JP4309099B2 - 有機電子発光素子用メタルマスク及びこれを利用した有機電子発光素子の製造方法 - Google Patents

有機電子発光素子用メタルマスク及びこれを利用した有機電子発光素子の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は有機電子発光素子に係り、より詳細には精度を向上させたメタルマスクとこれを利用した有機電子発光素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
有機電子発光素子は、能動発光型表示素子として視野角が広くてコントラストに優れただけでなく応答速度が速いという長所を有し次世代表示素子として注目されている。
【0003】
有機電子発光素子はガラスやその他に透明な絶縁基板上に所定パターンで正極を形成して、この正極上に有機膜及び上記正極と直交するように所定パターンの負極を順次積層して形成する。
【0004】
この時、上記有機膜は下部からホール輸送層、発光層、電子輸送層が順次または複合的に積層された構造を有して、これは有機化合物よりなる。このような有機膜を形成する材料としてはフタロシアニン(CuPc:copper phthalocyanine)、N、N−ジ(ナフタリン−1−イル)−N、N’−ジフェニル−ベンジジン(N、N’−Di(naphthalene−1−yl)−N、N’−diphenyl−benzidine:NPB)、トリス−8−ヒドロキシキノリンアルミニウム(tris−8−hydroxyquinoline aluminum)(Alq3)などが利用される。
【0005】
上述したように構成された有機電子発光素子の正極及び負極に電圧を印加すれば、正極から注入されたホールがホール輸送層を経由して発光層に移動して、電子は負極から電子輸送層を経由して発光層に注入される。この発光層で電子とホールが再結合して励起子を生成して、この励起子が励起状態から基底状態に変わるにつれて、発光層の蛍光性分子が発光することによって画像が形成される。
【0006】
このような有機電子発光素子においては、カラーを具現できるように有機発光層をパターニングさせる技術と、第2電極、すなわち負極をパターニングさせる技術は高精度を要求するものであって有機電子発光素子の品質を左右する技術となる。
【0007】
このうち、発光層をパターニングさせる技術はフルカラー有機電子発光素子を製造するのに非常に重要な技術である。公知のフルカラー有機電子発光素子のカラー化方式には赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各画素を基板上に独立蒸着させる三色独立蒸着方式と、青色発光を発光源として色変換層を光取出面に設ける色変換方式(CCM方式)、白色発光を発光源としてカラーフィルタを使用するカラーフィルタ方式がある。このうち三色独立蒸着方式が単純な構造で優秀な色純度及び効率を示すという点で最も注目されている方式である。
【0008】
三色独立蒸着方式はマスクを使用して赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各画素を基板上に独立蒸着する方式であって、従来のライン状の開口部を有するマスクを使用する場合に、これを利用してパターンを形成する場合に高精密距離のパターン形成が難しい問題があった。特に、上記三色独立蒸着方式においては、負極のパターン形成により高精度が要求され、蒸着される各画素間の位置精度が要求され、各画素間混色が防止されねばならないなど条件が非常に難しい。
【0009】
マスクを使用して各画素の位置精度を向上させるための方法として、特開平97−115672号には、基板側幅より蒸着源側幅が広いシャドーマスクを使用して有機膜と第2電極(負極)とを実質的に同一平面上で積層形成する技術が開示されている。
【0010】
そして、画素間混色を防止するために特開平13−284046号にはマスクの開口部の幅dと、マスクの厚さhがh>n×dの式を満たす技術が開示されている。
【0011】
また、基板上に微細なパターンで電極ラインを形成させるために、特開平13−296819号には、連続したストライプ状ではない不連続的なストライプ状の開口部を具備してこの開口部をシフティングさせることによって微細なパターンのラインを形成させ得る技術が開示されている。
【0012】
しかし、上記のような方法において、実際に量産時のマスクの不均一度を含んでいないため、これを通じて蒸着される画素の位置を正確に制御できず、これにより一部画素が重なって混色が生じたり、あるいは十分に蒸着されなかったために輝度低下を引き起こすなどの問題がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような問題を解決するためのものであって、メタルマスクを使用して赤色、緑色、青色の有機発光膜を蒸着させる場合に、実際のマスクの不均一度を含む最適のマスク設計値を提供して、輝度不良及び混色発生などの問題を解決するのにその目的がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本発明は縁部に沿ってフレームにより支持されて、複数のパターン化した開口部を具備して上記開口部を通じて蒸着源から赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の組合わせよりなる複数の画素を有する有機発光膜を透明基板に蒸着させるものであって、上記開口部は上記透明基板側幅が上記蒸着源側幅より大きく形成されており、上記透明基板側開口部の幅をWs1、上記蒸着源側開口部の幅をWs2、上記有機発光膜の互いに隣接する画素間の距離をPp、上記蒸着される有機発光膜のうち1画素の発光膜幅をWelとする時、上記Ws1は、
【0015】
【数16】
Figure 0004309099
の式を満足する少なくとも2つの単位マスクを具備したことを特徴とする有機電子発光素子用メタルマスクを提供する。
【0016】
本発明の他の特徴によれば、上記単位マスクにおいてその厚さをtとして、上記蒸着源から上記マスクの開口部を通じて有機発光膜が蒸着されうる垂直方向に対する最大の入射角をθとする時、上記蒸着源側開口部の幅Ws2は、
【0017】
【数17】
Figure 0004309099
の式を満足する。
【0018】
本発明のさらに他の特徴によれば、上記有機発光膜は各画素間に所定のパターンで形成された内部絶縁膜の上部に形成されるものであって、上記内部絶縁膜のうち互いに隣接する内部絶縁幕間の距離をWis、上記透明基板側開口部の幅が不均一であるためにその幅が最も狭くなった時の透明基板側開口部の幅をWs1’とする時、上記Ws1’が、
【0019】
【数18】
Figure 0004309099
の式を満足し、上記透明基板側開口部の幅の不均一による偏差をΔWs1とする時、上記Ws1’は、
【0020】
【数19】
Figure 0004309099
の式を満足する。
【0021】
本発明のさらに他の特徴によれば、上記有機発光膜はこの有機発光膜の各画素が配置されたパターンによって形成された内部絶縁膜の上部に形成されるものであって、上記内部絶縁膜の幅をWil、上記開口部の透明基板側幅が不均一であるためにその幅が最も広くなった時の透明基板側開口部の幅をWs1”とする時、上記Ws1”が、
【0022】
【数20】
Figure 0004309099
の式を満足し、上記透明基板側開口部の幅の不均一による偏差をΔWs1とする時、上記Ws1”は、
【0023】
【数21】
Figure 0004309099
の式を満足する。
【0024】
上記のようなメタルマスクにおいて、上記開口部の透明基板側部分は同じ幅で所定の厚さを有して、上記開口部の透明基板側部分の厚さによって蒸着される有機発光膜の幅が縮まる量をMsとする時、上記Ws1は、
【0025】
【数22】
Figure 0004309099
の式を満足する。
【0026】
本発明はまた上記目的を達成するために、上記のようなメタルマスクを使用して少なくとも2つの透明基板が有機発光膜を蒸着させる有機発光素子の製造方法を提供する。
【0027】
本発明の他の特徴によれば、上記有機発光膜はこの有機発光膜の各画素が配置されたパターンによって形成された内部絶縁膜の上部に形成されるものであって、上記単位マスクのうち左右両端に配置された単位マスク間の両端部の幅に対する不均衡程度をΔPt、上記開口部を構成する直線状のラインのたわみ程度をΔX、上記開口部の透明基板側幅の不均一による偏差をΔWs1、上記マスクを反復して使用した時の上記有機発光膜の形成位置に対する不均衡度をΔA、上記透明基板に対する上記内部絶縁膜のズレ量をΔEi、上記内部絶縁膜の幅をWilとする時、上記内部絶縁膜の幅が、
【0028】
【数23】
Figure 0004309099
を満足する。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面を参考にして、本発明の具体的は実施形態についてより詳細に説明する。
【0030】
図1及び図2及び図3は、本発明の望ましい一実施形態による有機電子発光素子用メタルマスクを示したものである。
【0031】
まず、図1に示したように、本発明の一実施形態によるメタルマスクは複数の単位マスク110を具備したマスク100の縁部がフレーム200により支持されている構造を有する。各単位マスク110は図2に示したようにパターン化した複数の開口部112を具備して、この開口部112はストライプ状の遮蔽部114により形成される。図2に示した上記開口部112は互いに平行した直線状に延びた形よりなるが、必ずこのようなパターンに限定されることではなく、その他に多様なパターンでも実施可能である。
【0032】
上記開口部は図3の断面図に示したように上下部の幅を異ならせる。すなわち、厚さtの遮蔽部114により形成される開口部は上部開口部112aと下部開口部112bとに区分されて上部開口部112aの幅はWs1にし、下部開口部112bの幅はWs2とし得る。この時、図3のように、上部開口部112aの幅Ws1は下部開口部112bの幅Ws2より狭くする。このような上部開口部112aと下部開口部112bは各々有機膜が蒸着される透明基板と蒸着物質が出る蒸着源とに向かう部分となる。
【0033】
上記のような蒸着用メタルマスクによって、有機電子発光素子の有機膜、特に有機発光膜が蒸着形成されうるが、図4及び図5にはこのような有機発光膜が蒸着された状態を示した。
【0034】
まず、図4の断面図に示したように、本発明のメタルマスクにより蒸着される有機発光膜50は赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の組合わせよりなる。図4で図面符号52は赤色発光膜を示し、54は青色、56は緑色発光膜を示すが、必ずこのような順序に限定されることではない。
【0035】
上記のような有機発光膜50は透明な素材よりなる透明基板10の上部に蒸着される。この透明基板10にはまず所定のパターンを有する第1電極20が形成されて、上記第1電極20の上部に第2電極(図示せず)を形成して第1電極と第2電極とが交差する部分で画素を形成する。透明基板10と第1電極20の上面には上記画素を区画して第1、第2電極間の絶縁を維持する目的で内部絶縁膜30を所定のパターンで形成する。この内部絶縁膜30はフォトリソグラフィー方法により形成できる。
【0036】
この内部絶縁膜30の上部に有機膜40が形成されるが、この有機膜40はホール、すなわち正孔を注入して輸送する層となる。これは正孔注入層または正孔輸送層だけで形成でき、この組合わせでも形成できる。
【0037】
この有機膜40層の上部に上記画素に対応するように赤色、緑色、青色の有機発光膜50が蒸着される。図面に示したように、有機発光膜50は各画素をなす赤色 、緑色、青色の発光膜52、56、54が互いに境界をなして蒸着配置されているものであって、一画素をなす有機発光膜の幅をWelで表した。そして、各画素の幅、すなわち、各画素の中心間の距離は画素のピッチ、すなわちPpと表した。有機発光膜層50の下部に配置された内部絶縁膜30はこの画素の境界に沿って配置された形状となる。この時、上記内部絶縁膜30の幅はWil、上記内部絶縁膜30間の距離はWisで表す。この内部絶縁膜30間の距離Wisは実際電極への電圧印加で駆動する時に電子と正孔の供給により発光が生じる領域、すなわち画素の実際発光領域になる。
【0038】
上記各画素をなす有機発光膜52、54、56は図5に示したように、ストライプ状に配置できる。しかし必ずこれに限定されることではない。図5は有機発光膜が配置された状態を示す平面図であって、説明の便宜のために図4の有機発光膜50層の下部に形成された正孔注入/輸送層の有機膜40層は図示しなかった。
【0039】
このような有機発光膜のうち1画素をなす発光膜の中心は内部絶縁膜30間の間隔Wisの中心と一致するように蒸着させることが望ましい。また、蒸着される有機発光膜の幅Welは内部絶縁膜30間の間隔Wisより広くて画素間距離Ppと内部絶縁膜30との幅Wilの和より狭くすることが望ましい。しかし、最も望ましくは図4及び図5に示したように、各画素間距離Ppと同じであることが好ましい。すなわち、各画素に蒸着される有機発光膜52、54、56が同じ幅を有して、相互間に隙間が生じないようにすることである。このように各有機発光膜52、54、56間に隙間が生じないように蒸着させてこそ駆動時に輝度不均一及び混色が生じなくなる。
【0040】
上記のような有機発光膜は図6に示したように本発明のメタルマスクにより蒸着され得る。
【0041】
すなわち、図6に示したように、有機膜40まで積層されている透明基板10を裏返しにした状態で透明基板10の下部にマスクを配置した後、その下部蒸着源から有機発光膜を蒸着させる。この時、メタルマスクは上述したように上部、すなわち透明基板側開口部112aの幅Ws1を蒸着源側開口部112bの幅Ws2より小さく形成する。
【0042】
このようなメタルマスクを利用して蒸着させる場合に、メタルマスクの透明基板側開口部、すなわち上部開口部112aは実際蒸着される部分であって、この幅Ws1は有機発光膜50の幅Welと一致させる。この時、上述したように有機発光膜50の幅Welは各画素間の距離Ppと同じくして各画素をなす有機発光膜間の隙間をなくすことが最も望ましいので、上記上部開口部112aの幅は画素間距離Ppと同じくすることが最も望ましい。すなわち、これらは下記の式1を満足するようにするものである。
【0043】
【数24】
Figure 0004309099
【0044】
また図6で上記メタルマスクを通じて蒸着する場合に、蒸着源から蒸着が行われ得る最大の入射角をθとする時、上記透明基板側開口部112aより幅が広い蒸着源側開口部、すなわち下部開口部112bの幅Ws2は次の式2を満足するようにすることが望ましい。
【0045】
【数25】
Figure 0004309099
【0046】
これは蒸着が行われ得る最大の蒸着入射角θにより蒸着される有機物質疑経路を下部開口部112bが妨害しないようにするためのものである。すなわち、図6と共に上部開口部112aの端部と下部開口部112bの端部とを連結する線が垂直線となす角をθ’とする時、厚さがtの遮蔽部114に対して上記上部開口部112aの端部と下部開口部112bの端部との差は{(Ws2−Ws1)/2}になり、これはすなわち{t×tanθ’}となる。したがって、{tanθ’}は{(Ws2−Ws1)/2t}となり、図6に示したように下部開口部112bにより蒸着経路が遮蔽されないようにするためにはθ’>θの関係を満足しなければならないため、tanθ’>tanθの関係を満足しなければならないという結論が出る。これより上記式2を得られる。
【0047】
上記式2により、もし下部開口部112bの幅Ws2が狭い場合には蒸着膜がメタルマスクにより遮蔽されて所定の有機発光膜幅を得られなくなる。
【0048】
図7及び図8は、上記のようなメタルマスクを使用して有機発光膜50を蒸着させる時に所定の領域に発光層が形成されていない領域62が存在する場合を示したものである。
【0049】
ストライプ状または所定のパターンで形成されるメタルマスクの遮蔽部はその長さが長くなるにつれて同じ幅で開口部を形成させ難くなる。したがって、このように開口部の幅の不均一によって図7及び図8のように完全に蒸着されなかった発光膜52aが生じる。このような発光膜52aの場合は、駆動時に実際電極により画素が形成される幅の内部絶縁膜間の距離Wisより狭い幅の発光膜幅Wel’を有する場合である。この時にはこの発光膜52aの幅がその画素の実際発光幅の内部絶縁膜間の距離Wisに達し得なく発光が生じていない領域62が生じる。このような非発光領域62の存在はパネル駆動時に輝度不均一を招く。したがって、このような輝度不均一を抑制するためには開口部の幅が不均一な場合にこれにより形成される発光膜の幅Wel’が少なくとも内部絶縁膜間の距離Wisよりは広くなければならないという結論が出る。これは換言すれば、有機発光膜の幅Wel’を決定するメタルマスクの上部開口部の幅が内部絶縁膜間の距離Wisよりは広くなければならないということである。
【0050】
これを図9を通じてより詳細に説明すれば、開口部幅の不均一によってマスク開口部の幅が最も狭くなった時のその部分の上部開口部112aの幅をWs1’として、このWs1’の幅を有する上部開口部112aにより形成される有機発光膜52aの幅をWel’とする時、上述したように輝度の不均一を抑制するためにはWel’が内部絶縁膜間の距離Wisよりは広くなければならないため、下記式3のような結論を得られる。
【0051】
【数26】
Figure 0004309099
【0052】
すなわち、上記式3を満足する場合に開口部幅の不均一によって有機発光膜が完全に蒸着されていない部分が生じても、この部分が輝度に影響を及ぼさなくなる。
【0053】
上記式3において、Ws1’は開口部幅の不均一によって上部開口部幅が最も狭くなった場合を想定したものであって、開口部幅の不均一による偏差をΔWs1とする時、下記式4を満足する。
【0054】
【数27】
Figure 0004309099
【0055】
また、 図10及び図11は、上記のようなメタルマスクを使用して有機発光膜50を蒸着させる時に画素を超過した領域64に発光層が形成されている場合を示したものである。
【0056】
上記のように開口部の幅の不均一によって 図10及び図11のように過度蒸着された発光膜52bが生じる。このような発光膜52bは、実際画素が形成されねばならない望ましい幅の画素間距離Ppより内部絶縁膜の幅Wilだけ超過して蒸着された場合を示す。この場合には他画素まで発光膜が侵犯するようになるので、画素間混色が生じる。したがって、このような混色を抑制するためには開口部の幅が不均一な場合にこれにより形成される発光膜の幅Wel”が少なくとも画素間距離Ppと内部絶縁膜の幅Wilとの和よりは狭くなければならないという結論が出る。これは換言すれば、有機発光膜の幅Wel”を決定するメタルマスクの上部開口部の幅が画素間距離と内部絶縁膜の幅との和よりは狭くなければならないということである。
【0057】
これを図12を通じてより詳細に説明すれば、開口部幅の不均一によってマスク開口部の幅が最大となった時のその部分の上部開口部112aの幅をWs1”とする時、このWs1”の幅を有する上部開口部112aにより形成される有機発光膜52bの幅をWel”とする時、上述したように混色を抑制するためにはWel”が画素間距離Ppと内部絶縁膜の幅Wilとの和よりは狭くなければならないため、下記式5のような結論を得られる。
【0058】
【数28】
Figure 0004309099
【0059】
すなわち、上記式5を満足する場合に開口部幅の不均一によって有機発光膜がさらに蒸着される部分が生じても、この部分が混色による影響を受けなくなる。
【0060】
上記式5において、Ws1”は開口部幅の不均一によって上部開口部幅が最も広くなった場合を想定したものであって、開口部幅の不均一による偏差をΔWs1とする時、下記式6を満足する。
【0061】
【数29】
Figure 0004309099
【0062】
次に、上記のようなメタルマスクにおいて、実際蒸着が行われる上部開口部112aに所定の厚さが存在する場合を考慮する。すなわち、図13に示したように、上部開口部112aに所定の厚さt1が存在する場合にはこの厚さによってシャドー効果が生じうる。したがってこの場合にも蒸着される有機発光膜50の幅Welを画素の中心線間の距離の画素ピッチPpと同じくするためには上部開口部112aの幅Ws1を調節する必要がある。すなわち、上記上部開口部112aの厚さt1による蒸着減少幅をMsとする時、上記式1のような上部開口部112aの幅Ws1は下記式7を満足しなければならない。
【0063】
【数30】
Figure 0004309099
【0064】
図6には上部開口部112aの厚さt1による蒸着減少幅Msを上部開口部112aの一側に存在する場合だけを示したが、上記蒸着減少幅Msとは、図面の場合に限定されることではなく、厚さt1による上部開口部112a全体の蒸着減少幅の和を示すものである。また、メタルマスクと基板との間に微小なギャップが存在した場合も、ギャップ量に応じた蒸着減少幅Msを考慮する必要がある。このような上記式7は上述した式2及び式4及び式6のいずれにも適用できる。
【0065】
以上説明したような開口部の幅についての限定条件は図1の単位マスク110の開口部に適用されるものであって、これを利用して有機発光膜を蒸着させ得る。図1に示したようなマスク100は5×4の総20個の素子に有機発光膜を蒸着させうるものであって、このようなマスク100を使用して有機膜を蒸着させる場合にはマスクの全体不均衡度も考えなければならない。
【0066】
すなわち、図1において、各単位マスク110のうち両端に位置した単位マスクの最外側のマスクパターンを図面符号116、118とする時、このマスク左端116と右端118との距離はトータルピッチPtと定義できる。このトータルピッチPtはマスクが大型化するほど不均衡を招くが、この不均衡をΔPtとする。
【0067】
図14及び図15及び図16は、上記のような全体トータルピッチ不均衡ΔPtを仮想的に示したものであって、トータルピッチ不均衡ΔPtは理想的な設計値に対する不均衡度を示す。図面において、トータルピッチ不均衡ΔPtは最大トータルピッチPtmaxから最小トータルピッチPtminの差を示すものであって、色々な形でマスクパターンが不均一化することによって生じる偏差をいう。図面において、Xはライン偏差を示すものであって、開口部を構成する直線状のラインのたわみ程度を示す。
【0068】
実際、マスクを利用した有機発光膜の蒸着において上記トータルピッチ不均衡ΔPt以外に上記ライン偏差ΔXも考えられなければならないが、図16のように、トータルピッチ不均衡ΔPtがない場合にもライン偏差ΔXは生じ得るからである。
【0069】
この以外にも実際マスクを利用して有機発光膜を蒸着させるにおいては色々な点が考慮されて下記式を満足しなければならない。
【0070】
【数31】
Figure 0004309099
【0071】
上記式8において、ΔAは上記マスクを反復して使用した時の上記有機発光膜の形成位置に対する不均衡度を示すものであって、蒸着器の基板とマスクの整列位置認識能力、マスク及び基板移動の精度、駆動ソフトウェアの制御方法により決定される。ΔEiは上記透明基板に対する上記内部絶縁膜のズレ量を示すものであって、露光時に決定される。
【0072】
上記のようないろいろな条件を満足するようにメタルマスクを設計して有機発光膜を蒸着させる場合にはその輝度低下及び混色を抑制できるが、下記表1にはその具体的な実施形態について示した。
【0073】
表1は、画素間距離Ppを100とみた時、実際寸法に対するその比較寸法について示したものである。ところで、マスクの上部開口部の厚さt1は考慮しなかった。表1の下部の”O”と”X”は各式を満足するかどうかを示すものである。
【0074】
【表1】
Figure 0004309099
【0075】
表1に示したように、輝度不良、混色を抑制するためには上記式をすべて満足することが望ましいということが分かる。
【0076】
本実施形態で使用される有機発光材料は特に限定されず、通常発光材料として使用されている化合物であれば何を使用してもよい。例えば、下記のトリス(8−キノリノール)アルミニウム錯体(Alq3)やビスジフェニルビニルビフェニル(BDPVBi)、1,3−ビス(p−t−ブチルフェニル−1,3,4−オキサジアゾールイル)フェニル(OXD−7)、N,N’−ビス(2,5−ジ−t−ブチルフェニル)ペリレンテトラカルボン酸ジイミド(BPPC)、1,4ビス(p−トリル−p−メチルスチリルフェニルアミノ)ナフタレンなどである。
【0077】
また、電荷輸送材料に蛍光材料をドープした層を発光材料として用いることもできる。例えば、前記のAlq3などのキノリノール金属錯体に4−ジシアノメチレン−2−メチル−6−(p−ジメチルアミノスチリル)−4H−ピラン(DCM)、2,3−キナクリドンなどのキナクリドン誘導体、3−(2’−ベンゾチアゾール)−7−ジエチルアミノクマリンなどのクマリン誘導体をドープした層、あるいは電子輸送材料ビス(2−メチル−8−ヒドロキシキノリン)−4−フェニルフェノール−アルミニウム錯体にペリレン等の縮合多環芳香族をドープした層、あるいは正孔輸送材料4,4’−ビス(m−トリルフェニルアミノ)ビフェニル (TPD)にルブレン等をドープした層を用いることができる。
【0078】
また、本実施形態に用いられる正孔輸送材料は特に限定されず、通常正孔輸送材料として使用されている化合物であれば何を使用してもよい。例えば、ビス(ジ(p−トリル)アミノフェニル)−1,1−シクロヘキサン、TPD、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(1−ナフチル)−1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミン(NPB)等のトリフェニルジアミン類や、スターバースト型分子等が挙げられる。
【0079】
また、本実施形態に用いられる電子輸送材料は特に限定されず、通常電子輸送材として使用されている化合物であれば何を使用してもよい。例えば、2−(4−ビフェニリル)−5−(4−t−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール(Bu−PBD)、OXD−7[3]等のオキサジアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、キノリノール系の金属錯体が挙げられる。
【0080】
尚、本実施形態では、有機発光膜の形成方法を中心に説明したが、有機電子発光素子の製造は概略以下のような工程となる。
【0081】
まず、有機電子発光素子を製造するために、上面に透明導電膜と金属導電膜層が積層された透明な基板を準備し、この透明基板の上面に形成された金属導電膜層を加工して、透明基板の縁部に第1、第2電極端子部を形成する。次に、基板上に露出された透明導電膜を加工して、第1電極端子部と各々連結する所定パターンの第1電極ラインを形成する。。
【0082】
次いで、基板の上面にストライプ状または格子状に形成されて有効領域に位置する前記第1電極ラインを区画する内部絶縁膜を形成する。格子状に形成された内部絶縁膜により第1電極ラインは区画されて各発光領域、即ち画素が露出される。このような透明基板の内部絶縁膜上に密封キャップの接合部に沿って閉曲線状に密閉部が形成される。次いで、前記有効領域内に有機膜及び本実施形態による有機発光膜を蒸着し、シャドーマスクを使用して前記第2電極端子部と電気的に連結する第2電極ラインを蒸着させる。前記のように有機膜及び有機発光膜と第2電極ラインの形成が完了すれば、密封のためのキャップを前記密閉部の上部に位置して基板に接合させる。
【0083】
本明細書では本発明を限定された実施形態を中心に説明したが、本発明の思想的範囲内で多様な実施形態が可能である。また説明されなかったが、均等な手段も本発明にそのまま結合されうる。したがって本発明の真の保護範囲は特許請求の範囲によって決まらねばならない。
【0084】
【発明の効果】
上記のような本発明によれば、実際メタルマスクを利用して有機発光膜を蒸着させるにあたって生じうるいろいろな不均一要素をマスク設計に反映することによって不良率を顕著に減少させ得る。
【0085】
本発明によれば、発光膜が蒸着されていない部分による輝度の低下を防止でき、かつ混色を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるメタルマスクの斜視図である。
【図2】図1のメタルマスクのストリップと開口部とを示す図面である。
【図3】図2の開口部に対する断面図である。
【図4】有機発光素子に有機蛍光膜が蒸着された状態を示す断面図である。
【図5】有機発光素子に有機蛍光膜が蒸着された状態を示す平面図である。
【図6】本発明の一実施形態によるメタルマスクを利用して有機蛍光膜を蒸着させる状態を示す図面である。
【図7】有機蛍光膜の蒸着不良を示す断面図である。
【図8】有機蛍光膜の蒸着不良を示す平面図である。
【図9】本発明のさらに他の一実施形態によるメタルマスクを利用して 図7及び図8の有機蛍光膜を蒸着させる状態を示す図面である。
【図10】有機蛍光膜の蒸着不良を示す断面図である。
【図11】有機蛍光膜の蒸着不良を示す平面図である。
【図12】本発明のさらに他の一実施形態によるメタルマスクを利用して 図10及び図11の有機蛍光膜を蒸着させる状態を示す図面である。
【図13】上部開口部に所定厚さで存在するメタルマスクを利用して有機蛍光膜を蒸着させる状態を示す図面である。
【図14】メタルマスクにおいてトータルピッチの不均一を示す図面である。
【図15】メタルマスクにおいてトータルピッチの不均一を示す図面である。
【図16】メタルマスクにおいてトータルピッチ均一でのライン偏差ΔXを示す図面である。
【符号の説明】
10 透明基板
20 第1電極
30 内部絶縁膜
40 有機膜
50 有機発光膜
100 マスク
110 単位マスク
112 開口部
114 遮蔽部
200 フレーム
Wel 発光層の幅
Pp 画素間距離
Wil 内部絶縁膜の幅
Wis 内部絶縁膜の間隔
Ws1 上部開口部の幅
Ws2 下部開口部の幅
t マスクの厚さ
θ 最大蒸着入射角

Claims (5)

  1. 少なくとも2つの透明基板に第1電極、内部絶縁膜、少なくとも有機発光膜を含む有機膜、第2電極を積層させて少なくとも2つの有機電子発光素子を製造する方法において、
    上記各透明基板の有機発光膜は赤色、緑色、青色の組合わせよりなる複数の画素を有するものであって、上記各色の有機発光膜は上記透明基板側幅が蒸着源側幅より小さい複数のパターン化した開口部を具備して、上記開口部の透明基板側幅をWs1、蒸着源側幅をWs2、上記画素のうち互いに隣接する画素間の距離をPp、上記有機発光膜のうち1画素の発光膜幅をWelとし、上記開口部の透明基板側部分は同じ幅で所定の厚さを有して、上記開口部の透明基板側部分の厚さによって蒸着される有機発光膜の幅が縮まる量をMsとする時、上記透明基板側開口部の幅Ws1とする時、下記式1を満足する単位マスクを利用して蒸着させ、
    上記有機発光膜はこの有機発光膜の各画素が配置されたパターンによって形成された内部絶縁膜の上部に形成されるものであって、上記内部絶縁膜の幅をWil、上記開口部の透明基板側幅が不均一であるためにその幅が最も広くなった時の透明基板側開口部の幅をWs1”とする時、上記Ws1”が下記式5を満足し、
    上記開口部の透明基板側幅の不均一による偏差をΔWs1とする時、上記開口部の透明基板側幅が最も広くなった時の透明基板側開口部の幅Ws1”は下記式6を満足することを特徴とする有機電子発光素子の製造方法。
    Ws1=Pp+Ms=Wel ・・・ (式1)
    Ws1”<Pp+Wil ・・・ (式5)
    Ws1”=Wsl+ΔWsl/2 ・・・ (式6)
  2. 上記単位マスクは上記マスクの厚さをtとして、上記蒸着源から上記開口部を通じ有機発光膜が蒸着されうる垂直方向に対する最大の入射角をθとする時、上記開口部の蒸着源側幅Ws2は下記式2を満足することを特徴とする請求項1に記載の有機電子発光素子の製造方法。
    Ws2>2t×tanθ+Ws1 ・・・ (式2)
  3. 上記有機発光膜は各画素間に所定のパターンで形成された内部絶縁膜の上部に形成されるものであり、上記内部絶縁膜のうち互いに隣接する内部絶縁間の距離をWis、上記開口部の透明基板側幅が不均一であるためにその幅が最も狭くなった時の透明基板側開口部の幅をWs1’とする時、上記Ws1’が下記式3を満足することを特徴とする請求項2に記載の有機電子発光素子の製造方法。
    Ws1’>Wis ・・・ (式3)
  4. 上記透明基板側開口部の幅の不均一による偏差をΔWs1とする時、上記開口部の透明基板側幅が最も狭くなった時の透明基板側開口部の幅Ws1’は下記式4を満足することを特徴とする請求項3に記載の有機電子発光素子の製造方法。
    Ws1’=Ws1−ΔWs1/2 ・・・ (式4)
  5. 上記有機発光膜はこの有機発光膜の各画素が配置されたパターンによって形成された内部絶縁膜の上部に形成されるものであって、上記単位マスクのうち左右両端に配置された単位マスク間の両端部の幅に対する不均衡程度をΔPt、上記開口部を構成する直線状のラインのたわみ程度をΔX、上記開口部の透明基板側幅の不均一による偏差をΔWs1、上記マスクを反復して使用した時の上記有機発光膜の形成位置に対する不均衡度をΔA、上記透明基板に対する上記内部絶縁膜のズレ量をΔEi、上記内部絶縁膜の幅をWilとする時、上記内部絶縁膜の幅が下記式8を満足することを特徴とする請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項に記載の有機発光素子の製造方法。
    Wil>ΔPt/2+ΔX+ΔWs1+ΔA+ΔEi ・・・ (式8)
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