JP2005204356A - 電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】開口等からの接続箱本体内への水等の侵入を確実に防止する。
【解決手段】接続箱本体2にカバー3を回動自在に設け、カバーの回動基端寄りの側壁20から覆い壁18を接続箱本体に向けて突出形成し、接続箱本体の側壁9に、覆い壁を進入係合させるガイド係合部19を設けた電気接続箱1を採用する。覆い壁18を接続箱本体の側壁9とガイド係合部19との間で挟み込む。ガイド係合部19が覆い壁18の突出先端側を覆う。覆い壁18が回動先端側に向けて傾斜ないし湾曲した部分21を有し、ガイド係合部19が傾斜ないし湾曲した部分を係合させる傾斜部ないし湾曲部19bを有する。ガイド係合部19が接続箱本体の側壁9から突出した底壁27と、底壁に交差して側壁に対向した押さえ壁28とで構成される。接続箱本体2に、覆い壁18で閉止される開口16が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、カバーの壁部の外側への開きを防止して接続箱本体内への水等の侵入を防止した電気接続箱に関するものである。
図7は従来の電気接続箱の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
この電気接続箱61は、合成樹脂製の接続箱本体62と、接続箱本体62の内側上部に装着される電気部品であるヒュージブルリンク64と、接続箱本体62にヒンジ65を介して回動自在に設けられた合成樹脂製のカバー63とを備えるものである。
カバー63はヒンジ側を除く三方に深めの壁部66を有し、ヒンジ65は接続箱本体62の高く突出した壁部67に設けられ、ヒンジ65とは反対側の各壁部にロック手段としての係止アーム68と係合枠部69とが設けられ、接続箱本体62の側壁70には、カバー63の側壁66を内側に進入支持させる略L字状の突片71が設けられている。カバー63の側壁66はヒンジ側の部分で外側に開きやすいが、突片71によって接続箱本体62からの離間が防止される。
図8は従来の電気接続箱の他の形態を示すものである(特許文献2参照)。
この電気接続箱81は、小電流用のヒューズ82や大電流用のヒュージブルリンク等を装着する合成樹脂製の接続箱本体83と、接続箱本体83の下側に装着される合成樹脂製のロアカバー84と、接続箱本体83の上側に装着される合成樹脂製のアッパカバー(図示せず)とを備えるものである。
接続箱本体83は上部にヒューズ装着部85やヒュージブルリンク装着部86を有し、接続箱本体83の下部開口からヒューズ82やヒュージブルリンクに対する接続用の端子付きの電線87や導電金属製の板状のバスバー(図示せず)が装着される。
接続箱本体83の一側の壁部88には長手方向ほぼ中央において縦長の開口89が設けられ、例えば接続箱本体83内のバスバーの孔部にボルトとナットで締め付け接続する電源側の端子付きの電線(図示せず)が開口89内に装着される。各電線87はワイヤハーネスとしてロアカバー84の導出口90から外部に導出されて、図示しない車両側の電装品や補機等に接続される。
ロアカバー84の側壁91には、開口89に対する閉止用の覆い壁92が上向きに突出して一体に設けられている。覆い壁92は接続箱本体83の開口部両側のガイド突部93の内側にスライド案内されて開口89を封止する。
実開平3−104510号公報(第1〜3図) 特開2001−156469号公報(図1,図5)
しかしながら、上記図7の従来の電気接続箱61にあっては、カバー63のヒンジ側の開口72の開きが突片71で防止されるのみであるため、例えばカバー63の下側から水が強くかかった場合には、カバー63の側壁66と接続箱本体62の側壁70との間から水が接続箱本体62内に侵入しやすいという懸念があった。
また、図8に示す従来の電気接続箱81にあっては、端子付き電線とバスバーとをねじ締め接続するための開口89をロアカバー84の覆い壁92で塞ぐ訳であるが、例えば覆い壁92の上部と接続箱本体83の壁部88との間に隙間を生じやすく、アッパカバー(図示せず)で覆い壁92の外側を覆わない構造の場合には、その隙間や開口89の下部側から接続箱本体83内に水や塵が巻き込むように侵入しやすいという懸念があった。
本発明は、上記した点に鑑み、例えば下側からの強い水勢等によってもカバーの壁部が外側に開くことがなく、接続箱本体内への水等の侵入を確実に防止することのできる電気接続箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る電気接続箱は、接続箱本体にカバーが回動自在に設けられ、該カバーの回動基端寄りの側壁から覆い壁が該接続箱本体に向けて突出形成され、該接続箱本体の側壁に、該覆い壁を進入係合させるガイド係合部が設けられたことを特徴とする。
上記構成により、カバーを接続箱本体に閉止すると同時に、覆い壁がガイド係合部内に進入係合し、覆い壁の板厚方向外側への開きや、覆い壁と一体のカバー側壁の開きが阻止される。例えば高圧洗浄水や強風等の強い力が覆い壁の先端側(下側)から作用した場合でも、覆い壁や側壁の開きが防止されるから、覆い壁と接続箱本体の側壁との間あるいはカバー側壁と接続箱本体の側壁との間からの接続箱本体内への高圧洗浄水や塵等の侵入が防止される。
請求項2に係る電気接続箱は、請求項1記載の電気接続箱において、前記覆い壁が前記接続箱本体の側壁と前記ガイド係合部との間で挟み込まれることを特徴とする。
上記構成により、覆い壁と接続箱本体の側壁とが隙間なく密着して、接続箱本体内への防水性・防塵性が高まる。また、覆い壁が接続箱本体の側壁に接することで、接続箱本体内側への覆い壁の倒れ込みが防止される。
請求項3に係る電気接続箱は、請求項1又は2記載の電気接続箱において、前記ガイド係合部が前記覆い壁の突出先端側を覆うことを特徴とする。
上記構成により、覆い壁の突出先端側の部分と接続箱本体の側壁との間の隙間が外部に露出することなく覆い壁で覆い隠され、覆い壁の突出先端側からの高圧洗浄水や強風等がガイド係合部に当たって、隙間内への水や塵等の侵入が確実に防止される。
請求項4に係る電気接続箱は、請求項1〜3の何れか1項に記載の電気接続箱において、前記覆い壁が回動先端側に向けて傾斜ないし湾曲した部分を有し、前記ガイド係合部が該傾斜ないし湾曲した部分を係合させる傾斜部ないし湾曲部を有することを特徴とする。
上記構成により、カバーを一端側を支点に回動させて接続箱本体に閉止させる際に、覆い壁の傾斜部ないし湾曲部がガイド係合部の傾斜部ないし湾曲部にスムーズに進入係合する。例えば覆い壁が矩形でガイド係合部がL字状に直交する形状のものである場合には、カバーの回動途中で覆い壁の角部がガイド係合部に干渉してカバーの閉止がスムーズに行われない。ガイド係合部の傾斜部ないし湾曲部は覆い壁の回動先端側の傾斜部ないし湾曲部を覆って、回動先端側からの強い水勢や強風等に対する防御を行う。ガイド係合部内に浸入した水は傾斜部ないし湾曲部に沿って外側に流れ落ちる。
請求項5に係る電気接続箱は、請求項1〜4の何れか1項に記載の電気接続箱において、前記ガイド係合部が前記接続箱本体の側壁から突出した底壁と、該底壁に交差して該側壁に対向した押さえ壁とで構成されることを特徴とする。
上記構成により、押さえ壁と側壁との間にガイド溝が構成され、ガイド溝に覆い壁が挿入され、押さえ壁で側壁方に押されて密着する。底壁によって覆い壁と側壁との間の隙間が覆い隠され、覆い壁先端側からの水勢等は底壁に当たって防御される。ガイド係合部内に浸入した水は底壁に沿って外側に流れ落ちる(特に傾斜部や湾曲部がある場合)。
請求項6に係る電気接続箱は、請求項1〜5の何れか1項に記載の電気接続箱において、前記接続箱本体に、前記覆い壁で閉止される開口が設けられたことを特徴とする。
上記構成により、開口の下側に沿ってガイド係合部が位置し、ガイド係合部に覆い壁の突出先端側の部分が進入係合し、覆い壁の開きが防止されて、開口内への水や塵等の侵入が阻止される。覆い壁先端側からの水勢等はガイド係合部に当たって防御され、開口内への侵入が阻止される。開口を開けた状態で接続箱本体内に端子付き電線や後付けヒューズ等の電気部品がねじ締め等で装着される。
請求項7に係る電気接続箱は、請求項6記載の電気接続箱において、前記開口が前記ガイド係合部の最下部よりも上側に位置することを特徴とする。
上記構成により、ガイド係合部に沿って流れ落ちる水滴が開口内に浸入することなく外部に排出される。
請求項8に係る電気接続箱は、請求項1〜7の何れか1項に記載の電気接続箱において、前記カバーの回動先端側に、前記接続箱本体に対するロック部が設けられたことを特徴とする。
上記構成により、カバーが回動閉止されると同時にロック部で接続箱本体に係止される。カバーの回動時に回動基端寄りの覆い壁がガイド係合部に進入係合することで、カバーが接続箱本体に対して正確に位置決めされ、カバーのロック部と接続箱本体の被ロック部との係合が作業性良く確実に行われる。
請求項1記載の発明によれば、カバーの閉止と同時に覆い壁がガイド係合部内に進入係合し、覆い壁の開きが阻止されるから、例えば高圧洗浄水や強風が覆い壁の先端側(下側)に作用した場合でも、接続箱本体内への水や塵等の侵入が確実に防止され、接続箱本体内の電気的接続に悪影響(接触不良や短絡等)を及ぼすことがなくなり、電気的接続の信頼性が向上する。
請求項2記載の発明によれば、覆い壁と接続箱本体の側壁とが密着して覆い壁の開きが一層確実に防止されるから、防水・防塵性が向上し、請求項1記載の発明の効果が一層確実に発揮される。
請求項3記載の発明によれば、覆い壁の突出先端側からの高圧洗浄水や跳ね上げ水や強風等がガイド係合部に当たり、覆い壁内側へのこれらの侵入が確実に阻止されるから、防水・防塵性が向上し、請求項1記載の発明の効果が一層確実に発揮される。
請求項4記載の発明によれば、カバーの回動閉止に伴う覆い壁とガイド係合部との係合を傾斜部ないし湾曲部側からスムーズに行わせることができると共に、覆い壁の回動先端側からの高圧洗浄水等をガイド係合部の傾斜部ないし湾曲部で受けて、覆い壁内側への侵入を確実に防止することができる。また、ガイド係合部内に浸入した水を傾斜部ないし湾曲部に沿って流れ落とすことで、防水性が高まる。これらにより、請求項1記載の発明の効果が一層確実に発揮される。
請求項5記載の発明によれば、覆い壁がガイド係合部の押さえ壁で側壁に向けて押されて密着すると共に、底壁に沿って水滴が外部に流れ落ち、覆い壁内側への水等の侵入が確実に防止される。
請求項6記載の発明によれば、ガイド係合部で覆い壁の開きが防止され、覆い壁内側の開口内への水等の侵入が確実に防止される。覆い壁先端側からの水勢等はガイド係合部に当たって防御される。これらにより、開口内の端子やヒューズや回路等が確実に保護されて、電気接続箱の電気的接続の信頼性が高まる。
請求項7記載の発明によれば、ガイド係合部に沿って流れ落ちる水滴が開口内に浸入することなく確実に外部に排出されるから、防水性が高まる。
請求項8記載の発明によれば、カバーの回動時に覆い壁がガイド係合部に進入係合することで、カバーが接続箱本体に対して正確に位置決めされ、ロック動作が簡単且つ確実に行われ、カバーの閉止性が向上する。
図1は、本発明に係る電気接続箱の一実施形態を示すものである。
この電気接続箱1は、合成樹脂製のメインカバー(接続箱本体)2とアッパカバー(カバー)3とロアカバー(図示せず)とを備え、メインカバー2の上部にヒュージブルリンクやヒューズといった電気部品(図示せず)を装着し、メインカバー2の内部に上部開口4からリレー(電気部品)等を装着すると共に、下部開口からバスバー組立体5や合成樹脂製のアンダカバー(コネクタブロック)6を装着して構成されるものである。
メインカバー2は前後左右の壁部7〜10で囲まれて略矩形筒状に形成され、一側壁9側の上部に上壁11を有し、上壁11にヒュージブルリンク装着部12とヒューズ装着部13とを並列に有し、前端内側に例えば電源供給用のコネクタハウジング14を有している。なお、前後左右の定義はあくまでも説明の便宜上のものであり、電気接続箱1の取付方向とは必ずも一致するものではない。
メインカバー2の側壁(壁部)9には中央に大きな開口15が下側から切欠形成されると共に、メインカバー2の後端寄りで側壁9の上部に小さな矩形窓状の開口16が設けられている。中央の大きな開口15は、バスバー組立体5に後付けヒューズ(図示せず)を装着するためのものであり、後端上部の小さな開口16は、バスバー組立体5に端子付き電線(図示せず)の板端子をボルトとナットで締付接続させるためのものである。端子付き電線はメインカバー2の内側を通って下側の切欠開口17から外部へ導出される。
本実施形態はこの後端上部の小さな開口16に水や塵等が侵入しないようにするためのものであり、開口16に対応してアッパカバー3に鍔状の覆い壁18を垂下形成し、覆い壁18の下端縁に対応してメインカバー2の側壁9に縦断面L字状の比較的長いガイド係合部19を突出して設けている。
覆い壁18はアッパカバー3の側縁すなわち長辺側の垂直な短い一側壁20と同一平面に延長形成され、側壁20に続く前端側の略円弧状の湾曲部21と、湾曲部21に続く水平な下端部22と、下端部22から垂直に立ち上がった後端の垂直部23とで周縁を構成している。覆い壁18の外面には補強用のリブ24が設けられ、リブ24の下端24aは覆い壁18の下端22よりも少し上に位置し、カバー閉止時にメインカバー2のガイド係合部19に干渉しないようになっている。
アッパカバー3の側壁20は前後及び他側の壁部(周壁)25に同一高さで続き、各壁部20,25の内面側には段部(図示せず)が形成され、段部がメインカバー2の上端縁の段部26に係合して上部開口4を覆うようになっている。側壁20は垂直な覆い壁18に同一面で一体に続いている。
ガイド係合部19の最上部19aはメインカバー2の上端縁の段部26とほぼ同じ高さに位置し、アッパカバー3の側壁20をガイド係合部19の最上部19a内に係合可能となっている。ガイド係合部19は、メインカバー2の側壁9から直角に水平方向に突出した底壁(支持壁)27と、底壁27から垂直に立ち上げられ押さえ壁28とで縦断面略L字状に形成されている。
ガイド係合部19の最上部19aは後下がりに傾斜しつつ円弧状に湾曲した部分19bに続き、湾曲部19bは下側の短い水平な部分19cに続いている。平行な押さえ壁28とメインカバー2の側壁9との間に、覆い壁18に対するガイド溝29が構成されている。湾曲部19bに覆い壁18の湾曲部21が進入係合し、水平部(最下部)19cに覆い壁18の下端部22が進入係合する。
図2に示す如く、覆い壁18はアッパカバー3の一側方のみに一つ平板状に垂下形成され、覆い壁外面のリブ24の上端24bは側壁20よりも高く延長されて覆い壁18の反り等が防止されている。図1,図2の如く、アッパカバー3の覆い壁側の後端部には一対の係止枠部30が垂下形成され、係止枠部30とは反対側のアッパカバー3の前端部には可撓性の係止アーム(ロック部)31とその左右両側の保護リブ32とが設けられている。係止アーム31は下端に外向きの爪部31aを有している。
図3に示す如く、ガイド係合部19の下側の水平部19cはメインカバー2の開口16の幅方向中間位置で終端し、水平部19cの底壁27aは開口16よりも少し下側に位置している。水平部19cの終端19dはメインカバー2の側壁9の垂直な段部32に続いている。ガイド係合部19の下側で側壁9は少し凹状に窪んで段部32を構成している。
ガイド係合部19の水平部19cは開口16の幅の半分の長さで覆い壁18の十分な開き防止性(封止性)を発揮する。ガイド係合部19の傾斜状の底壁27に沿って水滴が流れ落ち、垂直な段部32に沿って真下に誘導される。水平部19cの底壁27aは開口16よりも下側にあるから、開口16内に水が逆流する心配がない。底壁27に水滴落下用の孔を設けることも可能である(但し下側からの水勢に対する浸入防止性は弱まる)。
図1,図3の如く、メインカバー2の開口16寄りの壁部(後壁)8の上部には、アッパカバー3の係止枠部30に対する一対の係合突起33が設けられ、反対側の前壁7(図1)の上部には、アッパカバー3の係止アーム31に対する係合凹部(被ロック部)34が設けられている。係合突起33は水平にやや長めに突出され、係合凹部34は枠状部35の内面側に形成されている。
図1において、メインカバー2の内部は中間の長手方向の垂直な隔壁(図示せず)で左右に区画され、一側方の空間の上部にヒュージブルリンク装着部12やヒューズ装着部13が位置し、一側方の空間に下部開口36からバスバー組立体5やアンダカバー6が挿入(装着)される。一側方の空間の中央に、バスバー組立体5の中央隙間37に挿通されるガイド壁38が垂下形成され、ガイド壁38にナット39が固定されて、ナット39に後付けヒューズ(図示せず)がボルトで締付固定される。
バスバー組立体5は一方の電源供給バスバー40と他方の絶縁配列バスバー41とで構成され、一方のバスバー40は板状に一体に形成され、中央のスリット42内に細幅のヒューズ部43を有し、ヒューズ部43を境に前半部の上側にタブ端子44、後半部に挟持端子45と板状の接続部46を有している。バスバー40の中央の孔部に例えばバッテリからの外部接続用の端子付き電線をねじ締め接続してもよい。
前端のタブ端子48はメインカバー2のコネクタハウジング14内に挿入されて例えばバッテリからの電源入力用のコネクタを構成し、中間のタブ端子44はヒュージブルリンク装着部12に挿入され、挟持端子45はヒューズ装着部13に挿入され、後端の板状の接続部46は開口16内に配置されて、孔部47にボルトを通して端子付き電線(図示せず)の板端子がナットで締付接続される。
他方のバスバー41は複数本の並列なバスバー本体を絶縁樹脂53で覆ったものであり、上側にヒュージブルリンク接続用のタブ端子49とヒューズ接続用の挟持端子50とを前側のバスバー40のそれらと対向して有し、下側に複数のタブ端子51を並列に有している。下側のタブ端子51はアンダカバー(コネクタブロック)6の各コネクタハウジング52内に挿入されてコネクタを構成する。左右のバスバー40,41は絶縁樹脂部のボス54で連結されている。
アンダカバー6の各コネクタ52には下側からワイヤハーネス(図示せず)のコネクタが接続され、ワイヤハーネスはロアカバー(図示せず)の内側に収容されてロアカバーの開口から外部(車両の電装品や補機といった負荷側)に導出される。メインカバー2の中央の開口15にはロアカバーの上向きの覆い壁(図示せず)がスライド式に被着される。
図4〜図6は、メインカバー(接続箱本体)2にアッパカバー(カバー)3を閉止させる状態を順に示すものである。
図4の如くアッパカバー3は後端側(覆い壁18寄り)の係止枠部30をメインカバー2の係合突起33に係合させた状態で係合突起33を支点(ヒンジ)として回動自在である。アッパカバー3は回動先端側が大きなヒュージブルリンク収容空間を存して背高となっている。図4の如くアッパカバー3を大きく開けた状態で、覆い壁18はガイド係合部19の上側に対向して位置する。メインカバー2の開口16の上部は覆い壁18の下側角部で少し覆われている。
図5の如く、アッパカバー3を閉める途中において覆い壁18のヒンジ側半部が開口16を塞ぐと共に、覆い壁18のヒンジ反対側の下端部がガイド係合部19内に進入しつつガイド係合部19の押さえ壁28とメインカバー2の側壁9との間すなわちガイド溝29内をカバー回動方向にスライド自在に移動する。
図6の如く、アッパカバー3を完全に閉止すると同時に、アッパカバー3の回動先端側の係止アーム31がメインカバー2の枠壁35内の係合凹部34に係合して、アッパカバー3がロックされつつ、回動基端寄りの覆い壁18が完全に開口16を塞ぎ、覆い壁18の下端部のヒンジ反対側半部と湾曲部21(図4)とがガイド係合部19内に係合し、且つ覆い壁18に続くカバー側壁20の一部がガイド係合部19の最上部19a内に係合する。
覆い壁18の外面は自由状態においてガイド係合部19の押さえ壁28の内面に接し、覆い壁18が押さえ壁28とメインカバー2の側壁9との間で挟み込まれる形となって、又は挟み込まれないまでも覆い壁18の外面が押さえ壁28の内面に近接して位置し、これらにより覆い壁18の板厚方向外側への開き(変形)が阻止される。
特に、下側や前後方向から強い勢いで水等(高圧洗浄水やスチーム洗浄水等)がかかった場合に、覆い壁18の外面がガイド係合部19の押さえ壁28の内面に当接して、覆い壁18の板厚方向外側への開きが確実に防止される。下側やヒンジ反対側の斜め前方下側からの強い水勢はガイド係合部19の底壁27にぶつかって跳ね返され、覆い壁18の内側への水の浸入が確実に防止される。
また、覆い壁18がガイド係合部19内に進入することで、アッパカバー3自体がメインカバー2に対して正確に位置決めされ、回動先端側の係止アーム31の爪部31a(図5)と枠壁35内の係合凹部34(図1)との係合が位置ずれなく正確に行われ、アッパカバー3の閉止作業性が高まる。
なお、ガイド係合部19の下側の水平部19cを後方に延長して覆い壁18の下部全体を進入係合させるようにすることも可能である。延長した水平部(図示せず)をさらに上向きに延長して、覆い壁18の回動時に干渉しない程度の長さの垂直部(図示せず)を後端側に設けることも可能である。本例においては図1,図6の如く覆い壁18の後半の露出した下端側部分は、メインカバー下部の湾曲状の鍔壁55が下側からの水勢を受け止めることで間接的に保護される。
上記実施形態においては、メインカバー2の側壁上部の開口16をアッパカバー3の覆い壁18で覆う構造にガイド係合部19を適用したが、ガイド係合部19は必ずしも開口16を有するものに限らず、開口16がない場合においても、アッパカバーの長辺側の側壁の開きを覆い壁18とガイド係合部19との係合によって阻止することが可能である。この場合、ガイド係合部の形状は図1の形態に限らず、水平部を真直に長く形成したもの等を使用可能である。ガイド係合部の縦断面(上下断面)図1の例と同様には略L字状で内側に水平方向のガイド溝を有することが好ましい。
また、図1の実施形態においては、アッパカバー3の係止枠部30をメインカバー2の係合突起33に係合させてヒンジ部を構成したが、アッパカバー3の後壁を可撓性のヒンジ部(図示せず)を介してメインカバー2の後壁8に回動自在に連結させることも可能である。
また、覆い壁18の回動先端に向かう湾曲部21を真直な傾斜部(図示せず)とすることも可能であり、その場合、ガイド係合部19の湾曲部19bも真直な傾斜部として形成されることが好ましい。
本発明に係る電気接続箱の一実施形態を示す分解斜視図である。 電気接続箱のアッパカバーを示す側面図である。 電気接続箱のメインカバー(接続箱本体)の要部を示す正面図である。 電気接続箱のアッパカバーを開いた状態の正面図である。 同じくアッパカバーを閉める途中の状態を示す正面図である。 同じくアッパカバーを完全に閉めた状態を示す正面図である。 従来の電気接続箱の一形態を示す斜視図である。 従来の電気接続箱の他の形態を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 電気接続箱
2 メインカバー(接続箱本体)
3 アッパカバー(カバー)
9,20 側壁
16 開口
18 覆い壁
19 ガイド係合部
19b,21 湾曲部
19c 水平部(最下部)
27 底壁
28 押さえ壁
31 係止アーム(ロック部)

Claims (8)

  1. 接続箱本体にカバーが回動自在に設けられ、該カバーの回動基端寄りの側壁から覆い壁が該接続箱本体に向けて突出形成され、該接続箱本体の側壁に、該覆い壁を進入係合させるガイド係合部が設けられたことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記覆い壁が前記接続箱本体の側壁と前記ガイド係合部との間で挟み込まれることを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
  3. 前記ガイド係合部が前記覆い壁の突出先端側を覆うことを特徴とする請求項1又は2記載の電気接続箱。
  4. 前記覆い壁が回動先端側に向けて傾斜ないし湾曲した部分を有し、前記ガイド係合部が該傾斜ないし湾曲した部分を係合させる傾斜部ないし湾曲部を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の電気接続箱。
  5. 前記ガイド係合部が前記接続箱本体の側壁から突出した底壁と、該底壁に交差して該側壁に対向した押さえ壁とで構成されることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の電気接続箱。
  6. 前記接続箱本体に、前記覆い壁で閉止される開口が設けられたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の電気接続箱。
  7. 前記開口が前記ガイド係合部の最下部よりも上側に位置することを特徴とする請求項6記載の電気接続箱。
  8. 前記カバーの回動先端側に、前記接続箱本体に対するロック部が設けられたことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の電気接続箱。
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