JP4319172B2 - 作業用手袋 - Google Patents

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本発明は作業用手袋に関し、特に、作業者の手が手袋内面で滑らないようにした作業用手袋に関する。
従来より、荷物などを取り扱う際に作業者が装着する作業用手袋には、把持した対象物が作業用手袋の外面で滑るのを防止するために、作業用手袋の外面に滑り止めを施して、取り扱う対象物と作業用手袋との間に働く摩擦力を増加させたものがある。
しかし、このような作業用手袋は、対象物と作業用手袋との間に働く摩擦力が増えたことで、手と作業用手袋の内面との間にかかる力が増加し、作業用手袋の内面で手が滑ってしまい、作業用手袋がずれて確実に対象物を把持できず、作業効率が落ちることがあった。
そこで、作業用手袋の内面にゴムや樹脂で滑り止めを形成し、手と作業用手袋の内面との間に働く摩擦力を増加させた作業用手袋が提案されている。
この作業用手袋によれば、作業用手袋と対象物との滑りを防止できると共に、作業用手袋内部で手が滑ることなく対象物を取り扱うことができるとしている。
特開2004-360120号公報
しかしながら、前記したゴムや樹脂で内面に滑り止めを形成した作業用手袋は、手に汗をかくなどして滑り止めが濡れてしまうと、滑り止めと手との間に働く摩擦力が低下して、作業用手袋の中で手が滑るおそれがあった。
すなわち、滑りを防止したい場所に滑り止めを設けているのであるが、ゴムや樹脂は湿気や汗を吸収することができないので、作業中に発汗すると、滑りを防止したい場所が最も滑りやすい場所になってしまい、更に、快適性に欠けるという問題があった。
しかも、作業用手袋の内面にゴムや樹脂で形成した滑り止めは、対象物を把持する際に違和感があり、また、柔軟性に欠けるという問題もあった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、掌に汗をかいても作業用手袋の内面で滑りを防止することができ、通気性及び吸湿性が良く、手袋内部で空気の流動性があり、手が蒸れず、快適で、しかも、手に良く馴染む作業用手袋を提供する。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の本発明では、手袋本体の内面に糸を隆起状に編み出して凸条部を形成し、滑り止めとした作業用手袋であって、前記手袋本体の一部または全部は、主糸と添糸とを編織してなるプレーティング編みで形成し、前記主糸は前記手袋本体の外面に編み出すと共に、前記添糸は前記手袋本体の内面に編み出し、しかも、前記添糸は前記主糸複数コースに対して単数若しくは複数コースで編み出すことで前記凸条部を形成すると共に、同凸条部は手の挿入方向に対して略直角方向へ横縞状で指紋や手のシワなどに喰い込んだり接触することにより摩擦力を生じさせるように形成する一方、凸条部と凸条部の間には溝部を横縞状に列を成して形成すると共に、同溝部は作業用手袋の内外へ空気の流動性を持たせるように形成した。
また、以下の点にも特徴を有するものである。
(1)添糸は、伸縮性を付与した主糸に沿って作業用手袋の内面側に編織し、主糸の伸縮性によって作業用手袋の内方へ押し出されて、作業用手袋内面で凸条部をより隆起させるようにしたこと
(2)主糸及び/または添糸は、伸縮性を有する糸であること。
(3)主糸及び/または添糸は、吸湿性を有する糸であること。
(4)主糸及び/または添糸は、綿糸であることを特徴とする。
(5)綿糸は、脱脂してあること。
また、請求項7に記載の本発明では、糸を隆起させて凸条部を形成した布地で縫製した手袋本体を有する作業用手袋において、前記凸条部が前記手袋本体の内面に突出するように縫製すると共に、同凸条部は手の挿入方向に対して略直角方向へ横縞状で指紋や手のシワなどに喰い込んだり接触することにより摩擦力を生じさせるように形成する一方、凸条部と凸条部の間には溝部を横縞状に列を成して形成すると共に、同溝部は作業用手袋の内外へ空気の流動性を持たせるように形成した。
また、以下の点にも特徴を有するものである。
(6)前記布地は伸縮性を有すること。
(7)前記凸条部を形成する糸は、吸湿性を有する糸であること。
そして、これらの作業用手袋の手袋本体の外面は、所定の部位を樹脂及び/またはゴムで被覆してあることにも特徴を有する。
また、手袋本体の外面は、所定の部位に樹脂及び/またはゴムで形成した所定形状の滑り止めを設けていることにも特徴を有する。
請求項1に記載の本発明では、手袋本体の内面に糸を隆起状に編み出して凸条部を形成し、滑り止めとした作業用手袋であって、前記手袋本体の一部または全部は、主糸と添糸とを編織してなるプレーティング編みで形成し、前記主糸は前記手袋本体の外面に編み出すと共に、前記添糸は前記手袋本体の内面に編み出し、しかも、前記添糸は前記主糸複数コースに対して単数若しくは複数コースで編み出すことで前記凸条部を形成すると共に、同凸条部は手の挿入方向に対して略直角方向へ横縞状で指紋や手のシワなどに喰い込んだり接触することにより摩擦力を生じさせるように形成する一方、凸条部と凸条部の間には溝部を横縞状に列を成して形成すると共に、同溝部は作業用手袋の内外へ空気の流動性を持たせるように形成した
したがって、作業用手袋を装着した際に、添糸によって形成して手袋本体内部に編み出した凸条部が手の指紋やシワ等に喰い込んで摩擦力を増大させるので、作業用手袋内部で手が滑るのを防止することができ、しかも、凸条部と凸条部の間に横縞状に列を成して形成された溝部に空気を流通させることができるので、作業用手袋内部に湿気がこもるのを防止して、手を蒸れにくくすることができる。その結果、快適さを向上することができる。
そして、作業用手袋の内面に、着脱方向に対して略直角方向、すなわち、物を把持する際の手・指の動きに対して略直角方向に横縞状の凸条部が形成されるので、作業用手袋内で手が滑りにくく、また、この凸条部は横縞状であるので、対象物を把持した際に違和感が少なく、手に良く馴染み、空気の流動性があり、通気性が良好な作業用手袋とすることができる。また、作業用手袋の裏面に形成される溝部の幅を広くすることができるので、作業用手袋の柔軟性を更に向上することができる。
また、請求項2に記載の本発明では、添糸は、伸縮性を付与した主糸に沿って作業用手袋の内面側に編織し、主糸の伸縮性によって作業用手袋の内方へ押し出されて、作業用手袋内面で凸条部をより隆起させるようにした。
したがって、この添糸で形成された凸条部が隆起することで、作業者の手は、作業用手袋内面でさらに滑りにくくなる。
また、請求項3に記載の本発明では、主糸及び/または添糸は、伸縮性を有する糸であることとした。
したがって、作業用手袋が更に伸縮性を有することとなり、手と手袋とが一体的となってフィットするので、軽快さや作業性を向上することができる。しかも、伸縮性を有する糸は、手袋内面の凸条部をより内方へ押し出して、この凸条部を手袋内面で隆起させるので、滑り止め効果をより向上させることができる。
また、請求項4に記載の本発明では、主糸及び/または添糸は、吸湿性を有する糸であることとした。
したがって、手袋本体に水分を吸収する機能を付与することができるので、作業者の手が作業用手袋内で蒸れにくくし、快適さをより向上することができる。
また、請求項5に記載の本発明では、主糸及び/または添糸は、綿糸であることとした。
したがって、手袋本体に吸湿性を比較的安価に付与することができるので、作業用手袋を形成する際のコストダウンを図ることができる。
また、請求項6に記載の本発明では、綿糸は、脱脂してあることとした。
したがって、手袋本体の吸湿性をさらに向上することができるので、作業時に手をより蒸れにくくすることができる。
袋本体を有する作業用手袋において、凸条部が手袋本体の内面に突出するように縫製すると共に、同凸条部は手の挿入方向に対して略直角方向へ横縞状で指紋や手のシワなどに喰い込んだり接触することにより摩擦力を生じさせるように形成する一方、凸条部と凸条部の間には溝部を横縞状に列を成して形成すると共に、同溝部は作業用手袋の内外へ空気の流動性を持たせるように形成した。
したがって、布地を縫製して形成した作業用手袋であっても、内面に着脱方向に対して略直角方向、すなわち、物を把持する際の手・指の動きに対して略直角方向に横縞状の凸条部が形成されるので、作業用手袋内で手が滑りにくく、また、凸条部は横縞状であるので、対象物を把持した際に違和感が少なく、手に良く馴染み、空気の流動性があり、通気性が良好な作業用手袋とすることができる。
また、請求項8に記載の本発明では、布地は伸縮性を有することとした。
したがって、布地で縫製した作業用手袋であっても伸縮性を有することとなり、手と手袋とが一体的となってフィットするので、軽快さや作業性を向上することができる。しかも、伸縮性を有する布地は、手袋内面の凸条部をより内方へ押し出して、この凸条部を手袋内面で隆起させるので、滑り止め効果をより向上させることができる。
また、請求項9に記載の本発明では、凸条部を形成する糸は、吸湿性を有する糸であることとした。
したがって、手袋本体に水分を吸収する機能を付与することができるので、作業者の手が作業用手袋内で蒸れにくくすることができる。
また、請求項10に記載の本発明では、手袋本体の外面は、所定の部位を樹脂及び/またはゴムで被覆してあることとした。
したがって、作業用手袋を補強したり、防水性等を付与することができると共に、作業用手袋と対象物との間で摩擦力を増加させることができて、作業性を向上することができる。
さらに、請求項11に記載の本発明では、手袋本体の外面は、所定の部位に樹脂及び/またはゴムで形成した所定形状の滑り止めを設けていることとした。
したがって、作業用手袋に使用用途にあわせた滑り止めを設けることができるので、作業用手袋と対象物との間で摩擦力を更に増加させることができ、作業性をより向上することができる。
本発明に係る作業用手袋は、手袋本体の内面に糸を隆起状に編み出して凸条部を形成し、滑り止めとしたものである。
ここで手袋本体とは、糸を編織及び/または生地を縫製して形成した、作業用手袋を構成する、いわゆる原手のことをいう。なお、手袋本体にコーティング等を施さず、手袋本体のままで作業に供する手袋についても、本発明に係る作業用手袋の概念に含まれるものである。
また、ここで作業用手袋の内面とは、作業用手袋を手に装着した際に、手と作業用手袋とが接触する面をいい、作業用手袋の外面とは、作業用手袋を手に装着した際に外側となる面のことをいう。
このように、手袋本体の内面に凸条部を設けることで、作業用手袋に挿入した手に凸条部が当接して摩擦力を増大させるので、作業用手袋の内面で手が滑りにくくすることができる。
特に、本発明に係る作業用手袋では、手袋本体の一部または全部は、手袋編み機により主糸と添糸とを編織してなるプレーティング編みで形成し、主糸は前記手袋本体の外面に編み出すと共に、前記添糸は前記手袋本体の内面に編み出し、しかも、前記添糸は前記主糸複数コースに対して単数若しくは複数コースで編み出すことで前記凸条部を形成している。
換言すれば、主糸を用いてメリヤス編み法により複数コース編織し、次いで主糸と添糸とを用いてプレーティング編み法により単数若しくは複数コース編織することを繰り返して形成したものであり、しかもプレーティング編みを施したコースは添糸を作業用手袋の内面にのみ表出させることで作業用手袋の内面に滑り止めを形成している。
ここでプレーティング編みとは、添糸編みともいわれる編み方であり、使用形態において(着用時に)、主糸に対して添糸が作業用手袋の内面側にのみ出るように編織する編み方である。
したがって、本発明に係る作業用手袋の外面は、主糸が表出して略平坦な状態であるが、作業用手袋の内面はプレーティング編みを施したコースの添糸が凸状部を形成し、コースに沿って横縞状の凹凸を成すこととなる。
そして、この横縞状の凹凸は、指紋や手のシワなどに喰い込んだり接触することにより摩擦力を生じさせて、作業用手袋の内面で手が滑りにくくするようにしている。
また、本発明に係る作業用手袋は、糸を隆起させて凸条部を形成した布地で縫製した手袋本体を有する作業用手袋において、凸条部が前記手袋本体の内面に突出するように縫製しても形成することができる。
すなわち、あらかじめ凸条部を設けた布地を所定の形状に裁断して裁断片を得て、この裁断片に施された凸条部が手袋本体の内面側に現れるように縫製することで、内面に滑り止めを有し、挿入した手が手袋の内面で滑りにくい作業用手袋を形成することができる。
以下、本発明に係る作業用手袋について、下記の順に従い図面を参照しつつ詳細に説明する。
(1)プレーティング編み法で形成した手袋本体を備える作業用手袋
(2)あらかじめ凸条部を設けた布地を縫製した手袋本体を備える作業用手袋
(1)プレーティング編み法で形成した手袋本体を備える作業用手袋
まず、プレーティング編み法で形成した手袋本体を備える作業用手袋の外観について説明する。
図1は左手装着用の本発明に係る作業用手袋1の外観を示しており、それぞれ(a)は掌側を、(b)は甲側を示している。
この作業用手袋1は、いわゆる原手となる手袋本体11を備えると共に、この手袋本体11は主糸をウーリーナイロンとし、添糸を綿糸としてプレーティング編み法により編織している。
また、この手袋本体11は、親指部2と、人差指部3と、中指部4と、薬指部5と、小指部6と(以下、これらの指部を総称して5本の指部10という。)、手掌部7と、袖部8と、手甲部9とを備えている。
そして、作業用手袋1を手に装着した際には、手の指が5本の指部10にそれぞれ収納されると共に、手掌部7には手のひらが、手甲部9には手の甲がそれぞれ当接することとなり、袖部8は手首を囲繞することとなる。
また、この作業用手袋1の外面の手掌部7側は、図1(a)に示すように、手袋本体11の袖部8を除いて天然ゴムでコーティングを施してあり、作業用手袋1を補強したり、取り扱う対象物が滑らないようにしている。
ここでコーティングに用いるコーティング素材は、一般に手袋の補強や滑り止め等を目的として使用されるものであれば特に制限されるものではないが、好ましくは天然ゴム、ニトリルゴム、ネオプレンゴム、ウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂などとすることで、作業用手袋自体の柔軟性を損なうことなく、その目的の達成が可能である。
また、コーティングに代えて、手掌部7の外面にコーティング素材と同様の素材で所定形状に形成した滑り止めを設けるようにしても良い。滑り止めの形状は手袋の用途に合わせたものであれば良く、特に限定されるものではないが、たとえば点状や線状や波状とすることができる。
一方、図1(b)に示すように、手甲部9側からみた状態では、手袋本体11の袖部8と、手甲部9と5本の指部10の背面側を除く部分に、手掌部7側のコーティングと連続して天然ゴムでコーティングを施し、いわゆる背抜きの状態としている。
このように手甲部9側外面にコーティングを施していない部分を備えることで、空気が手袋内部に通気し易くでき、また逆に、作業用手袋1内部の湿気を手甲部9から外気に放出できるので、作業者の手の蒸れるを防止し、快適さを向上できる。
次に、手袋本体11の編織方法について着目し、本発明について詳説する。
まず、図1(b)に示す作業用手袋1のAの部分を外面側から拡大した図を図2(a)に示し、内面側から拡大した図を図2(b)に示す。
図2(a)に示すように、本発明に係る作業用手袋1の外面は主糸20が全面的に表出しているので、略平坦な状態となっている。このように主糸20を編織することで、伸縮性を有する作業用手袋1とすることができる。
また、手袋本体11の外面にコーティングを施す際に、コーティング用の手型に手袋を装着すると、手袋本体11の外面が引っ張られて平坦になるので、外面にコーティング液を塗布し、コーティング液が固化した後でも編み目による凹凸が生じにくく、良好な外観を有する作業用手袋を形成することができる。
一方、図2(b)に示すように、作業用手袋1の内面は、主糸20が並んで形成されているメリヤス生地の所定のコース上に添糸21を編み込んでいる。なお、図2(b)では主糸20を3コース編み込む毎に添糸21を1コース編み込んだ例を示している。
すなわち、1コース目と2コース目とは主糸20のみでメリヤス編み法により編織し、3コース目はプレーティング編み法により主糸20と添糸21とを編み込むようにしている。
しかも、プレーティング編み法により編織した3コース目は、添糸21が作業用手袋1の内面側に現れるようにしている。
したがって、たとえば3コース目のように添糸21の蛇行によって形成された添糸円弧部24は、1コース目又は2コース目等のように、メリヤス編みによって形成された主糸20の主糸円弧部25よりも作業用手袋1の内面側に添糸21の直径分だけ突出することとなるので、凸条部22が横縞状に形成される。
添糸21によって形成されたこの凸条部22は、指紋や手のシワなどに喰い込んだり接触することにより摩擦力を生じさせて、作業用手袋1の内面で手が滑りにくくなるようにしている。
併せて、この凸条部22は、横縞状に列を成して溝部23を形成するので、この溝部23を通して作業用手袋1の内外へ空気の流動性を持たせることができ、手を蒸れにくくすることができる。
また、溝部23と凸条部22とは手の挿入方向に対して略直角方向、すなわち、物を把持する際の手・指の動きに対して略直角方向へ横縞状に形成している。したがって、手の屈曲を妨げることがなく、また、手の屈曲時に指関節を圧迫することがない。すなわち、作業用手袋を装着している作業者に対して違和感を感じないようにすることができる。
また、この作業用手袋1は、主糸20をウーリーナイロンとしている。このウーリーナイロンは、ナイロンに仮撚りを施すことで伸縮性を付与した糸である。それゆえ、主糸20に沿って作業用手袋1の内面側に編織された添糸21は、主糸20の伸縮性によって作業用手袋1の内方へ押し出されて、作業用手袋1内面で凸条部22をより隆起させることとなる。
この添糸で形成された凸条部22が隆起することで、作業者の手は、作業用手袋1内面でさらに滑りにくくなる。
また、この作業用手袋1は、主糸20のウーリーナイロンよりも、やや伸縮性の低い綿糸を添糸21として用いている。このように、主糸20に比してやや伸縮性が低い糸を添糸21に使用した場合、主糸20の伸縮性により添糸を手袋の内方へ押し出して、添糸を手袋内面で隆起させるので、滑り止め効果を更に向上させることができる。
しかも、主糸20の伸縮性により、添糸21により形成される横縞状の溝自体も伸縮するので、溝幅が自在に変化して手の指紋や手のシワに喰い込むこととなり、滑り止め効果を増大させることができる。
また、主糸20の伸縮性は、作業者の手の形に応じて作業用手袋1を自在に変形することとなるので、作業者の手にぴったりとフィットし、作業者は手袋との一体感を感じながら作業を行うことができるので、作業者に対して軽快な印象を与えたり、作業性を向上することができる。
次に、図2(b)のX−X断面図を図3に示す。前述した凸条部22は、図3に示すように、添糸21の添糸円弧部24が作業用手袋1の内面側に突出するように形成している。
そして、この凸条部22と凸条部22との間には溝部23が形成されることとなる。この溝部23は、作業者の手に作業用手袋1の内面が接触すると、溝状の空間を形成することとなる。
また、溝部23は主糸20をメリヤス編みにすることで形成されており、凸条部22と比較して添糸21が存在しない分だけ生地が薄くなっているので、空気が作業用手袋1の内部へ入りやすくなっており、この生地が薄い箇所の編み目部分から空気が入り込むことができて手を蒸れにくくすることができる。
しかも、先に述べたように、この添糸21で形成された溝部23には、作業用手袋内で発生した湿気を通気させることもできるので、湿気を外気に放出するという効果も有している。
ところで、手の蒸れを防止するためには、添糸21として吸湿性を有する糸を用いるのが好ましい。添糸は作業者の手に接触しているので、作業者が手から発汗した場合でも、添糸が速やかに水分を吸収し、手が汗などでべたつくことによる作業者の不快感を防止することができる。
このような機能を有する糸は、たとえば、ユニチカ株式会社製の「ハイグラ」(商品名)、東洋レーヨン株式会社製の「高・吸・乾」(商品名)等を使用することができる。
また、添糸は横縞状の溝を形成する役割も担っているので、溝に流れる空気に触れやすくなっている。したがって、手の水分を吸収した添糸は、溝に流れる空気と接触することで水分を放出できるので、長時間に亘り作業者の手を快適な状態に保つことができる。
また、添糸は綿糸を用いるようにしても良い。綿糸は吸湿性を有し、広く一般に流通しており、しかも、安価であることから、本発明に係る作業用手袋を製造する際において、製造コストを低減することができる。
また、添糸に綿糸を用いた場合は、綿糸を脱脂(油抜き)することにより、綿糸中に含まれる油分を排除して吸湿性を向上させることができるので、手の蒸れを更に防止することができて、作業者の手を快適に保ち、作業性を向上することができる。
脱脂の方法は、一般的な精錬方法で行っても良いが、高温水に浸漬して脱脂する方法が経済的であるので好ましい。
なお、図2及び図3では、主糸20を3コース編む毎に添糸21を1コース編み込んだ場合を例に示しているが、主糸20を2コース編む毎に添糸21を1コース編み込む方法や、主糸20を3コース編む毎に添糸21を2コース編み込む方法、主糸20を4コース編む毎に添糸21を2コース編み込む方法等であっても良い。
主糸20を2コース編む毎に添糸21を1コース編み込んだ場合は、作業用手袋1の内面に編み出される添糸21のコースの数が増えるので、指紋や手のシワなどに接触する個所が増えて摩擦力をより大きくすることができ、作業中に作業者の手が作業用手袋1の内面で滑らず、対象物をしっかりと把持できて、作業効率を上げることができる。
また、主糸20を3コース編む毎に添糸21を1コース編み込んだ場合と比較して、吸湿性を有する添糸21を作業用手袋1に多く編み込むことができるので、更に吸湿性を増加させることができ、作業用手袋1内部の蒸れなどを少なくできて快適性を向上することができる。
主糸20を3コース編む毎に添糸21を2コース編み込んだ場合は、主糸20を2コース編む毎に添糸21を1コース編み込む場合と同様に、作業用手袋1の内面に編み出される添糸21のコースの数が増えるので、指紋や手のシワなどに接触する個所が増えて摩擦力をより大きくすることができ、さらに、添糸21の凸条部22が集中して形成されるので、指関節などの大きなしわに喰い込みやすくすることができて、作業者の手が作業用手袋1の内面で滑らず、対象物をしっかりと把持できて、作業効率を上げることができる。
主糸20を4コース編む毎に添糸21を2コース編み込んだ場合は、主糸20を3コース編む毎に添糸21を2コース編み込む場合と同様に、添糸21の凸条部22が集中して形成されるので、指関節などの大きなしわに喰い込みやすくすることができると共に、溝部23の幅が広くなるので、手甲部9などにおいて、作業用手袋1内部の湿気を効率よく外気中に蒸散することができて、手が蒸れることを効率良く防止することができる。
しかも、主糸20を3コース編む毎に添糸21を1コース編み込む方法や、主糸20を2コース編む毎に添糸21を1コース編み込む方法、主糸20を3コース編む毎に添糸21を2コース編み込む方法と比較して、作業用手袋1の裏面に形成される溝部23の幅を広くすることができるので、作業用手袋1の柔軟性を更に向上することができる。
また、ここでは伸縮性を有する糸を主糸とし、吸湿性を有する糸を添糸としてプレーティング編みを行っているが、逆に、吸湿性を有する糸を主糸とし、伸縮性を有する糸を添糸に使用しても良い。このようにすることで、手袋本体11を構成する吸湿性を有する糸の割合が増加できるので、作業用手袋1の吸湿性を更に向上させることができる。
このように形成した手袋本体11は、このまま作業用手袋1として利用可能であるが、たとえば、下履き手袋、裏取付手袋、インナー手袋等として利用しても良い。
(2)あらかじめ凸条部を設けた布地を縫製した手袋本体を備える作業用手袋
次に、あらかじめ凸条部22を設けた布地31を用いて手袋本体を縫製し、形成した作業用手袋について述べる。
まず、図4に示すように、あらかじめ所望の間隔に凸条部22を形成した布地31を、所定の手袋を形どった型で裁断する。ここで、布地31上に形成する凸条部22は、横糸を布地31の表面に編み出して形成しても良く、また、溝部23を形成する横糸よりも太い糸を用いて形成するようにしても良い。
また、この凸条部22を形成する糸は、前述のメリヤス編みの作業用手袋1と同様に、吸湿性を有する糸を用いることで、凸条部22に吸湿性を付与することができ、作業者の手を快適に保つことができる。この、吸湿性を有する糸は、綿糸を用いても良く、更にこの綿糸を脱脂して用いても良い。
また、凸条部22と凸条部22との間には、溝部23が形成される。したがって、布地31を介して手袋内に入り込んだ空気が、この溝部23に通気することで手袋内部の空気に流動性を与えて、作業者の手を快適に保つことができる。
そして、一点鎖線で示す裁断線のように、表裏一体の手袋型の略全形を形どった主裁断片34と、親指部2を形成するための親指裁断片35を得る。
ここで、それぞれの裁断片34、35上の凸条部22は、各裁断片34、35を横断するようにしている。したがって、手袋本体形成時に、内面に凸条部22を横縞状に形成することができるので、作業用手袋を装着した際に凸条部22を滑り止めとして効果的に機能させることができる。
また、主裁断片34は、手の先端部が布地31の縦糸方向に向くように裁断している。一般的な編織機で編織した生地は、縦糸方向よりも横糸方向に伸縮性を有しているので、前述のように手の先端部と縦糸の方向とを揃えることで、形成した手袋本体11は手や指の形に合わせてフィットすることとなり、手に良く馴染む作業用手袋とすることができる。
図5は、図4に示す裁断線に沿って裁断した主裁断片34と親指部裁断片35を示している。
主裁断片34は、人差指部3(甲側)と人差指部3(掌側)との間の点線で示す部分を縦糸方向に沿って折りたたむことで、手袋本体のおおよその形ができるようにしている。
また、親指裁断片35についても、親指部2(甲側)と親指部2(掌側)との間に点線で示す部分を縦糸方向に沿って折りたたむことで、親指部2を形成するようにしている。
そして、主裁断片34の手掌部側には、作業用手袋1を装着した際に、親指を挿通可能とすべく親指孔32を設けており、この親指孔32の端縁部分と、親指裁断片35の親指縫着部33とを縫い合わせることにより手袋本体11を形成するようにしている。
ここで、各裁断片34、35の折りたたみは、布地31上に設けた凸条部22が外面側に出るように折りたたんでも良く、内面側に出るように折りたたんでも良い。
すなわち、凸条部22が外面側に出るように折りたたんだ場合は、手袋本体11を縫製した後に布地31を裏返すことで、凸条部を内面側に有する手袋本体11を得ることができると共に、縫製時の縫い目を内面側に隠すことができるので、外観を良くすることができる。
また、凸条部22が内面側に出るように折りたたんだ場合は、布地31を裏返す必要がないので、前述の折りたたみ方法に比して工程数を減らすことができ、作業効率を向上することができる。このような手袋は、下履き手袋、裏取付手袋、インナー手袋等として利用しても良い。
図6は凸条部22が外面側に出るように折りたたんで縫製した状態を示している。このように縫製することで、外面側には凸条部22が全体的に現れると共に、各指部10の縁には縫い代が見える状態となっている。
そして、この状態で布地31を裏返すことにより、図7に示すように内面側に凸条部22を備える手袋本体11を得ることができる。
なお、このようにして得た手袋本体11は、このまま作業用手袋1として使用に供しても良く、また、外面にゴム等のコーティングを施して作業用手袋1としても良い。
これまで述べてきたように、作業用手袋の内面にある凸条部22は効果的に滑りを抑えることができるが、この凸条部22による手袋内面の滑り止めは、作業用手袋内面の全体に施しても良く、また、内面の所望の部位にのみ施しても良いのはいうまでもない。
作業特性上、特に滑りやすい部位に凸条部22による滑り止めを施すことで、それぞれの作業にあった作業用手袋1を形成することができる。
たとえば、指先を頻繁に使う作業では、作業用手袋1の指先が手袋の中で滑って、たるみが生じると作業に支障がでるおそれがあるので、指先部位内面にこの滑り止めを施すことで、たるみが生じにくくなり、作業性を向上することができる。
また、作業者の手首から腕にかけて囲繞する袖部を備える作業用手袋1では、腕の曲げ伸ばしによって袖部がずり落ちるおそれがあるので、袖部にこの滑り止めを施すことで、作業性を向上することができる。
しかもこれらの例のように、所望の部位に滑り止めを施すことは、全体に滑り止めを施した場合と比較して安価に作業用手袋を製造できるので、より実用的な作業用手袋を安価に消費者に提供することができる。
また、所望の部位に滑り止めを形成する際の凸条部22を形成する糸は、その目的の度合いに応じて太さを変えるようにしても良い。
指紋や掌紋などの比較的細かい凹凸に添糸を喰い込ませたい場合は細めの添糸とし、シワや関節などの比較的大きな凹凸に添糸を喰い込ませたい場合は太めの糸を選択することで、より作業者に適した作業用手袋とすることができる。
本発明に係る作業用手袋の外観を示す説明図である。 本発明に係る作業用手袋の外面及び内面を拡大した説明図である。 本発明に係る作業用手袋の生地の断面図である。 本発明に係る作業用手袋の形成例を示す説明図である。 本発明に係る作業用手袋の形成例を示す説明図である。 本発明に係る作業用手袋の形成例を示す説明図である。 本発明に係る作業用手袋の形成例を示す説明図である。
1 作業用手袋
11 手袋本体
20 主糸
21 添糸
22 凸条部
31 布地

Claims (11)

  1. 手袋本体の内面に糸を隆起状に編み出して凸条部を形成し、滑り止めとした作業用手袋であって、
    前記手袋本体の一部または全部は、主糸と添糸とを編織してなるプレーティング編みで形成し、
    前記主糸は前記手袋本体の外面に編み出すと共に、前記添糸は前記手袋本体の内面に編み出し、しかも、前記添糸は前記主糸複数コースに対して単数若しくは複数コースで編み出すことで前記凸条部を形成すると共に、
    同凸条部は手の挿入方向に対して略直角方向へ横縞状で指紋や手のシワなどに喰い込んだり接触することにより摩擦力を生じさせるように形成する一方、凸条部と凸条部の間には溝部を横縞状に列を成して形成すると共に、同溝部は作業用手袋の内外へ空気の流動性を持たせるように形成したことを特徴とする作業用手袋。
  2. 添糸は、伸縮性を付与した主糸に沿って作業用手袋の内面側に編織し、主糸の伸縮性によって作業用手袋の内方へ押し出されて、作業用手袋内面で凸条部をより隆起させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の作業用手袋。
  3. 主糸及び/または添糸は、伸縮性を有する糸であることを特徴とする請求項2に記載の作業用手袋。
  4. 主糸及び/または添糸は、吸湿性を有する糸であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の作業用手袋。
  5. 主糸及び/または添糸は、綿糸であることを特徴とする請求項2〜4いずれか1項に記載の作業用手袋。
  6. 綿糸は、脱脂してあることを特徴とする請求項5に記載の作業用手袋。
  7. 糸を隆起させて凸条部を形成した布地で縫製した手袋本体を有する作業用手袋において、
    前記凸条部が前記手袋本体の内面に突出するように縫製すると共に、
    同凸条部は手の挿入方向に対して略直角方向へ横縞状で指紋や手のシワなどに喰い込んだり接触することにより摩擦力を生じさせるように形成する一方、凸条部と凸条部の間には溝部を横縞状に列を成して形成すると共に、同溝部は作業用手袋の内外へ空気の流動性を持たせるように形成したことを特徴とする作業用手袋。
  8. 前記布地は伸縮性を有することを特徴とする請求項7に記載の作業用手袋。
  9. 前記凸条部を形成する糸は、吸湿性を有する糸であることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の作業用手袋。
  10. 手袋本体の外面は、所定の部位を樹脂及び/またはゴムで被覆してあることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の作業用手袋。
  11. 手袋本体の外面は、所定の部位に樹脂及び/またはゴムで形成した所定形状の滑り止めを設けていることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の作業用手袋。
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