JP2577174Y2 - 天井直付型照明器具 - Google Patents

天井直付型照明器具

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JP2577174Y2
JP2577174Y2 JP1992000606U JP60692U JP2577174Y2 JP 2577174 Y2 JP2577174 Y2 JP 2577174Y2 JP 1992000606 U JP1992000606 U JP 1992000606U JP 60692 U JP60692 U JP 60692U JP 2577174 Y2 JP2577174 Y2 JP 2577174Y2
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ceiling
locking
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拓司 前田
圭一郎 川田
武志 山内
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日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は天井直付型照明器具の
天井面への取付け性の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】この種天井直付型照明器具は天井面に器
具本体を取付けて使用するものであり、天井面の低い家
屋用に、また重量が重く、コ−ド吊りできない多灯用照
明器具用として、近時多用されつつある。
【0003】ところで、この種一般家庭用照明器具器具
には、上記天井直付型のほか主流はコード吊下げ型であ
り、家屋の屋内配線には、通常これらの器具の取付け施
がし易いように、天井面に引掛シーリングボデイが配
設されている。そして、コード吊下げ型照明器具の場合
には、電源コードの先端に、導電性引掛金具を有し、前
記引掛シーリングボデイに機械的、電気的に引掛け接続
される引掛シーリングキャップを取付け、容易に取付け
がなされるよう構成されている。
【0004】一方、天井直付型照明器具の場合には、器
具本体を直接天井面にねじ止めすることもあるが、何分
器具重量が重く、高い天井面での工事は困難であるた
め、通常は簡易取付け金具が利用されている。即ち、天
井直付型照明器具は器具本体の略中央部に形成した開口
部から天井面に固定された引掛シ−リングボデイを器具
本体の下方に露呈させて器具本体の上面側を天井面に対
設させて天井面に直付けする構成であるが、器具本体の
天井面への取付けは、先ず引掛シ−リングボデイの周り
に、簡易取付け金具を天井面に取付けておき、この金具
に螺着した取付けネジに器具本体に設けたダルマ穴を引
っ掛けて仮保持させて取付け操作を行うようにしたもの
である。
【0005】このように、天井直付型照明器具は、簡易
取付金具を利用することにより、重量のある器具本体を
天井面に支えながらネジ止めする必要がなくなり、取付
け工事がかなり楽になるものであった。しかしながら、
天井面は一般に高く、足場を要するため、たとえ重量の
軽い簡易取付金具といえども天井面へのネジ止め作業は
困難なものであり、コ−ド吊り照明器具の取付け性とは
比較にならないものであった。特に、天井面がコンクリ
−ト等の場合には素人にはネジ止め作業自体が困難であ
り、天井直付型照明器具の天井面への取付け作業性の改
善が要望されていた。
【0006】そこで、本出願人は先に実開昭62−54
414号公報に開示されているように、引掛シ−リング
ボデイに接続係止した引掛シ−リングキャップに照明器
具を支持する構造の天井直付型照明器具を開発検討し
た。即ち、この天井直付型照明器具1は、図3に示すよ
うに、天井2面に対設して取付けられる器具本体3は、
従来同様に、器具本体3の略中央部に引掛シ−リングボ
デイ4が挿入され、下方に露呈させる開口部5が設けら
れている。また、この器具本体3の下面側には、安定器
などの点灯回路部品6、ランプソケット7、ランプソケ
ット7に装着された蛍光ランプ8およびこれらを下方よ
り被覆して器具本体3の周縁部に係止された透光性カバ
−9が搭載されている。この照明器具1の特徴は引掛シ
−リングボデイ4の下面側に、両側面に器具本体3を支
持するための係止部10が配設された引掛シ−リングキ
ャップ11を取付け、この係止部10に器具本体3を支
持する本体支持部材12を装着したものである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記構造の天井直付型
照明器具1は器具本体3を引掛シーリングキャップ11
に支持するように構成したもので、従来の天井直付型照
明器具のように簡易取付け金具を用いないから、天井面
へのネジ止め作業が一切不要となり、取付け操作が極め
て簡単で、ワンタッチ式に取付け施工がなされる。しか
しながら、この実開昭62−54414号公報に開示さ
れた上記本体支持部材12は、器具本体3と引掛シーリ
ングキャップ11間に、単に固定部材を介在させ、或い
は固定部材を引掛シーリングキャップ11の側面に一体
的に構成したものであり、器具本体3の取付け操作がや
りにくかったり、器具本体3下面の本体支持部材12と
の当接部分に傷等が生じなどの問題があった。
【0008】従って、本考案は上記に鑑みなされたもの
であり、取付け操作が簡単かつ器具本体下面に傷等を生
じさせない器具本体の構造を得ることを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本考案は
器具本体のほぼ中央部に形成した開口部から天井面に固
定された引掛シーリングボデイを器具本体の下方に露呈
させて器具本体の上面側を天井面に対設させ、前記引掛
シーリングボデイの下面側に引掛シーリングキャップを
配設し、この引掛シーリングキャップに器具本体を支持
するようにした天井直付型照明器具において、前記引掛
シーリングキャップの側面に係止溝を設け、前記器具本
体下面の前記係止溝の対向位置に爪ボックスを配設し、
この爪ボックス内に前記係止溝に係止される係止爪を装
し、この係止爪を、先端に下方側が突出する傾斜断面
形状の係止部と係止部後方から一体的に爪ボックス下面
に形成したスライド用の窓孔を介して爪ボックス外の下
方に導出された係止解除部とを有したL字状又はT字状
片で構成してなり、常時は、爪ボックス内に配設された
弾性バネにより係止部を前方に突出させ、所要時には、
手操作によって係止解除部を爪ボックスの後方に向けて
スライド移動して係止部先端を爪ボックス内に退去させ
るようにしたものである。
【0010】
【作用】器具本体を支持する本体支持部材は常時は
ボックスから前方に突出して、所要時には爪ボックス内
退去可能な可動自在の係止爪で形成し、引掛シーリン
グキャップ側面の係止溝に係止するよう構成したか
ら、器具本体下面に外観傷などを生じることがなくな
る。また、係止爪は先端を下方側が漸次突出する断面傾
斜形状に形成し、この先端の係止部を弾性バネによって
常時前方に突出するよう構成したから、器具本体を引
掛シーリングキャップに沿って上方に持ち上げて天井面
に取付ける時、係止爪はその先端の傾斜断面部が引掛シ
ーリングキャップの側面に押され後退し、係止溝に達し
たとき、弾性バネの押圧により自動的に係止する。従っ
て、器具本体はワンタッチ式に接続される。また、器具
本体を取り外すときは、係止部とL字状ないしT字状に
一体化された係止解除部を手操作により爪ボックスの
方に向けてスライド移動させることによって、係止部の
係止溝への係止が解除され、器具本体は自重で引掛シー
リングキャップから外れる。特に、係止部と係止解除部
とがL字状ないしT字状に一体化されているために、係
止解除部による解除操作を容易に行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照して説
明する。第1図および第2図は本考案に係る天井直付型
照明器具13の天井14面への取付け構造を示す一部破
断側面図と底面図であり、天井14面には電源用の引掛
シ−リングボデイ15が配設され、この引掛シ−リング
ボデイ15の下面には、上面に前記引掛シ−リングボデ
イ15に引掛け係止されるL形の接続端子16、下面に
照明器具13の点灯回路部品が接続される電源端子17
が配設された引掛シ−リングキャップ18が引掛け係止
される。この引掛シ−リングキャップ18はその両側面
に、後述する器具本体19の本体支持部材20がかん合
係止される一対の係止溝21が配設されている。
【0012】器具本体19は前記天井直付型照明器具1
と同様に、中央部に、引掛シ−リングボデイ15を下面
に露呈して挿入するための開口部23を有し、その下方
には、図示しないが、点灯回路部品、ランプソケット、
蛍光ランプ、透光性カバ−等が搭載されている。この器
具本体19において、前記天井直付型照明器具1の器具
本体3と大きく異なる点は、本体支持部材20の構造で
ある。
【0013】本体支持部材20は器具本体19における
開口部23の周縁下面側の、引掛シーリングキャップ1
側面の係止溝21と対設して配設された爪ボックス
24と、この爪ボックス24内を進退可能に装着された
係止爪25とで構成されている。この爪ボックス24は
樹脂成形品からなり、内部に係止爪25を前後動可能
収納すると共に、係止爪25の後方に弾性バネ26が配
設されており、係止爪25の先端を常時、開口部23側
突出させている。また、爪ボックス24の下面には後
述する係止解除部を爪ボックス外に突出させ、かつ前後
方向にスライド可能にする窓孔24aが形成されてい
る。
【0014】係止爪25は、先端に下方が突出する傾斜
断面形状の係止部27と、係止部27の後方に爪ボック
24の窓孔24aを介して爪ボックス外の下方に折曲
・導出された係止解除部28とがL字状ないしT字状と
なるように一体化されたL字状片ないしT字状片にて
成されている。尚、係止解除部28は、爪ボックス24
の窓孔24a内において、係止部27の前進と共に前方
にスライドされ、解除時には手操作によって係止部27
の後進(退去方向)と共に後方に向けてスライド移動さ
れる。 また、本実施例では、係止溝21に嵌合係止され
係止部27の先端部は直線形状であが、円弧状に構
成することもできる。この場合係止溝21の形状も
止部27の先端部の形状に合わせて円弧状とすることは
いうまでもない。更に、器具本体19の開口部23の開
口形状は引掛シーリングキャップ18の側周面と相似
し、挿入容易な形状が採用されている。
【0015】このように構成された天井直付型照明器具
13は次のようにして天井面14に取付けられる。ま
ず、引掛シーリングキャップ18の接続端子16を天井
14の引掛シーリングボデイ15に挿入し引掛け係止
する。その後、器具本体19を、その開口部23を引掛
シーリングキャップ18の下面に挿入して押し上げる。
この時、開口部23に突出した係止爪25は、その傾斜
部が引掛シーリングキャップ18の周面に当って後方に
されて、係止部27の先端は爪ボックス24内に後退
している。尚、この際に、係止爪25に一体化されて外
下方に導出された係止解除部28も係止部27の後退に
よって自然に窓孔24a内を後方にスライド移動してい
る。そして、係止爪25が係止溝21の位置にくると、
先端は弾性バネ26の付勢力で前進し、係止部27が
止溝21に合係止される。尚、この状態で、係止解除
部28も係止部27の前進によって自然に窓孔24a内
を前方にスライド移動している。また、天井直付型照明
器具13を天井面14から取り外す場合は、それぞれの
係止解除部28を手操作によって、爪ボックス24の窓
孔24a内において、弾性バネ26の弾性に抗して後方
に向けてスライド移動させると、係止解除部28に一体
化された係止爪25の係止部27も後退し、係止部27
は爪ボックス24内に退去される。これによって、係止
爪25における係止部27の係止溝21に対する嵌合係
止が解除され、器具本体18は自重で取り外すことがで
きる。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案によれば器具本体
に係止爪を進退可能に構成した爪ボックスを、係止爪が
引掛シーリングキャップの係止溝に対向するように配設
し、常時は係止爪を爪ボックスから前方に突出させ、所
要時には爪ボックス内に退去可能なように構成したか
ら、器具本体の下面に外観傷などを生じさせることな
く、天井面直付けすることができる。また、係止爪は
先端を下方側が漸次突出する断面傾斜形状に形成し、こ
の先端の係止部を弾性バネによって常時前方に突出する
ように構成したから、器具本体を引掛シーリングキャッ
プに沿って上方に持ち上げて天井面に取付ける時、係止
爪はその先端の傾斜断面部が引掛シーリングキャップの
側面に押されて後退し、係止溝に達したとき、弾性バネ
の押圧により自動的に係止される。従って、器具本体を
ワンタッチ式に装着でき、天井面への取付けを簡略化で
きる。 また、器具本体を取り外すときは、係止部とL字
状ないしT字状に一体化された係止解除部を手操作によ
り窓孔内において爪ボックスの後方に向けてスライド移
動させることによって、係止部の係止溝への係止が解除
され、器具本体は自重で引掛シーリングキャップから外
れる。従って、器具本体の取り外しを容易に行うことが
できる。 特に、係止部と係止解除部とがL字状ないしT
字状に一体化されているために、係止解除部を爪ボック
スの後方に向けて単にスライド移動させるだけで、係止
部の係止溝からの解除操作を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる天井直付型照明器具の天井面へ
の取付け過程における一部破断正面図である。
【図2】 本考案にかかる天井直付型照明器具の天井面へ
の取付け過程における一部破断 底面図である。
【図3】従来の天井直型照明器具の天井面への取付け
構造例を示す一部破断正面図である。
【符号の説明】
14 天井 15 引掛シーリングボデイ 18 引掛シーリングキャップ19 器具本体 20 本体支持部材 21 係止溝 23 開口部 24 爪ボックス24a 窓孔 25止爪 26 弾性バネ 27 係止部 28 係止解除部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 山岸 利治 (56)参考文献 特開 平4−212276(JP,A) 実開 平4−116309(JP,U) 実開 平4−34610(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21V 21/02 101

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器具本体のほぼ中央部に形成した開口部
    から天井面に固定された引掛シーリングボデイを器具本
    体の下方に露呈させて器具本体の上面側を天井面に対設
    させ、前記引掛シーリングボデイの下面側に引掛シーリ
    ングキャップを配設し、この引掛シーリングキャップに
    器具本体を支持するようにした天井直付型照明器具にお
    いて、前記引掛シーリングキャップの側面に係止溝を設
    け、前記器具本体下面の前記係止溝の対向位置に爪ボッ
    クスを配設し、この爪ボックス内に前記係止溝に係止さ
    れる係止爪を装着し、この係止爪を、先端に下方側が突
    出する傾斜断面形状の係止部と係止部後方から一体的に
    爪ボックス下面に形成したスライド用の窓孔を介して爪
    ボックス外の下方に導出された係止解除部とを有したL
    字状又はT字状片で構成してなり、常時は、爪ボックス
    内に配設された弾性バネにより係止部を前方に突出さ
    せ、所要時には、手操作によって係止解除部を爪ボック
    スの後方に向けてスライド移動して係止部先端を爪ボッ
    クス内に退去させるようにしたことを特徴とす天井直
    付型照明器具。
JP1992000606U 1992-01-10 1992-01-10 天井直付型照明器具 Expired - Lifetime JP2577174Y2 (ja)

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JPH0557718U JPH0557718U (ja) 1993-07-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200458937Y1 (ko) * 2011-01-12 2012-03-21 태원전기산업 주식회사 조명기구의 커넥터 접속구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0434610U (ja) * 1990-07-18 1992-03-23
JP3056809B2 (ja) * 1990-10-24 2000-06-26 松下電工株式会社 照明器具
JP2549015Y2 (ja) * 1991-03-29 1997-09-24 松下電工株式会社 照明装置及びその取付装置

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