JP4315359B2 - 画像形成後処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタまたはこれらの複合機などの画像形成装置と、このような画像形成装置に付設して用いられるシート後処理装置とからなり、シートに画像を形成して後、画像形成後のシートに対して後処理を施す画像形成後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、この種の画像形成後処理装置としては、複写機などの画像形成装置で画像形成されたシート(以下、これを第1のシートと呼ぶ)を当該画像形成装置に付設されるシート後処理装置に送り込み、当該シート後処理装置において、その第1のシートに対して、例えばパンチ処理や、複数枚束ねて整合した第1のシート束にスティプル処理や、そのスティプル処理のうちの中綴じ処理により中央部を中綴じした第1のシート束の中綴じ部分を中折りして簡易な製本を行なう処理等の後処理を行うものが各種提案されている。
【0003】
このような画像形成後処理装置では、通常、第1のシートを収納する第1のシート収納部や第1のシートを給送する第1のシート給送手段である第1の給送ローラが、画像形成装置内に配設されてなる。
【0004】
そして、画像形成後処理装置は、画像形成され複数枚束ねられる第1のシート束に、表紙、裏表紙又は合紙用等として画像が形成されない第2のシートを挿入する処理を行うことにより、その商品価値を高いものにしていた。
【0005】
この場合、画像形成後処理装置は、第2のシート用に専用の第2のシート収納部を別途用意しておく。そして、画像形成後処理装置は、画像形成装置が画像形成処理を一時的に待機するように制御して、第2のシートを第2のシート収納部から繰り出し、第1のシートの搬送路(以下、これを第1のシート搬送路と呼ぶ)を通すようにしてシート後処理装置に搬送するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このように第2のシートを第1のシート束に挿入する場合、第1のシート搬送路を第1及び第2のシートで共有するため、第2のシートを搬送する際、画像形成後処理装置は、画像形成処理を一時的に停止させ、画像形成処理を待機させる必要があった。
【0007】
また、このような画像形成後処理装置では、第2のシートを直接シート後処理装置に搬送するのではなく、第1のシート搬送路を通してシート後処理装置に搬送する分、搬送経路が長くなり不必要な搬送時間がかかる問題があった。
【0008】
この結果、このような従来の画像形成後処理装置では、第1のシートに対する画像形成処理に要する時間が増加し、又第2のシートの搬送時間がかかることから、後処理を施してなるシート束の生産効率を著しく低下させる問題があった。
【0009】
そこで、請求項1に係る発明は、上述した事情に鑑み、画像形成処理を待機させることなく第2のシートの搬送時間を格段と短縮し、生産効率を実用上十分に向上させることを目的とする。
【0010】
さらに、上述のような従来の画像形成後処理装置では、第2のシート専用にシート収納部を別途用意する必要があった。このため、この画像形成後処理装置では、第2のシート収納部の分、占有面積が増え、装置全体が大型化すると共に、コストも嵩む問題があった。
【0011】
従って、請求項2に係る発明は、上述した事情に鑑み、シート収納部の占有面積を小さくして、装置全体を小型化すると共に、コストの削減を図ることを目的とする。
【0012】
請求項3に係る発明は、第2のシートの搬送経路を短くし、第2のシートの搬送時間をより一層短縮することを目的とする。
【0013】
請求項4に係る発明は、第2のシートのバリエーションを広くし、画像形成後処理装置の付加価値を向上させることを目的とする。
【0014】
請求項5に係る発明は、第1のシートと第2のシートとを、それぞれ個々にシート整合部に送り込む場合に比べてシートの搬送時間をさらに短縮し、生産効率一段と向上させることを目的とする。
【0015】
請求項6に係る発明は、第2のシートにも加工を可能にして使い勝手の向上を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に記載の発明は、画像形成装置の第1のシート収納部から第1の給送手段で第1のシート搬送路に繰り出した第1のシートに画像形成した後、該第1のシートをシート後処理装置に入れ、その第1のシートを同シート後処理装置の第1のシート搬送路を通してシート整合部に送り込み、当該シート整合部で整合してから、その第1のシートに後処理を施して同シート後処理装置から排出する画像形成後処理装置において、第2のシートを収納する第2のシート収納部と、その第2のシート収納部内から第2のシートを繰り出す第2の給送手段とを画像形成装置に備え、第2の給送手段で繰り出した第2のシートに画像形成することなく、当該第2のシートをシート整合部へと送り込む第2のシート搬送路を、画像形成装置とシート後処理装置とに備えてなる、ことを特徴とする。
【0017】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、第1のシート収納部と、第2のシート収納部とを同一の給紙カセット内に形成してなる、ことを特徴とする。
【0018】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、第2の給送手段を、画像形成装置の後処理装置側に設けてなる、ことを特徴とする。
【0019】
請求項4に記載の発明は、請求項1、2又は3に記載の発明において、第2の給送手段を多段に備えてなる、ことを特徴とする。
【0020】
請求項5に記載の発明は、請求項1、2、3又は4に記載の発明において、第2の給送手段によって繰り出した第2のシートを、第1のシート搬送路を搬送する第1のシートの搬送とタイミングを合わせて、これら第1及び第2のシートを重ねた状態でシート整合部に送り込んでなる、ことを特徴とする。
【0021】
請求項6に記載の発明は、請求項1、2、3、4又は5に記載の発明において、第2のシート搬送路に第2のシートにパンチ穴を開けるためのパンチ手段を設けてなる、ことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施の形態について詳述する。
図1には、本発明の一実施の形態である画像形成後処理装置の内部機構の概略構成を示す。図中符号1は、画像形成装置としての複写機を示し、2は、シート後処理装置を示す。
【0023】
複写機1内には、ドラム状の像担持体3を設け、そのまわりに帯電装置4、現像装置5、転写搬送装置6及びクリーニング装置7などを配置すると共に、それらの上部には書込み装置8を設け、それら全体で画像記録部9を形成する。
【0024】
画像記録部9の図中左側には、定着装置10を設ける。定着装置10は、ヒータを内蔵する定着ローラ11と、それに押し当てる加圧ローラ12とを設けてなる。
【0025】
そして、それらの画像記録部9および定着装置10上には、公知の読取り光学系13を備える。他方、それらの画像記録部9および定着装置10下には、シート収納部として給紙カセット14、15、16を多段に備え、その後述する第1の収納部14A、15A、16Aに、各サイズの画像を形成する第1のシートP1を収納してなる。なお、各給紙カセット14、15、16については、後で詳細を説明する。
【0026】
各給紙カセット14〜16からは、上方の像担持体3に向けて1つに合流する第1のシートP1を搬送するための複写機1内の第1のシート搬送路17をのばし、各給紙カセット14、〜16における第1のシート搬送路17入口近傍には、第1の給送手段である第1の給送ローラ18A、18B、18Cを図示しないハウジング等に回動自在に設けてなる。
【0027】
また、定着装置10の出口からは、後述する入口ガイド板19に向けて複写機1内の第1のシート搬送路であるシート排出路20を形成してなる。
【0028】
そのような複写機1の上面には、コンタクトガラス21を備えると共に、このコンタクトガラス21を被うように、複写機1上部には、自動原稿供給装置22を開閉自在に取り付ける。
【0029】
また、複写機1の右側面には、手差しでシートを第1のシート搬送路17に案内するための手差しトレイ23を開閉自在に設ける。
【0030】
一方、複写機1の左側面には、シート後処理装置2が付設され、これら複写機1とシート後処理装置2との間には、複写機1からシート排出路20を通して排出される第1のシートP1を受ける入口ガイド板19を取り付けてなり、複写機1で画像形成された第1のシートP1は、その入口ガイド板19にガイドされてシート後処理装置2内に送り込まれるようになされている。
【0031】
このシート後処理装置2は、端面綴じ処理装置24と、中綴じ処理装置25と、中折り処理装置26と、排紙ガイド装置27とを、それぞれユニット化して備えているとともに、これら各装置(24〜27)がシート整合部であるスティプルトレイ28を共用するように配設してなる。
【0032】
また、シート後処理装置2には、入口ガイド板19を介して送り込まれた第1のシートP1を搬送するための搬送ローラ対29A、29Bが設置されており、これらの搬送ローラ対29A、29Bを介してシート後処理装置2内部に搬送された第1のシートP1は、端面綴じや中綴じなどのスティプル処理及び中折り処理等の後処理を行なうか否かにより、搬送方向がノンスティプルシート搬送路30A及びスティプルシート搬送路としての当該シート後処理装置2内における第1のシート搬送路30Bの2方向に分流される。
【0033】
さらに、シート後処理装置2上部には、割込排出トレイ31が設けられており、複写機1側の操作で割り込みモードが選択された場合、入口ガイド板19を介して送り込まれた第1のシートP1は、搬送ローラ対29A、29Bを介して割込排出トレイ31に搬送されるため、搬送方向が割込シート搬送路30Cにも分流される。
【0034】
そして、シート後処理装置2には、第1のシートP1の搬送方向をこれら各シート搬送路(30A〜30C)の中から選定するため、図示しないソレノイドにより作動し搬送方向を仕分ける2つの分離爪32A、32Bが、そのほぼ中央を回転中心に回動自在に設けられている。
【0035】
また、これら各シート搬送路(30A〜30C)には、第1のシートP1を搬送するための搬送ローラ対29C、29D、29E、29F、29G、29H、29Iが、それぞれ所定部位に回転自在に配設されてなる。
【0036】
搬送ローラ対29Gには、図示しないブラシローラが一体化されていると共に、この搬送ローラ対29Gの近傍であってシート搬送方向の下流側には叩きコロ33が設けられている。
【0037】
また、搬送ローラ対29A、29B間には、第1のシートP1に対してパンチ穴を開けるための、パンチ手段である第1のパンチ装置PA1が配設されてなる。
【0038】
スティプルトレイ28には、後端基準フェンス34と、この後端基準フェンス34と直交する方向で、かつスティプルトレイ28のほぼ中央付近に図示しないジョガーフェンスとを備えてなる。
【0039】
このスティプルトレイ28の後端基準フェンス34近傍の下端部に配設してなる端面綴じ処理装置24は、図示しないスティプラによってスティプルトレイ28に搬送され整合されている第1のシートP1束の端面付近にスティプラで綴じ処理を施すものである。因みに、ここで行なう端面綴じ処理では、斜め綴じを含む複数モードの綴じ処理が行なえるようになっている。
【0040】
また、このスティプルトレイ28には、図2に示すように、縦方向中間部近傍に凹所35が形成されている。さらに、この凹所35を挟んでこれよりも下部側28A部分と、凹所35よりも上部側28B部分とがそれぞれ凹所35を中心に弓状に傾斜しており、全体形状が略くの字形を呈している。因みに、これらの傾斜角度については、特に限定したものはなく、各種の好適な傾斜角度で設定すればよい。
【0041】
中綴じ処理装置25は、スティプルトレイ28へ搬送され、ここで整合された第1のシートP1の中央部にこの第1のシートP1の搬送方向に対して左右1対のスティプラでまとめて綴じ処理を行なうものである。この実施の形態の場合、2個の中綴じ用スティプラ部51が、スティプルトレイ28中央部側の凹所35近傍に定間隔(この場合120〔mm〕)を保持し、かつ、後端基準フェンス34に対して平行に設けられている。
【0042】
このスティプラ部51は、スティプラ本体51Aと、第1のシートP1束を綴じる際に図示しない適宜手段で押圧、押動させて綴じ針を第1のシートP1束へ突き刺すプッシャ51Bと、綴じ針を第1のシートP1束へ突き刺す際に、この第1のシートP1束を反対面から保持するためにプッシャ51Bと対向して設けたクリンチャ51Cとから構成されている。
【0043】
スティプラ本体51Aは、スティプルトレイ28の凹所35が形成されている部分の上側であって、スティプルトレイ28の背面側に固定されている。プッシャ51Bは、クリンチャ51C方向に回動可能な状態でスティプラ本体51Aに取付けられている。
【0044】
一方、クリンチャ51Cは、スティプルトレイ28に向けて回動する支持部材52の先端側に固定されており、スティプラ本体51Aやプッシャ51Bとは別体となっている。
【0045】
ところで、上述したように、スティプルトレイ28は、凹所35が形成された部分が突出した形状となっている。このため、この凹所35に設けたプッシャ51Bは、スティプル動作時に、スティプルトレイ28の凹所35表面よりも突出した位置まで一部移動可能となっており、第1のシートP1束をしっかりと押え付けて中綴じ処理を行なえるようになされている。
【0046】
中折り処理装置26は、中綴じ処理装置25で中央部に綴じ処理を施された第1のシートP1束に対し、その中綴じされた第1のシートP1束の中央部に中折り処理を施すものである。
【0047】
この実施の形態の中折り処理装置26は、図3に示すように、互いに当接する1対の中折りローラ61A、61Bと、この中折りローラ61A、61Bに設けた回転機構62と、中折りローラ61A、61B間のニップ部分に向けて、すなわち、シート束搬送方向に対して直角で、かつ、スティプルトレイ28に対して垂直方向に、進退可能に設けた薄板状の中折り板63と、この中折り板63を進退させる進退機構64とから概略構成されている。
【0048】
一対の中折りローラ61A、61Bは、図示しない加圧スプリングによって一方が他方の中折りローラに向けて付勢され、常時当接されていると共に、後述する駆動モータ62Aによって双方が互いに逆向きに強制的に回転駆動されている。
【0049】
回転機構62は、駆動モータ62Aと、この駆動モータ62Aの駆動力がベルト62Bを介して伝達されて回転する駆動ギア62Cと、この駆動ギア62Cに噛合、回転する従動ギア62Dと、この従動ギア62Dからの回転力を伝達して2個の中折りローラ61A、61Bを同一周速度で回転する伝達ギア列62Eとから構成されている。
【0050】
駆動ギア62Cは、回転中心となる回転軸が図示しないハウジング等に回転自在に取り付けられている。従動ギア62Dも回転中心となる回転軸が同ハウジングに回転自在に取り付けられている。
【0051】
伝達ギア列62Eを構成する4個のギア62F〜62Iは、3本のアーム62J〜62Lにそれぞれ連結されており、各ギア軸間の距離を一定に維持したまま、移動可能に構成されている。
【0052】
これにより、折りローラ61A、61B間に第1のシートP1束が挟まれていて双方の折りローラ61A、61Bが離間していても、確実に双方の折りローラ61A、61Bに回転力を伝達できるようになされている。
【0053】
中折り板63には、図4に示すように、第1のシートP1束に押し当たる先端部分に左右対称な状態で例えば3ヶ所、略方形状の突出部631A〜631Cを設けており、この突出部631A〜631Cが第1のシートP1束に当接してこれを押圧するようになっている。この実施の形態の場合、これら各突出部631A〜631Cは、できる限り先端部の厚みを薄くした形状に形成されているが、この限りではない。
【0054】
そして、これら各突出部631A〜631Cのうち、左右両端側にある突出部631A及び631Cについては、同図に示すように、中綴じ処理装置で第1のシートP1束に打ち込まれた2個所の綴じ針Nと対峙する位置に設けられており、中折り動作の際には、綴じ針Nに当接、接触するような状態で第1のシートP1束を押込んでいくようになされている。
【0055】
さらに、残りの真ん中にある突出部631Bは、両側の突出部631Aと631Cとのほぼ中間位置に設けられており、第1のシートP1束の中央位置を押圧するようになされている。
【0056】
因みに、この中折り板63による中折り動作を行う場合には、これらの突出部631A〜631Cが、シートを押圧しながら、図5に示すように、中折りローラ61A、61Bのニップ部分まで前進するようになされている。
【0057】
さらに、この中折り板63の両側には、図3に示すように、それぞれ中折り板63から左右幅方向に突出するスライド軸63Aおよび63Bが設けられており、スライド軸63Aの方がスライド軸63Bよりも外側へ長く突出してなる。また、このスライド軸63Aおよび63Bは、図示しないハウジング等に固着されたガイド部材63Cによって、その進退動作がガイドされている。
【0058】
進退機構64は、同図に示すように、駆動モータ64Aと、この駆動モータ64Aによって回転する出力ギア64Bと、この出力ギア64Bに噛合する中間ギア64Cと、この中間ギア64Cに噛合する従動ギア64Dと、回動リンク64Eとから構成されている。
【0059】
中間ギア64Cには、回転中心となる回転軸641Cが図示しないハウジング等に回転自在に取り付けられている。従動ギア64Dにも回転中心となる回転軸642Dが同ハウジングに回転自在に取り付けられている。
【0060】
この従動ギア64Dには、中間ギア64Cよりも歯数の多い大径のものが使用されていると共に、この従動ギア64Dの回転軸と外周面との間には、図示しないスポーク部が設けられている。また、この従動ギア64Cのスポーク部には、係合突起644Dが形成されている。
【0061】
回動リンク64Eには、中間部および先端部に、それぞれ長孔でなる係合孔645Eおよび646Eが穿設されており、これらの係合孔645Eおよび646Eに係合突起644Dおよびスライド軸63Aがそれぞれスライド自在に係合されている。
【0062】
また、この回動リンク64Eは、基端部が中間ギア64Cの回転軸641Cに回転フリーの状態で取付けてあり、従動ギア64Dの回動動作に伴って移動する係合突起644Dの移動動作により、回動リンク64Eの回動中心641Cから所定距離離間した位置において、基端部を中心として所定の角速度で首振り動作を行なうようになされている。
【0063】
排紙ガイド装置27は、図1に示すように、中折り処理モード以外の場合には、第1のシートP1束をシート後処理装置外部の積載トレイ2A、2Bへ排出する一方、中折り処理モードの場合には、ここまで搬送されてきた第1のシートP1束を中折り処理するときだけ、その先端部を一時的に固定するようになされている。
【0064】
この実施の形態の場合、排紙ガイド装置27は、図2に示すように、カム部材71と、リンク72を介して上下に回動するガイド部材73と、このガイド部材73に設けた排紙ローラ74Aと、この排紙ローラ74Aに圧接可能な排紙ローラ74Bとを備えている。
【0065】
カム部材71は、同図において、基端部側に設けた回動軸71Aがシート後処理装置の図示しないハウジング等に取付けてあり、第1駆動モータ(図示せず)により、この回動軸71Aを中心として回動自在となっている。因みに、このカム部材71は、先端部に係合ピン71Bが取付けられている。
【0066】
一方、リンク72は、上部側には長孔72Aが穿設されており、この長孔72Aにカム部材71の係合ピン71Bがスライド自在に係合されている。因みに、このリンク72は、下端部の回動軸72Bにより、ガイド部材73を回動可能に吊り下げている。
【0067】
ガイド部材73は、右端部側に設けた回動軸73Aがシート後処理装置の図示しないハウジング等に取付けてあり、この回動軸73Aを中心として図6に示すように、左端部側が上下に回動可能に配設されている。
【0068】
排紙ローラ74Aは、図2に示すように、排紙ローラ74Bの回転駆動力に従動することができる程度の負荷を持たせてガイド部材73に取付けてある。一方、排紙ローラ74Bは、シート束をシート後処理装置外へ排出させる際に、図示しない第2の駆動モータによって回転駆動される。
【0069】
また、この第2の駆動モータは、中折り処理のためにシート束の先端部を排紙ローラ74A、74Bの間で挟んで固定する際に、一定時間だけ駆動するようになされている。
【0070】
そして、この第2駆動モータは、モータ自身によるロック力で排紙ローラ74Bの回転を抑え、これによって排紙ローラ74Bを一時的にロック状態とするようになされている。
【0071】
因みに、これらの排紙ローラ74A、74Bでシート束を挟持して固定する場合、上側の排紙ローラ74Aについては、負荷の他にガイド部材73からの荷重が作用するようになっているが、固定力が不十分な場合には、ガイド部材73に図示しないばね等の一端を取付け、この付勢力などを作用させるようにしてもよい。
【0072】
かかる構成に加えて、この画像形成後処理装置では、図1に示すように、複写機1内の給紙カセット14〜16が、それぞれその内部の所定位置で仕切板BPによって仕切られてなる。
【0073】
そして、各給紙カセット14〜16は、図7(A)〜図7(D)に示すように、それぞれ収納するシート(第1のシートP1又は後述する第2のシートP2)のサイズに応じて仕切板BPの設置位置を任意に設定することにより、第1のシートP1を収納する第1のシート収納部14A、15A、16Aと、第2のシートP2を収納する第2のシート収納部14B、15B、16Bとを共有してなる。
【0074】
因みに、各給紙カセット14〜16においては、例えば1つのカセット内に1種類しか収納できないサイズのシートを収納する場合、そのシートを1つのカセットに収納し、これを第1の給送ローラ18A〜18C側と後述する第2の給送手段である第2の給送ローラ18D、18E、18F側とにずらして収納するようにすればよい。
【0075】
このように、仕切板BPによって仕切られた給紙カセット14〜16には、上述の第1のシートP1に加えて、シート後処理装置内で複数枚束ねて整合された第1のシート束P1に表紙、裏表紙又は合紙として挿入する第2のシートP2を、各給紙カセット14〜16内のシート後処理装置側(すなわち、第2の収納部14B〜16B)に収納してなる。
【0076】
これら各給紙カセット14〜16におけるシート後処理装置側には、それぞれその内部に収納する第2のシートP2を繰り出すための第2の給送手段である第2の給送ローラ18D、18E、18Fが、図示しないハウジング等に回転自在に取り付けられてなる。
【0077】
さらに、複写機1とシート後処理装置2との連結部分における下部には、挿入シート入口部100が設けられてなる。この挿入シート入口部100は、各給紙カセット14〜16における第2の収納部14B〜16Bからスティプルトレイ28に向けて1つに合流してのびる第2のシート搬送路101と、図示しない搬送ローラからなる。
【0078】
この第2のシート搬送路101は、例えば図示しない搬送プレート及び搬送ローラ等からなり、第2のシートP2を、各給紙カセット14〜16における第2の収納部14B〜16Bからシート後処理装置2内に、画像形成処理することなく直接送り込むためのシート搬送路である。
【0079】
そして、この第2のシート搬送路101には、当該第2のシート搬送路101と第1のシート搬送路30Bとが合流する搬送ローラ対29G位置より僅かに手前の位置に、搬送ローラ対29Jと、第2のシートに対してパンチ穴を開けるためのパンチ手段である第2のパンチ装置PA2とを備えてなる。
【0080】
次に、本実施の形態における動作について説明する。
ノンスティプルモード
画像形成後処理装置は、複写機2で画像が転写されこの複写機2から排出されてきた第1のシートP1に対してシート後処理装置で後処理を行なわない場合に、ユーザによって複写機1側でノンスティプルモードを選択設定される。
【0081】
すると、画像形成後処理装置は、複写機1側の図示しない制御手段の制御に基づき、シート後処理装置2内の分離爪32A、32Bを互いに水平になるように回動し、第1のシートP1の搬送方向をシート搬送路30Aに選択決定する。これにより、第1のシートP1は、そのままシート搬送路30Aを通って搬送され、排紙ローラ74A、74Bを介してシート後処理装置2外部の積載トレイ2A又は2B上に排出される。
【0082】
また、画像形成後処理装置は、ユーザによって割り込みモードが選択された場合、分離爪32A、32Bをそれぞれ下向きに回動させ、第1のシートP1の搬送方向をシート搬送路30Cに選択決定し、この第1のシートP1をシート搬送路30Cを通して配送ローラ対29Iにより割込排出トレイ31上に排出する。
【0083】
(2)スティプルモード
画像形成後処理装置は、複写機2で画像が転写されこの複写機2から排出されてきた第1のシートP1に対して後処理を行う場合、ユーザによって複写機1側でスティプルモードを選択設定される。
【0084】
すると、画像形成後処理装置は、複写機1側の図示しない制御手段の制御に基づき、図示しないソレノイドを駆動させ、シート後処理装置2内の分離爪32A、32Bをそれぞれ上向きに回動させ、第1のシートP1の搬送方向をシート搬送路30Bに選択決定する。これにより、第1のシートP1は、図中略U字状のシート搬送路30Bを通って搬送され、スティプルトレイ28に送り込まれる。
【0085】
このとき、画像形成後処理装置がユーザによって第2のシートP2の挿入処理を選択設定されている場合、画像形成後処理装置は、複写機1内の各給紙カセット14〜16における第2の収納部14B〜16Bから第2のシートP2を、対応する第2の給送ローラ18D〜18Fを用いて第2のシート搬送路101に繰り出す。
【0086】
これにより、第2のシートP2は、複写機1内において画像形成処理されることなく、また画像形成処理を待機させることなく、直接シート後処理装置2内に搬送される。
【0087】
そして、画像形成後処理装置は、例えば第2のシートP2を表紙として挿入する場合、上述の制御手段によって搬送ローラ29Jを制御し、シート搬送路30Bを通る1頁目の第1のシートP1の搬送とタイミングを合わせて第2のシートP2を搬送し、これら第1及び第2のシートP1、P2を重ねた状態で搬送ローラ29Gを介してスティプルトレイ28に送り込む。
【0088】
同様にして画像形成後処理装置は、例えば第2のシートP2を合紙として挿入する場合、制御手段によって搬送ローラ29Jを制御し、シート搬送路30Bを通る合紙の次の頁に当たる第1のシートP1の搬送とタイミングを合わせて第2のシートP2を搬送し、これら第1及び第2のシートP1、P2を重ねた状態で搬送ローラ29Gを介してスティプルトレイ28に送り込む。
【0089】
また、画像形成後処理装置は、例えば第2のシートP2を裏表紙として挿入する場合、制御手段によって搬送ローラ29Jを制御し、シート搬送路30Bを通る最終頁の第1のシートP1が搬送された後、第2のシートP2を搬送し、この第2のシートP2を搬送ローラ29Gを介してスティプルトレイ28に送り込む。
【0090】
このようにしてスティプルトレイ28に送り込まれた第1及び第2のシートP1、P2は、叩きコロ33によって当該スティプルトレイ28内に押込まれる。
【0091】
即ち、これら第1及び第2のシートP1、P2は、スティプルトレイ28入口方向に向けて、先端部側が斜め上方に向かうよう、シート搬送路30Bの向きがほぼ180度反転される。そして、ここに搬送されてきた第1及び第2のシートP1、P2は、搬送ローラ29Gの回転動作とスティプルトレイ28方向に移動可能な叩きコロ33との協同作用により、後端基準フェンス34方向に叩かれてスティプルトレイ28の下方に落下する。
【0092】
そして、スティプルトレイ28は、上述の制御手段の制御に基づき、第1及び第2のシートP1、P2束に後処理を施すのに先立ち、後端基準フェンス34によって第1及び第2のシートP1、P2束の下端部を整合すると共に、ジョガーフェンス駆動モータ(図示せず)により作動するジョガーフェンスによって第1及び第2のシートP1、P2束の左右両側端部を整合する。
【0093】
因みに、このスティプルトレイ28への第1及び第2のシートP1、P2束の排出時には、偏心カム53が所定の待機状態で待機している。また中綴じ用のクリンチャ51Cが、図2の実線で示すように、プッシャ51Bから最も離れた位置に後退している。
【0094】
次にスティプルトレイ28は、整合された第1及び第2のシートP1、P2束に対して端面綴じ処理を施す場合、端面綴じ処理装置24のスティプラによって整合されている第1及び第2のシートP1、P2束における端面の所定位置に斜め綴じ等の端面綴じ処理を施す。
【0095】
この後、スティプルトレイ28は、図6に示すように、図示しない無端ベルトと、この無端ベルトに取付けられてスティプルトレイ28に沿って上下方向に移動するように付設される放出爪80とによって、端面綴じ処理を施した第1及び第2のシートP1、P2束を下端部で支持しながら排出スティプルトレイ28から送り出し、当該第1及び第2のシートP1、P2束を排紙ローラ74A、74Bを介してシート後処理装置2外部の積載トレイ2A又は2B上に排出する。
【0096】
因みに、この第1及び第2のシートP1、P2束の上方への移動には、この放出爪80の替わりに、放出ベルトを設けてこれを用いるようにしても良い。
【0097】
また、画像形成後処理装置は、整合された第1及び第2のシートP1、P2束に対して中綴じ処理を施す場合、上述の端面綴じ処理の場合と同様にして、スティプルトレイ28においてクリンチャ51Cがプッシャ51Bから最も離れた位置に後退した状態のまま、第1及び第2のシートP1、P2束が整合されてスティプルトレイ28にスタックされる。
【0098】
その後、第1及び第2のシート束は、図2に示すように、偏心カム53の回動動作によってクリンチャ51Cがスティプラ本体51Aに向けて押出され、前進移動して凹所35に最接近したところで停止する。ここで、スティプラ部51のプッシャ52Bが図示しない押圧手段によって押動されて前進動作することにより、第1及び第2のシート束の中央部で中折り部位に沿った幅方向(第1及び第2のシート束の搬送方向に対して垂直方向)に2個所綴じ針が打たれ、中綴じされる。
【0099】
この中綴じ処理の終了後、偏心カム53が再び回動し、クリンチャ51Cが再び元のホーム位置まで戻って待機する。因みに、使用するシートが例えばA3サイズ以外(B4,A4サイズなど)の場合には、第1及び第2のシートP1、P2束を整合状態で積載した直後に、放出爪が各シートサイズに応じて移動し、第1及び第2のシートP1、P2束後端部を上方に持ち上げると共に、第1及び第2のシートP1、P2束の中央部が綴じ位置に達したところで移動動作が停止し、その後は上述した一連の中綴じ動作が行われる。
【0100】
このようにして画像形成後処理装置は、スティプルトレイ28の無端ベルトと放出爪80とによって、中綴じした第1及び第2のシートP1、P2束を下端部で支持しながら持ち上げて当該スティプルトレイ28から排出し、排紙ガイド装置27の排出ローラ74A、74Bを介して、シート後処理装置2外部の積載トレイ2A又は2B上に排出する。
【0101】
(3)スティプル処理における中折り処理
さらに、画像形成後処理装置は、スティプル処理を実行する際に、これと合わせて中折り処理を行う場合、ユーザによって複写機1側でスティプルモードと中折りモードとが選択設定される。
【0102】
そして、画像形成後処理装置は、図6に示すように、上述のスティプルモードにおけるスティプル処理後の状態において、端面綴じ又は中綴じ処理した第1及び第2のシートP1、P2束を、スティプルトレイ28の無端ベルトと放出爪80とによって、その下端部で支持しながら持ち上げて当該スティプルトレイ28から排出し、排紙ガイド装置27の排出ローラ74A、74B間に搬送する。
【0103】
このときこの第1及び第2のシートP1、P2束は、その中央部(図4におけるP0)が中折り板63の前進移動する方向と合致する位置に達したところまで搬送される。因みに、この第1及び第2のシートP1、P2束の移動、持ち上げ距離は、中折り処理装置26と中綴じ処理装置25との位置関係で一義的に決定されるため、シートサイズによらず一定である。
【0104】
ここで、第1及び第2のシートP1、P2束の上端部分は、図6に示すように、排紙ガイド装置27の排紙ローラ74A、74B間に達するところまで搬送されてくるが、この場合、排紙ローラ74A、74B間に第1及び第2のシートP1、P2束の上端部分を通過させるため、これに先立ち、排紙ガイド装置27が制御手段の制御に基づいて作動する。
【0105】
すなわち、この排紙ガイド装置27では、排紙ローラ74A、74Bを第1及び第2のシートP1、P2束の厚み以上の間隔に離間した状態で待機させるため、第1の駆動モータが作動して、カム部材71が、図6における破線表示部分のように、反時計方向に回動し、このカム部材71に係合ピン71Bを介して連結されたリンク72が上方へ移動する。
【0106】
その結果、ガイド部材73が回動軸73Aを中心にして時計方向に押出されてガイド部材73の左端部側が上方へ移動する。これにより、排紙ローラ74Aが排紙ローラ74Bから離間するようになり、第1及び第2のシートP1、P2束の上端部分の通過を許容する。
【0107】
その後、中折り板63および中折りローラ61が作動を開始するが、これに先立ち、第1の駆動モータが先程とは逆向きに回転し、カム部材71が時計方向に回動するので、リンク72が下方へ移動する。
【0108】
これに伴い、ガイド部材73が、図6における実線表示部分のように、左端部側が下方へ移動するように、回動軸73Aを中心として反時計方向に回動する。
【0109】
これにより、第1及び第2のシートP1、P2束の上端部分を挟んだ状態で一対の排紙ローラ74A、74B同士が当接するが、排紙ローラ74Bの回転駆動を行う第2の駆動モータの駆動が停止して排紙ローラ74Bをロック状態とするので、第1及び第2のシートP1、P2束の上端部分が一対の排紙ローラ74A、74Bに挟持された状態で固定される。
【0110】
その後、中折り板63が第1及び第2のシートP1、P2束のある中折りローラ61のニップ部分に向けて前進移動する。すなわち、中折り板63がスティプルトレイ28の表側から裏側に向けてほぼ垂直向きに前進し、図7に示すように、第1及び第2のシートP1、P2束中央部の中綴じ部分を中折りローラ61のニップ部分へ押し込むように押圧していく。
【0111】
ここで、中折り板63は、図8(A)に示すように、左右の突出部631A、631Cが第1及び第2のシートP1、P2束中央部の綴じ針Nに対して、上下方向の上側から引っかかるように係止する。
【0112】
この場合、中折り板63の突出部631A、631Cがシート面に当接する部位と、綴じ針が打たれた部位とは離間しているが、同図(B)に示すように、中折り板63を前進するに伴って、当該中折り板63の突出部631A〜631Cがシート紙面上を綴じ針Nに係止するところまで移動し、この突出部631A、631Cが綴じ針Nに係止するところまで移動し動作を停止する。
【0113】
これにより、綴じ針Nが打込まれた位置よりも上側半分の第1及び第2のシートP1、P2束は、一対の排紙ローラ74A、74Bと綴じ針Nに係止する突出部631A、631Cとでそれぞれ固定され、緊張状態が保持されることとなる。
【0114】
従って、同図(C)に示すように、第1及び第2のシートP1、P2束は、中折り板63によって折りローラ61のニップ部分へ送り込まれていく際に、突出部631A、631Cが綴じ針Nに係止する状態で押込んで行くから、シート束Pの中折り位置が綴じ針Nが打たれた中央部分からずれたところで中折りされることがない。
【0115】
その後、この中折り板63の押圧、前進動作により、第1及び第2のシートP1、P2束がその中央部分から中折りローラ61A、61B間に狭着、圧接されていくが、この中折りローラ61A、61Bの圧接動作と回転動作とにより、第1及び第2のシートP1、P2束が綴じ針Nを打込まれた中央部分でしっかりと折曲げられていく。
【0116】
このようにして、中折りされ、製本された第1及び第2のシートP1、P2は、この中折りローラ61A、61Bによって、シート後処理装置2外部の積載トレイ2B上に排出される。
【0117】
なお、上述の実施の形態においては、画像形成装置として、複写機を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は記録媒体としてのシートに画像を形成する、例えばファクシミリやプリンタ、その他種々の画像形成装置に広く適用することができる。
【0118】
また、上述の実施の形態においては、第2のシート搬送路101における搬送ローラ対29Jの近傍に、第2のパンチ装置PA2を設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第2のパンチ処理装置PA2は、必要に応じて設けるようにすればよく、これを搭載した場合、画像形成後処理装置では、第2のシートにもパンチ処理を施すことができ、これによって使い勝手が向上する効果を得られる利点がある。
【0119】
さらに、上述の実施の形態においては、端面綴じ処理、中綴じ処理及び中折り処理は、スティプルトレイ28及びシート搬送路30Bを共用して行なうように構成されているが、本発明はこれに限らず、他の種々の構成を広く適用することができる。但し、上述の実施の形態のような構成の場合、スティプルトレイ28及びシート搬送路30Bを共用する分、大型の機構や装置を必要とせずに各種の綴じ処理を行なうことができるようになり、小型化で高機能のものが低コストで実現可能となる効果が得られる利点がある。
【0120】
さらに、上述の実施の形態においては、複写機1内の制御手段によって、シート搬送路30Bを通る第1のシートP1の搬送と、第2のシート搬送路101を通る第2のシートP2の搬送とをタイミングを合わせて第1及び第2のシートP1、P2を重ねた状態でスティプルトレイ28に送り込むようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これら第1及び第2のシートP1、P2を、それぞれ個々にスティプルトレイ28へ送り込むようにしてもよい。但し、上述の実施の形態の場合、第1及び第2のシートP1、P2を重ねた状態でスティプルトレイ28に送り込む分、シートの搬送時間を短縮でき、生産性を向上する効果を得られる利点がある。
【0121】
さらに、上述の実施の形態においては、挿入シート入口部100を各給紙カセット14〜16における第2の収納部14B〜16Bからスティプルトレイ28に向けて1つに合流してのびる第2のシート搬送路101と、図示しない搬送ローラとからなるように構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は第2の収納部14B〜16Bからスティプルトレイ28に向けて第2のシートP2を直接搬送するものであれば、挿入シート入口部100の構成としては、この他種々の構成を広く適用することができる。
【0122】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1に係る発明によれば、画像形成後処理装置に第2のシート搬送路を設けて、第1のシート束に挿入する第2のシートを、その第2のシート搬送路を通して直接シート整合部に送り込むため、第2のシートを搬送する際に第1のシート搬送路を共用しない分、第2のシートの搬送経路を短くして、画像形成処理を待機させることなく第2のシートの搬送時間を格段と短縮することができ、かくして生産効率を実用上十分に向上させることができる。
【0123】
さらに、請求項2に係る発明によれば、第1のシート収納部と第2のシート収納部とを同一の給紙カセット内に形成するため、第2のシート専用にシート収納部を別途用意する必要がない分、シート収納部の占有面積を小さくすることができ、かくして装置全体を小型化することができると共に、コストの削減することができる。
【0124】
さらに、請求項3に係る発明によれば、第2の給送手段を画像形成装置の内部におけるシート後処理装置側に設けるようにしたことにより、この第2の給送手段の設置位置がシート後処理装置に近くなる分、第2のシートの搬送経路を短くでき、かくして第2のシートの搬送時間をより一層短縮することができる。
【0125】
さらに、請求項4に係る発明によれば、第2の給送手段を多段に設けることにより、第2のシート収納部も多段に設けることができる分、第2のシートのバリエーションを広くすることができ、かくして画像形成後処理装置の付加価値を向上することができる。
【0126】
さらに、請求項5に係る発明によれば、第1のシートと第2のシートとを重ねた状態でシート整合部に送り込むようにしたことにより、これら第1のシートと第2のシートとを、それぞれ個々にシート整合部に送り込む場合に比べて、シートの搬送時間をさらに短縮でき、かくして生産効率を一段と向上することができる。
【0127】
さらに、請求項6に係る発明によれば、第2のシート搬送路に第2のシートにパンチ穴を開けるためのパンチ手段を設けるようにしたことにより、第2のシートにも加工することができ、かくして使い勝手を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る画像形成後処理装置の内部の概略構成を示す部分的断面図である。
【図2】そのスティプルトレイにおける後処理動作の説明に供する略断面図である。
【図3】その中折り動作の説明に供する略断面図である。
【図4】その中折り処理装置に用いる中折り板のシート束の綴じ針との関係を示す概略斜視図である。
【図5】その中折り板と中折りローラとの関係を示す斜視図である。
【図6】中折り処理の際のシート束の上端部での固定動作の説明に供する部分的断面図である。
【図7】給紙カセットにおける仕切板の説明に供する略断面図である。
【図8】固定状態にあるシート束への中折り板による押込み動作の説明に供する部分的断面図である。
【図9】それぞれ中折り処理の際に、その中折り板と綴じ針との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1…複写機(画像形成装置)、2…シート後処理装置、14A、15A、16A…第1のシート収納部、14B、15B、16B…第2のシート収納部、17、30B…第1のシート搬送路、20…シート排出路(第1のシート搬送路)、18A〜18C…第1の給送ローラ(第1の給送手段)、18D〜18F…第2の給送ローラ(第2の給送手段)、28…スティプルトレイ(シート整合部)、29A〜29J…搬送ローラ対、100…挿入シート入口部、101…第2のシート搬送路、24…端面綴じ処理装置、25…中綴じ処理装置、26…中折り処理装置、27…排紙ガイド装置、BP…仕切板、P1…第1のシート、P2…第2のシート、PA1、PA2…パンチ装置(パンチ手段)。

Claims (6)

  1. 画像形成装置の第1のシート収納部から第1の給送手段で第1のシート搬送路に繰り出した第1のシートに画像形成した後、該第1のシートをシート後処理装置に入れ、その第1のシートを同シート後処理装置の第1のシート搬送路を通してシート整合部に送り込み、当該シート整合部で整合してから、その第1のシートに後処理を施して同シート後処理装置から排出する画像形成後処理装置において、
    第2のシートを収納する第2のシート収納部と、
    その第2のシート収納部内から第2のシートを繰り出す第2の給送手段と
    を上記画像形成装置に備え、
    上記第2の給送手段で繰り出した上記第2のシートに画像形成することなく、当該第2のシートを上記シート整合部へと送り込む第2のシート搬送路を、上記画像形成装置と上記シート後処理装置とに備えてなる、画像形成後処理装置。
  2. 上記第1のシート収納部と、上記第2のシート収納部とを同一の給紙カセット内に形成してなる、請求項1に記載の画像形成後処理装置。
  3. 上記第2の給送手段を、上記画像形成装置の上記シート後処理装置側に設けてなる、請求項1又は2に記載の画像形成後処理装置。
  4. 上記第2の給送手段を多段に備えてなる、請求項1、2又は3に記載の画像形成後処理装置。
  5. 上記第2の給送手段によって繰り出した上記第2のシートを、上記第1のシート搬送路を搬送する上記第1のシートの搬送とタイミングを合わせて、これら第1及び第2のシートを重ねた状態で上記シート整合部に送り込んでなる、請求項1、2、3又は4に記載の画像形成後処理装置。
  6. 上記第2のシート搬送路に上記第2のシートにパンチ穴を開けるためのパンチ手段を設けてなる、請求項1、2、3、4又は5に記載の画像形成後処理装置。
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