JP3063231B2 - 急傾斜・垂直コンベア - Google Patents
急傾斜・垂直コンベアInfo
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- Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
- Structure Of Belt Conveyors (AREA)
Description
挾んで搬送する急傾斜・垂直コンベアに係り、特に、二
重ベルトの走行の安定性を向上することのできる急傾斜
・垂直コンベアに関するものである。
いては省スペース化を図るべく二重ベルト間にバラ物を
挾んで急傾斜搬送ないし垂直搬送する急傾斜・垂直コン
ベアが知られている。この種のコンベアは図7に示す如
き構成が採用されている。
重ね合わされて走行するベルトを2,3有し、これらの
ベルト2,3はバラ物Aを挾んで搬送する二重ベルトを
構成する。
2,3を互いに重ね合せてシールする端部ローラ4が搬
送方向に沿って等間隔に互い違いに配置されると共に、
中央部には弾性支持された押えローラ5が搬送方向に配
置されている。したがって、ベルト2,3は幅方向両端
部が端部ローラ4でシールされつつ幅方向中央部が押え
ローラ5で保持されて走行することになる。
3の幅方向両端部を互いに重ね合わせて案内する端部ロ
ーラ4は確実にシールすべく搬送方向に短かいピッチで
多数に亘って配置されており、このため、ベルト2,3
の繰返し曲げ回数が多くなり、ベルト2,3の走行抵抗
が大きくなる問題があった。
ラ物Aを挾んで搬送するためにベルト2,3の幅方向中
央部は互いに離反する方向に膨らんで走行するが、双方
のベルト2,3の幅方向両端部がローラ架台6に固定支
持された端部ローラ4により強制的に重ね合わされて拘
束されているために、双方のベルト2,3の湾曲がそれ
ぞれ異なり、ベルト2,3の膨らみに偏りが生たり、ベ
ルト2,3が蛇行走行し、走行の安定性に欠ける問題が
あった。
創案されたものである。
と共にベルトの走行の安定化を図ることのできる急傾斜
・垂直コンベアを提供することを目的とする。
されて走行する二重ベルト間にバラ物を挾んで搬送する
急傾斜・垂直コンベアにおいて、上記二重ベルトの一方
のベルトにこれを幅方向に湾曲させて支持すべくベルト
幅方向中央部に水平に固定支持された中央固定トラフロ
ーラとこの中央固定トラフローラから搬送方向に沿って
所定の間隔を隔てて配置されベルト幅方向両端部に傾斜
して固定支持されたサイド固定トラフローラとからなる
固定トラフローラを搬送方向に沿って所定の間隔を隔て
て設け、他方のベルトにこれを上記一方のベルトに重ね
合わせて押し付けるべくベルト幅方向中央部に水平に弾
性支持された主押えローラとこの主押えローラから搬送
方向に沿って所定の間隔を隔てて配置されベルト幅方向
両端部に傾斜して弾性支持された端部ローラとからなる
弾性支持ローラを搬送方向に沿って所定の間隔を隔てて
設け、且つ上記主押えローラをサイド固定トラフローラ
に対応する位置に配置し、上記端部ローラを中央固定ト
ラフローラに対応する位置に配置したものである。
取り付けられたトーションバーに弾性支持されて上記他
方のベルトに配置されたものである。
トに、弾性支持ローラに支持されたベルトが重ね合わさ
れて押し付けられるため、固定支持側のベルトが走行の
基準として弾性支持側のベルトの走行を案内し、ベルト
の走行を安定させることができる。また、一方のベルト
が固定支持されて走行し、他方のベルトが弾性支持され
て走行するため、ベルトの繰返し曲げ回数が少なくな
り、ベルトの走行抵抗を低減できる。さらに、固定トラ
フローラを、中央固定トラフローラとサイド固定トラフ
ローラとから構成し、これらを搬送方向に沿って所定の
間隔を隔てて設け、弾性支持ローラを、主押えローラと
端部ローラとから構成し、これらを搬送方向に沿って所
定の間隔を隔てて設けると共に、上記主押えローラをサ
イド固定トラフローラに対応する位置に配置し、上記端
部ローラを中央固定トラフローラに対応する位置に配置
したことによって、弾性支持ローラの移動を最小限に抑
えることができ、バラ物の保持力およびベルトのシール
性を向上させることができる。
で弾性支持されるため、その支持構造を簡素化すること
ができる。
て詳述する。
合わされて走行するベルト11とベルト12とがバラ物
Aを挾んで急傾斜搬送ないし垂直搬送するコンベア13
を構成する。
ルト11にはこれを幅方向に湾曲させて走行させる固定
トラフローラ14がベルト幅方向に且つ搬送方向に所定
ピッチで固定支持されて配置される。この固定トラフロ
ーラ14はベルト11の幅方向中央部に水平に固定支持
されて配置された中央固定トラフローラ14aと、この
中央固定トラフローラ14aから搬送方向に沿って所定
の間隔を隔てて配置されベルト幅方向両端部に傾斜して
固定支持された一対のサイド固定トラフローラ14b,
14cとから構成されている。中央固定トラフローラ1
4aは両端部がアーム15,15に把持されてローラ架
台16に固定支持されると共に、サイド固定トラフロー
ラ14b,14cはベルト11を幅方向に湾曲させるべ
くそれぞれアーム17,18に把持されてローラ架台1
6に傾斜されて固定支持されている。
向に沿って所定のピッチで弾性支持ローラ21が弾性支
持されて配置されている。この弾性支持ローラ21はロ
ーラ架台22に弾性支持されてベルト12の幅方向中央
部に水平に配置された主押えローラ21aと、この主押
えローラ21aから搬送方向に沿って所定の間隔を隔て
て配置されベルト幅方向両端部に傾斜してローラ架台2
2に弾性支持された端部ローラ21b,21cとから構
成されている。そして、上記主押えローラ21aがサイ
ド固定トラフローラ14b,14cに対応する位置、す
なわち搬送方向で同一線上に配置され、上記端部ローラ
21b,21cが中央固定トラフローラ14aに対応す
る位置に配置されている。
21aのローラ軸23はアーム24,25により把持さ
れ、そのアーム24,25の基端部はローラ架台22に
設けられたトーションバー26の自由端26aにロック
機構27を介して固定連結されている。トーションバー
26は自由端側26aがローラ架台22に軸受け部28
を介して回転自在に支持されると共に固定端部26bが
ロック機構29を介してローラ架台22に固定されてい
る。したがって、主押えローラ21aはトーションバー
26を回動中心としてベルト12の幅方向中央部に搬送
方向に沿って押し付けられることになる。
うにローラ軸31が設けられ、このローラ軸31はロー
ラ架台22に設けられたブラケット32に弾性支持され
ている。すなわち、図5および図6に示すように、ロー
ラ軸31の基端部31aはブラケット32に設けられた
トーションバー33の自由端部33aにロック機構34
により一体的に固定されている。トーションバー33は
ブラケット32に設けられたスリーブ35内に挿入され
て自由端部33aが軸受け部36に回転自在に支持され
ると共に、固定端部33bがロック機構37でスリーブ
35の先端部に一体的に固定されるようになっている。
同様な構成で端部ローラ21cも構成されている。した
がって、ベルト12の幅方向両端部は端部ローラ21
b,21cに弾性支持されて一方のベルト11の幅方向
両端部に重ね合わされて押し付けらえることになる。
ては一方のベルト11は固定トラフローラ21に案内さ
れて幅方向に湾曲されて走行し、他方のベルト12はバ
ラ物Aを保持すべく弾性支持ローラ21に弾性支持され
ながら走行することになる。このように、一方のベルト
11の走行が搬送方向に規制されて案内されるために、
一方のベルト11は走行の基準となって他方のベルト1
2の走行を案内することになり、ベルト11,12の走
行性を安定させることができる。
31に弾性支持されて走行するため、バラ物Aの保持力
およびベルト11,12のシール性を確保しつつ搬送方
向のローラ14、21のピッチを大きく設定することが
できる。したがって、従来例の如き短いピッチの端部ロ
ーラ4が不要になり、ベルト11,12の繰返し曲げ回
数が少なくなり、ベルト11,12の走行抵抗を低減で
きる。さらに、固定トラフローラ14を、中央固定トラ
フローラ14aとサイド固定トラフローラ14b,14
cとから構成し、これらを搬送方向に沿って所定の間隔
を隔てて設け、弾性支持ローラ21を、主押えローラ2
1aと端部ローラ21b,21cとから構成し、これら
を搬送方向に沿って所定の間隔を隔てて設けると共に、
上記主押えローラ21aをサイド固定トラフローラ14
b,14cに対応する位置に配置し、上記端部ローラ2
1b,21cを中央固定トラフローラ14aに対応する
位置に配置したことによって、弾性支持ローラ21の移
動を最小限に抑えることができる。すなわち、例えば湾
曲部分では湾曲がそれぞれ異なるが、ベルト11,12
の幅方向中央部分に膨らみがある場合、移動するのは主
押えローラ21aだけで、その搬送方向両側で隣接する
端部ローラ21b,21cは移動しないので、ベルト1
1,12を的確に押えバラ物Aの保持力およびベルト1
1,12のシール性をさらに向上させることができる。
ー26、33で弾性支持したので、弾性支持構造を簡素
化できる。
優れた効果を発揮する。
これを幅方向に湾曲させて支持する固定トラフローラを
配置すると共に他方のベルトに弾性支持された弾性支持
ローラを配置したので、ベルトの走行が安定すると共に
走行抵抗を低減できる。また、固定トラフローラと弾性
支持ローラとをそれぞれ分割してオフセットさせたこと
によってバラ物の保持力およびベルトのシール性をさら
に向上させることができる。
トーションバーで弾性支持したので、弾性支持構造を簡
素化できる。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 互いに重ね合わされて走行する二重ベル
ト間にバラ物を挾んで搬送する急傾斜・垂直コンベアに
おいて、上記二重ベルトの一方のベルトにこれを幅方向
に湾曲させて支持すべくベルト幅方向中央部に水平に固
定支持された中央固定トラフローラとこの中央固定トラ
フローラから搬送方向に沿って所定の間隔を隔てて配置
されベルト幅方向両端部に傾斜して固定支持されたサイ
ド固定トラフローラとからなる固定トラフローラを搬送
方向に沿って所定の間隔を隔てて設け、他方のベルトに
これを上記一方のベルトに重ね合わせて押し付けるべく
ベルト幅方向中央部に水平に弾性支持された主押えロー
ラとこの主押えローラから搬送方向に沿って所定の間隔
を隔てて配置されベルト幅方向両端部に傾斜して弾性支
持された端部ローラとからなる弾性支持ローラを搬送方
向に沿って所定の間隔を隔てて設け、且つ上記主押えロ
ーラをサイド固定トラフローラに対応する位置に配置
し、上記端部ローラを中央固定トラフローラに対応する
位置に配置したことを特徴とする急傾斜・垂直コンベ
ア。 - 【請求項2】 上記弾性支持ローラが支持側に取り付け
られたトーションバーに弾性支持されて上記他方のベル
トに配置された請求項1記載の急傾斜・垂直コンベア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3129791A JP3063231B2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 急傾斜・垂直コンベア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3129791A JP3063231B2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 急傾斜・垂直コンベア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04354707A JPH04354707A (ja) | 1992-12-09 |
JP3063231B2 true JP3063231B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=15018321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3129791A Expired - Lifetime JP3063231B2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 急傾斜・垂直コンベア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3063231B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106865151A (zh) * | 2017-04-12 | 2017-06-20 | 中国瑞林工程技术有限公司 | 一种大倾角胶带输送机压带机构 |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP3129791A patent/JP3063231B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04354707A (ja) | 1992-12-09 |
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