JP3742120B2 - 照明器具 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば、天井面に設けた引掛シーリングを用いて直付け設置される照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、天井面に設けた引掛シーリングを用いて設置される照明器具が知られている。そして、照明器具の設置作業をより容易にするために、引掛シーリングに取付部材を装着し、この取付部材を器具本体に設けたラッチ機構により係合保持する構成が知られている。また、このラッチ機構は、ケース体の内部に、進退自在なラッチ体と、このラッチ体を付勢するスプリング体を収納し、蓋体にて閉塞した状態で、この蓋体をねじなどにて固定して構成されている。さらに、このラッチ機構には、ラッチ体を付勢力に抗して移動させる操作部が設けられ、この操作部を押動することにより、器具本体を取付部材から取り外すようになっている。また、この器具本体には、必要に応じて器具本体の下側を覆うセードが取り付けられるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、ラッチ機構を組み立てる際に、ケース体の内部にラッチ体およびスプリング体を収納した状態で、これらの部品が飛び出さないように押さえながら蓋体を取り付けてねじ止めする必要があり、作業効率が悪いとの問題を有している。また、複数の部材をケース体の内部に組み込むため、部品の入れ忘れがないかを確認する作業が煩雑であるとの問題を有している。さらに、このようなラッチ機構により取付部材を係合保持する場合には、ラッチ機構が取付部材に確実に係合したかどうかを確認する作業が必要であるとともに、ラッチ機構に設けた操作部を不意に押さないように注意する必要があり、照明器具の設置作業が煩雑であるとの問題を有している。また、器具本体からセードを取り外した状態では、ラッチ機構やセードの取付け機構が露出して、外観が悪化するとの問題を有している。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、照明器具の組み立て作業および設置作業を容易にでき、外観を向上できる照明器具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の照明器具は、引掛シーリングに接続される取付部材と、挿通開口部が設けられ、この挿通開口部近傍で前記取付部材に係合される器具本体と、この器具本体の挿通開口部を表面側から覆うカバー体とを具備し、器具本体および取付部材の少なくとも一方に設けられ、これらの器具本体および取付部材を互いに係合させる係合手段と、この係合手段に設けられ、前記器具本体と取付部材との係合を解除させる操作部と、カバー体に設けられ、前記操作部の移動を規制する規制部とを設けたものである。
【0006】
請求項2記載の照明器具は、請求項1記載の照明器具において、カバー体は、係合手段の操作部に係合保持されるものである。
【0007】
請求項3記載の照明器具は、請求項1または2記載の照明器具において、器具本体に着脱可能に取り付けられるセードを有したものである。
【0008】
【作用】
請求項1記載の照明器具では、引掛シーリングに取付部材を接続し、この取付部材に器具本体を係合して、照明器具が設置される。取付部材は、器具本体に設けた挿通開口部近傍で係合されるので、係合作業が容易になる。挿通開口部は、カバー体により器具本体の表面側から覆われるので、照明器具の外観が良好になる。さらに、器具本体および取付部材の少なくとも一方に、器具本体および取付部材を互いに係合させる係合手段を設け、これら器具本体と取付部材との係合を解除させる操作部を係合手段に設けているので、器具本体と取付部材との係合およびこの係合の解除が容易になるとともに、カバー体に操作部の移動を規制する規制部を設けたので、カバー体を器具本体に装着した状態で、操作部の誤操作が防止される。
【0009】
請求項2記載の照明器具では、請求項1記載の作用に加え、カバー体を、係合手段の操作部に係合保持するので、カバー体を係合保持する別個の部材や構造が不要になる。
【0010】
請求項3記載の照明器具では、請求項1または2記載の作用に加え、器具本体に着脱可能に取り付けられるセードを有したので、器具本体にセードを取り付けた状態と、器具本体からセードを取り外した状態とで、兼用して使用できる照明器具が提供される。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の照明器具の一実施例の構成を図面を参照して説明する。
【0012】
図1ないし図3において、1は引掛シーリングで、この引掛シーリング1は、取付面としての天井面2に一部を埋め込んだ状態で設置されている。そして、この引掛シーリング1には、円弧状をなす一対の接続孔3が形成され、これらの接続孔3の内側に、天井内に配線された電源線に接続された図示しない接続金具が配設されている。また、この引掛シーリング1の両側部には、それぞれ断面略L字状をなす引掛金具4が取り付けられている。
【0013】
そして、この引掛金具4に、取付部材としてのアダプタ11が係脱自在に装着されている。このアダプタ11は、図1ないし図4に示すように、金属製の略円筒状をなし、上端部から内側に向かって突設された上部フランジ部12に、各引掛金具4に係合する両側一対の係合溝13が形成されている。さらに、この上部フランジ部12には、引掛金具4に形成されたねじ孔4aに連通する通孔14が設けられ、これらの通孔14を介して化粧ねじ15をねじ孔4aに螺合することにより、アダプタ11が引掛シーリング1に固定されるようになっている。また、この上部フランジ部12には、両側一対の略L字状をなすスイッチボックス用取付金具16が設けられており、後述する図20に示すように、このスイッチボックス用取付金具16を、天井面2に埋込設置されたスイッチボックスSにねじ止めできるようになっている。一方、アダプタ11の下端部からは、外側に向かって下部フランジ部18が突設されている。
【0014】
また、図1ないし図5において、21は器具本体で、この器具本体21は、金属板などからなる平面略矩形状のシャーシ22を有している。そして、このシャーシ22の両側部には、下方に突出する状態で部品収納部23が一体に形成され、これらの部品収納部23の内側に、安定器および端子台などの点灯装置24が収納されているとともに、各部品収納部23の略中央部には、器具本体21の下面側を覆うセード26を着脱自在に係合保持するセード取付装置27が取り付けられている。また、シャーシ22の両端部にはランプソケット装置31が相対向して取り付けられている。このランプソケット装置31には、それぞれ複数のランプソケット32が設けられ、これらのランプソケット32間に、直管型の蛍光ランプLが装着されるようになっている。
【0015】
そして、点灯装置24には、電線を介してコネクタCが接続されており、このコネクタCを引掛シーリング1の接続孔3に装着することにより、電源線と点灯装置24とが電気的に接続されるようになっている。
【0016】
さらに、各部品収納部23および各ランプソケット装置31の上側は、それぞれ蓋板33,34により覆われているとともに、両端部の蓋板34の上側には、天井面に密着する弾性体35が取り付けられている。また、これらの部品収納部23およびランプソケット装置31の外周部は、上側に向かって拡開状をなすテーパ状に形成され、セード26を容易に嵌合できるようになっている。
【0017】
そして、シャーシ22の中央部には、円孔状をなす挿通開口部41が形成されている。この挿通開口部41は、アダプタ11が挿通可能な径寸法を有し、この挿通開口部41の周縁部に沿って、シャーシ22の長手方向に相対向する部分を除き、上側に向かってリブ42が立設されている。そして、この挿通開口部41のリブ42が立設されていない部分に臨んで、係合手段としての相対向する一対のラッチ機構44が備えられている。そして、各ラッチ機構44は、図1ないし図10に示すように、シャーシ22に固定される基体部45と、この基体部45に挿通開口部41の中心方向(以下前方)に向かって進退自在に装着されたラッチ部46と、これらの基体部45とラッチ部46との間に装着されてラッチ部46を前方に向かって付勢する付勢手段としてのスプリング体47とから構成されている。
【0018】
そして、基体部45は、下面側および前面側を開口した略箱状をなし、上側に位置する上板部51に、前後方向を長手方向とする両側一対の係合溝52が形成されているとともに、これらの係合溝52の後端部には、それぞれ幅寸法の大きい挿入溝53が形成されている。また、後側に位置する後板部54には、略中央部から前側に向かってスプリング体係止部54a が切り起こし形成されている。なお、このスプリング体係止部54a は、前側に向かってテーパ状に径寸法が小さくなり、スプリング体47の端部を係合しやすくなっている。さらに、後板部54の下端部の中央部は、下方に向かって延設され、シャーシ22に形成した通孔22a を介して下側に突出する取手部55が一体に形成されている。そして、この基体部45の両側下部には、シャーシ22にねじ止めなどして固定される固定片部57が形成されている。
【0019】
また、ラッチ部46は、前端部にアダプタ11に係合する係合突部61が形成されており、この係合突部61の上面は内側下方に向かう傾斜面に形成されている。また、ラッチ部46の後端部からは、上側に向かって両側一対のガイド突部62が突設されており、各ガイド突部62には、両側部を切り欠いて幅寸法が小さく形成された摺接部63が形成されている。さらに、このラッチ部46からは、下方に向かって操作部としてのリリースレバー64が突設されている。また、このリリースレバー64の後面側には、係止凹部65が形成されている。
【0020】
そして、このラッチ部46は、図9に示すように、各ガイド突部62を基体部45の挿入溝53に挿入し、摺接部63を係合溝52に摺動自在に係合した状態で、これらのラッチ部46と基体部45との間にスプリング体47を押し込むことにより、図10に示すように、ガイド突部62が挿入溝53から抜け止めされた状態となって、ラッチ機構44が仮りに組み付けられるようになっている。さらに、このラッチ機構44をシャーシ22に装着した状態で、シャーシ22に形成した挿通部22b からリリースレバー64が下側に突出するとともに、スプリング体47の付勢力により、通常時において、係合突部61が挿通開口部41上に突出するようになっている。
【0021】
そこで、器具本体21の挿通開口部41をアダプタ11に位置合わせした状態で、この器具本体21を押し上げると、各ラッチ機構44の係合突部61がアダプタ11の下部フランジ部18の上面に係合して、器具本体21が天井面2に機械的に保持されるようになっている。また、両側の取手部55に指を掛けて、各リリースレバー64を外側に移動させることにより、係合突部61がアダプタ11の下部フランジ部18から外れて、器具本体21をアダプタ11から取り外せるようになっている。
【0022】
また、シャーシ22の下面側には、挿通開口部41を覆うようにして、合成樹脂製のカバー体71が装着されるようになっている。このカバー体71は、図11および図12などに示すように、下側に膨出した略皿状をなし、このカバー体71には、規制部としての対をなす操作部嵌合孔72が形成されているとともに、各操作部嵌合孔72の外側に臨んで、それぞれ係止爪部73が突設されている。そして、各操作部嵌合孔72は、両側のラッチ部46が前端側に位置した状態で、これらのラッチ部46のリリースレバー64が嵌合できる寸法を介して形成されているとともに、各リリースレバー64の係止凹部65に、それぞれ係止爪部73が係合して、カバー体71が係合保持されるようになっている。
【0023】
さらに、カバー体71の上面側には、コネクタCに予備の角型の引掛シーリング1aを装着したものや、複数のねじ74などを、輸送中などに係合保持するための、複数のリブ75,76が一体に形成されている。
【0024】
このように、本実施例の照明器具によれば、引掛シーリング1にアダプタ11を係合保持し、このアダプタ11に器具本体21のラッチ機構44を係合することにより、器具本体21を天井面2に容易に直付け設置することができる。
【0025】
そして、ラッチ機構44は、基体部45にラッチ部46を摺動自在に係止した状態で、スプリング体47を装着することにより仮り組みできるため、組み立て途中に部品が飛散するおそれがなく、蓋体を押さえながらねじ止めする作業などが不要になり、照明器具の組み立て作業を容易にすることができる。
【0026】
さらに、このラッチ機構44は、基体部45、ラッチ部46、およびスプリング体47を係合して構成されているため、ねじや蓋などの部品を不要にできるとともに、ケース体の内部に収納されて隠れてしまう部品がなく、部品の付け忘れを防止することができる。
【0027】
また、器具本体21を取り外す際に用いるリリースレバー64および取手部55を、それぞれラッチ機構44の構造部材であるラッチ部46および基体部45からシャーシ22の下面側に突設したため、部品点数を削減して照明器具の製造コストを低減できるとともに、器具本体21の下面側からの操作により器具本体21とアダプタ11との係合を解除して、照明器具の器具本体21を容易に取り外すことができる。
【0028】
そして、ラッチ機構44は、器具本体21の挿通開口部41に臨んで設けたため、この挿通開口部41を介してアダプタ11の位置を確認でき、照明器具の設置作業を容易にすることができる。
【0029】
また、この挿通開口部41は、カバー体71により器具本体21の表面側から覆われるため、照明器具の外観を良好にすることができる。
【0030】
さらに、このカバー体71に、ラッチ部46が前端側に位置した状態でこのラッチ部46のリリースレバー64が嵌合する操作部嵌合孔72を形成したため、リリースレバー64が不意に動くことが防止され、このリリースレバー64の誤動作を防止することができる。また、ラッチ部46がアダプタ11に完全に係合していない状態では、このカバー体71を装着できないため、ラッチ部46とアダプタ11との係合を容易に確認でき、器具本体21が不完全に係合した状態で取り付けられることを防止することができる。そして、カバー体71はリリースレバー64に係合保持されるため、カバー体71を係合保持する別個の部材や構造が不要になり、照明器具の製造コストを低減することができる。
【0031】
また、カバー体71の裏面側に、リブ75,76を形成し、引掛シーリング1に接続されるコネクタCおよびねじ74などを嵌合保持したため、これらのコネクタCなどを輸送時に粘着テープなどにより固定する作業を不要にできる。また、天井面2に引掛シーリング1が設置されていない場合には、このカバー体71の裏面側に係合保持されたコネクタCにいわゆるFケーブルなどを接続して、コネクタCを端子台として用いることもできる。
【0032】
なお、上記の実施例では、ラッチ部46の上側に両側一対のガイド突部62を一体に形成して、基体部45の係合溝52に摺動自在に係合させたが、例えば、図13に示すように、ラッチ部46の上側に円柱状のガイド突部62a を突設し、このガイド突部62a の先端部に円板状の係止部63a を形成するとともに、基体部45に、長孔状の係合溝52a と、この係合溝52a の後端部に位置する円孔状の挿入溝53a とを形成し、これらの係合溝52a とガイド突部62a とを摺動自在に係合させることもできる。
【0033】
また、ガイド突部を別体に形成し、このガイド突部をラッチ部に接着などして取り付けることもできる。
【0034】
さらに、図14および図15に示すように、これらのガイド突部62および係合溝52などを形成せずに、基体部45をシャーシ22上にねじ止めなどして固定することにより、これらの基体部45とシャーシ22との間にラッチ部46を摺動自在に支持することもできる。
【0035】
そして、このようにガイド突部62および係合溝52などを形成しないことにより、基体部45およびラッチ部46の形状を単純化して、製造コストを低減することができる。
【0036】
また、上記の各実施例では、基体部45から取手部55を一体に突設したが、図16に示すように、別体の取手部81を形成し、この取手部81をねじ82にてシャーシ22および基体部45に固定することもできる。
【0037】
さらに、図17に示すように、基体部45から突設した取手部55に係止部84を切り起こし形成するとともに、この取手部55に軟質のカバー85を嵌合し、ラッチ機構44の操作感を向上することもできる。
【0038】
さらには、図18に示すように、リリースレバー64の後側に位置して、可倒式の取手部87を設けることもできる。この取手部87は、上端部近傍から両側方向に突設した回動軸88を、シャーシ22に固定された軸受部89に嵌合して、回動自在に軸支されている。また、この取手部87の前側には、この取手部87が直立した状態でシャーシ22に当接する当接部90が形成されており、取手部87が後側方向のみに回動できるようになっている。そして、このような可倒式の取手部87を用いることにより、照明器具の外観を良好にできるとともに、セード26に取手部87の影が映ることなどを防止することができる。
【0039】
また、上記の実施例では、引掛金具4を備えるとともに、天井面2に一部が埋め込まれた径寸法の大きい引掛シーリング1を用いたが、図19に示すように、天井面2の下面に取り付けられる角型の引掛シーリング1aを用いることもできる。そして、この角型の引掛シーリング1aを用いた場合には、この引掛シーリング1aの周囲に位置して、一対の引掛金具4が形成された取付金具92を天井面2に装着しておくことにより、アダプタ11を天井面2に装着することができる。
【0040】
また、アダプタ11は、引掛シーリング1,1aが設置されていない天井面2にも装着することができる。
【0041】
すなわち、図20などに示すように、天井面2にスイッチボックスSが埋込設置されている場合には、このスイッチボックスSに設けられた標準のピッチ(83.5mm)のねじ孔S1 を利用する。すなわち、アダプタ11の両側一対のスイッチボックス用取付金具16には、上記の標準のピッチで取付孔16a が形成されており、これらの取付孔16a に装着されたねじ94をスイッチボックスSのねじ孔S1 に螺合することにより、アダプタ11を容易に固定することができる。
【0042】
また、図21に示すように、天井に取付ボルト95が設けられている場合には、取付板96を用いることにより、アダプタ11を天井面2に装着することができる。この取付板96には、中央部に取付ボルト95が挿通するボルト用通孔97が形成されているとともに、このボルト用通孔97の両側に位置して、ねじ用通孔98が形成されている。そして、例えば、ねじ用通孔98に装着されるねじにより、アダプタ11と取付板96とを固定した状態で、取付板96のボルト用通孔97に取付ボルト95を挿通させ、この取付ボルト95に螺合するナット99を締め付けることにより、アダプタ11を天井面2に装着することができる。
【0043】
さらに、天井面2が平面状の場合には、アダプタ11の通孔14に装着される図示しない木ねじを天井面2に螺合することにより、このアダプタ11を天井面2に固定することができる。
【0044】
【発明の効果】
請求項1記載の照明器具によれば、引掛シーリングに取付部材を接続し、この取付部材に器具本体を係合して、照明器具を設置することができる。取付部材は、器具本体に設けた挿通開口部近傍で係合されるため、係合作業を容易にすることができる。挿通開口部は、カバー体により器具本体の表面側から覆われるため、照明器具の外観を良好にすることができる。さらに、器具本体および取付部材の少なくとも一方に、器具本体および取付部材を互いに係合させる係合手段を設け、これら器具本体と取付部材との係合を解除させる操作部を係合手段に設けたため、器具本体と取付部材との係合およびこの係合の解除が容易になり、照明器具の取り付けおよび取り外し作業を容易にすることができる。また、カバー体に操作部の移動を規制する規制部を設けたため、カバー体を器具本体に装着した状態で、操作部の誤操作を防止することができる。
【0045】
請求項2記載の照明器具によれば、請求項1記載の効果に加え、カバー体を、係合手段の操作部に係合保持したため、カバー体を係合保持する別個の部材や構造が不要になり、照明器具の製造コストを低減することができる。
【0046】
請求項3記載の照明器具によれば、請求項1または2記載の効果に加え、器具本体に着脱可能に取り付けられるセードを有したため、器具本体にセードを取り付けた状態と、器具本体からセードを取り外した状態とで、兼用して使用できる照明器具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す照明器具の一部を切り欠いた側面図である。
【図2】 同上照明器具の分解斜視図である。
【図3】 同上照明器具の分解状態の斜視図である。
【図4】 同上照明器具の一部の斜視図である。
【図5】 同上照明器具の分解状態の斜視図である。
【図6】 同上ラッチ機構の分解斜視図である。
【図7】 同上ラッチ機構の分解斜視図である。
【図8】 同上ラッチ機構の断面図である。
【図9】 同上ラッチ機構の動作を示す斜視図である。
【図10】 同上ラッチ機構の動作を示す斜視図である。
【図11】 同上カバー体を示す斜視図である。
【図12】 同上カバー体を示す断面図である。
【図13】 本発明のラッチ機構の他の実施例を示す斜視図である。
【図14】 本発明のラッチ機構の他の実施例を示す斜視図である。
【図15】 同上ラッチ機構の断面図である。
【図16】 本発明のラッチ機構の他の実施例を示す断面図である。
【図17】 本発明のラッチ機構の他の実施例を示す断面図である。
【図18】 本発明のラッチ機構の他の実施例を示す断面図である。
【図19】 本発明の照明器具の分解状態の斜視図である。
【図20】 本発明のアダプタの取付状態の断面図である。
【図21】 本発明のアダプタの取付動作を示す分解状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 引掛シーリング
2 取付面としての天井面
11,171 取付部材としてのアダプタ
21,112 器具本体
22b 挿通部
41 挿通開口部
44 係合手段としてのラッチ機構
45 基体部
46 ラッチ部
47 付勢手段としてのスプリング体
64 操作部としてのリリースレバー
71 カバー体
72 規制部としての操作部嵌合孔
Claims (3)
- 引掛シーリングに接続される取付部材と、
挿通開口部が設けられ、この挿通開口部近傍で前記取付部材に係合される器具本体と、
この器具本体の挿通開口部を表面側から覆うカバー体とを具備し、
器具本体および取付部材の少なくとも一方に設けられ、これらの器具本体および取付部材を互いに係合させる係合手段と、
この係合手段に設けられ、前記器具本体と取付部材との係合を解除させる操作部と、
カバー体に設けられ、前記操作部の移動を規制する規制部とを設けたことを特徴とする照明器具。 - カバー体は、係合手段の操作部に係合保持されることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
- 器具本体に着脱可能に取り付けられるセードを有したことを特徴とする請求項1または2記載の照明器具。
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