JP4315867B2 - 照明器具のプラグ - Google Patents

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Description

この発明は、配線ダクトレールに取り付けられる、スポットライト等の照明器具のプラグに関する。
例えば、飲食店や衣料販売店などをはじめ、様々な店で用いられるスポットライト等の照明器具は、照明位置を容易に変更することができるように、プラグに接続されるとともにこのプラグが天井等に固設された配線ダクトレールに沿ってスライド且つ取外し可能に取り付けられている。
従来の照明器具のプラグには、配線ダクトレールに照明器具をバランス良く取り付けることができるようにするために二箇所の支持部が設けられている。両方の支持部のうち、一方の支持部は、プラグを配線ダクトレールに対してスライド阻止状態に固定するためのものである。他方の支持部は、互いに離間した一対の支持体からなるものであり、これら両支持体がプラグに上方突出状に設けられている。さらに、各支持体の開放部側上端には鉤爪が突設されている。そして、この一対の支持体をレールの開口部(凹溝)内に挿入して両鉤爪をレールの一対の被係合片部に係合させることにより、両支持体のレール開口部内への挿入状態が保持されて、プラグがレールから落下しないものとなされている(特許文献1参照。)
特開2003−317530号公報(請求項1、第1及び2図)
しかしながら、上記の従来の照明器具のプラグでは、プラグをレールから取り外す場合にその取外し作業が面倒であった。すなわち、支持体の鉤爪の係合面は、支持体の突出方向に対して垂直に形成されていることから、支持体をレール開口部内に挿入しその鉤爪の係合面をレールの被係合片部に係合させると、係合面と被係合片部とが互いに強固に係合し、両者の係合を容易に解除することが困難であった。そのため、係合の解除操作として、まず一方の係合解除の直後に照明器具が勢いよく落下しないように照明器具をしっかりと片手で掴んでおき、この状態で、プラグの一対の支持体を他方の片手の指で摘み、この指先に力を入れて両支持体間の間隔を強制的に狭めることにより、係合の解除操作を行う必要があった。このように従来のプラグでは、レールからの取外し作業を両手で行う必要があり、面倒であった。
本発明は、上述した技術背景に鑑みてなされたもので、その目的は、配線ダクトレールに沿ってスライド且つ取外し可能に取り付けられ、照明器具本体が接続されたプラグ本体を有する、照明器具のプラグにおいて、レールからの取外し作業を容易に行うことができる照明器具のプラグを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は次の手段を提供する。
[1] 配線ダクトレールに沿ってスライド且つ取外し可能に取り付けられ、照明器具本体が接続されたプラグ本体を有する、照明器具のプラグにおいて、前記プラグ本体は、一軸方向に延びた形状に形成されるとともに、前記レールに沿う態様で取り付けられるものであり、前記プラグ本体の一端部又はその近傍位置には、前記プラグ本体を前記レールに対してスライド阻止状態に固定するとともに前記レールからの脱落阻止状態に保持してロックするロック装置と、前記ロック装置のロック操作及びロック解除操作のための操作部が設けられ、前記プラグ本体の他端部には、前記レールの開口部内に抜出可能に挿入される弾性係合部が突設され、前記弾性係合部は、該弾性係合部の突出方向に進むにつれて間隔が漸次拡大する態様で互いに対向状に形成された一対の係合面と、前記弾性係合部の突出方向における前記両係合面の先端に連設され、前記弾性係合部の突出方向に進むにつれて間隔が漸次狭まる態様で互いに対向状に形成された一対の案内面を有しており、前記弾性係合部の前記レール開口部内への挿入操作に伴い、前記両案内面が前記レールの開口部両側に設けられた一対の被係合片部を摺動しながら該両被係合片部で内側へ押圧されて前記両案内面間の間隔及び前記両係合面間の間隔が狭まるものとなされるとともに、前記両案内面が前記両被係合片部を通過して前記弾性係合部が前記レールの開口部内に挿入された状態のもとで、前記両案内面間の間隔及び前記両係合面間の間隔が前記弾性係合部の弾性復元力によって拡大することにより前記両係合面が前記両被係合片部と係合し、前記弾性係合部の前記レール開口部内への挿入状態が保持される一方、前記弾性係合部の前記レール開口部からの抜出操作に伴い、前記両係合面が前記両被係合片部を摺動しながら該両被係合片部で内側へ押圧されて前記両係合面間の間隔及び前記両案内面間の間隔が狭まるものとなされるとともに、前記両係合面が前記両被係合片部を通過し前記両係合面と前記両被係合片部との係合が解除されて前記弾性係合部が前記レール開口部から抜出された状態のもとで、前記両係合面間の間隔及び前記両案内面間の間隔が前記弾性係合部の弾性復元力によって元の間隔に戻るものとなされることを特徴とする照明器具のプラグ。
[2] 前記プラグ本体の前記他端部の前記弾性係合部突設位置よりも前記他端側の位置に、前記弾性係合部の前記レール開口部からの抜出時に前記レールに当接する支点部が設けられ、前記支点部は、前記弾性係合部の抜出時に前記プラグ本体に加えられた抜出操作力に対する、前記プラグ本体を梃子杆とした梃子の支点として作用する部位である前項1記載の照明器具のプラグ。
[3] 前記プラグ本体の前記一端部又はその近傍部に前記照明器具本体が接続されている前項1又は2記載の照明器具のプラグ。
各項の発明は次の作用効果を奏する。
[1]の発明では、プラグ本体の一端部又はその近傍位置に所定のロック装置が設けられるとともに、プラグ本体の他端部に所定の弾性係合部が設けられているので、照明器具をレールにバランス良く取り付けることができる。
さらに、プラグ本体の一端部に設けられたロック装置を作動させることにより、プラグ本体をレールに対してスライド阻止状態に固定するとともにレール本体からの脱落阻止状態に保持することができる。そのため、プラグ(プラグ本体)をレールに強固に取り付けることができる。
さらに、ロック装置のロック操作及びロック解除操作のための操作部が、プラグ本体の一端部又はその近傍位置に設けられているので、プラグ本体のレールへの取付け時やレールからの取外し時に、プラグ本体の一端部を片手で掴んだ状態のままで、この手の指等でロック装置のロック操作及びロック解除操作を行うことができ、すなわち片手でロック操作及びロック解除操作を行うことができる。したがって、プラグ本体の取付け作業や取外し作業を容易に行うことができる。
また、プラグ本体の他端部には、所定の弾性係合部が突設されるとともに、この弾性係合部は、該弾性係合部の突出方向に進むにつれて間隔が漸次拡大する態様で互いに対向状に形成された一対の係合面と、弾性係合部の突出方向における両係合面の先端に連設され、弾性係合部の突出方向に進むにつれて間隔が漸次狭まる態様で互いに対向状に形成された一対の案内面を有している。
そして、弾性係合部のレール開口部内への挿入操作に伴い、両案内面がレールの両被係合片部を摺動しながら該両被係合片部で内側へ押圧されて両案内面間の間隔及び両係合面間の間隔が狭まるものとなされるとともに、両案内面が両被係合片部を通過して弾性係合部がレールの開口部内に挿入された状態のもとで、両案内面間の間隔及び両係合面間の間隔が弾性係合部の弾性復元力によって拡大し、両係合面が両被係合片部と係合することにより、弾性係合部のレール開口部内への挿入状態が保持されることから、プラグ本体を例えば片手で掴んで該プラグ本体の弾性係合部をレール開口部に対して挿入方向に移動させることにより、弾性係合部のレール開口部内への挿入状態が自動的に保持される。したがって、弾性係合部のレール開口部内への挿入作業を両手はもとより片手でも容易に行うことができる。
さらに、弾性係合部のレール開口部からの抜出操作に伴い、両係合面が両被係合片部を摺動しながら該両被係合片部で内側へ押圧されて両係合面間の間隔及び両案内面間の間隔が狭まるものとなされるとともに、両係合面が両被係合片部を通過し両係合面と被係合片部との係合が解除されて弾性係合部がレール開口部から抜出された状態のもとで、両係合面間の間隔及び両案内面間の間隔が弾性係合部の弾性復元力によって元の間隔に戻るものとなされていることから、プラグ本体を例えば片手で掴んで該プラグ本体の弾性係合部をレール開口部に対して抜出方向に移動させることにより、弾性係合部がレール開口部から容易に抜出される。したがって、弾性係合部のレース開口部からの抜出作業を両手はもとより片手でも容易に行うことができる。
したがって、本発明に係るフラグによれば、プラグ(プラグ本体)のレールへの取付け作業やレールからの取外し作業を両手はもとより片手でも容易に行うことができる。
[2]の発明では、プラグ本体の他端部の弾性係合部突設位置よりも他端側の位置に、所定の支点部が設けられている。したがって、プラグ本体の一端部やその近傍部を手で掴み、この部位からプラグ本体を取外し方向に引っ張ることにより、該プラグ本体が支点部を中心に回転し、このプラグ本体の回転動作に伴い、弾性係合部がレール開口部から抜出されるものとなる。そのため、僅かな力で弾性係合部の抜出作業を行うことができ、もってプラグの取外し作業を更に容易に行うことができる。
[3]の発明では、プラグ本体の一端部又はその近傍部に照明器具本体が接続されていることから、プラグ本体をレールから取り外す際に、プラグ本体の一端部をはじめ、照明器具本体や、あるいは照明器具本体とプラグ本体とを接続した接続体を手で掴むことができる。そのため、プラグの取外し作業を更に容易に行うことができる。
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1において、(1)は、本実施形態の照明器具のプラグ、(30)は照明器具本体、(40)は配線ダクトレールである。
配線ダクトレール(40)は、一般に市販されているものであり、天井(図示せず)等に水平状に固定状態に設けられている。このレール(40)の下面部の幅方向中間部には、図2及び図4に示すように、下方に開口した開口部(41)がレール長手方向に連続的に延びて形成され、これにより、このレール(40)の下面部の開口部(41)両側に、一対の被係合片部(42)(42)が、開口部(41)を隔てて互いに向き合う態様にしてレール長手方向に連続的に延びて設けられている。さらに、このレール(40)の両側面部の内面部には、一対の導電板(43)(43)がレール長手方向に連続して延設されている。なお、このレール(40)の上面部の内面部にアース板(図示せず)がレール長手方向に延設されていても良い。
プラグ(1)は、図2に示すように、一軸方向に延びた形状に形成された、剛性を有するプラスチック製プラグ本体(2)を有している。
このプラグ本体(2)は、レール(40)に沿ってスライド且つ取外し可能に取り付けられるものである。このプラグ本体(2)の内部には、図3に示すように照明器具用の点灯制御装置(5)(例えばインバータ)が収容されている。そして、点灯制御装置(5)を内部に収容した状態で、プラグ本体(2)を構成する複数の構成部材が、ネジ(28)等の締結部材によって複数箇所で互いに締結一体化されることにより、プラグ本体(2)が組み立てられている。そして、図1に示すように、このプラグ本体(2)の一端部に、剛性を有する棒状接続体(32)を介して、光源ランプ(32)を搭載した照明器具本体(30)が吊下げ状態に接続されている。
而して、図2に示すように、プラグ本体(2)のレール(40)への取付け面(3)(即ちプラグ本体(2)の上面)における、プラグ本体(2)の長手方向両端部のうち一端部には、ロック装置(20)が上方突出状に設けられている。このロック装置(20)は、プラグ本体(2)をレール(40)に該レール(40)に対してスライド阻止状態に固定するとともに該プラグ本体(2)をレール(40)からの抜出阻止状態に保持してロックするためのものである。
このロック装置(20)は、回転軸部(21)を有するとともに、この回転軸部(21)に一対の係合片(22)(22)が互いに反対方向に突出して一体に設けられている。さらに、この回転軸部(21)には、一対の金属製端子(23)が互いに反対方向に突出して設けられている。さらに、この回転軸部(21)には、ロック装置(20)のロック操作及びロック解除操作のための操作レバー部(24)がプラグ本体(2)の一端側へ突出して一体に設けられるとともに、この操作レバー部(24)の先端の操作部(24a)がプラグ本体(2)の一端部の近傍位置に配置されている。
そして、このロック装置(20)では、図2及び図7に示すように、回転軸部(21)、両係合片(22)(22)及び両端子(23)(23)をレール(40)の開口部(41)内に挿入し、この挿入状態で、操作部(24a)をロック側に移動させて回転軸部(21)を回転させることにより、図8に示すように、係合片(22)がレール(40)の対応する被係合片部(42)と係合すると同時に、端子(23)がレール(40)の対応する導電板(43)に電気的に当接し、照明器具本体(30)への給電が可能となる。こような状態にすることにより、プラグ本体(2)は、レール(40)に該レール(40)に対してスライド阻止状態に固定されるとともに、レール(40)からの脱落(詳述すると落下)阻止状態に保持されてロックされる。一方、操作部(24a)をロック解除側に移動させて回転軸部(21)を逆方向に回転させることにより、ロックが解除される。
一方、図2に示すように、プラグ本体(2)のレール(40)への取付け面(3)における、プラグ本体(2)の長手方向両端部のうち他端部には、弾性係合部(10)が上方突出状に設けられている。この弾性係合部(10)は、レール(40)の開口部(41)内に抜出可能に挿入されるものである。
この弾性係合部(10)の構成について以下に詳述する。
プラグ本体(2)のレール(40)への取付け面(3)の幅方向中間部には、図2及び図3に示すように、嵌合用凸条部(15)が、プラグ本体(2)の取付け面(3)の他端部から長手方向中間部を越えた領域に亘って上方突出状に設けられている。この凸条部(15)は、レール(40)の開口部(41)内に若干緩い嵌合状態に嵌合されるものであり、下方に開口した断面略コ字状に形成されている。
さらに、プラグ本体(2)の取付け面(3)の他端部側に位置する、凸条部(15)の端部(即ち凸条部(15)の他端部)において、その両側壁部にはそれぞれ切欠き孔(16)が設けられている。そして、この凸条部(15)の他端部の空洞部内に、図3及び図4に示すように、金属製板バネを屈曲形成した弾性係合部(10)が収容されるとともに、この状態で、弾性係合部(10)の上片部が凸条部(15)の上壁部にネジ(26)及びナット(27)等の締結部材によって締結固定されている。このようにして、弾性係合部(10)は、プラグ本体(2)の取付け面(3)の他端部に上方突出状に設けられている。
弾性係合部(10)は、該弾性係合部(10)の突出方向(即ち上方)に進むにつれて間隔が漸次拡大する態様で互いに対向状に形成された一対の係合面(11)(11)と、弾性係合部(10)の突出方向における両係合面(11)(11)の先端(即ち上端)に一体に連設され、弾性係合部(10)の突出方向に進むにつれて間隔が漸次狭まる態様で互いに対向状に形成された一対の案内面(12)(12)を有している。そして、弾性係合部(10)は、その係合面(11)及び案内面(12)が、凸条部(15)の対応する切欠き孔(16)を通って外方へ突出した状態に配置されて設けられている。各案内面(12)は、弾性係合部(10)のレール開口部(41)への挿入時に、レール(40)の被係合片部(42)を係合面(11)へ案内するためのものである。
また、図2に示すように、プラグ本体(2)の取付け面(3)の他端部の弾性係合部(10)突設位置よりも他端側の位置には、弾性係合部(10)のレール開口部(41)からの抜出時にレール(40)の下面部に当接する支点部(S)が設けられている。本実施形態では、支点部(S)は、プラグ本体(2)の取付け面(3)の他端部の端縁からなる。この支点部(S)は、弾性係合部(10)のレール開口部(41)からの抜出時にプラグ本体(2)に加えられた抜出操作力(イ、図9参照)に対する、プラグ本体(2)を梃子杆とした梃子の支点として作用する部位である。
照明器具本体(30)はプラグ本体(2)に次のように接続されている。すなわち、図3に示すように、プラグ本体(2)のレール(40)への取付け面(2)とは反対側の面(即ちプラグ本体(2)の下面)における一端部には、接続体用挿通孔(4)が設けられている。そして、この挿通孔(4)に接続体(32)が挿通されて該接続体(32)が挿通孔(4)から抜出しないように保持され、この接続体(32)の下端部に照明器具本体(30)が連結されている。
次に、上記プラグ本体(2)のレール(40)への取付け操作について以下に説明する。
まず、図2及び図4に示すように、プラグ本体(2)を例えば片手で掴んでレール(40)の下方において該レール(40)と平行に配置する。そして、この姿勢のままでプラグ本体(2)を上方に移動させる。これにより、レール(40)の開口部(41)内に、ロック装置(20)の回転軸部(21)、両係合片(22)(22)及び両端子片(23)(23)、並びに凸条部(15)及び弾性係合部(10)を同時に挿入する。
この弾性係合部(10)のレール開口部(41)内への挿入操作に伴い、図5に示すように、両案内面(12)(12)がレール(40)の両被係合片部(42)(42)を摺動しながら上方に移動するととともに両案内面(12)(12)が両被係合片部(42)(42)で内側へ押圧されて両案内面(12)(12)間の間隔及び両係合面(11)(11)間の間隔が徐々に狭まっていく。また、被係合片部(42)は案内面(12)によって係合面(11)へと案内される。
さらに、弾性係合部(10)のレール開口部(41)内への挿入深さを増していき、両案内面(12)(12)が両被係合片部(42)(42)を通過して弾性係合部(10)がレール(40)の開口部(41)内に所定の深さまで挿入された状態にする。すると、この挿入状態のもとで、図6に示すように、両案内面(12)(12)間の間隔及び両係合面(11)(11)間の間隔が弾性係合部(10)の弾性復元力によって拡大され、これにより、両係合面(11)(1)が両被係合片部(42)(42)と係合し、その結果、弾性係合部(10)のレール開口部(41)への挿入状態が保持される。
すなわち、このプラグ(1)によれば、プラグ本体(2)を例えば片手で掴んで該プラグ本体(2)の弾性係合部(10)をレール開口部(41)に対して挿入方向(即ち上方)に移動させることにより、弾性係合部(10)のレール開口部(41)内への挿入状態が自動的に保持される。したがって、弾性係合部(10)のレール開口部(41)内への挿入作業を両手はもとより片手でも容易に行うことができる。
また、図7に示すように、ロック装置(20)の操作部(24a)をロック側に移動させて回転軸部(41)を回転させることにより、図8に示すように、係合片(22)をレール(40)の対応する被係合片部(42)と係合させると同時に、端子(23)をレール(40)の対応する導電板(43)に電気的に当接させ、照明器具本体(30)への給電を可能な状態にする。こうすることにより、プラグ本体(2)は、ロック装置(20)によってレール(40)に該レール(40)に対してスライド阻止状態に固定されるとともに、レール(40)からの脱落(落下)阻止状態に保持されてロックされる。このようなロック操作は、両手はもとより片手でも容易に行うことができる。
したがって、このフラグ(1)によれば、プラグ(1)(プラグ本体(2))のレール(40)への取付け作業を両手はもとより片手でも容易に行うことができる。
以上の操作により、プラグ本体(2)がレール(40)に該レール(40)に沿う態様で強固に取り付けられる。
次に、上記プラグ本体(2)のレール(40)からの取外し操作について以下に説明する。
まず、図9に示すように、プラグ本体(2)の一端部か、照明器具本体(30)か、あるいは照明器具本体(30)とプラグ本体(2)とを接続した接続体(32)を片手(H)で掴む。この状態のままで、この手(H)の指(F)(同図では親指)でロック装置(20)の操作部(24a)をロック解除側に移動させる。これにより、係合片(22)とレール(40)の被係合片部(42)との係合が解除されると同時に、端子(23)と導電板(43)との当接が解除され、もってロックが解除される。
次いで、この片手(H)で継続して上述した所定部位を掴んだ状態のままで、同図に示すように、この部位からプラグ本体(2)を取外し方向(即ち下方(イ))へ引っ張る。すると、プラグ本体(2)を梃子杆とする梃子の原理により、弾性係合部(10)がレール開口部(41)から容易に抜出されるようになる。すなわち、このプラグ本体(2)では、プラグ本体(2)の一端部が梃子の力点、プラグ本体(2)の支点部(S)が梃子の支点、及び弾性係合部(10)が梃子の作用点にそれぞれ対応している。したがって、片手(H)で所定部位を掴んだ状態のままで、この部位からプラグ本体(2)を取外し方向へ引っ張ることにより、プラグ本体(2)が支点部(S)を中心に回転し、このプラグ本体(2)の回転動作に伴い、弾性係合部(10)がレール開口部(41)から抜出されるものとなる。そのため、僅かな力で弾性係合部(10)の抜出作業を行うことができ、もってプラグ(1)(プラグ本体(2))の取外し作業を更に容易に行うことができる。
このように、このフラグ(1)によれば、プラグ(1)(プラグ本体(2))のレール(40)からの取外し作業を両手はもとより片手でも容易に行うことができる。
以上で本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に示したものに限定されるものではなく、様々に設定変更可能である。
例えば、上記実施形態では、照明器具本体(30)は、スポットライトであるが、本発明では、他の照明器具であっても良い。
本発明は、配線ダクトレールに取り付けられる、スポットライト等の照明器具のプラグに適用可能である。
本発明の一実施形態に係る照明器具のプラグを、レールへの取付け状態で示す側面図である。 同プラグの斜視図である。 同プラグの分解斜視図である。 図2中のY−Y線断面図である。 同プラグの弾性係合部をレール開口部内への挿入途中の状態で示す、図4に対応する断面図である。 図1中のX−X線断面図である。 同プラグのロック装置を説明する図で、ロック解除状態を示す断面図である。 同プラグのロック装置を説明する図で、ロック状態を示す図1中のZ−Z線断面図である。 同プラグをレールから取外す途中の状態で示す側面図である。
符号の説明
1…プラグ
2…プラグ本体
10…弾性係合部
11…係合面
12…案内面
20…ロック装置
24a…操作部
S…支点部
30…照明器具本体
40…配線ダクトレール
41…開口部
42…被係合片部

Claims (3)

  1. 配線ダクトレールに沿ってスライド且つ取外し可能に取り付けられ、照明器具本体が接続されたプラグ本体を有する、照明器具のプラグにおいて、
    前記プラグ本体は、一軸方向に延びた形状に形成されるとともに、前記レールに沿う態様で取り付けられるものであり、
    前記プラグ本体の一端部又はその近傍位置には、前記プラグ本体を前記レールに対してスライド阻止状態に固定するとともに前記レールからの脱落阻止状態に保持してロックするロック装置と、前記ロック装置のロック操作及びロック解除操作のための操作部が設けられ、
    前記プラグ本体の他端部には、前記レールの開口部内に抜出可能に挿入される弾性係合部が突設され、
    前記弾性係合部は、前記レールの開口部内に挿入された状態のもとで、前記レールの開口部両側に設けられた一対の被係合片部と係合することにより、前記レールの開口部内に挿入された状態に保持されるものであり、
    前記プラグ本体の前記他端部の前記弾性係合部突設位置よりも前記他端側の位置に、前記弾性係合部の前記レール開口部からの抜出時に前記レールに当接する支点部が設けられ、
    前記支点部は、前記弾性係合部の抜出時に前記プラグ本体に加えられた抜出操作力に対する、前記プラグ本体を梃子杆とした梃子の支点として作用する部位であることを特徴とする照明器具のプラグ。
  2. 前記弾性係合部は、該弾性係合部の突出方向に進むにつれて間隔が漸次拡大する態様で互いに対向状に形成された一対の係合面と、前記弾性係合部の突出方向における前記両係合面の先端に連設され、前記弾性係合部の突出方向に進むにつれて間隔が漸次狭まる態様で互いに対向状に形成された一対の案内面を有しており、
    前記弾性係合部の前記レール開口部内への挿入操作に伴い、前記両案内面が前記レールの前記両被係合片部を摺動しながら該両被係合片部で内側へ押圧されて前記両案内面間の間隔及び前記両係合面間の間隔が狭まるものとなされるとともに、
    前記両案内面が前記両被係合片部を通過して前記弾性係合部が前記レールの開口部内に挿入された状態のもとで、前記両案内面間の間隔及び前記両係合面間の間隔が前記弾性係合部の弾性復元力によって拡大することにより前記両係合面が前記両被係合片部と係合し、前記弾性係合部の前記レール開口部内への挿入状態が保持される一方、
    前記弾性係合部の前記レール開口部からの抜出操作に伴い、前記両係合面が前記両被係合片部を摺動しながら該両被係合片部で内側へ押圧されて前記両係合面間の間隔及び前記両案内面間の間隔が狭まるものとなされるとともに、
    前記両係合面が前記両被係合片部を通過し前記両係合面と前記両被係合片部との係合が解除されて前記弾性係合部が前記レール開口部から抜出された状態のもとで、前記両係合面間の間隔及び前記両案内面間の間隔が前記弾性係合部の弾性復元力によって元の間隔に戻るものとなされる請求項1記載の照明器具のプラグ。
  3. 前記プラグ本体の前記一端部又はその近傍部に前記照明器具本体が接続されている請求項1又は2記載の照明器具のプラグ。
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