇位置へ自動復帰させることができるため、プッシュロック機構のロック保持力を高めることができる。したがって、上記複合操作機構を外部振動の受け易い車載用電子機器に適用したとしても、下降位置にある操作部材が外部振動によって不所望に上昇位置へ自動復帰してしまうことを防止できる。
また、回転部材の中央部に上方へ向かって突出する突出壁を立設し、この突出壁にラックとハート型カム溝をそれぞれ形成した。特に、これらラックとハート型カム溝を突出壁の互いに直交する面に形成すると、回転部材を成形するための金型構造を簡略化できて好ましい。また、操作部材に突出壁の外側に向かって垂下する支持壁を垂設し、この支持壁に回転ダンパーと摺動ピンをそれぞれ支持すると、回転部材と操作部材間の限られたスペース内に操作抵抗付与手段とプッシュロック機構の各構成部材を配置することができ、複合操作機構の小型化を実現できる。
本発明の複合操作機構は、操作部材の昇降動作に伴って回転ダンパーを動作させることにより、操作部材の昇降動作に制動をかけるようにしたので、操作部材を上昇位置へ自動復帰する際の動きが緩やかになって操作者に高級感を感じさせることができる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例に係る複合操作機構が適用された車載用電子機器の断面図、図2は該複合操作機構の分解斜視図、図3は該複合操作機構に備えられる回転部材の底面図、図4は該回転部材を一方向から見た側面図、図5は該回転部材を他方向から見た側面図、図6は図3のVI−VI線に沿う断面図、図7は該複合操作機構に備えられる操作部材の底面図、図8は図7のVIII−VIII線に沿う断面図、図9は該複合操作機構に備えられるピンホルダの正面図、図10は該複合操作機構に備えられるプッシュロック機構の動作説明図、図11は該複合操作機構に備えられる回転ダンパーの断面図、図12は該回転ダンパーの分解斜視図である。
図1と図2において、符号1は車載用電子機器の基台を構成するハウジングであり、このハウジング1は例えばセンターコンソール等の車室内に設置されるようになっている。ハウジング1は合成樹脂製の上ケース2と下ケース3とで構成されており、両ケース2,3は図示せぬネジを用いて一体化されている。ハウジング1の内部にはプリント基板4が固定されており、このプリント基板4上には回転操作型電気部品であるロータリエンコーダ5が実装されると共に、ラバーコンタクト等からなる複数のプッシュスイッチ6が実装されている。これらプッシュスイッチ6は上ケース2に支持された複数の操作ノブ7のシーソまたは押圧操作によってそれぞれ動作されるが、その動作機構は一般的であるため、ここでは詳細な説明を省略することとする。
上ケース2には平面視円形状の凹部8が形成されており、この凹部8の外周面にはデテント用のクリック溝8aが円周方向に沿って形成されている。また、凹部8の中央には透孔8bが形成されており、ロータリエンコーダ5のロータ5aはこの透孔8bを挿通して凹部8内に達している。さらに、上ケース2には合成樹脂製の筒状体9が複数本のネジ10を用いて固定されており、この筒状体9の外周面上端にはストッパ突起9aが形成されている。筒状体9の下部開口端は凹部8に連続しており、これら凹部8と筒状体9の内部に合成樹脂製の回転部材11が配設されている。
図3〜図6に示すように、この回転部材11は、円板状の基部11aと、基部11aの中央部から上方へ延びる突出壁11bと、基部11aの外縁部から上方へ延びる複数のガイド壁11cとを有しており、突出壁11bは各ガイド壁11cによって包囲されている。基部11aは上ケース2の凹部8内に挿入されており、凹部8内に突出するロータリエンコーダ5のロータ5aは基部11aの下面中央部に形成された係止孔11dに嵌合している。また、基部11aの周面に一対の収納孔11eが形成されており、これら収納孔11eは基部11aの中心を通る直線上に配置されている。図1と図2に示すように、各収納孔11eの内部にはスプリング12と駆動体13が順次挿入されており、駆動体13はスプリング12の弾発力を受けて凹部8の外周面に形成されたクリック溝8aに圧接されている。したがって、回転部材11が時計または反時計方向へ回転すると、駆動体13をクリック溝8aに係脱させてデテント(節度感触)を生起させることができると共に、ロータ5aを一体的に回転させてロータリエンコーダ5を動作させることができる。また、突出壁11bの一側面には上下方向へ直線的に延びるラック14が形成されており、この一側面に直交する突出壁11bの他側面にはハート型カム溝15が形成されている。図10に示すように、このハート型カム溝15はロック部15aと往路15bと復路15cおよび往復兼用路15dを有し、往路15bと復路15cの接続部がロック部15aとなっている。さらに、各ガイド壁11cには上下方向へ直線的に延びるガイド溝11fが形成されている。
この回転部材11に対して合成樹脂製の操作部材16が昇降可能にスプライン結合されており、これら回転部材11と操作部材16との間にはコイルスプリング17が介設されている。図7と図8に示すように、この操作部材16は上面を閉塞し下端を開口した円筒状に成形されており、その内周面下端の4箇所に突部16aが形成されている。これら突部16aは筒状体9の外周面に摺接しており、各突部16aが筒状体9のストッパ突起9aに当接することにより、操作部材16の脱落が防止されると共にその上昇位置が決定されるようになっている。また、操作部材16の中央部には支持壁16bが垂設されており、この支持壁16bの外側面には複数のガイド突起16cが形成されている。各ガイド突起16cは回転部材11のガイド溝11fに挿入されており、これにより回転部材11と操作部材16はスプライン結合され、両者は軸線方向に移動可能であるが回転方向に一体化された状態となる。したがって、操作部材16をコイルスプリング17の弾発力に抗して押圧操作した場合、各ガイド突起16cがガイド溝11fに沿って下降するため、操作部材16は固定状態の回転部材11に対して下降動作するが、操作部材16を回転操作した場合、その回転力が各ガイド突起16cとガイド溝11fの係合部分を介して回転部材11に伝達されるため、操作部材16とコイルスプリング17および回転部材11は一体的に回転する。
図1に示すように、操作部材16の支持壁16bの内側面にはピンホルダ18と回転ダンパー19が支持されており、これらピンホルダ18と回転ダンパー19は回転部材11の突出壁11bを介して対向している。図9に示すように、ピンホルダ18は合成樹脂製のケース20とクランク状に折り曲げられた摺動ピン21およびスプリング22とを有し、ケース20は圧入または接着剤による接着等により支持壁16bの内側面に固定されている。摺動ピン21の下端21bはケース20に揺動可能に支持されており、摺動ピン21の上端(摺動端部)21aはスプリング22の付勢力を受けて回転部材11の突出壁11bに形成されたハート型カム溝15に係合し、これらピンホルダ18とハート型カム溝15とでプッシュロック機構が構成されている。これにより、操作部材16の昇降移動に伴って摺動端部21aがハート型カム溝15に沿って移動(摺動)することとなり、摺動端部21aがハート型カム溝15のロック部15a(図10参照)に係止されると、操作部材16が下降位置にロックされるようになっている。
図11と図12に示すように、回転ダンパー19は、一対の取付脚部23aを有する皿形ケース23と、この皿形ケース23に接合・一体化されたキャップ24と、これら皿形ケース23とキャップ24の内部に配置された制動ロータ25と、この制動ロータ25の回転軸25aに固定されたピニオン26等によって構成されており、これら部材は全て合成樹脂で成形されている。皿形ケース23は平面視円形状の窪み23bを有し、この窪み23bの中央に軸23cが立設されている。制動ロータ25は軸23cに回転可能に支承されており、回転軸25aの下部周面から一対の制動板部25bが突出形成されている。皿形ケース23の窪み23bはキャップ24によって覆われており、これら窪み23bとキャップ24の内部にはシリコンオイル等の粘性流体27が注入されている。キャップ24にはセンタ孔24aが形成されており、回転軸25aの上部はこのセンタ孔24aを挿通して外部に突出しているが、回転軸25aの下部にOリング28が嵌められることで粘性流体27の流出が防止されている。ピニオン26には中心孔26aが形成されており、この中心孔26aに回転軸25aの上端部が圧入されている。皿形ケース23の取付脚部23aは圧入または接着剤による接着等により支持壁16bの内側面に固定されており、ピニオン26が回転部材11の突出壁11bに形成されたラック14に噛合している。このラック14は直線ガイド部をなすものであり、これらラック14と回転ダンパー19とで操作抵抗付与手段が構成されている。これにより、操作部材16の昇降移動に伴ってピニオン26が回転すると、制動ロータ25の制動板部25bが粘性流体27中で回転し、操作部材16の昇降動作に制動がかけられるようになっている。
次に、上記の如く構成された車載用電子機器の動作について説明する。図1に示すように、上昇位置にある操作部材16を操作者が回転操作すると、その回転力が各ガイド突起16cとガイド溝11fの係合部分を介して回転部材11に伝達されるため、操作部材16とコイルスプリング17および回転部材11が一体的に回転し、回転部材11の回転に伴ってロータリエンコーダ5が動作する。これにより、ロータリエンコーダ5の出力信号に基づいて操作部材16の回転方向と回転量に応じた種々の指令制御、例えば、走行路の状況に適したサスペンションの選択等を行うことができると共に、回転部材11の回転中に駆動体13がクリック溝8aに係脱してデテントが生起するため、このデテントを操作部材16を操作する操作者にフィードバックすることができる。
操作部材16による指令制御等を必要としない場合は、操作者が上昇位置にある操作部材16を押圧操作すると、各ガイド突起16cがガイド溝11fに沿って下降し、操作部材16は上記したプッシュロック機構によって下降位置にロックされる。すなわち、図10に示すように、操作部材16の上昇位置で摺動ピン21の摺動端部21aはハート型カム溝15の往復兼用路15dの上部に係合しているが、操作部材16をコイルスプリング17の弾発力に抗して押し込んでいくと、同図の2点鎖線で示すように、摺動端部21aは往復兼用路15dから往路15bの下部へと移動する。そして、操作者が操作部材16をさらに押し込み、摺動端部21aが往路15bの最下端部まで到達した後にこの押し込み操作力を除去すると、操作部材16がコイルスプリング17の復帰力で上方へ若干量戻され、摺動端部21aがハート型カム溝15のロック部15aに係止される。これによって操作部材16が下降位置にロックされるため、操作部材16とその近傍に配置された複数の操作ノブ7の上面がほぼ同じになり、意図しない操作を防止することができると共に、衝突事故等における身体への危険性を低減することができる。その際、コイルスプリング17には操作部材16を上昇させる方向へ大きな弾発力が蓄力されており、摺動端部21aはこのコイルスプリング17の弾発力を受けてロック部15aに係止されているため、プッシュロック機構のロック保持力が高められ、外部振動によって不所望にロック解除されてしまうことを防止できる。また、かかる操作部材16の押圧操作時にラック14に噛合するピニオン26が回転し、回転ダンパー19によって操作部材16の下降動作に制動がかけられるため、操作部材16の動きが静粛になって高級感を与えることができる。
一方、このように下降位置にロックされた操作部材16を再び使用する場合、操作者が下降位置にある操作部材16をコイルスプリング17の弾発力に抗して押圧操作すると、図10の実線で示すように、摺動ピン21の摺動端部21aがロック部15aから離脱して復路15cの下部へと移動し、ここで押し込み操作力を除去すると、操作部材16がコイルスプリング17の復帰力で上昇し、それに伴って摺動端部21aが復路15cから往復兼用路15dの上部へと移動する。この時、操作部材16は十分に蓄力されたコイルスプリング17の弾発力によって勢い良く上昇しようとするが、この場合もラック14に噛合するピニオン26が回転し、回転ダンパー19によって操作部材16の上昇動作に制動がかけられるため、操作部材16の動きが静粛になって高級感を与えることができる。また、操作部材16の上昇位置は突部16aとストッパ突起9aとの当接によって規定されるが、操作部材16の動きは上昇位置の直前でも遅くなっているので、突部16aとストッパ突起9aの衝突音は極めて小さくなり、この点からも高級感を与えることができる。
なお、上記実施形態例では、プッシュロック機構の構成部材であるハート型カム溝15とピンホルダ18のうち、ハート型カム溝15を回転部材11に設けると共にピンホルダ18を操作部材16に設けた場合について説明したが、これとは逆にハート型カム溝15を操作部材16に設けると共にピンホルダ18を回転部材11に設けることも可能である。操作抵抗付与手段の構成部材であるラック14と回転ダンパー19についても同様であり、上記実施形態例とは逆に、ラック14を操作部材16に設けると共に回転ダンパー19を回転部材11に設けることも可能である。
また、上記実施形態例では、操作部材16を回転部材11の回転操作用部材として使用する場合について説明したが、操作部材16の押圧操作によって動作されるプッシュスイッチを付設することも可能である。
本発明の実施形態例に係る複合操作機構が適用された車載用電子機器の断面図である。 該複合操作機構の分解斜視図である。 該複合操作機構に備えられる回転部材の底面図である。 該回転部材を一方向から見た側面図である。 該回転部材を他方向から見た側面図である。 図3のVI−VI線に沿う断面図である。 該複合操作機構に備えられる操作部材の底面図である。 図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。 該複合操作機構に備えられるピンホルダの正面図である。 該複合操作機構に備えられるプッシュロック機構の動作説明図である。 該複合操作機構に備えられる回転ダンパーの断面図である。 該回転ダンパーの分解斜視図である。
符号の説明
1 ハウジング
2 上ケース
5 ロータリエンコーダ
8 凹部
9 筒状体
9a ストッパ突起
11 回転部材
11a 基部
11b 突出壁
11c ガイド壁
11f ガイド溝
14 ラック
15 ハート型カム溝15
15a ロック部
15b 往路
15c 復路
15d 往復兼用路
16 操作部材
16a 突部
16b 支持壁
16c ガイド突起
17 コイルスプリング(復帰ばね)
18 ピンホルダ
19 回転ダンパー
20 ケース
21 摺動ピン
21a 摺動端部
22 スプリング
23 皿形ケース
24 キャップ
25 制動ロータ
26 ピニオン
27 粘性流体

Claims (3)

  1. 基台に回転可能に支持された回転部材と、この回転部材に対して昇降可能にスプライン結合された操作部材と、これら回転部材と操作部材との間に介設された復帰ばねと、前記操作部材の昇降動作に制動をかける操作抵抗付与手段とを備え、
    前記操作抵抗付与手段が前記操作部材の昇降方向へ延びる直線ガイド部とこの直線ガイド部に係合して動作する回転ダンパーとで構成され、前記直線ガイド部を前記回転部材に設け、前記回転ダンパーを前記操作部材に設け、
    前記直線ガイド部が前記操作部材の昇降方向へ多数の歯部を連続させたラックからなり、前記回転ダンパーの回転軸に固定したピニオンを前記ラックに噛合させ、
    前記回転部材にハート型カム溝を設けると共に、前記操作部材に前記ハート型カム溝に沿って摺動する摺動ピンを設け、これらハート型カム溝と摺動ピンによりプッシュロック機構を構成し、このプッシュロック機構によって前記操作部材を下降位置にロック可能とし、
    前記回転部材の中央部に上方へ向かって突出する突出壁を立設し、この突出壁に前記ラックと前記ハート型カム溝をそれぞれ形成したことを特徴とする複合操作機構。
  2. 請求項1の記載において、前記ラックと前記ハート型カム溝を前記突出壁の互いに直交する面に形成したことを特徴とする複合操作機構。
  3. 請求項1または2の記載において、前記操作部材に前記突出壁の外側に向かって垂下する支持壁を垂設し、この支持壁に前記回転ダンパーと前記摺動ピンをそれぞれ支持したことを特徴とする複合操作機構。
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