JP4308971B2 - カーブ部を有するパイプコンベヤのねじれ防止方法 - Google Patents

カーブ部を有するパイプコンベヤのねじれ防止方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1対のローラ間に架け回した無端の帯状搬送ベルトの少なくとも一部を、パイプ状に丸めて無端回走するようにしたパイプコンベヤ、特にカーブ部を有するこの種パイプコンベヤのねじれ防止の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパイプコンベヤでは、その丸められた帯状搬送コンベヤが、長い搬送路中に、ねじれを生じてくることがあり、このねじれを矯正する各種の手段が提案されている。
例えば特開昭57−137206号公報では、パイプコンベヤを保持する複数の円形保持ローラの中の一部のローラの軸心を傾けることにより、特開昭57−141304号公報では、矯正ローラを設けることにより、特開平1−34808号公報では、丸められた帯状搬送コンベヤを開いて、その左右側縁部の高低差を、ピンチローラ及びガイドローラを用いて判断し、帯状搬送ベルトの底面に当接する矯正ローラにより矯正している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、いずれの手段でも、機構の調節がかなりデリケートであるか、面倒な機構でコスト高となる。さらに、パイプコンベヤの搬送路が直線状である場合には問題がないが、パイプコンベヤが長寸化してきて、障害物等の何らかの理由で、水平方向のカーブ部を有するものとなってくると、従来の矯正手段では対応できなくなる。
【0004】
本発明は、上述の問題点に鑑み、カーブ部を有するパイプコンベヤの帯状搬送ベルトのねじれを、効果的に防止しうるようにした簡易な方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)1対のローラ間に架け回した無端の帯状搬送ベルトの少なくとも一部を、パイプ状に丸めて無端回走するようにし、その走行経路にカーブ部を形成したパイプコンベヤのねじれ防止方法において、カーブ部の手前で、丸められている前記帯状搬送ベルトの側縁部を強制的に開かせ、その後一旦開いた帯状搬送ベルトを、前方のカーブ部の曲がり方向とは逆側の側縁部が外側になるようにして、再び丸める。
【0006】
(2)上記(1)項において、カーブ部とカーブ部との間で、丸められている帯状搬送ベルトの側縁部を強制的に開かせ、その後再び丸める。
【0007】
)上記(1)または()項において、カーブの向きが互いに異なる2個のカーブ部の中間において、帯状搬送ベルトを強制的に開かせる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用しようとするパイプコンベヤの両端部を略示するもので、無端の帯状搬送ベルト(1)は、往路ベルト(1a)及び復路ベルト(1b)を形成し、動力駆動される上方の前部ローラ(2)と、自由回転する下方の後部ローラ(3)とに、平板状に展開された部分が架け回されている。
供給用ホッパ(6)は、前部ローラ(2)付近で被搬送物(7)を、広げられたベルト上に投入するように配設されており、荷受けホッパ(8)は、前部ローラ(2)を囲む位置に配設されている。
【0009】
図2は、パイプ状に丸められた搬送ベルト(1)を案内して走行させる保形枠(4)を示し、その上下部には、円孔(4a)(4b)が切設され、各円孔(4a)(4b)のまわりには、それぞれ複数の保形ローラ(5)が、同一円周上に環状に配設されている。
【0010】
図1において、後部ローラ(3)を下方より回走して平板状に開げられた往路ベルト(1a)は、丸めローラ(図示略)により樋状に丸められるが、その直前において、供給用ホッパ(6)より被搬送物(7)が投下される。
【0011】
ついで、往路ベルト(1a)は、パイプ状に丸められて、被搬送物(7)を包み込み、各保形枠(4)の上部の円孔(4a)を通過して、上方の前部ローラ(2)を囲む荷受けホッパ(8)に、被搬送物(7)を投入する。
【0012】
前部ローラ(2)を回走した復路ベルト(1b)は、再びパイプ状にまるめられて、各保形枠(4)の下部の円孔(4b)を通過し、後部ローラ(3)に戻って循環走行する。
【0013】
以上は、パイプコンベヤの一般的な構成及び作用であるが、パイプコンベヤが長尺化し、しかも、何らかの理由により、その搬送路の途中にカーブ部を設けなければならないようになると、パイプ状に丸められた帯状搬送ベルト(1)が途中でねじれてしまうという不都合を生ずる。
本発明は、このようなカーブ部を有するパイプコンベヤにおける帯状搬送ベルト(1)のねじれを防止することにある。
【0014】
図3及び図4に示すように、本発明によれば、カーブ部(R)を有する帯状搬送ベルト(1)、詳しくは往路ベルト(1a)、は矢印の向きに進行するが、カーブ部(R)の直前において、左右両端縁部(9)が、上方から垂下された左右に対をなす開きローラ(10)により押し開かれる。
【0015】
図3及び図4に示す例では、右カーブしているカーブ部(R)と、左カーブしているカーブ部(R)との間で、往路ベルト(1a)は強制的に押し開かれており、右カーブしているカーブ部(R)では、左側の側縁部(9)を外側(この例では上)にして丸められていた往路ベルト(1a)は、左カーブのカーブ部(R)に進入する時には、右側の側縁部(9)を外側(上)にして丸め直される。
【0016】
図3及び図4では、開きローラ(10)は、左右に対をなす垂直な3対のものとして示されているが、この対の数は、任意所望のものとすることができる。
【0017】
図4及び図5に示すように、開いている部分では、往路ベルト(1a)の底部は、水平支持ローラ(11)により支持されている。
図6に示すように、この水平支持ローラ(11)は、他の部分すなわち丸められた部分を支持する保形ローラ(5)中の水平支持ローラよりも若干高い位置に配設するのが好ましい。
【0018】
図5は、開きローラ(10)を左右方向に移動させる移動手段(12)及び開きローラ(10)の下端を左右方向に揺動させる揺動手段(13)を備えたものを示している。これらの手段(12)(13)により、開きローラ(10)を、図7の(a)に示すように、逆ハ字状に設定して、往路ベルト(1a)を大きく上方にV字状に開いた状態としたり、(b)に示すように、左右いずれかの方向に両開きローラ(10)を傾けて設定し、往路ベルト(1a)が一方向に傾いた状態としたり、(c)に示すように、両開きローラ(10)をハ字状に設定して、往路ベルト(1a)が先すぼまりの形状としたり、(d)に示すように、両開きローラ(10)の間隔を狭めて設定して、往路ベルト(1a)を別の先つぼまりの形状としたりすることができる。
【0019】
また、図8に示すように、対をなす2本の開きローラ(10)を、揃った状態で往路ベルト(1a)の丸めた中心を中心として、左右に揺動させる機構を設けるようにしてもよい。
【0020】
図9に示す変形例は、開きローラ(10)の近傍に、往路ベルト(1a)の両側縁(9)を抑える水平ローラ(14)を設けたものである。
【0021】
図10に示す変形例は、往路ベルト(1a)の中心線上に配設した垂直回転軸(15)に、複数の放射状かつ等長の腕(16)を有する回転体(17)の中心を枢支し、各腕(16)の先端部に開きローラ(10)をそれぞれ枢支させたものである。
【0022】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、帯状搬送ベルトの両側縁部が開かれることにより、左右両側縁部のバランスが回復され、正しい状態でカーブ部に送り込むことができ、ねじれを有効に防止することができる。
さらに、帯状搬送ベルトの内側となった側縁部が外側となった側縁の内面に突き当り、これから進入するカーブ部におけるねじれに逆らうことができ、そのカーブ部でのねじれを効果的に防止することができる。
【0023】
請求項2記載の発明のようにすると、前のカーブ部で生じたねじれを回復させ、左右両側縁部のバランスが正しい状態で次のカーブ部へ送り込むことができる。
【0024】
請求項記載の発明によれば、手前のカーブ部により生じたねじれを矯正するとともに、次に進入するカーブ部でのねじれを効果的に防止することができ、実用的価値が大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用しようとするパイプコンベヤの両端部を略示する側面図である。
【図2】 図1のII−II線に沿う拡大断面図である。
【図3】 本発明を適用したパイプコンベヤの帯状搬送ベルトの一部分の平面図である。
【図4】 同じく、帯状搬送ベルトの一部分の拡大斜視図である。
【図5】 同じく、パイプコンベヤの要部の拡大縦断面図である。
【図6】 同じく、帯状搬送ベルトの開いた部分付近の側面図である。
【図7】 (a)〜(d)は、各種開きローラの配置及び帯状搬送ベルトの形状を示す図である。
【図8】 間隔をつめた1対の開きローラを左右方向に揺動させる変形例を示す概略縦断面図である。
【図9】 帯状搬送ベルトの左右両側縁を揃える水平ロールを備えた変形例を示す縦断面図である。
【図10】 帯状搬送ベルトの中心線上に配設した垂直回転軸を中心とする同一円周上に複数個の開きローラを設けた変形例の平面図である。
【符号の説明】
(R)カーブ部
(1)帯状搬送ベルト
(1a)往路ベルト
(1b)復路ベルト
(2)前部ローラ
(3)後部ローラ
(4)保形枠
(4a)(4b)円孔
(5)保形ローラ
(6)供給用ホッパ
(7)被搬送物
(8)荷受けホッパ
(9)側縁部
(10)開きローラ
(11)水平支持ローラ
(12)移動手段
(13)揺動手段
(14)水平ローラ
(15)垂直回転軸
(16)腕
(17)回転体

Claims (3)

  1. 1対のローラ間に架け回した無端の帯状搬送ベルトの少なくとも一部を、パイプ状に丸めて無端回走するようにし、その走行経路にカーブ部を形成したパイプコンベヤのねじれ防止方法において、
    カーブ部の手前で、丸められている前記帯状搬送ベルトの側縁部を強制的に開かせ、その後一旦開いた帯状搬送ベルトを、前方のカーブ部の曲がり方向とは逆側の側縁部が外側になるようにして、再び丸めることを特徴とする、カーブ部を有するパイプコンベヤのねじれ防止方法。
  2. カーブ部とカーブ部との間で、丸められている帯状搬送ベルトの側縁部を開き、その後、再び丸めることを特徴とする、請求項1記載のカーブ部を有するパイプコンベヤのねじれ防止方法。
  3. カーブの向きが互いに異なる2個のカーブ部の中間において、帯状搬送ベルトを強制的に開かせることを特徴とする請求項1または2記載のカーブ部を有するパイプコンベヤのねじれ防止方法。
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