JP4305164B2 - 自動車用の電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は自動車用の電気接続箱に関し、特に、ケース本体のリレー収容部にリレーが半嵌合である場合に、アッパーカバーをケース本体にロック結合する時に検知できるようにするものである
図4は従来の電気接続箱の一例を示しており、該電気接続箱1は、ロアケース2に収容されたケース本体3の上面に多数個のヒューズ嵌合部(図示せず)やリレー嵌合部3a等を設け、該リレー嵌合部3aやヒューズ嵌合部にそれぞれリレーR、ヒューズを差し込んで相手方端子に接続している。また、上記ケース本体3の上壁外面の空きスペースにスペアヒューズFを収容する凹部3bを内方にくぼませて設け、該凹部3bにスペアヒューズFを収容し、ケース本体3の上面にアッパーカバー4を被せ、ケース本体3とロック結合している。
上記構成の電気接続箱において、リレーRやヒューズのほか、ダイオードなどの差込タイプ(いわゆるプラグイン・タイプ)の電気部品は、組み付け作業時に半嵌合状態となる場合がある。特に、自動車メーカー側のラインでリレーが組み付けられる場合、半嵌合が発生しやすくなり、通電不良の不具合が発生した場合、導通検査で半嵌合箇所を探し出す時間や手間を消耗するという問題がある。
また、上記スペアヒューズFは、上記凹部3bに嵌合保持されていても、アッパーカバー4との間に空間があるため、走行時の車体振動等により嵌合がゆるみ、凹部3bから外れて欠落しやすい点に問題がある。
上記問題のうち、リレー等の半嵌合については、図5(A)(B)に示す実開平5−41052号(特許文献1)で、半嵌合箇所を容易に検知できる構造を提案している。即ち、リレー等の部品5の装着位置に対応する位置のアッパーカバー4の上面に、係止部材6を挿入係止する係止孔4aを穿設し、部品5が半嵌合状態で上方に浮き上がっている場合は、図5(B)に示すように、上記係止部材6は部品5に当たって挿入できず、係止孔4aより上方に突出して離脱するため、該部品5の半嵌合を一瞥して検知することができる。
また、特開2000−294961号(特許文献2)では、図6に示すように、ケース内に収容されるプリント基板8の上に配置されたコネクタ9を、アッパーカバー4の内面側に形成された押さえ突起4bで上方から押さえて固定し、コネクタ取付の作業性を向上させると共に、走行時の振動を受けてもコネクタ9を強固に固定することができる構造を提案している。
しかしながら、特許文献1に示す構造は複雑でコスト高となるうえ、別部材である係止部材6を、作業時や運搬・保管時に紛失する虞れもある。また、特許文献2に示す構造では、差込タイプの部品の半嵌合を防止できるかもしれないが、アッパーカバー4と部品9との間に押さえ突起4b用のスペースを要するため、電気接続箱の小型化の要請に反することになる。
実開平5−41052号公報 特開2000−294961号公報
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、ケース本体とアッパーカバーとの間の空隙を有効利用して、比較的背の高いリレーの半嵌合の検知をできるようにし、かつ、スペアヒューズの車両振動による欠落を防止できる自動車用の電気接続箱の提供を課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、ケース本体の上面にリレーおよびヒューズをそれぞれ嵌合保持する為の収容部を備え、該ケース本体にアッパーカバーをロック結合して被せる自動車用の電気接続箱であって、
上記ケース本体の上面に設けたリレー収容部にリレーが嵌合されて搭載されている一方、
上記アッパーカバーの上壁内面に、上記ケース本体のリレーの搭載位置と対応する位置に、該ケース本体側の下方に向けて突出するスペアヒューズ取付部を設け
記リレーが上記ケース本体の収容部に正規嵌合状態であると、該リレーの上端面と上記スペアヒューズ取付部の下端面の間に隙間が生じ、該スペアヒューズ取付部をリレーと非接触で、アッパーカバーをケース本体とロックできる一方、上記リレーが上記ケース本体に半嵌合状態であると上記スペアヒューズ取付部の下端がリレーの上端と干渉してアッパーカバーをケース本体にロック結合できず、リレーの半嵌合を検知できる構成としていることを特徴とする自動車用の電気接続箱を提供している。
上記構成により、ケース本体にアッパーカバーを組みつける時に、リレーの半嵌合状態を容易に検知して防止することができるうえ、正規嵌合状態のリレーとスペアヒューズとの間にはわずかなクリアランスしか形成されないため、走行時の振動等によりスペアヒューズが外れて欠落することを、リレーが下方から押さえて阻止し、スペアヒューズの欠落を防止することができる。
また、スペアヒューズの収容スペースをアッパーカバーの上壁内面側に設け、該スペアヒューズの欠落防止にリレーを利用しているため、別個に欠落防止のための部材を設ける必要がなくなる。
なお、リレーと同様な差し込み部品であるヒューズの上面と対向する位置やダイオードの上面と対向する位置にスペアヒューズ取付部を配置しても良い。しかしながら、装着するスペアヒューズの個数はさほど多くない場合には、自動車の組み立てラインで後付けされるリレーの上面に、まず、スペアヒューズ取付部を配置している。
上述したように、本発明に係る自動車用の電気接続箱によれば、スペアヒューズの収容スペースを、リレーの搭載位置とアッパーカバーとの間のスペースを利用して設け、リレーが半嵌合状態であれば、該リレーとスペアヒューズ取付部が干渉してアッパーカバーをケース本体にロック結合できないことにより、半嵌合状態を容易に検知して不具合を回避することができる。
また、アッパーカバーに嵌合保持されたスペアヒューズが、自動車の走行時の振動等を受けて嵌合状態がゆるんでも、スペアヒューズの下方には僅かなクリアランスをあけてリレーが搭載されているため、スペアヒューズの欠落をリレーで防止することができる。
以下、発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3は本発明の実施形態を示し、リレー20の半嵌合防止構造を備えた自動車用電気接続箱10を示している。
電気接続箱10は、ケース本体11と、該ケース本体11を収容するロアカバー12と、ケース本体11の上面に被せてロック結合するアッパーカバー13を備えている。ケース本体11の上面に、図2(B)に示すように、リレー20、ヒューズ21、コネクタ等を嵌合保持する多数個の収容部14を形成している。
上記アッパーカバー13の上壁13aの内面のうち、ケース本体11のリレー20の搭載位置に対応する位置に、図2(A)に示すように、スペアヒューズ22を着脱自在に嵌合保持するスペアヒューズ取付部15を形成している。このスペアヒューズ取付部15にスペアヒューズ22を嵌合保持させたアッパーカバー13をケース本体11に被せたときに、ケース本体11に正規嵌合されたリレー20の上面20aとスペアヒューズ取付部15の下端面15aとの間に僅かな隙間Sが形成されるように、アッパーカバー13の上壁13aは、上記スペアヒューズ取付部15に向かって上方傾斜させて必要十分な高さHを確保している。
また、アッパーカバー13の上壁13aの内面には、ヒューズプラー取付部16を設けると共に、その他の空きスペース17にレーザー印字を施してコーション表示している。
上記構成の電気接続箱1は、リレー20がケース本体11の収容部14に正規嵌合した状態であれば、アッパーカバー13を被せるときに、図1に示すように、スペアヒューズ22を嵌合保持したスペアヒューズ取付部15の下端面15aと、ケース本体11のリレー20とが互いに干渉し合わないため、アッパーカバー13のロック部18をケース本体11の被ロック爪19に係止して軽い力で互いにロック結合させることができる。
また、リレー20が正規嵌合されずに上方に浮き上がっている状態であっても、図3に示すように、アッパーカバー13を被せることにより、該リレー20の上面20aにアッパーカバー13に設けられたスペアヒューズ取付部15の下端面15aが当たって押し下げるため、リレー20を半嵌合から正規嵌合状態とすることができる。
一方、リレー20が収容部14に対して正規位置でかみ合わずに半嵌合状態となって浮き上がっている場合は、アッパーカバー13を被せたとき、リレー20にスペアヒューズ取付部15の下端面15aが当たり、アッパーカバー13を正規位置まで深く被せることができないため、ロック結合ができない、もしくはロック結合に無理な力を要することになる。従って、組立作業者は、半嵌合状態を容易に検知できるため、正規嵌合状態に修正して、通電しないなどの不具合を未然に防止し、品質向上を図ることができる
また、リレー20が正規嵌合状態にある場合でも、アッパーカバー13をケース本体11に被せたときには上記スペアヒューズ22と上記リレー20との間にはわずかな空間しか介在していないため、車の走行時の振動等により、スペアヒューズ22の取付部15への嵌合が緩んで落下しそうになっても、スペアヒューズ22の下方からリレー20が支持してスペアヒューズ22の欠落を防止することができる。
さらに、スペアヒューズ22用の抜け止め突起や、リレー20の半嵌合検知用の押さえ突起などを特別に設ける必要がないため、そのためのスペースも不要となるうえ、ケース本体11の上面全てをスペアヒューズ22以外の部品の搭載スペースに利用できるため、電気接続箱の高密度化、小型化の要請に応じることができる。
本発明の第1実施形態に係る自動車用の電気接続箱の部分断面図である。 図1に示す電気接続箱の、(A)はアッパーカバーの内面図であり、(B)はケース本体の平面図である。 図1に示す電気接続箱の、リレーが半嵌合状態のときの部分断面図である。 従来例の図である。 他の従来例の図である。 他の従来例の図である。
符号の説明
10 電気接続箱
11 ケース本体
13 アッパーカバー
14 収容部
15 スペアヒューズ取付部
15a 下端面
20 リレー
22 スペアヒューズ

Claims (2)

  1. ケース本体の上面にリレーおよびヒューズをそれぞれ嵌合保持する為の収容部を備え、該ケース本体にアッパーカバーをロック結合して被せる自動車用の電気接続箱であって、
    上記ケース本体の上面に設けたリレー収容部にリレーが嵌合されて搭載されている一方、
    上記アッパーカバーの上壁内面に、上記ケース本体のリレーの搭載位置と対応する位置に、該ケース本体側の下方に向けて突出するスペアヒューズ取付部を設け
    記リレーが上記ケース本体の収容部に正規嵌合状態であると、該リレーの上端面と上記スペアヒューズ取付部の下端面の間に隙間が生じ、該スペアヒューズ取付部をリレーと非接触で、アッパーカバーをケース本体とロックできる一方、上記リレーが上記ケース本体に半嵌合状態であると上記スペアヒューズ取付部の下端がリレーの上端と干渉してアッパーカバーをケース本体にロック結合できず、リレーの半嵌合を検知できる構成としていることを特徴とする自動車用の電気接続箱。
  2. 上記アッパーカバーはスペアヒューズ取付部に向けて上面を上方傾斜させた形状としている請求項1に記載の自動車用の電気接続箱。
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