JP4313915B2 - 電気機器用タンク及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、変圧器やリアクトル等の静止誘導電気機器を収納する電気機器用タンク及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、変圧器等の静止誘導電気機器を収容するタンクとしては、側壁を鋼板により形成した箱形のものが多く用いられている。この種のタンクを用いた電気機器においては、タンクの側壁にパネル形の放熱器を取り付けて、該放熱器によりタンク内に収納された電気機器(例えば変圧器)から生じる熱を外部に放散させるようにしている。
【0003】
しかしながら、箱形のタンクの側面にパネル形放熱器を取り付ける構造を採用すると、タンク回りのデッドスペースが大きくなるため、電気機器の設置場所の省スペース化を図るという顧客のニーズに応えることができないという問題があった。
【0004】
また変圧器用のケースとして、例えば実公昭58−19122号に記載されているように、山部と谷部とが交互に現れるように波付け加工された波板により側壁部を構成して、側壁部を構成する波板の山部の内側に冷却媒体(例えば絶縁油)の通路を形成した電気機器用タンクが知られている。このような波板を用いたタンクでは、側壁部を構成する波板自体が放熱器として作用し、タンク回りに大きなデッドスペースが生じることがないため、省スペースを図ることができる。
【発明が解決しようとする課題】
波板を用いた電気機器用タンクでは、骨組みを組み立てた後、該骨組みに波板を溶接することにより組み立てられる。従来のこの種の電気機器用タンクでは、下部枠の四隅にそれぞれ4本の支柱の下端を個別に溶接した後、該4本の支柱の上端に上部枠を溶接し、更に該上部枠の上に蓋板を取り付けるための上部フランジを溶接して骨組みを構成していた。しかしながら、このような構造では、骨組みが歪まないように、下部枠の四隅に支柱を溶接する際に、各支柱を正確に垂直方向に向けるように3次元的に位置決め保持する必要があるため、骨組みを組み立てるのに手間がかかり、製造コストが高くなるという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、組立てを容易に行うことができるようにした電気機器用タンク及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は変圧器等の静止誘導電気機器を収容する電気機器用タンクに係わるもので、本発明に係わる電気機器用タンクは、一方向に直線的に伸びる梁と、該梁の両端に後端部が接合されて該梁の長手方向に対して直角な方向に伸びる対の支柱と該対の支柱の先端寄りの相対する位置にそれぞれ設けられた対の腕部とが一体化された構造を有して、梁を下方に向け、対の支柱を垂直方向に向けた状態で配置された第1のフレームと、第1のフレームと同様に梁と対の支柱と対の腕部とが一体化された構造を有して、梁を下方に向け、対の支柱を垂直方向に向けた状態で配置された第2のフレームと、矩形状の輪郭形状を有して、第1のフレーム及び第2のフレームにそれぞれ設けられた梁の間に挟まれた状態で第1のフレーム及び第2のフレームに溶接された底板と、第1のフレームの対の腕部の間に挿入されて該第1のフレームの対の腕部間を直線的に伸びる第1の桁部と第2のフレームの対の腕部の間に挿入されて該第2のフレームの対の腕部間を直線的に伸びる第2の桁部と該第1の桁部及び第2の桁部の一端の間を連絡するように設けられて両桁部に両端が溶接された第1のサイドビームと第1の桁部及び第2の桁部の他端の間を連絡するように設けられて両桁部に両端が溶接された第2のサイドビームとからなる矩形状の枠体、及び外縁部が枠体の外縁部より外側に張り出すように設けられて枠体に溶接されたフランジ板を備えて、フランジ板が第1のフレームの対の腕部及び第2のフレームの対の腕部の上に載せられた状態で、第1の桁部の両端及び第2の桁部の両端がそれぞれ第1のフレームの対の腕部及び第2のフレームの対の腕部に溶接された上部フレームと、第1のフレームと上部枠体の第1の桁部とにより形成された矩形状の窓部を塞ぐように配置されて第1のフレームと上部枠体の第1の桁部とに溶接された第1の波板と、第2のフレームと上部枠体の第2の桁部とにより形成された矩形状の窓部を塞ぐように配置されて第2のフレームと上部枠体の第2の桁部とに溶接された第2の波板と、第1のサイドビームと該第1のサイドビームの下方に位置する底板の一端との間に形成された開口部を塞ぐように第1のサイドビームと底板の一端との間に跨がった状態で第1及び第2のフレームの端部間に配置されて第1及び第2のフレームと第1のサイドビームと底板の一端とに溶接された第3の波板と、第2のサイドビームと該第2のサイドビームの下方に位置する底板の他端との間に形成された開口部を塞ぐように第2のサイドビームと底板の他端との間に跨がった状態で第1及び第2のフレームの端部間に配置されて第1及び第2のフレームと第2のサイドビームと底板の他端とに溶接された第4の波板と、上部フレームのフランジ板に取り付けられた蓋板とを備えることにより構成される。
【0007】
上記第1のフレームの対の支柱及び第2のフレームの対の支柱は、それぞれの先端部が蓋板よりも上方に突出して延びるように設けられ、各対の支柱の先端部が吊り耳部となっている。
【0008】
各支柱の先端部を耳部とするためには、各支柱の先端部に、吊り上げ用ロープに取り付けられたフックを係合させるための孔や、切欠きを設ければよい。
【0009】
本発明に係わる電気機器用タンクの製造方法においては、上記第1及び第2のフレームと、底板と、上部フレームと、第1ないし第4の波板とを用意しておいて、梁を下にして起立させた第1及び第2のフレームの梁の間に底板を配置した状態で、該第1及び第2のフレームの梁に底板を溶接する底板溶接工程と、底板に溶接された第1のフレームの対の腕部の間及び第2のフレームの対の腕部の間にそれぞれ第1の桁及び第2の桁を挿入し、フランジ板を第1のフレームの対の腕部及び第2のフレームの対の腕部の上に載せた状態で、第1の桁部の両端及び第2の桁部の両端をそれぞれ第1のフレームの対の腕部及び第2のフレームの対の腕部に溶接する上部フレーム溶接工程と、第1のフレームと上部枠体の第1の桁部とにより形成された矩形状の窓部を塞ぐように第1の波板を配置して、該第1の波板を第1のフレームと上部枠体の第1の桁部とに溶接する第1の波板溶接工程と、第2のフレームと上部枠体の第2の桁部とにより形成された矩形状の窓部を塞ぐように第2の波板を配置して、該第2の波板を第2のフレームと上部枠体の第2の桁部とに溶接する第2の波板溶接工程と、第1のサイドビームと該第1のサイドビームの下方に位置する底板の一端との間に形成された開口部を塞ぐように第1のサイドビームと底板の一端との間に跨がった状態で第3の波板を配置して、該第3の波板を第1及び第2のフレームと第1のサイドビームと底板の一端とに溶接する第3の波板溶接工程と、第2のサイドビームと該第2のサイドビームの下方に位置する底板の他端との間に形成された開口部を塞ぐように第2のサイドビームと底板の他端との間に跨がった状態で第4の波板を配置して、該第4の波板を第1及び第2のフレームと第2のサイドビームと底板の他端とに溶接する第4の波板溶接工程とを行う。
【0010】
上記の構成では、梁と対の支柱と腕部とを一体に有する第1のフレーム及び第2のフレームと、底板と、上部フレームとによりタンクの骨組みが構成される。このように構成すると、予め組み立てられた第1のフレーム及び第2のフレームを底板に溶接した後、第1のフレーム及び第2のフレームの腕部の上に上部フレームを載せて、該上部フレームを第1のフレーム及び第2のフレームに溶接することにより骨組みを構成することができる。そのため、骨組みの四隅にそれぞれ配置される支柱を3次元的に位置決めしながら個別に底板に溶接する場合に比べて、組み立て作業を簡単にすることができ、タンクの組立てを容易にすることができる。
【0011】
なお本発明においては、第1のフレーム、第2のフレーム及び上部フレームを予め組み立てる工程が必要になるが、これらのフレームは、個々の部品を立体的に組み上げる場合のような面倒な位置決め作業を行うことなく、平面上に部品を配置して2次元的に位置決めしつつ溶接することにより製作できるので、各フレームの製作は容易に行うことができる。
【0012】
また上記のように、第1のフレームの一部をなす第1支柱の先端部、及び第2のフレームの一部をなす第2支柱の先端部をそれぞれタンク吊り上げ用の耳部とすると、タンクの強度を担うフレームの一部が耳部となるので、タンクを吊り上げた際に応力の集中が生じるのを防いで、耳部の機械的強度を高めることができる。
【0013】
上記第1ないし第4の波板は、山部と谷部とが交互に並ぶように波付け加工された鋼板により構成される。
【0014】
また第3の波板及び第4の波板は、それぞれの波付け加工部の両端にそれぞれ連続する平板部を有していて、それぞれの両端の平板部が波付け加工部の山部と同じ側に直角に折り曲げられた形状を有しているのが好ましい。
【0015】
第3及び第4の波板をこのように構成する場合、第3の波板の両端の平板部及び第4の波板の両端の平板部をそれぞれ底板の一端側及び他端側で第1及び第2のフレームの端部に溶接する。
【0016】
またこの場合、溶接を容易にするため、第3及び第4の波板の波付け加工部の山部の高さ方向に測ったそれぞれの波板の平板部の高さ寸法を、それぞれの波付け加工部の山部の高さ寸法よりも大きく設定するのが好ましい。
【0017】
第3及び第4の波板の平板部の高さ寸法を、それぞれの波付け加工部の山部の高さ寸法よりも小さくした場合には、平板部の溶接を行う際に波付加工部の最端部の山部と支柱との間の狭い隙間に溶接トーチを挿入することが必要になるため、溶接作業が面倒になるが、上記のように、第3及び第4の波板の平板部の高さ寸法を、それぞれの波付け加工部の山部の高さ寸法よりも大きくしておくと、溶接トーチを狭い隙間に挿入する必要がないので、第3及び第4の波板の平板部の溶接を容易にすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0019】
図1及び図2は本発明に係わる電気機器用タンクの実施形態を示したもので、図1は本発明に係わるタンクの基本構成を説明するための分解斜視図、図2は同タンクの骨組みの部分の構成を説明するための分解斜視図、図3は第3の波板の取り付け構造を説明するための説明図である。また図4及び図5はそれぞれ本発明の実施例におけるタンクの骨組みを示す正面図及び上面図、図6は図4の右側面図、図7及び図8はそれぞれ本発明の実施例において骨組みに波板を取り付けた状態を示した正面図及び上面図、図9は図7の右側面図である。
【0020】
本発明においては、図1及び図2に示したように、第1のフレーム1と、第2のフレーム2と、底板3と、上部フレーム4とにより骨組み5が構成され、この骨組み5と、第1ないし第4の波板6ないし9と、蓋板10とにより電気機器用タンクが構成される。
【0021】
更に詳細に説明すると、第1のフレーム1は、一方向に直線的に伸びる梁101と、梁101の両端に後端部の側面が接合されて該梁の長手方向に対して直角な方向に伸びる対の支柱102,102と、該対の支柱の先端寄りの相対する位置から突出して梁101の長手方向と平行な方向に伸びる対の腕部103,103とが一体化された構造を有している。第1のフレーム1は、その梁101を下方に向け、対の支柱102,102を垂直方向に向けた状態で配置される。
【0022】
また第2のフレーム2は、第1のフレーム1と同様に構成された梁201と対の支柱202,202と対の腕部203,203とが一体化された構造を有していて、梁201を下方に向け、対の支柱202,202を垂直方向に向けた状態で配置される。
【0023】
上記梁101,201、支柱102,202及び腕部103,203をそれぞれ構成する部材は、中実角柱状の鋼材でもよく、板状の鋼材でもよい。
【0024】
図示の例では、梁101,201,支柱102,202及び腕部103,203がともに同じ肉厚を有する板状の鋼材からなっていて、これら梁101,201,支柱102,202及び腕部103,203を同一平面上に並べた状態で相互に2次元的に位置決めして溶接することにより、フレーム1,2を製作することができるようになっている。
【0025】
底板3は、矩形状の平板部301と該平板部301の長手方向の一端及び他端からそれぞれ直角に起立した対の起立壁部302及び303とを有して、その全体を上方から見た場合の輪郭形状が矩形状を呈するように形成されている。この底板3は矩形状の鋼板の両端を直角に折り曲げて起立壁部302,303を形成することにより製作される。
【0026】
第1のフレーム1及び第2のフレーム2は、それぞれの対の支柱102及び202を垂直方向に向け、かつ梁101及び201を同じ方向に向けた状態で対向配置され、これらのフレームの梁101,201の間に底板3が配置されて、該底板3の幅方向の両端縁が梁101及び201に溶接されている。
【0027】
上部フレーム4は、第1のフレーム1の対の腕部103,103の間に挿入されて両腕部103,103の間を直線的に伸びる第1の桁部401と、第2のフレーム2の対の第2腕部203,203の間に挿入されて両腕部の間を直線的に伸びる第2の桁部402と、第1の桁部401及び第2の桁部402の一端の間を連絡するように設けられて両桁部に両端が溶接された第1のサイドビーム403と、第1の桁部401及び第2の桁部402の他端の間を連絡するように設けられて両桁部に両端が溶接された第2のサイドビーム404とからなる矩形状の枠体405と、外縁部が枠体405の外縁部より外側に張り出すように設けられて枠体405に溶接されたフランジ板406とからなっている。図示のフランジ板406は、第1及び第2の梁401及び402の長手方向に沿って伸びる帯板406a及び406bと、第1及び第2のサイドビーム403及び404に沿って伸びる帯板406c及び406dとを溶接して矩形枠状としたものからなっている。
【0028】
上部フレーム4は、そのフランジ板406を対の腕部103,103及び対の腕部203,203の上に載せた状態で配置されて、第1の桁部401の両端及び第2の桁部402の両端がそれぞれ第1のフレームの対の腕部103,103及び第2のフレームの対の腕部203,203に溶接されている。
【0029】
このように、上部フレーム4を取り付けた状態で、上部フレーム4の第1及び第2のサイドビーム403及び404の端面がそれぞれ底板3の一端側及び他端側の起立壁部302及び303の端面と面一になるように、底板3の長さ寸法及び上部フレーム4の枠体405の長さ寸法が設定されている。上部フレーム4の第1及び第2のサイドビーム403及び404の端面、及び底板3の一端側及び他端側の起立壁部302及び303の端面が後記する第3及び第4の波板を突き当てる突き当て面となっている。
【0030】
図示の例では、第1のフレーム1と、第2のフレーム2と、底板3と、上部フレーム4とによりタンクの骨組み5が構成され、この骨組み5に第1ないし第4の波板6ないし9が溶接されている。
【0031】
第1の波板6は、矩形状の薄鋼板を、山部mと谷部vとが交互に並ぶように波付け加工して波付け加工部601を形成した後、各山部mの両端を溶接して閉鎖した構造を有する公知のもので、波付け加工部601の各山部mの内側の空間が冷却媒体通路となっている。
【0032】
第1の波板6は、第1のフレーム1と上部枠体4の第1の桁部401とにより形成された矩形状の窓部11を塞ぐことができるように、その幅寸法W1 と長さ寸法L1 とが設定されていて、その長手方向の両端には、第1のフレーム1の対の支柱102,102の側面に当接する平板部602,602が形成されている。
【0033】
第1の波板6は、第1のフレーム1と上部枠体5の第1の桁部401とにより形成された矩形状の窓部11を塞ぐように配置されて、その周縁部が第1のフレーム1と上部枠体4の第1の桁部401とに溶接されている。
【0034】
第2の波板7は第1の波板6と全く同様に構成されている。この第2の波板7は、第2のフレーム2と上部枠体4の第2の桁部402とにより形成された矩形状の窓部12を塞ぐように配置されて、その周縁部が第2のフレーム2と上部枠体5の第2の桁部402とに溶接されている。
【0035】
第3の波板8及び第4の波板9はそれぞれ、波付け加工部801及び901と、該波付け加工部801及び901のそれぞれの両端に連続する平板部802,802及び902,902とからなっていて、それぞれの両端の平板部802,802及び902,902は、それぞれの波付け加工部801及び901の最端部の山部との間に所定の間隔を隔てた位置を山部と平行に伸びる折り曲げ線に沿って、山部と同じ側に直角に折り曲げられている。
【0036】
そして、第3の波板8は、上部フレーム4の第1のサイドビーム403と該第1のサイドビームの下方に位置する底板3の一端側の起立壁部302との間に形成された窓部13を塞ぐように、第1のサイドビーム403と底板3の起立壁部302との間に跨がった状態で、第1及び第2のフレーム1及び2の端部の間に配置されて、第1及び第2のフレーム1及び2と第1のサイドビーム403と底板3の一端とに溶接されている。
【0037】
また第4の波板9は、第2のサイドビーム404と、該第2のサイドビームの下方に位置する底板3の他端側の起立壁部303との間に形成された窓部を塞ぐように、第2のサイドビーム404と底板の起立壁303との間に跨がった状態で第1及び第2のフレームの間に配置されて、第1及び第2のフレーム1及び2と第2のサイドビーム404と底板3の起立壁部303とに溶接されている。
【0038】
タンク1の上端開口部を閉じる蓋板10は、矩形状の鋼板からなっていて、上部フレーム4のフランジ板406の上面にボルト等により取り付けられる。
【0039】
第1のフレーム1の対の支柱102,102、及び第2のフレーム2の対の支柱202,202は、それぞれの先端が蓋板10よりも上方に突出して延びるように設けられ、蓋板10よりも上方に突出した対の支柱102,102の先端部及び対の支柱202,202の先端部が、タンクを吊り上げる際に用いられる吊り耳部15となっている。各吊り耳部15には、吊り上げ用ロープに取り付けられたフックを引っ掛けるための孔hが形成されている。
【0040】
上記の電気機器用タンクを製造する際には、第1及び第2のフレーム1及び2と、底板3と、上部フレーム4と、第1ないし第4の波板6ないし9とを用意して、まず底板溶接工程を行なう。この底板溶接工程では、第1及び第2のフレーム1及び2を、それぞれの梁101及び201を下にして起立させてそれぞれの支柱102及び202を垂直方向に向け、両フレームの梁101及び201の間に底板3を配置する。この状態で、第1及び第2のフレームの梁101及び201に底板3の幅方向の両端の端縁部を溶接する。
【0041】
上記の底板溶接工程を行なった後、第1及び第2のフレーム1及び2に上部フレーム4を溶接する上部フレーム溶接工程を行なう。この工程では、底板3に溶接された第1のフレーム1の対の腕部103,103の間及び第2のフレーム2の対の腕部203,203の間にそれぞれ上部フレーム4の第1の桁401及び第2の桁402を挿入し、フランジ板406を第1のフレーム1の対の腕部103,103及び第2のフレーム2の対の腕部203,203の上に載せる。この状態で、第1の桁部401の両端及び第2の桁部402の両端をそれぞれ第1のフレーム1の対の腕部103,103及び第2のフレーム2の対の腕部203,203に溶接する。これにより、タンクの骨組み5を構成する。
【0042】
上記のようにしてタンクの骨組み5を構成した後、第1ないし第4の波板溶接工程を順次行なう。
【0043】
第1の波板溶接工程では、第1のフレーム1と上部枠体4の第1の桁部401とにより形成された矩形状の窓部11を塞ぐように第1の波板6を配置し、該第1の波板6を第1のフレーム1と上部枠体4の第1の桁部401とに溶接する。第2の波板溶接工程では、第2のフレーム2と上部枠体4の第2の桁部402とにより形成された矩形状の窓部12を塞ぐように第2の波板7を配置して、該第2の波板7を第2のフレーム2と上部枠体4の第2の桁部402とに溶接する。
【0044】
また第3の波板溶接工程では、第1のサイドビーム403と該第1のサイドビーム403の下方に位置する底板3の一端との間に形成された開口部13を塞ぐように、第1のサイドビーム403と底板3の一端との間に跨がった状態で図9のように第3の波板8を配置し、第3の波板8を第1及び第2のフレーム1及び2と、第1のサイドビーム403と底板301の一端とに溶接する。
【0045】
同様に、第4の波板溶接工程では、第2のサイドビーム404と該第2のサイドビームの下方に位置する底板3の他端との間に形成された開口部を塞ぐように第4のサイドビーム404と底板3の他端との間に跨がった状態で第4の波板9を配置し、該第4の波板9を第1及び第2のフレーム1及び2と第2のサイドビーム404と底板3の他端とに溶接する。
【0046】
第3の波板及び第4の波板の溶接を容易にするため、第3及び第4の波板8及び9の波付け加工部の山部mの高さ方向に測ったそれぞれの波板の平板部802及び902の高さ寸法を、それぞれの波付け加工部の山部mの高さ寸法よりも大きく設定するのが好ましい。
【0047】
このように第3及び第4の波板8及び9の平板部802及び902の高さ寸法を、それぞれの波付け加工部の山部の高さ寸法よりも大きくしておくと、平板部802及び902を第1のフレーム及び第2のフレームに溶接する際に、溶接トーチを狭い隙間に挿入する必要がないので、第3及び第4の波板8及び9の平板部の溶接を容易にすることができる。
【0048】
図4ないし図9は本発明の実施例を示しており、これらの図において、図1及び図2の各部と同等の部分にはそれぞれ同一の符号を付してある。この実施例では、図4ないし図6に示したように、第1及び第2のフレーム1及び2と、底板3と、上部フレーム4とにより、タンクの骨組み5が構成され、底板3の下面には、タンクを支えるベース板20が溶接されている。
【0049】
またこの実施例では、第1のフレームの梁101の長手方向の中央寄りの位置に位置させた状態で、2つの補強板21,21が設けられている。これらの補強板21,21は、梁101と第1の桁401との間を上下方向に平行に伸びるように配置されて、それぞれの下端及び上端が梁101及び第2の桁401に溶接されている。同様に、第2のフレーム2の梁201と上部フレーム4の第2の桁402との間に2つの補強板22,22が設けられて、該補強板が梁201及び第2の桁402に溶接されている。これら補強板21及び22の溶接は、波板6,7を溶接した後に行なわれる。
【0050】
またこの例では、タンクをジャッキアップする際に底板3が変形するのを防ぐため、底板3の下面の四隅に、ジャッキのラムを当てるための座板24が溶接されている。底板3の下面にはまた、タンク内の油を抜き取るためのドレインパイプ25が溶接され、該ドレインパイプ25の一端は、底板3に設けられた孔を通してタンク内に連通させられている。
【0051】
図4ないし図6に示した骨組み5に、図7ないし図9に示したように、第1ないし第4の波板6ないし9が溶接されて、電気機器用タンクが構成されている。またこの例では、第1ないし第4の波板6ないし9のそれぞれの山部m,m,…の並設方向に伸びる連結棒26が、各波板の上端及び下端にそれぞれ配置され、各連結棒が波付け加工部の山部の頂部に溶接されて、各波板が補強されている。
【0052】
なお図1及び図2に示した例では、上部枠4のフランジ板406の両端が第1のフレーム及び第2のフレームの支柱に接する位置まで伸びているが、上部枠4のフランジ板406の両端は必ずしも第1のフレーム及び第2のフレームの支柱に接する位置まで伸びている必要はなく、図4ないし図9に示した例のように、上部枠4のフランジ板406の両端を第1及び第2のフレームの支柱102,202の手前の位置で終端させるようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、梁と対の支柱と腕部とを一体に有する第1のフレーム及び第2のフレームと、底板と、上部フレームとによりタンクの骨組みを構成して、予め組み立てられた第1のフレーム及び第2のフレームを底板に溶接した後、第1のフレーム及び第2のフレームの腕部の上に上部フレームを載せて、該上部フレームを第1のフレーム及び第2のフレームに溶接することにより骨組みを構成するようにしたため、骨組みの四隅にそれぞれ配置される支柱を3次元的に位置決めしながら個別に底板に溶接する場合に比べて、組み立て作業を簡単にすることができ、タンクの組立てを容易にすることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる電気機器用タンクの基本構成を説明するための分解斜視図である。
【図2】図1のタンクで用いる骨組みの部分の構成を説明するための分解斜視図である。
【図3】本発明に係わるタンクで用いる第3の波板の取り付け構造を説明するための説明図である。
【図4】本発明の実施例で用いるタンクの骨組みの正面図である。
【図5】図4の骨組みの上面図である。
【図6】図4の右側面図である。
【図7】本発明の実施例において骨組みに波板を取り付けた状態を示した正面図である。
【図8】図7の上面図である。
【図9】図7の右側面図である。
【符号の説明】
1…第1のフレーム、101…梁、102…支柱、103…腕部、2…第2のフレーム、201…梁、202…支柱、203…腕部、3…底板、4…上部フレーム、401…第1の桁、402…第2の桁、403…第1のサイドビーム、404…第2のサイドビーム、405…枠体、406…フランジ板、5…骨組み、6…第1の波板、7…第2の波板、8…第3の波板、9…第4の波板。
Claims (3)
- 一方向に直線的に伸びる梁と、該梁の両端に後端部が接合されて該梁の長手方向に対して直角な方向に伸びる対の支柱と該対の支柱の先端寄りの相対する位置にそれぞれ設けられた対の腕部とが一体化された構造を有して、前記梁を下方に向け、前記対の支柱を垂直方向に向けた状態で配置された第1のフレームと、
前記第1のフレームと同様に梁と対の支柱と対の腕部とが一体化された構造を有して、梁を下方に向け、対の支柱を垂直方向に向けた状態で配置された第2のフレームと、
矩形状の輪郭形状を有して、前記第1のフレーム及び第2のフレームにそれぞれ設けられた梁の間に挟まれた状態で前記第1のフレーム及び第2のフレームに溶接された底板と、
前記第1のフレームの対の腕部の間に挿入されて該第1のフレームの対の腕部間を直線的に伸びる第1の桁部と前記第2のフレームの対の腕部の間に挿入されて該第2のフレームの対の腕部間を直線的に伸びる第2の桁部と該第1の桁部及び第2の桁部の一端の間を連絡するように設けられて両桁部に両端が溶接された第1のサイドビームと前記第1の桁部及び第2の桁部の他端の間を連絡するように設けられて両桁部に両端が溶接された第2のサイドビームとからなる矩形状の枠体と、外縁部が前記枠体の外縁部より外側に張り出すように設けられて前記枠体に溶接されたフランジ板とを備えて、前記フランジ板が前記第1のフレームの対の腕部及び第2のフレームの対の腕部の上に載せられた状態で、前記第1の桁部の両端及び第2の桁部の両端がそれぞれ前記第1のフレームの対の腕部及び第2のフレームの対の腕部に溶接された上部フレームと、
前記第1のフレームと前記上部枠体の第1の桁部とにより形成された矩形状の窓部を塞ぐように配置されて前記第1のフレームと前記上部枠体の第1の桁部とに溶接された第1の波板と、
前記第2のフレームと前記上部枠体の第2の桁部とにより形成された矩形状の窓部を塞ぐように配置されて前記第2のフレームと前記上部枠体の第2の桁部とに溶接された第2の波板と、
前記第1のサイドビームと該第1のサイドビームの下方に位置する前記底板の一端との間に形成された開口部を塞ぐように前記第1のサイドビームと前記底板の一端との間に跨がった状態で前記第1及び第2のフレームの端部間に配置されて前記第1及び第2のフレームと前記第1のサイドビームと前記底板の一端とに溶接された第3の波板と、
前記第2のサイドビームと該第2のサイドビームの下方に位置する前記底板の他端との間に形成された開口部を塞ぐように前記第2のサイドビームと前記底板の他端との間に跨がった状態で前記第1及び第2のフレームの端部間に配置されて、前記第1及び第2のフレームと前記第2のサイドビームと前記底板の他端とに溶接された第4の波板と、
前記上部フレームのフランジ板に取り付けられた蓋板とを具備し、
前記第1のフレームの対の支柱及び第2のフレームの対の支柱は、それぞれの先端部が前記蓋板よりも上方に突出して延びるように設けられ、
前記各対の支柱の先端部が吊り耳部となっている電気機器用タンク。 - 前記第1ないし第4の波板は、山部と谷部とが交互に並ぶように波付け加工された鋼板からなり、
前記第3の波板及び第4の波板は、それぞれの波付け加工部の両端にそれぞれ連続する平板部を有していて、それぞれの両端の平板部が波付け加工部の山部と同じ側に直角に折り曲げられた形状を有し、
前記第3の波板の両端の平板部及び第4の波板の両端の平板部はそれぞれ前記底板の一端側及び他端側で前記第1及び第2のフレームの端部に溶接され、
前記第3及び第4の波板の波付け加工部の山部の高さ方向に測ったそれぞれの波板の平板部の高さ寸法が、それぞれの波付け加工部の山部の高さ寸法よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の電気機器用タンク。 - 一方向に沿って直線的に伸びる梁と、該梁の両端に後端部が接合されて該梁の長手方向に対して直角な方向に伸びる対の支柱と該対の支柱の先端寄りの相対する位置にそれぞれ設けられた対の腕部とが一体化された構造を有する第1のフレームと、
前記第1のフレームと同様に梁と対の支柱と対の腕部とが一体化された構造を有する第2のフレームと、
矩形状の輪郭形状を有する底板と、
前記第1のフレームの対の腕部の間に配置される第1の桁部と前記第2のフレームの対の腕部の間に配置される第2の桁部と該第1の桁部及び第2の桁部の一端の間を連絡するように設けられて両桁部に両端が溶接された第1のサイドビームと前記第1の桁部及び第2の桁部の他端の間を連絡するように設けられて両桁部に両端が溶接された第2のサイドビームとからなる矩形状の枠体と、外縁部が前記枠体の外縁部より外側に張り出すように設けられて前記枠体に溶接されたフランジ板とを備えた上部フレームと、
前記第1のフレームと前記上部枠体の第1の桁部とにより形成された矩形状の窓部を塞ぐように形成された第1の波板と、
前記第2のフレームと前記上部枠体の第2の桁部とにより形成された矩形状の窓部を塞ぐように形成された第2の波板と、
前記第1のサイドビームと該第1のサイドビームの下方に位置する前記底板の一端との間に形成された開口部を塞ぐように形成された第3の波板と、
前記第2のサイドビームと該第2のサイドビームの下方に位置する前記底板の他端との間に形成された開口部を塞ぐように形成された第4の波板とを用意しておき、
前記第1及び第2のフレームをそれぞれの梁を下にして起立させて、両フレームの梁の間に前記底板を配置した状態で、該第1及び第2のフレームの梁に前記底板を溶接する底板溶接工程と、
前記底板に溶接された前記第1のフレームの対の腕部の間及び第2のフレームの対の腕部の間にそれぞれ前記第1の桁及び第2の桁を挿入し、前記フランジ板を前記第1のフレームの対の腕部及び第2のフレームの対の腕部の上に載せた状態で、前記第1の桁部の両端及び第2の桁部の両端をそれぞれ前記第1のフレームの対の腕部及び第2のフレームの対の腕部に溶接する上部フレーム溶接工程と、
前記第1のフレームと前記上部枠体の第1の桁部とにより形成された矩形状の窓部を塞ぐように前記第1の波板を配置して、該第1の波板を前記第1のフレームと前記上部枠体の第1の桁部とに溶接する第1の波板溶接工程と、
前記第2のフレームと前記上部枠体の第2の桁部とにより形成された矩形状の窓部を塞ぐように前記第2の波板を配置して、該第2の波板を前記第2のフレームと前記上部枠体の第2の桁部とに溶接する第2の波板溶接工程と、
前記第1のサイドビームと該第1のサイドビームの下方に位置する前記底板の一端との間に形成された開口部を塞ぐように前記第1のサイドビームと前記底板の一端との間に跨がった状態で前記第3の波板を配置して、該第3の波板を前記第1及び第2のフレームと前記第1のサイドビームと前記底板の一端とに溶接する第3の波板溶接工程と、
前記第2のサイドビームと該第2のサイドビームの下方に位置する前記底板の他端との間に形成された開口部を塞ぐように前記第2のサイドビームと前記底板の他端との間に跨がった状態で前記第4の波板を配置して、該第4の波板を前記第1及び第2のフレームと前記第2のサイドビームと前記底板の他端とに溶接する第4の波板溶接工程と、
を行うことを特徴とする電気機器用タンクの製造方法。
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