JP4315224B2 - スイッチ - Google Patents

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本発明は、スイッチに関するものである。
従来から、施工面上に全体が露出した形で固定されるスイッチが提供されている。
この種のスイッチとして、スイッチとしての機能を備えるスイッチ本体と、施工面に固定されてスイッチ本体を保持するケースとを備えるものが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、スイッチ本体としては、ハウジングに螺合する端子ねじの脚部の先端によって電線を端子板に押し付ける、いわゆるピラー端子構造を有するものがある。端子ねじは一般にケースに覆われる。
本発明者は、施工後でも端子ねじを操作しやすいように、図14及び図15に示すように、ケースを、スイッチ本体1を保持するとともに取付ねじS1を用いたねじ止めによって施工面に固定されるボディ2と、ボディ2に着脱自在に結合するカバー3とで構成したスイッチを提案している。すなわち、ボディ2は端子ねじを露出させる端子操作用開口22eを有し、カバー3はボディ2に結合した状態では端子操作用開口22eを覆う。この構成によれば、端子ねじを操作する際にはカバー3を取り外すだけで端子操作用開口22eを通じて端子ねじを操作することができ、ボディ2を施工面から取り外す必要がないから整備性が向上する。
特開昭61−55814号公報
図14及び図15の例において、カバー3をボディ2に着脱自在に結合させる手段としては、例えば、カバー3の内周面に、ボディ2の端子操作用開口22eの上端に係合する係合爪(図示せず)を突設し、カバー3の着脱時にはカバー3を弾性変形させて係合爪を係脱させるという手段が考えられる。
ここで、ボディ2やカバー3の材料としては、熱可塑性樹脂よりも熱硬化性樹脂を用いることが、耐熱性(耐火性)や耐トラッキング性の観点からは望ましい。
しかし、熱硬化性樹脂は熱可塑性樹脂よりも柔軟性に欠け弾性変形しにくいため、カバー3の材料として熱硬化性樹脂を用いると上記のような係合爪の係脱によるボディ2への着脱が困難になるという問題があった。
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、カバーの材料として熱硬化性樹脂を用いながらも、ボディに対するカバーの着脱が容易なスイッチを提供することにある。
請求項1の発明は、操作力を受けるハンドル、それぞれ導電材料からなり電線が接触導通する一対の端子板、ハンドルが受けた操作力に応じて端子板間の電気的接続をオンオフする接点部、並びに、ハンドルを前面に露出させる形で保持するとともに各端子板と接点部とをそれぞれ収納し端子板に接触導通する電線が挿通される電線挿通穴が後面に開口したハウジングを有するスイッチ本体と、施工面に固定されるとともにハンドルを露出させる形でスイッチ本体を保持するケースとを備え、スイッチ本体は、それぞれハウジングの側方から端子板に向かってハウジングに螺合し電線挿通穴に挿通された電線を端子板との間に挟持する端子ねじを、各端子板について少なくとも1個ずつ備え、ケースは、熱硬化性樹脂からなり施工面に固定される固定部とスイッチ本体の後面を施工面に向ける形でスイッチ本体を保持する保持部とを有するボディと、熱硬化性樹脂からなりスイッチ本体のハンドルを露出させる形でボディに着脱自在に結合するカバーとを有し、ボディはスイッチ本体の端子ねじを露出させる形状であり、カバーはスイッチ本体の端子ねじを覆う形状であって、カバーは、前後方向に直交する断面においてボディを囲む枠状部を有し、枠状部の内周面には、係合爪が内向きに突設されていて、カバーは、係合爪がボディとスイッチ本体との少なくとも一方に係合することによってボディに対して結合するものであって、カバーには、前方から見て係合爪を露出させる変形穴であって、カバーの係合爪付近をカバーの他の部位に対して係合爪の突出方向の反対方向に相対的に変位させるようなカバーの弾性変形を容易とする変形穴が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、カバーの材料として弾性変形しにくい熱硬化性樹脂を用いながらも、変形穴を設けることでカバーが弾性変形しやすくなっているから、ボディに対するカバーの着脱が容易となる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、カバーは、スイッチ本体の前側に位置する前壁を有し、カバーの前壁には、スイッチ本体のハンドルを前方へ露出させる窓部が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、前方からの衝撃に対してスイッチ本体をカバーの前壁により保護することができる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、ボディの保持部は2個のスイッチ本体を保持可能であって、カバーの前壁には、切除可能であって切除される前は窓部の寸法をスイッチ本体のハンドル1個分とし切除された後は窓部の寸法をスイッチ本体のハンドル2個分とするノックアウト部が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、スイッチ本体を1個だけ用いる場合にはノックアウト部によってスイッチ本体の前面を保護することができ、スイッチ本体を1個だけ用いる場合にはノックアウト部を切除して窓部の寸法をスイッチ本体のハンドル2個分とすることができる。
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3の発明において、ボディは、前方から見てカバーの前壁を挟む挟み部を有し、カバーの前壁においてボディの挟み部に対向する各面にはそれぞれ先端がボディの挟み部に当接するがたつき抑え凸部が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、温度や湿度の変動によるカバーとボディとの体積変化の差に起因する、ボディに対するカバーのがたつきが、ボディの挟み部に対するカバーのがたつき抑え凸部の当接によって抑制される。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの発明において、ケースは、スイッチ本体のハンドルを露出させる操作穴が設けられカバーとボディとの少なくとも一方に着脱自在に結合して変形穴を覆う化粧プレートを有することを特徴とする。
この発明によれば、化粧プレートを設けず変形穴を露出させる場合に比べ、見栄えが改善される。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかの発明において、スイッチ本体のハンドルは後向きの押力を受けて動作するものであり、カバーの係合爪はスイッチ本体に係合するものであって、カバーの係合爪はスイッチ本体に係合した状態ではスイッチ本体において係合する部位の後側に位置し、カバーは、ボディに前方から当接する当接部を有することを特徴とする。
この発明によれば、スイッチ本体が受けた押力がカバーの係合爪とボディの保持部とに分散されることになるから、スイッチ本体の後方への位置ずれやボディの保持部の破損が抑制される。
請求項1の発明によれば、カバーの材料として弾性変形しにくい熱硬化性樹脂を用いながらも、変形穴を設けることでカバーが弾性変形しやすくなっているから、ボディに対するカバーの着脱が容易となる。
請求項2の発明によれば、カバーは、スイッチ本体の前側に位置する前壁を有するので、前方からの衝撃に対してスイッチ本体をカバーの前壁により保護することができる。
請求項3の発明によれば、ボディの保持部は2個のスイッチ本体を保持可能であって、カバーの前壁には、切除可能であって切除される前は窓部の寸法をスイッチ本体のハンドル1個分とし切除された後は窓部の寸法をスイッチ本体のハンドル2個分とするノックアウト部が設けられているので、スイッチ本体を1個だけ用いる場合にはノックアウト部によってスイッチ本体の前面を保護することができ、スイッチ本体を1個だけ用いる場合にはノックアウト部を切除して窓部の寸法をスイッチ本体のハンドル2個分とすることができる。
請求項4の発明によれば、ボディは、前方から見てカバーの前壁を挟む挟み部を有し、カバーの前壁においてボディの挟み部に対向する各面にはそれぞれ先端がボディの挟み部に当接するがたつき抑え凸部が設けられているので、温度や湿度の変動によるカバーとボディとの体積変化の差に起因する、ボディに対するカバーのがたつきが、ボディの挟み部に対するカバーのがたつき抑え凸部の当接によって抑制される。
請求項5の発明によれば、ケースは、スイッチ本体のハンドルを露出させる操作穴が設けられカバーとボディとの少なくとも一方に着脱自在に結合して変形穴を覆う化粧プレートを有するので、化粧プレートを設けず変形穴を露出させる場合に比べ、見栄えが改善される。
請求項6の発明によれば、スイッチ本体のハンドルは後向きの押力を受けて動作するものであり、カバーの係合爪はスイッチ本体に係合するものであって、カバーの係合爪はスイッチ本体に係合した状態ではスイッチ本体において係合する部位の後側に位置し、カバーは、ボディに前方から当接する当接部を有するので、スイッチ本体が受けた押力がカバーの係合爪とボディの保持部とに分散されることになるから、スイッチ本体の後方への位置ずれやボディの保持部の破損が抑制される。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態は、図1〜図4に示すように、手動操作でオンオフされるスイッチとしての機能を有するスイッチ本体1と、スイッチ本体1を保持するとともに壁面等の施工面に固定されるボディ2と、ボディ2に着脱自在に結合するカバー3と、ボディ2に着脱自在に取り付けられて前方から見てボディ2とカバー3とを覆う化粧プレート4とを備える。つまり、ボディ2とカバー3と化粧プレート4とで請求項におけるケースが構成されている。以下、左右方向は図4を基準とし、図4の上下方向を前後方向と呼び、図4の紙面奥行き方向(図1の左上―右下方向)を上下方向と呼ぶ。なお、上記の方向は説明の便宜上のものであって、実際の設置時の向きとは必ずしも一致しない。
スイッチ本体1は、操作力を受けるハンドル11と、それぞれ導電材料からなり電線が接触導通する一対の端子板(図示せず)と、ハンドル11が受けた操作力に応じて端子板間の電気的接続をオンオフする接点部(図示せず)と、ハンドル11を前面(図4の上面)に露出させる形で保持するとともに各端子板と接点部とをそれぞれ収納し端子板に接触導通する電線が挿通される電線挿通穴(図示せず)が後面(図4の下面)に開口したハウジング10とを有する。ハンドル11とハウジング10とはそれぞれ例えば合成樹脂からなる。ハンドル11は、ハウジング10に対して上下方向から見た面内でシーソー動可能となっており、ハウジング10内の反転ばね(図示せず)によって左右いずれかに傾いた状態に保持されている。そして、ハンドル11の左右両端部のうち前方に突出されている側が前方から後ろ向きの押力を受けてハウジング10に対してある程度後退すると、ハウジング10内の反転ばねのばね力の向きが反転することによって、ハンドル11はハウジング10に対して左右両端部のうち押力を受けていない側を前方に突出させるように急速に動作する。接点部は、ハンドル11に連動し、ハンドル11の傾きの向きが切り換わる度に端子板間の電気的接続のオンオフを切り換える。このような接点部及び反転ばねは周知技術で実現可能であるので、図示並びに詳細な説明は省略する。
また、スイッチ本体1のハウジング10は、左右に長い直方体形状であって端子板及び接点部を収納した本体部10aと、本体部10aの左右両端部からそれぞれ左右方向の外向きに突設されてボディ2に対して固定される固定部10bとを有する。固定部10bは、前後方向の寸法が本体部10aよりも小さく、上下両面と前面とがそれぞれ本体部10aと面一であって、後面が本体部10aの後面よりも前側に位置している。電線挿通穴は、スイッチ本体1のハウジング10の本体部10aの後面の左右両端部にそれぞれ開口しており、各電線挿通穴の開口の周囲にはそれぞれ筒状凸部10cが後方へ突設されている。
ボディ2は、熱硬化性樹脂からなり、角筒形状のベース部21と、ベース部21の左右両端部からそれぞれ前方へ突設されてスイッチ本体1の一方ずつの固定部10bを保持する保持部22と、ベース部21の内周面において左上隅と右下隅との2箇所(左上側のみ図示)からそれぞれ内向きに突設された固定部23とを有する。各固定部23にはそれぞれねじ挿通穴23aが前後に貫設されており、このねじ挿通穴23aに挿通されて施工面に螺合するねじ(図示せず)によってボディ2は施工面にねじ止めされる。
各保持部22は、それぞれ、ベース部21の4隅からそれぞれ前方に突設された柱部22aと、上下に並ぶ柱部22aの前端部間に架設された梁部22bとを有する。各梁部22bの前面の上下方向の中央部には、それぞれナットNUが収納される3個のナット収納凹部22cが上下に並べて設けられている。各ナット収納凹部22cの底面の中央部には、それぞれボルトBOが挿通されるボルト挿通穴22dが前後に貫設されている。スイッチ本体1のハウジング10の各固定部10bには、それぞれ上下方向の中央部に、ボルトが挿通されるボルト挿通穴が貫設されている。ボディ2にスイッチ本体1を1個だけ取り付ける場合には、スイッチ本体1のボルト挿通穴に後方から挿通されたボルトBOを、中央のナット収納凹部22cに収納されたナットNUに螺合させることにより、ボディ2にスイッチ本体1を保持させることができる。
また、スイッチ本体1の各端子板は、それぞれいわゆるピラー端子を構成しており、スイッチ本体1のハウジング10の本体部10aの左右両側には、それぞれ近い側の電線挿通穴に挿入された電線を脚部の先端と端子板との間に挟持する端子ねじ12(図12参照)が螺合している。そして、ボディ2の各保持部22の柱部22a間には、それぞれ、左右方向から見て端子ねじ12を露出させる端子操作用開口22eが形成されている。
ここで、保持部22に保持されたスイッチ本体1において電線挿通穴が開口した後面は、ベース部21において施工面に当接する後端よりも前側に位置する。これにより、保持部22に保持されたスイッチ本体1の後面と施工面との間には、スイッチ本体1に接続された電線が収納される空間が形成されている。そして、ベース部21の左右両端部には、それぞれ、他の部位よりも薄肉とされていることにより切除可能であって切除されたときに左右両側と後方とに開放され電線を挿通可能な開口を形成する半円形状の電線用ノックアウト部21aが設けられている。つまり、施工面に沿って引かれた電線をスイッチ本体1に接続する場合には、ノックアウト部21aを切除することにより、形成された開口を通じて電線をスイッチ本体1の後側の空間に引き込むことができる。
カバー3は、角筒形状の枠状部31と、枠状部31の上下に対向する内面の前端部間に架設された前壁32とを有する。前壁32の前面の上下両端部はそれぞれ上下方向の内側に向かって前方へ傾斜しており、前壁32の前面の上下方向の中央部は枠状部31の前端よりも前方に突出している。また、図5に示すように、前壁32の左右両端部には、それぞれ上下方向の外側の端部が枠状部31の内面に連結された補強用リブ33が後方へ突設され、これによってカバー3の機械的強度が確保されている。
カバー3の枠状部31において左右に対向する内面には、それぞれ係合爪31aが内向きに突設されており、ボディ2に保持されたスイッチ本体1の各固定部10bにそれぞれ1個ずつの係合爪31aが係合することにより、カバー3はボディ2に着脱自在に結合する。詳しく説明すると、各係合爪31aの左右方向の内向きの面はそれぞれ後方に向かって突出寸法を小さくするように傾斜した傾斜面となっている。カバー3をボディ2に結合させる際は、カバー3の枠状部31の内側にボディ2の各保持部22をそれぞれ挿入してカバー3を前方から押し込むと、スイッチ本体1の各固定部10bがそれぞれ上記の傾斜面上を摺動することにより、カバー3の枠状部31が左右方向の外向き(すなわち係合爪31aの突出方向の反対方向)に弾性変形する。やがて各係合爪31aがそれぞれスイッチ本体1の固定部10bを乗り越えると、カバー3が弾性復帰し、ここにおいてカバー3は各係合爪31aがそれぞれスイッチ本体1の固定部10bの後側に位置する(係合する)ことによりボディ2に対する前方への変位を禁止される。また、ボディ2のベース部21は前方から見て保持部22に対して全周にわたって突出しており、各係合爪31aがそれぞれスイッチ本体1の固定部10bに係合した状態では、カバー3は枠状部31の後端がボディ2のベース部21の前端に当接することによりボディ2に対する後方への変位を禁止される。また、ボディ2に対するカバー3の上下左右への変位は、枠状部31の内周面にボディ2の保持部22が当接することにより禁止される。さらに、ボディ2に結合した状態では、カバー3の枠状部31は、前後方向に直交する断面においてボディ2の2個の保持部22を囲んでいる。ここで、係合爪31aは、前方から見て露出している。つまり、カバー3の前壁32の左右両端と枠状部31の左右の内面との間の隙間が、請求項における変形穴であり、この隙間の存在により、ボディ2への着脱時にカバー3が弾性変形しやすくなっている。
さらに、ボディ2のベース部21の上下両端部には、それぞれ、カバー3の枠状部31の上下の内面に当接する位置決め凸部21bが前方へ突設されている。つまり、カバー3の枠状部31の上下の壁は、それぞれボディ2の位置決め凸部21bに当接することにより、左右方向の中央部を上下方向の内側に曲げるような変形を防止される。
また、カバー3の前壁32は、それぞれ枠状部31の上下の壁の前端部から上下方向の内向きに突設されてスイッチ本体1のハンドル11を上下から挟むハンドル挟み部32aと、スイッチ本体1のハンドル11の左側においてハンドル挟み部32a間に架設された梁部32bとを有する。さらに、各ハンドル挟み部32aの上下方向の内側の端部であって梁部32bの右側の長方形状の範囲は、それぞれ図6及び図7に示すように前後(図6における上下)の両面にそれぞれ設けられたV字溝で境界部の肉厚が他の部位の肉厚よりも小さくされていることにより切除可能なハンドル用ノックアウト部32cとなっている。ここで、図8及び図9に示すように、ボディ2は、上下両側のナット収納凹部22c及びボルト挿通穴22dを用いることにより、2個のスイッチ本体1を上下に並べて保持することも可能となっている。すなわち、図1〜図3に示すようにスイッチ本体1を1個のみ用いる場合には、ハンドル用ノックアウト部32cを切除せずに用いれば、ハンドル挟み部32a(ハンドル用ノックアウト部32c)間の距離(すなわち請求項における窓部の上下の寸法)はスイッチ本体1のハンドル11の上下の寸法よりも僅かに大きい程度となり、1個のスイッチ本体1のハンドル11をカバー3の前方へ突出させるとともに、ハンドル挟み部32a(ハンドル用ノックアウト部32c)によってスイッチ本体1を衝撃からある程度保護することができる。また、図8及び図9に示すようにスイッチ本体1を2個用いる場合には、ハンドル用ノックアウト部32cを切除することにより、ハンドル挟み部32a間の距離(すなわち請求項における窓部の上下の寸法)はスイッチ本体1のハンドル11の2個分の上下の寸法よりも僅かに大きい程度となり、2個のスイッチ本体1のハンドル11をそれぞれハンドル挟み部32a間を通じてカバー3の前方へ突出させることが可能となる。
また、ボディ2に結合した状態では、カバー3の前壁32は左右方向においてボディ2の保持部22に挟まれる。つまり、ボディ2の保持部22が請求項における挟み部である。そして、カバー3の前壁32の左右両面の上下の端部の計4箇所には、それぞれ、図10に示すようにボディ2の保持部22の左右方向の内向きの面に当接するがたつき抑え凸部32dが左右方向の外向きに突設されている。各がたつき抑え凸部32dはそれぞれ図11に示すように後端部(図11での下端部)が後方へ向かって突出寸法を小さくするような半円錐形状となっている。これにより、カバー3をボディ2に結合させる際にはがたつき抑え凸部32dによる引っかかりが生じない。ここで、温度や湿度の変動による寸法形状への影響は、一般にカバー3とボディ2との間で異なっているが、本実施形態では、上記の影響の差によるボディ2に対するカバー3のがたつきが、ボディ2の保持部22に対するカバー3のがたつき抑え凸部32dの当接によって抑制される。
化粧プレート4は、例えば熱硬化性樹脂からなり、扁平な本体部41と、本体部41の後面の外周部から後方へ突設された枠部42とを有する。本体部41の中央部には、スイッチ本体1のハンドル11を露出させるための長方形状の操作穴4aが前後に貫設されている。なお、図1及び図2の例では化粧プレート4の操作穴4aの寸法はスイッチ本体1のハンドル11の1個分の寸法よりも僅かに大きい程度となっているが、スイッチ本体1を2個用いる場合には、操作穴4aの寸法がスイッチ本体1のハンドル11の2個分となっている化粧プレート4が用いられる。
また、化粧プレート4の本体部41の後面の4隅には、それぞれ先端部を上下に変位させるように弾性変形可能な係合片(図示せず)が後方へ突設されている。各係合片の後端部には、それぞれ係合爪(図示せず)が上下方向の外向きに突設されている。各係合爪は、それぞれ後方へ向かって突出寸法を小さくするように傾斜している。また、ボディ2の各保持部22において梁部22bの上下両端部には、それぞれ係合穴22fが前後に貫設されている。化粧プレート4を取り付ける際には、各係合片の位置をそれぞれ係合穴22fの位置に合わせて化粧プレート4をボディ2に押し付けると、各係合爪の傾斜面がそれぞれ係合穴22fの内面上を摺動することにより各係合片がそれぞれ弾性変形する。やがて各係合爪がそれぞれ係合穴22fの開口の後側に至ったときに各係合片がそれぞれ復帰すると、各係合爪がそれぞれ係合穴22fの開口の後側に位置する(係合する)ことにより、化粧プレート4はボディ2に対する前方への変位を禁止される。このとき、枠部42の後面がカバー3の枠状部31の前面に当接することにより化粧プレート4のボディ2に対する後方への変位は禁止されており、ここにおいて化粧プレート4はボディ2に結合している。ボディ2とカバー3と化粧プレート4とは、前方から見た輪郭が略一致しており、ボディ2とカバー3とはそれぞれ前方から見て化粧プレート4に覆われる。また、ボディ2の保持部22とカバー3の前壁32とはそれぞれカバー3の枠状部31よりも前方へ突出するが、これらは上下左右の外側から見て化粧プレート4の枠部42に覆われる。以上により、見栄えが改善されている。なお、上記の例では、化粧プレート4は、直接にはボディ2に対して結合し、カバー3に対してはボディ2を介して結合しているが、化粧プレート4をカバー3に対して直接に結合させてもよい。具体的には例えば、ボディ2の係合穴22fと同様の係合穴をカバー3の例えば前壁32に設けるとともに、該係合穴に対応する係止片及び係止爪を化粧プレート4に設ける。
また、化粧プレート4の枠部41の左側の壁の後面の上下両端部には、それぞれカバー3の枠状部31の前面との間に隙間を空ける取外し凹部4bが設けられており、化粧プレート4を取り外す際には取外し凹部4bによってカバー3との間に形成された隙間にマイナスドライバー等の治具を挿入してこじることにより、容易に化粧プレート4を取り外すことができる。同様に、カバー3の枠状部31の左側の壁の後面の上下両端部には、それぞれボディ2からの取外しを容易とするための取外し凹部31bが設けられている。
上記構成によれば、カバー3の材料として比較的に弾性変形しにくい熱硬化性樹脂を用いながらも、枠状部31において係合爪31aが設けられた左右の壁と前壁32との間に隙間(請求項での変形穴)が存在することで、カバー3が弾性変形しやすくなっているから、ボディ2に対するカバー3の着脱が容易となる。
また、カバー3に前壁32が設けられていることにより、図12及び図13に示すようにカバー3に前壁32を設けず枠状部31のみとする場合に比べ、カバー3の機械的強度が向上している。また、スイッチ本体1の前側に位置する梁部32bにより、前方からの衝撃に対してスイッチ本体1を保護することができる。
なお、カバー3の係合爪31aをボディ2の例えば保持部22の梁部22bに係合させるような変更も可能ではあるが、本実施形態のようにカバー3の係合爪31aをスイッチ本体1のハウジング10に係合させたほうが、スイッチ本体1がハンドル11に受けた後向きの押力がカバー3の係合爪31aとボディ2の保持部22とに分散されることになるから、ボディ2の保持部22の変形や破損が抑制されるという利点がある。
本発明の実施形態においてボディに1個のスイッチ本体が取り付けられたものとカバーとを示す斜視図である。 同上においてボディに1個のスイッチ本体とカバーとが取り付けられたものと化粧プレートとを示す斜視図である。 同上を示す斜視図である。 同上を示す断面図である。 同上のカバーを後側から見た斜視図である。 同上のカバーを示す、左右方向に直交する断面であって左右方向の中央を通る断面を左方から見た断面図である。 図6の要部を拡大した断面図である。 同上においてボディに2個のスイッチ本体が取り付けられたものとカバーとを示す斜視図である。 同上においてボディに2個のスイッチ本体とカバーとが取り付けられたものを示す斜視図である。 同上においてボディに1個のスイッチ本体とカバーとが取り付けられたものを示す平面図である。 同上のカバーの要部を示す斜視図である。 同上の比較例を示す分解斜視図である。 同上の比較例においてボディに1個のスイッチ本体とカバーとが取り付けられたものを示す斜視図である。 従来例を示す分解斜視図である。 同上を示す斜視図である。
符号の説明
1 スイッチ本体
2 ボディ
3 カバー
4 化粧プレート
4a 操作穴
22 保持部
31 枠状部
31a 係合爪
32 前壁
32c ハンドル用ノックアウト部
32d がたつき抑え凸部

Claims (6)

  1. 操作力を受けるハンドル、それぞれ導電材料からなり電線が接触導通する一対の端子板、ハンドルが受けた操作力に応じて端子板間の電気的接続をオンオフする接点部、並びに、ハンドルを前面に露出させる形で保持するとともに各端子板と接点部とをそれぞれ収納し端子板に接触導通する電線が挿通される電線挿通穴が後面に開口したハウジングを有するスイッチ本体と、
    施工面に固定されるとともにハンドルを露出させる形でスイッチ本体を保持するケースとを備え、
    スイッチ本体は、それぞれハウジングの側方から端子板に向かってハウジングに螺合し電線挿通穴に挿通された電線を端子板との間に挟持する端子ねじを、各端子板について少なくとも1個ずつ備え、
    ケースは、熱硬化性樹脂からなり施工面に固定される固定部とスイッチ本体の後面を施工面に向ける形でスイッチ本体を保持する保持部とを有するボディと、熱硬化性樹脂からなりスイッチ本体のハンドルを露出させる形でボディに着脱自在に結合するカバーとを有し、
    ボディはスイッチ本体の端子ねじを露出させる形状であり、カバーはスイッチ本体の端子ねじを覆う形状であって、
    カバーは、前後方向に直交する断面においてボディを囲む枠状部を有し、
    枠状部の内周面には、係合爪が内向きに突設されていて、
    カバーは、係合爪がボディとスイッチ本体との少なくとも一方に係合することによってボディに対して結合するものであって、
    カバーには、前方から見て係合爪を露出させる変形穴であって、カバーの係合爪付近をカバーの他の部位に対して係合爪の突出方向の反対方向に相対的に変位させるようなカバーの弾性変形を容易とする変形穴が設けられていることを特徴とするスイッチ。
  2. カバーは、スイッチ本体の前側に位置する前壁を有し、
    カバーの前壁には、スイッチ本体のハンドルを前方へ露出させる窓部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のスイッチ。
  3. ボディの保持部は2個のスイッチ本体を保持可能であって、
    カバーの前壁には、切除可能であって切除される前は窓部の寸法をスイッチ本体のハンドル1個分とし切除された後は窓部の寸法をスイッチ本体のハンドル2個分とするノックアウト部が設けられていることを特徴とする請求項2記載のスイッチ。
  4. ボディは、前方から見てカバーの前壁を挟む挟み部を有し、
    カバーの前壁においてボディの挟み部に対向する各面にはそれぞれ先端がボディの挟み部に当接するがたつき抑え凸部が設けられていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のスイッチ。
  5. ケースは、スイッチ本体のハンドルを露出させる操作穴が設けられカバーとボディとの少なくとも一方に着脱自在に結合して変形穴を覆う化粧プレートを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のスイッチ。
  6. スイッチ本体のハンドルは後向きの押力を受けて動作するものであり、
    カバーの係合爪はスイッチ本体に係合するものであって、
    カバーの係合爪はスイッチ本体に係合した状態ではスイッチ本体において係合する部位の後側に位置し、
    カバーは、ボディに前方から当接する当接部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスイッチ。
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