JP4318846B2 - 角パイプのプレス曲げ成形装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、自動二輪車のリヤフォークに使用される角パイプのプレスによる曲げ成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に外観性に優れ、曲げ剛性が大きいなどの理由で、自動二輪車のリヤフォーク材として、角パイプが広く利用されている。ところで、この角パイプをリヤフォークとして利用するには、曲げ加工をする必要があり、たとえば、この角パイプをプレスベンダーで曲げ加工する場合には、角パイプの曲げ加工部の凸面側では引張り力が、また凹面側では圧縮力が作用するため、成形加工後の角パイプの曲げ加工部の凹面側の中央部にへこみが生じるなどの局部変形を生起してしまい、角パイプの剛性の低下を招き、実用に供し得なくなるという不具合があった。
【0003】
そこで、かかる不具合を解消するために、従来では、芯材を角パイプの被折り曲げ部に差し込んだのち、成形型により、その角パイプの被折り曲げ部を曲げ成形するようにした、成形手段が知られている(特開昭63−192519号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来の曲げ成形手段では、複数の芯材を、角パイプ内に差し込み、また、そこから抜き出す作業が面倒であり、作業能率が低下して、コスト高を招き、また、成形精度が高く品質の良い成形品を安定して提供するのがむずかしいなどの問題がある。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、角パイプの曲げ成形時における局部変形を防止して、曲げ剛性が高く、かつ、品質がよく外観性の優れた角パイプを成形でき、その上、生産性に優れた、角パイプのプレス曲げ成形装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本請求項1記載の発明は、角パイプのプレス曲げ成形装置であって、
直線面、傾斜面、およびそれらを連続する曲げ面を有する成形面を形成する下型と、
直線面、傾斜面、およびそれらを連続する曲げ面を有する上型と、
複数枚の板状の芯材を積層して構成されて可撓性を有し、前記下型にセットされた角パイプ内に抜差自在に装着可能な、芯材組立体と、
前記芯材組立体に連結され、該芯材組立体を角パイプ内に抜差可能に装着され、また、角パイプの曲げ成形後は、その曲げ成形部から外れた位置まで芯材組立体を移動させる芯材駆動手段とを備え、
前記芯材組立体は、板状の第1の芯材と、その第1に芯材の上下に積層状に重ね合わされる複数枚の第2の芯材とにより層状に形成されていて、第1の芯材には、その長手方向に沿う長穴が形成され、一方、第2の芯材には、前記長穴内をスライド可能に貫通する連結ボルトが連結されて、第1の芯材に対してその長手方向にスライド可能であり、
前記芯材駆動手段の駆動により、前記第1の芯材は、第2の芯材に対して前記長穴の長さ範囲で、単独で前記角パイプの内方向あるいは外方向にスライドした後、それらの芯材が一体となって同方向にスライド可能としたことを特徴としている。
【0007】
かかる特徴によれば、構成簡単な曲げ成形装置によって、角パイプの曲げ成形時における局部変形の発生を防止して、成形精度の高い曲げ角パイプを成形することができ、また、可撓性を保有する芯材組立体は、角パイプ内への装着、そこからの離脱操作が簡単容易なる。すなわち、芯材組立体を角パイプ内に挿入するとき、第1の芯材の長穴の外端は、後部連結ボルトに係合するまで第2の芯材に対して相対的に内方にスライドし、その後に、第1、第2の芯材は一体となって角パイプP内に所定の位置まで挿入されるので、芯材組立体の、角パイプ内への挿入作業が容易になり、また芯材組立体を角パイプから引き抜く作業では、まず、中央部の第1の芯材のみが第2の芯材に対して長穴の長さ範囲で、外方にスライドされ、その後、第1、第2の芯材がが一体となって角パイプから引き抜かれるので、芯材組立体の角パイプからの引き抜き作業が容易になる。よって、角パイプの成形作業能率を高め、生産性を大幅に向上させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
【0009】
まず、図1〜11を参照して、本発明の第1実施例にかかる角パイプのプレス曲げ成形装置の構造について説明する。
【0010】
図1は、本発明による、角パイプPの成形前の直状の状態と、本発明によるプレス曲げ成形後の状態とを示す斜視図、図2は、成形型が型開きされ、角パイプがそこにセットされた状態の成形装置に縦断面図、図3は、図2の3−3線に沿う断面、図4は、角パイプが保持手段により保持された状態の成形装置の縦断面図、図5は、成形型が型締めされ、角パイプが曲げ成形された状態の成形装置に縦断面図、図6は、図5の6−6線に沿う断面図、図7は、図5の7−7線に沿う断面図、図8は、型締め後、芯材組立体の第1の芯材を途中まで抜き取った状態を示す成形装置の縦断面図、図9は、成形型を型開きした状態を示す成形型の縦断面図、図10は、型開き後、角パイプを取り出した状態を示す成形装置の縦断面図、図11は、型開き後、角パイプを取り出した状態を示す成形装置の縦断面図である。
【0011】
本発明にかかる角パイプのプレス曲げ成形装置は、角パイプPをプレス曲げ成形するプレス成形型Mと、曲げ加工すべき角パイプPに抜差自在に装着される芯材組立体Aとより構成されている。
【0012】
図2〜7に示すように、プレス成形型Mは、固定の下型MDと、図示しない従来公知の駆動装置により、この下型MDに対して進退可能に昇降駆動される可動の上型MUとより構成されている。下型MDは、その主体部を構成する下型本体1が、ダイベース2上に固定され、この下型本体1の後面には、ガイド部材3が一体に設けられる。また、ガイド部材3の後面には、後向に延びる受台4が固定され、この受台4上に伸縮油圧シリンダなどよりなる、芯材組立体Aの駆動手段11が設けられる。
【0013】
前記下型本体1の上面には、下型成形面6が形成される。この下型成形面6は、ダイベース2と略平行な、後半部の直線面6aと、この直線面6aの前端より前下がりに傾斜(水平面に対して30°±5°)する、前半部の傾斜面6bと、前記直線面6aと傾斜面6bとを連続的に接続する、中間部の曲げ面6cとより構成され、この曲げ面6cは、ワークである角パイプPを曲げ成形するために上方に凸の所定の曲率を有する曲面に形成されて、その前後は、前記傾斜面6bと直線面6aとに滑らかに連続的に接続されている。そして、この下型MDには、その左右方向の中央部に、全長にわたり断面凹状の下側のホールド溝7が形成され、このホールド溝7の前後両端面は、外部に開放されている。そして、この下側のホールド溝7には、後に詳しく述べるように、ワークである角パイプPの曲げ成形時には、その中心線より下半部が嵌合されるようになっている。また、前記ガイド部材3の下型成形面6より上方に突出する部分の前面には、角パイプPの位置決め面3aが形成され、この位置決め面3aに、下型成形面6上に嵌合される角パイプPの後端面が衝き当てられるようになっている。前記ガイド部材3の上部には、その前後面に開口するガイド穴3bが設けられ、このガイド穴3bに、角パイプP内に装着される芯材組立体Aの、第1の芯材25の自由端部が挿通案内され、この第1の芯材25の端縁は、ジョイント10を介して受台4上の芯材駆動装置11モータ駆動部11aに連結される。
【0014】
下型MDに対して昇降駆動される、可動の上型MUの主体部を構成する上型本体13は、図示しない昇降装置により昇降駆動される昇降部材15に一体に設けたダイベース14の下面に一体に吊設されている。この上型本体13は、その前後方向の長さが前記下型本体1よりも短く形成されおり、その下面には、前記下型成形面6に対応する上型成形面16が形成され、この上型成形面16は、ダイベース14と略平行な、後半部の直線面16aと、この直線面16aの前端より前下がりに傾斜(直線面に対して30°±5°)する、前半部の傾斜面16bと、前記直線面16aと傾斜面16bとを連続的に接続する、中間部の曲げ面16cとより形成され、この曲げ面16cは、ワークである角パイプPを曲げ成形するために下方に向けて凹の所定の曲率の曲面に形成されて、その前後は、前記傾斜面16bと直線面16aとに滑らかに連続的に接続されている。そして、この上型MUには、その左右方向の中央部に、全長にわたり断面凹状の上側のホールド溝17が、前記下型MDの下側のホールド溝7に対応して形成され、この上側のホールド溝17の前後両端面は、外部に開放されている。そして、この上側のホールド溝17には、後に詳しく述べるように、ワークである角パイプPの曲げ成形時には、その中心線より上半部が嵌合されるようになっている。また、ダイベース14には、上型MUの後面に近づけて、ワークである角パイプPの保持手段18が設けられている。この保持手段18は、ダイベース14の下面に固定される中空角筒状の支持部材19と、この支持部材19に上下方向に進退移動可能に嵌合される角筒状の保持部材20と、支持部材19内に設けられて保持部材20を突出方向、すなわち下方向に弾発付勢するばね部材21とより構成されている。保持部材20の下面の幅方向の中央部には、前記上側ホールド溝17と長手方向に符合する押え溝22が形成されている。そして、保持部材20は、その自由状態では、その下面が上型成形面16の最下面と同じか、それよりも若干下方に突出するレベルにある。
【0015】
つぎに、曲げ成形加工される角パイプP内に抜差可能に装着される芯材組立体Aの構造について説明すると、この芯材組立体Aは、中央に配置される、一枚の第1の芯材25と、その第1の芯材の上下に積層状に重ね合わされる複数枚の第2の芯材26,27とより構成され、角パイプPの中空部断面と略同形の四角断面形成されている。前記第1の芯材25は、金属板、合成樹脂板などの帯状の板材により形成されていて、角パイプPの曲げ部に容易に追従して撓曲し得るような可撓性と弾性を有する。そして、その基部側に、その長手方向に沿う長穴25aが穿設されている。一方、前記複数枚の第2の芯材26,27は、ナイロン板などの合成樹脂板あるいは金属板により、帯状の板材により形成されて、前記第1の芯材15の上下面に2枚ずつ積層され、相互に、および第1の芯材25に対して相対スライドが可能であり、また、角パイプPの曲げ部に容易に追従して撓曲し得るような可撓性を有する。
【0016】
図2に明瞭に示すように、複数枚の第2の芯材26,27の前、後両端部には、それらを貫通して、前、後部連結穴29,30が穿設され、これらの連結穴29,30には、間隙を存して前、後部連結ボルト31,32がそれぞれ緩通連結されており、これにより、複数枚の第2の芯材26,27の前、後両端部は、前、後部連結ボルト31,32により、相互に遊動可能、すなわち、フローチング状態で連結されている。また、後部連結ボルト32は、第1の芯材25の長穴25aを貫通しており、この第1の芯材25は、後部連結ボルト32に案内され、その長穴25aの長さ範囲で、複数枚の第2の芯材26,27に対して、それらの長手方向にスライド可能である。
【0017】
芯材組立体Aの後端部は、前記ガイド部材3により前後に移動可能に支持され、第1の芯材25の後端部は、第2の芯材26,27の後端よりも後方に突出していて、ガイド部材3を通して後方に延びており、その後端に、前記芯材駆動手段11の駆動部11aがジョイント10を介して連結されている。したがって、芯材駆動手段11の作動によれば、第1の芯材25を、第2の芯材26,27に対して前後にスライド制御することができる。
【0018】
つぎに、前述したように構成されるプレス曲げ成形装置により、ワークである角パイプPを曲げ成形する方法について説明する。
【0019】
(1) まず、成形型Mを型開きした状態において、固定の下型本体1の下型成形面6上に、角パイプPを載設し、その下半部を下側ホールド溝7に嵌合させ、また、その後端面をガイド部材3の位置決め面3aに衝き当てて、角パイプPを、下型MD上に位置決めセットする(図2,3参照)。
【0020】
(2) つぎに、芯材駆動手段11の作動により、その駆動部11aに連結される、芯材組立体Aを角パイプPのガイド部材3側の開口端から、該角パイプPの内部に抜差自在に挿入する。そのとき、第1の芯材25の長穴25aの外端は、後部連結ボルト32に係合するまで第2の芯材26,27に対して相対的に内方にスライドし、その後に、第1、第2の芯材25,26,27は一体となって角パイプP内に所定の位置まで挿入されるので、芯材組立体Aの、角パイプP内への挿入作業が容易になる(図2,3参照)。
【0021】
(3) 芯材組立体Aの、角パイプP内の、所定位置への挿入が終了したら、成形型Mを型閉じめすべく、上型MUを下降させる。これにより、まず、保持手段18の押え溝22が角パイプPに嵌合して、該保持手段18により、角パイプPの基部を下型本体1上に弾発保持する(図4参照)。
【0022】
(4) その後、引き続く、上型MUの下型本体1に対応した下降により、先に上型本体13の傾斜面16bが角パイプPの上半部に嵌合しながら、該角パイプPを下型本体1に沿って押圧し、該角パイプPのプレス曲げ成形が行われ、上型本体13が下型本体1上に型閉めされて、角パイプPの全長にわたり、その上、下半部に、上、下型本体1,13のホールド溝7,17がそれぞれ嵌合され、角パイプPは所定の形状にプレス曲げ成形される(図5〜7参照)。
【0023】
このプレス曲げ成形において、可撓性を有する複数枚の第2の芯材26,27は、相互にスライド可能に積層され、それらの両端部は前、後部連結ボルト31,32により相互に遊動可能にフローチング状態で連結されていることにより、角パイプPの曲げ成形により作用する押圧力を吸収することができ、これにより、角パイプPの曲げ成形時に、該角パイプPに局部的に無理な力をかけることがなく、その局部変形の発生を防止することができる。
【0024】
(5) その後、成形型Mの型締め状態のまま、芯材駆動手段11の作動により、芯材組立体Aの第1芯材25を角パイプPの曲げ成形部分から外れた位置まで引き抜き方向に移動させる(図8参照)。
【0025】
なお、この工程において、芯材組立体Aの、第1の芯材25に続いて第2の芯材26をも角パイプPの曲げ成形部分から外れた位置まで引き抜き方向に移動させてもよい。
【0026】
(6) その後、上型MUを上昇駆動して型開きをして、成形した角パイプPを取り出す。この場合、図10に示すように、芯材駆動手段11の収縮作動により、芯材組立体Aを角パイプPより抜き取ってから、該パイプPを取り出しても良く、あるいは、図11に示すように、芯材組立体Aを抜き取らずに、角パイプPを成形型Mの前方に抜き取るようにしてもよい。
【0027】
しかして、前述の芯材組立体Aを角パイプPから引き抜く作業では、まず、中央部の第1の芯材25のみが第2の芯材26,27に対して長穴25aの長さ範囲で、外方にスライドされ、その後、第1、第2の芯材が25,26,27が一体となって角パイプPから引き抜かれるので、芯材組立体Aの角パイプPからの引き抜き作業が容易になる。
【0028】
つぎに、図12,13を参照して、この発明の第2実施例について説明するに、この第2実施例は、芯材組立体Aの構造が前記第1実施例のものと若干相違しており、図12は、芯材組立体を装着した角パイプを成形型にセットし、該成形型を型閉じした状態を示す成形装置の断面図、図13は、図12の13−13線に沿う断面図であって、前記第1実施例と同じ要素には同じ符合が付されている。
【0029】
芯材組立体Aは、帯状の金属製の板材よりなる、中央部の一枚の第1の芯材125と、この第1の芯材125の上、下面にそれぞれ積層される、各一枚の帯状のナイロン(商品名、MC901)などの合成樹脂製の板材よりなる、上下の第2芯材126,127とより構成される。第1の芯材125は、前記第1実施例の第1芯材25と同じ構造であり、また、上下の第2の芯材126,127の両端は、前記第1実施例と同じく前、後部連結ボルト31,32により遊動連結、すなわちフロ−チング連結される。
【0030】
しかして、この第2実施例の芯材組立体Aを使用して、前記第1実施例と同じ装置により、角パイプPのプレス曲げ成形する場合も、前記第1実施例と同じ作用効果が得られる。
【0031】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
【0032】
たとえば、前記実施例の成形型では、下型が固定型、上型が可動型に構成されるが、下型を可動型、上型を固定型に構成してもよい。また、前記実施例では芯材駆動手段は、油圧シリンダにより構成されるが、これを油圧モータなどの他の公知の駆動装置に置き換えてもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上のように本請求項1記載の発明によれば、角パイプの曲げ成形時における局部変形の発生を防止して、成形精度の高い曲げ角パイプを成形することができ、また、可撓性を保有する芯材組立体は、角パイプ内への装着、そこからの離脱操作が簡単容易なる。すなわち、芯材組立体を角パイプ内に挿入するとき、第1の芯材の長穴の外端は、後部連結ボルトに係合するまで第2の芯材に対して相対的に内方にスライドし、その後に、第1、第2の芯材は一体となって角パイプP内に所定の位置まで挿入されるので、芯材組立体の、角パイプ内への挿入作業が容易になり、また芯材組立体を角パイプから引き抜く作業では、まず、中央部の第1の芯材のみが第2の芯材に対して長穴の長さ範囲で、外方にスライドされ、その後、第1、第2の芯材がが一体となって角パイプから引き抜かれるので、芯材組立体の角パイプからの引き抜き作業が容易になる。よって、角パイプの成形作業能率を高め、生産性を大幅に向上させることができ、角パイプのプレス曲げ成形装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による、角パイプPの成形前の直状の状態と、本発明によるプレス曲げ成形後の状態とを示す斜視図(第1実施例)
【図2】 成形型が型開きされ、角パイプがそこにセットされた状態の成形装置に縦断面図
【図3】 図2の3−3線に沿う断面
【図4】 角パイプが保持手段により保持された状態の成形装置の縦断面図
【図5】 成形型が型締めされ、角パイプが曲げ成形された状態の成形装置に縦断面図
【図6】 図5の6−6線に沿う断面図
【図7】 図5の7−7線に沿う断面図
【図8】 型締め後、芯材組立体の第1の芯材を途中まで抜き取った状態を示す成形装置の縦断面図
【図9】 成形型を型開きした状態を示す成形型の縦断面図
【図10】 型開き後、角パイプを取り出した状態を示す成形装置の縦断面図
【図11】 型開き後、角パイプを取り出した状態を示す成形装置の縦断面図
【図12】 芯材組立体を装着した角パイプを成形型にセットし、該成形型を型閉じした状態を示す成形装置の断面図(第2実施例)
【図13】 図12の13−13線に沿う断面図
【符号の説明】
6・・・・・・・・・・下型の成形面
6a・・・・・・・・・直線面
6b・・・・・・・・・傾斜面
6c・・・・・・・・・曲げ面
7・・・・・・・・・・ホールド溝
11・・・・・・・・・芯材駆動装置
16・・・・・・・・・上型の成形面
16a・・・・・・・・直線面
16b・・・・・・・・傾斜面
16c・・・・・・・・曲げ面
17・・・・・・・・・ホールド溝
18・・・・・・・・・保持手段
25,125・・・・・第1の芯材
26,126・・・・・第2の芯材
25a・・・・・・・・長穴
27,127・・・・・第2の芯材
32・・・・・・・・・連結ボルト
A・・・・・・・・・・芯材組立体
MU・・・・・・・・・上型
MD・・・・・・・・・下型
Claims (1)
- 角パイプのプレス曲げ成形装置であって、
直線面(6a)、傾斜面(6b)、およびそれらを連続する曲げ面(6c)を有する成形面(6)を形成する下型(MD)と、
直線面(16a)、傾斜面(16b)、およびそれらを連続する曲げ面(16c)を有する上型(MU)と、
複数枚の板状の芯材(25,26,27;125,126,127)を積層して構成されて可撓性を有し、前記下型(MD)にセットされた角パイプ(P)内に抜差自在に装着可能な、芯材組立体(A)と、
前記芯材組立体(A)に連結され、該芯材組立体(A)を角パイプ(P)内に抜差可能に装着され、また、角パイプ(P)の曲げ成形後は、その曲げ成形部から外れた位置まで芯材組立体(A)を移動させる芯材駆動手段(11)とを備え、
前記芯材組立体(A)は、板状の第1の芯材(25;125)と、その第1に芯材(25;125)の上下に積層状に重ね合わされる複数枚の第2の芯材(26,27;126,127)とにより層状に形成されていて、第1の芯材(25;125)には、その長手方向に沿う長穴(25a)が形成され、一方、第2の芯材(26,27;126,127)には、前記長穴(25a)内をスライド可能に貫通する連結ボルト(32)が連結されて、第1の芯材(25;125)に対してその長手方向にスライド可能であり、
前記芯材駆動手段(11)の駆動により、前記第1の芯材(25;125)は、第2の芯材(26,27;126,127)に対して前記長穴(25a)の長さ範囲で、単独で前記角パイプ(P)の内方向あるいは外方向にスライドした後、それらの芯材(25,26,27;125,126,127)が一体となって同方向にスライド可能としたことを特徴とする、角パイプのプレス曲げ成形装置。
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