JP4311324B2 - 綴じ具及びファイル - Google Patents

綴じ具及びファイル Download PDF

Info

Publication number
JP4311324B2
JP4311324B2 JP2004289114A JP2004289114A JP4311324B2 JP 4311324 B2 JP4311324 B2 JP 4311324B2 JP 2004289114 A JP2004289114 A JP 2004289114A JP 2004289114 A JP2004289114 A JP 2004289114A JP 4311324 B2 JP4311324 B2 JP 4311324B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
binding
support element
lock
paper sheet
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004289114A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006103001A (ja
Inventor
高佳 東野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokuyo Co Ltd filed Critical Kokuyo Co Ltd
Priority to JP2004289114A priority Critical patent/JP4311324B2/ja
Publication of JP2006103001A publication Critical patent/JP2006103001A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4311324B2 publication Critical patent/JP4311324B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sheet Holders (AREA)

Description

本発明は、綴じ桿と、綴じ桿を支持し全閉状態と全開状態との間で作動可能な綴じ桿支持部材とを有する綴じ具、及びこのような綴じ具を利用したファイルに関する。
従来より、対をなして設けられる綴じ桿を全閉状態と全開状態との間で作動可能に構成しているとともに、この綴じ桿を全閉状態に係止するロック機構を有するタイプの綴じ具において、操作部に対して操作を加えることにより綴じ桿を全閉状態に係止した状態を解除する構成が広く知られている。(例えば特許文献1参照。)
特許文献1記載の構成では、操作部を綴じ具の側縁部に設け、この操作部を綴じ具の幅方向中央に向け押圧する操作により綴じ桿を全閉状態に係止した状態を解除するようにしている。
特開2003−312181号公報
ところで、特許文献1記載の構成では、このような綴じ具を有するファイルを見開き状態にした状態で紙葉類を着脱する場合、綴じ具の側縁部にアクセスして操作部に対して操作を加える必要がある。
しかして、紙葉類を綴じた状態においてファイルを見開き状態にすると、紙葉類が綴じ具の側縁部に位置する操作部を覆う状態になることがあり、操作部に操作を加えるためにはこのような紙葉類をどける必要が生じることがある。すなわち、特許文献1記載の構成では紙葉類の配置領域内にアクセスして操作を行う必要があるので、指等が紙葉類と干渉して使いづらく感じられる不具合が生じることがある。
本発明は、このような課題を解決すべく構成するものである。
すなわち、本発明に係る綴じ具は、綴じ桿と、綴じ桿を支持し全閉状態と全開状態との間で作動可能な綴じ桿支持部材と、前記綴じ桿支持部材を少なくとも全閉状態に保持するロック機構と、1つのみ設けられて紙葉類の配置領域内に配され、紙葉類の配置領域外から紙葉類の配置領域内へ向かう方向へのスライド操作を受け前記ロック機構の保持状態を解除する機能を有する操作部とを有し、前記綴じ桿支持部材が、第1支持要素と第2支持要素とを蝶着してなるとともに、前記第1支持要素又は第2支持要素の一方にロック爪を形成し、他方にこのロック爪を収納可能な空間を形成し、前記ロック機構が、前記ロック爪と、前記操作部と連動可能なロック板に形成した係合凹部の開口端縁とを係合させてなるものであるとともに、前記第1支持要素又は第2支持要素の他方にロック爪挿通凹部を形成し、操作部に対する前記スライド操作を受けた際に前記ロック爪と前記開口端縁との係合状態が解除される構成を有するものであって、前記第1支持要素又は第2支持要素のうちロック爪挿通凹部を設けた側が、背表紙との間に空間を形成する収納部と、この収納部の内側端縁から垂下して設けられ、前記ロック爪挿通凹部を有する垂下壁とを有するとともに、前記ロック板に、前記垂下壁と優先して当接する当接部を形成していて、この当接部に前記係合凹部を形成していることを特徴とする。また、本発明に係るファイルは、このような綴じ具と、表紙体とを具備することを特徴とする。
このようなものであれば、紙葉類の配置領域外から紙葉類の配置領域内へ向かう方向への操作部へのスライド操作を受けて前記ロック機構の保持状態を解除するようにしていることから、紙葉類の配置領域内に指等を入れた状態で操作を行う必要をなくすことができる。すなわち、紙葉類の配置領域内に指等を入れてから操作を行う態様と比較して、指等が紙葉類と干渉して使いづらく感じられる不具合の発生を抑えることができる。さらに、操作部を1つのみ設けるようにしているので、前記ロック機構の保持状態の解除を片手で行なえるようにできる。
また、前記綴じ桿支持部材が、第1支持要素と第2支持要素とを蝶着してなるとともに、前記第1支持要素又は第2支持要素の一方にロック爪を形成し、他方にこのロック爪を収納可能な空間を形成しているので、前記空間にロック爪を係止するロック板等を外観を損ねずに無理なく配置でき、従って、上述したような綴じ具を容易に実現できる。
さらに、前記ロック機構が、前記ロック爪と、前記操作部と連動可能なロック板に形成した係合凹部の開口端縁とを係合させてなるものであるとともに、前記第1支持要素又は第2支持要素の他方にロック爪挿通凹部を形成し、操作部に対する前記スライド操作を受けた際に前記ロック爪と前記開口端縁との係合状態が解除される構成を有するので、上述したような綴じ具を具体的に実現できる。
このような綴じ具において、紙葉類を安定して綴じ具に綴じておけるようにするための構成として、前記操作部を紙葉類の配置領域外側に付勢する対操作部付勢要素をさらに有するものが挙げられる。このようなものであれば、前記操作部を紙葉類の配置領域外側に付勢することにより、ロック機構がより安定して前記綴じ桿支持部材を少なくとも全閉状態に保持できるようになるからである。
また、紙葉類の出し入れを容易に行うことができるようにするための態様として、前記綴じ桿支持部材を全開状態側に付勢する対ベース付勢要素をさらに有するものが挙げられる。このようなものであれば、前記操作部に対する操作を受けてロック機構の保持状態が解除された際に前記綴じ桿支持部材が全開状態側に向けて作動するからである。
紙葉類をこのような綴じ具に綴じた際に紙葉類に記された内容を探しやすくするための態様として、前記ロック機構が、前記綴じ桿支持部材を、前記全閉状態と、前記全閉状態及び全開状態の中間の状態である半開状態とに選択的に保持可能であるものが挙げられる。このようなものであれば、前記綴じ桿支持部材を半開状態として、紙葉類がバラバラになる不具合の発生を抑えつつ紙葉類を見開き状態にしやすくできるからである。
なお、本発明において、操作部を「紙葉類の配置領域内に配する」とは、操作部の少なくとも一部が紙葉類の配置領域内に位置するようにすることを示す概念である。また、操作部に対する「紙葉類の配置領域外から紙葉類の配置領域内へ向かう方向へのスライド操作」とは、操作部の一部が紙葉類の配置領域外にある場合に該操作部を紙葉類の配置領域内へ向かう方向へスライドさせる操作、及び操作部の全体が紙葉類の配置領域内にある場合に、紙葉類の配置領域外から該操作部にアクセスして該操作部を紙葉類の綴じ端縁に沿って綴じ具の中央に向かいスライドさせる操作の双方を含む概念である。
本発明に係る綴じ具及びファイルは、紙葉類の配置領域外から紙葉類の配置領域内へ向かう方向への操作部へのスライド操作を受けて前記ロック機構の保持状態を解除するようにしていることから、紙葉類の配置領域内に指等を入れてから操作を行う態様と比較して、指等が紙葉類と干渉して使いづらく感じられる不具合の発生を抑えることができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係るファイルFは、全体斜視図を図1に示すように、表紙体1と、表紙体1の内面に取り付けられる綴じ具2とを具備する。
前記表紙体1は、本実施形態では1枚のボール紙により形成され、背表紙11の両側縁に表表紙12と裏表紙13を一体に連設してなり、背表紙11の内面の所定箇所に綴じ具2を取り付けるようにしている。そして、この表紙体1は、綴じ具2の固定に耐えうる剛性を有するとともに、表表紙12及び裏表紙13が容易に折れ曲がることがないようになっている。
前記綴じ具2は、綴じピン211を綴じパイプ212に挿入して係合させる構成を有する綴じ桿21と、第1支持要素23と第2支持要素24とを蝶番部25を介して蝶着してなり、綴じ桿21を支持し全閉状態と全開状態との間で作動可能な綴じ桿支持部材22と、前記綴じ桿支持部材22を少なくとも全閉状態に保持するロック機構Rと、紙葉類の配置領域内に配され、紙葉類の配置領域外から紙葉類の配置領域内へ向かう方向へのスライド操作を受け前記ロック機構の保持状態を解除する機能を有する操作部3とを有する。ここで、前記図1には、この綴じ具2が全閉状態にあるファイルFを示している。また、図2には、この綴じ具2が全開状態にあるファイルFを示している。そして、図3には、この綴じ具2が前記全閉状態と前記全開状態との中間の状態である半開状態にあるファイルFを示している。さらに、前記全閉状態にある綴じ具2の平面図を図4の(a)、この図4の(a)におけるa−a断面図を同図の(b)にそれぞれ示している。また、前記図4の(a)において、前記綴じピン211及び前記綴じパイプ212の先端部は省略して示している。
前記綴じ桿21を形成する前記綴じピン211及び前記綴じパイプ212は、前記図4の(c)に示すように、前記蝶番部25を中心とする円弧状をなしている。
前記第1支持要素23は、前記図1〜図4、及びこの第1支持要素23を示す図である図5に示すように、略背表紙11に沿う平板部231と、背表紙11から離間して背表紙11との間に空間を形成する収納部232と、これら平板部231及び収納部232を接続する接続部233と、前記収納部232の外側端縁から起立して設けられ前記綴じ桿21を支持する第1綴じ桿支持部234と、前記第1綴じ桿支持部234の内側端縁から垂下して設けられる垂下壁235と、前記垂下壁235から前記第2支持要素24に向けて突出させて設けられるロック爪236とを具備する。前記第1綴じ桿支持部234は表表紙12に止着されている。なお、前記図5において、同図の(a)はこの第1支持要素23の平面図、同図の(b)は同側面図、同図の(c)は同図の(b)におけるb−b断面図である。また、前記図5の(a)及び(b)において、前記綴じピン211及び前記綴じパイプ212の先端部は省略して示している。
一方、前記第2支持要素24は、前記図1〜図4、及びこの第2支持要素24を示す図である図6に示すように、略背表紙11に沿う平板部241と、背表紙11から離間して背表紙11との間にロック爪収納空間2sを形成する収納部242と、これら平板部241及び収納部242を接続する接続部243と、前記収納部243の外側端縁から起立して設けられ前記綴じ桿21を支持する第2綴じ桿支持部244と、前記収納部243の内側端縁から垂下して設けられ、前記ロック爪231を挿通させるロック爪挿通凹部たるロック爪挿通孔24aを有する垂下壁245とを具備する。前記第2綴じ桿支持部244は裏表紙13に止着されている。なお、前記図6において、同図の(a)はこの第2支持要素24の平面図、同図の(b)は同側面図、同図の(c)は同図の(b)におけるc−c断面図である。また、前記図6の(a)及び(b)において、前記綴じピン211及び前記綴じパイプ212の先端部は省略して示している。
前記蝶番部25は、前記第1支持要素23及び前記第2支持要素24の下端部にそれぞれ形成した蝶着ピン挿通孔25a、25bに図示しない蝶着ピンを挿通させて形成している。また、本実施形態では支持部材付勢要素たるねじりコイルバネS2を第1支持要素23と第2支持要素24との間に介在させて全開状態側に付勢している。
そして本実施形態では、第1綴じ桿支持部234及び第2綴じ桿支持部244に、前記綴じピン211及び前記綴じパイプ212をそれぞれ1個ずつ支持させるようにしている。
前記操作部3は、前記図4に示すように、また、図7の(a)に平面図、同図の(b)に側面図、同図の(c)に正面図をそれぞれ示すように、平板状をなす操作部本体31と、この操作部本体31の一側端縁から起立させて形成したロック板32とを有し、前記操作部本体31の端縁に操作つまみ311を形成して綴じ桿支持部材22の側方に位置させているとともに、前記ロック板32を前記ロック爪収納空間2sに収納するようにしている。また、前記ロック板32の長手方向両端部には、前記第2支持要素24の垂下壁245と優先して当接する当接部321a、321bを形成していて、この当接部321a、321bの上縁に、側端縁が前記ロック爪236と係合可能な係合凹部32xを切り欠いて形成している。さらに、このロック板32には、長手方向中央部に起立させてバネ押さえ部を形成し、対操作部付勢要素たる圧縮バネS1の一端部を取り付けるようにしているとともに、このバネ押さえ部から前記操作つまみ311と反対側に延伸させて圧縮バネ挿通孔32yを形成している。また、第2支持要素24にも圧縮バネ挿通孔24x、24yを形成していて、前記圧縮バネS1の他端部をこれら圧縮バネ挿通孔24x、24yに挿通させてこの圧縮バネS1を第2支持要素24に固定するようにしている。そして、これら第支持要素24の圧縮バネ挿通孔24x、24yと、及びロック板32の圧縮バネ挿通孔32とを合致させた状態でこの圧縮バネS1をロック板32の圧縮バネ挿通孔32に挿通させ、この圧縮バネS1により前記操作部3を第1支持要素23及び第2支持要素24側、すなわち全閉状態側に付勢している。なお、本実施形態において、前記操作つまみ311はその一部が紙葉類の配置領域外にはみ出すようにしているが、操作つまみ311の全体を紙葉類の配置領域内に位置させてもよい。
前記ロック機構Rは、前記ロック爪236と、前記係合凹部32xの開口端縁とを係合させてなるものであり、操作部3に対する紙葉類の配置領域外から紙葉類の配置領域内へ向かう方向へのスライド操作を受けた際に前記ロック爪236と前記係合凹部32xの開口端縁との係止状態が解除される。
また、前記ロック爪236には、基端寄りに第1係合部236a、先端寄りに第2係合部236bを形成していて、第1係合部236aと前記係合凹部32xの開口端縁とを係合させた状態で前記綴じ桿支持部材22を全閉状態に保持するようにしているとともに、第2係合部236bと前記係合凹部32xの開口端縁とを係合させた状態で前記綴じ桿支持部材22を全閉状態と全開状態との中間の状態である半開状態に保持するようにしている。すなわち、前記ロック機構Rは、前記全閉状態と前記半開状態とに前記綴じ桿支持部材22を選択的に保持可能である。
このような綴じ具2において、操作部3の操作つまみ311を紙葉類の配置領域外から紙葉類の配置領域内へ向かう方向、すなわち操作つまみ311が紙葉類の綴じ端縁に沿って綴じ具2の中央に向かう方向である図4における矢印x方向へスライド操作させると、前記係合凹部32xを有するロック板32も図4における矢印x方向に移動して図4の想像線に示す位置に達し、前記ロック爪236との係合状態が解除されるとともにその全体が前記ロック爪挿通孔24aと合致して前記ロック爪236が移動可能な状態となる。
ここで、前記綴じ桿支持部材22を全閉状態から半開状態に作動させる場合には、操作部3を紙葉類の配置領域外から紙葉類の配置領域内へ向かう方向へスライド操作させ、ねじりコイルバネS2からの作用により前記綴じ桿支持部材22が全閉状態から変化したことを確認した後スライド操作を解除する。このように操作すると、ねじりコイルバネS2及び圧縮バネS1がそれぞれ作用することにより前記ロック爪231が前記ロック板32と密着した状態で前記綴じ桿支持部材22が半開状態に向けて変化し、前記綴じ桿支持部材22が半開状態に達した時点で前記ロック爪236の第2係合部236bと前記係合凹部32xの開口端縁とが係合して前記綴じ桿支持部材22が半開状態に係止される。
その際、紙葉類は、前記綴じパイプ212との摩擦力により、上側略半分は第1支持要素23側、残りは第2支持要素24側に追随して移動する。
本実施形態に係る綴じ具2は、以上に述べたように、前記操作部3を紙葉類の配置領域内に配し、この操作部3が紙葉類の配置領域外から紙葉類の配置領域内へ向かう方向へのスライド操作を受け前記ロック機構Rの保持状態を解除する機能を有するので、紙葉類の配置領域内に指等を入れた状態で操作を行う必要をなくすことができる。すなわち、紙葉類の配置領域内に指等を入れてから操作を行う態様と比較して、指等が紙葉類と干渉して使いづらく感じられる不具合の発生を抑えることができる。さらに、このような操作部3を1つだけ設けるようにしているので、前記ロック機構Rの保持状態の解除を片手で行うこともできる。
前記綴じ桿支持部材22が、第1支持要素23と第2支持要素24とを前記蝶番部25を介して蝶着してなるとともに、前記第1支持要素23にロック爪236を形成し、第2支持要素24にこのロック爪236を収納可能な空間2sを形成しているので、前記空間2sにロック爪236を係止するロック板32を外観を損ねずに無理なく配置でき、このような綴じ具2を容易に実現できる。また、第1支持要素23を表表紙12、第2支持要素24を裏表紙13に止着し、前記綴じパイプ212及び綴じピン211をこれら第1支持要素23及び第2支持要素24の回動中心を中心とする円弧状に形成しているので、表紙体1を見開く操作に連動させて該第1支持要素23及び第2支持要素24を全開位置に向けて作動させることができ、紙葉類を見開く際に第1支持要素23及び第2支持要素24に干渉する不具合の発生を抑えることができる。
前記ロック機構Rが、前記ロック爪236と、前記ロック板32に形成した係合凹部32xの開口端縁とを係合させてなるものであるとともに、前記第2支持要素24にロック爪挿通凹孔24aを形成し、操作部3に対する前記スライド操作を受けた際に前記ロック爪236と前記開口端縁との係合状態が解除されるので、簡単な構成で前記空間2sにロック爪236を係止するロック板32を配置しつつ前記綴じ桿支持部材22を係止する構成を無理なく実現できる。
前記操作部3を圧縮バネにより紙葉類の配置領域外側に付勢するようにしているので、ロック機構Rが安定して前記綴じ桿支持部材22を保持できるようになり、従って紙葉類を安定して綴じ具1に綴じておけるようにすることができる。
前記綴じ桿支持部材22をねじりコイルバネS2により全開状態側に付勢しているので、前記操作部3に対する操作を受けてロック機構Rの係止状態が解除された際に前記綴じ桿支持部材22が全開状態側に向けて作動し、紙葉類の出し入れを容易に行うことができる。
前記ロック機構Rが、前記綴じ桿支持部材22を、前記全閉状態と、前記全閉状態及び全開状態の中間の状態である半開状態とに選択的に保持可能であるので、前記綴じ桿支持部材22を半開状態として、紙葉類がバラバラになる不具合の発生を抑えつつ紙葉類を見開き状態にしやすくでき、従って紙葉類をこのような綴じ具に綴じた際に紙葉類に記された内容を探しやすくすることができる。
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限られない。
例えば、前記綴じ桿支持部材が、第1支持要素と第2支持要素とを接離可能に支持する態様のものであっても、リンク機構等を利用して紙葉類の配置領域外から紙葉類の配置領域内へ向かう方向へのスライド操作を受けロック機構の保持状態を解除する機能を有する操作部とを有するものであれば、上述した主要な効果、すなわち紙葉類の配置領域内に指等を入れてから操作を行う態様と比較して、指等が紙葉類と干渉して使いづらく感じられる不具合の発生を抑えることができる効果を得ることはできる。
また、上述した実施形態におけるロック板に形成した係合凹部にロック爪を係合させる態様に代えて、例えば操作部とリンク機構等を利用して接続した被係合爪をロック爪に係合させておくとともに、操作部が紙葉類の配置領域外から紙葉類の配置領域内へ向かう方向へのスライド操作を受けた際に前記リンク機構等が作動して被係合爪とロック爪との係合が解除される態様を採用してもよい。加えて、ロック機構は、係合凹部とロック爪との係合や、被係合爪とロック爪との係合を利用する態様の他に、例えばマグネットを利用して前記綴じ桿支持部材を全閉状態に保持する態様を採用し、操作部に対するスライド操作により該マグネットを前記綴じ桿支持部材から離間させて保持状態を解除するようにしてもよい。
さらに、ロック機構が、前記綴じ桿支持部材を、前記全閉状態のみに保持可能な態様を採用してもよく、逆に、前記全閉状態及び前記半開状態以外に、例えば前記半開状態と前記全開状態との中間の状態にも選択的に保持可能な態様を採用してもよい。
加えて、前記綴じ桿支持部材を全開状態側に付勢する支持部材付勢要素でなく、逆にねじりコイルバネ等を利用して前記綴じ桿支持部材全閉状態側に付勢する支持部材付勢要素を設けてもよい。
そして、対操作部付勢要素及び支持部材付勢要素は省略してもよく、また、上述した実施形態に述べた以外の構成のもの、例えば操作部の全体を樹脂で構成する態様において操作部の先端部を蛇腹状に形成して対操作部付勢要素を形成し、その先端を綴じ桿支持部材に当接させ、操作部に前記スライド操作が加えられると前記対操作部付勢要素が機能して操作部を紙葉類の配置領域外に向けて付勢する構成や、前記綴じ桿支持部材が、第1支持要素と第2支持要素とを接離可能に支持するものにおいてこれら両者を接続する圧縮バネを利用して支持部材付勢要素を形成し、操作部に前記スライド操作が加えられた際に前記圧縮バネの弾性力によりこれら第1支持要素と第2支持要素とが離間する構成を採用してもよい。
本発明の一実施形態に係る綴じ具を採用したファイルを示す斜視図。 同実施形態において綴じ桿支持部材を全開状態にしたファイルを示す斜視図。 同実施形態において綴じ桿支持部材を半開状態にしたファイルを示す斜視図。 同実施形態に係る綴じ具を示す平面図及び横断面図。 同実施形態に係る綴じ具の第1綴じ桿支持部材を示す図。 同実施形態に係る綴じ具の第2綴じ桿支持部材を示す図。 同実施形態に係る綴じ具の操作部を示す図。
符号の説明
F…ファイル
1…表紙体
2…綴じ具
21…綴じ桿
22…綴じ桿支持部材
23…第1支持要素
236…ロック爪
24…第2支持要素
24a…ロック爪挿通孔(ロック爪挿通凹部)
2s…ロック爪収納空間
3…操作部
32…ロック板
32a…係合凹部
R…ロック機構

Claims (5)

  1. 綴じ桿と、綴じ桿を支持し全閉状態と全開状態との間で作動可能な綴じ桿支持部材と、前記綴じ桿支持部材を少なくとも全閉状態に保持するロック機構と、1つのみ設けられて紙葉類の配置領域内に配され、紙葉類の配置領域外から紙葉類の配置領域内へ向かう方向へのスライド操作を受け前記ロック機構の保持状態を解除する機能を有する操作部とを有し、
    前記綴じ桿支持部材が、第1支持要素と第2支持要素とを蝶着してなるとともに、前記第1支持要素又は第2支持要素の一方にロック爪を形成し、他方にこのロック爪を収納可能な空間を形成し、
    前記ロック機構が、前記ロック爪と、前記操作部と連動可能なロック板に形成した係合凹部の開口端縁とを係合させてなるものであるとともに、前記第1支持要素又は第2支持要素の他方にロック爪挿通凹部を形成し、操作部に対する前記スライド操作を受けた際に前記ロック爪と前記開口端縁との係合状態が解除される構成を有するものであって、
    前記第1支持要素又は第2支持要素のうちロック爪挿通凹部を設けた側が、背表紙との間に空間を形成する収納部と、この収納部の内側端縁から垂下して設けられ、前記ロック爪挿通凹部を有する垂下壁とを有するとともに、前記ロック板に、前記垂下壁と優先して当接する当接部を形成していて、この当接部に前記係合凹部を形成していることを特徴とする綴じ具。
  2. 前記操作部を紙葉類の配置領域外側に付勢する対操作部付勢要素をさらに有することを特徴とする請求項記載の綴じ具。
  3. 前記綴じ桿支持部材を全開状態側に付勢する支持部材付勢要素をさらに有することを特徴とする請求項又は記載の綴じ具。
  4. 前記ロック機構が、前記綴じ桿支持部材を、前記全閉状態と、前記全閉状態及び全開状態の中間の状態である半開状態とに選択的に保持可能であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の綴じ具。
  5. 表紙体と、表紙体に取り付けられる綴じ具とを具備するとともに、前記綴じ具が、綴じ桿と、綴じ桿を支持し全閉状態と全開状態との間で作動可能な綴じ桿支持部材と、前記綴じ桿支持部材を少なくとも全閉状態に保持するロック機構と、紙葉類の配置領域内に配され、紙葉類の配置領域外から紙葉類の配置領域内へ向かう方向へのスライド操作を受け前記ロック機構の保持状態を解除する機能を有する操作部とを有し、
    前記綴じ桿支持部材が、第1支持要素と第2支持要素とを蝶着してなるとともに、前記第1支持要素又は第2支持要素の一方にロック爪を形成し、他方にこのロック爪を収納可能な空間を形成し、
    前記ロック機構が、前記ロック爪と、前記操作部と連動可能なロック板に形成した係合凹部の開口端縁とを係合させてなるものであるとともに、前記第1支持要素又は第2支持要素の他方にロック爪挿通凹部を形成し、操作部に対する前記スライド操作を受けた際に前記ロック爪と前記開口端縁との係合状態が解除される構成を有するものであって、
    前記第1支持要素又は第2支持要素のうちロック爪挿通凹部を設けた側が、背表紙との間に空間を形成する収納部と、この収納部の内側端縁から垂下して設けられ、前記ロック爪挿通凹部を有する垂下壁とを有するとともに、前記ロック板に、前記垂下壁と優先して当接する当接部を形成していて、この当接部に前記係合凹部を形成していることを特徴とするファイル。
JP2004289114A 2004-09-30 2004-09-30 綴じ具及びファイル Active JP4311324B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004289114A JP4311324B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 綴じ具及びファイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004289114A JP4311324B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 綴じ具及びファイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006103001A JP2006103001A (ja) 2006-04-20
JP4311324B2 true JP4311324B2 (ja) 2009-08-12

Family

ID=36373261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004289114A Active JP4311324B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 綴じ具及びファイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4311324B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006103001A (ja) 2006-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4921110B2 (ja) 保湿容器
JP4311324B2 (ja) 綴じ具及びファイル
US4168920A (en) Binder
JP2006103002A (ja) 綴じ具及びファイル
US1496335A (en) Loose-leaf binder
KR101120257B1 (ko) 클립보드 겸용 파일케이스
JP5461067B2 (ja) ファイル
JP3115384U (ja) 連続的に配列された包袋を有するファイルホルダ
JP7508952B2 (ja) ファイル
JP4251112B2 (ja) 綴じ具及びファイル
JP5237771B2 (ja) ファイル
JP2002019350A (ja) ファイル
JP2007203518A (ja) 綴じ具及びそれを備えたファイリング用具
KR200388594Y1 (ko) 날클립 디스펜서가 설치된 호치키스
JP2000158864A (ja) 書類保管箱
KR200350478Y1 (ko) 표찰 수용 플레이트
JPH0756221Y2 (ja) 用紙綴込ファイル
JP3144190U (ja) ファイル
US854181A (en) Loose-leaf-book back.
JP3121927U (ja) ファイル用綴具及びファイルブック
KR20230001136U (ko) 손목이 편안한 공책 탈부착 힌지
JP3564638B2 (ja) 新聞綴じ具
JP3115383U (ja) 一連の包袋を有するファイルフォルダ
JP3131322U (ja) 読書クリップ
KR200341218Y1 (ko) 내지의 흘러내림을 방지한 바인더

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090310

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090421

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090504

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4311324

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130522

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140522

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250