JP3183055U - 2重層複合材料からなる手袋構造 - Google Patents

2重層複合材料からなる手袋構造 Download PDF

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Abstract

【課題】手にはめたときの保温効果及び滑り止め効果を得るとともに、快適性及び美観に優れた2重層複合材料からなる手袋構造を提供する。
【解決手段】2重層複合材料からなる手袋構造は、手袋本体Aを含む。手袋本体Aは、ネリ層とカバー層2とが縫着されて形成される。ネリ層は、特製ネリ糸により織編されて一体成形された手袋であるとともに、胴体部21及び複数の内指袋部を有する。カバー層2は、緯編方式により織編された一体成形された手袋であるとともに、胴体部21、複数の外指袋部及び伸縮部23を有する。伸縮部23の底端には、内方へ折り曲がった袖口エリアが形成される。袖口エリアの内端には、所定の長さでネリ層の胴体部の底端が対応し、縫糸2321により縫合され、少なくとも1つの縫着エリア232を形成して縫着の堅牢性を高め、カバー層2をひっくり返してネリ層の表面を覆う。
【選択図】図1

Description

本考案は、2重層複合材料からなる手袋構造に関するものであり、さらに詳しくは、手にはめて使用し、ネリ層とカバー層とを縫着して形成する2重層複合材料からなる手袋構造に関するものである。
現在市販されている手袋は、材料の違いに応じて布手袋、プラスチック手袋、石綿手袋などに分けられる。そのうち最も良く使用されている手袋は布手袋であり、この布手袋は、フルカバー式及びハーフカバー式の2種類に分けられる。「フルカバー式手袋」とは、5本の指袋部を有する手袋を意味する。手袋を手にはめると、両手の掌が指部とともに完全に覆われる。ハーフカバー式手袋とは、長さが指より短くて先端が開いた指サックを有する手袋である。布手袋の防寒性を高めるために、保温性が好ましい毛糸材料又は皮材料が織編されて成形された手袋本体を採用する。この手袋本体は、手部に被せる箇所に応じて掌部と複数本指袋とに分けられる。
しかし、上述したような従来の布手袋は、織編されて形成された単層手袋本体であるため、各繊維糸の間に隙間が生じ、手袋を手にはめて作業する際、手が怪我をしたり手袋が手から外れたりする虞があり、防寒効果及び滑り止め効果を得ることはできなかった。
実公平7−36693号公報(以下、「特許文献1」という。)には、手甲部側に伸縮部材を形成させた手袋であって、手掌部の薬指中心線延長線部とリスト部との接合周辺部における手掌部の非伸縮性部材は切欠部を形成し、切欠部に伸縮性部材を設けた手袋が記載されている。しかし、特許文献1に記載の手袋はスポーツ用のものであり、複合層を利用し、手にはめた際の保温効果等については開示がない。
実公平7−36693号公報
本考案の第1の課題は、手にはめたときの保温効果が高い2重層複合材料からなる手袋構造を提供することにある。
本考案の第2の課題は、手にはめたときの快適性に優れた2重層複合材料からなる手袋構造を提供することにある。
本考案の第3の課題は、手にはめたときの外観に優れた2重層複合材料からなる手袋構造を提供することにある。
本考案の第4の課題は、手にはめたときの滑り止め効果が高い2重層複合材料からなる手袋構造を提供することにある。
そこで、本考案者は、前記課題を解決するため、鋭意検討を重ねた結果、後述するようにネリ層とカバー層とを縫着することにより形成される2重層複合材料を用いる手袋において、前記課題が解決される点に着目し、かかる知見に基いて本考案を想到するに至った。
かくして、前記課題を解決するために、本考案によれば、手袋本体を備えた2重層複合材料からなる手袋構造であって、
前記手袋本体は、ネリ層とカバー層とが縫着されて形成され、前記ネリ層は、特製ネリ糸により織編されて一体成形された手袋であるとともに、胴体部及び複数本指袋を有し、前記カバー層は、緯編方式により織編された一体成形された手袋であるとともに、胴体部、複数本指袋及び伸縮部を有し、
前記伸縮部の底端には、内方へ折り曲がった袖口エリアが形成され、前記袖口エリアの内端には、所定の長さで前記ネリ層の前記胴体部の底端が対応し、縫糸により縫合され、少なくとも1つの縫着エリアを形成して縫着の堅牢性を高め、前記カバー層をひっくり返して前記ネリ層の表面を覆うことを特徴とする2重層複合材料からなる手袋構造が提供される。
前記ネリ層の前記ネリ糸は、組織糸、羽毛糸、カシミヤ糸、ループ糸又は半カシミヤ糸のうちの少なくとも1つにより構成された組織繊維であることが好ましい。
前記ネリ層及び前記カバー層の前記胴体部は、手の甲エリア及び掌エリアをそれぞれ含むことが好ましい。
前記カバー層の表面は、少なくとも1つのパターン層縫着エリア及び少なくとも1つの装飾物のうちの少なくとも何れか1つを含むことが好ましい。
前記カバー層の前記掌エリア及び前記複数本指袋には、滑り止め機能を有する少なくとも1つの滑り止め層が接着されて突設されていることが好ましい。
本考案は前記の通りの構成からなり、保温性、快適性、装飾性、滑り止め性等において、著しく顕著な効果を奏する。
図1は、本考案の一実施形態に係る2重層複合材料からなる手袋構造を示す斜視図である。 図2は、本考案の一実施形態に係る2重層複合材料からなる手袋構造の縫成過程を示す模式図である。 図3は、本考案の一実施形態に係る2重層複合材料からなる手袋構造の縫着過程を示す断面図である。 図4は、本考案の他の実施形態に係る2重層複合材料からなる手袋構造を示す模式図(1)である。 図5は、本考案の他の実施形態に係る2重層複合材料からなる手袋構造を示す模式図(2)である。 図6は、本考案の他の実施形態に係る2重層複合材料からなる手袋構造を示す模式図(3)である。 図7は、本考案の一実施形態に係る2重層複合材料からなる手袋構造を示す模式図である。
以下、本考案の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、これによって本考案が限定されるものではない。
図1〜図3を参照する。図1〜図3に示すように、本考案の一実施形態に係る2重層複合材料からなる手袋構造は、手袋本体Aを含む。この手袋本体Aは、ネリ層1とカバー層2との縫着により形成される。
ネリ層1は、横編機(weft knitting machine)(手袋編機を含む。)を用いて、特製ネリ糸(neri yarn(練糸))により織編され、編機により糸を織編して手袋を一体成形し、掌及び指全体を覆う輪郭を形成する。ネリ層1は、手の甲エリア111及び掌エリア112を覆って胴体部11を形成する。胴体部11の前端には、延びて縫成された複数の内指袋部12が形成される。
カバー層2は、各種糸を各種横編機(手袋編機を含む)により織編してもよく、編機で糸を織編して一体式の手袋を形成し、掌及び指全体が包まれた輪郭を形成する。カバー層2は、手の甲エリア211及び掌エリア212を有する胴体部21を含む。胴体部21の前端には、織編された複数の内指袋部12が延設されている。胴体部21の後端には、延ばされて編織された伸縮部23が形成されて締め付け効果を得て、伸縮部23の底端を内方へ折り曲げて袖口エリア231が形成される。袖口231へ手を入れると腕が覆われた状態となる。袖口エリア231の内端には、所定の長さでネリ層1の胴体部11の底端が対応するように縫糸2321により縫着され、少なくとも1つの縫着エリア232を形成して縫着の堅牢性を向上させ、カバー層2をひっくり返してネリ層1の表面を覆う。
本考案の一実施形態に係る2重層複合材料からなる手袋構造は、ネリ層1とカバー層2とが縫着されて形成された手袋本体Aを含む。ネリ層1が特製ネリ糸により縫成され、手袋が一体成形される。ネリ層1の特製ネリ糸は組織繊維(tissue fiber)である。この組織繊維は、組織糸(organization yarn)、羽毛糸(feather yarn)、カシミヤ糸(cashmere yarn)、ループ糸(loop yarn)又は半カシミヤ糸(half of cashmere yarn)であり、手にはめたときの保温性及び快適性に優れている。ネリ層1は、胴体部11及び複数の内指袋部12を有する。胴体部11は、掌を覆う手の甲エリア111及び掌エリア112から構成される。カバー層2は、緯糸を織編して一体成形された手袋である。カバー層2は、胴体部21、複数の外指袋部22及び伸縮部23を含む。胴体部21は、掌を覆う手の甲エリア211及び掌エリア212から構成される。伸縮部23の底端には、内方に折り曲げられた袖口エリア231が形成される。袖口エリア231の内端には、所定長さでネリ層1の胴体部11の底端に対応し、縫糸2321により縫着された少なくとも1つの縫着エリア232が形成され、縫着の堅牢性を高める。カバー層2は、ひっくり返してネリ層1の表面を覆うため、手にはめたときの保温効果に優れている(図2及び図3参照)。
図4〜図7を参照する。図4〜図7に示すように本考案の一実施形態に係る2重層複合材料からなる手袋構造の手袋本体Aは、カバー層2の伸縮部23の底端が内方へ折り曲げられて形成された袖口エリア231を含む。袖口エリア231の内端には、所定長さでネリ層1の胴体部11の底端に対応し、少なくとも1つの縫着エリア232が縫糸2321により縫着され、カバー層2をひっくり返してネリ層1の表面を覆う。カバー層2の表面には、少なくとも1つのパターン層縫着エリア213,221,233が設けられて幾何学的形状に形成される(図4参照)。ここで幾何学的形状とは、柄模様、縞模様、波模様、文字・数字、人物、動物、植物又はアニメの絵のうちの1つ又はそれらの組み合わせである。本実施形態のカバー層2の表面には、少なくとも1つの装飾物24が縫着される(図5参照)。装飾物24は、ニットアクセサリ(knitting accessory)、不織布フィッティング(non−woven fitting)、スパンコールフィッティング(sequined fitting)、ダイヤモンドフィッティング(diamond fitting)、ビーズフィッティング(beads fitting)、ベルトフィッティング(belted fitting)、フリンジフィッティング(fringed fitting)などのうちの何れか1つ又はそれらの組み合わせにより構成され、これにより手にはめたときの見た目を良くしてもよい。
カバー層2の掌エリア212及び外指袋部22に少なくとも1つの滑り止め層214,222が突設されて粘着され、滑り止め効果を得て(図6参照)、掌エリア212と所定の接触面との間に摩擦力を発生させ、身に着けたときの滑り止め効果を得る。特に、カバー層2は、少なくとも1つのパターン層縫着エリア213,221,233と、少なくとも1つの装飾物24及びカバー層2上の掌エリア212と、外指袋部22の少なくとも1つの滑り止め層214,222と、からなる群から選ばれる一種以上を含む(図7参照)。
以上、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
1 ネリ層
2 カバー層
11 胴体部
12 内指袋部
21 胴体部
22 外指袋部
23 伸縮部
24 装飾物
111 手の甲エリア
112 掌エリア
211 手の甲エリア
212 掌エリア
213 パターン層縫着エリア
214 滑り止め層
221 パターン層縫着エリア
222 滑り止め層
231 袖口エリア
232 縫着エリア
233 パターン層縫着エリア
2321 縫糸
A 手袋本体

Claims (5)

  1. 手袋本体を備えた2重層複合材料からなる手袋構造であって、
    前記手袋本体は、ネリ層とカバー層とが縫着されて形成され、
    前記ネリ層は、特製ネリ糸により織編されて一体成形された手袋であるとともに、胴体部及び複数の内指袋部を有し、
    前記カバー層は、緯編方式により織編された一体成形された手袋であるとともに、胴体部、複数本指袋及び伸縮部を有し、
    前記伸縮部の底端には、内方へ折り曲がった袖口エリアが形成され、前記袖口エリアの内端には、所定の長さで前記ネリ層の前記胴体部の底端が対応し、縫糸により縫合され、少なくとも1つの縫着エリアを形成して縫着の堅牢性を高め、前記カバー層をひっくり返して前記ネリ層の表面を覆うことを特徴とする2重層複合材料からなる手袋構造。
  2. 前記ネリ層の前記ネリ糸は、組織糸、羽毛糸、カシミヤ糸、ループ糸又は半カシミヤ糸のうちの少なくとも1つにより構成された組織繊維であることを特徴とする請求項1に記載の2重層複合材料からなる手袋構造。
  3. 前記ネリ層及び前記カバー層の前記胴体部は、手の甲エリア及び掌エリアをそれぞれ含むことを特徴とする請求項1に記載の2重層複合材料からなる手袋構造。
  4. 前記カバー層の表面は、少なくとも1つのパターン層縫着エリア及び少なくとも1つの装飾物のうちの少なくとも何れか1つを含むことを特徴とする請求項3に記載の2重層複合材料からなる手袋構造。
  5. 前記カバー層の前記掌エリア及び前記複数本指袋には、滑り止め機能を有する少なくとも1つの滑り止め層が接着されて突設されていることを特徴とする請求項3に記載の2重層複合材料からなる手袋構造。
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