JP4605143B2 - 車載用の電気接続箱 - Google Patents
車載用の電気接続箱 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4605143B2 JP4605143B2 JP2006296609A JP2006296609A JP4605143B2 JP 4605143 B2 JP4605143 B2 JP 4605143B2 JP 2006296609 A JP2006296609 A JP 2006296609A JP 2006296609 A JP2006296609 A JP 2006296609A JP 4605143 B2 JP4605143 B2 JP 4605143B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuse
- cover
- power supply
- fuse mounting
- spare
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Description
一方、電気接続箱内に装着するヒューズも、ヒューズ溶断時の交換等を行うメンテナンス時に、ヒューズ交換を行い易くするため、ケース本体の上面にヒューズ装着部が設けられている。
このように、ケース本体の表面にヒューズ装着部と電源部とが位置し、このケース本体の表面にアッパーカバーを被せて保護している。
例えば、特開平10−164732号公報(特許文献1)の電気接続箱では、ヒューズ装着部を覆うカバーを開閉自在とするのではなく、電源を覆う蓋部をヒンジを介して蓋部で覆っている。
詳細には、図7に示すように、リレーブロック1から内部に収容したバスバー2を外部に露出させていると共に、リレーブロック側壁1aからは該バスバー2を保護する蓋部1bをヒンジ部1cを介して突設させている。該リレーブロック1を外箱3に収容してアッパーカバー4を被せ、前記バスバー2と蓋部1bとを電気接続箱の外部に露出させた状態で、バスバー2と電源線wを電気的に接続して、ヒンジ部1cを支点として蓋部1bを閉めて、蓋部1bで電源線wとバスバー2との接続部分を覆っている。該電気接続箱では、アッパーカバー4を被せた状態で電源線wのメンテナンスができる構成としている。
あるいは、特開2004−215422号公報(特許文献2)の電気接続箱では、図8に示すように、ケース5にヒュージブルリンク6を収容して上方からアッパーカバー7を被せており、該ケース5の一側壁には開口5aを設け、該開口5aに蓋部8をケース5とは別体に取り付けて、メンテナンスの際には該蓋部8を開閉することによりヒュージブルリンク6の溶断の有無を確認している。前記電気接続箱では、ケース5とは別体に蓋部8を取り付けているため、部品点数が増加すると共に、溶断した場合には、アッパーカバー7を外してヒュージブルリンク6を取り出して交換しなければならず、作業性が悪い。
さらに、アッパーカバーにメンテナンス用のカバーを開閉自在に取り付け、該カバーを開いてヒューズ交換を行えるようにしたものもある。
このように、電源部が外部に露出していると、ユーザーが外部機器に電源部から電源を得られるように不正改造を行う恐れがある。
また、大電流が流れている電源部が露出すると、該電源部に注意してヒューズ装着部のメンテナンス作業を行わなければならず、作業負担が増える問題がある。
前記アッパーカバーは、前記ヒューズ装着部を覆うヒューズ装着カバー部を前記電源部を覆う電源カバー部と分離してヒンジ結合し、該電源カバー部を前記ケース本体にロック結合した状態で前記ヒューズ装着カバー部を前記ケース本体に開閉可能とし、かつ、
前記電源カバー部には、前記ヒューズ装着カバー部との分離端縁に沿って前記ケース本体の上面側へ突出する保護壁を設け、前記ヒューズ装着カバー部の開放時に前記電源部を前記保護壁で外部から遮蔽していることを特徴とする車載用の電気接続箱を提供している。
従って、特に、エンジンルームに搭載されている電気接続箱では、容易に電源カバー部を設けたアッパーカバーを取り外すことはできないため、ユーザーが電源部から電源を取る等の不正改造を防ぐことができる。
さらに、メンテナンス時に作業者が電源部に触れることがないため、安全性を高めることができると共に、電源部に注意を払いながら作業をしなくてもよいため、作業効率を向上させることができる。
また、前記保護壁はアッパーカバーから一体的に突設しているので、部品点数を増加させることなく、電源部を保護することが可能となる。
前記構成とすると、ヒューズ溶断時やヒューズを交換するメンテナンス時において、ヒューズ装着カバー部を開き、スペアヒューズ取付部に取り付けているスペアヒューズを使用することで容易にヒューズを交換することができる。従って、メンテナンスの作業性を向上させることができると共に、スペアヒューズの保管場所を不要とすることができる。
前記構成とすると、20A以下の通電量の小さなヒューズと20A〜70Aの通電量が大きいヒュージブルリンクのどちらも取り付けることができるため、電気接続箱の汎用性を高めることができる。
電気接続箱の小型化に対応した背の低い低背ヒューズを取り付けることができるため、狭いスペースに搭載する電気接続箱にも対応することができる。
二輪車では、特に、ユーザーが車体を改造することが多くみられるため、本発明の電気接続箱は、前述の不正改造を防止に対して有効である。
さらに、メンテナンス時に作業者が電源部に触れることがないため、安全性を高めることができると共に、電源部に注意を払いながら作業をしなくてもよいため、作業効率を向上させることができる。
図1乃至図6は本発明の実施形態を示す。
本発明の電気接続箱10は、二輪車に搭載するものであり、図1に示すように、ケース本体11と、該ケース本体11を収容するロアカバー12と、ケース本体11の上面に被せてケース本体11とロック結合するアッパーカバー13とを備えている。
該電気接続箱10からは、車内に配索するワイヤハーネスW1と、バッテリーに接続するワイヤハーネスW2と、内部回路材と先端のコネクタで接続しているワイヤハーネスW3を引き出している。
前記分割端縁13cは、アッパーカバー上壁13aに設けており、第1周壁13b−1から第4周壁13b−4に向けて延在している。また、アッパーカバー上壁13aには、該分割端縁13cの端部から、分割端縁13cに直交して第3周壁13b−3まで延在しているヒンジ部13dを設けている。該ヒンジ部13dで、電源カバー部15をケース本体11にロック結合した状態で、ヒューズ装着カバー14部をケース本体11に開閉可能に結合している。
該保護壁15aおよび保護側壁15bの先端はケース本体11の上面に当接しており、該保護側壁15bと保護壁15aが前記電源部11eを囲んで、ヒューズ装着カバー部14の開放時に電源部11eを外部から遮断している。
アッパーカバー13の周壁13bの下端には所定間隔をあけて後述するケース本体11の係止部11iと係止する枠状の被係止部13fを設けている。
ケース本体上面11kの第1周壁11a−1側には、複数のヒューズ装着部11hを設けていると共に、他側部にはリレー装着部11bを設けている。
ケース本体11の周壁11aには、アッパーカバー13の被係止部13fと係止する係止部11iを一定間隔をあけて設けている。また、周壁11aの内側に、所定間隔をあけて嵌合部11jを設け、後述するロアカバー12の突設部12dを嵌合してケース本体11とロアカバー12とを嵌合している。
前記周壁12bの一部を切り欠いて開口部12eとしており、該開口部12dから先端にコネクタを備える電線W3を引き出している。
ロアカバー12の周壁12bには、ケース本体11のロック部11jとロック結合する被ロック部12dを設けている。
よって、特に、二輪車の狭いエンジンルームに搭載されている電気接続箱10では、容易にアッパーカバー13を外せないことが多く、ユーザーが電源部11eから電源を採る不正改造を防ぐことができる。
さらに、メンテナンス時に作業者が電源部11eに触れることがないため、安全性を高めることができると共に、電源部11eに注意を払わなくてもよいため、作業がしやすくなる。
11 ケース本体
11e 電源部
11h ヒューズ装着部
12 ロアカバー
13 アッパーカバー
13a 上壁
13c 分割端縁
14 ヒューズ装着カバー部
14b スペアヒューズ取付部
14c スペアヒュージブルリンク取付部
14d スペアミニヒューズ取付部
15 電源カバー部
15a 保護壁
Claims (5)
- アッパーカバーが被せられるケース本体の上面に、ヒューズ装着部と、該ヒューズ装着部に隣接して電源部を備えている電気接続箱において、
前記アッパーカバーは、前記ヒューズ装着部を覆うヒューズ装着カバー部を前記電源部を覆う電源カバー部と分離してヒンジ結合し、該電源カバー部を前記ケース本体にロック結合した状態で前記ヒューズ装着カバー部を前記ケース本体に開閉可能とし、かつ、
前記電源カバー部には、前記ヒューズ装着カバー部との分離端縁に沿って前記ケース本体の上面側へ突出する保護壁を設け、前記ヒューズ装着カバー部の開放時に前記電源部を前記保護壁で外部から遮蔽していることを特徴とする車載用の電気接続箱。 - 前記ヒューズ装着カバー部の裏面にスペアヒューズ取付部を設けている請求項1に記載の車載用の電気接続箱。
- 前記スペアヒューズ取付部は、小型のミニヒューズを装着するスペアミニヒューズ取付部と大型のヒュージブルリンクを装着するスペアヒュージブルリンク取付部とを備えている請求項2に記載の車載用の電気接続箱。
- 前記スペアミニヒューズ取付部あるいは/およびスペアヒュージブルリンク取付部は高さの低い低背ヒューズを嵌合保持している請求項3に記載の車載用の電気接続箱。
- 前記電気接続箱は二輪車に搭載されるものである請求項1乃至請求項4に記載の車載用の電気接続箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006296609A JP4605143B2 (ja) | 2006-10-31 | 2006-10-31 | 車載用の電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006296609A JP4605143B2 (ja) | 2006-10-31 | 2006-10-31 | 車載用の電気接続箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008113534A JP2008113534A (ja) | 2008-05-15 |
JP4605143B2 true JP4605143B2 (ja) | 2011-01-05 |
Family
ID=39445733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006296609A Expired - Fee Related JP4605143B2 (ja) | 2006-10-31 | 2006-10-31 | 車載用の電気接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4605143B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3945758A1 (en) | 2020-07-29 | 2022-02-02 | Yazaki Corporation | Resin structure |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102331608B (zh) * | 2010-07-13 | 2013-10-30 | 泰科电子(上海)有限公司 | 光纤接线盒 |
JP5805997B2 (ja) * | 2011-05-24 | 2015-11-10 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱 |
JP7051252B2 (ja) * | 2020-01-16 | 2022-04-11 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱及び電気接続箇所のカバー構造 |
JP2021136700A (ja) * | 2020-02-21 | 2021-09-13 | 住友電装株式会社 | 電気接続箱 |
JP7406531B2 (ja) | 2021-11-11 | 2023-12-27 | 住友電装株式会社 | 電気接続箱 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0617325U (ja) * | 1992-07-28 | 1994-03-04 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱におけるカバー解除構造 |
JP2001286039A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-12 | Honda Motor Co Ltd | 車両用電気接続ボックス |
JP2004134278A (ja) * | 2002-10-11 | 2004-04-30 | Yazaki Corp | 電源供給ボックス |
JP2005185009A (ja) * | 2003-12-19 | 2005-07-07 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 自動車用の電気接続箱 |
JP2005204356A (ja) * | 2004-01-13 | 2005-07-28 | Yazaki Corp | 電気接続箱 |
JP2005353322A (ja) * | 2004-06-08 | 2005-12-22 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱のヒューズ装着構造 |
-
2006
- 2006-10-31 JP JP2006296609A patent/JP4605143B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0617325U (ja) * | 1992-07-28 | 1994-03-04 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱におけるカバー解除構造 |
JP2001286039A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-12 | Honda Motor Co Ltd | 車両用電気接続ボックス |
JP2004134278A (ja) * | 2002-10-11 | 2004-04-30 | Yazaki Corp | 電源供給ボックス |
JP2005185009A (ja) * | 2003-12-19 | 2005-07-07 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 自動車用の電気接続箱 |
JP2005204356A (ja) * | 2004-01-13 | 2005-07-28 | Yazaki Corp | 電気接続箱 |
JP2005353322A (ja) * | 2004-06-08 | 2005-12-22 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱のヒューズ装着構造 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3945758A1 (en) | 2020-07-29 | 2022-02-02 | Yazaki Corporation | Resin structure |
US11600977B2 (en) | 2020-07-29 | 2023-03-07 | Yazaki Corporation | Resin structure |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008113534A (ja) | 2008-05-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4605143B2 (ja) | 車載用の電気接続箱 | |
JP6224042B2 (ja) | 電気接続箱およびワイヤハーネス | |
JP5360582B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP4605136B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP5765636B2 (ja) | 付設ボックス付電気接続箱 | |
JP2011010423A (ja) | 電気接続箱 | |
JP5695975B2 (ja) | ヒュージブルリンク装着構造及び電気接続箱 | |
JP2012191711A (ja) | 電気接続箱 | |
JP4306602B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP2018093671A (ja) | 電気接続箱、及び、ワイヤハーネス | |
JP2019103215A (ja) | 電気接続箱 | |
JP5792564B2 (ja) | ヒュージブルリンク一体型ボルトブロック及び電気接続箱 | |
JP6034665B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP7443814B2 (ja) | 電気接続箱 | |
EP4160825A1 (en) | Terminal block | |
JP2008075547A (ja) | 電動圧縮機の過負荷リレー保持装置 | |
JPH11113137A (ja) | 電気接続箱 | |
JP7477490B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP5047581B2 (ja) | 電気接続箱、および該電気接続箱におけるワイヤハーネス配索構造 | |
US20220224094A1 (en) | Electrical connection box | |
JP7406531B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP2018037215A (ja) | 電池パック | |
JP4039018B2 (ja) | 自動車用リレーボックス | |
JP2004023813A (ja) | 電気接続箱 | |
JP5088946B2 (ja) | ジャンクションボックス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100315 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100511 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100712 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100907 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100920 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |