JP4314324B2 - 粉末界面活性剤 - Google Patents

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Description

本発明は粉末界面活性剤に関する。さらに詳しくは、消泡剤、レべリング剤、収縮低減剤又は硬化遅延剤として好適な粉末界面活性剤に関する。
従来、シリコーン及び/又はポリオキシアルキレン化合物と粉状シリカとから構成される粉末界面活性剤(特許文献1)が知られている。
特許第1551105号公報
しかし、従来の粉末界面活性剤では、十分な界面活性(特に消泡性能等)を発揮させるためには多量に界面活性剤を使用する必要があり、この場合、製品の耐水性や強度が低下する等の問題がある。すなわち、本発明の目的は、少量の界面活性剤の使用により優れた界面活性を発揮する界面活性剤を提供することである。
本発明者はこのような課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果本発明に達した。すなわち、本発明の消泡剤の特徴は、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、二酸化チタン、タルク、クレー、カオリン、珪砂、珪藻土、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリビニルクロライド、酸化ポリエチレンワックス及び酸化ポリプロピレンワックスからなる群より選ばれる少なくとも1種からなり体積平均粒子径が10〜500μmの大粒子(L)の表面に体積平均粒子径が0.01〜5μmのシリカを固定して構成される複合粒子と、ポリオキシアルキレン化合物とからなる点を要旨とする。
本発明の粉末界面活性剤は、少ない使用量であっても極めて優れた界面活性(特に消泡性能等)を発揮する。したがって、製品の耐水性や強度が低下するということは発生しない。特に、本発明の粉末界面活性剤は、セメント製品製造工程用に用いると、著しく優れた界面活性(特に消泡性能等)を発揮し、耐水性低下やひび割れが起らない。
大粒子(L)としては従来公知の無機固体(L1)及び有機固体(L2)等から使用目的や用途等により適宣選択することができる。
無機固体(L1)としては、水難溶性無機固体等が用いられ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、二酸化チタン、シリカ、タルク、クレー、カオリン、珪砂及び珪藻土等が挙げられる。
有機固体(L2)としては、水難溶性有機固体等が用いられ、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリビニルクロライド、酸化ポリエチレンワックス及び酸化ポリプロピレンワックス等が挙げられる。
なお、水難溶性とは、25℃における脱イオン水{電気伝導度(25℃)0.1mS/m以下}100gに対する溶解度が1g以下(好ましくは0.5g以下、さらに好ましくは0.3g以下)である性質を意味する(以下同じ)。
これらのうち、界面活性(特に消泡性能等)の観点等から、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、硫酸カルシウム、珪砂、珪藻土、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン及び酸化ポリエチレンワックスが好ましく、さらに好ましくはポリウレタン、炭酸カルシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ポリスチレン、珪砂、珪藻土、ポリエチレン、珪酸カルシウム、炭酸マグネシウム及び酸化ポリエチレンワックス、特に好ましくは、ポリエチレン、ポリウレタン、炭酸カルシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ポリスチレン、珪砂、珪藻土、ポリエチレン、珪酸カルシウム及び炭酸マグネシウム、最も好ましくは炭酸カルシウム、ステアリン酸カルシウム及びポリエチレンである。
大粒子(L)の体積平均粒子径(μm)としては、10〜500が好ましく、さらに好ましくは12〜400、特に好ましくは15〜300である。すなわち、大粒子(L)の体積平均粒子径(μm)の下限は、10が好ましく、さらに好ましくは12、特に好ましくは15であり、また同様に上限は500が好ましく、さらに好ましくは400、特に好ましくは300である。この範囲であると、界面活性がさらに向上する。なお、体積平均粒子径(μm)が10〜500μmの大粒子(L)は、市販の商品を使用してもよいし、例えば、JIS Z8801−1:2001に規定する試験用網ふるいを用いて任意の体積平均粒子径(μm)の大粒子(L)にふるい分けできる。
なお、体積平均粒子径は、JIS Z8825−1:2001に準拠して測定される(以下同様)。たとえば、レーザー回折式粒度分析計{例えば、Leeds&Northrup Co.製Microtrac Model No.9320-X100(レーザー光波長:780nm}を用い、電気伝導度(25℃)0.1mS/m以下の脱イオン水1000重量部と重量平均分子量50万〜200万のポリアクリルアミド(サンフロックNOP;三洋化成工業株式会社製等)0.2重量部との水溶液に、測定試料濃度0.1重量%となるように測定試料を添加して測定分散液を調製して、測定温度25±5℃で測定した後、ポリアクリルアミド水溶液の屈折率として1.33を、測定試料の屈折率として文献値(Microtrac Model No.9320-X100に付属の「測定時の入力条件に関するガイドライン」、14〜25頁、日機装株式会社作成)を用いて、50%積算体積平均粒子径として求められる。
無機小粒子(S)としては従来公知の無機固体等から使用目的や用途等により適宣選択することができる。
無機小粒子(S)としては、水難溶性無機固体等が用いられ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、二酸化チタン、シリカ、タルク、クレー、珪藻土及びカオリン等が挙げられる。
これらのうち、界面活性(特に消泡性能等)の観点等から、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウム、硫酸カルシウム、シリカ、タルク、クレー及びカオリンが好ましく、さらに好ましくは炭酸カルシウム、シリカ及びタルク、特に好ましくは炭酸カルシウム及びシリカ、最も好ましくはシリカである。
無機小粒子(S)の体積平均粒子径(μm)は、0.01〜5が好ましく、さらに好ましくは0.05〜4、特に好ましくは0.1〜3である。すなわち、無機小粒子(S)の体積平均粒子径(μm)の下限は、0.01が好ましく、さらに好ましくは0.05、特に好ましくは0.1であり、また同様に上限は5が好ましく、さらに好ましくは4、特に好ましくは3である。この範囲であると、界面活性がさらに向上する。なお、体積平均粒子径(μm)が0.01〜5μmの無機小粒子(S)は、市販の商品を使用してもよいし、例えば、水に分散後、一定時間後に、沈降層を採取することにより、任意の体積平均粒子径(μm)の無機小粒子(S)を作成することができる。
なお、体積平均粒子径は、1μmより小さい場合、Leeds&Northrup Co.製Microtrac UPA150を用いて、濃度が0.1重量%となるように測定試料を蒸留水[例えば、関東化学工業製HPLC用蒸留水]、又はエチルアルコール[例えば、関東化学工業製試薬特級99.9%エチルアルコール]に添加して調製した分散液を、測定温度25±5℃で測定し、蒸留水の場合屈折率として1.33、エチルアルコールの場合屈折率として1.36、及び測定粒子の屈折率として文献値(Microtrac UPA150に付属の「測定時の入力条件に関するガイドライン」、14〜25頁、日機装株式会社作成)を用いて、50%積算体積平均粒子径として求められる。
また、平均粒子径が1μm以上の場合の体積平均粒子径(μm)は、大粒子(L)で例示したように測定される。
界面活性剤(D)としては、従来公知の非イオン性界面活性剤(D1)、陰イオン性界面活性剤(D2)、陽イオン性界面活性剤(D3)、両性界面活性剤(D4)から使用目的や用途等により適宣選択することができる。
非イオン界面活性剤(D1)とは、界面活性を有する非イオン性の有機化合物であって、HLB(親水疎水バランス)が0.1〜19の範囲のものである(好ましくは0.3〜8、さらに好ましくは0.5〜4である)。HLBがこの範囲であると界面活性(特に消泡性能等)がさらに良好となる。
なお、非イオン性界面活性剤(D1)のHLBは、次式で計算される値である(新・界面活性剤入門、129頁、藤本武彦著、三洋化成工業株式会社発行)。
ここで、Eは、オキシアルキレン基の重量に対するオキシエチレン基の割合(重量%)を示す。
非イオン界面活性剤(D1)としては、ポリオキシアルキレン化合物及び多価アルコール脂肪酸エステル等が含まれる。
ポリオキシアルキレン化合物としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル(D1a)、ポリオキシアルキレン脂肪酸モノエステル(D1b)、ポリオキシアルキレン脂肪酸ジエステル(D1c)、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル脂肪酸エステル(D1d)、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル(D1e)及びポリオキシアルキレンアルキルフェノールエーテル(D1f)等が使用できる。
ポリオキシアルキレン化合物は、少なくとも1種のオキシアルキレン基を含んでいる。2種以上のオキシアルキレン基を含む場合、結合様式はブロック状、ランダム状又はこれらの混合のいずれでもよい。
非イオン界面活性剤(D1)としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル(D1a)、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル(D1b)、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル脂肪酸エステル(D1c)、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテル(D1d)、及び多価アルコール脂肪酸エステル(D1e)等が使用できる。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル(D1a)としては、一般式(1)で表されるポリオキシアルキレン化合物等が含まれ、以下の式で表わされる化合物{1)〜39)}等が例示できる。なお、DDOはn−ドコシルオキシを、ODOはn−オクタデシルオキシを、ODEOはn−オクタデセニルオキシを、HDOはn−ヘキサデシルオキシを、TDOはn−テトラデシルオキシを、DOはn−ドデシルオキシを、EHOは2−エチルヘキシルオキシを、EOはオキシエチレンを、POはオキシプロピレンを、BOはオキシブチレンを、Hは水素原子を表す(以下同様)。また、一般式(1)及びこれらの式で表される化合物には、オキシアルキレン基の数に分布を有するものが含まれ、このように分布を有する複数の化合物からなる場合、a、b、c、d、e、f、g及びEOやPOの添え字は算術平均値を意味する(以下同様)。
式中、R1は炭素数8〜30のアルキル基又はアルケニル基、XOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、Oは酸素原子、Hは水素原子、aは1〜10、bは10〜40を表す。
これらのうち、界面活性(特に消泡性能)の観点等から、2)〜7)、9)〜13)、15)〜19)、21)〜25)、28)〜32)及び33)〜38)が好ましく、さらに好ましくは3)〜6)、10)〜12)、16)〜18)、22)〜24)、29)〜31)及び34)〜36)、特に好ましくは3)、4)、10)、11)、16)17)、18)、29)、35)、36)、最も好ましくは3)、4)、10)、11)、である。
ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル(D1b)としては、ポリオキシアルキレン脂肪酸モノエステル(D1b1)、ポリオキシアルキレン脂肪酸ジエステル(D1b2)、ポリオキシアルキレン多価アルコール脂肪酸エステル(D1b3)等が使用できる。
ポリオキシアルキレン脂肪酸モノエステル(D1b1)としては、一般式(3)で表されるポリオキシアルキレン化合物等が含まれ、以下の式で表わされる化合物{40)〜167)}等が例示できる。なお、HDCはn−ヘプタデカニルカルボキシを、HSCはn−ヘプタデセニルカルボキシを、UDCはウンデシルカルボキシを、HECはヘンエイコシルカルボキシを表す(以下同様)。
式中、R4は炭素数7〜29のアルキル基又はアルケニル基、XOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、Oは酸素原子、Hは水素原子、e及びgは1〜5、fは20〜40を表す。
これらのうち、界面活性(特に消泡性能)の観点等から、41)〜46)、50)〜55)、59)〜63)、73)〜78)、82)〜87)、91)〜95)、105)〜110)、114)〜119)、123)〜127)、137)〜142)、146)〜151)及び155)〜158)が好ましく、さらに好ましくは41)〜46)、50)〜55)、73)〜78)、82)〜87)、105)〜110)、137)〜142)及び146)〜151)、特に好ましくは41)〜46)、50)〜55)、73)〜78)及び82)〜87)、最も好ましくは41)〜46)である。
ポリオキシアルキレン脂肪酸ジエステル(D1b2)としては、一般式(4)で表されるポリオキシアルキレン化合物等が含まれ、以下の式で表わされる化合物{168)〜295)}等が例示できる。
式中、R5は炭素数7〜29のアルキル基又はアルケニル基、XOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、Oは酸素原子、hは1〜5、iは20〜40を表す。
これらのうち、界面活性(特に消泡性能)の観点等から、170)〜174)、178)〜182)、186)〜190)、202)〜206)、210)〜214)、218)〜222)、234)〜238)、242)〜246)、250)〜254)、266)〜270)、274)〜278)及び282)〜286)が好ましく、さらに好ましくは170)〜174)、178)〜182)、202)〜206)、210)〜214)、266)〜270)及び274)〜278)、特に好ましくは170)〜174)、178)〜182)、202)〜206)及び210)〜214)、最も好ましくは170)〜174)、178)〜182)及び202)〜206)である。
ポリオキシアルキレン多価アルコール脂肪酸エステル(D1b3)としては、多価アルコール脂肪酸モノ−、ジ−又はトリ−エステルのアルキレンオキシド{炭素数2〜4:エチレンオキシド(eo)、プロピレンオキシド(po)及び/又はブチレンオキシド(bo)等}付加体(D1b3a)、及び多価アルコールアルキレンオキシド{炭素数2〜4:eo、po及び/又はbo等}付加体の脂肪酸モノ−、ジ−又はトリ−エステル(D1b3b)等が含まれる。多価アルコールとしては、炭素数2〜10の多価アルコール(エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、トリメチルペンタンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ジグリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビタン、テトラグリセリン及びジペンタエリスリトール)等が含まれる。脂肪酸としては、炭素数8〜29の脂肪族カルボン酸(ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等)等が含まれる。アルキレンオキシドの付加モル数は、水酸基1モルに対して、1〜30が好ましく、さらに好ましくは2〜10、特に好ましくは3〜7である。
多価アルコール脂肪酸モノ−、ジ−又はトリ−エステルのアルキレンオキシド付加体(D1b3a)としては、多価アルコール脂肪酸モノエステルのアルキレンオキシド付加体、多価アルコール脂肪酸ジエステルのアルキレンオキシド付加体及び多価アルコール脂肪酸トリエステルのアルキレンオキシド付加体等が含まれる。
多価アルコール脂肪酸モノエステルのアルキレンオキシド付加体としては、2価アルコール脂肪酸モノエステルのアルキレンオキシド付加体、3価アルコール脂肪酸モノエステルのアルキレンオキシド付加体及び4価アルコール脂肪酸モノエステルのアルキレンオキシド付加体等が使用できる。
2価アルコール脂肪酸モノエステルのアルキレンオキシド付加体として、エチレングリコールラウリン酸モノエステルeo2モル付加体(HLB;8.4)、エチレングリコールラウリン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;10.9)、エチレングリコールラウリン酸モノエステルeo6モル付加体(HLB;12.6)、エチレングリコールラウリン酸モノエステルeo8モル付加体(HLB;13.7)、エチレングリコールラウリン酸モノエステルeo10モル付加体(HLB;14.5)、エチレングリコールラウリン酸モノエステルeo12モル付加体(HLB;15.2)、エチレングリコールラウリン酸モノエステルeo15モル付加体(HLB;15.9)、エチレングリコールラウリン酸モノエステルeo20モル付加体(HLB;16.7)、エチレングリコールステアリン酸モノエステルeo2モル付加体(HLB;6.6)、エチレングリコールステアリン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;9.1)、エチレングリコールステアリン酸モノエステルeo6モル付加体(HLB;10.7)、エチレングリコールステアリン酸モノエステルeo8モル付加体(HLB;12.0)、エチレングリコールステアリン酸モノエステルeo10モル付加体(HLB;12.5)、エチレングリコールステアリン酸モノエステルeo12モル付加体(HLB;13.7)、エチレングリコールステアリン酸モノエステルeo15モル付加体(HLB;14.5)、エチレングリコールステアリン酸モノエステルeo20モル付加体(HLB;15.5)、エチレングリコールオレイン酸モノエステルeo2モル付加体(HLB;8.4)、エチレングリコールオレイン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;10.9)、エチレングリコールオレイン酸モノエステルeo6モル付加体(HLB;12.6)、エチレングリコールオレイン酸モノエステルeo8モル付加体(HLB;13.7)、エチレングリコールオレイン酸モノエステルeo10モル付加体(HLB;14.5)、エチレングリコールオレイン酸モノエステルeo12モル付加体(HLB;15.2)、エチレングリコールオレイン酸モノエステルeo15モル付加体(HLB;15.9)、エチレングリコールオレイン酸モノエステルeo20モル付加体(HLB;16.7)、プロピレングリコールラウリン酸モノエステルeo2モル付加体(HLB;5.4)、プロピレングリコールラウリン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;8.5)、プロピレングリコールラウリン酸モノエステルeo6モル付加体(HLB;10.5)、プロピレングリコールラウリン酸モノエステルeo8モル付加体(HLB;11.9)、プロピレングリコールラウリン酸モノエステルeo10モル付加体(HLB;12.9)、プロピレングリコールラウリン酸モノエステルeo12モル付加体(HLB;13.8)、プロピレングリコールラウリン酸モノエステルeo15モル付加体(HLB;14.7)、プロピレングリコールラウリン酸モノエステルeo20モル付加体(HLB;15.7)、プロピレングリコールステアリン酸モノエステルeo2モル付加体(HLB;4.3)、プロピレングリコールステアリン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;7.0)、プロピレングリコールステアリン酸モノエステルeo6モル付加体(HLB;9.0)、プロピレングリコールステアリン酸モノエステルeo8モル付加体(HLB;10.4)、プロピレングリコールステアリン酸モノエステルeo10モル付加体(HLB;11.5)、プロピレングリコールステアリン酸モノエステルeo12モル付加体(HLB;12.4)、プロピレングリコールステアリン酸モノエステルeo15モル付加体(HLB;13.4)、プロピレングリコールステアリン酸モノエステルeo20モル付加体(HLB;14.6)、プロピレングリコールオレイン酸モノエステルeo2モル付加体(HLB;4.3)、プロピレングリコールオレイン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;7.0)、プロピレングリコールオレイン酸モノエステルeo6モル付加体(HLB;9.0)、プロピレングリコールオレイン酸モノエステルeo8モル付加体(HLB;10.4)、プロピレングリコールオレイン酸モノエステルeo10モル付加体(HLB;11.5)、プロピレングリコールオレイン酸モノエステルeo12モル付加体(HLB;12.4)、プロピレングリコールオレイン酸モノエステルeo15モル付加体(HLB;13.4)、プロピレングリコールオレイン酸モノエステルeo20モル付加体(HLB;14.6)、
ブタンジオールステアリン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;6.6)、ブタンジオールオレイン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;6.6)、ヘキサンジオールステアリン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;6.3)、ネオペンチルグリコールステアリン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;6.4)、ジエチレングリコールステアリン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;6.6)、ジエチレングリコールオレイン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;6.6)、トリエチレングリコールステアリン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;6.1)、テトラエチレングリコールステアリン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;5.7)及びトリメチルペンタンジオールステアリン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;6.0)等が挙げられる。
3価アルコール脂肪酸モノエステルのアルキレンオキシド付加体として、グリセリンラウリン酸モノエステルeo2モル付加体(HLB;4.9)、グリセリンラウリン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;7.8)、グリセリンラウリン酸モノエステルeo6モル付加体(HLB;9.8)、グリセリンラウリン酸モノエステルeo8モル付加体(HLB;11.2)、グリセリンラウリン酸モノエステルeo10モル付加体(HLB;12.3)、グリセリンラウリン酸モノエステルeo12モル付加体(HLB;13.2)、グリセリンラウリン酸モノエステルeo15モル付加体(HLB;14.1)、グリセリンラウリン酸モノエステルeo20モル付加体(HLB;15.3)、グリセリンステアリン酸モノエステルeo2モル付加体(HLB;3.9)、グリセリンステアリン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;6.6)、グリセリンステアリン酸モノエステルeo6モル付加体(HLB;8.5)、グリセリンステアリン酸モノエステルeo8モル付加体(HLB;9.9)、グリセリンステアリン酸モノエステルeo10モル付加体(HLB;11.0)、グリセリンステアリン酸モノエステルeo12モル付加体(HLB;11.9)、グリセリンステアリン酸モノエステルeo15モル付加体(HLB;13.0)、グリセリンステアリン酸モノエステルeo20モル付加体(HLB;14.2)、グリセリンオレイン酸モノエステルeo2モル付加体(HLB;3.9)、グリセリンオレイン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;6.6)、グリセリンオレイン酸モノエステルeo6モル付加体(HLB;8.5)、グリセリンオレイン酸モノエステルeo8モル付加体(HLB;9.9)、グリセリンオレイン酸モノエステルeo10モル付加体(HLB;11.0)、グリセリンオレイン酸モノエステルeo12モル付加体(HLB;11.9)、グリセリンオレイン酸モノエステルeo15モル付加体(HLB;13.0)、グリセリンオレイン酸モノエステルeo20モル付加体(HLB;14.2)、トリメチロールプロパンラウリン酸モノエステルeo2モル付加体(HLB;4.4)、トリメチロールプロパンラウリン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;7.2)、トリメチロールプロパンラウリン酸モノエステルeo6モル付加体(HLB;9.1)、トリメチロールプロパンラウリン酸モノエステルeo8モル付加体(HLB;10.5)、トリメチロールプロパンラウリン酸モノエステルeo10モル付加体(HLB;11.6)、トリメチロールプロパンラウリン酸モノエステルeo12モル付加体(HLB;12.5)、トリメチロールプロパンラウリン酸モノエステルeo15モル付加体(HLB;13.5)、トリメチロールプロパンラウリン酸モノエステルeo20モル付加体(HLB;14.7)、トリメチロールプロパンステアリン酸モノエステルeo2モル付加体(HLB;3.6)、トリメチロールプロパンステアリン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;6.1)、トリメチロールプロパンステアリン酸モノエステルeo6モル付加体(HLB;8.0)、トリメチロールプロパンステアリン酸モノエステルeo8モル付加体(HLB;9.4)、トリメチロールプロパンステアリン酸モノエステルeo10モル付加体(HLB;10.5)、トリメチロールプロパンステアリン酸モノエステルeo12モル付加体(HLB;11.4)、トリメチロールプロパンステアリン酸モノエステルeo15モル付加体(HLB;12.5)、トリメチロールプロパンステアリン酸モノエステルeo20モル付加体(HLB;13.8)、トリメチロールプロパンオレイン酸モノエステルeo2モル付加体(HLB;3.6)、トリメチロールプロパンオレイン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;6.1)、トリメチロールプロパンオレイン酸モノエステルeo6モル付加体(HLB;8.0)、トリメチロールプロパンオレイン酸モノエステルeo8モル付加体(HLB;9.4)、トリメチロールプロパンオレイン酸モノエステルeo10モル付加体(HLB;10.5)、トリメチロールプロパンオレイン酸モノエステルeo12モル付加体(HLB;11.4)、トリメチロールプロパンオレイン酸モノエステルeo15モル付加体(HLB;12.5)及びトリメチロールプロパンオレイン酸モノエステルeo20モル付加体(HLB;13.8)等が挙げられる。
4価アルコール脂肪酸モノエステルのアルキレンオキシド付加体として、ジグリセリンステアリン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;5.8)、ペンタエリスリトールラウリン酸モノエステルeo2モル付加体(HLB;4.3)、ペンタエリスリトールラウリン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;7.1)、ペンタエリスリトールラウリン酸モノエステルeo6モル付加体(HLB;9.1)、ペンタエリスリトールラウリン酸モノエステルeo8モル付加体(HLB;10.5)、ペンタエリスリトールラウリン酸モノエステルeo10モル付加体(HLB;11.6)、ペンタエリスリトールラウリン酸モノエステルeo12モル付加体(HLB;12.5)、ペンタエリスリトールラウリン酸モノエステルeo15モル付加体(HLB;13.5)、ペンタエリスリトールラウリン酸モノエステルeo20モル付加体(HLB;14.7)、ペンタエリスリトールステアリン酸モノエステルeo2モル付加体(HLB;3.6)、ペンタエリスリトールステアリン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;6.1)、ペンタエリスリトールステアリン酸モノエステルeo6モル付加体(HLB;7.9)、ペンタエリスリトールステアリン酸モノエステルeo8モル付加体(HLB;9.3)、ペンタエリスリトールステアリン酸モノエステルeo10モル付加体(HLB;10.5)、ペンタエリスリトールステアリン酸モノエステルeo12モル付加体(HLB;11.4)、ペンタエリスリトールステアリン酸モノエステルeo15モル付加体(HLB;12.4)、ペンタエリスリトールステアリン酸モノエステルeo20モル付加体(HLB;13.7)、ペンタエリスリトールオレイン酸モノエステルeo2モル付加体(HLB;3.6)、ペンタエリスリトールオレイン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;6.1)、ペンタエリスリトールオレイン酸モノエステルeo6モル付加体(HLB;7.9)、ペンタエリスリトールオレイン酸モノエステルeo8モル付加体(HLB;9.3)、ペンタエリスリトールオレイン酸モノエステルeo10モル付加体(HLB;10.5)、ペンタエリスリトールオレイン酸モノエステルeo12モル付加体(HLB;11.4)、ペンタエリスリトールオレイン酸モノエステルeo15モル付加体(HLB;12.4)、ペンタエリスリトールオレイン酸モノエステルeo20モル付加体(HLB;13.7)、ソルビタンラウリン酸モノエステルのeo2モル付加体(HLB;4.1)、ソルビタンラウリン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;6.7)、ソルビタンラウリン酸モノエステルeo6モル付加体(HLB;8.4)、ソルビタンラウリン酸モノエステルeo7モル付加体(HLB;9.4)、ソルビタンラウリン酸モノエステルeo8モル付加体(HLB;9.8)、ソルビタンラウリン酸モノエステルeo10モル付加体(HLB;10.9)、ソルビタンラウリン酸モノエステルeo12モル付加体(HLB;11.8)、ソルビタンラウリン酸モノエステルeo15モル付加体(HLB;12.9)、ソルビタンラウリン酸モノエステルeo20モル付加体(HLB;14.4)、ソルビタンパルミチン酸モノエステルeo2モル付加体(HLB;3.5)、ソルビタンパルミチン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;5.9)、ソルビタンパルミチン酸モノエステルeo7モル付加体(HLB;8.5)、ソルビタンパルミチン酸モノエステルeo20モル付加体(HLB;13.6)、ソルビタンステアリン酸モノエステルeo2モル付加体(HLB;3.4)、ソルビタンステアリン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;5.8)、ソルビタンステアリン酸モノエステルeo6モル付加体(HLB;7.4)、ソルビタンステアリン酸モノエステルeo7モル付加体(HLB;8.3)、ソルビタンステアリン酸モノエステルeo8モル付加体(HLB;8.8)、ソルビタンステアリン酸モノエステルeo10モル付加体(HLB;9.9)、ソルビタンステアリン酸モノエステルeo12モル付加体(HLB;10.8)、ソルビタンステアリン酸モノエステルeo15モル付加体(HLB;11.9)、ソルビタンステアリン酸モノエステルeo20モル付加体(HLB;13.4)、ソルビタンオレイン酸モノエステルeo2モル付加体(HLB;3.4)、ソルビタンオレイン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;5.8)、ソルビタンオレイン酸モノエステルeo6モル付加体(HLB;7.4)、ソルビタンオレイン酸モノエステルeo7モル付加体(HLB;8.3)、ソルビタンオレイン酸モノエステルeo8モル付加体(HLB;8.8)、ソルビタンオレイン酸モノエステルeo10モル付加体(HLB;9.9)、ソルビタンオレイン酸モノエステルeo12モル付加体(HLB;10.8)、ソルビタンオレイン酸モノエステルeo15モル付加体(HLB;11.9)、ソルビタンオレイン酸モノエステルeo20モル付加体(HLB;13.4)、テトラグリセリンステアリン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;4.6)及びジペンタエリスリトールステアリン酸モノエステルeo4モル付加体(HLB;5.1)等が挙げられる。
多価アルコール脂肪酸ジエステルのアルキレンオキシド付加体としては、3価アルコール脂肪酸ジエステルのアルキレンオキシド付加体及び4価アルコール脂肪酸ジエステルのアルキレンオキシド付加体等が使用できる。
3価アルコール脂肪酸ジエステルのアルキレンオキシド付加体として、グリセリンラウリン酸ジエステルeo2モル付加体(HLB;3.2)、グリセリンラウリン酸ジエステルeo4モル付加体(HLB;5.6)、グリセリンラウリン酸ジエステルeo6モル付加体(HLB;7.3)、グリセリンラウリン酸ジエステルeo8モル付加体(HLB;8.7)、グリセリンラウリン酸ジエステルeo10モル付加体(HLB;9.8)、グリセリンラウリン酸ジエステルeo12モル付加体(HLB;10.7)、グリセリンラウリン酸ジエステルeo15モル付加体(HLB;11.8)、グリセリンラウリン酸ジエステルeo20モル付加体(HLB;13.2)、グリセリンステアリン酸ジエステルeo2モル付加体(HLB;2.5)、グリセリンステアリン酸ジエステルeo4モル付加体(HLB;4.4)、グリセリンステアリン酸ジエステルeo6モル付加体(HLB;5.9)、グリセリンステアリン酸ジエステルeo8モル付加体(HLB;7.2)、グリセリンステアリン酸ジエステルeo10モル付加体(HLB;8.3)、グリセリンステアリン酸ジエステルeo12モル付加体(HLB;9.2)、グリセリンステアリン酸ジエステルeo15モル付加体(HLB;10.3)、グリセリンステアリン酸ジエステルeo20モル付加体(HLB;11.7)、グリセリンオレイン酸ジエステルeo2モル付加体(HLB;2.5)、グリセリンオレイン酸ジエステルeo4モル付加体(HLB;4.4)、グリセリンオレイン酸ジエステルeo6モル付加体(HLB;5.9)、グリセリンオレイン酸ジエステルeo8モル付加体(HLB;7.2)、グリセリンオレイン酸ジエステルeo10モル付加体(HLB;8.3)、グリセリンオレイン酸ジエステルeo12モル付加体(HLB;9.2)、グリセリンオレイン酸ジエステルeo15モル付加体(HLB;10.3)、グリセリンオレイン酸ジエステルeo20モル付加体(HLB;11.7)、トリメチロールプロパンラウリン酸ジエステルeo2モル付加体(HLB;3.0)、トリメチロールプロパンラウリン酸ジエステルeo4モル付加体(HLB;5.2)、トリメチロールプロパンラウリン酸ジエステルeo6モル付加体(HLB;6.9)、トリメチロールプロパンラウリン酸ジエステルeo8モル付加体(HLB;8.3)、トリメチロールプロパンラウリン酸ジエステルeo10モル付加体(HLB;9.4)、トリメチロールプロパンラウリン酸ジエステルeo12モル付加体(HLB;10.3)、トリメチロールプロパンラウリン酸ジエステルeo15モル付加体(HLB;11.4)、トリメチロールプロパンラウリン酸ジエステルeo20モル付加体(HLB;12.7)、トリメチロールプロパンステアリン酸ジエステルeo2モル付加体(HLB;2.3)、トリメチロールプロパンステアリン酸ジエステルeo4モル付加体(HLB;4.2)、トリメチロールプロパンステアリン酸ジエステルeo6モル付加体(HLB;5.7)、トリメチロールプロパンステアリン酸ジエステルeo8モル付加体(HLB;6.9)、トリメチロールプロパンステアリン酸ジエステルeo10モル付加体(HLB;7.9)、トリメチロールプロパンステアリン酸ジエステルeo12モル付加体(HLB;8.8)、トリメチロールプロパンステアリン酸ジエステルeo15モル付加体(HLB;9.9)、トリメチロールプロパンステアリン酸ジエステルeo20モル付加体(HLB;11.4)、トリメチロールプロパンオレイン酸ジエステルeo2モル付加体(HLB;2.3)、トリメチロールプロパンオレイン酸ジエステルeo4モル付加体(HLB;4.2)、トリメチロールプロパンオレイン酸ジエステルeo6モル付加体(HLB;5.7)、トリメチロールプロパンオレイン酸ジエステルeo8モル付加体(HLB;6.9)、トリメチロールプロパンオレイン酸ジエステルeo10モル付加体(HLB;7.9)、トリメチロールプロパンオレイン酸ジエステルeo12モル付加体(HLB;8.8)、トリメチロールプロパンオレイン酸ジエステルeo15モル付加体(HLB;9.9)及びトリメチロールプロパンオレイン酸ジエステルeo20モル付加体(HLB;11.4)等が挙げられる。
4価アルコール脂肪酸ジエステルのアルキレンオキシド付加体として、ジグリセリンステアリン酸ジエステルeo4モル付加体(HLB;4.0)、ペンタエリスリトールラウリン酸ジエステルeo2モル付加体(HLB;3.9)、ペンタエリスリトールラウリン酸ジエステルeo4モル付加体(HLB;5.2)、ペンタエリスリトールラウリン酸ジエステルeo6モル付加体(HLB;6.9)、ペンタエリスリトールラウリン酸ジエステルeo8モル付加体(HLB;8.3)、ペンタエリスリトールラウリン酸ジエステルeo10モル付加体(HLB;9.4)、ペンタエリスリトールラウリン酸ジエステルeo12モル付加体(HLB;10.3)、ペンタエリスリトールラウリン酸ジエステルeo15モル付加体(HLB;11.4)、ペンタエリスリトールラウリン酸ジエステルeo20モル付加体(HLB;12.8)、ペンタエリスリトールステアリン酸ジエステルeo2モル付加体(HLB;2.3)、ペンタエリスリトールステアリン酸ジエステルeo4モル付加体(HLB;4.2)、ペンタエリスリトールステアリン酸ジエステルeo6モル付加体(HLB;5.7)、ペンタエリスリトールステアリン酸ジエステルeo8モル付加体(HLB;6.9)、ペンタエリスリトールステアリン酸ジエステルeo10モル付加体(HLB;7.9)、ペンタエリスリトールステアリン酸ジエステルeo12モル付加体(HLB;8.8)、ペンタエリスリトールステアリン酸ジエステルeo15モル付加体(HLB;9.9)、ペンタエリスリトールステアリン酸ジエステルeo20モル付加体(HLB;11.4)、ペンタエリスリトールオレイン酸ジエステルeo2モル付加体(HLB;2.3)、ペンタエリスリトールオレイン酸ジエステルeo4モル付加体(HLB;4.2)、ペンタエリスリトールオレイン酸ジエステルeo6モル付加体(HLB;5.7)、ペンタエリスリトールオレイン酸ジエステルeo8モル付加体(HLB;6.9)、ペンタエリスリトールオレイン酸ジエステルeo10モル付加体(HLB;7.9)、ペンタエリスリトールオレイン酸ジエステルeo12モル付加体(HLB;8.8)、ペンタエリスリトールオレイン酸ジエステルeo15モル付加体(HLB;9.9)、ペンタエリスリトールオレイン酸ジエステルeo20モル付加体(HLB;11.4)、ソルビタンラウリン酸ジエステルのeo2モル付加体(HLB;2.8)、ソルビタンラウリン酸ジエステルeo4モル付加体(HLB;4.9)、ソルビタンラウリン酸ジエステルeo6モル付加体(HLB;6.5)、ソルビタンラウリン酸ジエステルeo7モル付加体(HLB;7.2)、ソルビタンラウリン酸ジエステルeo8モル付加体(HLB;7.8)、ソルビタンラウリン酸ジエステルeo10モル付加体(HLB;8.9)、ソルビタンラウリン酸ジエステルeo12モル付加体(HLB;9.8)、ソルビタンラウリン酸ジエステルeo15モル付加体(HLB;10.9)、ソルビタンラウリン酸ジエステルeo20モル付加体(HLB;12.3)、ソルビタンパルミチン酸ジエステルeo2モル付加体(HLB;2.4)、ソルビタンパルミチン酸ジエステルeo4モル付加体(HLB;4.2)、ソルビタンパルミチン酸ジエステルeo7モル付加体(HLB;6.4)、ソルビタンパルミチン酸ジエステルeo20モル付加体(HLB;11.4)、ソルビタンステアリン酸ジエステルeo2モル付加体(HLB;2.2)、ソルビタンステアリン酸ジエステルeo4モル付加体(HLB;4.0)、ソルビタンステアリン酸ジエステルeo6モル付加体(HLB;5.4)、ソルビタンステアリン酸ジエステルeo7モル付加体(HLB;6.1)、ソルビタンステアリン酸ジエステルeo8モル付加体(HLB;6.6)、ソルビタンステアリン酸ジエステルeo10モル付加体(HLB;7.6)、ソルビタンステアリン酸ジエステルeo12モル付加体(HLB;8.5)、ソルビタンステアリン酸ジエステルeo15モル付加体(HLB;9.6)、ソルビタンステアリン酸ジエステルeo20モル付加体(HLB;11.2)、ソルビタンオレイン酸ジエステルeo2モル付加体(HLB;2.2)、ソルビタンオレイン酸ジエステルeo4モル付加体(HLB;4.0)、ソルビタンオレイン酸ジエステルeo6モル付加体(HLB;5.4)、ソルビタンオレイン酸ジエステルeo7モル付加体(HLB;6.1)、ソルビタンオレイン酸ジエステルeo8モル付加体(HLB;6.6)、ソルビタンオレイン酸ジエステルeo10モル付加体(HLB;7.6)、ソルビタンオレイン酸ジエステルeo12モル付加体(HLB;8.5)、ソルビタンオレイン酸ジエステルeo15モル付加体(HLB;9.6)、ソルビタンオレイン酸ジエステルeo20モル付加体(HLB;11.2)、テトラグリセリンステアリン酸ジエステルeo4モル付加体(HLB;3.4)及びジペンタエリスリトールステアリン酸ジエステルeo4モル付加体(HLB;3.7)等が挙げられる。
多価アルコール脂肪酸トリエステルのアルキレンオキシド付加体としては、4価アルコール脂肪酸トリエステルのアルキレンオキシド付加体等が使用でき、ジグリセリンステアリン酸トリエステルeo4モル付加体(HLB;3.1)、ペンタエリスリトールラウリン酸トリエステルeo2モル付加体(HLB;2.3)、ペンタエリスリトールラウリン酸トリエステルeo4モル付加体(HLB;4.1)、ペンタエリスリトールラウリン酸トリエステルeo6モル付加体(HLB;5.6)、ペンタエリスリトールラウリン酸トリエステルeo8モル付加体(HLB;6.8)、ペンタエリスリトールラウリン酸トリエステルeo10モル付加体(HLB;7.8)、ペンタエリスリトールラウリン酸トリエステルeo12モル付加体(HLB;8.7)、ペンタエリスリトールラウリン酸トリエステルeo15モル付加体(HLB;9.8)、ペンタエリスリトールラウリン酸トリエステルeo20モル付加体(HLB;11.3)、ペンタエリスリトールステアリン酸トリエステルeo2モル付加体(HLB;1.7)、ペンタエリスリトールステアリン酸トリエステルeo4モル付加体(HLB;3.2)、ペンタエリスリトールステアリン酸トリエステルeo6モル付加体(HLB;4.4)、ペンタエリスリトールステアリン酸トリエステルeo8モル付加体(HLB;5.5)、ペンタエリスリトールステアリン酸トリエステルeo10モル付加体(HLB;6.4)、ペンタエリスリトールステアリン酸トリエステルeo12モル付加体(HLB;7.2)、ペンタエリスリトールステアリン酸トリエステルeo15モル付加体(HLB;8.3)、ペンタエリスリトールステアリン酸トリエステルeo20モル付加体(HLB;9.7)、ペンタエリスリトールオレイン酸トリエステルeo2モル付加体(HLB;1.7)、ペンタエリスリトールオレイン酸トリエステルeo4モル付加体(HLB;3.2)、ペンタエリスリトールオレイン酸トリエステルeo6モル付加体(HLB;4.4)、ペンタエリスリトールオレイン酸トリエステルeo8モル付加体(HLB;5.5)、ペンタエリスリトールオレイン酸トリエステルeo10モル付加体(HLB;6.4)、ペンタエリスリトールオレイン酸トリエステルeo12モル付加体(HLB;7.2)、ペンタエリスリトールオレイン酸トリエステルeo15モル付加体(HLB;8.3)、ペンタエリスリトールオレイン酸トリエステルeo20モル付加体(HLB;9.7)、ソルビタンラウリン酸トリエステルのeo2モル付加体(HLB;2.2)、ソルビタンラウリン酸トリエステルeo4モル付加体(HLB;3.9)、ソルビタンラウリン酸トリエステルeo6モル付加体(HLB;5.3)、ソルビタンラウリン酸トリエステルeo7モル付加体(HLB;5.9)、ソルビタンラウリン酸トリエステルeo8モル付加体(HLB;6.5)、ソルビタンラウリン酸トリエステルeo10モル付加体(HLB;7.5)、ソルビタンラウリン酸トリエステルeo12モル付加体(HLB;8.4)、ソルビタンラウリン酸トリエステルeo15モル付加体(HLB;9.5)、ソルビタンラウリン酸トリエステルeo20モル付加体(HLB;10.9)、ソルビタンパルミチン酸トリエステルeo2モル付加体(HLB;2.0)、ソルビタンパルミチン酸トリエステルeo4モル付加体(HLB;3.6)、ソルビタンパルミチン酸トリエステルeo7モル付加体(HLB;5.5)、ソルビタンパルミチン酸トリエステルeo20モル付加体(HLB;10.4)、ソルビタンステアリン酸トリエステルeo2モル付加体(HLB;1.6)、ソルビタンステアリン酸トリエステルeo4モル付加体(HLB;3.0)、ソルビタンステアリン酸トリエステルeo6モル付加体(HLB;4.2)、ソルビタンステアリン酸トリエステルeo7モル付加体(HLB;4.8)、ソルビタンステアリン酸トリエステルeo8モル付加体(HLB;5.3)、ソルビタンステアリン酸トリエステルeo10モル付加体(HLB;6.2)、ソルビタンステアリン酸トリエステルeo12モル付加体(HLB;7.0)、ソルビタンステアリン酸トリエステルeo15モル付加体(HLB;8.0)、ソルビタンステアリン酸トリエステルeo20モル付加体(HLB;9.5)、ソルビタンオレイン酸トリエステルeo2モル付加体(HLB;1.6)、ソルビタンオレイン酸トリエステルeo4モル付加体(HLB;3.0)、ソルビタンオレイン酸トリエステルeo6モル付加体(HLB;4.2)、ソルビタンオレイン酸トリエステルeo7モル付加体(HLB;4.8)、ソルビタンオレイン酸トリエステルeo8モル付加体(HLB;5.3)、ソルビタンオレイン酸トリエステルeo10モル付加体(HLB;6.2)、ソルビタンオレイン酸トリエステルeo12モル付加体(HLB;7.0)、ソルビタンオレイン酸トリエステルeo15モル付加体(HLB;8.0)、ソルビタンオレイン酸トリエステルeo20モル付加体(HLB;9.5)、テトラグリセリンステアリン酸トリエステルeo4モル付加体(HLB;2.7)及びジペンタエリスリトールステアリン酸トリエステルeo4モル付加体(HLB;3.2)等が挙げられる。
多価アルコールアルキレンオキシド付加体の脂肪酸モノ−、ジ−又はトリ−エステル(D1b3b)としては、多価アルコールアルキレンオキシド付加体の脂肪酸モノエステル、多価アルコールアルキレンオキシド付加体の脂肪酸ジエステル及び多価アルコールアルキレンオキシド付加体の脂肪酸トリエステル等が含まれる。
多価アルコールアルキレンオキシド付加体の脂肪酸モノエステルとしては、2価アルコールアルキレンオキシド付加体の脂肪酸モノエステル、3価アルコールアルキレンオキシド付加体の脂肪酸モノエステル及び4価アルコールアルキレンオキシド付加体の脂肪酸モノエステル等が使用できる。
2価アルコールアルキレンオキシド付加体の脂肪酸モノエステルとして、エチレングリコールのeo2モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;8.4)、エチレングリコールのeo4モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;10.9)、エチレングリコールのeo6モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;12.6)、エチレングリコールのeo8モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;13.7)、エチレングリコールのeo10モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;14.5)、エチレングリコールのeo12モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;15.2)、エチレングリコールのeo15モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;15.9)、エチレングリコールのeo20モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;16.7)、エチレングリコールのeo2モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;6.6)、エチレングリコールのeo4モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;9.1)、エチレングリコールのeo6モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;10.7)、エチレングリコールのeo8モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;12.0)、エチレングリコールのeo10モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;12.5)、エチレングリコールのeo12モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;13.7)、エチレングリコールのeo15モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;14.5)、エチレングリコールのeo20モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;15.5)、エチレングリコールのeo2モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;8.4)、エチレングリコールのeo4モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;10.9)、エチレングリコールのeo6モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;12.6)、エチレングリコールのeo8モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;13.7)、エチレングリコールのeo10モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;14.5)、エチレングリコールのeo12モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;15.2)、エチレングリコールのeo15モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;15.9)、エチレングリコールのeo20モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;16.7)、プロピレングリコールのeo2モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;5.4)、プロピレングリコールのeo4モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;8.5)、プロピレングリコールのeo6モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;10.5)、プロピレングリコールのeo8モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;11.9)、プロピレングリコールのeo10モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;12.9)、プロピレングリコールのeo12モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;13.8)、プロピレングリコールのeo15モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;14.7)、プロピレングリコールのeo20モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;15.7)、プロピレングリコールのeo2モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;4.3)、プロピレングリコールのeo4モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;7.0)、プロピレングリコールのeo6モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;9.0)、プロピレングリコールのeo8モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;10.4)、プロピレングリコールのeo10モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;11.5)、プロピレングリコールのeo12モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;12.4)、プロピレングリコールのeo15モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;13.4)、プロピレングリコールのeo20モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;14.6)、プロピレングリコールのeo2モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;4.3)、プロピレングリコールのeo4モル付加体のオレイン酸モノエステルHLB;7.0)、プロピレングリコールのeo6モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;9.0)、プロピレングリコールのeo8モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;10.4)、プロピレングリコールのeo10モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;11.5)、プロピレングリコールのeo12モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;12.4)、プロピレングリコールのeo15モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;13.4)、プロピレングリコールのeo20モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;14.6)、ブタンジオールのeo4モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;6.6)、ブタンジオールのeo4モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;6.6)、ヘキサンジオールのeo4モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;6.3)、ネオペンチルグリコールのeo4モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;6.4)、ジエチレングリコールのeo4モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;6.6)、ジエチレングリコールのeo4モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;6.6)、トリエチレングリコールのeo4モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;6.1)、テトラエチレングリコールのeo4モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;5.7)及びトリメチルペンタンジオールのeo4モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;6.0)等が挙げられる。
3価アルコールアルキレンオキシド付加体の脂肪酸モノエステルとして、グリセリンのeo2モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;4.9)、グリセリンのeo4モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;7.8)、グリセリンのeo6モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;9.8)、グリセリンのeo8モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;11.2)、グリセリンのeo10モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;12.3)、グリセリンのeo12モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;13.2)、グリセリンのeo15モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;14.1)、グリセリンのeo20モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;15.3)、グリセリンのeo2モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;3.9)、グリセリンのeo4モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;6.6)、グリセリンのeo6モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;8.5)、グリセリンのeo8モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;9.9)、グリセリンのeo10モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;11.0)、グリセリンのeo12モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;11.9)、グリセリンのeo15モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;13.0)、グリセリンのeo20モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;14.2)、グリセリンのeo2モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;3.9)、グリセリンのeo4モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;6.6)、グリセリンのeo6モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;8.5)、グリセリンのeo8モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;9.9)、グリセリンのeo10モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;11.0)、グリセリンのeo12モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;11.9)、グリセリンのeo15モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;13.0)、グリセリンのeo20モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;14.2)、トリメチロールプロパンのeo2モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;4.4)、トリメチロールプロパンのeo4モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;7.2)、トリメチロールプロパンのeo6モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;9.1)、トリメチロールプロパンのeo8モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;10.5)、トリメチロールプロパンのeo10モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;11.6)、トリメチロールプロパンのeo12モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;12.5)、トリメチロールプロパンのeo15モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;13.5)、トリメチロールプロパンのeo20モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;14.7)、トリメチロールプロパンのeo2モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;3.6)、トリメチロールプロパンのeo4モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;6.1)、トリメチロールプロパンのeo6モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;8.0)、トリメチロールプロパンのeo8モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;9.4)、トリメチロールプロパンのeo10モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;10.5)、トリメチロールプロパンのeo12モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;11.4)、トリメチロールプロパンのeo15モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;12.5)、トリメチロールプロパンのeo20モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;13.8)、トリメチロールプロパンのeo2モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;3.6)、トリメチロールプロパンのeo4モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;6.1)、トリメチロールプロパンのeo6モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;8.0)、トリメチロールプロパンのeo8モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;9.4)、トリメチロールプロパンのeo10モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;10.5)、トリメチロールプロパンのeo12モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;11.4)、トリメチロールプロパンのeo15モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;12.5)及びトリメチロールプロパンのeo20モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;13.8)等が挙げられる。
4価アルコールアルキレンオキシド付加体の脂肪酸モノエステルとして、ジグリセリンのeo4モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;5.8)、ペンタエリスリトールのeo2モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;4.3)、ペンタエリスリトールのeo4モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;7.1)、ペンタエリスリトールのeo6モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;9.1)、ペンタエリスリトールのeo8モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;10.5)、ペンタエリスリトールのeo10モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;11.6)、ペンタエリスリトールのeo12モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;12.5)、ペンタエリスリトールのeo15モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;13.5)、ペンタエリスリトールのeo20モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;14.7)、ペンタエリスリトールのeo2モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;3.6)、ペンタエリスリトールのeo4モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;6.1)、ペンタエリスリトールのeo6モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;7.9)、ペンタエリスリトールのeo8モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;9.3)、ペンタエリスリトールのeo10モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;10.5)、ペンタエリスリトールのeo12モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;11.4)、ペンタエリスリトールのeo15モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;12.4)、ペンタエリスリトールのeo20モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;13.7)、ペンタエリスリトールのeo2モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;3.6)、ペンタエリスリトールのeo4モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;6.1)、ペンタエリスリトールのeo6モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;7.9)、ペンタエリスリトールのeo8モル付加体オレイン酸モノエステル(HLB;9.3)、ペンタエリスリトールのeo10モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;10.5)、ペンタエリスリトールのeo12モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;11.4)、ペンタエリスリトールのeo15モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;12.4)、ペンタエリスリトールのeo20モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;13.7)、ソルビタンのeo2モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;4.1)、ソルビタンのeo4モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;6.7)、ソルビタンのeo6モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;8.4)、ソルビタンのeo7モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;9.4)、ソルビタンのeo8モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;9.8)、ソルビタンのeo10モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;10.9)、ソルビタンのeo12モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;11.8)、ソルビタンのeo15モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;12.9)、ソルビタンのeo20モル付加体のラウリン酸モノエステル(HLB;14.4)、ソルビタンのeo2モル付加体のパルミチン酸モノエステル(HLB;3.5)、ソルビタンのeo4モル付加体のパルミチン酸モノエステル(HLB;5.9)、ソルビタンのeo7モル付加体のパルミチン酸モノエステル(HLB;8.5)、ソルビタンのeo20モル付加体のパルミチン酸モノエステル(HLB;13.6)、ソルビタンのeo2モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;3.4)、ソルビタンのeo4モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;5.8)、ソルビタンのeo6モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;7.4)、ソルビタンのeo7モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;8.3)、ソルビタンのeo8モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;8.8)、ソルビタンのeo10モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;9.9)、ソルビタンのeo12モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;10.8)、ソルビタンのeo15モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;11.9)、ソルビタンのeo20モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;13.4)、ソルビタンのeo2モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;3.4)、ソルビタンのeo4モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;5.8)、ソルビタンのeo6モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;7.4)、ソルビタンのeo7モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;8.3)、ソルビタンのeo8モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;8.8)、ソルビタンのeo10モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;9.9)、ソルビタンのeo12モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;10.8)、ソルビタンのeo15モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;11.9)、ソルビタンのeo20モル付加体のオレイン酸モノエステル(HLB;13.4)テトラグリセリンのeo4モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;4.6)及びジペンタエリスリトールのeo4モル付加体のステアリン酸モノエステル(HLB;5.1)等が挙げられる。
多価アルコールアルキレンオキシド付加体の脂肪酸ジエステルとしては、3価アルコールのアルキレンオキシド付加体の脂肪酸ジエステル及び4価アルコールのアルキレンオキシド付加体の脂肪酸ジエステル等が使用できる。
3価アルコールのアルキレンオキシド付加体の脂肪酸ジエステルとして、グリセリンのeo2モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;3.2)、グリセリンのeo4モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;5.6)、グリセリンのeo6モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;7.3)、グリセリンのeo8モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;8.7)、グリセリンのeo10モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;9.8)、グリセリンのeo12モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;10.7)、グリセリンのeo15モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;11.8)、グリセリンのeo20モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;13.2)、グリセリンのeo2モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;2.5)、グリセリンのeo4モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;4.4)、グリセリンのeo6モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;5.9)、グリセリンのeo8モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;7.2)、グリセリンのeo10モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;8.3)、グリセリンのeo12モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;9.2)、グリセリンのeo15モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;10.3)、グリセリンのeo20モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;11.7)、グリセリンのeo2モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;2.5)、グリセリンのeo4モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;4.4)、グリセリンのeo6モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;5.9)、グリセリンのeo8モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;7.2)、グリセリンのeo10モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;8.3)、グリセリンのeo12モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;9.2)、グリセリンのeo15モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;10.3)、グリセリンのeo20モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;11.7)、トリメチロールプロパンのeo2モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;3.0)、トリメチロールプロパンのeo4モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;5.2)、トリメチロールプロパンのeo6モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;6.9)、トリメチロールプロパンのeo8モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;8.3)、トリメチロールプロパンのeo10モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;9.4)、トリメチロールプロパンのeo12モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;10.3)、トリメチロールプロパンのeo15モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;11.4)、トリメチロールプロパンのeo20モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;12.7)、トリメチロールプロパンのeo2モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;2.3)、トリメチロールプロパンのeo4モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;4.2)、トリメチロールプロパンのeo6モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;5.7)、トリメチロールプロパンのeo8モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;6.9)、トリメチロールプロパンのeo10モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;7.9)、トリメチロールプロパンのeo12モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;8.8)、トリメチロールプロパンのeo15モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;9.9)、トリメチロールプロパンのeo20モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;11.4)、トリメチロールプロパンのeo2モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;2.3)、トリメチロールプロパンのeo4モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;4.2)、トリメチロールプロパンのeo6モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;5.7)、トリメチロールプロパンのeo8モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;6.9)、トリメチロールプロパンのeo10モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;7.9)、トリメチロールプロパンのeo12モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;8.8)、トリメチロールプロパンのeo15モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;9.9)及びトリメチロールプロパンのeo20モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;11.4)等が挙げられる。
4価アルコールのアルキレンオキシド付加体の脂肪酸ジエステルとして、ジグリセリンのeo4モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;4.0)、ペンタエリスリトールのeo2モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;3.9)、ペンタエリスリトールのeo4モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;5.2)、ペンタエリスリトールのeo6モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;6.9)、ペンタエリスリトールのeo8モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;8.3)、ペンタエリスリトールのeo10モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;9.4)、ペンタエリスリトールのeo12モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;10.3)、ペンタエリスリトールのeo15モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;11.4)、ペンタエリスリトールのeo20モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;12.8)、ペンタエリスリトールのeo2モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;2.3)、ペンタエリスリトールのeo4モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;4.2)、ペンタエリスリトールのeo6モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;5.7)、ペンタエリスリトールのeo8モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;6.9)、ペンタエリスリトールのeo10モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;7.9)、ペンタエリスリトールのeo12モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;8.8)、ペンタエリスリトールのeo15モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;9.9)、ペンタエリスリトールのeo20モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;11.4)、ペンタエリスリトールのeo2モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;2.3)、ペンタエリスリトールのeo4モル付加体オレイン酸ジエステル(HLB;4.2)、ペンタエリスリトールのeo6モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;5.7)、ペンタエリスリトールのeo8モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;6.9)、ペンタエリスリトールのeo10モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;7.9)、ペンタエリスリトールのeo12モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;8.8)、ペンタエリスリトールのeo15モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;9.9)、ペンタエリスリトールのeo20モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;11.4)、ソルビタンのeo2モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;2.8)、ソルビタンのeo4モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;4.9)、ソルビタンのeo6モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;6.5)、ソルビタンのeo7モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;7.2)、ソルビタンのeo8モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;7.8)、ソルビタンのeo10モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;8.9)、ソルビタンのeo12モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;9.8)、ソルビタンのeo15モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;10.9)、ソルビタンのeo20モル付加体のラウリン酸ジエステル(HLB;12.3)、ソルビタンのeo2モル付加体のパルミチン酸ジエステル(HLB;2.4)、ソルビタンのeo4モル付加体のパルミチン酸ジエステル(HLB;4.2)、ソルビタンのeo7モル付加体のパルミチン酸ジエステル(HLB;6.4)、ソルビタンのeo20モル付加体のパルミチン酸ジエステル(HLB;11.4)、ソルビタンのeo2モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;2.2)、ソルビタンのeo4モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;4.0)、ソルビタンのeo6モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;5.4)、ソルビタンのeo7モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;6.1)、ソルビタンのeo8モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;6.6)、ソルビタンのeo10モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;7.6)、ソルビタンのeo12モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;8.5)、ソルビタンのeo15モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;9.6)、ソルビタンのeo20モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;11.2)、ソルビタンのeo2モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;2.2)、ソルビタンのeo4モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;4.0)、ソルビタンのeo6モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;5.4)、ソルビタンのeo7モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;6.1)、ソルビタンのeo8モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;6.6)、ソルビタンのeo10モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;7.6)、ソルビタンのeo12モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;8.5)、ソルビタンのeo15モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;9.6)、ソルビタンのeo20モル付加体のオレイン酸ジエステル(HLB;11.2)、テトラグリセリンのeo4モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;3.4)及びジペンタエリスリトールのeo4モル付加体のステアリン酸ジエステル(HLB;3.7)等が挙げられる。
多価アルコールアルキレンオキシド付加体の脂肪酸トリエステルとしては、4価アルコールのアルキレンオキシド付加体の脂肪酸トリエステル等が使用でき、ジグリセリンのeo4モル付加体のステアリン酸トリエステル(HLB;3.1)、ペンタエリスリトールのeo2モル付加体のラウリン酸トリエステル(HLB;2.3)、ペンタエリスリトールのeo4モル付加体のラウリン酸トリエステル(HLB;4.1)、ペンタエリスリトールのeo6モル付加体のラウリン酸トリエステル(HLB;5.6)、ペンタエリスリトールのeo8モル付加体のラウリン酸トリエステル(HLB;6.8)、ペンタエリスリトールのeo10モル付加体のラウリン酸トリエステル(HLB;7.8)、ペンタエリスリトールのeo12モル付加体のラウリン酸トリエステル(HLB;8.7)、ペンタエリスリトールのeo15モル付加体のラウリン酸トリエステル(HLB;9.8)、ペンタエリスリトールのeo20モル付加体のラウリン酸トリエステル(HLB;11.3)、ペンタエリスリトールのeo2モル付加体のステアリン酸トリエステル(HLB;1.7)、ペンタエリスリトールのeo4モル付加体のステアリン酸トリエステル(HLB;3.2)、ペンタエリスリトールのeo6モル付加体のステアリン酸トリエステル(HLB;4.4)、ペンタエリスリトールのeo8モル付加体のステアリン酸トリエステル(HLB;5.5)、ペンタエリスリトールのeo10モル付加体のステアリン酸トリエステル(HLB;6.4)、ペンタエリスリトールのeo12モル付加体のステアリン酸トリエステル(HLB;7.2)、ペンタエリスリトールのeo15モル付加体のステアリン酸トリエステル(HLB;8.3)、ペンタエリスリトールのeo20モル付加体のステアリン酸トリエステル(HLB;9.7)、ペンタエリスリトールのeo2モル付加体のオレイン酸トリエステル(HLB;1.7)、ペンタエリスリトールのeo4モル付加体のオレイン酸トリエステル(HLB;3.2)、ペンタエリスリトールのeo6モル付加体のオレイン酸トリエステル(HLB;4.4)、ペンタエリスリトールのeo8モル付加体のオレイン酸トリエステル(HLB;5.5)、ペンタエリスリトールのeo10モル付加体のオレイン酸トリエステル(HLB;6.4)、ペンタエリスリトールのeo12モル付加体のオレイン酸トリエステル(HLB;7.2)、ペンタエリスリトールのeo15モル付加体のオレイン酸トリエステル(HLB;8.3)、ペンタエリスリトールのeo20モル付加体のオレイン酸トリエステル(HLB;9.7)、ソルビタンのeo2モル付加体のラウリン酸トリエステル(HLB;2.2)、ソルビタンのeo4モル付加体のラウリン酸トリエステル(HLB;3.9)、ソルビタンのeo6モル付加体のラウリン酸トリエステル(HLB;5.3)、ソルビタンのeo7モル付加体のラウリン酸トリエステル(HLB;5.9)、ソルビタンのeo8モル付加体のラウリン酸トリエステル(HLB;6.5)、ソルビタンのeo10モル付加体のラウリン酸トリエステル(HLB;7.5)、ソルビタンのeo12モル付加体のラウリン酸トリエステル(HLB;8.4)、ソルビタンのeo15モル付加体のラウリン酸トリエステル(HLB;9.5)、ソルビタンのeo20モル付加体のラウリン酸トリエステル(HLB;10.9)、ソルビタンのeo2モル付加体のパルミチン酸トリエステル(HLB;2.0)、ソルビタンのeo4モル付加体のパルミチン酸トリエステル(HLB;3.6)、ソルビタンのeo7モル付加体のパルミチン酸トリエステル(HLB;5.5)、ソルビタンのeo20モル付加体のパルミチン酸トリエステル(HLB;10.4)、ソルビタンのeo2モル付加体のステアリン酸トリエステル(HLB;1.6)、ソルビタンのeo4モル付加体のステアリン酸トリエステル(HLB;3.0)、ソルビタンのeo6モル付加体のステアリン酸トリエステル(HLB;4.2)、ソルビタンのeo7モル付加体のステアリン酸トリエステル(HLB;4.8)、ソルビタンのeo8モル付加体のステアリン酸トリエステル(HLB;5.3)、ソルビタンのeo10モル付加体のステアリン酸トリエステル(HLB;6.2)、ソルビタンのeo12モル付加体のステアリン酸トリエステル(HLB;7.0)、ソルビタンのeo15モル付加体のステアリン酸トリエステル(HLB;8.0)、ソルビタンのeo20モル付加体のステアリン酸トリエステル(HLB;9.5)、ソルビタンのeo2モル付加体のオレイン酸トリエステル(HLB;1.6)、ソルビタンのeo4モル付加体のオレイン酸トリエステル(HLB;3.0)、ソルビタンのeo6モル付加体オレイン酸トリエステル(HLB;4.2)、ソルビタンのeo7モル付加体のオレイン酸トリエステル(HLB;4.8)、ソルビタンのeo8モル付加体のオレイン酸トリエステル(HLB;5.3)、ソルビタンのeo10モル付加体のオレイン酸トリエステル(HLB;6.2)、ソルビタンのeo12モル付加体のオレイン酸トリエステル(HLB;7.0)、ソルビタンのeo15モル付加体のオレイン酸トリエステル(HLB;8.0)、ソルビタンのeo20モル付加体のオレイン酸トリエステル(HLB;9.5)、テトラグリセリンのeo4モル付加体のステアリン酸トリエステル(HLB;2.7)及びジペンタエリスリトールのeo4モル付加体のステアリン酸トリエステル(HLB;3.2)等が挙げられる。
これらのうち、界面活性(特に消泡性能)の観点等から、多価アルコール脂肪酸モノエステルのアルキレンオキシド付加体、多価アルコール脂肪酸ジエステルのアルキレンオキシド付加体、多価アルコールアルキレンオキシド付加体の脂肪酸モノエステル及び多価アルコールアルキレンオキシド付加体の脂肪酸ジエステルが好ましく、さらに好ましくは多価アルコール脂肪酸モノエステルのアルキレンオキシド付加体及び多価アルコールアルキレンオキシド付加体の脂肪酸モノエステル、特に好ましくは多価アルコール脂肪酸モノエステルのアルキレンオキシド付加体、最も好ましくはソルビタン脂肪酸モノエステルのアルキレンオキシド付加体である。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル脂肪酸エステル(D1c)としては、一般式(2)で表されるポリオキシアルキレン化合物等が含まれ、以下の式で表わされる化合物{296)〜383)}等が例示できる。
式中、R2は炭素数8〜30のアルキル基又はアルケニル基、R3は炭素数7〜29のアルキル基又はアルケニル基、XOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、Oは酸素原子、dは1〜10、cは10〜40を表す。
これらのうち、界面活性(特に消泡性能)の観点等から、297)〜301)、304)〜308)、311)〜315)、318)〜322)、325)〜329)、341)〜345)、348)〜352)、355)〜359)及び362)〜366)が好ましく、さらに好ましくは297)〜301)、304)〜308)、311)〜315)、341)〜345)、348)〜352)及び355)〜359)特に好ましくは297)〜301)、304)〜308)及び341)〜345)、最も好ましくは297)〜301)である。
ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテル(D1d)としては、ポリオキシアルキレンアルキルフェノールエーテル(D1d1)、ポリオキシアルキレンナフトールエーテル(D1d2)、ポリオキシアルキレンベンジルアルコールエーテル(D1d3)、ポリオキシアルキレンアニシルアルコールエーテル(D1d4)等が挙げられる。
オキシアルキレンとしては、オキシエチレン、オキシプロピレン、オキシブチレンが使用でき、オキシアルキレンの付加モル数は1〜40の整数である。また、アルキルフェノールのアルキル基の炭素数は4〜15であり、アリール環に結合したアルキル基の数は1〜3である。
ポリオキシアルキレンアルキルフェノールエーテル(D1d1)としては、ポリオキシアルキレンモノアルキルフェノールエーテル、ポリオキシアルキレンジアルキルフェノールエーテル及びポリオキシアルキレントリアルキルフェノールエーテル等が含まれる。
ポリオキシアルキレンモノアルキルフェノールエーテルとしては、ノニルフェノールeo1モル付加体(HLB;3.3)、ノニルフェノールeo2モル付加体(HLB;5.7)、ノニルフェノールeo3モル付加体(HLB;7.5)、ノニルフェノールeo4モル付加体(HLB;8.9)、ノニルフェノールeo6モル付加体(HLB;10.9)、ノニルフェノールeo7モル付加物(HLB;11.7)、ノニルフェノールeo5モルpo5モル付加体(HLB;6.2)、ノニルフェノールeo3モルpo10モル付加体(HLB;2.9)、ノニルフェノールeo2モルpo15モル付加体(HLB;1.5)、ノニルフェノールeo5モルpo40モル付加体(HLB;1.6)、ノニルフェノールeo3モルbo5モル付加体(HLB;3.8)及びノニルフェノールeo10モルpo10モル付加体(HLB;7.2)等が挙げられる。
ポリオキシアルキレンジアルキルフェノールエーテルとしては、ジノニルフェノールeo1モル付加物(HLB;3.3)、ジノニルフェノールeo2モル付加物(HLB;5.7)、ジノニルフェノールeo3モル付加物(HLB;7.5)、ジノニルフェノールeo4モル付加物(HLB;8.9)、ジノニルフェノールeo6モル付加物(HLB;10.9)、ジノニルフェノールeo7モル付加物(HLB;11.7)、ジノニルフェノールeo10モル付加物(HLB;13.3)、ジノニルフェノールeo12モル付加物(HLB;14.1)、ジノニルフェノールeo14モル付加物(HLB;14.8)、ジノニルフェノールeo16モル付加物(HLB;15.2)、ジノニルフェノールeo20モル付加物(HLB;16.0)及びジノニルフェノールeo40モル付加物(HLB;17.8)等が挙げられる。
ポリオキシアルキレントリアルキルフェノールエーテルとしては、トリブチルフェノールeo1モル付加物(HLB;3.3)、トリブチルフェノールeo2モル付加物(HLB;5.7)、トリブチルフェノールeo3モル付加物(HLB;7.5)、トリブチルフェノールeo4モル付加物(HLB;8.9)、トリブチルフェノールeo6モル付加物(HLB;10.9)及びトリブチルフェノールeo7モル付加物(HLB;11.7)等が挙げられる。
ポリオキシアルキレンナフトールエーテル(D1d2)としては、β−ナフトールのeo3モル付加物(HLB;9.6)、β−ナフトールのeo5モル付加物(HLB;12.1)、β−ナフトールのeo7モル付加物(HLB;13.6)及びβ−ナフトールのeo9モル付加物(HLB;14.7)等が挙げられる。
ポリオキシアルキレンベンジルアルコールエーテル(D1d3)としては、ベンジルアルコールのeo3モル付加物(HLB;11.0)、ベンジルアルコールのeo5モル付加物(HLB;13.5)、ベンジルアルコールのeo7モル付加物(HLB;14.8)及びベンジルアルコールのeo9モル付加物(HLB;15.7)等が挙げられる。
ポリオキシアルキレンアニシルアルコールエーテル(D1d4)としては、アニシルアルコールのeo3モル付加物(HLB;9.8)、アニシルアルコールのeo5モル付加物(HLB;12.3)、アニシルアルコールのeo7モル付加物(HLB;13.8)及びアニシルアルコールのeo9モル付加物(HLB;14.8)等が挙げられる。
これらのうち、界面活性(特に消泡性能)の観点等から、ポリオキシアルキレンモノアルキルフェノールエーテル及びポリオキシアルキレンジアルキルフェノールエーテルが好ましく、さらに好ましくはポリオキシアルキレンモノアルキルフェノールエーテルである。
多価アルコール脂肪酸エステル(D1e)としては、2価アルコール脂肪酸エステル、3価アルコール脂肪酸エステル及び4価アルコール脂肪酸エステル等が含まれる。
2〜4価アルコール脂肪酸エステルのHLBは次式で計算される値である(デイビス法;新・界面活性剤入門、133頁、藤本武彦著、三洋化成工業株式会社発行)。
2価アルコール脂肪酸エステルとしては、エチレングリコール1モルとオクタデカン酸1モルの反応物(HLB;−3.4、融点;58℃)、エチレングリコール1モルとオクタデカン酸1.5モルの反応物(HLB;−7.5、融点;67℃)、エチレングリコール1モルとオクタデカン酸0.5モルの反応物(HLB;0.6、融点;49℃)、エチレングリコール1モルとヘキサデカン酸1モルの反応物(HLB;−2.5、融点;48℃)及びエチレングリコール1モルとドコサン酸1モルの反応物(HLB;−5.3、融点;75℃)等が挙げられる。
3価アルコール脂肪酸エステルとしては、グリセリン1モルとオクタデカン酸1モルの反応物(HLB;3.2、融点;79℃)、グリセリン1モルとオクタデカン酸1.5モルの反応物(HLB;0.2、融点;75℃)、グリセリン1モルとオクタデカン酸2モルの反応物(HLB;−2.9、融点;71℃)、グリセリン1モルとドデカン酸1モルの反応物(HLB;6.0、融点;60℃)、グリセリン1モルとテトラデカン酸1モルの反応物(HLB;5.1、融点;66℃)、グリセリン1モルとヘキサデカン酸1モルの反応物(HLB;4.2、融点;72℃)、グリセリン1モルとエイコサン酸1モルの反応物(HLB;2.3、融点;85℃)及びグリセリン1モルとドコサン酸1モルの反応物(HLB;1.3、融点;92℃)等が挙げられる。
4価アルコール脂肪酸エステルとしては、ペンタエリスリトール1モルとオクタデカン酸1モルの反応物(HLB;6.1、融点;81℃)、ペンタエリスリトール1モルとオクタデカン酸2モルの反応物(HLB;−0.1、融点;74℃)、ペンタエリスリトール1モルとドデカン酸1モルの反応物(HLB;8.9、融点;63℃)、ペンタエリスリトール1モルとドデカン酸2モルの反応物(HLB;5.6、融点;66℃)、ペンタエリスリトール1モルとテトラデカン酸1モルの反応物(HLB;8.0、融点;70℃)、ペンタエリスリトール1モルとテトラデカン酸2モルの反応物(HLB;3.7、融点;63℃)、ペンタエリスリトール1モルとヘキサデカン酸1モルの反応物(HLB;7.0、融点;76℃)、ペンタエリスリトール1モルとヘキサデカン酸2モルの反応物(HLB;1.8、融点;69℃)、ペンタエリスリトール1モルとエイコサン酸1モルの反応物(HLB;5.1、融点;88℃)及びペンタエリスリトール1モルとドコサン酸1モルの反応物(HLB;4.2、融点;95℃)等が挙げられる。
これらのうち、界面活性(特に消泡性能)の観点等から、3価アルコール脂肪酸エステル及び4価アルコール脂肪酸エステルが好ましく、さらに好ましくは3価アルコール脂肪酸エステルである。
ポリオキシアルキレン化合物は、公知のアルキレンオキシド付加反応により製造することができる。すなわち、アルコール、脂肪酸、多価アルコール、アルキルアリール及び/又は多価アルコール脂肪酸エステル等とアルキレンオキシド(エチレンオキシド、プロピレンオキサイド及び/又はブチレンオキサイド)とを反応させることにより得ることができる。
多価アルコール脂肪酸エステルは、公知のエステル化反応により製造することができる。すなわち、酸触媒又はアルカリ触媒の存在下で、脂肪酸と多価アルコールとを反応(脱水反応)させる方法や低級アルコール(メタノール等)の脂肪酸エステルと多価アルコールとを反応(エステル交換反応)させる方法等により得ることができる。
陰イオン界面活性剤(D2)とは、界面活性を有するアニオン性の有機化合物であって、HLB(親水疎水バランス)が10〜45の範囲のものである(12〜42が好ましく、さらに好ましくは15〜40、特に好ましくは18〜25である)。HLBがこの範囲であると界面活性(特に消泡性能等)がさらに良好となる。
なお、陰イオン界面活性剤(D2)のHLBは次式で計算される値である(デイビス法;新・界面活性剤入門、133頁、藤本武彦著、三洋化成工業株式会社発行)。
陰イオン性界面活性剤(D2)としては、硫酸塩(D21)、カルボン酸塩(D22)、スルホコハク酸塩(D23)、及びスルホン酸塩(D24)等が使用できる。塩としては、アルカリ金属(リチウム、ナトリウム及びカリウム等)塩、アルカリ土類金属(カルシウム及びマグネシウム等)塩及びアンモニウム塩等が含まれる。陰イオン性界面活性剤に使用される疎水性基の炭素数は、12〜29が好ましい。
硫酸塩(D21)としては、ラウリル硫酸ナトリウム(HLB;41)及びオレイル硫酸ナトリウム(HLB;38)等が挙げられる。
カルボン酸塩(D22)としては、ラウリン酸ナトリウム(HLB;21)、オレイン酸ナトリウム(HLB;18)及びステアリン酸ナトリウム(HLB;18)等が挙げられる。
スルホコハク酸塩(D23)としては、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム(HLB;42)等が挙げられる。
スルホン酸塩(D24)としては、リグニンスルホン酸ナトリウム(HLB;44)、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(HLB;37)、モノプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム(HLB;40)及びα−オレフィンスルホン酸ナトリウム(HLB;38)等が挙げられる。
これらのうち、カルボン酸塩、硫酸塩及びスルホン酸塩が好ましく、さらに好ましくはカルボン酸塩及び硫酸塩、特に好ましくはカルボン酸塩である。
陽イオン界面活性剤(D3)とは、界面活性を有するカチオン性の有機化合物であって、HLB(親水疎水バランス)が−1〜11の範囲のものである(2〜10が好ましく、さらに好ましくは4〜9、特に好ましくは6〜8である)。HLBがこの範囲であると界面活性(特に消泡性能等)がさらに良好となる。
なお、陽イオン界面活性剤(D3)のHLBは、陰イオン界面活性剤(D2)のHLBと同様にして計算される値である。
陽イオン性界面活性剤(D3)としては、モノアルキルアミン塩、ジアルキルアミン塩、トリアルキルアミン塩及びテトラアルキルアンモニウム塩等が使用できる。塩としてはフッ素酸塩、塩素酸塩、臭素酸塩、ヨウ素酸塩、硫酸塩、リン酸塩及び酢酸塩等が挙げられる。アルキル基の炭素数は1〜30が好ましく、さらに好ましく12〜24、特に好ましくは14〜22、最も好ましくは16〜18である。
モノアルキルアミン塩としては、ラウリルアミン塩酸塩(HLB;10.7)、ラウリルアミン酢酸塩(HLB;10.7)、ステアリルアミン塩酸塩(HLB;7.9)、ステアリルアミン硫酸塩(HLB;7.9)、ステアリルアミン酢酸塩(HLB;7.9)及びステアリルアミン燐酸塩(HLB;7.9)等が挙げられる。
ジアルキルアミン塩としては、ジラウリルアミン塩酸塩(HLB;5.0)ジラウリルアミン酢酸塩(HLB;5.0)、ジステアリルアミン塩酸塩(HLB;−0.7)、ジステアリルアミン硫酸塩(HLB;−0.7)、ジステアリルアミン酢酸塩(HLB;−0.7)及びジステアリルアミン燐酸塩(HLB;−0.7)等が挙げられる。
トリアルキルアミン塩としては、ラウリルジメチルアミン塩酸塩(HLB;9.7)、ラウリルジメチルアミン酢酸塩(HLB;9.7)、ステアリルジメチルアミン塩酸塩(HLB;6.9)、ステアリルジメチルアミン硫酸塩(HLB;6.9)、ステアリルジメチルアミン酢酸塩(HLB;6.9)及びステアリルジメチルアミン燐酸塩(HLB;6.9)等が挙げられる。
テトラアルキルアンモニウム塩としては、ラウリルトリメチルアンモニウム塩酸塩(HLB;9.3)、オレイルトリメチルアンモニウム塩酸塩(HLB;6.4)、ステアリルトリメチルアンモニウム塩酸塩(HLB;6.4)、ステアリルトリメチルアンモニウム酢酸塩(HLB;6.4)及びステアリルトリメチルアンモニウム燐酸塩(HLB;6.4)等が挙げられる。
陽イオン性界面活性剤(D3)のうち、テトラアルキルアンモニウム塩及びトリアルキルアミン塩が好ましく、さらに好ましくはテトラアルキルアンモニウム塩である。
両性界面活性剤(D4)とは、陽イオン性基及び陰イオン性基を界面活性剤であって、HLB(親水疎水バランス)が8〜77の範囲のものである(9〜30が好ましく、さらに好ましくは10〜17、特に好ましくは10〜12である)。HLBがこの範囲であると界面活性(特に消泡性能等)がさらに良好となる。
なお、両性界面活性剤(D4)のHLBは、陰イオン界面活性剤(D2)のHLBと同様にして計算される値である。
両性界面活性剤(D4)としては、カルボン酸塩型両性界面活性剤、硫酸エステル塩型両性界面活性剤及びスルホン酸塩型両性界面活性剤等が使用できる。
カルボン酸塩型両性界面活性剤としては、ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム(HLB;21.9)、ラウリルジヒドロキシエチルベタイン(HLB;23.0)、N,N−ジメチル−N−ラウリル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン(HLB;21.4)、N,N−ジメチル−N−ステアリル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン(HLB;18.5)、N,N−ジラウリルアミノ−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン(HLB;16.1)、N,N−ジオレイルアミノ−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン(HLB;10.4)、N,N−ジステアリルアミノ−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン(HLB;10.4)等が挙げられる。
硫酸エステル塩型両性界面活性剤としては、N,N−ジラウリル−N,N−ビスオキシエチレンアンモニウム硫酸エステルベタイン(HLB;76.1)等が挙げられる。
スルホン酸塩型両性界面活性剤としては、N,N,N−トリラウリル−N−スルホプロピレンアンモニウムベタイン(HLB;29.6)等が挙げられる。
両性界面活性剤(D4)のうち、カルボン酸塩型両性界面活性剤が好ましい。
これらのうち、界面活性(特に消泡性能)の観点等から、非イオン界面活性剤(D1)及び陰イオン性界面活性剤(D2)が好ましく、さらに好ましくは非イオン界面活性剤(D1)、特に好ましくはポリオキシアルキレン化合物、最も好ましくはポリオキシアルキレンアルキルエーテル(D1a)、ポリオキシアルキレン脂肪酸モノエステル(D1b)及びポリオキシアルキレンアルキルエーテル脂肪酸エステル(D1d)である。
界面活性剤(D)は、複数の界面活性剤を組合せて使用することができる。複数の界面活性剤を組合せて使用する場合、イオン性が同種類の界面活性剤性の組合せが好ましく、さらに好ましくは非イオン界面活性剤と陰イオン性界面活性剤との組合せ、及び非イオン界面活性剤と陽イオン性界面活性剤との組合せである。
大粒子(L)の含有量(重量%)は、L、無機小粒子(S)及び界面活性剤(D)の合計重量に基づいて、50〜98が好ましく、さらに好ましくは60〜96、特に好ましくは70〜95である。この範囲であると界面活性(特に消泡性能等)がさらに良好となる。
無機小粒子(S)の含有量(重量%)は、L、S及びDの合計重量に基づいて、1〜25が好ましく、さらに好ましくは2〜20、特に好ましくは2.5〜15である。この範囲であると界面活性(特に消泡性能等)がさらに良好となる。
界面活性剤(D)の含有量(重量%)は、L、S及びDの合計重量に基づいて、1〜25が好ましく、さらに好ましくは2〜20、特に好ましくは2.5〜15である。この範囲であると界面活性(特に消泡性能等)がさらに良好となる。
大粒子(L)と無機小粒子(S)との含有重量比(L/S)は、50/25〜98/1が好ましく、さらに好ましくは60/20〜96/2 、特に好ましくは70/15〜95/2.5、最も好ましくは75/12〜90/5である。この範囲であると、界面活性能(特に消泡性能等)がさらに良好となる。
無機小粒子(S)と界面活性剤(D)との含有重量比(S/D)は、1/3〜1/0.1が好ましく、さらに好ましくは1/2〜1/0.2、特に好ましくは1/1.5〜1/0.5、最も好ましくは1/1.3〜1/0.7である。この範囲であると、界面活性能(特に消泡性能等)がさらに良好となる。
本発明の粉末界面活性剤には、さらに添加剤を含有させることができる。添加剤としては、公知の添加剤等が使用でき、酸化防止剤、防錆剤、防腐剤、防黴剤、防藻剤、殺菌剤、紫外線吸収剤、耐水化剤、帯電防止剤、粘度調整剤、pH調整剤、浸透剤、レべリング剤、香料、染料、顔料及び他の界面活性剤(消泡剤を含む)等が含まれる。
添加剤を含有させる場合、この含有量(重量%)は、粉末界面活性剤の重量に基づき、0.001〜5が好ましく、さらに好ましくは0.05〜3、特に好ましくは0.1〜1である。
本発明の粉末界面活性剤は、大粒子(L)の表面に無機小粒子(S)を固定して構成される複合粒子と、界面活性剤(D)とからなれば、この製造方法に特に制限はないが、(1)無機小粒子(S)及び界面活性剤(D)から界面活性剤粒子(SD)を事前に製造した後、このSDを大粒子(L)に固定させる方法(方法1)、(2)無機小粒子(S)及びを大粒子(L)から複合粒子を製造した後、界面活性剤(D)を吸着させる方法(方法2)、(3)大粒子(L)、無機小粒子(S)及び界面活性剤(D)を一度に混合して固定させる方法(方法3)等が適用できる。
方法1としては、i)大粒子(L)が融点を有する有機固体(L2)の場合、無機小粒子(S)と界面活性剤(D)とを混合して界面活性剤粒子(SD)を製造した後、この(SD)と有機固体(L2)とを、有機固体(L2)の融点よりも2〜10℃低い温度で加熱混合処理する方法、ii)無機小粒子(S)と界面活性剤(D)を混合して界面活性剤粒子(SD)を製造した後、この(SD)と大粒子(L)を含んでなる分散液と混合処理してから、乾燥する方法等が適用できる。
方法2としては、iii)大粒子(L)が融点を有する有機固体(L2)の場合、無機小粒子(S)と有機固体(L2)とを、有機固体(L2)の融点よりも2〜10℃低い温度で加熱混合処理して複合粒子を製造した後、複合粒子と界面活性剤(D)とを混合する方法、iv)無機小粒子(S)又は無機小粒子(S)を含んでなる分散液と、大粒子(L)を含んでなる分散液と混合してから乾燥し複合粒子を製造した後、複合粒子と界面活性剤(D)とを混合する方法、及びv)大粒子(L)の分散液に水酸化カルシウムを混合しておき、炭酸ガスを通気して、大粒子(L)の表面に炭酸カルシウムからなる無機小粒子(S)を析出させると共に固定させて複合粒子を製造した後、複合粒子と界面活性剤(D)とを混合する方法等が適用できる。
方法3としては、vi)大粒子(L)が融点を有する有機固体(L2)の場合、無機小粒子(S)、界面活性剤(D)及び有機固体(L2)を、有機固体(L2)の融点よりも2〜10℃低い温度で加熱混合処理する方法、vii)大粒子(L)、無機小粒子(S)及び界面活性剤(D)を含んでなる水分散液を調製した後、これを乾燥する方法等が適用できる。
i)、ii)、iii)、iv)及びv)の方法において、無機小粒子(S)と界面活性剤(D)とから界面活性剤粒子(SD)を製造する方法としては、粉体混合装置に(S)を仕込んだ後、撹拌下で(D)を少量づつ(連続又は分割)添加しながら攪拌混合する方法、粉体混合装置に(D)を仕込んだ後、撹拌下で(S)を少量づつ(連続又は分割)添加しながら攪拌混合する方法、並びに粉体混合装置に(S)及び(D)を仕込んだ後、攪拌混合する方法等が適用できる。
粉体混合装置としては特に限定はないが、高速回転高せん断型攪拌機(ホモミキサー、コーレスミキサー及びヘンシェルミキサー等)、プロペラ型攪拌機、摩砕式分散機(サンドミル、ボールミル及びアトライター等)及び水平型混合装置(ニーダー等)等が使用できる。これらのうち、高速回転高せん断型攪拌機及び摩砕式分散機が好ましく、さらに好ましくは高速回転高せん断型攪拌機、特に好ましくはヘンシェルミキサーである。
無機小粒子(S)と界面活性剤(D)との仕込み順序は、(S)を先に仕込む方法がままこ発生防止の観点等から好ましい。
攪拌混合温度(℃)は特に限定は無いが、2〜90が好ましく、さらに好ましくは3〜50、特に好ましくは5〜40、最も好ましくは10〜30である。
なお、界面活性剤(D)が常温(5〜40℃)で固体又は流動性が無い場合、(D)を加熱するか、良溶媒に溶解又は分散して、液状としてから添加することが好ましい。また、この場合、攪拌混合温度は(D)が液状を維持する温度とすることが好ましい。
撹拌速度(m/分)としては、周速20〜10000が好ましく、さらに好ましくは50〜5000、特に好ましくは100〜3000、最も好ましくは500〜1500である。この範囲であると、(S)と(D)とを均一混合しやすく、凝集(ままこ)が生じにくい。
界面活性剤粒子(SD)が生成したことの確認としては、(D)(通常は液状)が見られないこと及び凝集物(ままこ)が無いこと等を目視観察する方法等が適用できる。
i)、iii)及びvi)の方法において、無機小粒子(S)又は界面活性剤粒子(SD)と有機固体(L2)とを加熱混合処理する方法としては、加熱可能な粉体混合装置に、(S)又は(SD)と(L2)とを仕込み十分に混合(予備混合)した後に昇温を行い、(L2)の融点よりも少し低い温度で加熱混合処理する方法等が適用できる。
加熱可能な粉体混合混合装置としては、上記の粉体混合装置と同様であり、好ましい装置も同じである。
予備混合、昇温及び昇温後の加熱混合処理の撹拌速度(m/分)としては、周速20〜10000が好ましく、さらに好ましくは50〜5000、特に好ましくは100〜3000、最も好ましくは500〜1500である。この範囲であると、(S)又は(SD)と(L2)とを均一混合しやすく、凝集(ままこ)が生じにくい。
昇温速度(℃/分)としては、1〜20が好ましく、さらに好ましくは2〜10、特に好ましくは3〜8、最も好ましくは4〜7である。この範囲であると、(S)又は(SD)が(L2)の表面へより強く固定されやすい。
加熱混合処理の温度としては、有機固体(L2)の融点よりも2〜10℃低い温度が好ましく、さらに好ましくは2〜8℃、特に好ましくは3〜7℃、最も好ましくは4〜6℃低い温度である。
加熱混合処理の時間としては、10分〜36時間が好ましく、さらに好ましくは1〜24時間、特に好ましくは5〜15時間、最も好ましくは7〜13時間である。この範囲であると、(S)又は(SD)が(L2)の表面へより強く固定されやすい。
ii)、iv)及びvii)の方法において、分散液を用いる方法としては、分散剤の存在下で撹拌混合装置又は乳化分散装置を用いて分散液を製造し、乾燥処理する方法等が適用できる。
撹拌混合装置としては、プロペラ型攪拌機及び摩砕式分散機(サンドミル、ボールミル及びアトライター等)及び水平型混合装置(ニーダー等)等が挙げられ、乳化分散装置としては高速回転高せん断型攪拌機(ホモミキサー、コーレスミキサー及びヘンシェルミキサー等)等が挙げられる。これらのうち、乳化分散装置が好ましい。
分散媒は通常、水が好ましい。
分散剤としては、公知の分散剤{陽イオン性分散剤、陰イオン性分散剤、非イオン性分散剤及び両性分散剤}等が使用できる
これらのうち、陽イオン性分散剤が好ましく、さらに好ましくはポリアミン及びポリカチオン、特に好ましくはポリカチオン、次に特に好ましくは分子内にH−N結合を有するジアリルアミン(ジアリルアミン塩・SO2共重合物、ジアリルアミン塩重合物及びジアリルアミン塩/アクリルアミド共重合物等)、最も好ましくはジアリルアミン塩重合物及びジアリルアミン塩/アクリルアミド共重合物である。
分散剤を使用する場合、分散剤の使用量(重量%:有効成分の量)は、大粒子(L)の重量に基づいて、0.1〜10が好ましく、さらに好ましくは0.2〜5、特に好ましくは0.25〜2、最も好ましくは0.3〜1である。この範囲であると、無機小粒子(S)又は界面活性剤粒子(SD)が大粒子(L)の表面へより強固に固定されやすい。
乾燥する方法としては、凍結乾燥法、減圧乾燥法、常圧乾燥法、乾燥気体(窒素、酸素、空気等)を通気する方法等が適用できる。これらのうち、凍結乾燥法、減圧乾燥法及び乾燥気体を通気する方法が好ましく、さらに好ましくは凍結乾燥法及び減圧乾燥法、特に好ましくは凍結乾燥法である。また、乾燥温度(℃)としては、−200〜200が好ましく、さらに好ましくは−30〜150、特に好ましくは−20〜80、最も好ましくは−15〜60である。なお、大粒子(L)として有機固体(L2)を用いる場合、乾燥温度は、融点より少なくとも10℃低い温度で乾燥することが好ましく、さらに好ましくは融点より少なくとも20℃、特に好ましくは融点より少なくとも30℃低い温度で乾燥することである。乾燥温度は、より低い方が粒子間同士の凝集を防止する観点から好ましい。
v)の方法において、炭酸ガスを通じて無機小粒子(S)を析出させて複合粒子を製造する方法としては、大粒子(L)と水酸化カルシウムとを含む分散液に、攪拌しながら炭酸ガスを通気する方法が適用できる。
なお、炭酸ガスは他のガス(酸素、窒素、空気等)と混合し炭酸ガス含有量が5〜95体積%のものを使用してもよい。
装置としては、通常の撹拌装置(温度計、気体通気口及び排気口がある装置)等が使用できる。撹拌速度(m/分)は、周速10〜10000が好ましく、さらに好ましくは50〜5000、特に好ましくは100〜1000、最も好ましくは200〜500である。
炭酸ガス通気中の温度(℃)としては、2〜40が好ましく、さらに好ましくは5〜35である。
大粒子(L)の使用量(重量%)としては、分散液の重量に基づいて、1〜30が好ましく、さらに好ましくは 3〜15、特に好ましくは5〜12 である。
水酸化カルシウムの使用量(重量%)としては、大粒子(L)の重量に基づいて、0.01〜0.5が好ましく、さらに好ましくは0.1〜0.4、特に好ましくは0.15〜0.3である。
無機小粒子(S)の析出(炭酸化反応)の終点は、分散液が中性(pH7)になったことにより容易に判定できる。
また、炭酸ガス通気中に、他の無機小粒子(S)(体積平均粒子径0.01〜5μmのシリカ等)等を添加して複合粒子を製造することができる。この場合、無機小粒子の添加時期は炭酸化率(%)が20〜98の間が好ましく、さらに好ましくは40〜90、特に好ましくは50〜85、最も好ましくは60〜80である。この範囲であると、(L)の表面に無機小粒子(S)をさらに強固に固定しやすい。
なお、炭酸化率とは、電位差滴定法で測定した水酸化カルシウム含有量(重量部)から次の式で計算された値である。
炭酸化率(重量%)=(二酸化炭素通気後の分散液中の水酸化カルシウム含有量)/(二酸化炭素通気前の分散液中の水酸化カルシウム含有量)×100
これらの方法[i)〜vii)}のうち、大粒子(L)の表面へ(S)又は(SD)をより強固に固定されるという観点等から、i)、ii)、iii)、iv)及びv)が好ましく、さらに好ましくはi)、ii)、iii)及びiv)、特に好ましくはi)及びiii)、最も好ましくはiii)である。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、以下、特記しない限り部は重量部を、%は重量%を意味する。また、体積平均粒子径、融点、吸油量、1H−NMR及び酸価は、以下のようにして求めた。
<体積平均粒子径、最小粒径及び最大粒径(μm)>
Leeds&Northrup Co.製マイクロトラック粒度分布測定装置を使用して測定した。なお、体積平均粒子径が1μmより小さい場合、体積平均粒子径(μm)は、Leeds&Northrup Co.製Microtrac UPA150を用い、蒸留水[例えば、関東化学工業製HPLC用蒸留水]、又はエチルアルコール[例えば、関東化学工業製試薬特級99.9%エチルアルコール]を用い、測定試料濃度0.1%となるように測定試料を添加して、測定温度25±10℃で測定し、蒸留水の場合屈折率に1.33、エチルアルコールの場合屈折率に1.36、及び測定粒子の屈折率に文献値(文献名:Microtrac粒度分析計:測定時の入力条件に関するガイドライン、p14〜25、日機装株式会社作成)を用いて、測定装置のデータ処理方法により、計算された50%積算体積平均粒子径である。
また、体積平均粒子径が1μmより大きい場合、体積平均粒子径(μm)は、Leeds&Northrup Co.製Microtrac Model No.9320−X100(レーザー光波長:780nm〕を用い、電気伝導度0.1mS/m以下の水1000部と重量平均分子量50万〜200万のポリアクリルアミド[例えば、サンフロックNOP、三洋化成工業株式会社製]0.2部との水溶液に、測定試料濃度0.1%となるように測定試料を添加して、測定温度25±10℃で測定し、循環液(水)の屈折率に1.33、測定粒子の屈折率に文献値(文献名:Microtrac粒度分析計:測定時の入力条件に関するガイドライン、p14〜25、日機装株式会社作成)を用いて、測定装置のデータ処理方法により、計算された50%積算体積平均粒子径である。
粒子径の積算値が0.1%の粒子径を最小粒径とし、粒子径の積算値が99.9%の粒子径を最大粒径とした。
<融点(℃)>
JIS K−0064−1992(目視による方法)に準拠して測定した。
<吸油量(mL/100g)>
JIS K−5101−1991(吸油量)に準拠して測定した。
1H−NMR>
溶媒:重クロロホルム、濃度:0.5%、装置:VARIAN社製300MHz超電導NMR(機種:XL−300)で測定した。
<酸価(mgKOH/g)>
JIS K0070−1992(中和滴定法)に準拠して測定した。
<合成例D1a1>
オクタデカノール[1−オクタデカノール、純度98%以上、和光純薬株式会社]271部(1モル部)、水酸化カリウム[試薬特級、和光純薬株式会社]0.5部を攪拌式オートクレーブに仕込み、窒素置換しながら100℃に昇温後、減圧下(0.013MPa以下)で1時間脱水した。次いで、130〜140℃に昇温し、この温度範囲内でエチレンオキシド220部(5モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度範囲内でさらに2時間保った。その後、150〜160℃に昇温後、この温度範囲内でプロピレンオキシド580部(10モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度範囲内でさらに3時間保った。そして、この反応生成物にマグネシウムシリケート(キョウワード600、協和化学株式会社)10部を添加して、100℃で1時間攪拌処理し、その後、減圧濾過により、このマグネシウムシリケートを除去して、表1の合成例のポリオキシアルキレン化合物であるD1a1を1050部(収率98%)得た。1H−NMRから、一般式(1)で表されるポリオキシアルキレン化合物(a及びbは分布を含み、平均数である)であることを確認した。
<合成例D1a2〜D1a9>
高級アルコールの種類、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドの付加量を変更した以外は合成例D1a1と同様にして、表1に示したポリオキシアルキレン化合物を合成した。なお、化学構造は1H−NMRから確認した。また、高級アルコールとしては、2−エチル−1−ヘキサノール[純度98%以上、和光純薬株式会社]、1−テトラデカノール[純度97%以上、和光純薬株式会社]、1−ドコサノール[和光純薬株式会社]、オレイルアルコール[純度99%以上、和光純薬株式会社]を使用した。
<合成例D1b10>
オクタデカノール[1−オクタデカノール、純度98%以上、和光純薬株式会社]271部(1モル部)、水酸化カリウム[試薬特級、和光純薬株式会社]0.5部を攪拌式オートクレーブに仕込み、窒素置換しながら100℃に昇温後、減圧下(0.013MPa以下)で1時間脱水した。次いで、150〜160℃に昇温し、この温度範囲内でプロピレンオキシド1160部(20モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度範囲内でさらに3時間保った。その後、130〜140℃に調整し、この温度範囲内でエチレンオキシド88部(2モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに2時間保った。そして、この反応生成物にマグネシウムシリケート(キョウワード600、協和化学株式会社)10部を添加して、100℃で1時間攪拌処理し、その後、減圧濾過により、このマグネシウムシリケートを除去して、ポリオキシアルキレン化合物(a)1489部(収率98%)を得た。次に、オクタデカン酸[ステアリン酸、純度95%以上、和光純薬株式会社]284部(1モル部)、ポリオキシアルキレン化合物(a)1519部(1モル部)及びパラトルエンスルホン酸[p−トルエンスルホン酸一水和物、純度99%以上、和光純薬株式会社]2.5部を反応容器に仕込んだ後、攪拌下、100mL/分の流量の窒素を液中通気しながら140〜145℃に昇温し、この温度範囲内で3時間反応させた。続いて、攪拌下、100mL/分の流量の窒素を液中通気しながら150〜160℃に昇温し、この温度範囲内で10時間反応させてエステル化合物(b)1780部(収率99%、酸価0.9)を得た。このエステル化合物(b)の酸価は0.9であったことからエステル化率は98.4%であった。1H−NMRから、表1記載の組成物一般式(2)で表されるポリオキシアルキレン化合物(c及びdは分布を含み、平均数である)であることを確認した。
<合成例D1b11〜D1b13>
高級アルコールの種類、プロピレンオキシド及びエチレンオキシドの付加量、高級脂肪酸の種類を変更した以外は合成例D1b10と同様にして、表2に示したポリオキシアルキレン化合物を合成した。なお、化学構造は1H−NMRから確認した。なお、高級アルコールとしては、2−エチル−1−ヘキサノール[純度98%以上、和光純薬株式会社]、1−オクタデカノール[純度98%以上、和光純薬株式会社]、オレイルアルコール[純度99%以上、和光純薬株式会社]を使用した。
<合成例D1c14>
オクタデカン酸[ステアリン酸、純度95%以上、和光純薬株式会社]284部(1モル部)、水酸化カリウム(試薬特級、和光純薬株式会社)0.5部を攪拌式オートクレーブに仕込み、窒素置換しながら100℃に昇温後、減圧下(0.013MPa以下)で1時間脱水した。次いで、130〜140℃に昇温し、この温度範囲内でエチレンオキシド88部(2モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに3時間保った。次に、150〜160℃に昇温し、この温度範囲内でプロピレンオキシド1682部(29モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに2時間保った。その後、次いで、130〜140℃に調整し、この温度範囲内でエチレンオキシド88部(2モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに3時間保った。そして、この反応生成物にマグネシウムシリケート(キョウワード600、協和化学株式会社)10部を添加して、100℃で1時間攪拌処理し、その後、減圧濾過により、このマグネシウムシリケートを除去して、ポリオキシアルキレン化合物(c)2099部(収率98%)を得た。1H−NMRから、表3記載の組成物一般式(3)で表されるポリオキシアルキレン化合物(e、f及びgは分布を含み、平均数である)であることを確認した。
<合成例D1c15〜D1c17>
高級脂肪酸の種類、プロピレンオキシド及びエチレンオキシドの付加量を変更した以外は合成例D1c14と同様にして、表3に示したポリオキシアルキレン化合物を合成した。なお、化学構造は1H−NMRから確認した。なお、高級脂肪酸として、ラウリン酸[純度99%、和光純薬株式会社]、ステアリン酸[純度95%以上、和光純薬株式会社]、オレイン酸[試薬一級、和光純薬株式会社]を使用した。
<合成例D1d18>
分子量400のポリプロピレングリコール[サンニックスPP400、水酸基価280、三洋化成工業株式会社]400部(1モル部)、水酸化カリウム[試薬特級、和光純薬株式会社]0.5部を攪拌式オートクレーブに仕込み、窒素置換しながら100℃に昇温後、減圧下(0.013MPa以下)で1時間脱水した。次いで、150〜160℃に昇温し、この温度範囲内でプロピレンオキシド1160部(20モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度範囲内でさらに3時間保った。その後、130〜140℃に調整し、この温度範囲内でエチレンオキシド88部(2モル部)を連続滴下し(0.1〜1MPa)、同温度にさらに2時間保った。そして、この反応生成物にマグネシウムシリケート(キョウワード600、協和化学株式会社)10部を添加して、100℃で1時間攪拌処理し、その後、減圧濾過により、このマグネシウムシリケートを除去して、ポリオキシアルキレン化合物(d)1615部(収率98%)を得た。次に、オクタデカン酸[ステアリン酸、純度95%以上、和光純薬株式会社]582部(2.05モル部)、ポリオキシアルキレン化合物(d)1648部(1モル部)及びパラトルエンスルホン酸[p−トルエンスルホン酸一水和物、純度99%以上、和光純薬株式会社]2.5部を反応容器に仕込んだ後、攪拌下、100mL/分の流量の窒素を液中通気しながら140〜145℃に昇温し、この温度範囲内で3時間反応させた。続いて、攪拌下、100mL/分の流量の窒素を液中通気しながら150〜160℃に昇温し、この温度範囲内で10時間反応させてエステル化合物(e)2175部(収率99%、酸価2.8)を得た。このエステル化合物(e)の酸価は2.8であったことからエステル化率は97.8%であった。1H−NMRから、表1記載の組成物一般式(4)で表されるポリオキシアルキレン化合物(h及びiは分布を含み、平均数である)であることを確認した。
<合成例D1d19〜D1d20>
プロピレンオキシド及びエチレンオキシドの付加量を変更した以外は合成例D1d18と同様にして、表4に示したポリオキシアルキレン化合物を合成した。なお、化学構造は1H−NMRから確認した。
<実施例1>
ヘンシェルミキサー[三井三池製]に、シリカ[ニップシールK−500、体積平均粒子径2.5μm、吸油量310ml/100g、東ソー・シリカ(株)製]5部を入れ、周速800m/分で攪拌しながら、10〜40℃で、合成例D1a1で得たポリオキシアルキレン化合物(D1a1)5部を約0.5部づつ10回に分けて1分間隔で分割投入した後、同条件で1時間混合して、界面活性剤シリカ粒子(SD1)を得た。ここで、D1a1(液状)の全てがシリカに吸着したことを確認した(液状物のないことを目視確認した)。
次に、別のヘンシェルミキサーに、低密度ポリエチレンパウダー(商品名:Luwax AFS Micropowder、融点:105℃、体積平均粒子径:50μm、ビーエーエスエフジャパン(株)製)90部及び界面活性剤シリカ粒子(SD1)10部を入れ、周速800m/分で攪拌しながら10〜40℃で1時間混合した。その後、周速800m/分で攪拌しながら、5℃/分の速度で99〜101℃に昇温した後、99〜101℃、周速800m/分で12時間攪拌し、本発明の粉末界面活性剤1を得た。
粉末界面活性剤1の粒径を測定したところ、6μm以下の粒子は検出されなかった。また、シリカの最大粒径は6μmであった。このことから、シリカのすべてがポリエチレンパウダーに固着されたと考えられる。
<実施例2〜9>
無機小粒子(S)、界面活性剤(D)及び大粒子(L)を表4のように変更した以外は実施例1と同様にして、本発明の粉末界面活性剤2〜9を製造した。
粉末界面活性剤2〜9の粒径を測定したところ、11μm以下の粒子は検出されなかった。また、シリカの最大粒径は11μmであった。このことから、シリカのすべてがポリエチレンパウダーに固着されたと考えられる。
<実施例10>
容器に、分散剤として、ケミスタット7300(カチオン性水溶性樹脂組成物)1.7部と、水90部を入れ混合し均一透明溶液を作成した後、体積平均粒子径30μmの炭酸カルシウム[日本セメント(株)製石灰石原料の乾式粗粉砕品]90部を加えた後、ホモジナイザー[商品名MS−4型、日本精機(株)製]を使用して周速800m/分で10分間攪拌することにより、50%炭酸カルシウムスラリーを作成した。続いて、シリカ[エアロジル300、体積平均粒子径0.4μm、吸油量250ml/100g、日本エアロジル(株)製]5部を添加し、周速800m/分で10分間攪拌した。得られたスラリーをナスフラスコに入れ、東京理化機械(株)製エバポレーター(型式N−2)を使用して、60℃で減圧乾燥し粉末(粉末P)を得た。次に、ヘンシェルミキサーに、得られた粉末(粉末P)を95部を入れ、周速800m/分で攪拌下、5〜40℃で、合成例D1a10で得たポリオキシアルキレン化合物(D1a10)5部を約0.5部づつ10回に分けて1分間隔で分割投入した後、同条件で1時間混合して、本発明の粉末界面活性剤10を
得た。
粉末界面活性剤10の粒径を測定したところ、0.9μm以下の粒子は検出されなかった。また、シリカの最大粒径は0.9μmであった。このことから、シリカのすべてがポリエチレンパウダーに固着されたと考えられる。
<実施例11〜20>
無機小粒子(S)、界面活性剤(D)、大粒子(L)及び分散剤を表4のように変更した以外は実施例10と同様にして、本発明の粉末界面活性剤11〜20を製造した。
粉末界面活性剤10の粒径を測定したところ、6μm以下の粒子は検出されなかった。また、シリカの最大粒径は6μmであった。このことから、シリカのすべてがポリエチレンパウダーに固着されたと考えられる。
<比較例1>
ヘンシェルミキサー[三井三池製]に、シリカ[ニップシールK−500、体積平均粒子径2.5μm、吸油量310ml/100g、東ソー・シリカ(株)製]5部を入れ、周速800m/分で攪拌しながら、10〜40℃で、合成例D1a2で得たポリオキシアルキレン化合物(D1a2)5部を約0.5部づつ10回に分けて1分間隔で分割投入した後、同条件で1時間混合して、比較用の粉末界面活性剤21を得た。ここで、D1a2(液状)の全てがシリカに吸着したことを確認した(液状物のないことを目視確認した)。
<比較例2>
無機小粒子(S)及び界面活性剤(D)を表4のように変更した以外は比較例1と同様にして、比較用の粉末界面活性剤22を得た。ここで、D1a2(液状)の全てがシリカに吸着したことを確認した(液状物のないことを目視確認した)。
実施例1〜20で得た本発明の粉末界面活性剤及び比較例1〜2で得た比較用の粉末界面活性剤を用い、ポリカルボン酸系セメント用減水剤を配合したセメントスラリーに対する界面活性能(消泡性)、このセメントスラリーを用いて製造したセメントボードについて耐水性、及び擬抄造工程白水(無石綿・セメント板用)に対する界面活性能(消泡性)について試験を行い、これらの結果を表4に示した。
<比較例3>
粉末界面活性剤21を10倍量使用して、界面活性能(消泡性)及び耐水性を試験し、その結果を表4に示した。
<界面活性能(消泡性)1>
モルタルミキサー((株)丸東製作所製)を用い、普通ポルトランドセメント50部、珪砂6号50部を入れ10秒間空練りした後、水25部とポリカルボン酸系減水剤(商品名:フローリックPC、30%水溶液、(株)フローリック製)0.5部、及び粉末界面活性剤0.1部を加え、さらに2分間混錬した直後に、JIS A1128:1999に準拠して、モルタルエアーメーター(型式:C13−S、(株)丸東製作所製)でセメントに含まれる空気含有量を測定した。
<耐水性>
モルタルミキサー((株)丸東製作所製)を用い、普通ポルトランドセメント50部、珪砂6号50部を入れ10秒間空練りした後、水25部とポリカルボン酸系減水剤(商品名:フローリックPC、30%水溶液、(株)フローリック製)0.5部、及び粉末界面活性剤0.1部を加え、さらに2分間混錬して、セメント組成物を得た。この直後に、このセメント組成物を長さ10cm、巾10cm、深さ1cmのプラスチック製容器に入れ、温度25℃±2℃、相対湿度40±5%の恒温恒湿室内で7日間放置した後、プラスチック製容器から内容物を取り出し硬化セメントボードを製造した。この硬化セメントボードの重量(W1)を測定した。引き続き、この硬化セメントボードを25±2℃の脱イオン水1000mL中に8時間浸漬した後、ガーゼを用いて硬化ボードの表面の水分を拭き取った後、この硬化セメントボードの重量(W2)を測定した。そして、耐水性は次式から耐水性を算出した。
<界面活性能(消泡性)2>
電気伝導度0.1mS/m以下のイオン交換水:1000部、試薬特級の硫酸ナトリウム:1部、試薬特級の炭酸ナトリウム:1部、試薬特級の燐酸ナトリウム0.5部からなる擬抄造工程白水(無石綿・セメント板用)93部、普通ポルトランドセメント6部、未晒しパルプ(LBKP、κ価:18、フリーネス:400ml、縦1cm、横1cmの四角に切断したもの)1部をジューサーミキサー(機種:ナショナルミキサーMX−151S、松下電工製)に入れ、25℃で100Vの定電圧で3分間攪拌混合しスラリーを調整した。このスラリー100g(25℃±2℃)を内径50mm×高さ350mmのガラス製メスシリンダーに入れ、粉末界面活性剤0.01部を添加し、JIS K2518:0000の泡立ち試験に準じて、デフューザーストーンをスラリー底部まで挿入して、スラリーの液温を24℃±1℃に保ち、空気を4000mL/分で通気し、通気開始から3分後のスラリーと泡との合計高さ(mm)を測定した。
<表4中の品名>
a)低密度ホ゜リエチレンハ゜ウタ゛ー(Luwax AFS Micropowder、融点:105℃、体積平均粒子径:50μm、ヒ゛ーエーエスエフシ゛ャハ゜ン(株)製)
b)炭酸カルシウム(日本セメント(株)製石灰石原料の乾式粗粉砕品、体積平均粒子径30μm)
c)シリカ(ニップシールK−500、体積平均粒子径2.5μm、吸油量310ml/100g、東ソー・シリカ(株)製)
d)シリカ(ニップシールAZ−204、体積平均粒子径1.3μm、吸油量300ml/100g、東ソー・シリカ(株)製)
e)シリカ(ニップシールE−150K、体積平均粒子径4.5μm、吸油量185ml/100g、東ソー・シリカ(株)製)
f)シリカ(エアロジル300、体積平均粒子径0.4μm、吸油量250ml/100g、日本エアロジル(株)製)
g)陽イオン性水溶性樹脂組成物(ケミスタット7300、30%水溶液、三洋化成工業(株)製)
h)陽イオン性水溶性樹脂組成物(KZ−72K、44%水溶液、センカ(株)製)
i)陽イオン性水溶性組成物(SNディスパーサント7347−C、20%水溶液、サンノプコ(株)製)
j)陰イオン性水溶性樹脂組成物(SNディスパーサント5020、40%水溶液、サンノプコ(株)製)
本発明の粉末界面活性剤1〜20は、比較例1の界面活性剤(粉末界面活性剤21を10倍量使用した比較例3)のおよそ10倍の界面活性能(消泡性)を示し、本発明の界面活性剤は界面活性能(消泡性)に極めて優れていた(比較例1及び2の界面活性剤の界面活性能は著しく劣った)。
一方、実施例の粉末界面活性剤1〜20の耐水性は、比較例1,2及び界面活性剤なしの場合とほぼ同等であり、著しく良好な耐水性を示した。これに対して、比較例1で得た界面活性剤21では、本発明の界面活性剤と同等の界面活性能を得るために、本発明の10倍量の添加量が必要となり、この場合、耐水性が著しく悪化した(比較例3)。
すなわち、本発明の粉末界面活性剤1〜20は比較用の粉末界面活性剤21及び22に比べて、界面活性能(消泡性)及び耐水性が極めて優れている。
本発明の粉末界面活性剤は、界面活性剤が使用される用途であれば制限なく使用でき、たとえば、消泡剤(セメント用消泡剤及びセラミック用消泡剤等)、レベリング剤(セメント用レべリング剤、セラミック用レべリング剤及び塗料用レべリング剤、収縮低減剤(セメント用収縮低減剤及びセラミック用収縮低減剤等)、及び硬化遅延剤(セメント用硬化遅延剤、セラミック用硬化遅延剤及び塗料用硬化遅延剤等)としての使用に適している。さらに、セメントスラリー用分離低減剤、セラミック用分離低減剤、紙コーティングカラー用離型剤、紙コーティングカラー用擦り傷防止剤、紙コーティングカラー用耐水化剤、紙用表面摩擦係数調整剤、紙用防湿剤、水系塗料用擦り傷防止剤、水系塗料用離型剤、水系塗料用潤滑剤、建材用離型剤、建材用耐水化剤、建材用分散剤、スラリー用分離低減剤等として用いることができ、これらのうち、セメント用消泡剤、セメント用レべリング剤、セメント用収縮低減剤又はセメント用硬化遅延剤に好適である。

Claims (3)

  1. 炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、二酸化チタン、タルク、クレー、カオリン、珪砂、珪藻土、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリビニルクロライド、酸化ポリエチレンワックス及び酸化ポリプロピレンワックスからなる群より選ばれる少なくとも1種からなり体積平均粒子径が10〜500μmの大粒子(L)の表面に体積平均粒子径が0.01〜5μmのシリカを固定して構成される複合粒子と、ポリオキシアルキレン化合物とからなることを特徴とする消泡剤
  2. ポリオキシアルキレン化合物が一般式(1)〜(4)のいずれかで表されるポリオキシアルキレン化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の消泡剤


    式中、R及びRは炭素数8〜30のアルキル基又はアルケニル基、R及びRは炭素数7〜29のアルキル基又はアルケニル基、Rは炭素数7〜29のアルキル基又はアルケニル基、XOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、Oは酸素原子、Hは水素原子、a及びdは1〜10、b及びcは10〜40、e及びgは1〜5、f及びiは20〜40、hは1〜5を表す。
  3. 請求項1又は2に記載の消泡剤を製造する方法であって、
    シリカ及びポリオキシアルキレン化合物からなる界面活性剤粒子(SD)を事前に製造した後、この界面活性剤粒子(SD)を大粒子(L)に固定させる方法、又はシリカ及び大粒子(L)から複合粒子を製造した後、ポリオキシアルキレン化合物を吸着させる方法により製造することを特徴とする消泡剤の製造方法。
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